MH3Gで配信されたイベントクエストの1つ。
満を持して登場した、怒り喰らうイビルジョー(イビルジョー飢餓)単体狩猟クエストである。
本項では後発作品での怒り狂うイビルジョーの単体狩猟クエストについても簡単に紹介する。
目次
概要
- MH3Gで唯一の怒り喰らうイビルジョーの単体狩猟クエスト。
これまでイビルジョー飢餓のみと戦闘するクエストは存在しなかったため、
ようやくタイマンを張れることに喜びの声を挙げたハンターは多いことだろう。
- 依頼文の狩猟内容は「イビルジョー1頭の狩猟」、つまりMHP2Gのアレと同じ仕様である。
- タイマン且つ乱入無しであることから、クルペッコや他の大型モンスターによる邪魔は一切入らない。
文字通りイビルジョー飢餓との真剣勝負となる。
詳細は個別ページを参照して頂きたいが、イビルジョー飢餓は攻撃能力・肉質共に
通常個体とは比較にならない強化が施された化け物。
モーションの変化などは無いが、攻撃範囲が激増した上にキャンセルブレスまで習得しており、
イビルジョーに毛が生えた程度などと舐めてかかると貪り食われるのは必定である。
報酬について
- このクエストの基本報酬では、通常のG級イビルジョー素材やレア素材である滅鱗はもちろん、
イビルジョー飢餓の固有素材「ドス黒い血」も確定ではないがきっちり含まれている。
「ドス黒い血」は捕獲報酬でも入手できるので、併行すれば入手率を少しあげる事ができる。
「恐暴竜の重尾」もそこそこの確率で報酬に並ぶので、打撃武器使いやガンナーにとってはこれまた嬉しい。
- また、なぜかグラシスメタルやピュアクリスタルといった鉱石素材や眠魚も報酬で出る。
眠魚や上位で採れるグラシスメタルはともかく、
ピュアクリスタルは主に凍土、水没林の一部エリアでしか採掘出来ず、
武具の生産にも複数個まとめて要求されて不足しがちなのでここは素直に嬉しいところ。
クエストの需要
- イビルジョー飢餓は、一部の例外を除けば、港G級の高難度クエストにのみ、
それもたった5%の確率でしか乱入してこないため、遭遇する事自体が非常に難しかった。
さらに運良く遭遇できたとしても、イビルジョー飢餓を倒すだけでは終わらず、
しっかりと本来のターゲットを討伐しないと報酬が貰えない。
しかし、高難度クエストと言えば、全て複数のモンスターを同時に相手にしなければならない
二頭クエスト、大連続狩猟クエスト、三頭連続狩猟クエストしか存在しないので、
制限時間以内にイビルジョー飢餓と本来のターゲット全てを撃破する事は、
入念な事前準備と高いPSがなければ、いささか以上に厳しいものがあった。
- それだけならまだしも、イビルジョー飢餓には「ドス黒い血」という固有素材があり、
遭遇率の低さ故の入手難易度の割に、バンギスXの腰部分や、
一部のイビルジョー武器の最終強化にかなりの数が要求される。
それ故にイビルジョー飢餓の単体狩猟クエストを望む声は多かった。
そんな全国のハンター達の要望にカプコンが応えた…のか、想定済みだったのか分からないが、
満を持して配信された救済クエストがこれだったわけである。
- なお、イビルジョー飢餓と必ず遭遇可能なクエストは以前にもあった。
以前に配信された港★7のイベントクエスト『凶いの兆し』ではメインターゲットが
イビルジョー飢餓を確定で召喚する。
…が、そもそも主賓=メインターゲットはクルペッコ。
つまり「ドス黒い血」が欲しければ、イビルジョー飢餓だけでなく、
クルペッコも狩猟しなければならかったので、下手をすれば時間切れになるだけでなく、
クルペッコの演奏による強化や睡眠などの妨害行為で難易度が跳ね上がっている。
- もちろん、「最初から『凶いの兆し』ではなくこのクエストを配信してほしかった」という意見が
少なからず存在するのも事実である。
だが、配信の順序による需要の推移も考えれば、『凶いの兆し』の後に本クエストが配信されるという
今回の流れが妥当な所であろう。
それに、クルペッコとイビルジョーはMH3の頃から浅からぬ縁のあるモンスター同士であり、
『凶いの兆し』自体は実利を除けばあって然るべきシチュエーションである。
- 後に、今度はイビルジョー飢餓を2頭同時に闘技場で狩猟するというさらに難易度の高いクエストが配信された。
