『ぽかぽかアイルー村』、『ぽかぽかアイルー村G』、『ぽかぽかアイルー村DX』に登場するシステム。
目次
概要
- 読んで字の如く、アイルーごとに設定された職業のこと。
- 職業ごとにそれぞれ異なる特性があり、探検クエストを攻略する際にはそれらを考慮した上で
パーティーを組むことが求められる。
クエストやモンスターによっては進むという提案が重要だったり、地面に潜ることが求められたりするので、
最初はできるだけバランスの良いメンバーで行き、2回目以降はそれぞれ使い分けるようにしたい所。
- G級解放後に開設できるシーサイドキッチンでは、一度に一匹ではあるが職業スキルを上げる事ができ、
それが一定値へ達するとGメダルというアイテムを消費し、職業をG級職にする事ができる。
G級職のアイルーは胸にGメダルを提げるという見た目の変化の他、
G級解放後に利用できる遠洋いかだやプーギー畑などの施設で働いてくれたり、
クエスト中に持っている武器が変化し、さらにG級提案ができるといった特典が付く。
- 以下に職業の詳細を載せる。
音楽家
- 嫌悪以外の状態異常になりにくい。
また、狩猟クエストでは演奏することで仲間の状態異常を回復させてくれるほか、
小型モンスターを躍らせて無力化させてくれる。
演奏の効果は全体に及ぶので、パーティ中に一匹は欲しい職業である。
しかし前述の通りモンスターのフンやプンプン草の発する煙による嫌悪状態に弱く、
仲間が麻痺しているのを助けようとしたら音楽家が悪臭でダウンしていた、というのはよくある話である。
- 音楽家がパーティにいると、時折出てくる赤い提案アイコンによって全体が行動中でも演奏をしてくれる。
戦闘後に状態異常を起こしたアイルーがいても、前進しながら治す事ができるので非常にありがたい。
- G級職になると、演奏でネムリ草やマタタビの出す煙を消すことができる。
流石に攻撃力や防御力を上げたりはしてくれないが、ある意味では狩猟笛よりすごい。
ちなみにG級前では手持ちの楽器で演奏するだけだったが、G級職では弾き語りとなる。
- MHP3のオトモアイルーのうち攻撃しない、つまり性格が平和主義のオトモはこの職業になる。
- 演奏で味方をサポートするという点から、
ある意味、メインシリーズにおける狩猟笛に近しい存在だと言えよう。
交易家
- 各地へ赴き、渡したアイテムで交易してくれる。
アイルー毎に行ける場所が違い、船や気球で移動する者もいる。
それらを仲間にするには船や気球を買う必要があるので、結構な量のぽかぽかポイントが必要。
- 狩猟メンバーに加えると、隠れているモンスターを発見する提案が出現するようになり、
採用すると隠れたモンスターの上に虫眼鏡アイコンが表示される。
隠れているモンスターを発見せずに近づくと、現れたときにびっくりしてしまうため
入れておくと行動が1つ無駄にならなくて済む。
また毒や麻痺などの状態異常にも強く、防御力はかなり高い。
- G級職では、G級クエストで隠れている宝箱を見つけ出す事ができる。
中にはスキルアップの実やGメダルが入っているので、これらのアイテムが少ない時には便利。
菜園家
- 仲間にすると畑で野菜の収穫を行ってくれる(要畑の肥料)。
従来のモンハンシリーズで農場の管理人が出てきていたが、あれと同じような立場のアイルーである。
- 狩猟メンバーに加えた場合、採取の時間が短いのが特徴。
また、他のメンバーと比べて少し長く眠る。
モンスターのフンなど悪臭を放つオブジェクトにも耐性があるため、危険物処理班のような扱いも可能。
- 前進などの行動中では赤いアイコンで眠る提案を出してくるが、
選ぶと戦闘中でも戦線離脱して寝に行ってしまうので結果的に火力が下がる。
それでいてそれほどやる気が回復しないので、もはや地雷と言ってもいいかもしれない。
- G級行動では採取がさらに高速化し、さらに遠い位置からでも採取できる。
非常に便利だが、瞳を光らせながら黄金に輝く鍬を振り上げて画面の半分ほどの距離をすっ飛んでいく姿は
もはやシュールの域である。
飼育係
- 牧場にて、ポポとニワトリ(ひよこ)の世話をしている。
仲間にすると牧場の採取を行ってくれる(要牧畜の飼料)。
- 狩猟メンバーにすると、モンスターの剥ぎ取り時間が早い特徴がある。
ぽかぽかアイルー村ではモンスター素材数がクリア条件になるクエストもあるため、
入れておくとモンスター素材が入手しやすくなる。
また、催眠術によってモンスターを眠らせることができる。
