MHP2GのG級クエストおよびMHXの上位クエスト。
MHP2G版は旧火山で、MHX版は火山でラージャンを討伐するというクエスト。
内容はただそれだけのはずなのだが…。
作品 | クエストレベル | クエスト種別 | 目的地 | 報酬金 | 契約金 | 獲得PT |
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MHP2G | 集会場★G3 | 狩猟クエスト | 旧火山 | 30000z | 2500z | 2500GP |
MHX | 集会所★7 | 狩猟クエスト | 火山 | メイン:18000z サブ:2100z | 1800z |
目次
概要
MHP2G
- 何の情報も得ずにこのクエストに出向いたハンターは、信じられない光景を目にしたはずである。
遠目からでも分かる通り、その姿はすでに当時の我々の知るラージャンではなかった。
尻尾が切れているにもかかわらず、すでに怒り状態になっているラージャンが悠然と歩いている。
一目見た瞬間に思わず踵を返し、「…アレ?」と思った方も居られるのではなかろうか。
気を取り直して対決するも、一向に怒りが収まる気配の無いラージャン。
それどころか、攻撃を加え続けるとバックステップの瞬間一層輝きを増して咆哮と共に帯電し始めた。
度肝を抜かれたハンター諸氏に猛然と襲い来る怒れるラージャン。
狂ったような攻撃力の前に、一瞬にして体力を潰され力尽きたハンターは数知れない。
- 今や戦闘力では(MHP2Gで)右に出るモンスターは居ないとさえ言われる
激昂したラージャンが誕生した記念碑的なクエストである。
勿論、攻撃力だけを見ればミラボレアスのほうが高いのだが、
こちらは攻撃力は劣るとはいえ、それ以上に激しく動き回る為、脅威の一言では済まされない。
なお、そのG級ミラボレアスと通常のクエストで戦うためには、
このクエストのクリアで出現する激昂したラージャンのG級訓練のクリアは必須である。
- ガンナー(特に弓)と相性が良いという噂を鵜呑みにし、
何度やってもクリアできない多くの剣士をガンナーデビューさせたクエストでもある。
即興でこしらえた装備を身につけ、おぼつかない操作で懸命に頭を狙いながらも
時計回りしていたらキャンプにいたというオチまでがお約束である。
- とまあ色々怖がらせたが、ここでいい情報を一つ。
実はこのクエスト、イベントクエストや大連続狩猟クエストなどでよくある
特殊なクエスト補正が一切ないのだ。
という事は見た目さえ恐ろしいものの、あのラージャンはG★3に出る普通のラージャンと
何ら変わりはないのである。
怒り状態の攻撃力が更に1割ほど増えて雷属性のパンチを放ち、震動の範囲がやたらと広い以外は、
普通のラージャンである。それだけでも異常だが。
- また、旧火山は広いものの、ラージャンの初期エリアであるエリア7で会ってしまえば
後はエリア4に移動するので、モドリ玉さえあれば追跡が楽なのが救いである。
ラージャンは移動する時、わざわざ所定の位置に付いてから飛びあがって移動するので
エリア移動が分かりやすい。
とはいえラージャンが移動する前にモドリ玉を使ってしまうと、
移動せずにエリア内を悠々と歩きまわっている場合もあるが。 - ちなみにこのクエストは(遅くとも)25分経過で必ず支給品が届く。熟練ハンターなら必要ないだろうが、
慣れないうちはどうしても長引きがちなので支給されるクーラードリンクはありがたいだろう。
- 艱難辛苦を乗り越え、見事クリアすると、「黄金の雪沓」という勲章がもらえる。
また、通常個体からは入手の難しい「黄金の煌毛」が確定報酬で手に入るほか、
激昂ラージャンは、角を部位破壊すると90%の確率で「金獅子の剛角」が手に入る。
苦労してでも挑戦する価値は十分にあるクエストである。
逆に言うと残りの10%で尖角×2を引いてしまった日には泣き暮らすしかないが…。- ちなみに「雪沓」は「ゆきぐつ」と読む。
読んで字のごとく雪の上を歩くために用いられる靴の総称で、
日本国内においては特に藁を編んで作られたものを指すことが多い。
なお、よく「かんじき」と混同されるが、そちらは通常の靴の底に取り付ける板状のものを指す。
- ちなみに「雪沓」は「ゆきぐつ」と読む。
MHX
- 今回は火山での狩猟となる。
MH4以降、通常のラージャンと激昂したラージャンは別のアイコンが用いられるようになったため、
「普通のラージャンだと思って出かけたら全身金色の見たこともないヤツがいた」
といった初見殺しのような事態は起こらなくなっている。
- クエストの解禁はオストガロア討伐後になってから。
言うまでもないが、激昂したラージャンは通常の個体とは比べ物にならない程強力なので、
武器や防具をしっかり強化してから臨むようにしたい。
- 角破壊がサブターゲットに指定されている為、「羅刹の金角」集めにも便利である。
金角目当てで受注したのに尖角を引いてしまった日には泣き暮らすしかないが…。- 一応、本作は低確率ながら基本報酬でも「羅刹の金角」が入手できる。
数が欲しいなら角を破壊した方がいいが、どうしても狙えないならクエストを周回しよう。
- 一応、本作は低確率ながら基本報酬でも「羅刹の金角」が入手できる。
