クエスト/双頭襲撃戦

Last-modified: 2024-03-06 (水) 16:57:28

MHFにおいて、期間限定で開催されるゲーム内イベント。
イベント名通り、2頭同時に登場するクエスト群が配信されるというもの。
MHFに従来存在した2頭クエストとは一線を画す、非常に高い難易度を誇る。

目次

概要

  • 「双頭襲撃戦」とは配信されるクエスト群、及び関連事象を総称したイベント名である。
    該当するクエストはいずれも≪超難関クエスト≫という新しい区分に分類されており、
    当時のG級クエスト中最高レベルの難易度に属する「G★7」にあたる。
    このため、参加には最低でもG級に昇級している必要があるので注意。
  • 2頭のモンスターが狩猟対象になる、と言うだけならば類例は数えきれないほど存在する。
    ただし、それらのクエスト群との最大の違いは、狩猟対象となるモンスターにある。
    単体でも別格の強さを誇るG級モンスターが2頭同時に出現し*1
    それらをいつもの50分ではなく20分以内に倒せという中々クレイジーな内容である。
    登場するモンスターは共通して一般的な拘束手法が殆ど通用しないという特性を持つため、
    無策で挑んだ場合の攻略は極めて厳しいと言わざるを得ない。
    • 2頭ものモンスターを同時に狩猟することで難易度の向上を図るという手法は、
      本家では多いものの、MHFではあまり用いられなかった。
      2体同時クエスト配信を前提としたコンセプトで実装されたものも存在するが、
      基本的には単体クエスト向けにモンスターが調整されることが多い。
      特にG級に至っては最初から2頭コンビであるモンスター雌雄の番などを除いて皆無に近い*2
      ただ、「たまにはこういうのも」というパンチが効いたのか、クエストの評判自体は良好であった。
  • 後述する「暴餓覚醒編」の「極み喰らうイビルジョー」を除くと、
    登場するモンスターはあくまで★1~★7、烈種、始種、G級遷悠種のモンスターと同等の体力設定である。
    ただ、2頭クエストだから1頭辺りの体力が低くなっているという事は全くない
    そのため最低でも、単体のモンスターを10分以内に仕留めるPT火力及び技術は欠かせない。
    MHF-Z以後の環境においては辿異装備などを用いることで攻略が容易となっている(一部除く)のは自明だが、
    逆にいうとG級昇級直後の装備でクリアするのはかなり厳しいと言える。
  • これら≪超難関クエスト≫を乗り越えたハンターは、該当クエスト専用の報酬素材を入手できる。
    この素材を規定数集めることで、特別なG級防具の生産が可能となる。
    MHF界隈での人気、または知名度が高いものの第一線を退いていた防具、
    たとえば「アスール」や「鬼神/童子」などの防具をG級最前線向けにリファインしたものとなっている他、
    このクエストのために新たにデザインされた「ランセ」シリーズといったものもある。
    • この特殊な防具は既存防具から派生するといったものではなく、
      生産素材を用いて最初からG級防具として新たに生産する形を取っている。
    • 該当クエストを一回クリアしただけでは、生産素材を全て揃えることは不可能。
      現在は生産素材は全てのクエストで確定入手となっているものの、
      防具を全部位作成するためにはそれなりの連戦が必須となる。
      安定した勝機を見いだせないと、この連戦は艱難辛苦を極めるだろう。
    • 一部のG級防具は装飾品精錬及び精錬装飾品の直接生産に対応する。
      防具については残念ながらMHF-Z現在ではランセシリーズが辛うじて繋ぎになる程度で、
      陳腐化は避けられない。
  • 「双頭襲撃戦」は高難度のクエストに備え、高性能防具を入手するという趣旨で初配信された。
    事実、初回配信時の防具「アスールGシリーズ」は単に性能がG級向けになっただけでなく、
    次回アップデートで実装された極限征伐戦のモンスターと相性が良い。
    ただし、その時に配信されたクエスト群のインパクトはかなり強烈であったため、
    「紅龍の高レベル極限征伐戦より双頭襲撃戦の方が厳しかった」といった声も聞かれた。
    2回目以降の配信ではこのような趣旨は薄れており、一つの到達点としての趣も出ていた。
    • しかし、初回配信から1年が過ぎようか……という時期に転機が訪れる。
      従来のものとは別に、「双頭襲撃戦~鬼神降臨編~」が新たに配信されたのである。
      内容も従来のものとは異なっており、初見のハンターを驚かせた。
      なお、鬼神降臨編の初回もG7モンスターに備えよ!という趣旨で配信されている。
      • また、通常編も鬼神降臨編の2週間後に開催。従来防具も作成可能。
        更に新たに1クエスト追加されており、希少スキル闘覇と、
        闘覇と相性の良いスキルを一緒に持つピアスが追加、作成可能となっており、更に精錬が可能。
    • 更に、イビルジョーを題材とした「暴餓覚醒編」も開催。
      本クエストで初めて"極み"の名が付くモンスターが登場している。
    • MHF-G9.1からは「圧倒的な強さを持つ1頭のモンスターの討伐に挑む事で、強力な装備を作成できる」
      というコンセプトの「無双襲撃戦」というイベントも配信されるようになった。
      これは公式サイト特設ページのデザインやクエスト内容等々から、
      双頭襲撃戦の対になるイベントクエストであると認識されている。
      が、だからといってこちらが疎かになるかと言えばそうではなく、
      MHF-Zになった後の2017年8月23日に新しい双頭襲撃戦「双獅覚醒編」が登場、
      両者ともに異なるコンセプトの元、差別化が行われていた。
    • 最後の双獅覚醒編は「過度にクリアを妨げる要素」を減らしたと思しき調整が入っており、
      「二体同時に戦うクエスト」であることを前提とした開発が窺い知れる。
      ひたすらにクリア難度が上がっていたサービス末期の無双襲撃戦*3とは異なり、
      こちらは「極み喰らうイビルジョー」が限度といった所であった。
  • MHF-ZZでは、双頭襲撃戦及び無双襲撃戦専用のフィールド「古跡」が新規に実装されており、
    2018/10/17開催の「無双&双頭襲撃戦WEEK!」より、
    一部の双頭襲撃戦クエストの目的地が古跡に変更されている。
    同日の時点では、極み喰らうイビルジョーのクエストのみが該当していたが、
    2018/10/31の開催時より、『双頭襲撃戦』の一部クエストと、
    鬼神降臨編、双獅覚醒編に古跡対応版が追加された。
    2018/12/26の開催より、古跡対応版が追加されたクエストの旧フィールドでのクエストは配信が中止された。
    なお得られる素材については特に変更はない。

