アクション/跳躍

Last-modified: 2023-12-14 (木) 00:54:49

操虫棍の技の一つ。
プレイヤーや開発陣からは「セルフジャンプ」と呼ばれる事が多いが、
公式の技名は至ってシンプルに「跳躍」である。

目次

概要

  • 地面に操虫棍の先端を叩き付け、そのまま棒高跳びの要領で自分の体を持ち上げ、
    操虫棍から噴射される空気の圧力を利用して中空へと跳び上がる。
    従来のMHシリーズの常識を粉砕する、「縦の動き」を重視した数少ないアクションであり、
    新しくなったMHを象徴するアクションとも言える。
    およそハンターの身長の二倍以上の高さまで跳び上がる事が可能。
    猟虫のエキスで自己強化を施していれば、更に高い場所まで跳び上がれる。
  • 単発でもコンボと絡めてでもほぼ好きなタイミングで使用できる。
    また、入力の仕方によって若干ながら前後どちらかに動ける。
    逆にその場で垂直に跳躍する事は不可能。
    なお、空中での動き方が通常の段差飛び降りとは結構異なるので注意。
    因みに二重床など、
    どう見ても不安定な場所でも問題なく使えるので安心してほしい。
    跳躍の際に確かに操虫棍の刃が付いている側を突き立てるために色々な事故が起こると思われるかもしれないが、心配ご無用。
    MH4のOPのラストを見るとわかりやすいが、突き立てる時はきちんと刃を畳んでいる。
    更に印弾を飛ばす機構の銃身と思われる部分が伸びて、ハンターを押し上げているのだ。
    納刀状態でも刃が畳まれてるように見えない操虫棍も、例の学説に基づいて説明がなされる…のか?
    ただ、意識して見ないとわかりにくいため、刃が地面に刺さる心配をするハンターがいるのも頷けることではある。
    そもそも岩をも切り裂く紫ゲージの大業物をハンターの全体重をかけて突き立てたら、ツタだろうが石畳だろうが、古龍の硬い外殻だろうが関係なく突き刺さってしまう。そういった心配はないので、安心されたし。
    刃のない操虫をする発光部の方はデリケートな仕組みだと思われるので、刃の方を突き立てて正解なのだろう。
  • この技単体では攻撃の要素も直接的な防御能力も無く、
    かと言って自身を直接強化したりするわけでもないというMHシリーズにしては非常に珍しい特徴を持つアクション。
    言うなれば「移動技」といったところだが、そのベクトルが前後左右ではなく「上」向きであるため、
    段差にでも飛び乗らない限りは結局重力に負けてそのまま着地するのみ。
    以上、単体ではほとんど意味が無い技である。
    そう、あくまで単体であれば
  • この技の価値は状況や他の技との組み合わせによって劇的に変化する。
    「平地でも空中に飛び出せる」という特徴は、
    MH4において極めて強力な特性であり、ほとんどの武器には与えられていない個性である。
    リオレウスやゴア・マガラ、クシャルダオラなど、飛行を得意とするモンスターに対しても
    簡単に直接攻撃が叩き込める。
    それどころか、場合によってはそのまま乗ることで更なるチャンスを引き込める。
    滑空してくるモンスターを迎撃して叩き落としたり
    すれ違いざまに切り付けつつ華麗に着地を決めたりといったスーパープレイも不可能ではない。
  • また、場合によってはモンスターの攻撃を回避する事にも使える。
    モンスターの体当たりやブレスなどをこの技で華麗に回避する操虫棍使いは、
