クエストの★の数を上げるために行う緊急クエストを出すための『鍵』となるクエスト。
略して「キークエ」と呼ばれることが多い。
複数存在し、それらを全てクリアしないと緊急クエストが発生しない。
初期の攻略本では「フラグクエスト」と呼ばれていた。フラグはプログラム関連では「条件」という意味なので、
意味合いとしてはより適切なのだが、現在では公式でもキークエという呼称が使用されている。
目次
概要
- 設定上は「実力の証明に必要となるクエスト」である。
多くの依頼をこなしてポイントを稼ぎ、ハンターランクを高めた者ほど
ハンターとして優秀であることは言うまでもない。
しかし、簡単なクエストだけを淡々とこなすだけでもポイントは溜まってしまい、
ポイントだけでランク付けをすると、ランクは高いのに能力はからっきしなハンターが多数出てしまう可能性がある。
そのようなハンターの存在はギルドやハンター全体の信用を危うい物とする危険性がある。
そのため、ハンターランクを上げるためにはポイントを稼ぐだけでなく、
ギルドが提示したクエストをこなし、その実力を証明しなければならない。
しかし実力を証明するためという名目で王族のワガママを聞かされたり、
犯罪のおとり調査をさせるというのはどうかと思うが。
- キークエストはそのランクにおいて初めて登場するモンスターのクエストが多い。
ハンターランクを上げるためには多くのモンスターとの戦いを経験しなければならないということだろう。
たまに採集・運搬・小型討伐が混じっているがこの手のクエストは何かが待っている。
- MH3までのナンバリングシリーズでは、キークエストをクリアするだけでは緊急クエストが発生しない。
此方の場合は入手したHRPによってどんどんハンターランクが上がっていき、
一定のランクに達した時点で緊急クエストが発生、
それを達成すると制限が解除されてさらにハンターランクが上昇していく…という形式をとっている。
- MHXXまでのメインシリーズにおいては、
どのクエストがキークエストなのかゲーム内で確認する術がない。
早い話が隠し要素みたいなものであり、
一切の事前知識が無い場合は片っ端からクエストをクリアする羽目になる。- このような意地悪な仕掛けになった理由については定かではないが、
元々モンハンはオンラインゲームとして企画された(初代はその名残が見られる)もので、
プレイヤー同士の情報交換によってより楽に攻略できるようになるという意図はあったものと思われる。
MHP2Gの頃になると攻略サイトなどへのアクセスも容易になり、
キークエストがどれであるかを探すのはかなり楽になってはいたが、
同時に公式サイド(特にゲーム内)にて不可視にする理由が薄れていったのも事実である。
- MH3(G)の村では、キークエストという形での紹介こそされないものの
受付嬢と会話した際「お勧め」といった名目でキークエストを匂わされたりするようになった。
また本格的なボス戦闘が解禁されるドスジャギィ戦以降、複数頭クエなどの解禁も始まるが、
ストーリー進行においては、☆2でドスジャギィの狩猟と捕獲双方のクエストをこなす必要があるのと
☆4でギギネブラがキークエストではない&キー仕様が少し違う(任意2クエストで進む)、
☆5のチャチャ失踪後~復帰までが少し特殊などといったものはあるが
どれも進行上大きなロスにはなり辛く、基本的に新しいモンスター単体狩猟をクリアしていけばOK。
村☆5ではリオレウス、ディアブロス、アグナコトル、ベリオロスと新たな単体狩猟が追加され迷ってしまいそうだが、
こちらも受付嬢からはリオレウスとベリオロスの狩猟の話題が出ることで誘導ができているなど
原則としてストーリーに合わせて狩っていけば進められるようになっている場面が多い。
またMH3Gに関しては上述した☆2の捕獲クエの対象がアオアシラに変更されている他、
アオアシラの通常の狩猟クエストはアオアシラ捕獲の後に☆3緊急が出て
「他にキークエストはない」と判明してからの解禁となる為、より分かりやすい仕様になった。
また、☆5の顔ぶれに更にラングロトラ及びハプルボッカもしれっと追加され目移りしてしまいそうになるが、
今作でも受付嬢が事前にリオレウスとベリオロスの話をしてくれる為迷いにくい。- 但しMH3Gの村上位以降では少し事情が変わり、
