クエストのクリア条件の一つ。モンスターを撤退に追い込むこと。
目次
概要
- 原則としては古龍を始めとする特殊なクエストに限って成立する。
MHP2G以前及びMHFでは25分経過以降、MH3シリーズでは30分(一部例外あり)、
MH4シリーズではクエスト自体の制限時間となる35分で討伐できず、
しかし一定のダメージを与えている場合「撃退」となり、クエストクリアとなる。- 近年では古龍種ではないものの、出現地域に甚大な影響を及ぼすモンスターが多数発見されており、
早急に対策が必要とされる場合、撃退を含めた狩猟クエストとなるケースが増えてきた。
- 近年では古龍種ではないものの、出現地域に甚大な影響を及ぼすモンスターが多数発見されており、
- 「撃退」した場合でも、部位破壊を含む報酬は獲得できる。
ただし、討伐に成功した場合は討伐報酬が追加される場合もある。
- 因みに、一部の古龍種は、撃退すらできずクエストに失敗した場合でも、
残存体力や部位破壊箇所、部位破壊報酬等が次回以降のクエストに引き継がれていく。
MHP2G以前及びMHFの撃退
- 古龍クエストでサブターゲットクリアをした場合も古龍のモーション自体は撃退時のものと同じ。
- MHPではMH2との連動で出現するイャンガルルガが「撃退」可能。体力は次回に引き継がれる。
討伐するとクエストは消滅するが、再び連動することでより強化されたイャンガルルガが現れる。
最終的にはG級相当まで強化され、獲得素材も変わる。
- MHFでは、ラオシャンロンとシェンガオレン、及び覇種クエストを除き、
古龍種全般はメインターゲットが「撃退」となっているクエストでしか撃退できない。
通常のクエストでは討伐のみ。ただし、撃退しても体力の引き継ぎはない。
無論、ラオシャンロンやシェンガオレンにも体力引継ぎシステムはない。- ラヴィエンテのクエストはすべて一貫して「撃退」となっている。
では討伐はどこに行ったのかというと、大討伐システムで存在しており、
ランド側、つまりラヴィエンテ自身の体力が0になることで達成される。
そのため、クエスト側で削りきったがフェーズ自体は進行していないというケースが発生することがあり、
その場合、再び出撃することが可能という事が発生する(所謂再出撃とはこれのことである)。
- なお、上位HR3(旧HR31~61)までの乱入UNKNOWNは第4形態突入、
上位HR4(旧HR71~91)のUNKNOWNは第5形態突入と同時に撃退となり、討伐はできない。
HR5(旧HR100~)では2種のサブターゲットが加わった討伐クエストとなる。
- オディバトラスは剛種クエスト『剛砲!弩岩竜』のみ撃退となり、
クエストクリアで「弩岩竜撃退の証」をもらうことができる。
一方、討伐用の『大災に聳えし楼閣』はハードコア専用剛種クエストであるため、
MHF-G10までは「SR100にならないと撃退しか達成できない」状況になっていた。
- ラヴィエンテのクエストはすべて一貫して「撃退」となっている。
- 現在、覇種モンスターは撃退が可能だが、フォワード.4当時の覇種UNKNOWNのクエスト『凶禍』では、
「制限時間20分以内に討伐」が求められており、特にソロではとてつもなくハードルが高い条件になっていた
(ただし、もともとMHFはパーティープレイを前提としたステータス設定である)。
フォワード.5から正式に実装された覇種クエストでは多数の要望により見直され、
「討伐は20分以内、それ以降は規定体力に達すると撃退」という条件になった。- MHF-G10アップデートでHRシステムが大幅に改定されてからは、
覇種クエストは以前と同じクエストに加えて、強制的に撃退となる難易度の低いクエストも登場している。
ギルド指定クエスト(=キークエスト)となるのは後者であるので安心していい。
