殆どの生物に存在する血液循環を担う器官で、同時に急所でもある大変重要な部位。
英語では「ハート(Heart)」と言う。
食材として扱われる場合「ハツ」や「ココロ」とも呼ばれる。ハツはハート、あるいは複数形のハーツが訛ったもの。
目次
概要
- MH世界には竜や龍を始めとした特殊能力を持つモンスター達が生息しているが、
彼らも代謝や循環などの生命活動をしているれっきとした「生物」である。
その為、素材として入手できるかはともかく、
どれだけ強大なモンスターでも基本的にはこの器官が存在する(はずである)。
体の構造的に持っていないかも知れないヤツはいるが。
- 心臓は重要な臓器のひとつだが、構造としては筋肉の塊である。
火炎袋や電気袋などのように特殊能力と結び付かないせいか、武具の素材として要求される事は滅多にない。
装備の素材として要求されるのは、脈動する爆心や不死の心臓など、特殊な性質を持った代物が多い。
トレジャーハンタークエストでモンスターの肉は食材としての需要がある事が判明しており、
特にディアブロスの心臓が食材として言及されている。
筋肉を食用可能なモンスターなら、「ハツ」としての需要があるのかもしれない。
- 実は、無印の頃から素材として登場している為、素材の部位としての歴史は古い。
ただ厳密に言えば、「心臓」と呼ばれる素材が登場したのは
MH3Gのグラン・ミラオスの素材としてが初である。- グラン・ミラオスが登場するまで、武具の素材として扱われる「心臓」は
モノブロスの「モノブロスハート」だけだった。
何気に、彼だけの専用部位素材だったのである。
MH3Gを皮切りに、心臓もしくは心臓かもしれない素材が幾つか発見されているが、
派生作品まで含めても、未だに種類は非常に少ない。
- グラン・ミラオスが登場するまで、武具の素材として扱われる「心臓」は
- MHXには食材に「アツアツハツ」というものが存在する。
何の心臓かは不明だが、ナグリ村の特産品であるらしい。
「心臓」の素材を持つモンスター
- 飛竜種
- モノブロス - モノブロスハート
ディアブロス - 角竜のハツ、ディアブロハート
ティガレックス希少種 - 脈動する爆心、驚異の大爆心
余談
- 休眠中だとよく分かるが、フルフルは胴体の中心部に赤い物が見える。
もしかしたら、これはフルフルの心臓なのかもしれない。
- 残念ながら心臓を狙って攻撃してもモンスターは即死したりはしないし、そもそも攻撃は届かない。
フルフルの心臓らしきものをランスや太刀でピンポイントで突いても、「胸」判定で処理されるだけである。
まぁそうなればこれを当てるだけのゲームになるが…- ただし、グラン・ミラオスのみ例外的に攻撃可能かつ部位破壊が可能。
胸のコアを破壊することで、コアと一体化している心臓にもダメージを与えることが出来る。
だがしかし、そこはやはり伝説の黒龍、心臓を破壊したら即討伐などという甘い相手ではない。
煉黒龍のそれは死してなお鼓動を続けるという規格外の性質を持った「不死の心臓」なのである。
また、ミラオスは遥か太古に一度は討伐されたと云われているがその後この心臓によって復活を遂げたという伝説がある。
もしこれが本当なのであれば、
異能の存在だらけの古龍種の中でも一際異彩を放つ、もはや生物を逸脱した特殊能力を持つといえるだろう。
- ただし、グラン・ミラオスのみ例外的に攻撃可能かつ部位破壊が可能。
- 部位破壊ではないが、モノブロスは落し物でモノブロスハートを落とすことがあったりする。
こちらはミラオスのようなトンデモ設定はないため、おそらく開発のユーモアか設定ミスであろうが、
元気に走り回るモノブロスの横で
地面に落ちてキラキラ光っている物体が心の臓だった時のハンターの驚きは想像して余りある。
確率で出るアイテムなため、一頭から心臓が二つ採れるなんてことも。
あまりにもシュールかつ突拍子もないためか、初代からかなりの年月が経った現在でも
理解に困る事柄を説明するときに「心臓を落とした奴が元気に生きてる世界だから」などと引き合いに出されることも。
- ダラ・アマデュラの胸部の部位破壊を達成すると、
破壊された剣鱗の奥から巨大なコアの外郭らしき部分が露出する。
赤々と点滅していることや、怒り状態時にこのコアから蒼白い粒子が漂い始めることから、
ダラ・アマデュラの心臓部とも言える部位の可能性もあるが、詳細は不明。
なお、「胸殻」と呼ばれる超硬度の甲殻に覆われているために肉質は極めて硬く、
およそ弱点と呼べるような部位ではない、どころか全部位でもトップクラスに刃が通りにくい。
討伐されると輝きを失って真っ黒になり、粒子の放出も止まる。
- MHP2G以前のラオシャンロンには、背中の剥ぎ取りできる部分の下辺りに「体内」という部位がある。
一番の弱点部位であることやその位置から「この部位はラオシャンロンの心臓ではないか」とする説がある。
- MH4には、アイテム説明欄に「脈動」とある素材が存在する。
明言はされていないが、これもそのモンスター達の心臓なのかもしれない。
- 素材として用いられる場合、どのような使い方をされるのかよくわからない部位のひとつ。
玉石や宝玉、紅玉のように武具に組み込むだけで力を発揮してくれるのだろうか?
そもそも玉石を組み込むだけで力を発揮する理由が謎であるが。
心臓には豊富な鉄分が含まれていたりするため、モンスター特有の血液成分や栄養分が心臓からたくさん採取でき、
それを利用しているのかもしれない。- ファンタジー作品では、竜や龍の心臓は高い魔力を秘めている…とされているが、
MH世界の生物にもそのような力があるのかは不明。
剥ぎ取られても脈動を繰り返す、拍動が強大な力を生み出すなどと解説されているものもあるため、
使いようによっては武具の強化に大きく貢献するのかもしれない。
- ファンタジー作品では、竜や龍の心臓は高い魔力を秘めている…とされているが、
- 生物の体の大きさと心拍数には密接な関わりがあり、一般的には体重の-1/4に比例するとされる。
ネズミの様な小動物は平常時でも一分間に400回、コウモリなら700回を超える。
逆に現実において最大の生物であるシロナガスクジラの心拍数は、少ない時だと1分間にわずか2回。
モンスターの心拍数を知る術は無いが、規格外な古龍種はともかく、
普通のモンスターの心拍数は普段は結構少ないのかも知れない。- 生物の寿命は一般的に心拍数とは逆で体重の1/4に比例し、
一生かけて心臓が脈動する総回数は全ての生物において共通していると言われている。 - 因みに人間は哺乳類の中では比較的体格の大きい種であるため、
心拍数は一分間に70回前後と比較的少ない方となっている。
- 生物の寿命は一般的に心拍数とは逆で体重の1/4に比例し、
- MHWorldでは、モンスターアイコンの下に心電図と思われる波形が登場。
これがモンスターの心臓の脈なのかもしれない。
基本的に緩やかで、怒ると激しくなり、弱ると微弱になるなど類似点も多い。- ちなみに、心電図だけならMHFのあるクエストにて登場したことがある。