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ゲーム用語/ダウンロードコンテンツ

Last-modified: 2017-06-22 (木) 01:11:41

ネットワーク(インターネット)を媒体としてゲームクライアントに配信される、
デジタルデータまたはコンテンツのこと。
ダウンロードコンテンツは和製英語であり、海外ではDownloadable contentと呼ばれる。
略称としては内外を問わずDLCとされる。

概要 Edit

  • インターネット回線の高速化と記憶領域の大容量化によって、
    ゲーム機やPCにインターネット経由でコンテンツを配信することが現実的に可能となった。
    ゲーム機におけるハードウェアの世代という観点で見れば、据え置き機ではWiiPS3・Xbox、
    携帯機ではニンテンドーDSiやPSPの頃から、対応コンテンツのサイズなどによる差異はあれど
    このような「インターネット経由でのコンテンツ配信」がシステム的に可能となり、
    ゲームでは追加データや追加コンテンツ、新機能がインターネット経由で入手できるようになった。
    • ちなみにそれ以外にも、音楽や壁紙、電子書籍などもインターネット経由で入手できるようになったが、
      それらもダウンロードコンテンツに含まれている。
      また近年多く見られるようになった「ゲームのダウンロード販売」もダウンロードコンテンツの
      一種であるが、先述の一般的なネットワークサービスにおいてのコンテンツ配信サービスが
      「小規模なソフトのダウンロード配信」から始まったという物も少なくない。
    • DLCの普及以前も「あらかじめデータ上に存在するものをパスワードなどを用いて開示させる」
      ものや、特殊なハードを用いて似たような機能を実現していたものは存在していた。
      ハードウェアによる物の例としては、任天堂の「サテラビュー*1」「カードe+*2」などが著名だろう。
      余談だが、任天堂は現在もネットワークからのダウンロードとは異なる形での
      追加コンテンツ提供手段をリリースすることがあり、現世代のハード(ニンテンドー3DSWii U)では
      amiiboと呼ばれるフィギュアを読み込ませることによる追加コンテンツを搭載したゲームも存在する。
      モンハンシリーズでは現在のところ、ストーリーズのみ対応している。
  • DLCで配信されるコンテンツはゲームによって様々であり、
    シナリオや新キャラクターを追加するもの、操作キャラクターの見た目(衣装など)を変更できるもの、
    ゲームバランスの調整という点で、通常は特定の条件を満たすことで使用可能になるようなものを、
    即座に使えるようにするというもの、或いはバグ・誤字を修正するものなどがある。
    近年では違法な改造を禁止するパッチなどの配信が行われることもある。
    また、コンテンツは有料の場合と無料の場合があり、
    後述するように有料コンテンツ購入者とのマルチプレイでも正常に表示されるように
    表示用のデータを追加するアップデートを兼ねてそのコンテンツの一部を
    無料で配信するケースもある。
    • DLCの規模についても、ゲームによってかなりの差がある。
      多用されたケースの一例としては、2016年に大ヒットしたWii U専用ソフト「Splatoon」にて、
      DLCを利用したアップデートによるコンテンツの追加が多く行われたことが挙げられる。
      同作はオンライン要素が非常に強いゲームであり、
      どちらかと言えばオンラインゲームのそれに近いものはあるのだが。
      オンライン要素の少ないゲームにおける多用事例としては、
