MH2から登場している魚系アイテムの一つ。
元々は素材アイテムとして登場したが、昨今のシリーズでは専ら精算アイテムとして扱われている。
目次
概要
- 全身眩い白金に輝く非常に珍しい魚。その希少性から高額で取引されている。
見つけるだけでも大変だが、比較的大型で力強いために釣り上げるのも一苦労。
アイテムとしての白金魚
- 初登場のMH2及びMHFでは上位素材アイテムの一つであり、武具の生産などに利用される場合もあった。
しかし、用途自体は極めて限定されており、ほとんど素材としての活躍を見せる事は無い。
何せMH2の時点でこれを素材として必要としたのはマカルパフードのみという体たらくであった。
サービス開始から幾度となくアップデートが繰り返されたMHFでさえ、
白金魚の素材としての出番はサービス終了時点に至っても数えるほどしかなかった*1。
あまりに少なすぎたために工房でも見切りをつけてしまったのか、
MHP2以降では精算アイテム扱いになり、素材アイテムとしての復権の兆しは見られない。
- 精算アイテムとなってからは、黄金魚の上位バージョンのような扱いをされる事となった。
売却価格もMH2(及びMHF)では770zだったが、
MHP2以降(精算アイテムとなってから)は1,500zと倍近くまで取引価格が高騰している。
しかし、素材としての用途が無くなったためにわざわざ面倒な釣りをしてでも入手する必要が無くなった。
おまけに黄金魚と違い、クエストのターゲットとしてもほとんど指定されない。
という事で、注目度はむしろ以前よりもダウンしてしまった。
精算アイテムであるがゆえに農場などでも見かける事は無く、当時の釣り自体の不人気さも手伝ってしまい、
注目度は数年に渡って下がり続ける一方であった。
- MH4の頃から
人知れず仕様が変更されていった。
まず水辺で見かける魚影が明らかに巨大化しており、白銀の体色もあって存在が非常に分かりやすくなった。
また、その大型の魚影と釣りのシステム自体の仕様変更により、
釣り餌やルアーに食いついてもそのままでは釣れず、抵抗するようになった。
レバガチャが必要なので、釣り上げるその瞬間まで油断してはいけない。
そしてMH4Gにてついに白金魚をメインターゲットとするクエストが登場。
ともあれ以前よりは白金魚に注目が集まる事となった。
ただし、この頃はまだ白金魚に対応するダンゴなどが存在しなかった*2ため、
いざ釣ろうとすると(釣り上げる際の仕様変更もあって)以前と同等かそれ以上に苦労する場合もあった。
- さらに時は流れてMHX、ついに黄金ダンゴに反応を示すようになり、釣り上げるのが少し簡単になった。
そしてそれとは別に、おそらく歴代で最も白金魚に注目が集まる事案が発生した。
それが上位のニャンタークエスト『孤島の釣り合戦!』である。- このクエストは端的に言えば孤島で白金魚を3匹釣って納品するだけという
一見釣りが面倒そうである点を除けば割と簡単なクエストなのだが、
「孤島というフィールド」「確定で乱入してくるガノトトス」そして「ニャンターの釣りシステムの仕様」が
三位一体となってプレイヤーに牙を剥く。
なんとなく水が豊富なイメージがある孤島だが、釣りをしようと思うと実はエリア10でしか釣りができない。
勿論白金魚もこのエリア10でしか釣れないわけだが、
このクエストでは開始から数分後に確定でガノトトスが乱入してくる。
当然釣りポイントのあるエリア10にも現れる。むしろそのエリア10からやって来る。
そしてニャンターはその仕様上アイテムを使用する事ができないのだが、
そのためにガノトトスがフィールド上に出現すると、
ニャンターが釣り糸を垂らすと自動的にカエル型のルアーが投げ込まれる仕様となっている。
普通にガノトトスを狩猟するならこの仕様は好都合なのだが、このクエストにおいては非常に厄介。
ガノトトスが気付いていなくても自動でルアーが変更されてしまい、
しかもガノトトスがエリア内から居なくなるまで変更する事ができない。
カエルのルアーでは普通の魚素材を釣る事はできないため、
必然的に白金魚はガノトトスがエリア内に居る限り釣れなくなってしまう。
それだけでなく「カエル」が水辺に投げ込まれる事で
それを餌と判断したガノトトスが否応なくこちらに寄って来てしまう。
完全に気付かれる前に引き上げてしまえばまだ良いが、
一度見つかってしまうと当然ガノトトスは警戒態勢に入ってしまい、
その結果ガノトトスがエリア10に居座る時間も長引く事になり、
やはりその間も白金魚を釣る事ができずに時間だけがどんどん消費されるという悪循環に陥る。
そして従来通り、白金魚が釣りポイントに姿を見せる確率も低いため、