『双頭襲撃戦』

  • 2014年3月12日~2014年4月2日まで実施されていた。公式サイトはこちら
    このイベントの約1ヶ月後に行われるMHF-GGアップデートにおける、
    GG最凶の極限征伐戦」に対応するための装備を作成するイベント、という位置付け。
  • 全3クエストから構成されており、初配信時は1週ごとに新たなクエストが解禁された。
    全てのクエストを攻略し、生産できるG級防具は「アスールGシリーズ」。
    MHF初期に導入されながら、そのデザインは現在まで非常に根強い人気を博している
    アスールシリーズがG級用として生まれ変わったものである。
    イベント専用素材が必要になるのは生産時のみであるため、
    その後は通常のG級素材などを用いて最終的に"アスールGXシリーズ"まで派生強化でき、
    当時のG級防具では数少ない一式装備で2000を超える防御力を持つ。
    スキルも当時の水準では非常に優秀なものであった。詳しくはアスールシリーズのリンクを参照のこと。
  • 3つのクエストはいずれもクリアすると"ギルド○○褒章"を最低1つ入手できる。
    これを2個ずつ集めるとアスールGシリーズを1部位生産できる仕組みである。
    • ただ、防具素材が一回クリアで確定1個*4という、いつも通りの報酬になっているので、
      頭から脚まで5部位生産するためには各クエストを10回ずつ回さなければならない
      (剣士、ガンナーの両方を揃えたければ当然、各クエストを20回、合計60回クリアする必要がある)。
  • アスールGXシリーズは(当時)性能的にも極めて強力であったがゆえ、
    当時のスキルシミュなどによく候補として上がっていた。
    しかし、新武器種『穿龍棍』などを目当てにMHF-GGに向けて参入した多数の新規プレイヤーのうち
    このイベントに挑戦できるG級に間に合わなかった者が大半を占めており
    (仮に間に合ったとしてもG★7どころの騒ぎではないこのイベントを突破できる装備が必要である)、
    双頭襲撃戦の再配信を求める声は多く寄せられていた模様。
    そのような経緯もあり、2014年の6月25日より双頭襲撃戦が再び配信されることとなった。
    最初から全てのクエストが受注可能となっているが、配信期間はわずか1週間となっていた。
    • 特に厳しいのはこの配信期間はMHFの7周年アニバーサリーと完全に被っており、
      恒例のレア素材救済クエスト大量配信と両立しなければならない点である。
      その意味で、1週間ごとに解禁の全3週間だった前回配信時と比べると、
      第2回からアスールGシリーズを初めて生産しようとする人はクエストの難易度と相まって阿鼻叫喚でしかない。
    • ちなみに、要望多数で再配信したわけだが、
      本来アスールGシリーズの生産イベントはあらかじめ告知されていた通り一回限りで、
      再度の配信はしない予定だった。
  • 2014年10月17日よりタングスG/コバルタGシリーズという新防具を追加され、再配信。
    タングスG/コバルタGシリーズを生産するまでの流れは従来と同様であり、
    今イベントのアスールGシリーズ生産素材はタングスGF/コバルタGFシリーズ一式を揃えて初めて入手できる。
    さすがに初回から何度も経験しているプレイヤーも少なくないが、
    新しくG級に昇格したプレイヤーがまた増えているので、何だかんだ言ってやはり阿鼻叫喚の嵐である。
    ただし配信期間は2週間(朱冥の饗宴のみ一週間)となっておりじっくり挑むことはできた。
  • 2015年3月11日からは4番目のクエストが追加された(4番目のクエストは3月13日から配信)。
    今回のクエストでは「ギルド○○紋章」が入手でき、ルチャルGピアスの生産に使用するほか、
    既存の3クエストで入手できる「ギルド○○紋章」を一通り集めて納品することで、
    アスールGシリーズの生産に使う「ギルド○○勲章」か、タングスG/コバルタGの生産に使う
    「ギルド○○栄典」を交換可能となっている。
    逆に言えば、ルチャルGピアス及びそれを精錬した装飾品が欲しい場合、
    過去にクリアした人も既存3クエストを再度クリアする必要が出てくる。
    この回も配信期間は2週間になっており、最初の1週間については狩人祭の入魂祭と時期が被っていたため、
    週末限定で常時ボーナス試練(49魂が加算される)状態になるというサービスがあった。
    なおこれ以降の配信も「紋章」が貰える形式で固定されている。
  • 2017年6月28日からは、外装防具アスールDの入手クエストが追加された。
    と言っても、アスールG同様にギルド○○紋章を10個ずつ集めて納品することで、
    アスールD解放券5枚をもらえる方式であり、討伐クエスト内容そのものは特に変わっていない。
    アスールの(見た目の)人気の高さはMHF-Z現在でも健在であり、これを目当てに挑むことも行われていた。
    なお必要な紋章は「アスールG」が絡む3クエストの報酬のみで、
    アスールDを入手するだけなら「邂逅せし瘴炎」はやらなくてもよい。

双哭招く終末

 
目的地報酬金契約金成功条件条件制限時間

寒冷期
<昼>
9000Gz700Gzミ・ル2頭の討伐受注・参加
GSR1
20分


依頼主:ハンターズギルド
古塔のあまり人が立ち入らない場所に、
漆黒の飛竜を2頭見たとの報告がありました。
これは調査依頼となりますが、
報告が本当であるなら普通のハンターでは手に負えません。
腕に自信のあるハンターの方のみで向かうことをお勧めします。

  • 第2のUNKNOWNとして知られる強敵、ミ・ルがなんと2頭待ち構えているクエスト。
    一定時間経過でもう1頭が出現とかではなく、初めから配置されている。
    また、G級クエストでの緊急依頼システムが使われておらず、イベント配信中は常時挑むことができる。
    • 哭はコクと読み、なくことである。
      さしずめ「2頭の叫び声が招く終末」という意味か。
  • ミ・ルのページを参照してもらえれば分かると思うが、
    通常G級モンスターの中でも別格クラスの強さを持つモンスターを2頭同時に相手にしなければならない。
    「超難関クエスト」の名が偽りではないことを即座に実感できるだろう。
  • MHFにおける高難度クエストは、モンスター自体を特殊な補正で強化したものが少なくないが、
    このクエストは強制ハードコアモードでこそあるものの、ミ・ルの強さには大差がない
    ……そう、ミ・ル1頭1頭の強さは単体クエストと変わっていないのである。
    2頭クエだから体力が低いとか、攻撃力が低いとかそう言った情け容赦は一切無い
    ちなみにこれは他の「双頭襲撃戦」でも概ね同じである。
    • しかも追い討ちをかけるように、強制ハードコアモード故に
      難易度を減らしてダメージを軽減することはできない
      おそらくG級に対応していない防具では、瞬く間に返り討ちにされてしまうだろう。
      また、ハードコアクエストということもあり、耐震+2や超高級耳栓、龍風圧無効も必要*5
    • そして、制限時間は20分である。
      現在でこそこの設定は珍しいものではなくなったが、
      当時は初期の覇種UNKNOWNクエスト、『凶禍』を彷彿とさせる設定に、
      多くのハンターが震撼することになった。
  • MHF-G3時から比べハンターの戦力強化が飛躍的に進み、
    「完全な分断」が意識されなくなるほどになった現在でも、
    このクエストはかなりの高難度を誇るものとして認識されている。
    最大の理由は、ミ・ルの仕様上ごり押しで強行突破する戦法が極めて難しいためである。
    ミ・ルは変幻自在なモードチェンジが特徴のモンスターだが、
    1500ダメージ毎にモードチェンジを行い、その時に過剰に減った分のHPを回復する仕様がある。
    そのため、体力(25000)を一瞬で削りきるほどの超火力と、スタンなどの拘束手段が無ければ
    (ミ・ルは罠が効かず、麻痺耐性も極めて高い)、どれだけPT火力が高くても余剰ダメージが発生してしまう。
    上記戦法は一応可能であることが実証されてはいるものの、高度なタイムアタックの領域であり、
    野良で安定して行うことはまず不可能と言われている。
    他のクエストはPT火力が高まった現在であれば素早くモンスターを仕留めることができ、
    二頭クエストが故の高難度である双頭襲撃戦では非常に有利に働くようになっているが、
    このクエストに関しては、一定(1500ダメージを素早く与える)以上の火力UPはタイム短縮に貢献しづらい。
  • ミ・ルは基本的にヘイトが蓄積された(攻撃を加えた)ハンターを狙うという思考が強く、
    モードにもよるが、遠方のハンターを直接狙って突進したりすることは多くない。
    そのため現在の基本戦法としては、古塔の秘境を広く使っての2on2、
    もしくは「ハンター1人対ミ・ルとNPC3人対ミ・ル」の図式を構築して、
    双方に均一にダメージを与えて討伐を狙うというものが主流。
    • 片方に火力を集中させないのは、集中させても上記の仕様上一定以上は効果が薄いため。
      また、NPCは基本的には(睡眠などを起こさなければ)片方のミ・ルを優先して狙う。
    無論これは完全な分断ではなく、たまに突進やブレス、竜巻が超遠距離から飛んでくるため、
    一定の警戒を払う必要はあるだろう。
    特にもう片方が遠距離モードか全開放モードの場合、その頻度は上がるので要注意。
  • 一応完全に分断する方法として、
    最初の形態*6に閃光玉が有効であることを利用するものがある。
    一方を集中攻撃している間、もう一方を決して攻撃せずに閃光漬けにするという方法である。
    ただし、上述したように現在の「普通のPT」の火力では、3対1では過剰ダメージとなってしまいがちであり、
    上で触れたタイムアタック的手法で一気に片付ける場合を除いては非効率になりがちである。
    • 無双襲撃戦で認知された事だが、ミ・ルの最初の形態は案外厄介なものになっている
      (突進や回転攻撃、ブレスなど他モードに比べ不規則であり、避けにくい攻撃を多用する)。
      そのため、クエスト開始直後に一気に形態変化させてしまうという点で、「最初の閃光玉1個」は割と有用。
      拘束しないまでも、持っていくとよいだろう。
  • 基本的な対策はミ・ルの記事を参照してほしいが、
    結晶やられの対策を行うことで、致命的な事態が起こる頻度を大幅に下げられるようになっている。
    MHF-Z以降、状態異常対策装備は割と豊富になってきているので、それを活用するとよいだろう。
  • クリアすると「黒晶」を冠する紋章が確定1個、さらに基本報酬1%で入手できる。
    また、ミ・ルはモンスター取引価格が無いためか報酬金も9000Gzと高く、
    ミ・ル自体の素材も1枠で各素材が2個ずつ出るなど、基本報酬で入手しやすくなっている
    (流石に剥ぎ取り希少素材や、部位破壊限定の「黒狐竜の角」は含まれない)。
  • なお、モンスターの分類がミ・ルとして認識されているためか、
    極征支援の効果は同じミ・ルが登場するクエスト『急襲!氷塔の黒狐竜』と同じ、
    つまり高い支援効果を得ることができる。
    もっとも、支援効果のためだけにわざわざ行く必要は全くといっていいほど無いが。

