目次
概要
- パソコンのハードウェアやソフトウェアの性能を測定するためのプログラム。
アクションゲームなどのグラフィック能力を必要とするソフトの場合、
スペック確認用として専用のソフトが公式に用意されている場合がある。
- MHFにおいても公式サイトにて配布されていた。
起動するとMHFのCGムービーが流れながらスコアが測定され、
ムービーが終わるとベンチマークスコアが表示される。
映像の美しさにも定評があり、特に2016年現在最後に出ている第3弾「大討伐」の画質は、
高スペックPC用の拡張機能として用意されたHighGradeEditionに匹敵する
(というより、この品質をゲーム内で実現したのがHighGradeEditionと言っても過言ではないだろう)。
更にハンター自身や武具、咆哮に強烈なブラーエフェクト、水辺も緻密に描かれているなど部分的に超える場所も存在する。- ちなみに一見CGムービーを流しているだけに見えるが、
実際はゲーム同様リアルタイムで描画し、PCに負荷をかけて性能を測定している。
通常の動画再生だと既に出来ている動画データの処理をして流すだけという低負荷で済む処理で終わってしまい、
リアルタイムで描画し続けなければならないゲーム環境と異なってしまうからである。
- ちなみに一見CGムービーを流しているだけに見えるが、
- ただし、公式サイトでも明記されている通り、ベンチマークソフトはMHFの動作を保証するものではない。
元々HighGradeEditionが実装される遥か以前よりあるソフトのため、
最低動作スペックはオリジナル版(高グラフィックス化非適用)MHFに準拠している。
従って、ベンチマークが快適に動けばオリジナル版MHFが動作するスペックは一応満たしていると言えるが、
オリジナル版より遥かに動作要求が重い(理由はこちら)HighGradeEditionに関しては、
ベンチマークが動作する=HighGradeEditionで動作する、ではないのでくれぐれも注意。- 元々このソフトはPC販売業者が出している「MHF推奨パソコン」を購入した人に、
MHFの世界をハイクオリティな映像で楽しんでもらうための映像作品として企画された、
という経緯がある。
その為公式サイトでも、スペックを満たしていれば
「MHF推奨パソコンではない場合でも動作する可能性がある」という表記に留まっている。
- 元々このソフトはPC販売業者が出している「MHF推奨パソコン」を購入した人に、
- MHFの動作確認用としては基本的には全く使えない(と考えてよい)ソフトだが、
かなり長い間公開されている関係上、「ゲーミングPCのスペック測定用ツール」としては定評がある。
ベンチマークソフトは快適に動かすだけならかなり古いPCでも出来るが、高性能であればあるほど、
最終的な「スコア」は高くなる(目安だが)ためである。
PC情報サイトでは、ゲーミングPCの性能測定方法としてMHFのベンチマークソフトを稼働させ、
そのスコアを掲載している事が多い。
PCのパーツを交換したり、新しいPCを購入したり、自分でPCを組み上げた場合などに、
自身のPCのスペックスコアを算出・比較するのに役立つだろう。
- 中国版MHことMHOにおいてもベンチマークソフトが公開されている。
こちらも起動中は独自のCGムービーが流れ、終了時にスコアが表示される。
ただし、日本からのDLにはブロックされたとの報告もあるため、
気になる方は自己責任で調べてみると良いかもしれない。- なお、このムービーにはMHOオリジナルモンスターは一体も登場しない。
- パソコン売場などではデモムービーとしてエンドレスで流している事がある。
思わず見入ってしまったシリーズファンも多いのではないだろうか。
- 注意事項となるが、ベンチマークソフトはハードウェアの性能を限界まで引き出す。
そのため、ベンチマークソフトを乱用したり、不適切な環境下で使用すると、望まぬスコアが出るだけでなく、
ハードウェアに要らぬダメージを与えて寿命を縮めたり、故障の遠因となる可能性がある。
ベンチマークソフトを利用する際は適切な環境を整え、その上で程々に留めておく事が肝要である。
内容
MHF
- 第3弾まで配布されている。MHF自体のサービスは終了しているが、
これらのベンチマークソフトは2020年現在でもゲーム情報サイトからダウンロード可能。
- 第1弾
- 出演モンスターはモス、アプトノス、ケルビ、ヤオザミ、ランポス、チャチャブー、エスピナス。
大まかなストーリーは、樹海に生息するモンスターの生態と、エスピナスとハンターの戦いの始まり。
ランポスに噛みつかれただけで豪快に吹っ飛ぶハンターや、
ライトボウガンで1発撃たれただけでブチ切れるエスピナスなど、ゲーム中では見られない光景も見られる。
- 第2弾【絆】
- 第1弾より出演モンスターが大幅に増えており、
モンスター以外にもさまざまな装備のハンターやNPCの姿を見ることができる。
大まかなストーリーは、各種フィールドに生息するモンスターの生態と、デュラガウアとハンターの戦い。
モンスターの生態では、ブルファンゴを狩るオルガロンや、ゲネポスに攻撃を仕掛けるアクラ・ヴァシムなど、
フロンティアのゲーム中では見ることのできないモンスターの狩りを見ることができる。
ハンターとデュラガウアの戦いでは、
一度一人でデュラガウアと戦い敗北したハンターが、仲間とともに再戦を挑む。
さらにこの戦いの前に、ハンターとベルキュロスの戦いにデュラガウアが乱入し、
デュラガウアとベルキュロスの戦いになるという見せ場も存在する。
- 第3弾【大討伐】
- ラヴィエンテ襲来とそれに挑むハンターが描かれる。
前半部ではラヴィエンテ、後半部ではラヴィエンテ狂暴期が出演している。
突如ジャングルに出現したラヴィエンテの、まさに天災そのもの捕食行動が見所。
逃げ惑うアプトノスやランポスが、まとめて丸呑みにされ、踏み潰され、
更には大巌竜の活動によって生じた地割れに巻き込まれていき、
エスピナスですら火山弾を食らい叩き落される。
全てを破壊し、火の海の中、悠々と火山に巻きつくラヴィエンテ。
その様はまさに地獄絵図である。
場面は現代の絶島へと移り変わり、ハンターたちが過去の痕跡を調査する。
すると突然地響きが発生し、空腹によって凶暴化したラヴィエンテが出現。
気球で待機するハンターが見守るなか、狩人と大巌竜が対峙する。
MHO
- 弱肉強食の世界観を中心に据えた3部構成となっている。
冒頭部分はMHOの拠点となる、のどかな村の様子を描いたもの。
中盤からは狩猟地へと場面が移り変わり、MH世界の生態系が描かれている。
川辺で休息するアプトノスの群れ、その様子を気配を殺しつつ窺う存在。
やがてモンスターの鳴き声が響き渡り、ランポスたちがアプトノスを強襲する。
逃避行を続けるアプトノスも善戦するものの、最後には数の暴力に屈して力尽きる。
……ここまで書けば判る通り、MH無印のオープニングそっくりの展開である。
案の定ランポスたちはより強い飛竜に獲物を横取りされてしまう。
最後はその直下の洞窟へと場面が切り替わり、英雄の証が流れる中、
アクラ・ヴァシムと遭遇したハンターたちが少しだけ描かれる。