アイテム/生肉

Last-modified: 2024-03-21 (木) 01:40:49

主に草食種のモンスターなどから剥ぎ取る事が出来る食用になる肉。
骨の周りに肉のついた、所謂「マンガ肉」の形をしている。

概要

  • 焼いて食糧にしたり、調合で毒などを塗り込んで罠にしたりできる。
  • 基本的には生肉のままでは食べられないが、
    お肉大好きが発動していれば生でも食べられる。
    肉焼きについては肉焼きセットを参照。
  • 生肉はフィールドに設置することができ、
    ハンター未発見状態の肉食モンスター(食欲旺盛なモンスターは戦闘中も)はこれを食べることがある。
    生肉の状態で罠の上に設置するなど、誘導アイテムとして活用することもできるが、
    調合で毒属性や麻痺属性を持たせることで食したモンスターに状態異常を発症させることが主な目的となる。
    • 調合する場合、
      • 毒テングダケ+生肉=毒生肉
      • マヒダケ+生肉=シビレ生肉
      • ネムリ草+生肉=眠り生肉
      となる。
    MHR(:S)では設置する際に放り投げることが可能になった。
    横回転しながら飛んでいく生肉はとてもシュール。
    また、同作の水没林にある水面に生肉を投げ込むと、
    肉食魚のキガニアが暴れ出してダメージゾーンを発生させられる。
    この利用法を想定したものとして、肉焼きができない生肉「支給用肉エサ」が登場した。
  • 設置された生肉系のアイテムを食べた際、特殊なリアクションが発生するモンスターもいる。
    例えば疲労状態のオドガロンに生肉を食べさせると
    上半身が赤熱し、口からはもうもうと蒸気を吐き出す「強暴化」状態になって
    より凶暴な連続攻撃を仕掛けてくるようになる。
    罠肉系で状態異常を起こした場合も状態異常はしっかり発動するが、食べた瞬間に強暴化状態にはなってしまう。
  • 初心者にありがちなミスとして、用もないのに間違えて生肉を地面に置いてしまう事がある。
    更に置いた生肉を拾おうとして追加で二個、三個と次々に生肉を地面に置いてしまうなんて失敗もある。
    残念ながら3秒ルールなど存在せず、一度置いてしまった生肉はもう拾う事は出来ない
    モンスターが罠肉を食べずに移動してしまう事が多々あるが、もったいなくても拾えない。
    草原に置かれたおいしそうなお肉は、近くにいた腐肉食のモンスターたちの食事になるか、
    時間経過とともに虚空へと消えゆくかである。
    • また、置いた生肉がリオレウスの炎ブレス等の直撃を受けようと、
      置いた場所が溶岩の周りのダメージエリアだったり火山ガスが噴き出る場所だったりしようと、
      決してこんがり肉やコゲ肉になったりせず生肉のまま存在し続ける。
      一体どういう作用が働いているのだろうか…。
  • 生肉が剥ぎ取れるのは基本的には小型モンスターからのみであるが、
    唯一ドスファンゴは、ボスモンスターでありながら剥ぎ取りで生肉を手に入れることが可能。
    • 一応リオス種をはじめとする一部のモンスターから取れるという肉や内臓などの部位は
      市場に高級食材として流通されているが、
      ハンターが実際にアイテムの形で剥ぎ取ることは出来ない。
      一方で、ハンターはリュウノテールホロロースなどと言った、
      大型モンスターから取ったと思われる食材を使った料理を食べることができる。
      討伐されたモンスターの素材は
      (ハンターに利用できるものを除いて)ギルドが回収しているという設定があるため、
      食材として市場に出回っているのはギルドによって回収された部位なのだろう。
    • モガの森で狩猟したモンスターについては例外で、リオレイアやガノトトスなどの大型モンスターから
      可食部と言われる素材を希少特産品として入手できる。
      世界観で語られる大型モンスターの高級食材をアイテムとして手元に残しておける、数少ない例である。
  • MH2とMHFでは、トウガラシと調合することでスパイシー生肉、
    そして氷結晶と調合することでクール生肉と言うものが作れる。
    これらはそのままでは使えないが、よろず焼きセットで焼くことで
    それぞれホットミートクーラーミートを作ることができるほか、ウルトラ上手に焼けば後ろに「G」が付く。
    残念ながら効果に関しては微妙なのだが…詳しくはそれぞれの記事を参照。
  • MHWorldではアプトノスとアプケロス、ケルビから手に入り、当該モンスター達も群れで動くので量は確保しやすい。
    一応だが罠肉の調合も可能だが、マップのシームレス&広大化に伴ってモンスターもロードを挟まず右往左往する上、
    目の前に敵が居るのに悠長に食事なんぞするワケが無いので、
    規定の移動ルート上に置いてから隠れて食らいつくのを待つ必要がある。
    • 身も蓋もないが、狩猟時にそんな手間を掛けるくらいなら
      最初からシビレ罠でも持ち込んで嵌めた方が効率的なので、使われる機会は殆ど無い。
      肉焼きも相変わらず可能だが、生肉をかまど焼き依頼して得られる携帯食料が便利すぎる故に
      こんがり肉の立場が薄れてしまっているので、ほぼロールプレイ用と言える。
      よって生肉共々、隠れ身の装衣を併用して探索時にモンスターの食事や睡眠を観察する際に使われるくらいである。
    • 但し例の食欲の権化に限っては戦闘中だろうと
      疲労状態なら目の前に罠肉を置かれるとハンターを無視して貪る為、有効な手段になる。
  • 各作品でのショップで買えるのは特売日や行商婆ちゃんの特別な品揃えなどの場合のみで、普通では取り扱っていない。
    ハンターならば欲しけりゃ狩ってこいということなのだろうか?
  • 当然だがモンスターからの剥ぎ取りで手に入れるのが基本のアイテムであり、
    フィールドの採取ポイントを漁れば生肉が手に入るなんてことは絶対にない。
    ……と言いたいところだが、実は過去に一度だけ例外があったりした。