- 「最強クラス」と謳われる極み吼えるジンオウガも撃退と討伐に分かれている。
撃退では攻撃力は少し低く、防御力もかなり低いので撃退はそこまでクリアが困難なわけではないが、
討伐クエストは撃退クエストと一転して史上最高峰難易度のクエストとなるため、
「撃退クエスト」がいわゆる"基本"となる珍しいタイプのモンスターである。
- MHF-G10アップデートでHRシステムが大幅に改定されてからは、
MH3以降の撃退
- MH3以降では、MHP2G以前のような時間切れ撃退&体力持ちこし制になっているのは
ナバルデウス通常種のみである。
他の作品でも撃退クエストは数あれど、一定ダメージを与えればモンスターが死なずに立ち去る
「演出上は撃退だが事実上は討伐クエスト」と言うものがほとんどで、
作品を追うごとに体力持ち越しのクエストは数を減らし、また討伐と撃退の両方が存在するクエストも数を減らしている。
ジエン・モーランは時間切れで撃退しても体力の引き継ぎはなく(MHP3除く)、
その他の古龍は全て一戦討伐が必須となる。
- MHP3では集会所下位のジエン・モーランに限り「撃退」が目標で、
一定ダメージを与えるか15分間船を守りきると、
決戦ステージに移行することなくクエスト達成となり、上位解禁となる。
村と上位では一定時間経過で決戦ステージに移行し、「討伐もしくは撃退」が目標となる。
- MH4では時間切れ撃退&体力持ち越し制のモンスターは存在しなかったが、
MH4Gでは錆びたクシャルダオラが時間切れ撃退&体力持ちこし制になっている。
- MHXXのメインモンスター、バルファルクも、基本的に35分で討伐または撃退という形式となる。
ただし例外として、初めてバルファルクと本格的に戦う事になる村★10緊急クエストのみ、
メインターゲットが討伐のみとなり、撃退は不可能である(その代わり制限時間は50分になるが)。
- MHWorldではドス古龍なども途中で逃げ出さなくなり、
後述の例外を除いてシステム的な撃退の存在するクエストはなくなった。
一部の任務クエストや特別任務においては、
メインターゲットに「○○(モンスター名)の撃退」と指定されている場合があるが、
MHFでサブターゲットやマストオーダーの条件として使われていた
「主目標への一定ダメージ」が設定されているようなもので、
モンスターの体力を一定値以下まで減らした時点でクエストクリア、
制限時間以内に達成できない場合はクエスト失敗となるため、
システム的な撃退クエストには該当しない。- その例外とはマム・タロトやムフェト・ジーヴァの特別任務クエスト。
このクエストでは、該当モンスターを倒せずとも集会所内のプレイヤーが部位破壊をしたり、
痕跡を集めたりすることで達成度が上がり、次のクエストがクリアしやすくなる。
体力引き継ぎとはやや異なるが、モンスターが途中で逃げ出す点や、
前のクエストの結果が次に引き継がれる点は撃退に近いものとなっている。
- その例外とはマム・タロトやムフェト・ジーヴァの特別任務クエスト。
- MHRiseではイベントクエスト「百竜夜行:龍虎カムラ夜討」を除く百竜夜行クエストでのみ撃退が可能である。
大物やヌシ、イブシマキヒコを討伐出来ずに時間切れになると、自動的にモンスターの撃退扱いでクエストが成功となる。- MHR:Sの最後の追加モンスターである原初を刻むメル・ゼナはストーリー上、初回狩猟時のみ撃退となる。
こちらもシステム的な撃退ではないため次回に結果が持ち越される訳ではない。
- MHR:Sの最後の追加モンスターである原初を刻むメル・ゼナはストーリー上、初回狩猟時のみ撃退となる。
余談
- 撃退に成功すると討伐時同様のカメラによる演出が入る。