影光の鎮魂歌

 
目的地報酬金契約金成功条件条件制限時間
塔最上階
温暖期
<昼>
7000Gz700GzUNKNOWN1頭の討伐
ゼルレウス1頭の討伐
受注・参加
GSR1
20分


依頼主:ハンターズギルド
古塔の頂部に、白と黒の飛竜が現れました。
本来この2頭は、相反する存在であるため、
同じ場所に現れることはありえないことです。
これは、無謀な依頼と言わざるを得ません。
しかし、数多くの功績を残したあなたなら
なんとかしてくれると信じています。

  • 第二弾として2014年3月19日から配信された。
    白き飛竜ゼルレウス」と「黒き飛竜UNKNOWN」の2体、
    かつてのMHF史上最凶モンスター烈種1番手の共演である。
    UNKNOWNは紅黒のリオレイア、ゼルレウスは蒼白のリオレウスといった外見なので、
    同時クエストが出るだろうとネタにしていた人もちらほらいたのだが、本当に実現してしまった
    舞台はゼルレウスのクエストと同様、光に包まれた塔の頂上。この場所で相まみえることになる。
    • 事前に公開されていた『影光の鎮魂歌』というクエスト名から光属性と闇属性の対、
      つまりゼルレウスとメラギナス烈種コンビではないかとの予想が立った。
      しかし、烈種メラギナスは特殊な仕様が多い*7ことからそれを否定する人もおり、
      実際にはもう1つの予想であったゼルレウスとUNKNOWNの白黒飛竜コンビであった。
      ちなみにゼルレウスとUNKNOWNの関係性(相反する存在であること)が示唆されたのはこれが初である。
    もちろん、2頭クエストだからといってモンスターのステータスが弱まってはいない。
    UNKNOWNは至天征伐戦のプロトタイプと言った趣で実装から現在までステータスが微妙に変化しているが、
    基本的には「G級クエスト版(覇種)UNKNOWN」という感じで強化されている。
    また、第一弾同様ハードコアクエストなので、難易度の変更は不可能なのに加え、
    ゼルレウスが龍風圧や超震動を放つようになっている点に注意。
  • この『影光の鎮魂歌』ではゼルレウスは烈種、UNKNOWNは覇種準拠の個体が登場する。
    なおUNKNOWNは初回と第2回配信時には至天征伐戦(正式なG級個体)が無かったためか、
    特殊な剥ぎ取り・部位破壊素材が用意されていた。
    第3回では通常のUNKNOWNと同様になっている。
    咆哮時のオーラの色も通常種と同じ色になっている(覇種は通常より薄い色である)。
    • なお、UNKNOWN戦開幕時の演出がない初のクエストでもある。
      モンスターと同エリアからの開始であり、演出時の硬直を回避するためだろうか。
  • ゼルレウスは烈種クエストのものと全く同じステータスなのだが、
    UNKNOWNは上述したように現在では覇種、至天征伐戦とは別の個体が用意されている。
    MHF-Z現在、覇種UNKNOWNはG級昇級の過程で撃退が必須になったため攻撃力等が大幅に弱体化しているが、
    こちらは基本攻撃倍率が12.0、最終形態の攻撃倍率が18.0という、
    至天個体最終形態と全く同じ数値になっている。
    全体防御率も0.27~0.15とこれまた低く、当時の覇種にも引けを取らないタフさである。
    そして★7の防御力減算も踏まえると、最終形態の大技の火力はまさに当時の覇種UNKNOWNそのものと言える。
    • ただし、これでも至天征伐戦よりは一撃のダメージが低い。
      これは至天個体同様、従来のUNKNOWNと全く同じものを出せなかったらしく、
      ステータスと共に攻撃技の威力を全て再調整されたからである。*8)
      その調整は全体的な技の威力は昔の覇種より低く、それを強烈な攻撃倍率で補うというもので、
      昨今のG級モンスターや辿異種に見られる物となっている。
      勿論、至天個体とは差があるので、技威力に多少の差がある事は十分考えられるが、
      どのみち辿異装備などの超高防御力があれば、最終形態でも多くの攻撃を耐えられるようになっている。
      肉質もHR個体とほぼ同じのため、通常のG級モンスターに比べダメージが通しやすい。
  • このクエストの大きな特徴としては、ゼルレウスにせよUNKNOWNにせよ最初は大人しい事が挙げられる。
    どちらも、ダメージ蓄積を行って形態変化させることで初めて驚異的な戦闘能力を発揮するためである。
    一方、最終形態の2頭はスピード・パワー・技の範囲共に優れているため、
    二頭を最終形態にしてしまうことは極めて危険である。
    従ってこのクエストの基本戦法としては、どちらか片方を速やかに討伐することが挙げられる。
    • どちらを先に残すかはプレイヤーの戦術次第というのも特徴的。
      例えばゼルレウスを先に討伐する場合、UNKNOWNはホルクや攻撃の流れ弾でも形態が進みかねず、
      第三形態移行はピンポイント打ち上げブレスを常に警戒しなければならない羽目になる。
      そのため、ゼルレウスを速攻で仕留める必要があるのだが、
      ゼルレウスは形態変化で特定の武器系統に対し防御能力が極端に高まるという性質を持つため、
      系統をある程度分散させ、形態変化を遅らせるか、変化しても肉質面での優位性を保つことが速攻のカギとなる。
      一方でUNKNOWNを先に仕留める場合、ゼルレウスは流れ弾程度では形態変化することはないが、
      UNKNOWNは速攻で仕留めるための明確な戦略は存在しないため、UNKNOWNの行動を熟知している必要がある。
      NPCは、MHF-Z現在では概ねゼルレウスを狙うようになっているため、
      (NPCの有無を問わず)ソロで挑む場合はゼルレウスから仕留めるほうが良いかもしれない。
    • ちなみに、UNKNOWNの第一~第三形態までは閃光玉が効く。
      3人でもゼルレウスを速攻できるだけの火力があるなら、分断作戦も一定の効果がある。
  • 双頭襲撃戦が実装されたMHF-G3では、未だHR時代のものが多く用いている防具の変革を促す試みが行われていた。
    上のアスールGXシリーズもその一環なのだが、当クエストでは烈種のゼルレウスが居ることによって、
    「防御力によるダメージの軽減」と「UNKNOWNの一撃を耐えられる真根性スキル」の両方が必要と言われていた。
  • 報酬では「黒輝」を冠する紋章、さらにUNKNOWNの覇種素材も(赤眼も含めて)出る他、
    2%と低確率だがG★1~★6の新モンスター及びバルラガルの部位破壊限定レア素材も基本報酬で出る。
    初回と第2回配信時はUNKNOWNの剥ぎ取りと部位破壊でもG級の部位破壊限定素材が排出されていたが、
    至天征伐戦実装によってUNKNOWNが正式にG級個体としてエントリーされた関係か、
    第3回の配信ではUNKNOWNの剥ぎ取りと部位破壊素材は通常のものに戻されている。*9
    ただし基本報酬でG級の部位破壊限定レア素材が出るのは変わりない。
  • ゼルレウス、UNKNOWN、ともに専用BGMを持つモンスターだが、
    このクエストではどちらが流れるというわけではなく、
    G級クエスト専用の塔の汎用BGM『いにしえの幻影が適用される。
    なお、クエストが始まった直後は環境音として『光差す祭壇』が流れるがすぐに上書きされる。
  • ちなみに、覇種UNKNOWNが登場し、制限時間が20分なのはこのクエスト以来
    かつてメゼポルタ広場各地に止むことのない「ごめんなさいオンライン」を引き起こした
    覇種UNKNOWNの初登場クエスト、『凶禍』を明らかに意識していると言える。
    覇種クエストも20分以内に討伐できなければ強制的に撃退であり、
    超高難度クエストに付きまとう"制限時間20分"はある意味定番となっていた。
    • これまでUNKNOWNが確定で登場するイベントクエストは、
      夜の砂漠に夜の沼地、さらには塔の秘境と薄暗い場所が多かったため、
      光で覆われたこのエリアでのUNKNOWNとの戦闘に新鮮な感覚を覚えた人も少なくはないだろう
      (正規の乱入クエストでは昼の峡谷や森丘などにも出現するので夜しかなかったわけではない)。
    MHF-G5.2にて、UNKNOWNがまさかの至天征伐戦対応を果たしている。
    至天征伐戦ゆえに制限時間20分、狩猟地は塔の頂上部と『影光の鎮魂歌』に近い設定であるが、
    そちらでは変貌したUNKNOWNが塔を破壊しつくさんとばかりに暴れまわる姿が見られる。
    "G級対応のUNKNOWNは双頭襲撃戦基準"と考えていたハンターにとっては寝耳に水の事態だっただろう。
    また、UNKNOWNに対応する扱いを受けていたゼルレウスについても、
    「本来の力を発揮していないのではないか」といった疑惑が浮上することとなった。
    そしてG5.2から4年間の静粛を破り、
    2019年3月20日に更なる力を得たゼルレウスが無双襲撃戦に登場したのであった。