これまで通り新しい顔ぶれの単体となる亜種単体クエはほぼ全てキークエである一方、
例えばジエン・モーランの登場する「大砂漠の宴!」は別にキークエストではない一方で
なぜかラングロトラ二頭のクエストがキークエストになっていたり、
リオレウス亜種だけは何故かキークエストではなく亜種夫婦二頭をやらねばならなかったりする。
また港では下位はまだ分かりやすいものの
上位からはリオレウスやロアルドロス亜種などを差し置いてボルボロス2頭がキークエになり特にヒントもない等
これまで通りかなりカオスな様相になっている。
- 但しMH3Gの村上位以降では少し事情が変わり、
- MHXでは村★2から★3に上がるために必要なクエストを各村の受付嬢から聞けることがある。
ただ、ココット村の受付嬢(ベッキー)曰く「本当はこういうことは教えてはいけない」とのこと。
具体的なクエスト名も分からないので、ある程度当たりを付けて探す必要がある。
そしてMHXXの公式ページではなんと研究室開放最短ガイドとして、
村★1~★7の研究室開放クエストまでのキークエストが掲載されていた。
MHXでは村クエストの数が過去作と比較しても半端なく多いため、
しらみつぶしに探すのにはあまりに手間がかかりすぎるという状況があったためだろうか。
- また、村のシナリオ進行キークエストに関しては
上位以降ではキークエストが狩猟環境「安定」指定と言う大きなヒントが隠れており
狩猟系のキークエストでは、どのクエストがキーなのかを探すために
膨大な量のクエストを一つずつ解消して回る手間が大幅に軽減されている。
ただし採取系・納品系についてはノーヒントなため、そちらを探す手間は残っている。
また、トラウマクエストなどで別の大型モンスターとイレギュラーに邂逅する例外もある。
集会所に関しては、下位で多少のヒントが出される物の基本的にノーヒントである。
- なんにせよ、労力はさほどかからないとは言えわざわざ不可視にして探させるほどのものなのか、
という状態になっていたのは間違いない。
ランクは高いのに能力はからっきしなハンターが……
というのは設定のみならず現実でも問題視されていたが、キークエストはネットで調べればすぐ出てくるため、
ゲーム内で不可視にしたところでそういうプレイヤーの歯止めになる訳でもない。
そういう知識すらないプレイヤーの足は止まるかもしれないが、しらみつぶしにクリアされれば同じことである。
- このような意地悪な仕掛けになった理由については定かではないが、
- MHWorldより前のメインシリーズでは、MH2のみキークエストという概念が存在しない。
上述したHRPによってどんどんハンターランクが上がっていき、
特定のHRで発生する「公式狩猟試験」というクエストの達成で制限が解除され、
さらにハンターランクが上昇していく…という形式をとっている。- G9.1までのMHFもこの仕様を改変しつつ引き継いでいた。
G10以降はギルド指定クエストという形でキークエスト制に移行されている(後述)。
- G9.1までのMHFもこの仕様を改変しつつ引き継いでいた。
- MHWorldでは旧作品におけるキークエストの役割を「任務クエスト」が担っており、
ここにきて初めて、ストーリーを進める上で次に受けなければならないクエストが明確化された。
ストーリーに紐づいているが故の対応ともとれるがいずれにせよ画期的なものである。
- MHRiseでは再びキークエスト→緊急クエストの分担が復活しているが、
キークエストはセレクトクエストと名を変え、その全てが可視化された。
可視化された以外の変更点としては、設定されたキークエストを全てクリアする必要のあった旧作と違い、
セレクトクエスト数種の中から一定数をクリアする事で緊急クエストが発生するようになった事が挙げられる。
セレクトクエストはどのランク帯においても必要クリア数に対して1~3つ多く設けられており、
苦手なモンスターを避ける、二頭クエストのような難しいクエストにあえて挑むといった進め方もできる。
MHF(ギルド指定クエスト)
- MHF-G10以降のハンターランク帯においては、キークエストが「ギルド指定クエスト」として可視化されている。
