システム/アイテムを増やす

Last-modified: 2023-10-21 (土) 09:22:09

MH4で農場の代わりに登場した手軽にハチミツなどの消耗品を補充できるシステム。
本稿ではその前身であり、実質同じ仕組みであるMH3および、MH3Gの農場にも触れる。
担当するキャラがMH3の「交易」システムも請け負うため、交易とも呼ばれる。

目次

概要

  • ポイントを消費することで消耗品を増やすことができる、Pシリーズにおける農場の代わりのシステム。
  • 農場と大きく異なるのが「増やせるアイテムをピンポイントで選べること」と
    「一度に最大で10クエスト分をまとめて受け取ることができること」。
    これにより、Pシリーズのようにクエストごとに足繁く農場に通う必要がなくなった。
  • 作品ごとにどうやってアイテムを増やしてくるかは異なるが、
    • 物語序盤に一度に増やせるアイテムは1種類のみ
    • 物語を進めることで対応するアイテムや一度に増やせるアイテムが増える
    • 農場における肥料のようにブーストアイテムが存在する
    という点は共通する。
  • また、お願いしていない「ハズレアイテム」やオマケのアイテムも
    一緒に受け取ることができる。
  • 途中受け取りも可能であり、さらにその先の分もリセットされない。
    ブーストアイテムの消費数は依頼回数によらないため、最大回数まとめて依頼するのがオススメ。

MH3(G)

  • 初登場。
    今作では農場の管理人とアイルーに委託し、モガ村の農場の一角を使わせてもらうという形式をとる。
  • ゲーム開始時は地震によってアイルーが逃げてしまったためアイテムを増やすことができず、
    物語を進めることでアイルーが戻ってきて、最大3種類のアイテムを同時に増やせるようになる。
    最初は畑しか使えないため植物系のアイテムしか増やせないが、
    村人の納品依頼をこなしていくことでキノコや虫、ハチミツも増やせるようになる。
    また、納品依頼により設備がレベルアップし、一度に委託できる回数が増える。
  • 過去作の農場と違う点は、特定のアイテムと資源ポイントを支払うことで、
    渡したアイテムをピンポイントで増やすことができるということ。
    また、最大10回まで収穫物をストックしておくことができるため、クエスト後に毎回農場へ足を運ぶ必要がないのも特徴。
    • この変更により、資源や肥料の不足する序盤は思うように利用できないものの、
      施設レベルをMAXまで上げ、上質な肥料を用いた場合、最大で1枠につき10個まで手に入るため、
      村下位を終える頃には、資源さえあれば様々なアイテムを手軽に増やせるようになる。
      特定のアイテムを大量に入手したい場合には、かつての畑よりも断然便利である。
    • ハチミツや雷光虫、マンドラゴラといった、
      有用な消耗品の素材となる、非売品もしくは常には購入できないアイテムの「栽培」が特に有効。
      しかし、雷光虫やマンドラゴラは1回の依頼で資源ポイントが300ポイント必要であり、
      10回纏めて依頼した場合は3000ポイント必要になる。
      さらに、アイルー3匹全てに10回で依頼すると9000ポイントも必要となる。
      資源ポイント不足の時や「リュウグウガニの宝玉」の勲章が欲しい場合は注意が必要である。
      炭鉱夫やってりゃ問題ないとか言ってはいけない。
  • 今作におけるブーストアイテムは実際の農場の肥料としての登場であるためか、
    増やすアイテムのカテゴリによって必要なブーストアイテムが異なる。

MH4(G)

