MHFに登場する、覇種UNKNOWNの討伐クエスト。
概要
- 謎の飛竜こと「UNKNOWN」、その覇種個体が立ち塞がるクエスト。
フォワード.4にて『凶禍』というクエストとして初配信された後、
覇種が多数追加されたフォワード.5にて内容を調整した『至禍凶刻』となった。
凶禍の謳い文句は「討伐不可能!?MHF史上最強のモンスター!」、
至禍凶刻の謳い文句は「凶禍の黒き飛竜、襲来!」である。
- 戦闘場所は塔の秘境となっており、一度入れば基本的に退出することは不可能。
フォワード時代はクエストスタート地点がベースキャンプであり、
ベースキャンプから秘境までは遠いため、速やかな移動が求められていた。- MHF感謝祭の体験版『凶禍』では秘境の手前にあたるエリア5がスタート地点だった。
実装後のアンケートでは秘境までのマラソンに対して苦情が寄せられており、
G3のリファインからはエリア5からスタートに変更、即戦闘に移れるようになった。
- MHF感謝祭の体験版『凶禍』では秘境の手前にあたるエリア5がスタート地点だった。
- 以下、クエスト依頼文。
依頼主はハンターズギルド。禍を招くと云われる覇種モンスターが現れました!
一刻を争う事態のため、短時間での討伐依頼となりますが、
被害を最小限に抑えるため、撃退のみでも評価いたします。
このかつてない危機に立ち向かう凄腕の秘伝書所持ハンターを募集します!
この『至禍凶刻』というクエストの特徴は、この依頼文に集約されている。
- まず、このクエストは「覇種クエスト」という特殊なクエスト区分に分類されており、
制限時間は40分で、20分以内に討伐することができなかった場合、
事実上メインターゲットが「主目標への一定ダメージ」へ切り替わる。
つまり、20分以内に覇種UNKNOWNを討伐できなければ、それ以降は撃退として扱われるのである。
討伐達成の場合、討伐報酬として覇種UNKNOWNの第2覇種素材である
「飛竜の砕爪」をさらに複数個入手可能。
このようなシステムはMHP2(G)の古龍戦に近い(もちろん体力は維持されない)。
そもそもの前提として、UNKNOWNの第4形態以降は罠が無効化されるため、
捕獲は不可能で討伐まで持ち込まなければならない。
- また、受注・参加はHR6以上(旧体系ではSR300~)となる。
HR6クエストは全て覇種クエストになっている。
- このクエストの特筆すべき点はUNKNOWNが通常配信された初のクエストということにある。
そもそもUNKNOWNというモンスターは、
実装当初は超低確率で乱入されるのを待つしかないほどの稀有なモンスター。
討伐の困難さに最も貢献していたのはやはり極端すぎる遭遇率と言える。
その遭遇率故に、UNKNOWNが乱入してくるのは大方が武具等も含めて予想外のタイミング、
遭遇しているハンターが少ないために攻略情報が圧倒的に不足、
たとえ遭遇したとしても最強クラスの戦闘能力を有したモンスターとして立ちはだかるなど、
遭遇率と実力でこれまでの如何なるモンスターをも凌ぐほどの討伐困難さを極めていた。
その後、フォワード.4にて期間限定であるが、幾度かイベント配信が為されるも、
一度の配信時間が現実の時間で2時間までという制約が存在し、「通常配信」と呼ぶにはほど遠い状況。
そんな中、「覇種連続迎撃戦」という長期的なイベントの一環として、この『至禍凶刻』が配信。
配信時間の制限は一切なく、いつでもUNKNOWNを受注することができるようになった。
無論、覇種ランク、さらに受注可能時期もHR6(旧SR300)からという新たな制約はあるものの、
UNKNOWNの遭遇率に関する変遷はここで一旦終着点を迎えたと言える。
- このクエストでは3種類の覇種素材を入手できる。
一つは覇種防具の強化に必要とされる「鮮烈なる滾血」、
もう一つは刻竜武器を覇種武器として派生させる際に要求される「飛竜の赤眼」、
残りはこのクエストで初めて解放された、覇種防具や刻竜以外の覇種武器に用いる「飛竜の砕爪」。
最初の飛竜の赤眼の入手チャンスを逃した人も、この「至禍凶刻」で得られるので安心しよう。- 鮮烈なる滾血に関しては他の覇種モンスターからも入手できるため、
覇種共通の素材と考えられている。
- 鮮烈なる滾血に関しては他の覇種モンスターからも入手できるため、
- ちなみにG10現在、このクエストのクリアはG級昇級を目指すハンターにとって必須ではない。
必須なのは後述の撃退クエストの方である。
撃退クエストでは第6形態、第7形態とは戦えず、飛竜の赤眼も入手できないため、
G級昇級などである程度装備が充実したら挑戦してみるのもいいだろう。
- 意外に思われる方もいるかもしれないが、
この『至禍凶刻』のように、コンシューマーシリーズのラスボスや隠しモンスターの