仮にガノトトスが居なくなったとしても結局そのままではなかなか釣れないという事態も。
とどめと言わんばかりに、
エリア10で狩猟してしまうとガノトトスの「死体」に反応してルアーが強制的にカエルになるために
ガノトトスの死体が消滅するまでただただ待つことに…。
とにかく釣りに特化したニャンターで挑むか、ガノトトス対策をしっかり講じて挑むかしなければ、
最悪まともに釣りをする事もできずに時間切れでクエスト失敗、などという事態にもなりかねない。 - 倒す以外に対策するなら、黄金魚狙いの術を覚えたニャンターで乱入する前に釣ってしまうか、
もしくはガノトトスを敢えて釣り上げてからこやし玉で別エリアに追い払うことになるだろう。
しかし、後者はしばらくするとまたエリア10に戻ってきてしまうのでその都度追い払う必要がある。
ハンター(ニャンター)からすればもう少し大人しい形であってほしかったと思わなくもない。 - このクエストは端的に言えば孤島で白金魚を3匹釣って納品するだけという
環境生物としての白金魚
- MHWorldでは魚全般が「環境生物」という存在として扱われており、
白金魚も釣りだけでなく「捕獲用ネット」なるアイテムで捕らえることが可能になった。
更に、低確率で出現する巨大魚として「ドス白金魚」というドス個体が登場している。- 龍結晶の地の探索中にNPC「孤高の魚類調査員」が居た場合、話しかけると依頼が発生し、
白金魚1匹を捕らえる重要バウンティが追加される。
龍結晶の地では釣りポイントが2か所あるが、エリア8のベースキャンプ(候補地)が判りやすい。
エリア7のポイントにも2匹いるのでそこで釣るのも良い……が、位置取りを誤ると主任に轢かれるので注意。
誘いをかけると逃げ出してしまうため、眼前に垂らして落ち着いて釣りたいところ。
見事達成するとバウンティの報酬の他、食材「大王イカ」が選択できるようになる。- なお、この時の魚類調査員の発言によると白金魚は「あちらの大陸には居ない」らしい。
上述の通り各ナンバリング作品に登場しているため、同一世界であった場合は齟齬が生じている。
- なお、この時の魚類調査員の発言によると白金魚は「あちらの大陸には居ない」らしい。
- 今作で白金魚が出現するのは、全フィールド中上記2か所のみという意外な希少性を見せている。
バウンティがあるので一度も釣らないという人は少ないだろうが、
ドス白金魚はこの2か所しかない釣り場に低確率でしか現れないため
他の激レア環境生物も目じゃないぐらいの低遭遇率を誇る。- MHW:Iでは、追加された渡りの凍て地のエリア8にも出現するようになった。それでも3か所とは…
- 龍結晶の地の探索中にNPC「孤高の魚類調査員」が居た場合、話しかけると依頼が発生し、
- システム的に白金魚を釣り上げる事自体は調査ポイントの加算となり、
同時に新登場した「白金のウロコ」が換金アイテムとして得られる。
このウロコは従来より高額な2,000zで売却可能である。
ドス白金魚からは「白金の大ウロコ」が得られ、売値は10倍の20,000zで金のたまごと同額の逸品である。
余談
- 名前には「金魚」とはあるが「白(い)金魚」というわけでなく、
小金魚やドス金魚などとは特に関係ないと思われる。
MH4以降の魚影を見てもやはり彼らのような「金魚」とは程遠く、アロワナ以上の大型魚である。 - その上、その体色や黄金魚の存在、そして滅多に入手
されないできない事の弊害か、
一部のプレイヤーからは「白銀魚」と勘違いされている事がある。
確認のために記しておくが、この記事で紹介しているのは「白金魚」であり、
読みは【しろきんぎょ】でも【はくぎんぎょ】でもなく【はっきんぎょ】である。- 「白金」とは言うまでもなく「プラチナ」の事である。
無論、プラチナは「銀」よりも「金」よりも値打ちは高い。
黄金魚より希少で高値で取引される白金魚にはある意味で当然の称号と言える。 - ただし英語版では初登場の時からこの魚の名前はSilverfishである。
アイテムの説明文もA rare fish made of pure silver.(純銀の体色を持つ希少な魚)であり
プラチナ要素が皆無の銀色の魚と訳している。
どうやら海外向けには体色の方に名称を合わせたらしい。
- 「白金」とは言うまでもなく「プラチナ」の事である。
- 初登場時は素材アイテムであったが、時代を経て精算アイテム扱いとなったアイテムとしては、
他に魚竜のキモ、朽ちた龍鱗、狂竜結晶などが存在する。
この中では白金魚は最も登場作品が多いが、MH4までは最も用法が少なく*3
最も影が薄かったと言っても過言ではなかった。