ゲーム用語/勇者

Last-modified: 2023-07-25 (火) 02:29:01

勇者とは勇気ある者に贈られる称号のこと。
有名RPGドラゴンクエストシリーズの影響で主人公の職業と認識しているゲームプレイヤーも多い。

目次

勇者

  • 大剣、ハンマー、ランス等で被弾しそうなところをふっ飛ばすことで助けてくれた人のこと。
    または多くの非貫通ブレス岩飛ばし等の攻撃と動けないハンターの間に割って入り、
    ガードで、あるいは体を張って攻撃を止めてくれた人のこと。
    下記の「勇者様」とは違い、彼らのことは決して忘れてはいけない……
  • また、 というように、始動に時間が掛かる程の大技や長い攻撃を怯みやダウンで中断させたハンターのことも指す。
  • いわゆるパンツ一丁
    裸指定の無い高難度のクエストをスタイリッシュに達成する猛者に対しても
    勇者と同等の尊敬と称賛の目が向けられる……、が
    こちらのプレイスタイルはプロハンターとして喝采を集める事はあっても
    勇者として崇められる機会は、不思議と少ない。
    プレイングの腕前も然る事ながら、見た目に於ける気品や風格の全てを備えてこそ真の勇者なのだろう。
    なお、当然だが防具合成を利用して「見た目だけパンツ一丁」は例外とされる。
  • MH2の狩猟演習で支給される「勇者のピアス」には自動マーキング、状態異常攻撃強化、
    攻撃力UP【小】、火事場力+1のスキルが備わっている。
  • ちなみに、貫通能力のないブレスなどの技(リオレウスの炎ブレス等)
    に特攻して止める人は、崇められることもあるが、それをガードできないで力尽きる、
    もしくは直前にビビッて逃げた者は、チキンプレイヤーやら臆病者やら連呼される可能性もある。