ギルド指定クエストはクリアするとClear!マークが付き、
昨今のメインシリーズ同様、全てクリアすると緊急クエスト(HR6のみ緊急クエストがない*3)が発生する。
なお、G級昇級以降はギルド指定クエスト及び緊急クエストと言う概念はなくなる。
- HR4までのギルド指定クエストと緊急クエストでは報酬が固定となっており、
一度のクリアだけでターゲットモンスターの素材がひと通り集まるため、武器や防具も生産しやすい。
ここで新たな武具を揃えていき、次なるギルド指定クエストや緊急クエストに挑むといいだろう。
HR5(凄腕級)以降では、報酬は他のクエスト同様にランダムとなる。
- 2016年4月20日までは、MHFのハンターランクシステムはベースとなっているMH2とほぼ同じものであった。
そのためキークエスト制は存在せず、公式狩猟試験がそれに近い役割を担っていた。
HR100(現在のHR5)以降はHR100ごとに発生する試練(クエストを問わず特定のモンスターを1人で討伐するか、
もしくは一定のゼニー等をギルドに納める)を達成することで上限が解放される。- HRが俗に言う「メインコンテンツ」だった時代には、
プレミアムコースが実装されてからは一気にポイントだけを稼ぎ、
本来であれば集まっている装備や培われている技術が伴わない「プレンジ」*4
が大量発生し、一時問題視された。
- ではキークエスト形式の方がいいのかと言われれば、
こっちはこっちで「参加してクリア」さえすればあっという間にHRが上がってしまう
(=友達に手伝ってもらうことで特に努力していなくてもHRが簡単に上がってしまう)
という側面を抱えている。
いずれにせよ、「メインコンテンツにしてエンドコンテンツであるHRは簡単に上がる(上げて良い)ものではない」
という認識が当時のMHFでは強かったと言える。
- HRが俗に言う「メインコンテンツ」だった時代には、
- そのMHFにおいてはG級コンテンツの普及でHRが既に通過点になってしまった事から、
通過点に過ぎないHR上げが大きな足かせになっている状態が続いていた。
そのため、2016年4月のMHF-G10にて、ハンターランク・スキルランクシステムの根本的な刷新が行われ、
それに基づきキークエストがギルド指定クエストとして導入された。
(後述のGランクについては従来のまま)
なおギルド指定クエストがマスクデータでないのは、上述したリファインのコンセプト上必然と言えるだろう。
- 余談だがMHF-Gの実装当初は、新たに用意された「Gランク」がランクごとに複数のクラスに細分化されていた。
「GR1-1」のクエストをこなしてGRPを溜めると、次のクラスである「GR1-2」以降が解放され、
これを繰り返すと最終的にGR1のギルド要請依頼が発生、
クリアすることで次のランク「GR2-1」へと進むことができた。
これは当初キークエスト形式の導入と思われていたが実際は全く異なるものであり、
進行の壁になるクエストがなくHRの上昇によって徐々に受注・参加可能なクエストが増えていた
HR51~99時点の方がイメージとしては近く、当時のG級システムをそちらに当てはめるなら
「HR99到達で初めてギルド要請依頼が発生する」という感じである。- 過去にコルーデシリーズの生産・強化イベントが配信されていたときは、
「HR100を解放する試練」という説明で登場するリオレイアのソロ討伐クエストは
HR99になって初めて受注可能な形であった。
実際の仕様ではHR51以上であればいつでもリオレイアのソロ討伐でHR100以上を解放できるのだが、
この任意の時点で解放できるシステムがなく、「HR99時点で初めて試練となるソロ討伐クエストが発生する」
という形であった場合の当該クエストが、ギルド要請依頼のイメージと思ってくれればいいだろう。
その後G8以降は遷悠種など特別なクエストに限って制限が発生している。
詳細はGランクを参照。 - 過去にコルーデシリーズの生産・強化イベントが配信されていたときは、
関連項目
システム/緊急クエスト - キークエストを進めると登場することが多い。
システム/任務クエスト - MHWorldでストーリー進行に関わるクエストカテゴリ。