クエストを彷彿とさせるようなクエスト名は、実はそれまでのMHFではあまり多くはなかった。
- なお、この漢字四字クエスト名は『剛砲不沈』など他の覇種クエストにも見られる。
共通のネーミングを採用することで、他のクエストと差別化する狙いがあるのだろう。
G級ではコンシューマーシリーズのようなクエスト名が付けられているものが比較的多い。
凶禍
- 『至禍凶刻』が配信される2か月前、フォワード.4下の9月17日に、
「覇種」のお披露目という目的で、覇種UNKNOWNが『凶禍』というクエストにて初配信された。
全てのハンターに"覇種の恐るべき強さ"を見せつけた瞬間である。
- 配信時間の制限は相変わらずだが、驚くべきことに制限時間自体が20分であり、
覇種UNKNOWNの攻略情報の不足なども相まって初日から数日間は阿鼻叫喚の嵐。
この時期はまだみなもとも使用不可だったため3乙連発でごめんなさいオンラインは当たり前、
天嵐防具や秘伝防具装備者が複数人いない限り、
4人で真面目に攻撃しまくって時間切れ余裕という驚愕の討伐難易度である
(一撃一撃が即死威力な攻撃を休む間もなく矢継ぎ早に繰り出すため、
前転やステップで回避して素早く反撃に移るなど、秒単位の成否が影響するなか、
PSが低く強引に攻撃チャンスを作っていけないプレイヤーはまず倒せなかった)。
告知ページでは「討伐不可能!?」という前代未聞の公式謳い文句が記載されていたが、
いざ対峙した初見ハンターは覇種UNKNOWNの圧倒的実力を前に、まともにその言葉を受け取ったことだろう。
- 前述の「飛竜の赤眼」はこのクエストで初めて入手できた。
ただ、当時はまだフォワード.4時代で刻竜武器の覇種派生は実装されておらず、
フォワード.5になるまでは用途の無い討伐の証的存在だったと言える。
- 上記でも少し触れたとおり、このクエストはMHF感謝祭の体験会ステージでプレイ可能だった。
その際はエリア5から開始と本実装版よりは移動にかかる時間が短かったものの、
武具も貸し出しで覇種UNKNOWNのステータスの高さを考えると充実しているとは言えず
(所持アイテムは充実していたので立ち回り自体に不自由はなかったが)、
制限時間も実際に配信された『凶禍』よりもかなり短かったため、
この時点では覇種UNKNOWNにおける最後の姿である第7形態の存在は知られていなかった。
シカキョウコク
- MHF-G実装直前のラスト一週間に行われたゲーム内イベント「MHF最後の宴」。
目玉の一つである「闇猫団クエスト」は1日ずつ新たなクエストが追加されていき、
その最終弾として、実装前日の4月16日に登場したクエストである。「鹿峡谷」ではない
- 基本的な仕様は『至禍凶刻』に準じているが、登場するUNKNOWNがまさかの極小個体。
即座に先制攻撃しないUNKNOWNの性格も相まって、見た瞬間思考がフリーズしたハンターもいるとか。
実装当時からは到底想像できない姿だろう。
- 小さいながらも実力は本物。当然覇種の実力を秘めているため、ゴリ押しでの突破は難しい。
肉弾技の範囲が狭くなるものの、ブレス系の技は見極めが難しくなっている。
だが、覇種の追加技である暴風と高速滑空での即死コンボが成立しなくなっている。
暴風部分に当たって打ち上げられると、その下を極小のUNKNOWNが通過してしまうのだ。
ネタクエスト色の強い闇猫団クエストだけあって、これ自体がネタの可能性もある。
- 報酬は闇猫団クエスト用アイテム「闇猫団バッジ・黒」の他、意外にも砕爪や赤眼などの覇種素材もきちんと出る。
【撃退】至禍凶刻
- MHF-G10で新たに追加されたクエスト。
HR6のギルド指定クエスト(キークエスト)の一つであり、
G級昇級を目指すハンターの登竜門的立ち位置にあるクエストである。
- 登場するモンスターは至禍凶刻同様、覇種のUNKNOWN。
ただしこのクエストはクエスト時間50分、かつ体力を半分にした時点で自動的にクリアとなるため、
第6形態に移行した瞬間クエスト達成になる。
とは言え第5形態の時点でも当該ランクのハンターにとってかなりの強敵であることに変わりは無い。
十分な準備をして望みたいものである。
- 入手できる素材は討伐の至禍凶刻とほぼ同じ。
覇種素材をこのクエストで集めることも可能である。
ただし討伐に持ち込めない関係上、飛竜の赤眼は入手できず、尻尾剥ぎ取り素材も入手できない
(尻尾切断は第7形態から可能なため)。
頭部破壊、翼破壊は第5形態で可能になるので、その部位破壊素材は入手できる。
関連項目
モンスター/UNKNOWN
システム/覇種
クエスト/突然の襲撃
クエスト/終わりなき襲撃
クエスト/双頭襲撃戦 - 覇種UNKNOWNを基にステータスをG級準拠にした個体が登場。