- クリア後にはスラッシュアックスの狩技「剣鬼形態III」が習得できる。
鬼と評されることもあるラージャンを制する事で、究極の(剣)鬼の力が手に入る、という事だろうか。
ついでに設定上では激昂したラージャンも剣鬼形態のスラッシュアックスも、
その形態を維持する限り本体に凄まじい負荷が掛かり続けるという共通点が見られる。
ただし激昂したラージャンの場合は自分の意思でも時間経過でも形態を解除できないようだが。
余談
- 依頼主である「エリートハンター」は激昂ラージャンの狩猟をプレイヤーに譲り、
別のクエストに出かけて行ったらしいが、去り際に「この任務が終われば故郷へ帰れる」と
とんでもなく不吉な文句を口にしてくれている。
しかも故郷には待っている人がいるとのこと。
果たしてこのハンター、無事に帰郷できたのだろうか?それとも…
- MHP2Gのクエストに登場するラージャンのサイズは、最小から最大クラスまでその差が非常に大きいものの、
同じくサイズの振れ幅が大きい上位クエスト「炎の山の金獅子」に比べると最大サイズが小さい。
「激昂したラージャンは怒りが制御できないため寿命が短い」という裏設定があるが
これを反映させたものだろうか。
- 激昂ラージャンは超造形魂第2弾でフィギュア化されているが、その土台の印字が「破滅と滅亡の申し子」と
残念なことに間違われている。インパクトが強いことに変わりは無いのだが…
- MHR:Sでは、高難度のイベントクエストシリーズ「凶双襲来」の第1弾として「破壊と滅亡の狂宴」が配信された。
クエスト名は明らかに本クエストを意識したものだが、
内容は闘技場での激昂ラージャン2頭の狩猟という、どちらかと言うとこちらに近いものである。
類似クエスト
MH4
高難度:怒髪に挑む無謀の極み
- MH4における激昂したラージャンの単品クエストで、こちらの依頼主はあのわがままな第三王女。
- 通常のラージャンよりもさらに上等な毛皮を持つ個体(=激昂ラージャン)がいることを知って憤慨し、
ハンターに狩猟してくるよう依頼してくる。
ちなみに、彼女はラージャンの毛皮を使って外套とお揃いの手袋を作らせ、
流氷見物に行くつもりだったらしい。- 例のごとく、ハンターが第三王女のわがままに振り回される形となったわけだが、
このクエストは激昂ラージャンの角破壊がサブターゲットに設定されているため、
部位破壊限定レア素材の「羅刹の金角」が欲しい際には、
角だけを折って帰還するというマラソンを行いやすい。
そのため、プレイヤーからは一定の人気があるクエストである。- もちろんその場合王女の欲しがっているラージャンの毛皮は手に入らないことになり、
今まで散々付き合わされてきた王女のわがままに一矢報いることができることになる。
(クリア扱いにはならないため、結局は一度メインターゲットを達成しなければならないが)
- もちろんその場合王女の欲しがっているラージャンの毛皮は手に入らないことになり、
- なお、このクエストをクリアするとラージャンがギルドクエストに出現するようになる。
発掘装備の見た目が気になる人達にとってはわがままを受け入れるしかない。
- 例のごとく、ハンターが第三王女のわがままに振り回される形となったわけだが、
- MHXでラージャンの獰猛化個体を狩猟するクエストは「怒髪に挑めと獰猛な横暴」と
このクエストを意識したタイトルになっている。
依頼文も「怒髪に挑む~」のものを一部使い回したものになっている。
MH4G
高難度:金獅子を狩って参れ!
- MH4GのG級クエストで、上記のクエストの続編にあたる。
- 無事激昂したラージャンの素材から手袋を作ってもらえた第三王女だが、
いざ使ってみてもまったく温かくないことに憤慨する。
そこへ、より上等な毛皮を持ったラージャンがいることを聞きつけた第三王女は、
「手袋が温かくなかったのは、上等な毛皮を使っていなかったからだ」と一方的に決めつけ、
ハンターに再度狩猟を依頼してくる。- 温かくない…つまり寒さに強くないのは氷属性に弱いラージャンの素材ならば至極当然の事と言える。
しかしモンスターリストにも書いてない事を見ると、
そんな事を知っているのは実際に狩りに行くハンターか武具工房くらいなのだろう。
- 温かくない…つまり寒さに強くないのは氷属性に弱いラージャンの素材ならば至極当然の事と言える。
- 集会所G級で、激昂したラージャンを狩猟対象とした唯一のクエスト…なのだが、
後述する「ソウルフル☆ゴールド」がソロ専用の旅団クエストで遥かにマラソンしやすいため、
こちらを利用するというプレイヤーはあまり多くない。
- なお、第三王女が今度こそ手袋の出来に満足してくれたのかどうかについては、
語られていないため不明である。
高難度:ソウルフル☆ゴールド
- MH4GのG級クエストで、こちらはソロ専用の旅団クエスト。
旅団クエストということで体力が低く、ソロで素材集めをする際に重宝されるクエストである。
なお、このクエストは第三王女ではなくカリスマ美容師ネコ。
- 詳細は上記のリンク先を参照。
関連項目
モンスター/激昂したラージャン
クエスト/凍土に満ちる狂気 - 本クエストのイビルジョーバージョンともいえるクエスト(こちらはイベントクエスト)。