余談

  • 現実世界では単に「肉」と言っても牛肉、豚肉、鳥肉、魚肉など種類によって区別される。
    実はMH世界でもこれは同様である。モンスターによって肉の味や食感、栄養価などは異なり、
    それに伴いどんな料理に適するか、単価はどれくらいかなども大きく変わる。
    しかし、ハンターは素材として使えりゃいいもしくは食えるならそれでいいという思考回路な上に
    焼く以外の調理をしないため、食用になるモンスターの肉は全部まとめて「生肉」として扱う*1
    (まぁ狩り場で料理している暇は無いので焼くだけで充分なのだが)
    はおろか、カツオですらハンターは区別しない。
    大雑把にも程があるが、まあ確かにグルメすぎるハンターもめんどくさい。*2
    ただし特別な部位の区別は心得ているらしく、ポポノタンホワイトレバーなどは生肉としては扱わない上に、
    頑なに食べようとしない。自分で得た高級食材なのに手を出さない辺り、変に律儀である。 ともかく、焼いて食べるだけで充足感を体で表現せずにはいられなくなるほどである。
    単に腹が膨れて満足なだけなのかもしれないが、モンスターの目の前でもポーズをかます程に味も相当に旨いのだろう。
  • 現実に似たような食用の生物がいるケルビやモス、ブルファンゴなどはともかく、
    *3によく似たポポや、はたまた恐竜型のモンスターであるアプトノスやアプケロスの肉というのは
    一体どのような味がするものなのか気になるところである。
    真面目に考察するなら、恐竜の肉は分類学的に言えば鶏肉に近いものになるのではないかとされており、
    草食のものなら臭みも少ないため食にも適する可能性があるとされる。
  • ハンターが余った生肉を売ろうとすると、肉の相場に関係なく一律の単価で取引されてしまう。
    中にはこれを利用し、本来は比較的高値で取引される筈の肉をハンターから安値で仕入れ、
    その肉を他人や店に転売する商人もいる。
    しかし専門家が同行する特別なクエストでは、肉の種類も細かく分類され、
    普段は「生肉」を剥ぎ取れないモンスターからも可食部位が手に入る。
    モガの村においても、定期的に村を訪れる交易船との取引に使うために、
    近隣の狩場で狩猟したモンスターから希少な食用部位を入手することもある。
  • ハンターにとって需要が高いだけあって、1000個以上もの大量の生肉を持っているハンターもいるとか。
    しかもいくら時間が経とうとも絶対に腐らないのはどうしたことか…。
    あの武骨なアイテムBOXには冷凍装置でも付いているのか?
  • 現在は元気ドリンコが手軽に量産できることもあり、肉類の需要は低下気味である。
    元気ドリンコは水中でも飲め、眠気覚まし効果もあり、作成は調合メニューでワンタッチ。
    対する生肉は食事モーションも長く、焼かねば食べられず、肝心の肉焼きはミニゲーム風で量産は困難。
    正直、シェア逆転はいばらの道である。
    • 公式もテコ入れの必要性を理解しているのか、MH3Gではお肉大好きという直球名称なスキルが登場。
      モガの森チャチャカヤンバに生肉を渡せば自動で焼肉の大量生産も可能になった。
      MH4Gでは裂傷の治療に肉系アイテムを割り当てるなど、新たなニーズの掘り起こしを図っている。
      また、MHXでは食事効果でスタミナが増えない組み合わせが多くなったため、めでたく需要が増加。
