アクション/叩きつけ

Last-modified: 2024-04-13 (土) 04:31:32

その名の通り、武器を勢いよく垂直に振り下ろして攻撃するアクション。
複数の武器種に「叩きつけ」の名を持つアクションが設定されているが、
主に狩猟笛およびガンランスの一部アクションを指すことが多い。

目次

狩猟笛

  • 腕を回しながら狩猟笛を振り上げ、遠心力を乗せた一撃で叩き潰す。
    振り上げた瞬間に1回、振り下ろす一撃で1回の2段攻撃。
    1回目の威力は低いが、2回目の威力は狩猟笛の攻撃モーションの中で最高クラス。
    叩きつけた瞬間に衝撃波が発生するため、見た目以上に攻撃範囲広く前方へのリーチも長め。
    また、自分強化せずともはじかれないという特徴も持っている。
    • 意外なことに、狩猟笛の攻撃の中ではスタン値は低い方である。
      その代わり、MH3より実装された減気値は大きく設定されている。
      怒り状態のモンスターに対して叩きつけを連発していると
      怒り状態解除の瞬間からよだれダラダラ…というのはカリピストの見慣れた光景であろう。
  • 基本的にはハンマーの溜め3スタンプよろしく、
    振り向きざまのモンスターの頭部に2回目の攻撃を置いておく感じで使用する。
    また、どんな部位でもはじかれないという性質を応用し、
    攻撃を回避しやすい比較的安全な場所にある硬い部位などを狙って
    叩きつけを繰り返す持久戦もやろうと思えば可能。
    フルフルの放電やグラビモス亜種のガス噴射時など、
    隙は大きいが剣士では近寄れない攻撃時に攻撃の範囲外から翼などを狙う事もできる。
    (アナログ入力+)△/x/X+○/a/A同時押し、と出したい時にすぐ出せる簡単さから
    初めて相対するモンスターに対しても叩きつけ→回避を繰り返すことでなんとかなる、とも言われる。
    • また、叩きつけの2段目ではハンターの体勢がしゃがみと同じくらい低くなるため、
      尻尾回転など打点の高い攻撃をやり過ごせることがある。
      狙ってやるには少々難しいので、当たらなかったらラッキー、くらいに思っておこう。
  • 便利な攻撃だが、PTプレイ時は味方を吹き飛ばしてしまうため混戦状態での使用は特に控えた方が良い*1
    また攻撃範囲の広さが災いし、頭部を狙ったはずが首や前足に吸われてしまうなど、
    慣れないうちは狙った部位に命中させられないこともある。
    とはいえ、狩猟笛の主力攻撃でもあるため、
    位置取りなどに慣れてしまえばかなりのDPSを稼げるようになる技。
  • MHP3以降では演奏システムの変更により、これを繰り出すと譜面に音色3が表示されるようになった。
    また、後方攻撃の実装に伴い、アナログ入力をしながらボタン同時押し…と出し方が変更された。
    慣れないうちは後方攻撃をしたいのに叩きつけが誤発といった自体が頻発するため、要練習である。
    また、前述のとおりPTプレイ時は出しにくく隙も大きい攻撃のため、
    音色3を溜めたい時は後方攻撃を使用するとよい。
  • MH4からは空中アクションが加わったことに伴い、「ジャンプ叩きつけ」が追加された。
    抜刀状態で空中に飛び出しX or A or X+Aを押す事で、それぞれ音符1/2/3を溜めつつ攻撃することが出来る。
    モーションはどれも共通。
    特に音符3は地上より短いモーションで放つことが可能になるので、エリアに段差があれば活用したい。
    ちなみに納刀状態ではXしか入力を受け付けない関係上、音符1しか溜められない。
  • 天ノ型と嵐ノ型では「斜め上段突き」に差し替わる。
    詳しくは上記リンク先を参照のこと。
  • MHWorldからは吹き飛ばしが削除され、怯みに修正された。
    叩きつけはモーション値が高く、主力となる演奏攻撃への派生もしやすいため、
    マルチプレイにおいて大幅に強化されたといえる。
  • MHRiseでは入れ替え技に対応しており、新技のしらべ打ちと入れ替えられる。
    叩きつけはダメージと減気効果に優れる一方、しらべ打ちはスタン値が高く肉質無視攻撃も持つ。
    モーションも攻撃範囲も大きく変わるため、使いやすい方を選ぼう。
  • MHP3以降、このアクションで笛を地面に叩きつけた直後に演奏ボタンを押すと、
    笛を豪快に蹴りつけてそのまま演奏を開始するアクションをとる。
    すばやく演奏につなげられるだけでなく、笛を蹴りつけたときにダメージ判定もあり優秀。
    • MHWorldでは叩きつけ後であっても、
      パッドを上方向に入力しつつ演奏ボタンを押さなければこの派生にならなくなった。

