アイテム/滅龍弾

Last-modified: 2024-03-27 (水) 17:09:41

ボウガンの弾の一種。
龍属性を宿した属性弾なのだが、他の属性弾と異なる、独特な部分が非常に多い。

目次

概要

  • 高い龍属性と貫通効果を持つのが大きな特徴。
    反面、所持数が限られている。リロードも遅く、反動も大きい。
  • 古代文明の産物なのか使えるボウガンが限られており、使う機会は意外と少ない。
    弾性能としては貫通効果を持ち最大で5回ヒットする。
    MHP2G以前はヒット間隔が長く全ヒットは困難だが、
    MH3以降はヒット後に急激に弾速が遅くなる性質を持っており、全ヒットは容易、
    と言うより1部位に集中ヒットする事が多くなった。
    • 調合レシピはカラ骨【大】×龍殺しの実、成功率は75%。
    • MH2までは弾は20発持てるが実を2つしか持てず、MHP2以降では実を20持てるが弾は3発しか持てない。
      結局のところ一人22か23発までしか撃てないことになる。
      • ただしMH3では、弾20発+実10個で最大30発撃つことができる。
        また、MHXでは弾3発+実10個で最大13発しか撃つことができない。
    • MHXXに至るまで「普通のボウガンでは扱うことさえできない謎の弾。」という説明書きだった。
      狩りに生きるの文中に普通に登場してるところからもその性能は広く知れ渡ってると考えられるが、
      もしかしたら性能が分かっているのに並のボウガンではうまく扱えない性質が“謎”なのかもしれない。
      • MHWorldではついに説明文が変化。龍封力の説明が入り、謎の弾ではなくなった。
  • 関連性は不明だが、カンタロスガンナナホシ大砲などの
    虫や甲虫種のモンスターの素材で作られたボウガンは滅龍弾に対応している物が多い。
    虫の素材に何か重大な秘密が隠されているとでもいうのだろうか?
    逆に考えると龍が忌み嫌う弾丸であるため、
    竜や龍の素材で作られたボウガンでは使用するのが難しいのかもしれない。
    しかし、鉱石ベースのボウガンでも牙獣種のボウガンでもやっぱり撃てる物は少ない。
    さらに古龍種であるオオナズチのライトボウガンや、
    龍属性に弱いシェンガオレンのヘビィボウガンが滅龍弾に対応しているのも不思議である。
    • MH3以降では以前と比較して多くのボウガンが対応するようになった。
      武具工房の技術が進んだと言うことだろうか。
  • MHWorld以降ではクエスト中にアイテムの補給が可能になり活躍の場が……と思いきや、
    キャンプに戻るぐらいなら他の弾に特化した装備で戦闘を続けた方が圧倒的に速く討伐できる。
    フィールドに自生している龍殺しの実も多いとはいえず、
    持ち込み数という大きな壁をクリアできない限りはメインの弾に据えるのは難しいと言えるだろう。
  • シリーズを通して見られる特徴は、
    扱いづらいが、龍属性が有効なモンスターに対しては暴力的な性能を発揮する」という点。
    効かない相手には何もできないが、相手を選び、適切に扱う事で、
    他の弾丸では実現不可能な、凄まじい火力を叩き出す事が出来るという特徴は、
    特殊な性質を持ち、他の属性弾より属性値が高い傾向にある滅龍弾では顕著に見られる。

