シリーズ最初期の作品に登場している討伐クエスト。
文字通り、ドスランポス一頭を討伐するクエストである。
概要
- 内容は見ての通り、ドスランポスを森と丘で討伐してこいというもの。
MH初心者に群れを従える「ボス」の概念を教えてくれるクエストであり、
また通常のランポスよりも強力なドスランポスを倒したという事実は、
ハンターとして成長を遂げた証にもなる。
事実、このクエストは村★1(MHPでは村★2)の緊急クエストに設定されている。- ココット村を襲ってきていたランポス達を村人からの依頼で主人公が何度も追い払っているうちに、
襲ってくるランポスの頭数がみるみる増えていき、大規模な群れを作って襲撃を仕掛けてきた。
この襲撃も凌ぐことに成功した結果、ついに群れの首領であるドスランポス自身が襲ってきたため、
このクエストが主人公に対して提示された、と言うわけである。
こういった経緯からも、ランポス達には社会性と言うものがきちんと形成されていることがうかがえる。- ちなみにこのクエストをクリアした後にも、
更に大規模な軍団で襲ってきたり、ドスランポスが2~3頭に増えてまとめて襲ってきたりと、
(ほとんど有って無いようなものだが)村のストーリー上では
ランポス達との抗争はしばらく続くことになる。
- ちなみにこのクエストをクリアした後にも、
- ココット村を襲ってきていたランポス達を村人からの依頼で主人公が何度も追い払っているうちに、
- しかし見ての通りクエスト自体は非常に単純な内容であり、
はっきり言ってコレだけならばわざわざこうして記事を書くにも値しないだろう。
ドスランポスもMHP2以降の作品とは違いなんでも良いので一撃与えれば怯む、
たとえ石ころや蹴りといった攻撃であっても怯んでくれるので、
ごり押しすれば初心者でも普通に勝ててしまう。- 無印に限り、ドスランポスはランポス達を統率する指揮能力を持っているため、
油断していると囲まれて一気にやられてしまう危険がないわけではない。
とはいえ、大抵の場合そこまで追いつめられる前にドスランポスが倒れるのだが。
- 無印に限り、ドスランポスはランポス達を統率する指揮能力を持っているため、
- では何かこのクエストに特別なものがあるのかと言うと、あるのである。
それは、支給品ボックスの中にある。
支給品ボックスを開くと、何と閃光玉のアイコンが2つも揃っている。
その上閃光玉は1枠2個あるので、このクエストをやるたびに4個もの閃光玉が手に入るのである。- どうでもいいと思うなかれ、MHP以前のMHでは昨今の作品のように光蟲を店で購入することは出来ず、
農場のような便利な施設もないため、入手経路が採取のみであり非常に面倒くさい。
また多くのモンスターが、閃光玉を喰らうと行動が大きく制限されとてもハンターが有利になる重要アイテムだったのだ
(当時はノーモーション突進が猛威を振るっていた時代で、これ1つを封印できるだけで圧倒的に狩猟が楽になった)。
MH3以降のように「閃光玉を繰り返し使うことで効果時間が短くなる」という事もないので、
閃光玉の需要は現在と比較しても極めて高かった。
特にリオレウスは飛行→空中ブレス*1やワールドツアーといった遅延行為が多かったため
ガンナーのみならず剣士でも閃光玉は必須の持ち物だった。
それ故、4個もの閃光玉がドスランポスを1頭討伐するだけでタダで手に入るこのクエストの需要も高かったのだ。
- どうでもいいと思うなかれ、MHP以前のMHでは昨今の作品のように光蟲を店で購入することは出来ず、
- オンラインに行く前に何回かこのクエストをこなしておくことで
閃光玉の準備を整えてから接続する、というプレイヤーも見受けられた。
またドスランポスからは剥ぎ取り及び報酬で鳴き袋が手に入る他、
戦闘エリア周辺ではニトロダケも手に入る為音爆弾の用意も同時進行できる*2。
更に、1回で1100z+α(素材分)が手に入るのでちょっとした金策にもなる上、
