ゲーム用語/Wii U

Last-modified: 2024-04-14 (日) 15:41:43

Wii U(ウィーユー)とは、任天堂から2012年12月8日に発売された据え置きゲーム機である。

対応タイトル

目次

概要

  • Wiiの後継機として2011年のE3にてその存在が明かされ、
    2012年、6月のE3や9月のニンテンドーダイレクトにて徐々にその全貌が明らかになってきた。
  • Wii UはWiiを強化しただけでなく、Wii UのUがYou(あなた)を表現しているように
    Wiiより1人プレイの環境が強化されているという点が挙げられる。
    専用コントローラーであるWii Uゲームパッドを使用して、
    据え置き機では初にして、今まで一度も例のないテレビ(画面)不要で据え置き機ゲームができる
    という環境を実現している。
    また、多人数プレイにおいてこれを用いた新たな遊びもできる。
    ここは、モンハン特化の辞典サイトであるため、詳しいことは割愛する。
  • 2つのセットが存在し、内蔵フラッシュメモリが8GBのベーシックセットと、
    内蔵フラッシュメモリが32GB+各種スタンドがついてくるプレミアムセットが存在。
    カラーは、ベーシックセットはshiroのみだが、プレミアムセットはkuroに加えて13/7/13よりshiroも発売。
    価格はベーシックセットが27,000円(25,000円+税)、
    プレミアムセットは32,400円(30,000円+税)である。
    • 発売後しばらくしてベーシックセットの生産は終了し、プレミアムセットのみの提供に移行した。
      また、kuroのカラーの方もshiro発売後しばらくして単品での発売は行われなくなった。*1
    • 内蔵メモリの容量を問わず、USB接続のハードディスクで容量を追加することは可能。
  • 3DSと同じく、Miiverseの機能を使うことも出来た(現在はサービス終了)。
    詳しくはこちら
  • Wii U GamepadにはNFCリーダーが内蔵されており、
    周辺機器のひとつであるamiiboが対応ソフトで使用できる。
    • かつてはニンテンドーeショップでのチャージにSuica等の交通系電子マネーを利用することも可能であったが、
      2022年1月18日を以て取扱が終了したため、NFCリーダーの役目はamiiboのみになってしまった。
      と言ってもモンハン関係でこの機能を使う当てがあるとすればMH3G HD Ver.
      ダウンロード版を購入する為のチャージに使うこともできるぐらいだが。
    • また、同日にICカードだけでなくクレジットカードの取扱いも終了している。
      1円単位で支払う際に便利な機能だったが、現在はプリペイドカードでしか支払えないようになっている。
  • 2017年1月31日を以て、日本国内におけるWii Uの全生産が終了した。
    任天堂の据え置き機は同年3月3日発売の次世代機、「Nintendo Switch」へと移行された。
    欲しい人は早めに、在庫のある店での購入を行っておこう。
    • MHFに於いては、この事への対応として同年11月29日より、
      提携に使用したCOGアカウントをそのまま用いる*2ことでPCでもプレイ可能になり
      2018年7月いっぱいでのサービス終了後もプレーデータはPC版に引き継がれている。
    • ちなみに、スイッチにはWii Uとの互換性は存在しないため要注意。
    2023年5月23日には任天堂公式による、本体と純正周辺機器の修理依頼の終了の知らせが出された。
    この日以降は修理用部品の在庫が無くなり次第、修理依頼の受付を打ち切るとのこと。
    Wii Uをまだ持っている人は壊さないよう、大切に使うようにしよう。
  • ニンテンドーの中でも特に失敗したゲーム機という哀れな称号を持つ
    理由としては当時高性能機として期待されてたのに、実際のスペックはPS3以下ということ、
    そのくせ、ロード時間が長く、リモコンコントローラーも操作性が悪いという致命的な問題が重なったためと見られている。
    また、発売直前で東日本大震災が発生したことで、供給不足が発生し、それが慢性的なものになったというものもある。
    そのせいでスタートも3DS以上に苦しいものになった。
    • 発売直前のネットの「Wii Uは欲しいか?」という意識調査でもWii Uに関しては7割が否定的なものになった。*3
      これに対し、故岩田社長は「Wii Uのポテンシャルを引き出すのに時間がかかる」と発言しているが、
      ついぞそのポテンシャルを引き出す時は来なかったと言える。
      何よりの失敗は携帯機としても、据え置き機としても中途半端なものになった事
      ソフトもマルチプラットフォームや移植が多かった事といえるだろう。*4
      だがハードの中途半端な基本仕様やそのイメージの悪さが足かせとなってしまっていたものの、
      発売された専用ソフトは全体的に評価が高いものが多く、実際に遊んだユーザーからは
      ハードの使い勝手はともかくゲームソフトに関しては満足したと言う声が多かったようだ。
      実際、Wii Uで発売された任天堂ソフトの一部は後にNintendo Switchに移植されているがいずれも評価が高く、
      原作となるWii U版の数倍と言う大ヒットを記録するゲームソフトも珍しくはない状況となっている。
    これらの失敗を糧に設計等を見直し発売された次世代機「Nintendo Switch」は知っての通り大成功を収めた。
    正に失敗は成功の母である。