    狩り場においても一際輝いて見える。
    ただし、操虫棍を叩き付ける動作が入るため、
    体が持ち上がるのは入力から若干遅れたタイミングになる事に注意。
    また、跳躍中は無敵になっているなどという事は一切無いため、
    この技を安定した「回避技」に昇華させるには相当な慣れが必要。
    グラビモス、イビルジョーなどのなぎはらいブレスを回避すると非常にカッコいい。
  • もちろん、高台に飛び乗るなどの使い方も可能。
    普通によじ登るよりは素早く移動できる。
    また、アルセルタスやティガレックスなどを壁へ誘導し、
    突進を跳躍して回避しつつ壁に突っ込ませて磔にするという戦法も可能である。
    ただ、操虫棍はガードができず(というか跳躍中はランス以外ガード不可である)、
    ティガレックスの場合はそのまま壁をよじ登って無理矢理ぶつかってくる事もあるので、
    ある程度距離に余裕がある状態で跳躍を繰り出しておきたい。
    • MHWorldでは登れるツタや壁蹴りジャンプが出来る壁で、
      壁に向かってスティックを倒しながら跳躍すると壁に棍を突き立てて
      空中に留まる事が出来るようになった。
      上記の跳躍時と違い、完全に刃をぶっ刺してしまっている。
      ここからそのまま真上に跳んで1回の跳躍では届かない場所に登る事も可能となった。
  • 使いこなせば攻守共に幅広い可能性を秘めた技だが、前述の通り単体ではほとんど意味が無く、
    攻撃を回避できるとは言え無敵時間が発生したりするわけでもない。
    いくら乗り状態からのラッシュが強力だからと言って過度に狙ったり、
    むやみやたらと跳躍を繰り返しているようではむしろ格好悪く、PTでは仲間にも迷惑を掛けてしまいやすい。
    シンプルに見えて非常に奥が深く、味がある技である。
    操虫棍による魅せプレイなどでは必修科目の一つと言える。
  • またモンスターの咆哮にあわせて跳躍すると耳栓スキルが無い限り吹き飛ばされる。
    正確には咆哮【小】だとよろけてその場着地、咆哮【大】だと吹き飛ばしになる。
    普段はあまり使う必要は無いが、グラビモスやディアブロスなどの咆哮やられが長く被弾しやすいモンスター
    (特に後者)が相手の場合は意外と使える小技である。
    特に咆哮【小】だと、うまく棍の突き立てからジャンプの瞬間までに喰らえば、
    すぐその場で着地してかなり少ないやられモーションですむ。
    咆哮【大】だとしても吹っ飛びにより大きく距離を取れる。
    状況次第ではあるが、モンスターの懐で行動不能になるよりはだいぶマシだろう。
    ガララアジャラやディアブロスといった一度の咆哮から一気に窮地に追いこんでくるモンスター相手には
    なかなかに重要なテクニックである。
  • MHXでエリアルスタイルを選択した場合、跳躍は「前方跳躍」という技に置き換わる。
    通常の跳躍の二倍ほどの距離を素早く跳び抜ける技で、乗り攻撃を狙うだけでなく、
    モンスターに一気に接近したり、逆に離脱したりといった使い方もできる。
    • 白エキスを取ると高くジャンプできる仕様がこちらにも適用される。
      つまり白エキス中に前方跳躍を行うと前方への跳躍距離が大きく伸び、
      瞬間的には納刀ダッシュ程のスピードで移動が可能である。
      跳躍モーションのタイムロスを考えると、何回も跳躍するくらいなら
      納刀して普通に走った方が良いのは言うまでもないが。