討伐後即エリア9やエリア10に直行することでハチミツをいくつか確保することも出来たりと
かなり幅広いユーザーがお世話になるクエストであったりもした。
- ここまでの記事は全て過去形で書かれてこそいるが、
これから過去作品に手を出す、
あるいは今後MHP以前の作品のリメイクが登場して再びココット村に帰ってきた場合
特別な緩和などがない限りは少なからずこのクエストの世話になることだろう。
類似クエスト
- MH2では同じくオフラインでドスランポスを狩猟するクエストとして、「青き狩人の生息地」というものがある。
狩猟地となるのは繁殖期、および温暖期の密林。
しかし、MH2からは支給品ボックスの中に入っている閃光玉が「支給品専用閃光玉」になってしまったため、
村に持ち帰ることができなくなってしまった。その他の支給品もあまり目ぼしいものはない。
ただ、MH2はオフライン序盤から資金の消耗がなかなか激しくなりがちな作品のため、
ドスランポスの倒しやすさをも考慮し、報酬金やモンスター取引価格を利用して
このクエストで序盤の資金稼ぎをするハンターもいたようだ。
- MHP2(G)では「強敵、ドスランポス現る!」とよく似た名前の、
「強敵、ドスギアノス現る!」というクエストが登場。
下位簡単クエストである集会所★1に常設されている。
当然のことながら、ドスギアノス1頭を雪山で狩猟するという内容である。
やはりというか支給品には特に目ぼしいものもなく、
モンスター取引価格が廃止されたため、資金稼ぎという目的にも使いにくい。
そもそも下位簡単クエスト自体が素材集めに使いにくいクエストのため、あえてこのクエストに行く必要はない。
せいぜいモンハン初心者たちが集まって、狩猟の何たるかを学ぶために出発するくらいだろう。
あるいは防具のギアノスシリーズは皮以外のドスギアノス素材を要求されない上防御力も悪くないので、
最序盤でそれなりに防御力を高めておきたい場合には手を出す機会もある……かも。
- 以降、MH3系~MH4系ではドスジャギィがジャギィ一家を引き連れて、
MHX系ではドスマッカォがマッカォ一族を結集して、
MHWorldではドスジャグラスがジャグラス一派を従えて、
MHRiseではオサイズチがイズチ一味と連携を取って……
クエスト名に「強敵」が付かなくなったり、
ドスジャグラスが「鳥竜種」では無く「牙竜種」だったりなど微妙に違いこそあれど、
「子分の大量討伐クエスト→ドス親分の報復クエスト」の伝統的な流れは
シリーズを通して新人ハンターの腕試しの登竜門として序盤のキー(緊急/任務)クエストに陣取る事となり、
初代のランポス一味とドスランポスの生態と心意気は、こうして今も脈々と引き継がれている。
余談
- このクエストの後もドスランポスを2頭討伐したり、3頭討伐したりするクエストが出現する。
しかし、その支給品ボックスの中の閃光玉は2個とやけに不親切である。
とはいってもMH無印~MHPまでこのクエストの支給品の中身が変わったこともないので、
恐らく設定ミスなどではなく初心者救済を目的とした仕様なのであろう。
- クエスト名に「強敵」などと書かれていたり、
相手となるのが初めてのボス級モンスターだったりといった内容から、
初めてこのクエストに挑むに当たって、かなり緊張して挑戦したというハンターは多いことだろう。
しかし相手はボス級とはいえ、ご存じ小突いただけでギャーギャー怯み、大して強くないドスランポス。
よっぽどヘマをしなければあっさりクリアしてしまう。
ランポス防具にも難しい素材は要求されず割と良質な防御力も手に入れられることから拍子抜けすると同時に、
「あれ、モンハンってカプコン製の割に意外と簡単なゲームじゃね?」などと、自信を付ける新人ハンター。
ところが、その程度で付けた自信は次に立ちはだかる偉大な先生によって木端微塵に打ち砕かれることを、
当時の新人ハンターたちは知る由もなかったのである…。