アイテム/竜のナミダ

Last-modified: 2024-03-17 (日) 15:01:59

竜が特定の条件を満たした時に落とし物としてこぼす涙。MH2から登場。

概要

  • 「特定の条件」とはモンスターによって様々。
    食事を終えたとき、爆音に驚いた時、空から落とされた時、壁に突っ込んだ時、釣り上げられた時、
    罠にかかった時、モリで突かれた時等々…。
    どう考えても涙を流す状況ではない時でも落とす時は落とす。心臓内臓器官よりはマシだが…。
    ブラキディオスの粘菌の中から見つかることもあり、
    ウカムルバスに至っては、咆哮時に落ちてくる氷塊の落下跡からこれが採取できることも。
    砂上でも水上でも、水中でも普通に拾えてしまうので、どうやら液体では無い。
    明らかに液体を拾う例もあるが。
    • 固有アイテムとして登場するバサルモスの涙は、目の近くにできる結晶だそうなので、
      言うなれば汎用アイテムの竜のナミダも、
      各飛竜の体液に共通する何らかの成分が目のあたりで結晶化した塊なのだろうか。
      これなら粘菌やら氷塊やらから出てくる事も一応説明はつくが…
      イラストなどになった事がないため詳細は不明である。
      • 「こぼす」は「液体状・粉末状・粒状」の物体が
        あふれたり流れ出た様を表す言葉なので、それの何れかの物体だと思われる。
    • フルフル、ギギネブラ、ゴア・マガラ(MH4系列, MHR:Sのみ)の落とし物もこれである。
      殆んど退化しているが一応フルフルには目があり、
      ゴア・マガラは成長したあかつきには発達した目を持つのでそこまで不自然ではない…か?
      その目のある成体になると涙を落とさなくなるけど。ギギネブラについては知らん。
    • 因みにアイコンヒレ等と同じ、竜が寝そべった様なモノ。少なくとも液体ではない
      (MHWで新造される前の)頭や尻尾、など結構な大きめな素材にも使われるアイコンである。
      …もしかしたら我々が想像しているより大型の物体かも知れない。
  • 基本的には落とし物から拾うものだが、作品によっては死に真似中のゲリョスから剥ぎ取れる事がある。
    剥ぎ取りで手に入るアイテムとして微妙だが、損な訳でも無いので有難く頂戴して置こう。
    勿論、起き上がり時のカウンター暴れには巻き込まれない様に。
  • 精算アイテムだが、採取で手に入る物より高価。より高値で売れる竜の大粒のナミダも存在する。
    MHF-Gでは、これよりさらに上のグレードである竜の虹色ナミダというものも登場した。
    意外にも現状本編シリーズではG級、MR級のナミダは登場していない。
    G級ともなると大粒でも完全にハズレである。
    • ちなみにこの竜の大粒ナミダ、シリーズによっては表記が
      「竜の大粒ナミダ」か「竜の大粒ナミダ」でぶれる事がある。
  • サブターゲットとして、各種のナミダが指定される場合も多い。
    もっとも、相手によっては落し物を狙うこと自体が難しかったり、
    落し物を拾う隙が無く逃げ回ってる間に時間切れで消滅したり、
    こんな時に限ってレア素材ばかりで肝心のナミダが落ちなかったりと、
    いざ狙うとなると、部位破壊や乗り成功よりも難易度が高いのは言わずもがな。
    ナミダを落としたいのはハンターの方である。
    出たら出たらでまた苦情がでるヤツもいるのだから世知辛い話である。
  • 汎用という事で、落としたモンスターによって大きく印象の異なるアイテムである。
    竜のナミダならその落とし主がドスランポスでもライゼクスでも同等に取引されるし、
    竜の大粒のナミダであればドスジャギィだろうがイビルジョーだろうが同一の物として扱われる。
    まぁいちいち別個に扱っていては容量を圧迫してしまうが。

