アクション/回転攻撃

Last-modified: 2024-02-18 (日) 11:16:02

主に大型モンスターが得意とする、身体を回転させて周囲に向けて行う攻撃。

目次

概要

  • 肉弾攻撃の一種であり、間合いを詰めたり足元に飛び込んだりすると高確率で使ってくる。
    特にガード手段を持たない剣士に対して脅威となる攻撃である。
    モンスターによって型や威力、追加効果や範囲等が異なるので、モンスター毎に対応を替える必要がある。
  • ハンターも回転攻撃と言える技をいくつか持っている。
    片手剣などの回転斬り、ハンマーのムロフシなどが代表的。

モンスターの回転攻撃の例

尻尾回転

  • 一番よく知られているのは、鳥竜、二足歩行の飛竜・獣竜によく見られる、
    足を軸にして横に回転し、尻尾を使って周囲を薙ぐ技。
    詳細はこちらを参照。
    • 「尻尾回転」とは言うが、例えば
      アルセルタスの様に爪を振り回したり、ガムートの様に鼻で薙ぎ払ったり、
      ホロロホルルの様に翼で叩いたりとバリエーションが微妙に異なるケースもある。
      「足部を軸にして横に回転し、周囲を薙ぎ払う」と言う仕様はシステム的には同じ理屈である。
  • 海竜種に見られる尻尾回転は、首を捻って噛み付いた後ワンテンポ置いて尻尾で打ち払う二段構え。
    海竜種特有のモーションだったが、MHP3以降のイビルジョーも、
    これと似たような二段構えの回転攻撃を行うようになった。
    ゴア・マガラマガイマガドなどマガラ骨格の一部モンスターも、
    回転噛みつき→尻尾なぎ払いの攻撃を持っている。
    また、海竜種と同様の骨格を持つ古龍種シャンティエンも、
    MHF-GのPV第2弾でこのとぐろを巻くような攻撃を見せている。
  • アビオルグ剛種が用いる必殺技も一種の尻尾回転だが、
    最初の回転でハンターを膝崩れやられ(スキルでも防げない特殊な気絶状態)に陥らせ、
    二回目の回転で空中にかち上げ、最後に爆撃ブレスで全員吹き飛ばす、
    三段構えのコンボ攻撃となっている。