シリーズ別の特徴

MH~MH4G

  • 初期のシリーズ(MHF含む)では着弾時の微少ダメージ以外はボウガンの攻撃力の影響を受けない
    弾丸自体の入手性や装填数の少なさ、激しい反動などを考えると実用性が極めて低い。
    せいぜい一部の古龍種の角破壊フラグを立てるために撃ち込むくらいしかまともな用途が無い。
    • 無印の頃は一部モンスターの龍耐性が極端に低い上に、
      武器自体の攻撃力が低めだったこともあり、相対的に強力な弾丸だったものと思われるが、
      武器が強くなり肉質が見直されたMHG以降もほとんど性能が変わらないままだった。
      なお、無印とMHGではオンラインのハード以降でないと滅龍弾を撃てるボウガンは生産自体が不可能。
    • MHP2Gのチャチャブーの奇面をベースにした弩は滅龍弾を2発速射できる。
      実質威力は1.7倍ほどになるが、それでも使い所を見極めるのが難しい。
      ラオシャンロンやシェンガオレンが相手でさえ貫通弾のほうが効果的なことも多い。
  • MH3では対応パーツが増え素材含め持込数が増え全体的に強化された。
    チャチャブーのボウガンは無くなってしまったが、
    代わりにアルバトリオンの素材から作られるカオスウイングのバレルを用いれば速射も可能。
    さらに着弾時に弾道が変わるようになり、これによって多段ヒットを狙いやすくなった。
    連発数+1発動時のその強さはリオレウス、リオレイア、ウラガンキンをあっという間に沈めるほどである。
    やはり反動はかなり大きいが、威力の高さに見合ったものとも言える。
  • MHP3でようやくボウガンの攻撃力による威力の変動に対応した。
    さらに属性強化スキルを二重にかけられるようになり、かなり強化された。
    所持数は3発になっているが、超特化状態の滅龍弾速射の装備で調合分まで持ち込むと、
    上位の龍属性に弱いモンスター(ウラガンキン等)がソロでも10分を余裕で切るという状態になっている。
    アカムトルムでさえ大きな隙だけ狙って滅龍弾の速射と頭への通常弾だけで余裕の10分針安定である。
    龍を滅する弾は強大な覇竜すらも凌ぐのである。
  • 滅龍弾速射は拡散弾速射と同じく古代文明の技術によって可能になったと思われる。
    事実、チャチャブーのボウガンは古代文明の遺物が組み込まれて実現されている。
    MH3では古の龍素材によって実現されているが、単体では弾非対応。
    拡散弾速射と同じく、謎が多いのだろう。
    MHP3ではイビルジョー
    MH3Gではそれに加えジンオウガ亜種グラン・ミラオスの素材を用いたボウガンが対応している。
    前者は、最初こそ不明だったが後に龍属性エネルギー生成器官を持つことが判明、
    素材が龍属性の滅龍弾と相性がよかったからだと思われる。
    • MH4では、誰もが考えなかった予想外な1丁が滅龍弾速射に対応している。
      次第に滅龍弾速射も身近な技術になっているようだ。
      その割に解説文は謎の弾のままだけど。

MHX(X)

  • MHXでも相変わらず謎の弾だが、新たにLV2滅龍弾が登場した。
    従来の滅龍弾(LV1)を遥かに上回る威力の龍属性ダメージを発生させるが、
    武器内蔵弾として特定のボウガンでのみ扱う事ができ、
    調合による補充もできないので継戦力に難がある。
    • ちなみにLV2滅龍弾追加のためか龍殺しの実の持ち込み数が減り、
      調合分と合わせて13発しか撃てなくなってしまった。
      LV2滅龍弾が内蔵されている銃であれば追加で5発撃つことができるが、
      両Lvともに今作では速射補正が0.6倍となり、速射での威力が大きく減退している。
      滅龍弾特化銃にとっては大きな痛手となっている。

MHW(:I)