ただ、相変わらずドス黒い血は確定報酬ではない上、クエストの難易度も相当高いので、
ドス黒い血を効率的に集めたいのであれば、現在でも本クエストのマラソンが推奨されている。- その1か月後に、『狩人の頂』という大連続狩猟クエストが配信されたが、
このクエストでも、一番最後にイビルジョー飢餓が出現する。
クエスト補正により体力はかなり低めで、クリア後の基本報酬で「ドス黒い血」も出るが、
合計5頭のモンスターを狩猟しなければならない面倒なクエストであるため、
これもマラソンに向いているとはとても言えない。
- その1か月後に、『狩人の頂』という大連続狩猟クエストが配信されたが、
余談
- 通常の集会所クエストに乱入してくるイビルジョー飢餓は標準~最大金冠サイズだが、
このクエストでは最小金冠サイズの個体も出現する。
- イビルジョー飢餓は、本来ならば「遭遇したら即退避」が定石とされているほどの
超危険なモンスターである(港G級クエストに単体クエストがないのも、この設定が原因かもしれない)。
そんな危険極まりない存在に対して、このクエストの依頼人である老ハンターは、
「ちょっと行って、懲らしめてやるとええ。」などとかなり呑気な口調で依頼している。
…このご老人、飢餓が極限にまで達したイビルジョーの恐ろしさをわかっていないのか、
もしくは狩猟対象の戦闘力を把握できないほど耄碌しているのか、はたまた年の功のなせる発言なのか。
どちらにせよ、実際に狩りに行くハンターたちにとっては、ちょっとで済むような相手ではないのだが。
- モンスター生態図鑑の怒り喰らうイビルジョー編では、
イビルジョー飢餓の生態を観察した調査隊の報告が書かれている。
その冒頭部分で「この度、ハンターからの『凍土においてイビルジョーと遭遇』との報を受け~」と
書かれている。もしかすると、このクエストの出された背景と何か関係があるのかもしれない。
類似クエスト
- MH4でも怒り喰らうイビルジョーは続投しており、
2013年11月1日、イビルジョー飢餓の狩猟クエスト「総べてを屠り、喰らう者」が配信されている。
ちなみに、このクエストも「凍土に満ちる狂気」と同様、寒冷地を舞台としている。- なお、このクエストでは
イビルジョー飢餓の固有素材である「ドス黒い血」や「歴戦の漆黒皮」が手に入るのは勿論だが、
レア素材の「恐暴竜の宝玉」の入手確率が比較的高めに設定されている模様。
報酬でギルドチケットGや古びたお守り、重鎧玉も出るため、
難易度に見合った報酬が手に入る良クエとして評価は高い。
- なお、このクエストでは
- MH4Gではストーリークリア後のオフラインクエストにて、
筆頭ハンターからの依頼として怒り喰らうイビルジョーの狩猟クエストが登場する。
上位個体であり、ソロ専用ということでステータスの面では大したことはないが、
一瞬身構えた者も多かったことだろう。
一方、G級個体はG級探索でしか遭遇できなかったが、
2015年1月23日に怒り喰らうイビルジョーを狩猟対象としたイベントクエスト
「狩られます、イビルジョーに…」が配信されたことで、いつでも戦闘することが可能となった。- ちなみに狩られるのはハンター…ではなく、依頼主である新婚の旦那さんである。
飢餓ジョー位怖くないと嫁さんに強がってみたはいいが、
いざ実物を見てやっぱり無理だと怖くなり依頼を出してきた模様。 - ただの民間人であろう彼が実物を見て、よく喰われずに帰ってこられたものである。
まあ、大方見つからないように物陰からこっそり見ていたのだろうが…
- ちなみに狩られるのはハンター…ではなく、依頼主である新婚の旦那さんである。
- MHXではなんと通常の単体クエストとして「憤怒の雄叫び」がある。
だが、その対価として出現条件がとても厳しく設定されており、
更に条件の関係でHR解放が必要不可欠である。- 2016年1月29日に怒り喰らうイビルジョーの狩猟クエスト「常世貪る恐暴竜」が配信されている。
ただし、このクエストもHR解放が受注に不可欠な事に注意。
- 2016年1月29日に怒り喰らうイビルジョーの狩猟クエスト「常世貪る恐暴竜」が配信されている。
関連項目
モンスター/怒り喰らうイビルジョー
クエスト/破壊と滅亡の申し子 - 本クエストのMHP2Gバージョンともいえるクエスト(イベントクエストではない)。