横回転攻撃

  • ティガレックスラージャンゴウガルフなど四足歩行のモンスターに見られるのは、
    力を溜めるか大きく振りかぶる予備動作の直後、一気に身体を一回転させて周囲を弾き飛ばす行動。
    回転する方向はほとんど決まっており、終わったと思っても踏み込むのが早いと
    終わり際の攻撃判定に巻き込まれたり風圧に当てられたりする事がある。
    • ラージャンの場合、怒り中や激昂個体は各種行動の後にバックステップかこれを繰り出すパターンが多い。
      特に剣士で頭狙いの時に、離脱が遅れるとこれに巻き込まれてしまう。
      間の悪いことに滑空ローリングアタックと気光ブレスの次に威力値が高い(デンプシーより上)ので当たりたくない。
      • ラージャン特異個体と赤き金獅子は回転と同時に衝撃波を放ってくるため攻撃範囲が広い。
        ガンナーは近づき過ぎない限りそうやられることはないが、万が一当たったら即死かギリギリ瀕死である。
    • 特にティガレックス特異個体はこれを2連続で使用し、回転直後に超咆哮を放つ
      チャンスと思ってすぐに斬りかからないように。
    • 同じ骨格構造を持つナルガクルガはティガレックスとはまた別のモーションでの回転攻撃を持つが、
      MHSTでは伝承の儀で別のモンスターから技を継承すると、
      受け継いだ技によってはティガレックスと同じモーションの回転攻撃をすることがあった
      本編では決して拝めない光景だけに斬新だと思ったプレイヤーも多かっただろう。
  • ザボアザギルのように、回転攻撃とブレスを組み合わせて放つ者もいる。
    近距離攻撃であるはずの回転攻撃が一気に広範囲殲滅攻撃と化すため、
    予備動作の間に何らかの対策を取る必要がある。
  • 海竜種の中でもMHXに登場したタマミツネは、この回転攻撃を必殺技とする。
    前方に巨大な泡を一発、続けて3wayの泡を発射、
    そして大きく飛び跳ねたかと思った途端、桃色の泡を纏い、回転しながらハンターを圧し潰す。
    見た目はとても洗濯機みたい美しいが、威力がとても高く、
    飛びかかりから回転までが一瞬のため、予備動作を把握していなければもれなく被弾する。
    直前の泡を食らって泡やられ【大】になっていれば尚更避けづらくなる。
    MHRiseの個体も引き続き使用するが、予備動作中に泡を放たなくなり、
    その代わり回転攻撃を繰り出してくるタイミングが早まっている。
    • MHST2では、この攻撃モーションは「水月」という名称になっている。
      概ね原作と同じモーション(泡を吐くモーションがオミットされている)で、威力が尋常でなく高い点もそのまま。
      加えて、この攻撃は2回攻撃の2回目に必ず繰り出してくるため阻止が難しく、
      全体攻撃であるために下手をすると一撃でPTが壊滅する恐れがあるという非常に恐ろしい攻撃となっている。
      地味に状態異常に対するチェイサー効果もあるらしく、
      やけど状態を誘発する攻撃を行ってくる天眼タマミツネの繰り出す水月は通常個体以上の脅威となる。
      • なお、敵専用の技であり、残念ながらオトモンは使用することができない。
  • MHXXに登場した二つ名モンスター、鏖魔ディアブロスも一際危険な回転攻撃を行う。
    それは、頭から赤い蒸気を発しながら溜めた後、角で地面を抉りながら回転するというもの。
    威力がぶっ飛んでおり、当たれば確実に瀕死の重傷、もしくは即死の危険性がある。
    それが超特殊許可ともなればもはや絶望的で、防御力1000ほどで精霊の加護が発動しても蒸発してしまう
    さらに酷い事にこれは多段攻撃であり、生半可なガードやジャスト回避、イナシでは捌ききれない。
    超特殊許可は必ず限界のキングサイズの個体が現れる為、攻撃範囲にさらに磨きがかかってしまっている。
    範囲の都合上、脅威となるのは剣士に対してだけで、ガンナーは安全圏である。
  • バルファルクは翼脚で突き刺し攻撃を行った後、翼脚を使った回転攻撃を繰り出す。
    攻撃範囲が非常に広いため、咄嗟に攻撃範囲の外に離脱するのは大変である。
    Riseで登場した奇しき赫耀のバルファルクはこれを上位から繰り出してくる。
    • MHR:Sで登場した傀異克服バルファルクにいたっては画面が真っ赤に染まるほどの龍気をチャージし、もう片翼からジェット噴射しながら回転攻撃を繰り出す大技を持つ。
      傀異克服バルファルクの大技で、追撃で繰り出す突き共々すさまじい威力を誇る危険な攻撃になっている。

横転

  • グラビモスバサルモスグレアドモス転倒モーションがそのまま一種の回転攻撃になっている
    但し、MH4で再登場したグラビモスとバサルモスは転倒時の判定は無くなった。
    • MH4以降のグラビモスとバサルモス、及びMHFのバサルモス特異個体は能動的にこの横転攻撃を行う。
      バサルモス亜種は桃色の鉱石を回転と共に振り落とし、
      バサルモス特異個体はついでとばかりに毒ガスもまき散らす為、剣士は迂闊に手が出せない。
      MH4G以降のバサルモスは、突進から続けて転がってくる行動を身に付けている。
  • また、ロアルドロスチャナガブルはゴロリと真横に転がってくる事もある。
    幸い尻尾の方には当たり判定が存在しないので、急いでそこに逃げ込めば避けられる。
    逆に間違えて顔の方に行くとしっかり当たってしまう。
    ロアルドロスに至っては、横転しながら飛び込んで来るという派手な技も使う。
    • MHFに登場するクアルセプスは横転しながら結晶を撒き散らす攻撃をする他、
      ポカラドンはロアルドロスと同じモーションで回転攻撃を行う。
    • このような横転攻撃は「デスロール」と呼ばれることもあるが、
      実際のワニが行うデスロールは「噛みついたままグルグル回って獲物を食いちぎる行動」であり、
      横転体当たりとはまったく異なる行動である。
      モンハンでいえばスクアギルが行う吸血攻撃がそれに近い。
      かなりエグいが何故ハンターは平然としていられるのか……

