クエスト/「マ)王 片角のマオウ

Last-modified: 2023-10-19 (木) 15:08:56

モンスターハンター2(漫画版)とのコラボクエスト。

 
作品クエストレベルクエスト種別目的地報酬金契約金獲得PT配信日
MHP2集会所上位★8狩猟クエスト砂漠(昼)9000z750z1580GP2007年5月25日
MHP2G村上位★9砂漠(夜)8700z1450z1400GP-
集会所上位★8砂漠(昼)9600z800z1600GP
 

目次

概要

ギレル
角竜の討伐…。戦ってみたが、返り討ちにあって動けない。
ヤツを倒してある治療薬を作るためにも、勇気ある者はヤツを倒すため名乗りを上げてくれ。
  • クエスト名通り、クエスト開始時から角が1本折れた状態のディアブロス、通称“ディアソルテ”が相手。
    登場するディアブロスのほとんどがビッグサイズ以上で、体力・攻撃力共に最高クラス(G級相当)。
    ちなみに強さ設定では攻撃力4倍(G級ディアブロスは3.1倍)、体力2倍(約8000)、ダメージカット40%、部位耐久値1.3倍と
    ヘタなG級より遥かに強力。G級装備で固めても、気を抜けばあっという間にキャンプ送りにされる。
    上位装備では言わずもがな。
  • 集会所ではPTプレイで挑めるのでなんとかなるものの、MHP2Gの村上位はソロ前提である。
    さすがに体力は6000程度に落ち着いているが、異常な攻撃力と全体防御率には変動なし。
    だが村上位のものは行動パターンがG級扱いなのでG級専門の角振り回し攻撃までしてくる。
    このため、その圧倒的な実力を前に多くのプレイヤーたちが悲鳴を上げることになった。
    よりによって村上位クエストでディアブロス通常種が出るのはこれだけである(大連続にもいない)。
    また、MHP2Gでは、村上位の単体狩猟クエストを全てクリアしなければ、
    村クエで古龍種テオ・テスカトル、オオナズチと戦うことができなかった。
    つまり、このクエストもクリアしないと村上位で上記の古龍2種と戦えないため、
    プレイヤーたちはG級相当のソロ専用クエストをヒィヒィ言いながらこなさなければならなかった。
    • あまりの超絶的なタフさに辟易し、まともにやりあったら勝ち目がないと感じて
      ハイガノボマーなどといった睡眠爆殺戦法のお世話になったハンターもいると思われる。
      確かにダメージソースとしては大いに期待できるし、上手く立ち回れば捕獲へ持ち込むことも可能である。
      しかしハイガノススパイクの場合、まず眠らせるためにディアソルテの懐に飛び込まなければならず、
      やっぱり楽をできるかと言えばそうでも無かったりする。
      また、所謂高台乗せハメによってこの難クエストを切り抜けようとした人もいる。
  • もちろん正面から挑む場合の対策というものもいくつか存在する。中でも大きいのは捕獲を狙いに行くというもの。
    というのも今回の個体は「G級相当の強さを持つ」が「クエストそのものは上位」というのがミソ。
    よって捕獲可能な体力の割合は上位のものを基準に算出されるため、格段に捕獲がしやすいのである。
    捕獲の見極めをつけた上で上位最高峰の装備で固めればこちらの攻撃面は完璧と言えよう。
  • このクエストをアメザリ一式にレイトウ本マグロ、薬草縛りでクリアした猛者もいるとか……。
  • ios版でもクエストは継続しているが、他のコラボクエスト同様チケットが入手出来なくなっている。
    このためディアソルテシリーズやディアソルテアローが作成不可能。
    前者は同時狩猟クエなどで便利な自マキ+集中装備、
    後者は強武器であり物理寄りの火属性貫通弓であったためかなり痛い変更。
    アイテム名を変えて継続などは出来なかったのだろうか…。
    残っているのは「古龍2種の村上位クエストを解禁するために、
    通常のG級個体よりやや強い片角のディアブロスをソロでヒイヒイとやらなければならない

    という点のみである。カプコンのドSさは健在であった

「マ)王 再び

  • MHP2Gに存在するG級のイベントクエストで、『「マ)王 片角のマオウ』の続編。
     
    作品クエストレベルクエスト種別目的地報酬金契約金獲得PT配信日
    MHP2G集会所G級★3狩猟クエスト旧砂漠15000z1250z2000GP2008年5月2日
     
