MHP3、MHX(X)に存在する狩猟クエスト。
MHP3では村クエスト★2のキークエスト。
MHX(X)では村クエスト★3のクエスト。★3キークエストではないが、★5キークエストの前提*1。
いずれも内容はドスファンゴ一頭の狩猟と、大して難しいものではないのだが…。
作品 | クエストレベル | クエスト種別 | 目的地 | 報酬金 | 契約金 | 獲得PT |
---|---|---|---|---|---|---|
MHP3 | 村★2 | 狩猟クエスト | 渓流〈夜〉 | 1200z | 200z | 180GP |
MHX(X) | 村★3 |
目次
概要
いつもは森の奥にいるはずの
ドスファンゴがうちのタケノコ畑
を荒らしに来たんだ! いつにも
増して気性が荒かったよ…。
何だか森の様子もおかしいし、
退治しに行ってくれないかな?
- この時点でドスファンゴを狩猟する事自体はさほど難しくない。問題はその後である。
MHP3
- クエストをクリアすると、不気味な警告音と共にWARNING!!の文字が噛み砕かれる演出が起こり、
不穏な雰囲気の漂う中「このフィールドに新たなモンスターが出現したようです。
フィールド周辺の調査をお願いします」と更に緊張感を煽る警告文が…。
新たな支給品が届きドスファンゴが姿を消してから数秒後、
フィールド全体に咆哮が轟き制限時間が50分にリセットされる。
多くの新米ハンター達は初見の乱入クエストにビビりつつも(ベテランハンターはむしろワクワクしながら)
フィールドを探索し、エリア5でそれに遭遇する。- 因みに、ハンターがエリア2にいた状態でそれが出現すると、
咆哮が轟くと同時にカメラが強制的に北側の月が映った夜空を向く。
夜の渓流の景色をバックに響き渡る咆哮はプレイヤーを戦慄させることだろう。
また、元々エリア5にいた場合、強制的にロード画面になり、ムービーが流れ始めることになる。
- 因みに、ハンターがエリア2にいた状態でそれが出現すると、
- ムービーが流れ、現れたのはMHP3の看板モンスター雷狼竜ジンオウガ。
つまりモンハン恒例の場違いなモンスター出現クエストである。
ムービー終了後「非常に危険なモンスターです。狩猟を行うか、困難な場合は村に帰還してください」と
ご丁寧に念押しされる。
- 初見に関わらず殆どの場合、現時点では武器も防具も貧相で、有効なアイテムも持っていないので
この時点で勝つ事は非常に難しい(先に集会所クエストを進めて装備を整える事もできるが…)。
(このクエストに限った話ではないが)無謀にも挑みかかり、泣きを見る初心者ハンターが後を絶たない。
なおユクモノ防具は何故か雷耐性が15もあるので、仮に出くわしてしまったとしても
どうにか生還することはできるだろう。
今作ではモンスターの攻撃力が全体的に引き下げられており、
また、通常時のジンオウガはそれほど強くないこともあって、
MHP2の忍び寄る気配のように挑んでみたものの瞬殺、
逃げることすらままならず轢殺といった事態はそうそう起こらないはず。- また、ジンオウガの強さは乱入の仕様上月下雷鳴の個体より少し強くなっているものの、
キモ納品クエストに登場するラギアクルスと違い狩猟可能。
具体的には、片手剣でいう「アサシンカリンガ」と同等レベル以上の武器であれば時間的にも余裕は十分。
それどころか、頑張ればユクモノ武具でもそれなりの腕があれば割と倒せてしまう(時間は掛かるが)。
上述の通りユクモノ一式はそれなりにジンオウガと相性が良いのも後押ししているだろう。
2ndキャラ以降で挑むのならば、敢えて挑んでみてもいいかもしれない。 - なお、HR1、かつ、イベントクエストの利用なしで、「敢えて挑む」どころか瞬殺することも可能。
集会所の下位簡単クエストで凍土に行けるため、鉱石系の武器の強化がゲーム開始直後から可能であり、
それにジャギィ装備を組み合わせて、さらにオトモの笛の効果が入れば、
攻撃力は180ほどで剣士ならば斬れ味緑、防御力は100ほどを確保できる。
イベントクエストを使えば火山にも行けるため、もう少し上の性能の武具をも用意可能である。
これならば、ハンターの技量にもよるが、0分針~10分針でのクリアが見えてくる。 - 先述のように、このジンオウガには異様な強化は施されていないので、
上位装備の力をもってすればもはや言うまでもなく圧殺レベルである。
トラウマ克服や鬱憤晴らしといった目的にはちょうどいいだろう。
それで胸を張って「挑んで倒した」と言えるかはともかく - もちろん、倒せば勲章「碧玉の印籠」もちゃんと手に入る(ムービー「英雄の祭」は出現しない)。
しかしジンオウガを狩猟した場合でも、倒さず帰還したという扱いでストーリーは展開される
「たった今倒してきたのに…」と残念に思ったベテランハンターも多かったことだろう。
前作および次作のキモ納品は倒せない仕様なのに…
- また、ジンオウガの強さは乱入の仕様上月下雷鳴の個体より少し強くなっているものの、
- 普通にプレイした場合、これが初の乱入クエストとなるのでこれが乱入に関するチュートリアルとも言える。
ただ「美味なるキモを求めて」と同じく、最初のクエスト受注画面には『狩猟環境不安定』の文字が一切ない。
しかしキモの一件とは異なり、村に帰還してからもう一度見るとちゃんと表示されている。