      クエスト開始時にモリモリ食う姿が見られるようになった。
      それでも戦闘の合間でもスタミナ補給に使いやすい元気ドリンコ、
      モンニャン隊のおかげで入手しやすくなった強走薬グレートに相変わらず押されがちだが。
  • 上記のように「生肉をうっかり置いてしまう」というのは初心者が皆通る道であるが、
    ぽかぽかアイルー村のアニメ版である「ぎりぎりアイルー村」の第5話では、
    主人公のニャイトが意味もなく道端に置かれていた生肉につまずいてしまい、
    偶然にも前方にあったモンスターの落とし物に衝突しそうになるという笑撃的なエピソードが登場。
    生肉を置いただろう素人ハンター(イメージ)に対して
    「こんなところに置く意味ないって…素人かっつーの!」と内心でぼやくという一幕がある。
  • ノベル版では放牧されたアプトノスの肉が出てくる。
    これは栄養価の高い餌で育てたアプトノスの肉で蕩ける様に美味いらしい。
    ただし美味いと感じるのは最初の数口目までであとはだんだんと脂がくどく感じるようになるという。
  • 余談中の余談だが、生肉は(シリーズによるが)一部の高台の上にも置くことができる。
    そして高台が壊れると、なんと生肉はその場に留まり続ける
    要は浮くのである。こんなところでも例の力が働くようだ。
    まぁそういった高台は大方、大型古龍専用フィールドにあったりするので、遊んでいる暇はないのだが。
  • 大事なことだが、現実世界で生肉を食べるということは自殺行為に等しい。
    生肉には人間の身体に悪影響を与える菌類が何兆個も生息しているからである。
    肉が大好きだからとか食通だからとか精神力の強さに自信があるだとかそんなのは関係無く、
    肉を食べるときは絶対に中まで調理してから食べるように。
    • 食事処で肉の生食メニューを目にすることもあるが、
      これはその為に無菌環境などの特殊な条件で生育されたものであり、
      然るべき役所の認可を受けなければ提供を許されていない。
      安全ではあるものの、念のため自身の体調を見極めてから食事するべきである。

関連項目

アイテム/生焼け肉 - 生焼け肉が出来た
アイテム/こんがり肉 - 上手に焼けましたー!
アイテム/こんがり肉G - ウルトラ上手に焼けましたー!!
アイテム/コゲ肉 - コゲ肉になってしまった
アイテム/肉焼きセット ‐ 焼きすぎ注意
アイテム/罠肉 - 毒テングダケ・マヒダケ・ネムリ草と調合
アイテム/クーラーミート - 焼いて氷結晶と調合(MH2では逆)
アイテム/ホットミート - 焼いて唐辛子と調合(同上)
アイテム/解毒ミート - MH2で毒生肉を焼く
アイテム/トロ肉 - 何故か焼けないし食べられない
スキル/肉食 - 生のままの肉を食べられるようになる
モンスター/草食種 - 主な供給源となるモンスター達。\生肉を入手しました/
モンスター/アプトノス - 草食種の代表格。その味はモンスター達のお墨付きである
登場人物/行商ばあちゃん - DLCの品揃えでは生肉を販売してくれる。


*1 旧作ではガブリブロースの様に明確に区別する肉もあった。
*2 第一「ポポの生肉」「ズワロポスの生肉」のように差別化されても、喜ぶ人間は極一握りだろう。メタ的に言っても容量を圧迫するだけだし。
*3 今でこそ食べないが、古代の人類がナウマンゾウなどを狩って食べていたのは有名な話である。