勇者様

  • 一方で、一般的にオンラインゲームで「勇者」と言えば蔑称である。
    オンラインやマルチプレイでは全員が1プレイヤーとしての立場で参加し、
    お互いに助け合いながらクリアを目指していくはずが、まるで1人用のゲームをプレイしているかのように
    自己中心・無思慮な言動行動をしたり、自分の実力や装備を考えずに突出して無謀な行動に走る、
    そして勇者たる自分に全ての人間は協力するべきであるという無遠慮さを併せ持ったプレイヤーの事を指す。
    要するにただのチームプレイが下手な人であり、「自分のことを勇者だと思いこんでいる一般人」、
    どんな傍若無人な行いも勇者である自分には許されていると誤って解釈している人の事である。
    • 実際にひどい例になると、オンラインゲームをしていても他のプレイヤーは全てNPC同然であると思っており、
      周りの人間が自分の都合に合わせて行動したり、自分が何かしようとしている時には支援をしたり、
      雑用に近い役回りを担当する事が当然であるという事を公然と口に出す者すら居る始末である。
    • また、昨今ではプレイヤーの年齢層の広がりに伴って
      フィクションの主人公と自分の区別がついていないという例もある。
      具体的に言うと人気作品の主人公や高い実力を持つキャラクターの名前をつけ、
      「自分はそのキャラクター(主人公や強者)なので周りが合わせるべきである」という自己中心的な言動行動をする。
      もちろんそうした名前でもきちんとプレイする(ロールプレイの一環としてやっている)という人も居るのだが、
      特に低年齢層にも人気のある作品の主人公という名前は「勇者様ネーム」であるとされやすい。
      • 作品内容をきちんと理解していれば、
        大体の人気作品においてその人物が周囲の人間に信頼されたり尊敬されている理由は
        「主人公だから」ではなくその培った実力や行動、意志や積み上げてきた実績等によるとわかるはずなのだが、
        そこを無視して「主人公になれば周りの人間に尊敬される」という
        非常に偏った解釈と発想をしている事にもしばしばツッコミが入る。
        加えて、有名人の名前を騙る事で特別待遇を受けようとするのはどう考えても
        勇者ではなく小悪党のやる事であると揶揄される事もある。
  • 勇敢な行動や貢献した人が「勇者」と呼ばれる一方で、「様」がつくと蔑称になるという
    非常に微妙なニュアンスの違いがあるため、この使い分けを間違えると人を不快にさせる事もしばしばある。
    • MHシリーズでは他の人が居ても構わずに
      モンスターの頭周辺で闇雲に武器を振り回して味方を転倒させる(最悪それで死なせる)、
      見た目に派手な演出があるのを理由に乗らなくてもいい状況でずっと乗りしか狙わない、
      閃光玉を投げると暴れまわって剣士が攻撃できなくなるモンスターに閃光を使用し、
      一人悠々と遠距離攻撃をする(そして手出しできなかった剣士を責める)
      …などの行動に終始する人が自分を勇者と勘違いした「勇者様」であると揶揄される事が多い。
  • MHシリーズでは上記の用法のほかに、頼んでもいないのに強力な装備で
    初心者PTに乱入してきて瞬殺してしまうという困ったお手伝いさんの事を指す場合もある。
    • 「初心者を手伝って早く上位やG級、高ランクのクエストに行けるようにしてあげたい」という親切心から
      こうした行動を取る人はともかく、単に「自分が強いと思われたいから」という
      身勝手な動機で初心者部屋に乱入し、モンスターを瞬殺してドヤ顔という人もいる。
    • いわゆる養殖やキャリーと呼ばれる行為だが、自分の実力とペースで
      ゲームを進めたいという人も居る以上、勝手にクエストを進めてしまうのはありがた迷惑という考え方も存在する。
      また、こうした方法で「先輩ハンターが全部倒してくれるから何もせずに上位・G級入り」できてしまうと
      基礎的な知識やスキルが身に付かないため、後になって手伝われた人とその周囲の人間が困るという問題もある。
    • 瀕死のモンスターが寝ようとしているところに我先にと飛び込んだり、
      高速クリアを希望されたわけでもないのに、とにかく速攻で討伐するほど良いと思っている人は要注意。
      手伝いというなら眠ることを示唆したり、尻尾の一本も土産に持たせるくらいの度量は持ちたい。
      • 手伝われた相手が今後も気持ちよく狩猟生活を楽しめるように促すのが
        本当に優秀な手伝いではないだろうか。
        逆にその場限りで自分が目立ちたいだけでは手伝いの風上にも置けない。
        他プレイヤーの心境にも配慮する事が真の一流ハンターとして大切である。
        そして逆もまた然り、手伝いを安易に養殖叩きする行為にも注意しよう。
    • あえて装備のランクを手伝う相手に合わせて、磨き抜いた立ち回りや知識を武器に手伝う人もおり、
      そういう人にはがつきにくい。
  • MHFでもしばしば「入門区の初心者PTに乱入して強力な武器で瞬殺する」という人が見られた。
    • ただし中には瞬殺しようと火事場を発動させて逆にモンスターに倒されてしまうなど、
      情けない…もとい、微笑ましい勇者様も確認されている。
      ただ、中には使用している武具は兎も角、ちゃんと教えている人も(G6.0現在極々少数ではあるが)いるので、
      何でもかんでも勇者様と呼ぶのは逆に問題のある人と取られる可能性がある。
      MHF-G10以降はHR帯が完全に通過点となり、様々な変化もあってこの用法は風化したものとなっている。
    • なお、過去はHR500以上になると再び入門区に行けるようになっていたが、これは秘伝書のSRの関係である。
      勿論剛種武器とかで瞬殺、という問題もあったが、それと同じか、それ以上にハードコアクエスト指定、
      つまり入門区なのに新規ハンターが行けないクエストを募集するという内容も問題視されていた。*1
      この問題も踏まえてか、フォワード.4にてHR99まで入室可能に変更されたが、ユーザー側の要望もあり、
      G1にて配信クエスト制限を行った上で「HR30(99)まで推奨」のワールドコメントと共に、
      入室条件が無制限にされた経緯がある。

余談

  • ギルドカードの称号ではじめから所持している。
  • 勇者は上記の通り救世主であるが、勇者様は地雷になることもある。
    が、一応先輩ハンターの役目もできるため迂闊に地雷と言ってはならない。
    ナンバリングでは殆どの勇者様=地雷だが
  • 昨今では勇者様とは対を為すかのように、
    参加型ライブ動画でハンターランクを上げてもらう、いわゆる姫プレイも目立ってはいるが
    姫君達は礼儀正しいようで、動画中でしかそのようなことはしない。
    また、一部の姫君達はある程度キャリーしてもらった後
    敢えてソロでラスボスや高難度に悪戦苦闘しながらもクリアし
    女王となる者も出ているあたり勇者様より良質とも言える
    そもそも動画という場でないと姫プレイが成り立たないのがモンハンである。
    そして姫君達がいることで勇者様もそっちの方に行くため、ある意味他のハンターとの住み分けがされやすくなったか。
    • 一般的なオンラインゲームにおける姫プレイとは、
      可愛らしい見た目になって他のプレイヤーを従えアイテムや進行度を受け取る行為とされている。
      この可愛らしい見た目というのがポイントで、昨今のモンハンは防具合成や重ね着もある以上
      可愛らしいのは見た目だけで中身はガチな女王様も十分ありうる。
      外見だけ見て姫プレイ認定するということは己の無知をさらけ出すことになりかねないので注意されたし。

関連項目

ゲーム用語/地雷
ゲーム用語/養殖
防具/勇者シリーズ
モンハン用語/プロハンター - 「様」がつくと敬称から蔑称になる用語同士


*1 れっきとした新規潰し行為であり、勇者様以上に嫌われていた模様。また、同行為はHR推奨ワールド等でも行われ、問題視されていた。