朱冥の饗宴

 
目的地報酬金契約金成功条件条件制限時間
新大闘技場
温暖期
<昼>
7000Gz700Gzラージャン1頭の討伐
ドラギュロス1頭の討伐
受注・参加
GSR1
20分


依頼主:ハンターズギルド
突如、新大闘技場に2頭のモンスターが現れました。
どちらもギルドが最も危険と位置付けるモンスターです。
なんとか、被害を拡大させずに済んでいますが、
予断を許さない状況です。
至急現地に向かい、モンスターの討伐に当たってください。

  • 第三弾として2014年3月26日から配信。
    朱き怒りの金獅子と、『幻』の冥雷竜という、
    MHF-G以前のMHFにおける最狂モンスターとして名が挙げられていた2体を
    新大闘技場で同時に相手にするというまさにクライマックスなイベントクエスト
  • 幻の冥雷竜についてはベースとなるモンスターが当時G級対応されていなかったため、
    G級ドラギュロスが登場した現在でも第二弾の覇種UNKNOWNと同様、イベント専用個体が登場する。
    また、赤き金獅子もこのクエスト専用のステータスになっている。
  • 彼らの共通点として「元気のみなもと」が使用できないというものがある。
    当然このクエストでも使用できないため、みなもと頼みの戦法は取ることすらできない。
    • なお、連続ログインブーストと狩人応援コースのみなもと効果は元から有効なので、
      このクエストでも効果は発揮される。
  • また、本来の彼らは常時怯み・転倒を一切無効する
    一部の状態異常及び罠を完全に無効化するという恐るべき特性を持っているのだが、
    本クエストではそれが一部オミットされており、効かないのはドラギュロスに対する麻痺と睡眠のみで、
    怯み、転倒、閃光玉*10普通に効く
    また、ドラギュロスにせよラージャンにせよ通常のG級個体と耐久力差が殆どなく、
    特にラージャンは古いG級モンスターということもあって体力が非常に低くなっている。
    更に言えば、ラージャンの攻撃力は通常クエストよりも更に低くなっている。
    これはラージャンが上で触れた「防御力によるダメージの軽減」
    が重要になるという設計から来ていると思われる。
    • 一応、よろめき耐性そのものは通常個体より高く、怯みにくくはなっている。
  • 一方、どちらも攻撃は苛烈そのものであり、
    特にラージャンは誘導性能が高く濫用してくるローリング凶悪すぎる性能であり、
    攻撃倍率が低いとは言え、特大の雷球は直撃すれば辿異ZX一式でも一撃で即死するほどのものである。
    ドラギュロスについても、G級個体の技を一部用いるほか、攻撃範囲の広さは折り紙つきであり、
    更にG級個体に比べ技の威力が非常に高くなっており(攻撃倍率はG級個体と同じ)、
    一撃で大ダメージを受けてしまう。
    従ってどちらも2頭クエストでは無視できるものではない。
    総評すれば、守りは脆いが攻めが強い2頭と言えるだろう。
  • こちらのクエストでは、とにかく片方を先に仕留める戦略が取られることが多い。
    ラージャンの体力が低いので、ラージャンを優先するのが基本となってはいる。
    赤き金獅子は非常に古い時代のモンスターということもあり、
    昨今のMHFモンスターに比べ攻撃のメリハリが乏しいが、
    幸いこちらはG級専用技のチャージブレスを使ってくるため、それを上手く狙えばダメージを与えていける。
  • クリアすることで「冥朱」を冠する紋章を入手できる。
    さらに、このクエストが配信された時点ではG級に対応していないドラギュロスに鱗系の固有素材、
    冥雷竜の透鱗」「冥雷竜の耀鱗」「冥雷竜の殲鱗」という独自の鱗が存在しており、
    精算アイテム扱い(左から順に1000Gz、2000Gz、3000Gz)となっていた。
    現在では普通のG級ドラギュロス素材が手に入る。
    また、赤き金獅子と幻の冥雷竜討伐専用アイテムや、討伐を証明する称号もこのクエストにて入手可能。
  • なお、『影光の鎮魂歌』とは違って専用BGMを持つモンスターがラージャンだけであるため、
    このクエストで適用されるBGMは『黄金の鬣』である。
  • ちなみに幻の冥雷竜はともかく、赤き金獅子は実装当時(HR)の仕様とは大きく異なるため、
    当時の仕様を再現した赤き金獅子を登場させて欲しいという声は一部で上がっていた。
    それは後述の「鬼神降臨編」にて、ある意味それ以上の仕様となって概ね再現される事になった。

邂逅せし瘴炎

 
目的地報酬金契約金成功条件条件制限時間
古跡・夕(旧:樹海頂部)
温暖期
<昼>
9000Gz700Gzエスピナス亜種1頭の討伐
エスピナス希少種1頭の討伐
受注・参加
GSR1
20分


依頼主:ハンターズギルド
古跡に白色と茶色の棘竜が現れたとの報告がありました。
この2頭がともに出現した例は今までになく、
甚大な被害をもたらす可能性があります。
至急討伐に向かってください。
討伐に成功した暁には古くからギルドで蔵されてきたピアスを差し上げます。

  • 2015年に新たに追加されたクエスト。
    このクエストのみ、2015年3月13日(金)からの配信となっている。
    クリアすることで「ギルド瘴炎紋章」を2個入手できる。
  • 樹海頂部、「瘴炎」とのキーワードからエスピナス希少種が出ることは確実視されていたが、
    蓋を開けてみると、希少種のとなりで亜種が仲良さそうに眠っている
    • エスピナス種はクエスト開始からしばらくの間眠っている。
      エスピナスが絡む2頭クエストではこれを利用して別の方を先に仕留めることが多いが、
      このクエストではどちらかが目覚めて咆哮するともう一頭も目覚めてしまう
    • 亜種は初配信当時G級個体が存在していないため、素材は精算アイテム扱いになっている。
      G9での正式実装後は、剥ぎ取れる素材は固有のものとなり勿論HC素材も得られる。
  • 亜種、希少種ともに通常の個体から手が加えられており、このクエスト独自の技を持つ。
    • 両者ともに突進時、瘴炎を纏うようになっている。
      この判定は通常突進時の延長された判定*11部分に付加されているようで、希少種側は毒に冒され、
      亜種側は重酸を燃やしているのか腐食やられになり、防御力が落ちてしまう。
      なお、この瘴炎はいわば補助オプションという存在で、
      接触するだけで即上記の効果を受けるが、ふっ飛んだりはしない。
    • 亜種は空中で溜めた後、スライドしつつ溜めブレスを3連射する行動を有する。
      単発に比べて範囲は狭くなっているものの、3連射する故に総合的な攻撃範囲は広い。
    • 希少種は空中で横一直線に火炎放射。フィールドを分断する炎を残す。
      火傷のスリップダメージがあるものの、毒はない。
      通常の空中からのナパームブレスは、先にエスピナス亜種を討伐し単独になるまで使用しない。
    • そして特に目立つのが2頭で行う合体技。
      片方が威嚇の動作で待機した後2頭同時にバックジャンプ。
      直後に互いに向けて通常より強力な瘴炎を纏った突進をし、
      衝突した瞬間に凄まじい規模の爆発が発生、当たれば毒に冒される。
  • かたや防御力が関係ないスリップダメージの炎と毒、突進や滑空を駆使して暴れまわる希少種、
    かたや痛烈な一撃とメテオと通称されるブレスで妨害し、
    更にブレス、突進の瘴炎で燃焼している重酸の効果で防御力をダウンさせてくる亜種。
    じわじわとダメージを受ける機会が多く、更に(特に亜種側に多い)削り判定でアーマーを剥されやすいため、
    あまり絶対防御だけに頼った戦術は取り辛い。
    また、根性で耐える手法もスリップダメージ判定で殺されてしまうことも多い。
    中々厄介な連携をするペアと言えるだろう。
    ただし、両者ともに他に比べてハメ対策があまりなされていないモンスターであるため、
    閃光玉や麻痺などでの拘束を行うのは可能である。
    離れていても正確にメテオブレスで狙撃してくる亜種から倒すのが主流であるようだ。
    • なおG級亜種正式実装後も、亜種の動きは双頭襲撃戦専用個体のままとなっている。
      正式なG級亜種個体は広範囲攻撃、壊滅的威力の溜め攻撃の鬼といえる存在に変貌しており、
      仮に基本行動もそちらになっていたら広範囲攻撃で嬲り殺しにする希少種と、
      壊滅的威力の溜め攻撃を乱用する亜種という阿鼻叫喚な光景が広がっていたことだろう。