プレイヤーを驚かせる策略を使う辺り、流石はドSのカプコンといった所である。
尚、MHP3において下位クエストで狩猟環境が不安定なのはこのクエストのみで、以降も低確率で発生する。- ちなみに「美味なるキモを求めて」は、
乱入システムの仕様から考えると狩猟環境が「安定」でも間違っていない。
MHP3でいうならこのクエストの前の「恐怖の予兆」と似た仕様である。
一方こちらは、乱入システムの仕様上は「不安定」となっていなければ明らかにおかしいクエストであり、
カプコンのドSっぷりが垣間見える。
- ちなみに「美味なるキモを求めて」は、
- ジンオウガが乱入してくることばかりが注目されがちだが、実は渓流の汎用BGMである「陽昇る水景」を
ゲーム中のストーリーで初めて聴くことのできるクエストである。
もっとも、集会所の方を先に進めていた場合はこの限りではないが。
- 乱入が存在するクエストでは一番簡単なので、
ドリンククエスト「最強と最凶!」を出現させるために3回挑んだハンターも多いだろう。
MHX(X)
- 今回も同名のクエストが存在する。今回は最初から「狩猟環境不安定」としっかり明記されている。
- MHP3をプレイしたユーザーならば、クエスト名を見て「ああ、ジンオウガが乱入してくるんだな」と思ったことだろう。
「まだ装備は十分じゃないけどジンオウガなら何度も狩ってるから倒せるかな」と思い
意気揚々と渓流に赴くハンター。
ドスファンゴを探して渓流を歩き回るうちにフィールド中央のエリア5に進入し、ここで予想外の出来事が起こる。
- 突如画面が切り替わり、ムービーが挿入される。
月明かりの中ゆっくりと浮かび上がるシルエット。だが、何かがおかしい。
表示される名前は「?????」。
さらに、ジンオウガにしては妙に細すぎる身体、さらにジンオウガには見られない艶やかな菫色の体色に
身体を覆う無数の体毛やヒレのようなもの……。明らかにジンオウガではない。
そう、そこにいたのは本作の四大メインモンスターの1つである泡狐竜タマミツネだったのである。
よもやこんなところでタマミツネと出くわすとは思っていなかったプレイヤーは
想定外の事態に肝を冷やしたことだろう。- しかし今回は狩猟環境不安定と最初から明記されており、
受注前にもユクモ村の村長から「大型モンスターが乱入するかもしれない」と念押しされる。
このため、ドスファンゴとは別のモンスターが現れることは予測できる。
ドスファンゴを狩猟して油断したところに不意打ちの如く乱入してきた
MHP3のオリジナルと比べるとインパクトはやや薄いか。 - MHP3とMHXでは乱入システムが異なるため、
「ドスファンゴを狩猟してからジンオウガと対峙する」MHP3に対し、
MHXでは「タマミツネとの合流をあしらいながらドスファンゴを狩猟する」必要がある。
そのため、MHP3当時よりは格段に難易度が高いといえるだろう。 - なお、ニャンターモードや自動マーキング付きの防具でクエストに挑むと、アイコンがエリア5に一つしかない。
つまり、一度はタマミツネに遭遇しないとドスファンゴが出現しないのである。
ドSカプコンはそこまでしてタマミツネに会わせたかったのか。
- しかし今回は狩猟環境不安定と最初から明記されており、
- 一応、ここで登場するタマミツネは狩猟することは可能で、素材もきっちり手に入る。
ただ、他のメインモンスターのクエストと同様、体力が通常の個体と比べて非常に高く設定されているため、
この段階の装備では相手どるのはやや厳しいか。- 体力・防御率共に村上位の個体を遥かに上回り、集会所上位個体よりはやや低い程度の非常に硬い個体。
攻撃自体は(かなり痛いが)一発一発が致命傷になったり理不尽なデスコンボを決めてきたりはしないため、
自信があれば挑んでみても良いだろう。厳選ニャンターならわりと普通に勝てる。
ただし、ドスファンゴが後ろからド突いてきたり、
攻撃に巻き込まれたドスファンゴが先に乙ってクエストクリアになってしまう危険もある。
こやし玉は忘れず持っていくようにしよう。
- 体力・防御率共に村上位の個体を遥かに上回り、集会所上位個体よりはやや低い程度の非常に硬い個体。
- 基本、ドスファンゴをさっさと狩猟して帰還するのが吉。
- ただ、ドスファンゴとタマミツネは行動エリアがかなり被っている為、合流される危険性も高い。
タマミツネを殴る気はなくてもこやし玉は忘れず持っていくようにしよう。
- ただ、ドスファンゴとタマミツネは行動エリアがかなり被っている為、合流される危険性も高い。
余談
- トラウマクエストの一種であるこのクエストだが、
他のトラウマクエストの依頼文とは違い「ドスファンゴが何時もより気性が荒い」
「森の様子がおかしい」ということ、つまり普段とは事情が異なっているということが予め明記されている。
その為、初見であっても依頼文を注意深く読む人であれば、
「恐怖の予兆」でアオアシラが出てきたことなども踏まえて何かが起こると予想できただろう。
関連項目
モンスター/ドスファンゴ
モンスター/ジンオウガ
モンスター/タマミツネ
システム/乱入クエスト
モンハン用語/トラウマクエスト
クエスト/恐怖の予兆 - MHP3では本クエストの前振りのようなクエスト