クエスト/怒りの黒狼鳥

Last-modified: 2023-07-26 (水) 09:25:27

MHPに存在する、同作初登場の黒狼鳥イャンガルルガのクエスト。
ここでは関連クエストなども解説する。

目次

概要

村クエスト版

 
作品クエストレベルクエスト種別目的地報酬金契約金制限時間条件
MHP村長☆6特殊クエスト森と丘3000z500z20分なし
 

依頼人:東方衣装の少女
ある日やってきた黒い怪鳥に私たちの村はメチャクチャにされたの。
私の両親も…この村へくれば腕利きの狩人がいると聞きました…
仇をとって!お願い!

  • MHPにて「ランポスの群れを討伐せよ!」でのイャンガルルガのムービーを見た後、
    MH2と連動することで発生するクエスト。
    MHPでのイャンガルルガはかなり特殊なポジションにあるモンスターであり、
    「MH2との連動における最大の目玉要素」と位置付けられていたようだ。
    • 顔見せ用のクエストであり、一戦だけで消滅する「ランポスの群れを討伐せよ!
    • MH2との連動でのみ登場する村クエスト「怒りの黒狼鳥」、「逆襲の黒狼鳥
    • ダウンロードが必要なイベントクエスト「怒りの黒狼鳥
    これらのクエストでのみ登場するため、発売当初は極めて遭遇しにくい存在であった。
  • 古龍種でもないのに撃退制度が導入された特殊クエストである。
    非古龍種の撃退可能なモンスターは、体力を次回へ持ち込む仕様が存在しないケースばかり*1
    ところが、このクエストにおけるイャンガルルガは体力や部位破壊などを次回のクエストへ引き継ぐ。
    つまり、同一の個体と何度も戦ってようやく倒せるという仕様だったのである。
    • MHPにおいて同じ仕様を有するのは、集会所の伝説の黒龍」のみである。
      「英雄と呼ばれたハンターでさえ、幾度も決戦を挑まねば討伐できなかった」という黒龍だが、
      そんな伝説的存在と同じように連戦せねば倒せないという謎待遇である。
    • なお、当時のイャンガルルガは肉質が硬めに設定されていたため、
      撃退前提の体力設定も相まって古龍級のタフさを有していた。
      あの厄介なノーモーション突進やバインドボイスも既に習得しており、
      装飾品システムも存在しないために対策スキル構成も難しく、
      単純な強さで言えば、この待遇も頷ける存在であったことも付記しておく。
    ただし、この撃退仕様が導入されたためにイャンガルルガにとっての悲劇が発生した
    連動で登場するクエストに限り、イャンガルルガと戦わずにクリアできるバグが見つかったのである。
    それどころか、バグを利用した次の回では体力がほとんど無いモヤシ状態になる。
    発生条件も山菜爺さんから特産キノコを入手し放置するだけという手軽さ*2から、
    そのネタ性も相まってキノコバグと呼ばれ、MHPの有名なネタの一つとなった。
    依頼人の少女はこんな仇の取り方をしてると知ったら何を思うのだろうか…
    まあちゃんと倒してるだけマシかもしれないが。
  • ガチで挑む場合、舞台が「森と丘」であるために場所選びが重要になる。
    この頃のイャンガルルガは頻繁に移動するため、まず遭遇するまでが大変である。
    下手に森エリアで戦うと、視界の悪さや小型モンスターの妨害で大変戦い難い。
    自身の得意なエリアを選んで待ち伏せするのも一手である。
  • 一度討伐に成功すると、クエストそのものが消滅してしまう。
    その後でMH2と連動することで、今度は別の個体が登場するというシステムである。
    討伐する毎に次回出現する黒狼鳥は強大になっていき、サイズもどんどん大きくなっていく。
    連動中のムービーにおいても徐々にサイズが巨大化していくのも芸が細かい。

逆襲の黒狼鳥

  • 上述の「怒りの黒狼鳥」にて7回討伐に成功した後、MH2との連動で発生する。
    以降は「怒りの黒狼鳥」は発生せずにこちらのみが発生するようになる。
    このクエストでは、クエストクリア時の獲得GPが450から670へ変更される。
    金銭面(報酬金や契約金)など基本的な部分は「怒りの黒狼鳥」と変わらない。
    • 当然ながら、撃退を繰り返す特殊クエストなのは変わっていない。
      つまり例のバグ技が通用してしまう
      「怒りの黒狼鳥」は受注回数が限られるため部位破壊を行った方が得だが、
      こちらは気が向いた時に放置、そして討伐を繰り返す場面が多く見られた。
  • このクエストではGクラス相当の強さや素材を有するイャンガルルガが登場する。
    サイズもどんどん大きくなり、最初は銀冠だが、ある程度進めると金冠しか出なくなる。
    ステータスは強化されていくが、行動が増えたりといったことはない。
    • 討伐を繰り返すことでステータスが次々強化されていくという仕様は、
      後にギルドクエスト極限征伐戦といったコンテンツでも見られるようになった。

イベントクエスト版

作品クエストレベルクエスト種別目的地報酬金契約金制限時間条件
MHP集会所☆7討伐クエスト森と丘6000z1500z50分なし

依頼人:十字傷の男
ここいらに俺と同じ傷を持つ飛竜がきているようだ。俺はもう戦えん。
どうだ?俺の代わりにあいつを狩ってくれないか?
もちろん礼はするさ。頼んだぜ!