余談

  • アスールGシリーズは、上記のギルド○○褒章を使用して直接生産するため
    既存のアスールFシリーズを持っていなくても作成が可能である。
    また、アスールGXシリーズは装飾品への精錬機能を有していない。
    非常に高い性能を持つ防具だが、これは精錬機能が無い=純粋に防具として使用されるため
    台頭してきたG級狩護防具と比較して引けをとらないように調整したのではないかとの説がある。
    • 事実、MHF-G5以降のG級防具はG級狩護防具と比較して全く遜色のない性能になっており、
      アスールGXシリーズはその先駆けだったと言っていいだろう。
      G5.2で登場したタングス/コバルタGXは、全部位にスキルポイント+10のスキルが存在しており、
      こちらも難易度に見合う強力な性能に仕上がっている。
      ルチャルGXピアスは、登場したばかりの希少スキル「闘覇」を備え精錬可能、
      防具としても一閃+4や痛撃+5など優秀なスキルを併せ持つ強力な防具に仕上がっている。
    • なお当クエストで作成できるG級防具は、
      いずれも強化にHC素材とG級HC素材を使わないのも特徴となっている。
      レア素材要求も薄いが、代わりに優玉などのG級玉石系アイテムや竜尾などを大量に使用する
      入手自体は容易であるものの、いかんせん数が数であるため人によっては強化に苦労しがち。
  • 難易度については個人差は当然あるものの、モンスターの仕様の問題から
    結果的に最も分断や拘束が難しかったのは最初のミ・ル2体であったと言える。
    これはクエスト配信期間(第3弾は1週間しか配信されなかった)を考慮した結果かもしれない。
  • 超難関クエストの名に違わず、MHF-Gの中でも極めて難易度の高いクエスト群であることに疑いはないが、
    配信されてから数日で既に4ラスタ討伐やソロ討伐などが達成されている。
    装備自由のPTでもクリアは決して不可能ではないため、気軽に募集してみるのもよいかも知れない
    (当然ながら寄生は論外であるが)。
  • 2週目からはアスールGシリーズ生産アイテムを消費して引ける「ハリセンネコくじ」も解放された。
    貴重な素材も含まれているため対価は大きいが、
    基本的には1回引くためにクエストを1回クリアしなければならないので、
    これ目当ての連戦はそもそもの「クジ」の特性を考えればリスクが少ないとは言えない。
    このクジも6月25日の再配信に合わせて再び解放された。
    G5.2でもクジが解禁されたが、こちらはタングスG/コバルタGの強化素材用のもの。
  • なおG5.2で追加されたタングス/コバルタGXシリーズは、
    過去にシリーズクエストで入手できたタングス/コバルタHCシリーズのG級リファイン版である。

『双頭襲撃戦~鬼神降臨編~』

  • MHF-G6.1下の2015年2月15日より突如として初開催されたイベント。
    既存の双頭襲撃戦とは異なり、一つのクエストだけで構成されている。
    タイトルにある通り、「鬼神G・童子Gシリーズ」が生産できる。
    • 従来開催されていたものとは明確に異なる特徴を持っており、
      過去の防具作成に必要となる素材などは入手できない。

憤怒と憤激の赤鬼

 
目的地報酬金契約金成功条件条件制限時間
大闘技場
温暖期
<昼>
9000Gz700Gz???(ラージャン2頭の討伐)受注・参加
GSR1
20分


依頼主:ハンターズギルド
闘技場に赤いオーラを纏ったモンスターが現れたとの報告がありました。
何頭いるのか分からない状況ですが、
このままだと被害が拡大する恐れがあります。至急討伐をお願いします。
討伐に成功した暁には古くからギルドで蔵されてきた防具を差し上げます。

  • 登場するモンスターはクエスト名から察せられる通り、赤いオーラを纏ったラージャンである。
    今回は最初から2頭がスタンバイしている訳ではなく、
    若干小柄な1頭目を討伐した直後、または一定時間の経過で次のラージャンが降ってくる仕様になっている。
    MHP2における村最終クエスト「最後の招待状」を連想させる内容なのだが……。
  • 1頭目のラージャンは「朱冥の饗宴」に登場した赤ラージャンの仕様を踏襲しているが、
    あろうことか部位破壊しようが全く怯む気配を見せない
    凄腕クエスト時代の強みの一部を引っ提げての再登場となっている。
    ただし、隙の大きなG級追加モーションもあるのがまだ幸いか。
    勿論、赤ラージャンは隙の少ない強敵であるため難易度は高いものの、
    過去のイベントでの攻略経験があるならばそこまで苦労する程のものではない。
    • ちなみに一部と書いたが、何故かと言うと罠と状態異常がしっかり効くため(本来の赤ラーは全て無効)。
      落とし穴を仕掛ければ落ちてしまう。最初の発覚前に設置する余裕はあるため、
      2頭の乱戦を避けたいのであれば利用するのも一考だろう。
  • 問題は2頭目のラージャンである。
    目を惹くのはその大きさで、並の個体より一回り大きい。
    そしてここからが問題で、なんとこのラージャンたちは連携技を有している
    • 戦闘中に突如あの奇声を上げながらラージャンたちが同時に飛び上がる。
      その後に所定位置へと移動し、ローリングアタックでエリアを蹂躙
      徐々に旋回範囲を縮めていくことで次第に2頭のラージャンが接近し、
      衝突した瞬間に周囲超広範囲を猛烈な地割れが襲う……という内容である。
      ラージャンの近縁種とされるゴウガルフに触発されたのだろうか?
      「孤高の存在」という設定はどこにいったのか、というツッコミもあろうが。
  • 片方を討伐した場合、もう片方のラージャンに異変が発生する。
    常に赤いオーラを纏うだけでなく、どす黒い煙のようなものも纏う。
    その様子はまさに憤激の赤鬼、あるいは鬼神降臨と言うべきか。
    • なお、2頭目が現れる前に1頭目を討伐した場合はすぐさま2頭目が登場し、
      最初から常時赤と黒のオーラを纏った状態で暴れまわることになる。
    • 相方を倒され、憤激の領域に達したこの状態のラージャンは一部攻撃がパワーアップする。
      具体的には低空ローリング後の地割れが3Wayになっていることや、
      咆哮の際に金色のオーラが周囲に発生する、地面殴りを2連続で行う、
      G級行動のチャージブレスではなく従来の気光ビームを使用すると言った感じである。
      また、この段階になると罠や閃光玉が効かなくなってしまう。
      ただし、それらを除けば従来の赤き金獅子と同じである。新たな変化に対応できれば勝機は十分あるだろう。
  • 双頭襲撃戦の例に漏れず制限時間は短いが、ラージャンの耐久力が低い上に最初から2頭同時でないことで、
    以前のクエスト群よりも時間的な余裕はあると感じられるかもしれない。
    配信初日で既に2ラスタでのクリア報告も上がっている。
  • ちなみに、クエスト側でスキル「麻痺半減」が発動している。しかし、意味があるのか全く不明である。

激天怒髪の阿吽

  • 2015/9/16に配信された、上記クエストのアップグレード版。
    クエスト成功条件は同じで、報酬金が10000Gzに、
    1回のクリアで得られる鬼神・童子Gシリーズの生産素材が1個増えて4個になっている。
    そして誰得だった、クエスト側の麻痺半減スキル自動発動が削除されている。
  • アップグレード版と言ったが、どこがアップグレードされているのか?
    それは、同時にスタンバイしているという点。
    つまり、旧バージョンが赤ラー版最後の招待状であれば、こちらは赤ラー版双獅激天である。
    真のG級赤ラーが2頭同時に攻め立ててくるという光景が繰り広げられ、
    強力なモンスターが2頭同時に攻めてくるという意味ではこちらのほうが双頭襲撃戦に相応しい内容といえる。
    • ただ、今回は初期配置されているラージャンのどちらから排除しても良いため、
      先に大柄な個体を討伐し、小さな個体を強化状態にする手法も取れるようになった。
  • 最初からラージャンが2頭スタンバイしている以外は旧クエストと一切変わらない。
    ラージャンの猛攻を潜り抜ければ勝機は十分見いだせるだろう。

