MH4から新しく登場した精算アイテムの一つ。
概要
- 甲虫種や鋏角種に属するモンスターが、特定の行動を起こした時に分泌するフェロモン物質。
簡単に言えば「竜のナミダ」などと同じポジションである。
精算アイテム扱いなので武具の素材としては使えない。
- 「フェロモン」が何なのか説明すると、「生理活性物質」という生物に影響を与える化学物質の一種で、
生物の体外に放出後、そのフェロモンを吸った同種生物の他の個体の行動や生理に影響を与える物質のことである。
異性に自分の存在を教える「性フェロモン」や、
アリなど社会性昆虫が巣の仲間に餌の位置を教える「道しるべフェロモン」などが有名。
よく似た生物学の化学物質で「ホルモン」があるが、
こちらは体外に分泌せず、生成した生物個体の体内で情報伝達に用いられる物質である。
- 上位以上のクエストではより濃厚な「女王のフェロモン」が入手できる。
「女王」と名前が付いているのにアルセルタスからも普通に入手できる。
アルセルタスはゲネル・セルタスのフェロモンによって使役されており、
また登場ムービーのように直接体内にフェロモンを注入される個体もいることを考えると、
アルセルタスから女王のフェロモンが採れるのはそういうことなのかもしれない。
しかし、女王のフェロモンを投与されているにもかかわらず生存できているという事は、
その個体は随分な強運の持ち主だったという事だろうか?
せっかく生き残ったのにハンターに狩猟されてしまうとは、哀れな…。
- ネルスキュラからも入手できるが、セルタス種から得られるものと全く同じ物質なのかは不明。
現実世界のクモの仲間には、他種の生物のそれと酷似した成分のフェロモンを分泌し、
それに誘われてきた獲物を捕食するという種も存在するが、
同じ事がネルスキュラもできるとすれば…。
もっとも、ネルスキュラの強さはアルセルタスと比較するならばともかく、
ゲネル・セルタスより上かというと微妙ではある。
あるいは、生息域が被っているのはそういうことなのかもしれない。
- 開発者によると、ゲネル・セルタスのフェロモンを注入されるとアルセルタスは
「アドレナリン(興奮状態を発生させる体内ホルモン)の分泌が全開となって、雌に従順となる」そうで、
それによって雌に対する極度の興奮状態にすることで雄を洗脳しているようだ。
なお、このように内分泌形に与えるフェロモンを「プライマーフェロモン」と呼び、
ヒトも「性周期同調フェロモン」という女性の月経を周囲と同調させるプライマーフェロモンを分泌している。
- フェロモンといえばMH3(G)にて先に「強烈なフェロモン」というアイテムが登場している。
こちらも入手に甲虫種のモンスターが関わってくるが、それ以外は特に関係は無い。
因みに強烈なフェロモンはピンクの虫系素材のアイコンだったのに対し、
兵隊のフェロモンは黄色の液体系アイテムのアイコンとなっている。
- アルセルタス及びゲネル・セルタスが続投されたMHXでも入手できるが、説明文が4から変更されていない。
そのため、ネルスキュラが登場しないにもかかわらず「鋏角種」の記述がある。
ゲーム内で存在しない種族に首を傾げたプレイヤーもいるのではないだろうか。
またMHXは上位以降にしか入手できる種がいないのに兵隊のフェロモンが入手できる。早い話が、ハズレアイテム。- MHXXではネルスキュラが復活したため、上記の「鋏角種」の記述の問題は解決した。
また同作で初登場したアトラル・カは同作のラスボスではあるもののあくまで甲虫種なので、
同様に女王のフェロモンを落とす(兵隊のフェロモンは落とさない)。
- MHXXではネルスキュラが復活したため、上記の「鋏角種」の記述の問題は解決した。
- MHRiseでは新たに登場した鋏角種であるヤツカダキとともに「兵隊のフェロモン」「女王のフェロモン」が復活した。
新たに説明文が変更されたのだが、
Ver.1.1.2現時点で大型モンスターが登場していないためか甲虫種の記述が消されている。
関連項目
モンスター/アルセルタス
モンスター/ゲネル・セルタス
モンスター/ネルスキュラ
モンスター/ヤツカダキ
モンスター/アトラル・カ