ゲーム用語/ディレイ

Last-modified: 2023-12-11 (月) 21:17:59

【delay】引き延ばす、遅らせる
音楽と格闘ゲームで良く使われる。

概要

  • モンハンでは格闘ゲームと同様、連携のコマンドを最速ではなく、敢えて遅れて入力することを言う。
    これを「ディレイをかける」などと言う。
  • 例えば落とし穴にかかったモンスターは頭を左右に大きく振るので、
    コマンド最速入力では頭が余所に行った所で2発目以降が出てしまうことが多い。
    そこでコマンド入力をわざと遅めに入れることで攻撃の出るタイミングを遅らせ、
    頭が来た所で攻撃が出るようにする、というのが主なディレイの使用目的である。
    特にハンマーを使うなら縦3を使う関係上、必須技術となる。
  • 回避でも同じことが言え、攻撃後すぐ回避するのではなく、
    相手の反撃を待ってから回避することでフレーム回避をし、張り付きを維持する時にも使われる。
    敵がどのタイミングで反撃するかを考え、攻撃のテンポや回避のタイミングを調節出来れば、
    特に双剣やランス・ガンランスなどではDPSが桁外れに上がるだろう。
  • 基本、ハンターが大ダウンをした場合はすぐに起き上がるが、
    MH4G以後では起き攻め防止策として起き上がりにディレイをかけることができる。
  • という様に便利なディレイだが、どんな状況でも使えるかというとそうは行かない。
    大剣の各種攻撃やハンマーの溜め3振り下ろし、狩猟笛の叩き付けなど、
    入力受付が短く、効果的なレベルのディレイなんて出来ないも同然の攻撃があったりする。
    また、全武器種で側転回避の受付が入力受付より短いという仕様がある為、
    「横に側転回避するつもりができず、連打してたら硬直が解けてからようやく前転した」という現象も起こる。
    ディレイをかけるなら武器種ごとの特徴をしっかり把握し、使える武器種でのみ使い、
    ディレイがまともに使えない武器種ではディレイを使わない立ち回りを考えよう。
    特に各攻撃後の入力受付時間は正確に把握しておきたい。
    また、作品によって入力受付時間が違う為、その点も正しく把握しておこう。
    例えばMHP3とMH3Gの2作では極端に入力受付が短くされ、それまでディレイ回避が得意だった(というか主要なテクニックだった)ランス・太刀・スラッシュアックスですら入力受付時間を短縮されてしまっている。
    一方、その前後MH3,MH4はすべての武器の受付時間が長く設定され、以降の作品もその流れにのっとっており、
    回避可能なアクションならば硬直時間の最後まで入力受付時間となっている。
  • MHFではMHF-G1にて片手剣と双剣、
    MHF-G10.1にてスラッシュアックスFの攻撃後入力受付時間が延長され、ディレイがかけやすくなった。
    そしてMHF-Zでは全ての(回避派生アクションを持つ)武器種において、
    回避派生を行えるタイミングがアクションの最後まで延長された。

モンスターのディレイ

  • 敵キャラクター側もディレイを使ってくることがある。
    主にゲームプレイの難易度を上げる手法として乱用活用されていて、
    モンハンならモンスターが攻撃動作に入った後、いったん動作を止め
    打ってくるタイミングをずらす事でプレイヤーに回避や防御の反応を取りづらくさせるというパターンが多い。
    • 動きのテンポを変えることで、戦闘の流れがワンパターンになりにくいという利点があるものの
      振りかぶった姿勢のまま不自然に動きを止め、あまつさえ
      動きを止めたまま旋回して狙いを付け直すといった異常なモーションや、
      プレイヤーの回避動作を前提にしたかのようなフェイントにも見えるため、
      あまり多用する作品だと印象の悪い隙潰しの一種として
      悪い意味で有名になってしまうこともある。