『双頭襲撃戦~暴餓覚醒編~』

  • 2015/12/22より登場した、新たなる双頭襲撃戦。
    G8において実装されたイビルジョーが不評だったために、復権を図る目的で配信された。
    G9実装以前よりある程度告知されており、年末年始に開催されること、
    及び生産可能防具「ランセGX」の性能の高さから、ユーザーから注目されていた。
    なおイビルジョーは遷悠種モンスターであり、受注にはGR制限が掛かる。
    • ランセGX自体はG8時点のデータ上で確認されていた。
      剛撃・一閃・剣神などG8までに存在していた需要の多いスキルを高水準で備える。
      ただし、生産素材の「ギルドクレスト」は当時排出が不安定であった(現在は確定入手)。
    • 今回の特徴として、時限配信の更なる高難度クエストが存在する
      報酬としてギルドクレストをランセGX一式分確定で入手できる。
      ただしこちらのクエストはいわゆる「救済クエスト」としての性質は一切有していない
    • なお、改G級武器の派生・強化に使用する遷悠骨に関しては、
      公式サイト上では両クエスト共に入手できないことになっており、
      実際初配信時は入手できなかったのだが、2016年11月時点では入手可能になっている。
  • 現在では確定入手になっているが、配信当初は双頭襲撃戦初の
    「防具素材が確定で出ないクエスト」であった(後述する更なる高難度クエストでは当初から確定入手可能)。
    これが遷悠種のブーストシステム*12と非常に相性が悪く、
    「更なる高難度クエスト」に後述する抜け道が発見された事で、
    高難度クエストのクリアを強制する仕様で、そのクエストも制限時間を短くし2頭クエにしただけの手抜き
    という批判が様々な方面から出るようになった。
    現在では通常版クエストも確定入手になったため上記の問題は起こらなくなったが、
    このイベントで登場したのがCSシリーズから変化が殆どなかったイビルジョーであった事もあり、
    一部のプレイヤーの間で、メインシリーズからの導入要素そのものを疑問視する声があがることになった。
    現在は落ち着いている。

蝕の訪れしとき

 
目的地報酬金契約金成功条件条件制限時間
古跡・晴れ(旧:新大闘技場)
温暖期
<昼>
10000Gz700Gzイビルジョー2頭の討伐受注・参加
GR100
(GSR不問)
20分


依頼主:ハンターズギルド
ギルドでは、ヤツらの呼称を「餓え喰らうイビルジョー」とすることにした。
ヤツらは唯の恐暴竜ではない。
閉じ込め肉を与えず極限まで追い込んである。
勇気のあるハンターよ。
もしも討伐に成功したならばギルド秘蔵の防具の素材を授けよう。

  • G9告知段階で存在が示唆された、「餓え喰らうイビルジョー」が初めて登場したクエスト。
    エリアに入ると、大小2頭の怒り状態(に見える)イビルジョーが同時配置されている。
    MHF版「最恐の果て」と言えなくもないが、あちらは他イベントクエストで予習できる。
    • 新大闘技場が舞台になるため、図体のデカいイビルジョー相手では手狭に感じる。
      通常あまり気にならない360°龍ブレスが本クエストでは脅威そのもの。
      また、岩投げの強化(大岩を投げ、砕けた岩が拡散する)も面倒。
      罠や状態異常は多少通用するものの、基本的には泥臭い戦いを強いられる。
      MHF版G級追加行動である岩打ち上げ→叩き割りという貫通コンボはオミットされているが、
      代わりに拘束攻撃のダメージが大幅に上がっており、追加行動の大半がその拘束攻撃となっている。
    • この個体は怒り移行時に根性貫通の大技を使ってくるが、
      エリア中央で発動されると狭さも相まって対応が大変面倒臭くなる。
  • 一頭目を倒すと、もう一頭が共食いを始める
    そして共食いが終わると強制的に常時怒り状態へと移行する
    ちなみにそれまでの間であれば罠肉を食べるため、持ち込んでおくと攻撃チャンスが少し増える。
  • 当時はこのクエストにも遷悠ブーストが発生していた(初配信時は1日6回)。
    報酬で排出されるランセGの生産素材「ギルドクレスト」の入手数も、この関係でまばらになる。
    ただ現在では「ギルドクレスト」が確定で入手できるようになったため、
    遷悠ブーストが無くなったとしても最低1個は入手できるようになっている。
    MHF-Zではブースト機能・報酬減少自体が廃止されるが、
    確定入手になっているため集めやすさは大差ないだろう。
  • 後述のクエストのインパクトが絶大だったため誤解されがちだが、
    こちらの耐久力は通常のイビルジョーとさほど差はない
    その為、一般的なG級装備・非火事場のPTでも制限時間は十分間に合うようになっている。
    むしろ怖いのはイビルジョーの行動ルーチン*13から追撃されたり、
    高威力の拘束攻撃が原因で起こる3オチであり、それさえ起こらなければ決して難しいクエストではない。
    餓え喰らう個体自体も環境が違うため比較できるものではないが、
    怒り喰らう以上極限個体未満と言ったところである。
    • 極み喰らう個体にも言えるが、追加技は単体なら比較的隙が大きく、
      それを多用するようになる片方討伐後は場合によっては通常G級個体より戦いやすくなる。
      閃光玉や罠などを使っても完全に分断することは無理なので、
      2対2で均一に削るよりは、片方を一気に仕留めてしまった方が有利になる。

蝕の終わりに見たモノ

 
目的地報酬金契約金成功条件条件制限時間
古跡・夕(旧:新大闘技場)
温暖期
<昼>
10000Gz700Gzイビルジョー2頭の討伐受注・参加
GR500
(GSR不問)
10分


依頼主:ハンターズギルド
ヤツらに何が起こっているのだ!?
追い込みすぎたのか?
ギルドでは、光放つヤツらを「極み喰らうイビルジョー」と呼ぶことにした。
討伐に成功したものがいればギルド秘蔵の防具一式の素材と称号を贈呈させて頂く!
誰か頼む!

