クエスト/月と太陽

Last-modified: 2023-09-05 (火) 13:56:51

『月と太陽』は、かつてMHFで配信されていたフロンティアクエストの一つ。

 
難易度クエスト種別目的地報酬金契約金獲得HRP条件
★8フロンティアクエスト
<温暖期・昼>
27000z1500z2800P受注:HR51
参加:HR51
 

概要

  • メインターゲットは塔の秘境リオレウス希少種、及びリオレイア希少種の狩猟。
    意外にも、この形式のクエストは『月と太陽』がシリーズ初だったりする。
    この辺りの経緯はアイテム/秘境セットを参照されたし。
    • ちなみにMH3Gでは、『月下の夜会』がほとんど同様の状況を再現している。
      ただし、こちらはベースキャンプが特殊仕様であるため、長々と走る必要はない。
  • MH2をベースとしたMHFであるため当然ながらリオスは旧シリーズ仕様なのだが、
    このリオレウスやリオレイアの希少種はやたら突進が強力すぎることでも有名。
    ノーモーションに加えて、それなりの速度と凄まじい威力を併せ持った突進を
    二頭で四方八方から放たれればたまったものではない。
    動きを拘束する閃光玉の使い方がカギとなるだろう。
  • また、シーズン1.5から遅れて参戦した彼らは、MHFの環境に沿ってステータス設定が施されている。
    リオレイア希少種は余裕で体力10000超に加え、
    リオレウス希少種もHP9600、全体防御率も双方とも0.55倍
    怒り時の攻撃力補正もとんでもなく、リオレイア希少種でも2.00倍
    リオレウス希少種に至っては通常種と変わらず驚異の2.40倍
    幸いにも怯み値は高くないが、とにかく倒れない
    さらには一撃でものすごいダメージを叩き出し、番の連携で隙も全く見せない。
    HR51に上がってその防具ですぐ挑むなどというのは、命知らずがやることだろう。
  • 後述する目的により連戦する際は、二人のハンターが真舞雷槍【鴆】を担ぎ、
    各々がそれぞれの飛竜の翼を突いて、2匹同時に怯みハメを行う手法がよく取られていた。

話題

  • このクエストは報酬や獲得HRPがそこまで飛びぬけているわけではない
    (強いて言えば、火竜/雌火竜の紅玉が双方とも5%である程度)が、
    それとは別にニッチな方向の需要が一時期流行った。
    それは狩人祭における、高速魂回しである。
    狩人祭では亜種/希少種は別モンスターとしてカウントされるため、
    強力な部類に入るリオス希少種の入手魂数は相応に高く設定されている
    (場合にもよるが、二頭狩猟で19魂程度が獲得できる)。
    そこで、リオレウス希少種とリオレイア希少種を同時に狩猟可能なこのクエストが選ばれた…
    までは予想可能なのだが、これだけでは単に一度の獲得数が多いだけで高効率とは言えない。
    ではどうしたのかというと、リオス希少種の片方をまず捕獲、
    もう片方をまた手早く捕獲に持ち込……んだ直後、
    『メインターゲットを達成しました』を合図にクエストクリア、となるよりも先に3死
    報酬は一切放棄、クエスト終了後の1分からリザルト画面まで約1分半を省略し、
    ただひたすら魂を稼ぎ続けることだけに特化した驚異のマラソン方法なのである。
    高度というかなんというか、プロハンは究極的にはここまでやってしまうのだろうか…。
    そもそも時間制限付きのボーナス試練(シクレ)でもあるまいし、
    終わりの見えないこのマラソンによくぞ耐えられるというもの。
    • この戦術では火力増強のために火事場力+2発動が大半であるため、
      自死方法は大タル爆弾Gによる爆死が多い。
      簡単に言い放ったが、捕獲確定からクエストクリアまでは3秒しかない
      方法はいろいろあるが、一人が捕獲を行っている間に残り3人が撤退するのがセオリー。
      また、爆死よりも体力を更に削る必要がある代わりに確実に3乙できる手段として、
      捕獲時に倒れ込んでくる際の接触ダメージで死亡するという手段も用いられた。
    • また、秘境へ走るだけでも1分半はかかるため、
      自爆3死を行わないとあまり効率が良い戦法ではなくなってしまう。

余談

  • 内容的には期間限定クエストから常駐のハンターズクエストに移籍させてもよさそうなものではあったが、
    結局移籍されることはないままG10にてHR帯のフロンティアクエスト共々廃止となった。
  • 当たり前だが、文字通りのマラソンも必要である。
    ベースキャンプからエリア5の崖までダッシュ!
    この塔マラソン、MHF伝統になると当時誰が予想しただろうか。
    初期から存在している他の塔クエストは、モンスター的に代用が効き、
    必ずしも塔でなければならないというものは少なかった。
    『月と太陽』が流行させた魂マラソンは伝統の先駆けとも言えるかもしれない。
  • より効率よく、そして簡単に魂が稼げるクエストが多数登場した後となっては、
    報酬が普通レベルなこともありこのクエストの需要はかなり落ち込んだ。
    内容が華やかなわりに、実情は全くの逆。
    両モンスターがHC化できるようになったが、
    HC素材が目的の場合、単体クエストより僅かに耐久力が落ちるだけにもかかわらず、
    HC補正により罠や閃光では拘束しきれない為難易度が大幅に上がり、
    しかも秘境前からスタートする単体クエストと違いマラソンが必要で時間短縮にもならない。
    むしろパートナーやレジェンドラスタの持ち帰りは2頭クエストでも枠数が変わらない為、
    同じ時間で単体クエを2回クリアした方が期待値が大きいという有様で、このクエストを選択する余地は無い*1
  • MHF-GGからは、G級版月と太陽とも言える「玄奥なる王威」というクエストが配信されている。
    相手がG級個体のリオレウス希少種とリオレイア希少種であるのに加え、
    強制的にハードコアモードとなるクエストで、ただでさえ強力な★7モンスターの特異個体を、
    難易度調整もできないままに2頭同時に狩猟するという高難易度のクエストである。
    月と太陽同様に不人気クエスト一直線……かと思いきや、
    刀匠/扇射をはじめ強力なスキルを網羅する高性能装飾品であるソルGX珠、その精錬元となるソルGX防具の強化に、
    このクエストでしか手に入らない「火竜の宝鱗」という素材が必要となるため、
    多くのハンターが当時屈指の性能を誇っていたソルGX珠を求めてこのクエストを攻略することとなった。
    また、パローネ大航祭の航路でも頻繁に登場していたほか、
    MHF-G9では逆襲クエストでこの構成と全く同じクエストが配信されることとなった。
    ただしこの頃にもなるとハンターの火力が相当にかさ上げされているため、
    これ自体が問題になったことはない。
    • ちなみに上述した塔マラソンは、MHF-G3にて上位・G級共に不要になっている。
    • なお、現在では火竜の宝鱗を用いずともソルGX珠の直接生産が可能であるため、
      防具としてのソルGXシリーズが欲しいのでもなければこのクエストをやる意義は薄くなっている。

関連項目

モンスター/リオレウス希少種
モンスター/リオレイア希少種
システム/狩人祭
クエスト/王族の招宴
クエスト/月下の夜会
クエスト/右手に火輪、左手に月輪
クエスト/竜王の系譜


*1 もっとも、HC素材自体は一定の需要がある(例として、リオレウス希少種とリオレイア希少種双方のHC素材が穿龍棍の秘伝防具に5個ずつ要求されるなど)。