  • MHWorldでは性質が大きく変化した。
    まず、一発撃ってみればすぐに分かるが弾速が遅いめっちゃくちゃ遅い
    具体的に言うとライトボウガンの武器出し状態の歩行速度とほぼ同じである。
    遅すぎて真っすぐ飛べないのか、弾道は緩やかに放物線を描く。それでも良く飛んでる方だが。
    機会があったら、トレーニングエリアなどで発射してカメラ角度を変えてみよう。
    小さなペンシルロケットのようなものが不可思議なほどの低速で飛んでいくのが観察できる。
    この特性から、普通の弾の感覚で照準を合わせるとまず当たらない。
    ヒット後も弾速を維持したまま貫通していくため、
    拘束手段とセットにする、動きが止まる大技を先読みして撃つなどの工夫が必要となり、
    まともに実用するのはかなり厳しいと言わざるを得ない。
    そしてもう1つの変化はヒット数が凄まじく上昇したこと。
    モンスターの全長を貫くように撃ってみると、その低速と相まって大量のヒットを発生させていく。
    貫通弾とは比較にならない回数のダメージ値がモンスターの体内からポコポコ飛び出すが、
    飛距離にともなって威力が下がっていくらしく、後半は微弱なダメージに留まる事が多い。
    • 威力低下があるとはいえ、龍属性がしっかり通る部位に狙って撃てばそれなりのダメージが期待でき、
      イビルマシーンエンプレスシェル・冥灯に属性特化したスキルや装衣を組み合わせれば
      短時間で凄まじいダメージを叩き出す事も可能。
      ただ、前述の低弾速のせいで相手が動くと
      弾が体内から出て空中に置いてけぼりになるためヒット数を発揮しきれない。例の力学は今日も絶好調のようだ。
      大きな隙を狙ったり動きを封じる策を用意するのも含め、
      扱いに習熟を要するのは今作でも変わっていないと言える。
      また、ヒット数が多い分1hitの属性値は他の属性弾より低く、龍属性強化LV2で上限に達してしまう。
    • 今作では龍封力も付与されているが、肝心の古龍戦ではほぼ役に立たない。
      というのも、龍封力はダメージが入らないと機能しない事、
      龍封力が有効な古龍達の弾丸無効バリアでダメージが無効化される事、
      そしてヒットしても弾速が低下しない性質の3点が合わさった結果、
      有効部位を突き抜けてバリアが有効な部位にまっしぐらして無効化されてしまうという、
      本末転倒な現象が起こるためである。
      そして、バリアの影響が及ばない部位は頭と尻尾のみで、尻尾は細い…もうお分かりであろう。
      龍封力目的で使うとなると真正面から至近距離で古龍の顔面にぶちかます以外の方法は無い
      それも5,6発はクリーンヒットさせないと効果を発揮しないため、物凄く危険な立ち回りとなる。
      そんなことできる腕があるなら、
      同じ条件下で顔面にダイレクトに直撃させられる散弾を使ったほうが良く、
      結論としては滅龍と言いつつ、
      基本的には龍属性が通る古龍以外のモンスター向けの弾丸と化してしまっている。
    • かなりの巨体を誇り、龍属性が多少なりとも通るマム・タロト戦では結構有用だったりする。
      尻尾や後脚の辺りから角度を合わせて撃てば、弾が飛んでる間はほぼずっとヒットするようなもので、
      3や4程度の小さなダメージでもかなりの数のヒットとダメージが期待出来る。
      そもそも物理弾が効きにくいこともあるので、持ち込めるボウガンなら所持して損はない。
      とはいえ第一弱点属性の電撃弾には敵わないので、これと併用できるボウガンが好ましいが。

MHR(:S)

  • 本作でもまた性能が大幅に変更され、1ヒットのみになった。
    その変化によりモーション値が大幅上昇。LV3通常弾の約1.4倍ほどの高さとなっている。
    その代わりか属性値自体は下がっている模様。
    弾数は相変わらず少ないが、瞬間火力の高さが売りとなった。
    また、弾速も他の属性弾と同等まで引き上げられている。
  • 他の属性弾もそうだが、貫通滅龍弾が追加。と言うよりこちらの方が過去作の滅龍弾の性質に近い。
    こちらは貫通弾同様に貫通した長さだけヒットするようになっている。
    弾数が少ないのは変わらないが、ヒット数の多さもあって龍弱点のモンスターには大きなダメージを与えられる。
  • 龍封力と言うシステムはオミットされ、それに相当する新たな性質などもないため、
    どちらの弾丸も本質的には単に龍属性ダメージを与えるだけと言う性能に留まっている。
  • MHR:Sでも基本的な性質は一緒。
    本作では属性弾・属性貫通弾がスキルなどテコ入れでかなり猛威を振るい、
    滅龍弾・貫通滅龍弾もその恩恵をフルに得られるのだが如何せんモンスターの体力増に比較して弾数が少なすぎる。
    流石に毎回キャンプに戻っていては他の弾を撃っていた方が早いので、
    こちらはおそるべき瞬間火力の高さを活かした運用をするとよいだろう。
    • 幸いヘビィボウガンの方は、(貫通)滅龍弾と他の主力弾を使えるものが揃っており、
      普段は主力弾で立ち回り、チャンス時に溜め撃ちなどで龍弱点に滅龍弾をぶち込むと言った面白い運用ができる。
      ライトの方は速射対応ガンがいくつかありはするが、他の弾で立ち回れるような性能をしていないのが痛い。

