システム/剛・天

Last-modified: 2024-01-21 (日) 03:02:01

MH3にのみ存在していたシステム。武器に付く接尾辞の内、上位武器に付くもの。
下位武器に付く「攻・援・輝」についても本項で紹介する。

目次

概要

  • 従来のシリーズに比べて、圧倒的にモンスターの種類が少ないのがMH3の特徴。
    このため特定の属性を扱うモンスターが非常に少ない…という状況がザラにある。
    例えば、例外を除くと雷・氷の使用者が一種類ずつしかいない。
    このモンスターの種類の少なさを補い武器の種類を増やすために編み出された、
    武器の様々な強化派生を表す接尾辞である。
    とはいえ、肝心の氷属性武器には採用されていないシステムなので、
    氷属性においては役に立っているとは言い難い*1
  • この強化派生を行った武器には、スペック画面の斬れ味ゲージ下にある空きスペースに
    それぞれの効果を示した文言が表記される。

強化派生一覧

下位
  • 会心率+15%。
    見切り+2と同等の効果。ゲーム中ではそのまま「会心率+15%」と表記。
    当然ながら、元から会心率持ちの武器はそのまま上乗せされる。
  • スロット+1。
    上記2つとは違い、これと同等の効果を持つスキルは無い。
    ゲーム中ではそのまま「スロット+1」と表記。
    このボーナスを想定してか、下位の時点では素でスロット3を持つ武器は存在しない。
上位
  • :武器倍率+10 + スロット+1。
    攻と援のボーナスを併せ持ち、ゲーム中でも「アタックボーナス」「スロット+1」と併記。
  • :会心率+15% + スロット+1。
    輝と援のボーナスを併せ持ち、ゲーム中でも「会心率+15%」「スロット+1」と併記。
  • これらはあくまで武器本体の強化とは別枠で付与される効果なので、
    例えば攻に派生しなかったからといって強化前から攻撃力が一切上昇しない、ということはなく、
    ボーナスの有無を問わず武器本体のスペックもきちんと一段階強化される。
    また、下位と上位のボーナスは重複しないため、
    例えば攻→剛への強化で武器倍率が合計+20になったりはしない。
  • 一応それぞれ一長一短ある性能なのだが、
    期待値の関係上、純粋に攻撃力を求めた際には輝が選択されることはまずない。
    作成難易度にも差があるので、完全劣化というわけではないが。
    上位なら斬れ味白を維持できる限り、会心率ボーナスが付くので天を選択する意味も出てくる。
    • 上記の一覧を見ても分かる通り、攻と輝を併せ持つ上位ボーナスは存在しない。
      武器倍率+会心率の強化ではさすがに強力すぎて、剛と天の存在意義が薄れてしまうためだろう。
      • ラギアクルスの武器に関してのみ、3種の武器派生自体は下位からありつつも
        「攻」「輝」に加え「援」ではなく「ハイ~」という上位強化派生に進んだ上で
        「攻と輝を併せ持つ上位ボーナスを得た」かのような性能となる派生が存在する。
        但しレア素材や部位破壊限定の角及び尖角を大量要求される等、作成ハードルは高かった。
  • なお、接尾辞の種類が下位から上位への昇格に伴い減少することもあり、
    この接尾辞が付く武器は、過去のシリーズに類例のない強化パターンを経ることがある。
    代表的なのはシーブライト武器の系統で、例えばフォッシルギアならば
    攻はクラニウムラス剛に、輝はクラニウムラス天に、援は両方に強化可能。
    3種類の武器が最終的に2種類に収束するという、独特な強化パターンである。
  • ちなみにボウガンにはこの接尾辞が付く武器と言うものは存在しない。
    MH3のボウガンは独自要素が極めて多かったため、剛や天などまで盛り込むことは難しかったのだろうか。
    もしあれば組み立てのカスタマイズ性の拡張にも貢献していたと思われるだけに残念である。
  • 同じ種類で接尾辞が異なる武器は、グラフィックの一部の色が変化するという違いがある。
    派生ごとの色の変化は、上記一覧の文字色に概ね準じている。
    とはいえ、全体ではなくワンポイント的な差異なので、上位防具の色変更のようなものと言える。
    • ハンター大全3の武器編には全てのカラーパターンが記載されているが、
      アングイッシュ剛のように赤い筋肉組織が丸々紫色に変色し、まるでアルバ武器のような風貌に
      大きく印象を変えるものもあれば、持ち手や帯などあまり目立たない部位が対応している関係で
      ハッキリ言って間違い探しレベルで見分けがつきにくいものも見受けられるため、
      電子書籍の場合はなるべく大きい画面での閲覧を推奨する。

余談

  • 本システムは上記の通り属性解放と同じく3でのモンスターの少なさによる武器のバリエーションを
    増やす為の苦肉の策と思われ、実際に以降のシリーズでは採用されていない。
    だが、通常の武器強化よりも更に一回り強化された武器という観点で考えてみると、
    初代モンハンの頃から登場していたボウガン限定の要素である「オプションパーツ」以来となる、
    通常の強化とは別にボーナス的な強化を施す要素と言えるだろう。
    なお、MHP3以降の作品でも武器毎に攻撃力や会心率を少し上げたり、スロットを拡張したりと言った、
    その作品ならではのボーナス付与的な強化要素はシリーズ通して頻繁に登場してきている。

関連項目

他作品での類似要素

※注釈は初登場作品
システム/オプションパーツ - MH
システム/攻撃力ブースト - MHP3
システム/発掘装備 - MH4(強化要素ではなく、武器の配色が変化する要素)
システム/極限強化 - MH4G
システム/カスタム強化 - MHWorld
システム/百竜強化 - MHRise
システム/傀異錬成 - MHR:S
システム/シジル - MHF


*1 正確には天と付く武器はあるものの、剛の方がないので分ける意味がない