かつてMHFに存在したスペシャルクエストの一種。
MHF-G10で廃止されており、HRなどの表記はG9.1以前の旧仕様であることを承知いただきたい。
概要
ハンターが己の腕前を披露する闘技場!
今回は、いくつもの村々を襲ってきた
悪名高き大猪たちが闘技場に放たれた!
怒りに満ちた牙がハンター達に襲い掛かるぞ!
- MHFにおける『スペシャルクエスト』に名を連ねるクエスト。
その内容の凄まじさから、スペシャルクエストのなかでも群を抜いて有名。
- このクエストは複数のクエスト成功条件を達成しなければならないマストオーダー制となっており、
その名の通りドスファンゴを1頭と、その子分であるブルファンゴを16頭、両方を掃討しなければならない。
ファンゴ族の突進のウザさは語るまでもないだろう。
- なぜファンゴを討伐するだけのクエストがスペシャルに属しているのか。
なぜ成功条件とは裏腹に報酬金も非常に高く、クエストレベルも高いのか。
そもそも何が「逆襲」なのか。
それは実際にクエストに向かってみればすぐにわかることである。
「『逆襲!ドスファンゴ』ではなく『逆襲!ブルファンゴ』だ」とまで言い出す者もいるが、
闘技場に入った瞬間、あなたはこのクエストの全容を理解するだろう。
普通この手のクエストと言えば、闘技場に初めからドスファンゴが配置されており、
その周囲に複数のブルファンゴが倒すたび湧いてくるというようなパターンのはずだが…。
酷すぎる全容
- エリアインと同時にハンターに向けられる、17の鼻と34の瞳。
何を隠そう、このクエストでは全16頭のブルファンゴが初めからフル配置されているのである。
ドスファンゴを含めた17頭ものファンゴたちが一斉に突撃してくるのだから、
その様相はカオス以外の何物でもない。
- ファンゴたちは一か所に集中して配置されているわけではなく、
入って目の前にドスファンゴ、右手に4頭、左手に4頭、その後ろにさらに4頭、
そして奥のスペースに残りの4頭が後発隊の如く待機している。
プレイヤーの動き次第では援軍の4頭に発覚されずに済むが、
残りの13頭は突入と同時にこちらを発見するため大乱闘になることは必至。
しかも問答無用に突撃してくるファンゴの塊をまともにかわすには、
一旦左右どちらかで引きつけてから奥側に回り込む必要があるので、
大抵は開幕数秒で全ファンゴに捕捉される。
- ファンゴの突進の厄介さを知る人なら想像しやすいだろうが、
このクエストでは正面突破を試みようものなら集中リンチでベースキャンプ送りにされるだけである。
そこで編み出された攻略法が、なんと"逃げ続ける"。
モンスター同士の攻撃には、体力量の割合からすれば大した威力ではないが、
お互いの攻撃が当たれば直接ダメージに繋がるという特徴がある。
これを利用して、ただひたすらに逃げ続けファンゴ同士で潰しあうのを待つという究極のチキン戦法。
まともな数に減らそうと思ったら4、5分近くかかるが…。- それ以外には、思い切ってガンナーの散弾で迎撃してみたり、
防御力を十分に高めた上で大剣のハイパーアーマー(不動)でごり押しするという戦法がある。
また、ランスのフィーチャーウェポンが開放されている日であれば、
強走薬を1個飲み、MAPの端でガードしているだけでファンゴ軍団が全滅する。
これはランスのフィーチャーウェポンに含まれる効果によって起こるのだが、
必殺の突進をことごとく反射されてあっという間に自滅するファンゴ軍団には笑うしかない。
ちなみに発動可能防具がG級以降なので実用性はほぼないが、
反射スキルを発動させても同じことができる。
- それ以外には、思い切ってガンナーの散弾で迎撃してみたり、
- 他の逆襲クエストと違い、華麗にかわしてノーダメージさえできればたとえ裸でもクリア可能なことから、
ゼニーが足りていないがまともに強力な逆襲モンスターを狩る装備もないという人にはオススメ。
上位に昇格してすぐ、逃げまくるだけで36000ゼニーなら破格だろう。- 逆に言えば「報酬金が目当て」だから、カオスな集中リンチが発生するのだが
(みんなで挑むと報酬金が山分けになってしまい、クリアの意味がない)。
- 逆に言えば「報酬金が目当て」だから、カオスな集中リンチが発生するのだが
- ちなみに、旧大闘技場ならば一番奥に高台がある…と思いきや、
神の手によって必要以上に巨大岩が敷き詰められているので、もはや無かったも同然。おのれギウラス
第80回狩人祭での事件
- 上記のように内容としては酷い部類に入る本クエだが、
第80回狩人祭ではボーナス試練に入ったことがある。
しかもその設定内容は、今までの狩人祭の斜め上を行きまくっていた。
- 予兆が示されたのは本クエが登場する前日(金曜日)の夕方、公式Twitterが
「劣勢の組には土曜日の朝6時に何かが…?」というツイートを発信。
この時点では「土曜朝、その時点での負け組に対して旨いシクレが来る」程度の
認識しかされていなかった。
ちなみにこのツイートではその1つ前の枠に当たる金曜夜に「ヘビーなアイツ」が
登場することも予告されており、実際オディバトラスがその夜に登場している。
- そして迎えた土曜日の朝……満を持して登場したのが本クエであった。
魂設定はまさかの99魂(ボーナス98魂+ドスファンゴ狩猟1魂)。
前夜のオディバトラスに比べるといささか効率が悪い感もあったが、
99魂だしと回す人も多かったようだ。
- さらに先のツイートでは「代わりに日曜の朝はゆっくり眠るのが吉かも?」と、
日曜朝は糞シクレとなることも予告されており、
実際に日曜朝に投入されたのが「岩地に潜む罠」、下位のバサルモスである。
下位クエストなので移動距離が長い上、獲得できた魂はたったの24魂(バサルモスの5魂を含めて)。
実際、第80回狩人祭におけるボーナス試練の中では一番効率の悪いクエであった。
- 事件はこれで終わらず、その次の日曜昼(この時は両組対象)になんと本クエが2回目の登場となった。
- ちなみに、第80回狩人祭ではボーナス試練の対象がヘビー級モンスターとされており、
ドスファンゴは場違いとの意見もあったが、
その定義は「エリア移動が徒歩もしくは地中移動であるか、もしくはエリア移動のないモンスター」であるため、
ドスファンゴもきちんと該当している。
余談
- 冒頭にも記した通り現在では廃止されているクエストだが、
歌姫狩衛戦・真説における分岐ルート用クエストの中に、
当クエストを彷彿とさせる内容のものが存在する。
相違点はドスファンゴがいないことと、入手ゼニーがしょっぱいこと。
親玉がいなくなったとはいえ真正面から挑めば苦戦する点は相変わらずなので、
何かしらの対策を講じて挑みたい。