舞踏跳躍

  • MHWorldで新たに登場した跳躍アクション。
    厳密には同じく新作のアクションであるジャンプ突進斬りの追加効果といった性質の物であるが、
    ジャンプ突進斬りの攻撃*1をヒットさせるとMHXの踏みつけ跳躍よろしく
    モンスターの体を踏みつけ、空中で更に跳躍する。そこから更に各種空中アクションに派生できるため、
    ジャンプ突進斬りで遠くから接近、舞踏跳躍から空中回避で位置調整、ジャンプ斬りで狙った部位に攻撃するといった
    複雑な立ち回りも可能。
    ただし、舞踏跳躍には4回までの上限回数があり、ジャンプ突進斬りでスタミナを消費するため、ずっと空中に居座るのは不可能。
    • ただし従来の跳躍同様、無敵時間などは特に無い。むやみやたらに飛び回ると痛い目に遭うのは相変わらず。
      MHWorldの操虫棍のジャンプ攻撃は火力が低く、弱点を的確に突けない限りは地上で殴った方がダメージ効率はいいので
      バッタはいろんな意味でパーティの迷惑になりやすい。
  • MHRiseでは舞踏跳躍にその後着地するまでの空中攻撃の威力を増加させる効果が付与された。
    最大3回まで1.1倍、1.2倍、1.3倍と増加して行くが、鉄蟲糸技の「降竜」はこの効果が高く設定されており、
    1回目は1.2倍、2回目には1.5倍、そして3回目は2倍もの威力となる。
    • この影響からか舞踏跳躍の上限回数が3回に減らされており、
      上限到達後にジャンプ突進斬りを繰り出すことも不可能になっている。
    • 地味ながら舞踏跳躍で跳び上がる僅かな間に無敵時間が追加されている。
      狙って活用するのは難しいが、過去作に比べて舞踏跳躍を繰り返す場面が多くなったためこの恩恵は大きいだろう。
  • MHRiseで登場した入れ替え技の新アクション「突進回転斬り」は、
    技の回転中にモンスターの攻撃を受けるとカウンターが発動し、その場で跳び上がり舞踏跳躍を行う。
    もちろん上記の空中攻撃バフ効果も得られるため、2倍降竜までの下準備を短縮することが出来る。
  • MHR:Sで追加された鉄蟲糸技「覚蟲撃」は、猟虫をぶん投げた後にハンターも翔蟲で追従して攻撃し、
    その攻撃がヒットした場合は最後に舞踏跳躍に派生する。
    ただし覚蟲撃は降竜と同枠の入れ替え技であるため、コンボとして両立することは出来ない。
  • MHR:Sではジャンプ突進斬りとの入れ替えで行える新技「操虫斬り」も登場。
    こちらを選択している間は舞踏跳躍の性質が変化し、真上ではなく斜め後ろに跳ね返るように跳躍するようになる。
    降竜へ派生する場合は事前に空中回避での位置調整が必要になってしまいがちになるが、
    照準を利用した斜め下操虫斬りと斜め後ろ舞踏跳躍を繰り返すことで素早く空中攻撃バフを最大まで持っていけるようになる。
    また赤エキス取得時には操虫斬りから強化操虫穿ち突きに派生出来るが、
    これも斜め下に突撃する技であるため性質の変化した舞踏跳躍から繋げて当てやすくなっている。
    • ちなみに操虫斬り選択時は覚蟲撃派生の舞踏跳躍も斜め後ろ跳びに変化するが、
      突進回転斬りの舞踏跳躍は真上跳びのまま変化しない。

余談

  • 冒頭で「棒高跳びの要領で」といった通り、跳躍の際には棒を地面に突きたてて跳躍している。
    一見するとよく似たアクションではあるが、実はこれは棒高跳びとは断じて違う
    棒高跳びというのはポールの長さしなりという2要素が軸となる。
    踏切の勢いとポールからの力を合わせて大跳躍するのだ。
    しかし我らが脳筋ハンター殿の用いるのは身長ほどの長さしかない上にしなる様子もない操虫棍。
    ではどうしているのかというと、よく見ると棍の長さ程度の高さまでは自力で跳躍し、
    そこから先を棍の先端から噴射される何かの力で上昇している。
    跳躍→噴射と二段階で高度を上げており棒高跳びとは似て非なるものである。
    • スタッフへのインタビューからも、空気圧を利用して跳躍するという設定が明らかにされている。
      さすがの我らの超人ハンターでも、己の力だけでは限度があるということか。
      ランスのセルフジャンプは随分と低いし。
      え?ゴグマジオスに軽々と飛び乗った?…やっぱり己の力だけで飛び上れるのかもしれない。
    • この噴射の機構を利用してMHWorldでは空中で水平に噴射して移動する空中回避というアクションが登場した。
      滞空時間の増加や位置調整などに重宝する汎用性の高いアクションである。

関連項目

武器/操虫棍
武器/ランス - 突進中に限り、段差がなくてもジャンプが可能。
アクション/ジャンプ攻撃
武器/穿龍棍 - MHFにおいて跳躍が特徴的な武器種。
スキル/跳躍 - こちらはスキルの方の跳躍。ジャンプ攻撃に関係するという点では関連性は深い。


*1 赤エキスを取得時は途中に多段攻撃が加わるが、その場合は最後の一撃のみ対象となる