  • こちらは攻撃力は少し高い程度であるが、桁違いに大きく、30mを超えるほどである*1
    これだけだとそれほど強くないようにも感じるが、
    実はその攻撃力倍率は5.0倍つまりあのマガティガと同じ。
    体力もさらに上がっており携帯機としては破格の10000
    それに運良く上記の30メートルオーバーの個体が出てくれば最早4人PTでも地獄絵図と化す。
    そのサイズ故に尻尾回転や地中急襲の範囲が尋常でないほど広く、
    G級で追加された地中移動のフェイントと薙ぎ払い突き上げの厄介さにより難易度は非常に高い。
    他人狙いの攻撃に巻き込まれて乙、というパターンがほぼ日常茶飯なため、
    PTで行くときは粉塵を調合分持っていくのがお約束だったりする。
    • 幸いP2Gのディアブロスは弱点部位が尻尾の裏側から尻尾全体になっていて非常に狙いやすく、
      過去作品に比べて非常にダメージも与えやすくなっていることであろう。
      え?デカ過ぎて武器攻撃が尻尾に届かない?
  • このクエストをクリアすることでもらえる「電撃2Gチケット」はディアソルテアローの材料になる。
    性能は、攻撃324 火属性150 会心率10% 防御+10で、
    溜めがLv1から順に貫通Lv3、4、5となっている。
    ここまで性能がいいにもかかわらず、なぜか費用は690z。これは電撃「マ)王の定価に因んでか。
    • ディアソルテが出ない「電撃祭G イカヅチの山」の報酬にも生産に必要なチケットが出る。
      こちらはフルフルとキリンの大連続狩猟となっている。
      なお、ディアソルテが出ないのでディアブロスの素材は別に集めることになる。
  • クエスト内容などから、
    これもモンスターハンター2(漫画版)とのコラボ武器と思われるかもしれないが、
    漫画本編には登場していない

漫画本編との関係

  • 「片角のマオウ」の依頼人:ギレルは、漫画版モンスターハンター2の主人公の1人である。
    彼もまたハンターであり、妹の病を治す薬の材料としてディアソルテの素材(赤い甲殻)を必要としている。
    漫画版のストーリーでは、彼が仲間と協力してディアソルテを狩猟することが到達点の一つとなっている。
    • 漫画版では辛くもディアソルテの狩猟に成功し、素材を手に入れて薬を作ることができるのだが、
      依頼文によると、ゲーム内では返り討ちにされてしまった(アンジェラ達が同行していたかは不明)らしく、
      負傷して動けない彼に代わり、プレイヤーがディアソルテの狩猟に向かうこととなる。
  • 漫画版のディアソルテは、突然変異によって全身が真紅に染まった個体という設定である。
    また、配信クエストとは違い、角はちゃんと2本ある。
    • おそらくゲームに登場する個体は、依頼前のギレルと対峙した際に片方をへし折られたのだろう。
      窮地に追い込まれるほど狂暴になるディアブロス、ましてや強化個体が相手なら、
      角を一本へし折られた時点で激怒され、返り討ちにされてもおかしくはない。
  • 「マオウ再び」に登場する個体についてはギレルが関わっている記述はないが、
    依頼文(依頼者は元ハンターの老爺)は
    「討伐されたはずのマオウを再び見たという噂を聞くから調べてきてほしい」というものであり、
    「片角のマオウ」で討伐されたディアソルテと同一の個体である可能性を残す内容となっている。
    • いくらタフなディアソルテとはいえ、討伐後そのまま放置されて蘇生したならともかく、
      剥ぎ取られたり捕獲されたりしてまだ生きているとはさすがに考えにくいのだが…。
      単純に2頭目のディアソルテが現れたということなのかもしれないが、
      その場合どのような経緯で角が折れているのかは不明。