      Xbox 360の「アイドルマスター」(2007年)が発売後1年間に渡って
      衣装やアクセサリーの追加などを行ってきた事例が代表的に挙げられることが多い。
  • ダウンロードして入手したコンテンツはゲーム機の記録媒体に保存される。*3
    DLCではもともとソフトにないコンテンツを追加できるが、
    ゲームによっては元から存在しているデータをアンロックするタイプのものもある。
  • また、ゲームによってはアップデートで新しい要素のデータを追加し*4
    それと別にその中の個別要素を実際に利用できるよう開示するためのキーとなるデータを
    DLCとして(主に有料で)配信するというケースもある。
    ちなみにXbox 360においては、いくつかの追加コンテンツがまとまって収録されている
    大きめのファイルの中に、各アイテムの未購入者でもきちんと表示はされるように
    無料で提供する追加コンテンツを含めるというケースも多い。
  • 近年の家庭用ゲーム機ではシステムアップデートをインターネット上から行うこともできるが、
    これは別の方法(例えば、アップデータが予め入ったゲームをゲーム機に入れる)でも可能であり、
    これを指してダウンロードコンテンツとは言わない。
  • なおいずれのゲームにおいても、原則的にダウンロードコンテンツの導入は強制ではない
    有料のものが含まれていることも理由にあるが、基本的には元々あるゲームの拡張要素に過ぎないためだろう。
    ただし上述したSplatoonの例のように、オンライン対戦を行う上で必須となっているものはある。
    また、ゲームによっては円滑に遊ぶために欠かせないレベルのゲームバランスの調整を有料DLCで行ったり、
    上述した元から存在しているデータをアンロックするのを長引かせたり有料で販売するなど、
    販売形態が疑問視されたりするケースもあるようだ。
    • 元から存在しているデータをアンロックするのを長引かせる、
      というケースについては、ゲーム用語/延命も参照のこと。
      なお早すぎるとそれはそれで「だったら製品版に最初から入れておけばいいんじゃないのか」
      という問題も生じるようだ。
  • DLCのもう一つの難点として、配信が打ち切られたらコンテンツを入手できなくなる、というものがある。
    既に入手してしまっている人はいいが、新たにゲームを購入してもDLCの配信が終了しており、
    コンテンツの拡充ができないというケースが起こりうる。
    追加要素程度なら大きな問題はないが、上述したアンロック系のものであれば厄介である。
  • 多くのオンラインゲームではダウンロードコンテンツという用法は用いられない。
    これはダウンロードコンテンツを有するゲームと異なり、
    配信コンテンツ(アップデータ)がプレイヤーの任意選択ではなく、
    ゲームを遊ぶ際に必ず適用されるものだからである。
    また大抵の場合は、ゲーム機内にコンテンツが保存(ダウンロード)されるわけではない事も理由にあるだろう。
    ただし一部のオンラインゲームにおいては、
    事実上のダウンロードコンテンツに相当する機能が用意されている場合がある。
    • 他起業・商品とのコラボレーションや、メディアミックス展開などにおいて
      シリアルコードを同梱するという形にしている物が多い。
      この場合、コードは各商品の包装や商品の内側に印刷される。
      この方式についての問題点としては、プレイヤーによるその商品の買い占めや、
      雑誌などの場合は対象のページを破るプレイヤーの存在が挙げられる。
    • ゲーム内においてリアルマネーで購入するコンテンツの場合、
      永続的に使えるタイプの物をDLCに類ずる形で捉えるプレイヤーもいる。