MHF

  • MHFではG以降でも旧来の仕様である。
    ただでさえ固定ダメージがインフレに付いていけない状態なので、
    純粋なダメージ目的で滅龍弾に出番が回ることは無い。
    しかし、少々事情が変わったのは、MHF-G7における超越秘儀の実装時。
    この時期にはもはや滅龍弾など話題のタネにすらならないレベルまで落ち込んでしまっていたが、
    超越化中にモンスターへ滅龍弾を撃ち込み続けることで、
    六華閃舞【龍】を発動させることができるのである。
    もちろん、龍属性がある程度効くモンスター相手であることが大前提だが。
    必ずしも20発当てる必要はなく、
    ある程度龍属性を蓄積できればあとは通常の物理弾で六華閃舞発動段階まで持っていけば、
    属性の優先順位より、きちんと龍属性で発動してくれる。
    • ただし、属性の中でも特に優先順位の高い火炎弾、
      徹甲榴弾、拡散弾や砲熱照射などの火属性を伴う攻撃手段を使用してしまうと、
      ほぼ確実に六華閃舞【火】へと化けてしまうので注意。
      あちらはあちらで便利な効果(定期的な強制怯み)ではあるが。
    • ちなみに滅龍弾が完全に産廃化していた時期(今でも六華閃舞が絡まなければそうだが)でも、
      新たに実装されるボウガンが滅龍弾に対応しているというケースは少なくなかった。
      実用性云々と言うよりも、関連する属性や系統を示すフレイバー要素という面が強いか。

龍爆撃弾

  • MHFに登場する進化武器ヘビィボウガン専用。
    フォワード.4で登場した滅龍弾の強化版とも言うべき弾。
    一度に5発までしか所持できない。
  • 弾は発射すると放物線を描いて飛んでいき、着弾するとその場に強烈な龍雷の塊を生み出す。
    なかなかにインパクトがあるが、一撃そのものは軽い。
    龍爆撃弾は長時間発生することでモンスターに多段ヒットで大ダメージを狙う弾丸なのである。
  • 龍爆撃弾はダメージの計算式がやや複雑。
    • 固定20ダメージ+龍属性(60+LV)+龍属性(120+LV/4)×15ヒット
    となっており、例えば限界のLV100まで強化した進化ヘビィボウガンで発射すれば、
    固定20ダメージと龍属性305*1最大で15ヒットさせる。
    G級進化武器では具体的な計算式は不明ながら、威力が更に強化される。
    龍属性ダメージが主体なので、龍属性に弱いモンスターに使おう。
  • 龍爆撃弾自体は進化武器がきっちり鍛えてあれば非常に強いのだが、
    如何せん入手に難があるのと所持数が少ないため、
    積極的に活用するハンターはあまりいないのが実際のところ。
    上方修正を望むにしても、エンドコンテンツである進化武器専用の弾丸であるという懸念材料も見られ、
    結局の所、G級&辿異進化武器でどこまで強化されたのかが具体的に判明する間もなくサービス終了を迎えてしまった。

余談

  • プラットフォームによってはフォントが潰れがちなので、『減気弾』の「減」の字とごっちゃになり易い。
    『滅龍弾』は「減(げん、減らす)」ではなく「滅(めつ、滅ぼす)」である。

関連項目

アイテム/属性弾
アイテム/弾丸
システム/武器内蔵弾


*1 近接武器、弓に置き換えると龍属性3050となる