モンハンにおいては

  • 本体と同時発売のソフトには海外のゲームメーカーの作品も多い中、
    同時発売ソフトの1つとしてMH3G HD Ver.も入っていた
    つまり、MH3G HD Ver.のプレイにこのゲーム機が必要になる。
    また、同ゲームは単純なHDVer移植ではなく、オンラインプレイに対応している。
    Wii Uゲームパッドのタッチ画面は3DSの下画面とほぼ同じ使い方が可能である。
  • アドホック通信を利用して、3DS版のMH3Gを持つプレイヤーと協力プレイが可能である。
    また、WiiU側でパケットリレーツールをダウンロードし、
    WiiUをインターネットに有線接続することで、WiiU版を持っていなくても、
    インターネットモードに接続し、プレイすることができる。
  • ちなみに互換機能を使えばMHG、前作となるMH3もプレイすることが可能である。
    ただし4の発売と引き換えになったため、オンラインに行けないのは言うまでも無い。
  • かつてはパッドのみでのプレイには対応していなかったが、2013年3月26日のアップデートで対応された。
    その場合、残念ながらタッチパネルを使った操作はできなくなる。タッチ調合派は注意。
  • ナンバリングシリーズ以外では、2013年12月18日にWii U版MHF-Gのサービスが開始されている。
    クライアント自体は無料~少額で入手可能だったが、特典アイテムや
    サービスの付いたパッケージとしてGG、G5~G9、Zも発売された。
    MHF-Zのサービス終了に先駆けて2018年8月1日にXbox 360版と共にサービス終了。
    上述の通り、特に手続きの必要は無くPC・PS4に移行可能だったが、2019年12月18日をもって
    全プラットフォームでサービスが終了した為に現在はパッケージ版を持っていてもプレイは不可である。
    • なお、WiiUに対応しているキーボードがあればチャットのみキーボードを使用可能。
      ハンターの操作はパッドに限定されており、キーボード操作は不可という仕様であった。

オンラインサービスに関して

  • 2023年3月28日をもって、ニンテンドーeショップ(Wii U・3DS)のサービスが終了し、
    すべてのDL版ソフトや追加コンテンツなどの販売が終了した。
    そして後日、
    2024年4月9日を以って、任天堂公式が提供する3DS、Wii U向けオンラインサービス全てが終了し
    任天堂が提供するネットワークサービスを利用したオンラインプレイや、
    更新データ、購入済みのDL版、追加コンテンツのダウンロードも不可能になった
    • これによって、Wii U及び3DSの10年以上に及ぶ事業は終わりを迎えることとなり、
      任天堂の現役ハードはNintendo Switchシリーズだけとなった。
  • eショップのサービス終了はモンハンにおいても大きく影響を及ぼしており、カプコン公式によるアナウンスが出されている。
    Wii U関連でのモンハンが受けた影響で言えば、まずはWii Uローンチタイトルとして発売されたMH3GHDのDL版
    さらに3DS版のMH3Gのままでオンライン接続が可能となるMH3Gパケットリレーツール
    そしてMH3Gの3DS版からWii U版へのセーブデータ転送アプリも配信終了対象になっている。
    • サービス終了以前に一度手元にあった場合は再ダウンロード可能だが、
      これから新規ダウンロードしようとする場合は残念ながら成す術がないため、
      ハード間のデータ共有は利用出来ない。
  • なお、任天堂が関わらないオンラインサービスに関しては、
    サービス提供元がサービスの提供を終了する旨の発表が来るまで継続して利用可能である。
    ソフトウェアによって、任天堂のオンラインサービスを使っているか、
    独自のオンラインシステムを利用しているかが異なるため、事前に確認しておくとよいだろう。

関連項目

ゲーム用語/任天堂
ゲーム用語/Wii - 前世代機。ほぼ全てのタイトルがWii Uでも起動可能。
ゲーム用語/ニンテンドー3DS - 同時期の任天堂発売の携帯ゲーム機。MH3Gなど一部ソフトは連動要素あり。
ゲーム用語/Nintendo Switch - 次世代機。
ゲーム用語/プロコントローラー - 周辺機器その1。
ゲーム用語/amiibo - 周辺機器その2(ただしWii Uで出たモンハンシリーズ作品は非対応)。


*1 プレミアムセットkuroの販売終了後も、『ゼノブレイドクロス』『ポッ拳 POKKÉN TOURNAMENT セット』『幻影異聞録♯FE』のソフト同梱版として登場している。
*2 Xbox 360版と違ってCOG ID連携を元々行っていたため、そのIDを直接使えばよい
*3 その大半はマルチプラットフォームや移植のソフトが多いため、PS3やX BOXで十分というコメントであった
*4 ソフトをマルチプラットフォームで発売する事には、既に普及しているハードの売上を更に伸ばすという狙いがあるが、ニンテンドーには当時その恩恵にあずかれるハードが特になく、3DS以外では主にPS3が恩恵を受けるシステムであった。