  • こちらは存在だけは示唆されていた*14
    極み喰らうイビルジョー(通称:とにかく明るいイビルジョー金ジョー)が登場するクエスト。
    今日のMHF最強の座に君臨するモンスター「極み個体」の第一号である。
    そのため、存在自体がトップシークレットとされ、
    MHF-Zになっても公式サイトでは「???」という紹介が為されているままととなっていた。
    ただ、名前については特には伏せられていない。
    また、初解禁時は時間限定クエストでもあった。
  • この極み喰らうイビルジョーだが、行動面自体は餓え喰らうイビルジョーと全く同じである。
    そして肉質・体力・攻撃力倍率も餓え喰らうイビルジョーと同じである。
    モンスターのサイズはどちらも同じような大きさになっているため、
    見た目の変化も相まって受ける印象は大きく異なるのだが。
  • このクエストの恐るべき点は「全体防御率」と「制限時間」の2点。
    まず全体防御率だが、なんと0.15と至天モンスター並みに低くなっている。
    餓え喰らう(極み喰らう)個体の物理肉質はディスフィロアやドゥレムディラ並みか或いはそれ以上に硬いため、
    極端な話、至天征伐戦クラスの耐久力を持つモンスターが2頭居ると考えて差し支えない。
    そして制限時間だが、あろうことか通常の双頭襲撃戦よりも更に短い10分である。
    MHF-G9時点で、一般的なG級最前線装備のハンター4名なら至天征伐戦を10分未満でクリア可能と言われているが、
    それを2頭にして10分未満討伐が必須、と書くとそのハードルの高さがお分かりいただけるだろうか。
    MHF運営は「倒せるものなら倒してみなさい」というコンセプトで実装したと語っているが、
    それが偽りのないものであることが即座に理解できる作りになっていると言える。
    • このクエストはいわゆるチャレンジ向けと称されているため、
      専用の素材などは一切存在しない。クリアすると専用称号を入手できるだけである。
      ただし、クリア報酬としてはギルドクレスト15個とランセシリーズの強化に使う通常の素材が手に入る。
      固定報酬なので遷悠クエストの報酬枠ブーストの影響は受けない。
      とはいうものの、その難易度は「蝕の訪れしとき」が初心者救済クエストに感じる程であり、
      このクエストが救済クエストに位置づけられる性質のものでは全く無いのだが。
    • 更にこのクエストのみ、至天征伐戦同様に狩人応援コースのみなもと・攻撃力UP効果が無効化される
      一切の火力ブースト要素なしで戦わなければならない。
  • 「『蝕の訪れしとき』が安定してクリアできる」程度では、このクエストをクリアするのは難しい。
    理論上だが、蝕の訪れしときを4分未満でクリアできないと厳しい設定である。
    このクエストはマストオーダー制で「一定ダメージの到達」でアナウンスが出る仕組みになっているのだが、
    そのダメージ量は僅か1万、つまり合計体力の1/6に過ぎない。
    逆に言えば、一定ダメージ到達アナウンスが5針を越えたあたりで出るようであれば、
    クリアは絶対に不可能と断言できるものとなっている。
    これまた理論上だが、両方を均一に削っている場合は3分以内、
    片方を集中攻撃している場合は1分でこのアナウンスが出ないと、クリアは厳しい。
    • 閃光玉による拘束分断は一応可能なのだが、大柄なイビルジョーが暴れるため完全な分断は難しい。
      そもそも分断のための閃光役を用意してしまうと火力ダウンが避けられない。
      餓え喰らうイビルジョーの時点でそうだが、罠も一瞬で抜けられてしまう。
  • このクエストは実装当時、主に以下2つの突破方法が取られていた。
    一つは極限まで物理偏重で臨むというものと、もう一つは極限まで属性偏重で挑むというものである。
    配信当初は前者の方法が主流だったのだが、これは
    珠秘伝等の(G8時点での)最高峰の力に火事場でなんとかギリギリ」という報告ばかりであり、
    「遂に秘伝珠が絶対必須のクエストが登場した」
    「G級進化武器や不退スキルを指定しなければ*15安定したクリアが望めない設定は流石におかしい」
    と物議を醸す事になった。
    だが、後者の突破法では秘伝珠もG級進化武器も不退も不要(いずれも物理を飛躍的に伸ばすものである)
    であったため、そちらでの突破法も見られるようになった。
    • なお生半可な属性ダメージでは全体防御率の減算に打ち勝てないため、
      黒天廊武器+嵐ノ型片手剣での指定が多い。
      但しそれを以ってしても、六華閃舞が1発も当たらないとなるとクリアはもの凄く厳しい。
    • またこのクエストでは至天征伐戦と違い、秘伝開眼奥義超越秘儀が使用可能であり、
      それらを活用することで更に攻略が現実的になる。
      どちらも2頭同時という前提故か、後に登場した極み個体よりダメージが通るため、
      上手く使えばすぐ片方を討伐し、もう片方に集中できる環境を作ることが出来るだろう。
      前者は1日1回しか使えないが、クエストに挑む目的を考えるとそれで十分すぎるほどである。
  • このクエストの配信により、
    G9で強化されたとは言えそれまであくまで(G級でも)オマケ程度にしかならないとされていた、
    「属性弱点の吟味」が再注目されることになった。
    また、属性に強く影響する要素である超越秘儀も再評価されることになった。
    一方このクエストは「蝕の訪れしとき」のクリア条件をただ単に厳しくしただけという事もできる。
    イビルジョーがMHFの主たる風潮とあまり噛み合っていない性質のモンスターである事が指摘されていた中で、
    餓え・極み共にそれが改善された訳でも特段なかったことから、
    「超高難度といいつつ、実際はただ2頭にしてクエスト条件をより厳しくしただけではないか」
    という指摘も見られた。
    • この件があったからなのか、2016年より配信される新たな高難度クエスト群「無双襲撃戦」は
      1頭の超高難度モンスターに挑む、という図式になっており、
      2016年3月16日に実装された「極み吼えるジンオウガ」については、
      1頭でこのクエストと同等の難易度である事が予告されていた。
      この極み吼えるジンオウガは、公式から弱点属性が明言されていることから、
      「極み喰らうイビルジョー同様に属性が非常に良く効く設計なのではないか」
      と予想しているプレイヤーは多かったが、実際はその逆であり、
      抜け道があると期待していたハンターの心をことごとくへし折った。
      • また、その極み吼えるジンオウガによって、
        極み個体の制限時間10分について、公式が「MHF-G史上最高難易度」を謳う本当の理由、
        とも言える部分が見つめられるようになった。
        それについてはこちらを参照して欲しいが、
        その本質は「属性特化は抜け道」であり、
        物理で攻める場合、極み喰らうイビルジョーにも言えるものとなっている。
    • ちなみに無双襲撃戦の極み個体の10分討伐クエストはそのいずれもが、
      通常難度版のクリア条件をただ単に厳しくしただけと言い換えられる。
      また、極み個体の中でも餓え喰らうイビルジョー同様、
      ベースとなったモンスターに追加技がいくつか追加されただけ、というタイプのモンスターは存在する。
      現在の価値観においてはそのどちらもが、通常難度版及び通常モンスターを練習用として扱える
      という位置づけになってはいるのだが、イビルジョーについては、
      餓え喰らうイビルジョーがメインシリーズの怒り喰らうイビルジョーに相当する個体であるという前提があり、
      "極み"ジョーについてはその餓え喰らうイビルジョーとの見た目上の変化が激しすぎる事から、
      餓え喰らうイビルジョーから更に魔改造されたモンスターではないか、*16
      という期待があったが故の落差からの批判であったことも否めないだろう。
      通常個体で用いる技そのものの性質は変化していないので、
      通常個体と餓え喰らうイビルジョーが純粋に練習として機能するようになっている点は、
      無双襲撃戦、もとい他の極み個体と同様である。
  • 上記の件から、単属性の超属性特化、或いは物理極限特化(及び弱点狙い集中)以外ではクリアが厳しい、
    という印象がMHF-Z後も残るクエストであるが、
    「(メインダメージではなく)追加ダメージとして属性を強める」ようにして、
    更に「毒が良く効き麻痺耐性も通常のジョーと同じ」「全体防御率が★3辿異種とほぼ同等程度」
    という点を意識して挑むことで上記の戦法に頼らずともクリアできる事が確認されている。
    後でも述べるが、この点を意識した装備構成でMHF-Z後には非火事場でのソロクリアなども達成されている。
    後輩の"極み"モンスターに比べ、2頭なので注意しなければならない点は多いものの、
    1体1体に目を向けると付け入る隙は十分残されていると言える。
    MHF-Z後の装備革新を十二分に行った上で挑戦してみるとよいかもしれない。
    • なお極み喰らうイビルジョー実装当時は、
      肉質を無条件で軟化させる纏雷、不退スキルについては現在とは異なる評がなされており、
      極み喰らうイビルジョー対策として当時は意識されていなかった。
      また、毒については有効性が高いものの当時の価値観としては「変撃」との併用を前提とし、
      しかもそれによって毒を属性ダメージに置き換えて考えるというものであったため、
      それなら属性だけを高めたほうが良いという結論に至ってしまい、補助的なものにしかならなかった。
      また、同様に有効に機能しやすい氷界創生スキルもまだ存在していなかった。
      属性についても、現在ほど追加ダメージとしての属性は意識されておらず、*17
      属撃スキルについては属性特化の場合必須とされたがそれは現在とは異なる意味があった。
      宮下Pは「インフレに見合ったモンスター」と述べていたが、
      厳密にはG級進化武器など単一の要素ではなくこういった要素によって起こるであろう、
      価値観の変化・変革を指していた可能性が高いと言える。
      残念ながらイビルジョーでは上述した「価値観の変革を齎す要素の少なさ」と、
      「問題点と認識されていた点が強く認識された」結果、その事実が覆い隠され結実しなかったが、
      その後の変化を見る限り、後の布石となっていた事は間違いない。
  • このクエストだが、PTでの討伐報告こそ多数挙がってはいたものの、
    G9.1時点ではとうとう完全ソロでの討伐報告が一切挙がらなかった
    上記の点が改めて認識されたMHF-Z以後はソロ討伐の報告も複数挙がるようになった
    (非火事場ソロやソロで5分程度の短時間討伐も確認されている)が、
    このクエストより後に実装された極み吼えるジンオウガのソロ討伐より後の事である。
    これについては上記の革新に対する認識がMHF-Z後に確立したため、
    「属性特化でのDPSチェック」と揶揄された本クエストに挑戦するプレイヤーが少なかったであろう事や、
    狭い新大闘技場での2頭クエスト故の不安定要素なども考慮する必要はあるだろうが、
    どちらにしても本種も極み個体の一角であることは間違いなく、
    MHF-Z現在でも最高峰の超高難度クエストであると言えるだろう。
  • 前述の通りクエスト自体の当初の評判がかなり悪かったことや、
    MHF-Z以後の装備環境とはそぐわないモノで挑むのが最適解という誤解もあって、
    それ以降の人気はサッパリなものになっていた本クエストではあるが、
    2017年3月1日よりデザインの人気が高いランセシリーズ*18の外装解放には欠かせないクエストとなったので、
    それを目的に挑戦するプレイヤーも少なからずいた事は言い添えておく。
    大抵の場合は身内PTかソロで挑む羽目にはなっただろうが……
  • 後の極み個体の依頼文と比べて、この変異は想定外だったからか焦っている様子がうかがえる文となっている。
    • 余談だが、後にフィールドが闘技場から古跡に移されたことを考えれば、
      ギルドは実験として追い込み過ぎた個体を逃がしてしまっている
      イビルジョーは、ただでさえ生態系に大きなダメージを与えかねないモンスターであり、
      それを強化して逃がしたというのはギルドとして明らかな失態である。

『双頭襲撃戦~双獅覚醒編~』

紅蓮の灼炎、金色の暴君

 
目的地報酬金契約金成功条件条件制限時間
古跡・曇り(旧:決戦場)
温暖期
<昼>
11000Gz700Gzラージャン1頭の討伐
ヴォージャン1頭の討伐
受注・参加
GSR1
20分