ガンランス

  • MHP3から導入されたガンランスの新技。大きく振りかぶってガンランスを前方へ振り下ろす。
    「突き」を主体とするランスやガンランスの中では唯一の「振り下ろす」攻撃である。
  • 突き(斬撃)コンボの締めとなっており、コンボが変更された
    (MHP2G以前の感覚で突き→突き→突きと繰り出そうとすると突き→突き→叩きつけとなるので注意)。
    クイックリロードから繋げることも可能。いずれにしても単体で繰り出すことは出来ない。
    威力が高いうえに弾かれないが、それ以上に隙が非常に大きいため使いどころは慎重に。
  • 突きや斬撃に繋げることはできないものの、フルバースト竜撃砲に繋げられる。
    特にフルバーストはこの叩きつけからしか繰り出せない。
    しかし、どちらも叩きつけに劣らないほどスキが大きい。状況を見誤らないよう細心の注意を払おう。
  • MH4では、踏み込み突きで段差から飛び出すとジャンプ叩きつけを行う。
    もちろん通常の叩きつけと同様フルバーストや竜撃砲に繋げることができる他、
    攻撃時には自動的にクイックリロードが掛かり、弾が1発補給される。
    また納刀状態でも空中叩きつけが直接出せる。
    その場合はクイックリロードは行われないが、竜撃砲やフルバーストに直接繋げられる利点がある。
    さらに空中砲撃から叩きつけに派生できる。この場合もクイックリロードは行われない。
  • MHWorldでは突きコンボ最終段ではなくなり、斬り上げやクイックリロードからの派生で繰り出せる。
    また、新技なぎ払いとクイックリロードへの派生が追加。
    なぎ払いは叩きつけよりもさらに高威力のアクションで、この2つによって高い物理火力を発揮できる。
    MHRiseでは入れ替え技のブラストダッシュ
    MHR:Sではそれに加えて鉄蟲糸技のリバースブラストからでも空中叩きつけに派生でき、
    この二つを活用する立ち回りが人気の同作のガンランスでは叩きつけの使用頻度も上がっている。
  • MHF-Gではガンランスのヒートブレード発動時にさらなる新技が追加され、
    コンボの最後(突き、上段突き、振り上げのいずれでも可)に追加派生可能なフィニッシュ攻撃、
    「回転叩きつけ」を繰り出すことが可能となった。
    MHP3以降の叩きつけとよく似ているようだが、実際にはだいぶ異なる。
    1歩前進しながら体を反時計回りに捻じり、その勢いで銃槍を勢いよく叩きつける大技。
    回避以外の派生が無く砲撃にもつなげられないが、
    元々ヒートブレードは突きに特化した仕様であるためその点の問題はあまりない。

チャージアックス

  • 初登場のMH4から「斧:叩きつけ」というアクションを持つ。
    斧を背中側に持っていき、半円を描くように豪快に振り下ろす攻撃。
    ビンを消費しないアクションの中では高威力の部類であり、縦へのリーチが長いので尻尾切りにも向く。
    ただし重さゆえに攻撃モーションが遅いのが欠点か。
  • 斧モードの抜刀攻撃がこの叩きつけになっている他、
    剣→斧への変形斬りも前半部分に合体の動作が入る以外は同一のモーションである。
  • 叩きつけからは斬り上げ、変形斬り、属性解放斬りII、高出力属性解放斬りに派生可能。
    特に解放IIとはループが可能で、一箇所にラッシュをかける際には重宝する。
    同様のループは斬り上げでも可能だが、味方をかち上げてしまうのでマルチでは叩きつけの方が安全である。
  • MHWorldからは「斧:突進叩きつけ」というアクションが登場。
    「突進」とある通り大きく前進するようになったので、間合いを詰めながら攻撃ができる。
    従来の叩きつけと入れ替わる形で突進叩きつけが導入されているが、
    突進しない方の叩きつけも抜刀攻撃と属性解放斬りIIの派生で出すことはできる。
    • なお、叩きつけと突進叩きつけは別のアクションとして扱われているらしく、
      叩きつけの後に突進叩きつけを続けて出すこともできる。