余談

  • ディアブロスの生態ムービーでも片方の角の先端が折れ、体に赤みの差した
    ディアソルテを彷彿とさせる個体が登場している。
    ただ、この映像が初収録されたのは無印であり、漫画版の発表よりも前である。
    実は紅いディアブロスという設定は無印から存在したらしく、
    現にハンター大全ではディアブロスの生態欄に、紅いディアブロスが描かれている。
    恐らくこれらの描写が雛形となってディアソルテが誕生したと思われる。
  • MHXでは「二つ名持ちモンスター」という特別な異名を持った特殊個体が登場し、
    ディアブロスの二つ名持ちモンスターとしてこのディアソルテの登場を望む声もあった。
    そしてMHXXでは遂にディアブロスの二つ名個体「鏖魔(オウマ)ディアブロス」が登場することが発覚した。
    • この鏖魔ディアブロスは二つ名持ち初のメインモンスターという破格の待遇を受けており、
      「二つ名持ちモンスター筆頭」と称されるなど、既に大きな存在感を示している。
    • 「鏖魔(オウマ)」という二つ名は「マオウ」のアナグラムという捉え方もできるため、
      ディアソルテとの関連性や、これを意識したのではないかという意見も散見されている。
      なお、鏖魔ディアブロス自体は体色が所々青黒くなっていたり、左角の先端が3つに分かれているなど、
      真紅の体色を持ち、角が折り取られているディアソルテとは対照的ともいえる特徴を複数持つ。
      しかし、狂暴走状態と化した鏖魔ディアブロスは
      血流による全身の赤い模様がより濃くなる特徴も持つので、
      ディアソルテの体色に関する要素も少し取り入られているのだろう。 
  • また、2016年には片角のディアブロスが思いも寄らぬ新天地にて復活を遂げた。
    ここでの片角ディアブロスは「歴戦のディアブロス」と呼ばれており、
    幼体の時から左角を失う程の激しい生存競争の只中を生き抜いた個体という設定になっている。
    敵味方問わず、通常のディアブロスより高い能力を持っている点もディアソルテと共通している。
  • MHFに登場するディアブロス特異個体は身体に赤みがかかり、角は真紅になっている。
    角を2段階破壊すると片方は折れ、片方は先っぽがほんの少し欠けるだけなど、
    漫画版とゲーム版、双方のディアソルテの特徴を多少ながら受け継いでいる。
    しかも、潜行突進と同時に雨の如く無数の岩を降らしたり、
    突進を完全ノーモーションでキャンセルして即座に回転攻撃→後方尻尾やタックルに繋げたりと、
    強豪揃いの特異個体の中でもかなり強力な部類に入る。
    • また、MHFでは、火山地帯に生息するディアブロスと酷似したヴァルサブロスが登場。
      燃え上がるような真紅の甲殻を持っていることから、ディアソルテを意識したのではないか…
      という見方をする者もいる(ただし、ヴァルサブロスは角が両方とも折れていない点でマオウとは異なる)。
  • MHOには"片角のマオウ"のモノブロス版が登場している。その名も"断刃一角竜"*2
    モノブロスの象徴である真紅の一本角が最初から折れている他、体色も錆びたような茶色である。
    変化の仕方からいって、ディアソルテを念頭において開発された可能性がある。
    なお、断刃一角竜はディアブロスよりも先に実装されている。
  • 漫画「モンスターハンター エピソード」では、亜種版マオウとも言える個体「黒猫」が登場した。
    • ゲーム準拠で特徴を述べると、
      • 最初から両角が破壊済み
      • 身体に無数の傷があり牙も片方折れている
      • サイズは金冠中の金冠
      • 古龍などと同様に撃退方式のクエスト
      • 常時怒り状態で音爆弾が効かない
        (常に怒り状態という点はMHFの激個体と共通している)
      といったところ。
    • 「黒猫」の由来は、両角を破壊された状態のシルエットが猫っぽいかららしいが、
      実際にはメラルーのようにそんな可愛いものじゃない。
      なお、破壊された両角は、対峙した老ハンター達の持つレイジングテンペストに加工されたようである。
      • ちなみにこの2人の防具は暁丸・凛【覇】である。
        上位ラオシャンロンを撃退可能なハンター二人がかりで討伐不可とは、
        どれだけの化け物か想像できるだろう。

関連項目

ゲーム用語/コラボレーション
クエスト/電撃シリーズ
モンスター/ディアブロス
防具/ディアソルテシリーズ
武器/ディアソルテアロー
イベント・メディア展開/モンスターハンター2(漫画版)


*1 ディアブロスの最大金冠は25m程度であり、30m級ともなると通常クエストで出会うことはまず無い。
*2 正確な中国語での表記は「断刃一角龙」。