Web上で社会的ネットワーク(ソーシャル・ネットワーク)を構築可能にするサービスのこと。
より狭義には「人と人とのつながりを促進・サポートする、コミュニティ型の会員制のサービス」と定義される。
略してSNSと呼ばれる。
概要
- 他人とメッセージでやり取りをしたり、共通の趣味を持つ人たちのコミュニティに参加して、
そこで他のユーザーたちとの交流を図ることができる会員制のネットサービスの総称。
LINE、Instagram、Twitter*1、Facebook、mixi、Miiverseなどが有名。
定義に照らし合わせて考えると、YouTubeやニコニコ動画などもSNSの一種と言える。
- 基本的には個々人が日ごろの日常のちょっとしたことを写真などにアップして友達に見せたり、
コミュニティを介して他社と交流することを目的としたサービスだったのだが、
最近は官公庁や自治体、企業なども宣伝や求人などのためにSNSを使用することが多くなってきている。
モンハンを手がけているカプコンも例外ではなく、
専用のTwitte・Instagram・Facebook等のアカウントを設けて新情報の配信を行っている。
コミュニティの活用
オンラインプレイの募集
- 上述のように、SNS上には共通の趣味を持った人と交流するためのコミュニティ機能を持つものがあるが、
モンハンをはじめとするオンラインプレイ可能なゲームのコミュニティの場合は、
装備の自慢や各種タイムアタックなどの他に、オンラインマルチプレイの募集が行われることも多い。
自分の現在のHR、プレイの目的や、参加条件や禁止事項を事細かに記載して募集をかけることができるため、
自分とある程度共通した目的を持つユーザーとのマッチングを実現することができる。
- これだけなら普通の掲示板等における募集スレなどと大して変わりはないのだが、
完全匿名性で不特定多数のユーザーが利用する掲示板とは違い、SNSは会員制の閉鎖的なサービスであるため、
万が一地雷行為を行うユーザーがいたとしても、掲示板と比べて特定されてしまうリスクが高い。- コミュニティ参加者が膨大で、たとえその段階では誰なのかがわからなかったとしても、
募集を見て参加した以上、コミュニティ参加者の誰かであることは確かなわけであり、
「○○というHNが入室してきたら、地雷だから注意してください!」
といった具合に、他のユーザーに注意喚起を促したり、コミュニティの管理人に通報する
(最悪の場合、悪質な地雷ユーザーをコミュニティから退会処分にしてもらう)などの対処ができる。- また、Facebookの場合は、基本的に実名で登録することが規則として義務付けられている*2ため、
万が一地雷行為を行うユーザーが特定されてしまった場合は、
ユーザー名だけでなくそのユーザーの本名までもが白日の下にさらけ出されるという
地雷行為を働いたプレイヤーからしてみれば大変恐ろしい事態になってしまう。
地雷行為を行うリスクが高すぎるため、そうした悪質プレイヤーとの遭遇はほぼないに等しいと言ってよい。
- また、Facebookの場合は、基本的に実名で登録することが規則として義務付けられている*2ため、
- このように、「ユーザー情報」と「閉鎖性」という地雷に対する抑止効果がある程度働いているため、
通常の掲示板等と比べると悪質ユーザーと遭遇する機会は少なく、
野良や掲示板等と比べてある程度快適なオンラインプレイやマッチングが保証される。
これは、掲示板にはないSNSでの募集の強みと言えるだろう。- 特に、最近のシリーズでは、生半可な腕前ではクリアすることが難しいエンドコンテンツの存在もあり、
それらの高難易度のクエストに挑む場合は、ある程度信頼できるPTを構築しやすいSNSを利用して
募集するというユーザーも多いようだ。
- 特に、最近のシリーズでは、生半可な腕前ではクリアすることが難しいエンドコンテンツの存在もあり、
- コミュニティ参加者が膨大で、たとえその段階では誰なのかがわからなかったとしても、
- なお、SNSにおけるモンハンの公式ページなどは、基本的に宣伝や新情報の発信のみを行う、
公式サイトの簡易版のような機能しかなく、オンラインの募集などは一切行っていない。- 一方、YouTubeでの公式放送「カプコンTV」の公式Twitterアカウントでは、
一般プレイヤーも交えたオンラインマルチプレイの参加者募集が行われている。
- 一方、YouTubeでの公式放送「カプコンTV」の公式Twitterアカウントでは、
各種イベント
- mixiなどでは、トピック(掲示板でいうところのスレッド)とは別に、イベントを告知する欄が設けられており、
月日とモンハンのイベントに関する詳細情報が乗せられている。
「オンラインプレイはやっぱり不安…」、「モンハンはやっぱり顔を突き合わせてやるのが醍醐味だ!」という人は
目を通してみるといいかもしれない。
- ただ、こうしたイベントはやはり東京・名古屋・大阪などの人口の多い都市圏で行われることが多く、
地方で開催されるというケースは極めて稀である。
そのため、都市圏の人はともかく、田舎の人にとってはほぼ無用の長物と化してしまっているという現状がある。
注意事項
- 上記のように色々と利便性もあるSNSだが、注意しなければならない点もいくつかある。
- 1つめはコミュニティの管理の問題が挙げられる。
基本的にコミュニティは人数が多いほど多くのユーザーと交流できる機会が設けられ、
傍から見ていても非常に活気づいているという印象を与えるものだが、
その分、管理人によるコミュニティの維持・管理は大変なものとなる。
規模の大きいコミュニティの中には、管理人が仕事の負担に耐えかねて管理を放棄してしまっていたり、
単純にSNSに飽きてしまって利用を辞めてしまったことで、管理の行き届かなくなったものも多く存在している。
当然、こうしたコミュニティは抑止力が働くなっているも同然なので、
悪質ユーザーや荒らし目的のトピックが横行するような無法地帯になっていることも多い。
コミュニティを探す場合は、参加者の数の多さの他にも管理・維持が徹底されているか
といったこも重視して探した方が良い。
- 2つ目は個人情報の取り扱い。
SNSの利用者の中には、不用意に投稿した写真や個人情報が原因で犯罪に巻き込まれたり、
住所や職場・氏名などが特定されるなどの被害を被ったというケースも多く報告されている。
ゲーム目的で利用する場合、せいぜい画面のスクショを撮って投稿する程度だから問題ないんじゃね?
と思う方もいるかもしれないが、画面に反射して写り込んでしまった被写体から場所を割り出され、
そこから住所などの特定に繋がってしまう危険性がある。
炎上騒ぎでも起こさない限りは、自分の身元が特定されるなどの被害を受けることはまずないと思われるが、
一旦ネット上に流出してしまった個人情報を完全に削除することはほぼ不可能であるため、
SNSに投稿する場合は、自分の身元の判明につながる情報が含まれていないかよく吟味する必要がある。
特に、写真を投稿する場合はなおさらである。