  • 竜人問屋の機能の一つとして登場。この作品から「農場」以外の施設がシステムを担うようになった。
    ここでも旅団ポイント*1が必要になる。
  • 竜人商人の流通ルートを使い、色々な市場と取引を行い、特定のアイテムを増やすことが可能。
    今回では彼にチップを渡すことで増加量を増やすことができる。
    なお、取引先の市場の中には、ポッケ村農場やココットキノコ村といった懐かしい名前が見られる。
    取り引きできる取引先は以下の4箇所。
ポッケ村農場
草系、種系アイテムの担当。
ネットの材料のツタの葉、素材玉の材料のネンチャク草、LV1貫通弾のツラヌキの実など
地味に数を使う消耗品が数多く含まれる。過去作の農場と異なり龍殺しの実も増やせる。
薬草やげどく草などの店売り品も一応増やせるが利用する事はないだろう。
ココットキノコ村
文字通りキノコ系アイテムのみを担当する。全7種のみ。
しかし増やせるキノコはいずれも非売品かつ何かしらの調合で定期的に使うものばかりなので、
品目の少なさに反して利用機会は多い。
マンドラゴラもキノコ扱いなのでここで増やす。かなりポイントがかかるのでなるべくSALE時を狙いたい。
モガ養蜂所
ハチミツおよび虫系アイテムの担当。取り扱い品目は全6種と最も少ない。
また、竜人問屋が利用できるようになった直後はこことの取り引きが無く、
村★3「危機!テツカブラを狩れ!」クリア後に依頼される納品依頼をクリアして取引が始まる。
誰もが大量に使い確保に頭を悩ませるハチミツはここで増やす。
消費ポイントも少ないので、とりあえずハチミツを依頼しておくと言う人は多い。
ドンドルマ市場
その他のアイテムを請け負う。
こちらも最初は利用できず、シナト村に到着してようやく取引(開始のための納品依頼)が可能になる。
ゲネポス・イーオスの牙、竜の牙など調合で大量に使用するモンスター素材や、
増強剤やこやし玉など調合品の既製品を増やす事ができる。鳥竜種の牙は増やしてくれない
かゆいところに手が届く品揃えであるが利用できるようになるのが遅く、
かつどれも消費ポイントが高めな傾向にあるので多用しづらい。
また、村★8「寒空の下で紅白戦!?」クリアで各種虫餌が増やせる品目に追加される。
  • アイテムを増やした際にハズレアイテムも手に入ることがあるのはMH3(G)の農場と同様。
    ハズレアイテムが釣りミミズ虫の死骸といった、文字通りのゴミであることも一緒。
    大切な商品だが、ゴミを取り除くほど神経質ではない模様。
    目的のものだけ取り出すのも面倒だが、いちいち受け取ってるとボックスを圧迫してちょっと面倒。
    • ただしどのアイテムを増やしてもゴミしか無いのかと言うとそうでもない。
      草系のアイテムに混じるのはカラの実なので、これだけで消耗量を賄えるほどではないが、
      ガンナーならいくらあっても困らないものなので遠慮なくまとめてBOXに放り込もう。
    • また、ドンドルマ市場で扱うアイテムを増やした場合は石ころがゴミとして混ざってくる。
      知っての通り石ころは素材玉の材料であり、こちらは剣士ガンナー問わずいくらでも欲しいもの。
      調合材料のネンチャク草も同じく竜人問屋で増やせるため、
      素材玉がいくらでも増やせると言う有り難い状況になる。
    • そのアイテムの種類ごとに設定されたゴミアイテムの他に、低確率でペピポパンプキンも混じる。
      ハチミツを増やそうが雷光虫を増やそうがゲネポスの牙を増やそうが同様に混じってくる。
  • 最初は流通度を示す☆が1つしか無く、この状態ではほんの僅かに増えただけでも良い方で、
    全く増えずにただ旅団ポイントを無駄にするどころか、ゴミだけになって返って来ることも日常茶飯事。
    しかし依頼し続ける事で☆が3つまで増え、この状態では文字通りの大量生産が可能になる。
    必要な旅団ポイントの少ないアイテムを徹底的に注ぎ込み、出来るだけ早く☆を増やそう。
  • 従来のシリーズにおける農場のポジションな訳だが、商人というこれまでと違うポジションなせいか、
    今作ではハチミツなどが増やせないと誤解したハンターも少なくない様だ。
    • 特に需要の高いハチミツは村★3までクエストを進める必要があるため、
      とにかく集会所クエを攻略するというプレイスタイルだと一向にハチミツを増やせなかった。
      その影響もあってか、当時のオンライン環境ではそれを知らないハンター達が
      ハチミツ難民になる現象が起こっていた。
  • たまにセールが行われ、その際は特定の市場に依頼するときの必要ポイント数が1割減になる。
    要求ポイント数が多いマンドラゴラなどを増やすときは狙ってみるのもいいだろう。
    セールが開催されているかどうかは、MH4では「市場の情報」を確認しなくてはいけなかったが、
    MH4Gでは商人に近付いたときにBGMが変化するかどうかで判別可能
    (セール時は専用のBGM「商売繁盛!」に切り替わる)。

MHX(X)

