バンダイから発売されている食玩の1つ。
現時点で第7弾まで発売されている。
概要
- 一言で言い表すならば、パズルとフィギュアの要素をミックスさせたような玩具であり、
一文字の漢字を組み変えて立体的な動物を作り出していく。
たとえば、「獅」という漢字からはライオンが、
「蛇」という漢字からはコブラを作り出すことができる。
漢字のパーツから作られるという制約があるため、
作られる動物は少々いびつな形状になってしまうことも多いが、
基本的にはその動物の特徴を上手く捉えてデザインされている。
慣れてくると、パーツ形状をうまく活かした「見立て」の巧みさがわかるだろう。
- 「蟹」「猿」「蛇」「猫」「蜂」「鳳」「虎」等、ほ乳類はもとより、
甲殻類やは虫類、昆虫、想像上の生き物まで、様々な動物の漢字が使われている。
- コンセプトの面白さに加え、「遊びながら漢字を覚えられる」という知育要素が話題となり、
今では子供から大人まで幅広い層で人気のある食玩となっている。
海外からの評価も高く、2011年には、
あのニューヨーク近代美術館の永久収蔵品として認定されたほどである。
まぁ、もともとアメリカ人は漢字が大好きだし……。
- また、派生シリーズとして、後述する「超変換大戦もじバケるG」、
「チョウヘンカンもじバケるカナ」が有る。
超変換大戦もじバケるG
- 「超変換!!もじバケる」のG級版……では無く、
「超変換!!もじバケる」が実在/想像上の動物を示す漢字一文字からその動物に組み変えるのに対し、
「超変換大戦もじバケるG」は「爆」や「闇」等、動物を意味しない漢字一文字から、
ドラゴン等のモンスターに組み変えるシリーズ。
バンダイらしく、付属のカードと合わせて対戦できるのが特長。
- 現在は2種類以上の漢字から組み変えて合体モンスターにできるシリーズも発売されている。
チョウヘンカンもじバケるカナ
- 漢字をまだ知らない幼児向け製品。
「トリ」「サル」等の2文字の動物のカタカナ名を組み替えて、
それぞれの文字に対応する鳥や猿等の動物を作り出すことができるシリーズ。
CM
- 商品だけでなく、CMもなかなか凝ったものになっている。
テーマ曲に合わせて文字が動物へと変形していく様子を映しただけ…という、
CMとしてはありふれたものなのだが、
このBGMとして流れるテーマ曲の歌い手が何気に豪華なのである。
第3弾は吉幾三氏が、第5, 6弾はサンプラザ中野氏が熱唱したことで大きな話題になった。
現在発売中の第7弾のCMは「ムツゴロウさん」でお馴染みの畑正憲氏が歌唱を担当している。
ちなみに、畑氏は過去にMHFの投票企画『ボクの好きなモンスター』に登場したことがある。
モンスターハンターシリーズとの関わり
- なぜこんな記事を長々書いたかというと、
なんとこの食玩とモンハンのコラボが実現したからである。
その名も「超変換!!モンスターハンターもじバケる」。
- 第1弾のラインナップは、リオレウス、リオレイア、ジンオウガ、ゴア・マガラの4種。
漢字を組み替えてモンスターを作っていく…というコンセプトは従来通りだが、
本製品は、そのモンスターの別名の漢字から組み替えるようになっているのが特徴。
たとえば、リオレウスの場合「雄火竜」、ゴア・マガラの場合は「黒蝕竜」の3文字を組み替える。- 別名からモンスターへの組み替えは、オリジナルの「漢字からの組み替え」と、
派生シリーズの「モンスターに組み替える」「複数文字名から組み替える」と言う特長を、
上手くアレンジしていると言えるだろう。
また、文字数を増やすことでモンスターの姿の再現度を上げている側面もあるかもしれない。
- 別名からモンスターへの組み替えは、オリジナルの「漢字からの組み替え」と、
- このラインナップには全て「竜」の文字が共通して存在しているが、
写真を見ると、モチーフによってパーツ分割や使い方も変わっているのがわかる。
今作は竜の文字に注目するのも面白いだろう。
- 組み上げられたモンスターは可動性にも優れており、自分の好きなポーズを取らせることができる。
どうせならカッコいいポーズを取らせてあげよう。
- 上記のラインナップは2013年11月18日に発売された。価格は1種399円(税込)。
公式サイトの購入案内リンク先を見るに、4種入りのBOXを箱買いすれば4種揃う模様。
また、バンダイによると、今後もMHシリーズとのコラボを企画していくとのことである。
余談
- 実はMH4でのジンオウガ続投が発表される前に、ファミ通が一足先にこの商品を発表していた。
その中でジンオウガがMH4の看板ゴア・マガラと共に登場していた事から、
MH4でのジンオウガの続投がより一層期待されていた。
- ジンオウガのMH4への登場が確定したことにより、現在のラインナップの4種はいずれも、
MH4に登場する大型モンスター、かつ、リオレイアを除けばメインモンスター揃い、と言う事になる。- リオレイアもリオレウスと同じくモンハンの代表として作られたモンスターなので、
結果としてはモンハンの代表達が揃い踏みした事になる。
- リオレイアもリオレウスと同じくモンハンの代表として作られたモンスターなので、
- ともあれ、こうなると、他作のメインモンスターでMH4にも登場した、
クシャルダオラやティガレックスなどのラインナップも期待したい。
…が、彼らの場合は「鋼龍」「轟竜」と2文字しか無いので、彼は難しいかもしれない。
- もじバケるシリーズはカラーバリエーションがあるのも特徴だが、今回は特に見当たらない。
亜種や希少種は別名が変わるので仕方ないのだろう。
- もじバケるは、基本的に共通のジョイントでパーツを接続しているため、
ブロック玩具のように、本来と違う位置にパーツを付けたり、複数アイテムを組み合わせたりして遊べる。
早い話、その気になればオリジナルの合体モンスターが作れてしまう。
やりすぎるとパーツが混ざってなかなか元に戻せなくなるが…。
- しかし、従来のもじバケるシリーズは大体一文字だけで変形するシンプルなものなのだが、
こちらは三文字全てを組み替えないといけないため、作成難易度は若干ではあるが他のシリーズのものより高い。
- 組み上がるのがモンスターのためか、商品名は「超変換!!モンスターハンターもじバケる」なのに、
このコラボ製品の紹介ページは「超変換!!もじバケる」のサイトでは無く、
「超変換大戦もじバケるG」のサイトにある。
関連項目
イベント・メディア展開/ドデカミン - 本項に同じく、モンスターハンターとのコラボ商品が存在する
イベント・メディア展開/忍者めし - 同上
イベント・メディア展開/ビックリマン - 同上
ゲーム用語/コラボレーション
システム/別名