余談

  • 大体イメージは付くと思うが、現実における涙*1
    眼球の保護を主な役割とした体液のこと。涙液(るいえき)とも言う。
    元を辿ればであり、毛細血管からほぼ水分のみを抽出した液体である。
    "ほぼ"とあるのはたんぱく質や、抗菌成分のある酵素「リゾチーム」などを僅かながら含んでいる為。
    涙腺から分泌されて眼球を通った後涙点に入り、最終的に喉でまた吸収される。
    涙と聞くと"頬を伝って流れる滴"をイメージしがちだが、目を濡らしている液体そのものが涙である。
    モンハン世界のモンスターの涙には、結晶化するほど豊富に
    血中からの成分が含まれているのだろうか。
    ミもフタもない言い方をすれば「目ヤニ」ということである。
  • 海外では「ウソ泣き」を意味する「Crocodile tears(クロコダイル ティアーズ。意味:ワニの涙)」
    ということわざがある。
    これは
    『冷徹な捕食者であるクロコダイル(ワニ)は涙なんて流さない→そのワニが涙を流す→ウソの涙=ウソ泣き』
    という発想だが、実際はワニも涙を流す。
    ただ人の様に痛みや悲しみではなく、ゴミが入った時や目の病気の時など目を保護する目的で流す様だ。
    別の説では『ワニの涙(=目元)のすぐ下には鋭い牙の生えた口がある』
    ということから偽りの涙や同情を表すのだという発想も伝えられている。
    またトカゲの中には血の涙を飛ばす猛者もいる。
  • MHSTではジンオウガの角を無理矢理切断しようとして、
    それを嫌がったジンオウガが放電しつつ涙を流し、その涙を慌ててビンに回収しようとするシーンがある。
    この涙の正体が竜のナミダなら、やはり液体なのだろうか?
    ちなみにジンオウガの落とし物条件は本編では超帯電状態の解除であり、MHSTではダウン中に追撃することである。
    なのでどちらの条件にも合わないこの涙は案外普通の涙なのかもしれない。
    • MHSTの作中ではアイテムとしての竜のナミダは登場しない。
      その代わりに「澄んだ小粒ナミダ」、「清らかなナミダ」、「清澄な大粒ナミダ」というアイテムが登場する。
      MHSTに精算アイテムの概念はなく、手に入れたアイテムは全て持ち帰ることが出来る。
      しかしこれらのナミダは売る以外に使い道がなく、素材にも納品にも使えない。
      ちなみにナミダは凶気化モンスター限定のドロップアイテムなのだが、
      アイテムの説明欄には『モンスターが落とした結晶。雑貨屋などで買い取ってもらえる。』としか書いてない。
      どうして凶気化モンスターが落とすのか、そもそもどういった物質なのかも全く持って不明である。
      少なくとも結晶なので液体ではなさそうではあるが…。
      • ちなみにストーリーが進むとストーリーの中ではこれらのナミダ系アイテムを入手する機会が失われる。
        その為全アイテムをカンストまで収集するなどのやり込みを行う場合は、
        留まって凶気化モンスターを狩り続けるかクリア後に行ける追憶の塔に登場する
        上位個体の凶気化モンスターを討伐する必要がある。
  • MHP3以降は竜以外の種族も泣くようになり、
    牙獣種には「牙獣のナミダ」と「牙獣の大粒ナミダ」が、
    両生種には「ガマのナミダ」と「ガマの大粒ナミダ」がそれぞれ存在する。
    いずれも竜のナミダより価格は安いが、それでも結構な高額で精算出来る。
    ラージャンの大粒ナミダであろうとドス鳥竜の大粒のナミダより安価で取引される…何か腑に落ちない。
    • 逆にゴア・マガラはMHXで竜のナミダを落とさなくなった。
      その代わりに、ギルドへの提出が義務付けられるようになった狂竜結晶を落とすようになっている。
  • バサルモスとポカラドンは、これとは別に「涙」と名につく素材を、
    ベルキュロスは「涙石」という素材を専用素材として持っている。
    また、MHFには飛竜種の汎用素材の1つに「飛竜種の涙」という素材がある。
  • MHP2Gの雪山トレジャーの中に「古龍の涙」という運搬トレジャーがある。
    ポイントは8,000ptと(雪山では)破格の数値。ポッケクォーツドドブラリンゴの実に八倍という代物で、
    これ目的にリタイアマラソンが繰り広げられる事もあるとか無いとか。
  • タンジアの受付嬢であるキャシー曰くブラキディオスが落とした竜の大粒のナミダは、
    大きさや色や形も彼女のアレに似ているらしい。
    大きさはともかく色や形までアレに似ているとは、流石に女性とはいえ何だかリアクションに困る話である。
    そもそも色が同じという事は竜の大粒のナミダはそういう色をしているのだろうか?
    謎は深まるばかりである。

関連項目

アイテム/ヤド真珠 - 甲殻種版ナミダ
アイテム/龍秘宝 - 古龍種版ナミダ
アイテム/古龍の涙 - 本来の意味での古龍種版ナミダ?
アイテム/兵隊のフェロモン - 甲虫種・鋏角種版ナミダ
アイテム/なわばりのフン - 一部牙獣種用の類似アイテム
アイテム/狂竜結晶 - Xシリーズにおけるマガラ科専用の類似アイテム
アイテム/眼
システム/精算アイテム


*1 淚、涕、泪とも書く