  • 今作では剣ニャン丸にやはり取引をしてきてもらうことになる。
    のだが、今作ではとうとうルームサービスでも委託、アイテムの受け取りが可能。
    そして集会所からでなくてもルームサービスに話しかけられるため、
    通信したままでも機能が使えるようになった。
    装備の変更がてら物品の回収ができるので非常に便利。
    また、過去に入手したアイテムなら増やせるので、調合などで在庫を0にしてしまっても大丈夫なようになった。
  • 今回もチップを渡すことで増加量を増やすことができる。
    • 期待値の表示は5段階しかないが、実際はそれ以上の段階もある模様。
      レベルが十分に高いオトモにチップを持たせれば、1枠15個もの量を持って帰って来ることもある。
  • 行かせたオトモにはわずかだが経験値が入るため、龍歴院ポイントに余分がないとか
    全オトモがレベル最大だとかでない限りは空いてるオトモはとりあえず出発させると良い。
    なお経験値については何のアイテムを増やさせても変わらないがドングリを持たせると増える。
    しかし仮にアイテムを増やすだけでオトモをレベル99にするには
    10000回行かせても足りないと思われる*2のであくまで他の育成のついでとして行おう。
  • 今作ではとうとう魚系アイテムまで対応してしまい、
    Pシリーズから続いた「農場」システムは完全に置き換わることとなった。
    MH4(G)では魚系アイテムの供給が安定していなかったため、
    使いにくかった魚素材を使うガンナーは大歓喜である。
    また魚系アイテムのハズレアイテムはカラ骨のため、こちらを目当てに利用するガンナーも多い。
  • 取引先は下の四種類。
ぽかぽかファーム
アイルーたちがのんびり暮らす村で運営されている農場だというが、
アイルー村なのかチコ村なのかいまいちハッキリしない。
前作のポッケ村農場に相当。草系、種系のアイテムを扱う。
取引できるアイテムに変化はほぼ無いが、新たにカラの実の交易に対応している点がポイント。
また、今作ではLV1貫通弾(とそれに特化したボウガン)の性能が非常に良いため、
ツラヌキの実のためにガンガン回しているガンナーも少なくないだろう。
ジャンボキノコ山
ジャンボ村の住民の中でもその存在を知る人はごく一部に限られるという、キノコが豊富な多湿な山。
そんな珍しい場所の存在を知っており取引先として利用している剣ニャン丸の人脈の広さがうかがえる。
船長の教育の賜物か。
前作のココットキノコ村に相当。キノコ系のアイテムを扱う。
取引できるアイテムは前作と全く同じ。依然として需要の高いアイテムが揃っている。
モガ養蜂組合
前作のモガ養蜂所に相当。
以前からモガの村では「モガハニー」というブランドを展開して養蜂業を行っていたが、
事業が上手くいったのか、養蜂所が養蜂組合へと発展した。教官にも見習っていただきたい
規模が拡大したからか、6種のアイテムしか取り扱っていなかった前作から一転、
ハチミツはもちろん、釣りフィーバエやツチハチノコといった釣りエサに使うアイテムや、
なんと各種虫餌(MH4Gのドンドルマ市場とは違い、力・重・速の成長餌を含む)も取引できるようになり、
計17種もの取引が可能に。モガの村の経済状況も大いに潤っているに違いない。
タンジア鮮魚市
タンジアの港で毎日行われているという魚市場。
これまでのシリーズにおいて、
クエスト以外で魚系アイテムを入手するには農場やぽかぽか島で投網マシーンを使うぐらいしかできず、
他の系統のアイテムと比べて安定的な量産が難しく、何しろクエストが終わる毎に網を投げるのは面倒くさかった。
その点、この取引先はこれまで難しかった魚系アイテムの安定供給を容易にする画期的な取引先と言えよう。
取引できるアイテムはこれまでの投網マシーンとほぼ変わらない。
強力な弾丸に用いられる魚や、