  • 発売からかなり間をおいて配信されたイベントクエスト。
    名前こそ「怒りの黒狼鳥」だが、ステータスや報酬などは「逆襲の黒狼鳥」の方が近い。
    受注HR制限が存在しないため、その気になれば低HR帯でも挑める。
    • MHPにおける最強クラスのイャンガルルガが登場する。
      ただし、銀冠以上の個体が確定登場する「逆襲の黒狼鳥」とは異なり、サイズはやや小さめ。
      つまり、このクエストでは金冠サイズの個体は出現しない。
      このため、MHPで金冠をコンプリートしたい場合はMH2との連動が必須となっている
      なお、キングクラウンの獲得条件ではイャンガルルガのみ対象から外されている。
  • こちらはダウンロードクエストの仕様上、概ね普通の討伐クエストである。
    撃退制度も存在しないため、一回のクエストで難敵であるイャンガルルガを仕留めなければならない。
    膨大な体力を誇るため、優秀な装備とガルルガへの慣れが無いと
    50分間ぶっ通しで戦い続けた挙句タイムアップ、ということにもなりかねない。
    当然ながらキノコバグも利用できないため、ソロでの難度はかなりのものであった。
  • このクエストの配信によって、初めてイャンガルルガとまともに戦えた人も多い。
    「ランポスの群れを討伐せよ!」は討伐不可能*3であり、MH2と連動できたユーザーも少数だったためである。
    • なお、このクエストは東京ゲームショウ(TGS)2006にて先行配信されている。
      実はこのTGS2006は開催が2006年9月で、しかもMHP2が出展したイベントであり、
      先行配信と言われてもかなり遅いタイミングである。
      実際の配信は2006年10月20日で、MHP発売から10ヶ月も経過している
      当然ながらMHPにて配信された最後のイベントクエストになっていた。
    現在はMHPのダウンロードサービスが終了しているため、
    本クエストのデータを保存しているキャラに同伴しない限りこのクエストは受けられない。

MH2における関連クエスト

黒狼鳥の逆襲!

作品クエストレベルクエスト種別目的地報酬金契約金制限時間条件
MH2村☆2狩猟クエスト密林2400z250z50分なし
街☆4
(イベント)
狩猟クエスト密林4500z500z50分なし

依頼主:ライバルハンター
よう。宿命のライバルことこのオレが、オマエに貴重な情報を与えてやろう。
それは、黒狼鳥<<イャンガルルガ>>の居場所だ!
誇り高き一匹狼。まさしくオレのような奴だ。
冗談抜きでとてつもなく凶暴な相手だが、挑んでみるか?

  • MH2におけるイャンガルルガのクエスト。
    こちらでは撃退システムは存在せず、一戦限りの戦闘で決着を付けることになる。
  • 村クエストはMHPとの連動で発生する。
    ただし、初回以降は必ずしも連動は必要ではなく、村民の依頼をこなすと再度登場する。
    村での受注はいつも通り受付嬢から……ではなく、なんとライバルハンターから行う。
  • 街ではMHPを持っていない人向けにイベントクエストとして配信された。
    ステータスは上位相当、ランダムスタートありと大老殿のクエストに近い仕様であるが、
    実際はHR1からでも参加でき、イャンガルルガの素材は村クエストと共通
    当然ながら上位相応のスペックへは持っていけない状態である。
    MHPではあんなに存在感を発揮していたのに、この扱いは一体……。
    • このイャンガルルガ、実はあの紅龍と同程度の体力を有する
      攻撃力も下位クエストとは思えない位強化されており、長期戦になりがちだった。
    • また、このイベントクエストには有名なMH2のネタが存在する。
      鳥竜種であるイャンガルルガのクエストなのに、何故か「魚竜のコイン」が報酬に並ぶのである。
      ゲームバランスが大いに乱れていたMH2では、魚竜のコインが入手困難な状況になっていた。
      その救済を行うための措置だが、なぜかそれをイャンガルルガが担当したのである。
      当時のカプコンが一体何を思ってこの対応を行ったのだろうか。
    なお、現在はMH2のオンラインサービスが終了しているため、
    このイベントクエストに臨むことは不可能である。

余談

  • MHPとMH2での連動では「イャンガルルガの解禁」の他にも様々な特典が得られる。
    また、連動を行うとMH2側で可愛らしいデフォルメされたアニメムービーが流れる。
  • 初期の作品故か、死人が出ていることを窺わせる珍しいクエスト依頼文である。
    被害や仇という言葉が出てくる依頼文は少なくはないが、いずれも表現は婉曲的である。

関連項目

モンスター/イャンガルルガ
クエスト/ランポスの群れを討伐せよ!
モンハン用語/キノコバグ
BGM/イャンガルルガ戦闘BGM


*1 例外は分類不明のラヴィエンテのみ。大巌竜と黒狼鳥以外は次回以降のクエストに体力を引き継がない。
*2 実際には、該当記事にある通りイャンガルルガに会わないことが条件である。
*3 厳密には不可能ではないことが証明されてはいるが、余程の腕前でもなければ不可能