大回転攻撃

  • ドボルベルクが行うハンマー投げのような尻尾回転攻撃、
    もしくはザボアザギルが膨張時に繰り出す転がり攻撃のこと。
    攻撃の形態は大きく異なるが、いずれも公式の名称である。
    詳細はこちらを参照。

ローリングアタック

  • ウラガンキンラングロトラに代表される、身体を丸め、転がって突進する攻撃。
    ラージャンは地上を転がらず、空中を転がるようにして突撃してくる。
    詳細はこちらを参照。

サマーソルト

滞空回転攻撃

  • 古龍種のうち、クシャルダオラアルバトリオン(MH3)が飛行時のみ行う。
    飛行時に回転し、頭を振り回して周囲をなぎ払う技。
    アルバトリオンのそれは氷属性が付与されており、さらに尻尾でもなぎ払う2段構えとなっている。
    MHP3以降、アルバトリオンに関しては地上モード時限定技として、
    龍雷を纏い回転しつつ相手を吹き飛ばす大技が追加された。
    • アルバトリオンは他にも攻撃判定がある回転する動作はあるが、
      それは回転離陸なので別のものとして扱う。

回転突進

  • 回転攻撃と突進行動を組み合わせた変則的な攻撃。
    錐揉み回転しながら地を掠めるように突撃してくる。
    回転の力が加わっているためか、ただの突進と比べて威力や速度が高い、当たり判定が広いなどの傾向が見られる。
    地面からわずかに浮いているためか、罠の類を素通りしてくる場合もあるので注意。
  • 大元は水中の海竜種が使う強突進。
    機動力が落ち、緊急回避のできない水中で放ってくるため、
    ガードのできない武器種にとってはかなりの脅威となる行動である。
  • 地上で初めて使用したのはMHXXの天眼タマミツネ
    判定が広い上に多段攻撃になっているため、下手にカウンター行動を取ると逆に狩られてしまう。
    予備動作が似ているもう一つの大技もあり、見誤れば一発で危機に陥る。

その他

  • これらの型にはまらないような回転攻撃を仕掛けてくるモンスターも多い。
    • ウルクススは円を描くような軌道で回転滑走し、周囲を薙ぐ攻撃を持つ。
      乗り状態の暴れモーションの〆にもこれを繰り出す。
      大雪主の場合は、数字の「6」を逆に書くような軌道で滑走するパターンもある。
    • 鎧裂ショウグンギザミはヤドに爪を噛ませ、振り抜きながらその場で回転して周囲を薙ぐ攻撃を持つ。
      ディノバルドの尻尾大回転をオマージュした技である。
    • ヤマツカミは回転しながら降下してきて対策を取るのに遅れたハンターを一挙に打ち払う。
      また、MHFのヤマツカミ始種は縦に回転してガスを叩き付ける攻撃を持つ。
    • 水中でのチャナガブルはいきなり棘を出し、そのまま回転して周囲を串刺しにしてしまう。
    • ヴォルガノス亜種の特異個体は右足で踏み込んだ後、それを軸に一回転し尻尾で薙ぎ払う。
      そのついでに、範囲内で地面から噴火が起こる。
      この他にも、横転して再び元の位置に立ち上がるという回転攻撃も持っている。
    • アクラ・ヴァシム及びアクラ・ジェビアは片方の爪を地面に突き刺し、もう片方の爪で地面を掻いた後、
      突き刺した方の爪側に回転(左爪なら左回転)→反転して再度回転する攻撃を行ってくる。
    • 辿異種タイクンザムザ高速で回転しつつ電磁浮遊し、ターゲットへと3連続の突進を行うという大技を持つ。
      また、同様の回転による電磁浮遊を死角への回り込みにも使用する。
    型は異なれど回転している事には変わらないので、全て回転攻撃と呼ばれる。

関連項目

アクション/尻尾回転
アクション/大回転攻撃
アクション/ローリングアタック