クエスト/ティガレックス3頭討伐

Last-modified: 2024-04-18 (木) 22:18:01

MH4Gに登場するG級闘技大会のクエスト。
MH4Gで新たに追加された、イベント以外で唯一の3頭連続狩猟クエストである。

 
作品クエストレベルクエスト種別目的地報酬金契約金参加条件タイムランク特殊
MH4GG★3討伐クエスト
(闘技大会)
立体闘技場4500z0z参加:G級特別許可証
最大参加人数:2人
S:11:00
A:20:00
B:50:00
生態状況未確定
生態状況未確定・極限状態
 

目次

概要

  • MH4Gで最後に解禁される闘技大会クエスト。
    ティガレックス ティガレックス ティガレックス 生態未確定 生態未確定
    とインパクト抜群の受注画面が出迎える。
  • 使用可能な武器はランス、ガンランス、ハンマー、狩猟笛、弓の5種。
    驚くべきことに剣系の武器が全く無いのである。
    上記の武器種は独特の癖があり、またMH4Gでは弓を除いて少々不遇な立ち位置の武器なので、
    ほとんど扱った事が無いというプレイヤーも多い。
  • このクエストと同時に、「回復アイテム無しで極限イビルジョーを狩猟する」という
    とんでもない闘技クエストも解禁される。
    しかし、それに勝るとも劣らないがこのクエストには仕掛けられていたのだった…

実態

  • アイコンの通り、通常個体、狂竜化個体極限個体の3頭を相手にするクエスト。
    いざ闘技場に入ると、通常個体と既に狂竜化した個体が最初から控えている。
    けむり玉なんて便利な物もない以上、闘技場の片隅に片方を誘導して戦うことになるが、
    ティガレックスは闘技場の全域を徘徊しているので、いずれ2頭を同時に相手するのは避けられない。
    最初から使用可能な撃龍槍を当てられれば多少は楽になるが、手早く片方を狩猟しなければ
    時間差の突進、背後から岩、起き攻めの嵐でとてもじゃないがやってられない。
    • 一応救済措置として、ティガレックスの攻撃力は
      G級装備で下位個体の攻撃を受けるより若干痛い程度に抑えられている。
      また、極限個体は2頭を倒すまで登場しないため、
      狂竜&極限個体を同時に相手にする事態にはならない。
  • しかし、本当の地獄はここからだった。
    狂竜化ティガレックスを相手にした時、あるいは武器選択の時点で気づいた人もいるかもしれないが、
    なんとこのクエストではハンマーと狩猟笛にしか抗竜石が用意されていないのである。
    前述の通り選出された武器はクセが強めで「使用経験が殆どない」というハンターも多いため、
    ハンマーか狩猟笛を選ばなかった場合は
    慣れていない武器+極限状態解除不可という2重のハンデを負った上で、
    今作屈指の強敵たる極限ティガレックスに挑まなければならない。
    また、極限状態の特性である強制弾きがランス系列と相性が悪く、弾かれて大きな隙を晒してしまう事に加えて、
    強制弾きはもれなく撃龍槍にも適用されるため、
    弾かれるとフルヒットしてもボマーつき大タル爆弾G1個分のダメージと殆ど変わらなくなってしまう。
  • そのランス系列であるが、装備構成そのものは優秀。
    両者共に狂撃化時に会心率が強化される渾沌マガラ武器装備なのに加え、
    ランスの発動スキルはガード性能+2弱点特効、KO術。
    ガンランスに至っては砲術師装填数UP、ガード性能+1、ガード強化、破壊王、スタミナ急速回復と
    闘技大会という環境では抗竜石がないことを除けば破格の好待遇。
    ランス系に慣れているプレイヤーならクリアも十分狙えるだろう。
  • 一方、ハンマーか狩猟笛を選んだ場合はスキル面で難儀することになる。
    まず、ハンマーと狩猟笛共通でマイナススキルの挑発、ハンマーには火事場+1も付いてくる。
    以上である。*1
    頭を狙う為に敢えて挑発を発動させる事は確かにあるが、
    逃げ場のない闘技場で2頭同時に相手するこのクエストではメリットを享受している暇など無い。
    しかも、ソロで挑む場合は自分しか狙われようがない上、火事場+1も防御しか上がらない事を考えると、
    ソロにおいてはスキル無しと同じなのである。
    その上スキル詳細画面をよく見てみると、狩猟笛は業物と力の解放+2を
    斬れ味-10、本気-10という別の意味で公式チートな女王の護石でわざわざ打ち消してくれている。
    それでいて、ハンマーは本来発動する筈の風圧【大】無効を打ち消した上で
    挑発をこれまたわざわざ発動させてくれやがっている。
    どうしてこうなった。
    いくら抗竜石があるとはいえ、装備間の優劣の埋め方を完全に間違えている。
  • そして弓は更に酷かった。