特に大タル爆弾Gの生産に必要なカクサンデメキンの量産が可能な点が魅力的である。
なお弾丸に必要なもう片割れの素材であるカラ骨は、便利なことにハズレアイテムとして同時に入手できる。
鮮魚市と言いつつ、一部魚竜も紛れ込んでいることは秘密である。
ハンターはともかく、それ以外の人が眠魚やカクサンデメキンを間違って購入してしまわないのだろうか...
  • MH4では増やす対象に含まれていた牙などのアイテムには、
    こちらの取引ではなく龍歴院ポイントとの交換で購入できるようになったものが多い。
    龍歴院ポイントとの交換はすれ違い通信以外での特殊許可券の入手手段でもあるので、
    連戦中に券が足りなくなった場合に買い足すためにも利用される。
  • ハズレアイテムの質が全体的に上がり、石ころやカラ骨などの大量に必要になるアイテムに加え、
    クモの巣のような過去作では入手がやや面倒なアイテムも楽に手に入るようになっている。
    そのせいで虫の死骸の残念さがより際立つ。
    • ちなみに石ころが出るのは、草や種を増やせる「ぽかぽかファーム」。
      つまり素材玉の材料がネンチャク草1回の依頼で同時に量産出来るのだ。正に至れり尽くせりである。
      ちなみにサシミダンゴも同様の状態であるが話題にならない
  • MH4ではどこで取引をしてもペピポパンプキンが手に入ったが、
    今回は取引先や取引するアイテムによってアタリアイテムの種類が違うようになっている。
  • MH4(G)でのハチミツください問題の対策か、MHXでは村クエストを進めなくても
    HRが上がれば施設が順次開放されるようになっている。
    今作で取引先を開放する正規の方法ではニャンタークエストのクリアが必要なため、
    ニャンターは苦手という人向けの救済措置という面もある。
    • ただし、一度に依頼できるクエスト回数はオトモのテンションに依存するため、
      オトモを育ててていないと最大回数の依頼ができない。
      まあ、オトモの初期レベルもHRをあげるか、特定のニャンタークエストをクリアすれば上がり、
      最終的にはテンションの最大値が5で雇用できるのだが。
  • このように画期的かつ、かなり実用的なシステムで初心者から上級者まで利用できるものなのだが、
    HRを上げていようがそもそもオトモ広場にいる剣ニャン丸に話しかけないと解禁されないため、
    存在すら知らないというパターンもあるため完全に問題がなくなったわけではない。
    どれだけNPC会話のマークを放置してるんだって話だが
  • 今作から、クエストに持ち込んでYボタンを押すと何らかの効果を発揮する現在の状態ではそれが機能しないもの
    もしくは現在の武器では装填できない種類の弾丸とビン
    上記のどちらかに該当するアイテムはアイコン上に×印が付くようになった。
    アイコンも参照して欲しいが、クエストに出た状態で使用ができないアイテムに×表示が付くのは従来通りだが
    クエストに出る前のボックスやポーチ内のアイテムに×が付くのは今作からである*3
    もちろん×が付くだけなので出し入れや調合などは普通にできるし交易で増やすことも可能。
    そもそもこれらの条件を満たすのは、剣士なら弾丸とビンのみ、
    ガンナーなら砥石+キレアジ+今の武器で使えない弾とビンのみなのでそこまで気にならない。
    しかし、ニャンターの場合「アイテムが使えない」という仕様のおかげで薬草やこんがり肉、
    ドキドキノコといったあらゆる使用アイテムに×印がつく。
    そのため、アイテムを増やそうとして薬草などに×がついているのに気づき、
    アイテムが増やせないのではないかと慌てるニャンターが一定数いたとか。
    無論、ニャンターでも問題なくアイテムを増やせる。