モンハンにおいて Edit

  • モンハンにおいては、MHPより行われた
    イベントクエストのダウンロード」が初のDLC導入事例と言える。
    それまでのシリーズにおいてはイベントクエストは街(オンラインマルチプレイ)専用であり、
    インターネットに常時接続された環境でなければプレイできなかった。
    だがこのシステムであれば、ダウンロード時にネットに繋いでおけば、
    後はネット環境が無くてもプレイ可能であるし、イベントクエストの配信が終わってもプレイできる。
  • MHPはPSPがPlayStation Networkに対応する以前のソフトであることもあり*5
    DLCはカプコン自身が用意しているダウンロードサービスでダウンロードしたデータを
    セーブデータ上に保存する形式となっていた。
    そのためデータ容量の都合から一度に保持できるコンテンツの量は限られていたが、
    MHP3ではクエストについては別のデータ保存領域を確保することにより
    配信されている全てのクエストを保存できるようになった。
    ハードが3DSに移ったMH3G以降も、ほぼ無制限にダウンロードできるようになっている。
    • 余談だが、PSPがPlayStation Networkに対応する以前から自前でダウンロードサービスを
      提供していたこともあってか、2011年にPlayStation Networkが個人情報漏洩問題で
      停止状態になっていた時でもMHPシリーズのダウンロードサービスは問題なく継続していた。*6
  • ダウンロードできるコンテンツには
    • クエスト(イベントクエスト大闘技大会・チャレンジクエスト
      およびそのクエストにより新たに解禁されるモンスター、新規で作成可能になる武具)
    • 特典
      • キッチンアイルー(MHP、MHP2G)
      • 村などのポイント
      • 行商人の品揃え(鎧石など有用なアイテムが追加される)
      • オトモアイルー(通常プレイで再現できないものも存在する)
      • 称号
      • ギルドカード背景
    • アイテムパック
    などが存在する。
  • 他作品および企業とのコラボレーションのものも存在し、
    代表的なキャラクターになりきれる武具の作成ができたり、
    ギルドカードの背景にキャラクターをあしらったり、
    また芸能人が設定したオトモアイルーなどが配信されたりする。
  • MHP3まではコラボ装備をのぞくと、
    ダウンロードコンテンツを一切導入しなかったプレイヤーとの差は生じないものがほとんどだった。
    (称号・ギルドカード背景はもちろん、オトモアイルーも「毛並みが違う」などくらいで、
    性能面では通常プレイで入手できるものとの差はなかった)
    MHP、MHP2(G)ではイベントクエスト限定のモンスターがおり、
    それをダウンロードしないと実質入手できない装備はあったが、
    独立した素材ツリーになっているケースが殆どでありそれ自体が問題になることはなかった。
  • ただし、これはあくまで最終的に差が生じないというだけで、
    MHP2(G)ではトレニャーの早期契約により村★2の段階で(集会所の下位簡単ランクのクエストを受注せずに)
    一部の火竜武器が作成可能となる、本来は集会所★8に昇格しないと雇用できず、
    かつ重要性の高い乳製品または酒★3のキッチンアイルーを集会所を進めなくても雇用可能であるなど、
    ダウンロードコンテンツを導入したプレイヤーが攻略において明確に有利になる要素は存在した。
  • インターネット接続環境が更に充実したMH3G以降、DLCのイベントクエスト限定モンスターの素材を、
    DLCを使用しなくても遊べるコンテンツで入手できる装備の強化に用いるケースが出るようになった。
    (3GのG級アルバトリオン素材や、4GのG級ダラ・アマデュラ原種素材、
    Xのイビルジョー・リオス希少種・ラージャンの獰猛化素材など)
    これらはモンスター及び素材データ自体は製品版の時点で導入されており、
    発売の時点で強化先及び素材が見えている状態になっている。
    もちろん、その素材が必要になる武具は「強化先が見えている」のにかかわらず配信されるまで強化できない。
    これらのコンテンツの解禁が非常に遅くなったこともあり、批判を浴びている。
  • MHXXではこの反省を受けてか、DLCの解禁を待たないと最終強化できない武具は存在しない。
    同時にMHXの時点で配信されたイベントクエストも発売時から配信されている。
    しかし、弱体化されたとはいえオトモスキルに関しては配信限定のものも存在しており、
    特にMHXで配信されたものに関しては、引継ぎを行わないと入手できない。
  • なおアイテムパックでフエールピッケル鎧石金の卵などの入手が難しいものが多数配信されたり、
    ハチミツなどの消耗品が配信されたりなど、
    配信コンテンツがあるということ自体はおおむね好意的にとらえられている。
    ただし近年ではモンハンに限らずゲームのDLCそのものの存在が論議になることも少なくなく、
    上記の点などもあって、モンハンのDLCについても論議が起こりやすい状況になっている。
  • MHF、MHXRなどのオンラインゲームについては、上述したようにDLCは存在しない。
    またMH/MHG/MH2/MH3にもDLCは存在していないが、特定の期間に街にログインすることで、
    特殊なイベントクエストを遊ぶということはできた。

関連項目 Edit

ゲーム用語/課金
ゲーム用語/延命
ゲーム用語/コラボレーション
システム/イベントクエスト
クエスト/チャレンジクエスト






*1 衛星通信を行いゲームデータを受け取る、スーパーファミコンの周辺機器
*2 特殊なコードが書き込まれたカードをゲームボーイアドバンスに装着したスキャナで読み取り、通信機能でゲームボーイアドバンスやゲームキューブに送信する
*3 なお、今日のようなオンラインからのダウンロードが一般的でなかった時期においては、ゲームソフトのメディア内にダウンロードされた物を保存する領域も持っているケースもあり、例えばゲームボーイアドバンスの一部ソフトにおいてはカードe+と呼ばれる特殊なコードが記録されたカードで追加されたコンテンツをソフト内に保存していた。
*4 マルチプレイにおいてそのコンテンツを導入していない人からも正常に表示されるよう、そのコンテンツを購入していないプレイヤーでも表示だけはきちんと行われるように表示用のデータとしてアップデートに含める、といったケース。
*5 MHP 2ndGのディスクに含まれているPSPのシステムアップデータは3.80であり、この時点ではPSP単体ではPlayStation Networkに対応しておらずPS3からの転送によりゲームアーカイブスでのPSソフトに対応している程度であった。なおMHP 3rdに収録されているアップデータは6.36となっているが、ダウンロードコンテンツのシステムはMHP 2ndGまでと同じ物を使用している。
*6 他社のタイトルでは追加クエストなどの配信がPlayStation Networkからのダウンロードという形だったため、PlayStation Network稼働停止の影響でダウンロードサービスも休止状態となっていた。