依頼主:ハンターズギルド
古跡に怒れる2頭の獣が現れ激しい炎と雷で周囲に被害が広がっています。
ハンターの方は、至急討伐をお願いします。
討伐に成功した暁には古くからギルドで蔵されてきたシジルの素材を差し上げます。

  • 暴餓覚醒編より一年半近くのブランクを経て追加された双頭襲撃戦。
    こちらも、単一のクエストのみで構成されている。
  • クリアすることで入手できるギルド双獅紋章を使うことで、
    「ヘルトGXピアス」「イロアスGXピアス」の2種類のピアスと、専用のシジルを生産可能。
    双頭・無双襲撃戦でシジルが作れるのはこれが初である。
    ピアス2種はG級防具だが、ルチャルGXピアス同様精錬が可能で、
    ヘルトGX珠は初となる、「剛撃と一閃両方のスキルポイントが2P」の装飾品である。
    イロアスGX珠は久しぶりとなるいたわりのスキルポイントを持つ装飾品である。
  • 「双獅」というフレーズから鬼神降臨編同様ラージャン二頭を連想させるが、
    クエスト名は「紅蓮の灼炎金色の暴君」である。
    登場するのは赤き金獅子と、金獅子の祖先と考えられる紅蓮獅子。
    始種と子孫と考えられる種が共演を果たす、初のクエストにもなった。
    また、MHFにおいてラージャンが決戦場に登場するのはこれが初。
    決戦場はヴォージャンやヴァルサブロスが登場する、溶岩で移動範囲が制限されないタイプのものである。
  • 「強いモンスターを2頭同時に相手にする」という双頭襲撃戦のコンセプト通り、
    ラージャンは「激天怒髪の阿吽」と同じと思われる強さ(つまり「赤き金獅子」)、
    一方のヴォージャンは始種と極端な差は無い強さを持つ個体が登場する。
    どちらも防御力は機能するが、ラージャンのチャージブレスと元気玉の破壊力は健在であり、
    元気玉は兎も角、チャージブレスは遠距離からの不意打ちでやってくることも多いので、
    ヴォージャンとラージャンで分けて相手にしている場合は注意したい。
    また、ラージャンを相手にしている場合も、ヴォージャンの位置サーチ攻撃である岩盤飛ばし、
    及び業火の洗礼での事故死には気をつけたい所。
    • なお、ヴォージャンの火属性やられは健在である。
      ラージャンの必殺技で重症を負い、ヴォージャンの追撃で更に削られた挙句火属性やられになり、
      そしてそれのダメージで倒れる可能性も0ではないので、火耐性の対策も考えてみると良い。
    • 片方を放置した場合の脅威性は両者とも大きな差はないが、
      強いて言えば、ヴォージャンは非怒りでは肉弾戦メインになるため動きが読みやすくなる。
      NPCはラージャンを優先して狙う傾向があるようだ。
    • このクエストのヴォージャンだが、怒り時に各種攻撃によりばら撒かれるスリップや噴火がほぼ削除
      言い換えて剛種と全く同じになっており、
      この手のクエストでは珍しく非常に戦いやすくなっている。
      制限無しタイプの決戦場が広いこともあり、
      パーティで挑む際も二体を分担することが非常にやりやすくなっている。
      このため、元気玉とチャージ気光弾、及び業火の洗礼への対処ができる前提となるが、
      双頭襲撃戦の中では取っ掛かりやすいクエストとも言える。
      逆に言えば、これらに対処できないとあっけなく3オチになることもあり得るので、
      元気玉は兎も角、他2つについては対処できるよう、事前に練習しておきたい。

「突然の」襲撃

  • 2015年7月4日、この週に開催されていた第16回パローネ大航祭の週末限定航路内に、
    クエスト内容が全くもって不明な航路が確認された。
    通常、この手の航路は秘密のメインターゲットを達成する「謎クエスト」に近い内容となっている。
    しかし、この航路に出発したハンターの目に入ったのは、UNKNOWNの出現を示すあの演出。
    いざ塔の秘境に降り立ってみると、そこにはミ・ルが待ち構えていたのである。
    そう、二頭同時に。
  • そして、この航路は二つのクエストで構成されている。
    入念に準備を整え、全力を尽くして二頭を退けたハンターが次に見たものは、
    白と黒、一対の飛竜が光差す塔の頂上に現れる光景。
    双哭招く終末」と「影光の鎮魂歌」にアイテム補充なしの連戦で挑む、
    パローネ大航祭史上最凶最悪の航路がその正体であった……。
  • とはいえ、航路で元気のみなもとを飲んだ場合は効果が一連のクエスト全てに及ぶので、
    適正な防御力と強力な武器、そして結晶対策があれば十分に渡り合えるはずである。
    もちろん、みなもと不使用で挑んだならば至天征伐戦にも比肩する歯応えを満喫できるだろう。
    なおあくまで上記クエを模した航路クエストなので、ギルド○○褒章などは入手できない。
    • UNKNOWNの素材にはやたらと高いCPが設定されている。
      コモン素材でも10000弱、艶髄などは30000弱という大盤振る舞い。
      これはG級航路で入手できるアミノタイトなどが非常に多いCPを入手できるのと同様、
      ゼニーで売却されるUNKNOWNの素材(元々UNKNOWN素材は売却単価も高い)に高い補正がかけられているため。
      まぁ難易度が凄まじいので稼ぎ目的なら素直に他の航路に行ったほうがいいだろうが。

余談

  • MHFのサービス終了後に発売された作品であるMHR:Sのアップデート第1弾より、
    同作のイベントクエストの一種で凶双襲来と銘打った高難度のクエスト群の配信が行われるようになった。
    非常に強力なモンスター2頭を狩猟すると言う内容になっているが、
    その内容と言い名前と言い、MHFの双頭襲撃戦を思い出した元MHFユーザーも多かったようだ。
    MHR:SにはMHFから逆輸入された仕様が多数見られるため、
    この凶双襲来も実際に双頭襲撃戦を意識したクエストである可能性もある。

関連項目

防具/アスールシリーズ
防具/鬼神・童子シリーズ
アクション/合体技
モンスター/ミ・ル
モンスター/ゼルレウス
モンスター/UNKNOWN
モンスター/ラージャン/派生作品
モンスター/ドラギュロス
モンスター/エスピナス亜種
モンスター/エスピナス希少種
モンスター/イビルジョー/派生作品
モンスター/ヴォージャン
クエスト/無双襲撃戦 - 双頭襲撃戦と対をなすゲーム内イベント。


*1 時間差で登場するクエストも一部存在する。
*2 謎のクエストなどで2頭クエストがあるものの、実質一対一である。
*3 MHF-Z以降の環境における難易度上昇を目的とした極めて短い制限時間のクエスト配信や、一人でしか挑めない難度の高いクエストが配信された。
*4 正確には、剛種討伐の証同様確定1個+基本報酬1%
*5 ただし、ミ・ルはもともと一部の攻撃で超震動や龍風圧を発生させる
*6 スピード形態でも効果はあるが、実際の狩猟では役立たない場面が多い。
*7 専用BGMが切り替わる仕様や、エリア上部から降る骨のギミックなどが障害になるとみられた。
*8 当初は至天側が防御力1だから、と考えられていたが辿異防具の普及で最終形態でも耐えられる攻撃が増えた報告が増加した一方、ディスフィロアはそういった声が聞かれていない事から「そもそもUNKNOWNのみLVによる減算が無いのでは?」と考えられてきている。
*9 ただし内部データには以前の個体も残されているようで、これも「至天に合せて、覇種と全く同じ個体ではないUNKWNONになった」理由と考えられている。
*10 幻のドラギュロスのベースとなった剛種個体は本来閃光無効だが、このクエストでは原種個体がベースとなっているためか、閃光玉が有効である
*11 G級エスピナス原種と、それを元にした辿異種個体のみが持つ特性
*12 1日3回クリアすると消失し、以後は最低1枠まで報酬が減っていく。MHF-Zで廃止される
*13 一度攻撃した相手を何度か連続して狙うようになっている。
*14 G9体験会にて「とにかく明るいイビルジョー」という呼称で開発されていたことが明らかにされている。イビルジョーは何も履いてないが
*15 当時はまだどちらもごく一部のプレイヤーしか所持していない
*16 事実、極み喰らうイビルジョーの情報公開当初は、イビルジョーの武骨さを否定するのではないかという懸念が一部のプレイヤーが挙がっていた。
*17 辿異スキル<<属撃強化>>があると、頭以外の全部位で全属性の属撃によるダメージブーストが機能するようになる
*18 結局辿異防具化しなかったため、性能的には型落ちしてしまっていた