MHW(:I)

  • 今作では、「植生研究所」という施設がこれを担う。
    ただし、システムそのものにいくつか手が加わっている。
  • 増やすことそのものにコストがかからなくなり、何回増やすかということを事前に指定する必要がなくなった。
    増やした分だけ受け取ることができ、変更しない限り同一のアイテムを増やし続けることとなる。
    • 「肥料」の概念も続投しているが、それ専用のアイテムは存在しておらず調査ポイントを支払うことで使用できる。
      効果は1回あたりの収穫量を増やすものと収穫までかかる時間を減らすものの2種類。
      一つ一つに効果時間が設定されており自分で再度設定しないと効果が切れる。
      • 肥料は1クエストに1回しか使えないが、同時に使えないわけではない。
        というのも、肥料の効果は複数クエスト分持続し、別の効果が残っている状態でも肥料を追加できる。
        同系統の肥料を追加することで効果時間を伸ばすことも可能である。
        また、効果の小さいアイテムを追加したときの仕様が独特であり、
        元の状態にかかわらず「効果【大】」を効果時間分使える。
        例えば、「植物肥料」は3クエストの間だけ収穫量を2個増やす効果なのだが*4
        すでに同系統のアイテムを使っている状態だと、なぜか3クエストの間、収穫量が6個増えるようになる。
        ちなみにすでに効果がある分も【大】の効果に振り替えられるので、
        上記の植物肥料の場合は5クエスト間は収穫量が6個も増えるようになる。
    • 依頼を進めていくと、「やわらかい土」という肥料が使えるようになるが、
      効果は「現在発動している肥料の効果を全部まとめて5クエスト分延長する」という特殊なもの。
      必要な分の肥料を発動させた後は、定期的に土を継ぎ足して延長し続けるスタイルが効率が良いだろう。
      なお肥料の効果期間の延長は9クエスト分が上限となっている。
  • これまでは、アイテムを1回増やすのにかかる時間は一律で1クエスト分だったが、
    今回はアイテムによって異なるようになった。
  • 複数の種類を同時に増やすことができるが、増やしたアイテムは一つの「収穫ボックス」に収められることとなる。
    初めは10枠で10回分保管できるわけだが、
    複数のアイテムを増やそうとするとそれらもその10枠を食い合うようになるため、より早くいっぱいになってしまう。
    収穫ボックスの容量は納品依頼をこなすことで増えていくので積極的にこなしたい。
  • 続編のMHW:Iでは、依頼クエストをこなす事で依頼できるアイテム枠がひとつ増えた。
    それに伴い、収穫ボックス枠も拡張が可能となっている。
    最終的には依頼枠は4つ、収穫ボックス枠は50になる。
    またWorld時代は帰還する度に一々「収穫の報告があります」とメッセージが出ていたが、
    アップデートでボックスがいっぱいになる直前、
    例えば50枠の内45枠以上埋まったらメッセージが出る様変更された。
    • アイテム枠の拡張もさることながら、さらに重宝されていることとして、
      新たな拠点、セリエナの集会所では集会所内で植生研究所の管理が可能となった。
      アステラでは植生研究所の管理のためにいちいち長いロードを挟まなければならず
      使い勝手が悪いという声も多かったのだが、そこも反映しての変更なのだろうか。
      あまりの便利さに、ストーリーが一通り終わってからほとんど拠点に戻らなくなったハンターも多い。

MHR(:S)