  • ガオウ・ヴェローバルを担いで出撃することになるが、
    発動スキルが防御力UP【超】、状態異常攻撃+2、スタミナ奪取、反動軽減+2鈍足
    集中矢強化が無いのは闘技大会である以上まだ目を瞑るとしても、
    よりによって弓で鈍足である。
    攻撃時のスタミナが普段より減る状態で
    回避用のスタミナも残さなければならないため、スタミナの維持がとにかく大変。
    無論、強走薬など用意されているはずもない。
  • 他にも、完全な死にスキルの反動軽減に、極限相手にはまるで機能しない状態異常攻撃+2とスタミナ奪取。
    通常個体と狂竜化個体はともかく、属撃がない以上は雷属性もほぼ飾り。
    防御力UP【超】と極限強化のおかげで剣士並の防御力こそあるが、どの道ジリ貧になるのは避けられない。
    ハンマーと笛ですらソロではスキル無し同然だったが、
    こちらは実質マイナススキルだけ(更に抗竜石無し)という異常事態。
  • おまけに、あろうことかこの弓は貫通弓である。
    元々貫通矢のクリティカル距離だと突進をポンポン誘発してしまうので、
    ティガレックスと貫通弓の相性は絶望的に悪い。
    それだけならまだしも、トリとなる極限個体と貫通矢の相性は最悪の一言
    貫通矢である以上、頭から体を通って尻尾に抜けるように撃たないと火力が出ないのだが、
    極限ティガレックスは頭は弾かないが首が完全弾き部位。
    つまり、通常通り頭からまっすぐ射抜こうとすると
    頭を貫通して首に達した瞬間に体内から矢が跳ね返ってくるのである。
    要するに、ティガレックスが首を曲げた瞬間
    首を避けつつ頭→背中と通るように非常に正確に射抜く
    か、
    貫通矢の効率を投げ捨てて全く別の部位を狙うしかないのである。
    鈍足で消費の激しいスタミナを管理しつつ、
    ティガレックスの猛攻を掻い潜りながら正確に狙い撃つなど、早々出来る物ではない。
    そんな機会を狙っている間に力尽きるか時間切れである。
    しかも、4からの貫通弓の異常な弱体化も重くのしかかり、
    たとえフルヒットさせてもダメージはあまり期待できない。
    そのため、スタミナ消費が少なく弾かれにくい
    溜め2の連射Lv4を活用するのがこのクエストに於けるセオリーとなる。
    つまり、あの神属性と同じような使い方をしなければならないのだ。
  • 長々と書いたが、要は「弓の基本となる溜め3運用そのものが悪手」という初心者殺し要素となっており、
    弓に慣れていないプレイヤーは溜め2運用というものにまず気づかない
    という点も含めてとんでもない罠となっている。
    この結論に至った後で考えれば、マイナススキルの鈍足がついているのも
    実は溜め3が悪手であることを示唆するヒントの一つだった可能性もある…かもしれない。
    • 仮に装填数UPで溜め4の連射Lv5が解禁されていれば、ダメージ効率とスタミナ消費を考えても
      連射運用において遥かにマシだったことは想像に難くない。
  • 調合素材も含めて所持している毒ビン・減気ビンと状態異常攻撃+2やスタミナ奪取を活用しようにも、
    溜め3貫通ではヒット数を稼ぎにくく、
    溜め2連射は溜め補正の関係で蓄積値が大幅に下がってしまうため、大して機能しない。
    極限個体に至っては相方に極限解除してもらわない限り状態異常にできないので、ソロでは全く役に立たない。
  • このように、相性の悪い武器・機能しないスキル・最悪のマイナススキルと、
    過去作の劣悪構成など目ではない特級難易度となっている。
    ましてや、タイムアタックも重要な意味を持つ闘技大会でこの調整はスタッフの悪意としか言いようがない。
    慣れない弓+極限状態解除不可に加えて普段より減るスタミナという三重苦、
    弓の基本となる溜め3運用そのものが悪手という罠、
    それに気づいたとしても立ち回りが難しい溜め2運用を要求されるなど、
    もはや鬼畜とかそういう次元ではない。
    ティガレックスどころかカプコンのドS具合の方がよっぽど極限である
    • また、単に相性の悪い鈍足だけでなく、
      サポガン向きの状態異常攻撃+2や反動軽減が盛り込まれていることから、
      「元々ライトボウガン用に設定した装備を
      調整しないまま武器だけ弓に差し替えたのではないか」と推測されている。
      おかげで開発がテストプレイしてない説が出てきている
  • 実は溜め2を全てクリティカルヒットさせるよりも、近接攻撃を2回当てた方がダメージが高くなる*2
    強撃ビンを装填していれば威力は1.5倍になるし、
    射撃と違いビンを消費しないため長期戦になるほど差は広がっていく。
    つまりこの劣悪なスキル構成は、「射るな、斬れ」というカプコンからのメッセージなのかもしれない。
    ただし、矢切りはリーチが短い上に硬直も長い為、
    万が一硬化部位に当たって弾かれるとその瞬間に死が見える。
    暇を持て余した変態アーチャー以外にはあまりおすすめできない。
  • そんなわけで、どの武器を選んでも罠が待ち構えている上に
    剣聖・増弾のピアスを狙うなら全ての武器種でクリアしろという
    まさにドSカプコンらしいクエストとなってしまっている。