操虫棍

  • 初登場のMH4から存在し、飛び込み斬りほか多くの攻撃からA(◯)で派生、
    体をひねって武器を縦方向に振り下ろす。
    「叩きつけ」の名にふさわしい動きだが、赤エキスを取得していない時だけの技なので基本的に使われない。
    エキス取得が基本の操虫棍において特に重要視されるのが赤エキスであり、
    この技は「弱体化した飛円斬り」扱いで、赤エキスを得られない雑魚掃討の際に出すことがある、
    あるいは上手くエキスを得られないまま戦っている苦戦の証明という程度。
    • 飛円斬りと比べると、前方への移動が小さい。

ハンマー

  • MHWorld以降のハンマーも同名の攻撃技を獲得。
    その名の通り叩きつけるように連続でハンマーを振り下ろし、最後に強叩きつけで〆る。
    その見た目から「餅つき」と呼ばれることも多い。
    攻撃がヒットすることで次の攻撃が出せるという仕組みで、フィニッシュまで持っていくには
    5回連続で攻撃を命中させないといけない。
    叩きつけ自体のスタン値はそこまで高くないので、基本的にはスタン中のラッシュ手段としての運用になる。
    横方向への範囲が狭く、かち上げたりもしないため味方の邪魔になりにくいのがメリット。
    ただし命中させ続けないといけない仕様上、獣竜種のような頭を大きく動かすタイプの相手にはやや相性が悪い。
    場合によっては頭を諦め、できるだけ動かない部位を狙う判断も必要になる。

スラッシュアックス

  • MHW:Iから「斧:強化叩きつけ」の名で登場。
    振り回しの3段目から縦斬りに替わって派生し、斧の遠心力で一回転して豪快に叩きつける。
    振り回しを経る必要がある為隙が大きいが、その分叩きつけのモーション値が72とかなり高く、
    なぎ払い変形斬りと並ぶ斧モードの主力となっている。
    加えて叩きつけを行った後は斧強化状態へ移行し、斧攻撃でモンスターを怯ませやすくなる為、
    斧主体の立ち回りのしやすさが大きく向上する。
    斧強化状態の効果時間は45秒だが、強化持続スキルで最大90秒まで延長できる他、
    強化叩きつけを繰り出すごとに時間をリセットできるので、
    最初から最後まで斧を強化したまま戦う事も十分可能。
  • 続くMHRiseでも強化叩きつけは続投しているが、叩きつけの威力が55へと大幅に低下、
    更に斧強化状態の効果が覚醒ゲージが溜まりやすくなる効果へ変更された。
    斧:縦斬りがMHXX時代の50までテコ入れされたので威力的には殆ど変わらなくなってしまった。
    強化状態の効果時間は60秒だが強化持続スキルで延長できず、
    高出力状態へ移行した時点で効果が終了する。
    強撃ビンや麻痺ビンはともかく元から覚醒の早い他のビンでは恩恵が少なく、
    斧の主力技も入れ替え技の突進縦斬り高速変形スキルを乗せた剣:変形二連斬り、
    鉄蟲糸技の金剛連斧へ移り変わっているため、前作と比べ活躍の場面は減っている。
    MHR:Sでは斧強化状態の怯ませやすくする効果が復活(覚醒ゲージを溜めやすくする効果は健在)、
    更に振り回し2回(斬り上げなどから派生する振り回しでは1回目)から派生できるという強化は得たが、
    肝心の威力が据え置きな上に、結局は斧にもビン追撃ダメージが発生する高出力状態に移行した方が
    ダメージや怯ませやすさでは勝るので殆ど使われなくなっている。
    • 覚醒のしやすさについても同じ振り回しから派生可能な新入れ替え技の二段変形斬り連携で一気にゲージを溜められる。
      一応強化叩きつけ→二段変形斬り連携【壱】×2とすれば強撃ビンであっても小さい隙で覚醒できはするが、
      かなり限定的な用途ではある。

余談

  • モンスターの攻撃にも叩きつけに該当するものは結構多い。
    ジンオウガのお手、ナルガクルガの尻尾ビターンは特に有名。
    ボディプレスもこの種の攻撃に該当する。

関連項目

アクション/スタンプ - ハンマーの叩きつける攻撃


*1 MHWorld以降は改善。詳細は後述。