モンスターたちはそれぞれが得意とする移動方法で逃げていく様子を見ることができる。- 中でも特徴的なのは一度きりしか見られないラギアクルスであろう。
詳細はリンク先にて。
- オディバトラスは撃退時に砂中突進と同様のモーションを取る。
また、アルガノスとゴルガノスは2頭同時に撃退処理が行われるため、
まるでシンクロするように地中へと去っていく。
- 極み吼えるジンオウガは電光石火のモーションで逃げ去り、攻撃判定もある。
麻痺判定も残っているため、被弾すると麻痺守り札を消耗してしまう。
- 俗に「砦戦形式」と称されるモンスター(ラオシャンロン、シェンガオレン、ナバルデウス)の
撃退時には、他モンスターより凝った撃退演出になる。
ハンター生活の節目となる場面で戦うモンスターだけに、
特にソロで激闘の末に撃退となると、感慨深いものがある。
- 中でも特徴的なのは一度きりしか見られないラギアクルスであろう。
- 砦戦以外の古龍種の撃退に成功すると「古龍は傷付き逃げ去ったようだ」とテロップが出る。
覇種の場合は「モンスターは傷付き去っていった」。これは古龍種であるテオの場合も同様である。
しかしオディバトラスの場合は討伐と撃退がクエスト的に明確に区別されているせいか、
「オディバトラスは傷付き逃げ去ったようだ」と微妙に文章が違う。
- 一部では、一度以上撃退したモンスターのことを中古と呼ぶことがある(一部の古龍種のみ)。
因みに、対義語は「新品」。
Xlinkでは中古バルカン@3~などと書かれて使われてる。
中古モンスターは大抵角や眼などの部位破壊がされているので、
部位破壊系の素材が欲しい人は新品のモンスターを選ぶようにしよう。- ただ、古龍をぎりぎりまで弱らせた上であえて3死し、
部位破壊系の素材を他の人のためにキープしてくれている親切なハンターもいる。
また、中にはあと1回戦えば討伐できるくらいまでに弱らせた状態をキープしてくれている人も。
特に体力が多く戦闘力の高いミラ系のクエストでは、
マラソンのし易さからこうした瀕死の中古個体が非常に重宝されていた。- MH4ではクシャルダオラやテオ・テスカトル、ミラボレアスが復活しているが、
前述の通り、撃退によるダメージや破壊部位・破壊報酬の引き継ぎは存在しない。
そのため、中古を何度も受注して素材を稼ぐというやり方はできなくなった。
なん中古ったそこ、クーラー効き過ぎとか言わない - が、MH4Gでは錆びたクシャルダオラのみ撃退やクエスト失敗によるダメージや
破壊部位・破壊報酬の引き継ぎができるため、中古を用意することが可能になった。
が、集会所に募集文を書けないため、オンラインで中古を探すことは困難であった。
- MH4ではクシャルダオラやテオ・テスカトル、ミラボレアスが復活しているが、
- MHP時代のイャンガルルガは、
新品時に一度もハンターに遭遇しないと勝手に撃退扱いになるバグが存在した。
- この動画のように倒した時のダメージ量次第で討伐が撃退になってしまうバグも存在するようだ。
- ただ、古龍をぎりぎりまで弱らせた上であえて3死し、
- MHFでは狩人祭のボーナス試練に、テオ・テスカトル撃退のクエストが割り振られ、
討伐で得られたはずの入魂数が減る『逃げる18魂』事件が発生したりもした(詳細は上記リンク先参照)。
- クエストによってはモンスターを追い払ってくれという依頼文が書かれていることがあるが、
それらのクエストは撃退ではなく討伐や狩猟クエストなのでクリア条件を満たすにはモンスターを倒すしかない。
クエストのターゲットも基本的に古龍種や超大型モンスターではなく小型モンスターや中型モンスターなので
システム的にもフィールドから追い払うことは不可能である。
よっていくらこやし玉を投げ付けようが、瀕死にしようが撃退出来ずに時間切れとなるので心を鬼にして狩ろう。