余談

  • ここまでかなり誇張して書いたが、ティガレックスの頭は(極限状態でも)非常に打撃肉質が柔らかいため、
    ハンマーはかなり相性が良く、ある程度慣れたハンター二人なら(ティガの機嫌にもよるが)割とSを取れる。
    また難易度も考慮してか、今作では一番長い11分未満でSランク設定である。
    ハンマーではソロ6分台を叩き出した変態猛者もいるので、なにがあっても諦めないのが一番重要だろう。
    • 幸いにして先述した通り攻撃力は非常に低い上に同士討ちもしやすく、
      また闘技大会の仕様上8乙までなら許される。
      HPもそう高くない上に撃龍槍も使えるので、クリアするだけなら実はそこまで難しくはない。
      但し、同士討ちの場合少なからず時間は掛かるので覚悟しておこう。
  • とはいえあまりにも難易度もといドS度がぶっちぎりなため、
    一部のティガレックスが好きなハンターからは
    「こんな嫌がらせと縛りの極致のような装備でもなければ強さを実感させられないのか」
    と、別ベクトルでの不満やティガレックスの扱いの不憫さを嘆いたコメントも見られる。
    事実、極限ティガレックスの硬化部位は首と前足、尻尾と後ろ足の一部であり、頭は柔らかいまま。
    攻撃面の強化も後方に身を引いてから行う大咆哮の単発版だけであり、
    頭を狙う立ち回りでの変化が少ないためこのような批判もやむなしと言えるが、
    仮に頭も極限弾きの対象に含めた場合、
    今度はまともに狙える部位が尻尾の先端だけになってしまい、
    最早バランスどころの話ではなくなってしまうので大問題ではある。
  • このクエストをクリアすれば確定報酬でデンセツコインGが手に入る。
    G・ナイトXシリーズメイドXシリーズ、それに炭鉱夫御用達のアイルーヘアバンドX
    生産にこのコインが各部位3枚ずつ必要なため、
    これらの防具を作ろうとすると何度もこの過酷なクエストに挑戦するはめに……。
    特に脚防具は今作一番の防御力を持った、各属性耐性も優れた胴系統倍化防具なため、
    悩みのタネとなったプレイヤーは多いだろう。
    あまりの作製難易度にカブラXあたりで妥協してしまっている人もいるのではないだろうか。
    • 一応デンセツコインGは「極限状態恐暴竜討伐」でも手に入ることがある。
      更に言えば「極限状態恐暴竜討伐」の確定報酬である獣竜コインGの方も、
      G・ナイトX、メイドXの上下とアイルーヘアバンドXに各5枚ずつ要求されるので、
      結局これらを作ろうとなるとそちらも連戦が避けられなかったりする。
      それでも一応まともなスキルが発動しており、
      ペアなら5分以内を狙えるのでそちらの方が精神的には楽かもしれない。
      大変な思いをして確実に貰うか、幾分かマシな方を繰り返すかは各人の判断に任せるところである。

関連項目

モンスター/ティガレックス
クエスト/三頭連続狩猟クエスト
システム/狂竜ウイルス
システム/極限状態
システム/訓練所


*1 正確には前者は火属性攻撃強化+2、後者は雷属性攻撃強化+2もあるが、武器の属性が対応していないので灰色である
*2 怒り時の頭に当てた場合、溜め2連射Lv4は(0.21×1.5×279×0.60=52.731)、近接攻撃が(0.34×279×0.70=66.402)となる。