  • 今作では交易窓口のロンディーネを通してオトモを派遣可能。
    オトモを1匹派遣し、指定したアイテム1つをクエストをクリアする度に増やしてくれる。
    増やせるアイテムは、薬草や怪力の種、クモの巣や光蟲等の狩猟用アイテムに限られる。
    • サンブレイクで追加される本拠地エルガドでは、出張オトモ広場窓口のナギを通して
      ロンディーネと同様に交易を依頼することができる。
    • MHXとMHWの仕様をハイブリットさせたような仕様となっており、
      派遣したオトモを解除しない限り、そのままずっとアイテムを増やし続ける。
    • 交易でしか入手できないおまけの素材アイテムも存在している。
    • 派遣できるオトモは最大3匹まで。ストーリー開始時点では1匹しか派遣できないが、
      ストーリーを進めてロンディーネの依頼サイドクエストをクリアすると派遣用の潜水艇が追加され、
      上位に入るあたりで最大の3枠まで増やすことができる。
  • 今までで言う肥料は「交渉術」になっている。
    ノビノビ交渉術:1回の指示で6回分とお得だが、獲得できるアイテムの量は少ない。
    セカセカ交渉術:1回の指示で3回分と回数は少ないが、獲得できるアイテムの量が多い。
    キラキラ交渉術:獲得できるアイテムの量は増えないが、防具生産に必要な素材アイテムを入手しやすい。
    • 交渉術はクエストを終わらせる度に指定でき、9回分まで蓄積する事が可能。
      また、アキンドングリを使うと3枠全ての交渉術が3回分追加されるので、かなりお得。
      • オトモのLvを上げると上記3種類よりも効果が高い超○○交渉術を指定できるようになる。
      • 効率を求めるなら、3匹ともセカセカ交渉術に設定しておき、
        3回クエストをクリアするごとにアキンドングリを使うといいだろう。
      • ただし、交渉回数が残っている時に、別の交渉術を指定すると、それまでの蓄積分はリセットされる。
        交渉術は3枠それぞれに1回だけ指定可能。アキンドングリも1度に1個しか使えない。
      • これまでは完全にポイントのみで増やせていたが、
        今作では専用のアイテムが必要という点では理屈の上だと利便性で劣る。
        ただし実際には、オトモの特訓やフリーサイドクエストなどでアキンドングリは定期的に手に入る上、
        アキンドングリ自体も他の用途にはさほど要求されないため、使用感覚は肥料とあまり変わらない。
    • 増やしたアイテムはそれぞれの枠の中で個別に保管されるので食い合う心配は無い。
      が、おまけのアイテムはランダムで追加されて枠を食ってしまうため、
      受け取り枠がいっぱいになるタイミングは大抵の場合3枠で一致しない。
    • 今作では魚類が環境生物から普通のアイテムに戻った為か、魚も増やせるようになった。
      特によろず料理でこんがり魚を量産する為のはじけイワシや強走薬を得られるドスハッカジキあたりが人気。
    • 派遣直後に集会所へ行くと、縁側から潜水艇が進んでいく様子を見ることができる。
      オトモによっては船酔いで目を回している。
  • MH4、MHXの時は増やすアイテムによって取引先が存在し、その中には過去作の村の名前も見られた。
    今作でも取引先は存在するが、「市場」という大きな括りになっており、
    ぽかぽか果実市場、むしむし茸市場、ひえびえ草魚市場と言ったように
    村の名前ではなく地域の特色を表した若干適当な名前の市場になっている。
    • ちなみに、おまけで貰えるアイテムも市場の説明文に明記されている。
  • MHR:Sでは新たにウラ交易を依頼できるようになった。
    • 交易依頼をする際にYボタンを押せば巻物のようなアイコンが付く。
      ウラと言っても怪しいものではなく、単純に追加で貰えるアイテムの種類が増えるのみである為、
      この要素が解放されるMR以降は、こちらに設定ておくとお得。
      • 追加でもらえるラインナップは、小タル・大タル・トラップツールといった狩猟用素材、
        錠の掛かった宝箱といった防具作成用の専用素材、
        マカ錬金用アイテムの濃厚マカ油・特濃マカ油・迅錬丹、換金アイテム各種鉱石などなど。
        ウラ交易で追加されたこれらのアイテムは、受け取り枠が赤黒い色で表示される。
      • お得な点は多いが、増やしたいアイテムの受け取り枠にそのまま追加されるため、
        5回も放置すれば受け取りボックスがパンパンになる。
        アイテムを増やすことを重視したい場合は邪魔になることもあるので、
        いつでもオン・オフを切り替えられる事を意識して、必要に応じて使い分けよう。
    • このシステムの説明時に、窓口のナギ本人が「そ、そんな怪しいものではないですニャ!
      ……と言っているのが、逆に怪しさ満点である。
      大切なオトモは巻物と一緒に白い粉とかをコッソリ運ばされていないだろうか……。
      そんなものよりヤバそうな薬を躊躇なく飲んだり、価値のありそうな宝箱を無頓着に加工屋へ持ち込んだりするのが
      旦那さんであるハンターなのだが。

総評

  • 画期的なシステムであり、手軽に欲しいアイテムを大量入手できる
    (アイテムによるが1クエスト、一枠ごとに10個手に入る)のだが、一つ問題が。
    それは、一度に増やせるアイテムが3種類しかないこと。
    MHP2G以前やMHP3の農場では、入手できるアイテムが指定できない代わりに
    いろいろなアイテムが一度に入手できたのだが、この機能ではそのようなことは不可能。
    常時ほしいアイテムが精々回復薬グレートの調合素材である剣士はともかく、
    いろいろな弾種の調合素材がまんべんなくほしいガンナーはどれを増やすか悩むこととなった。

関連項目

システム/農場
システム/ポイント
システム/肥料


*1 過去作におけるポッケポイントやユクモポイントに相当。精算アイテムを納品することや探索を行うことなどで溜めることができる。
*2 編者はレベル10のオトモを雇って同じアイテムを10回増やす→クエスト3回分休ませてテンションを戻す行為のみ繰り返したところ、チップを使わないオトモは43回でレベル11になり、アキンドングリを使ったオトモは33回でレベルが上がった。さらに同条件で薬草(5pts)とマンドラゴラ(300pts)でも検証したがアイテムの種類では回数は変わらなかった
*3 装填できない弾丸やビンはそれ以前の作品でも×が付いた。
*4 一部アイテムは1個