- G級行動は菜園家とほぼ同じ。しかし武器が三又の鉾から巨大な鋏に変化したので、
さらにシュールさが進んでいる。
タル投げ師
- 狩猟時にモンスターを攻撃する時、タルを投げて攻撃する。
それ以外の採取系の特徴は持っていない。
なおタル投げ師はタール一家で構成されている(つまりすべて血縁)。
- MHP3の攻撃系統が爆弾やブーメランのオトモアイルーをアイルー村に呼ぶと、この職業に分類されるようだ。
- タル投げ師を有効的に使用する場合、ギルド(2段階目)でタルを購入する必要がある。
販売を開始させるには牧場で「タル爆長」を仲間にしておく必要がある。
また、タル爆弾の購入には素材が必要となるため、採取も行っておかなければならない。
もう一つ付け加えるとタル爆弾は消費アイテムである。
なおタルを1つも所持していない場合、代わりに石ころを投げつける。もちろん威力は低い。
- 上記のように戦闘時に所持している分を1発ずつ投げつけて攻撃する。
威力はあるが、反面個数制限という縛りが存在する。
小型モンスター戦でも問答無用で投げつけるため、ボスまでになくなることも。
また他の職業と比べると防御力が低いので、多くメンバーに入れているときは要注意。
- 実はタル投げ以外にも特徴を持っており、
入れておくと狩猟中のオブジェクト投げつけ時のエフェクトが変化する。
入れていない場合は(大概はキノコを)そのまま投げつけるが、
タル投げ師がいると爆弾化させて投げつけることができ、しかも効果がアップする。
- G級職になるとタル投げがパワーアップし、攻撃力、速度、飛投距離が増加する。
ただし石ころでは効果が無い。
探検家
- 採掘時のレアアイテム採取率が上昇する。また、ハンターほどではないが戦闘能力も高め。
地面に潜る、ほふく前進をするといった提案を出しやすいので、
ティガレックスやリオレイアの登場するクエストなどで便利。
- G級行動は菜園家、飼育係と同じ。採掘ポイントへ向かって飛びつき、カンカンカンカン!と
ものすごい勢いで採掘する。
- P2(G)に登場したトレニャーの職業はこれである。
釣り師
- 釣り時の採取速度とレアアイテム採取率が上昇する。
また、あるアイルーとの会話によると麻痺に強いらしい。
- G級職では釣り時の採取速度がさらに増加する。
しかし釣り糸を垂らすのではなく、高くジャンプして釣り針をピシュゥと飛ばして魚を獲るその様子は
もはや釣りといっていいのか怪しいものである。
ハンター
- 採取など他の職業のような特殊能力はないが、攻撃に特化した能力を持つ。
狩猟ではジャンプして攻撃するため、高い位置にいるモンスターにも攻撃が当たる。
- G級職になると攻撃力がアップし、攻撃時のモーションが変わる。
パーティーに3匹セットして攻撃指令を出せば、飛鳥文化アタックのように縦回転しながら
モンスターを蹴散らしていくアイルーの奔流が見られる。
- MHP2Gのオトモや、MHP3の近接攻撃中心のオトモはこの職業になる。
また、メインシリーズで「アイルー史上初のハンター」を自称していたアイルーの職業もこれである。
虫捕り屋
- 虫捕り時の採取速度とレアアイテム採取率が上昇する。
麻痺などの状態異常に強く、他の非戦闘職より体力が高め。
- G級行動は菜園家等と同じ。と言うかモーションまで菜園家とそっくりである。
まあ持っている物が似ているのでこれは仕方のない事だろうが。
料理人
- やる気が高く、モンスターからのはぎ取りや木を揺らすなどの提案をしやすい。
中でも一番の特徴は、「食べる」を選択すると、食材を調理してくれる事である。
アオキノコや特産キノコなどの食事効果が大幅に増大し、
毒テングダケやマヒダケなども焼くことで食べられるようになる。- ただし、キノコ以外は焦がしてしまい、食べられなくなってしまうので注意。
また、ニトロダケは大爆発を起こし、そのまま食べるより更に大ダメージを負うので、
決して「食べる」を選ばないこと。
- ただし、キノコ以外は焦がしてしまい、食べられなくなってしまうので注意。
- もう一つの難点として、焼くという動作が加わることで、
結果的に食べる動作が遅くなるというものがある。
焼いている最中に、動作をキャンセルしたり、モンスターのちょっかいを受けたりして
料理人が吹っ飛ぶと、食材が消失してしまうので要注意。
- しかしG級料理人になると上記のデメリットが一転。
今まで焦がしたりして食べられなかったアイテムも食べられるようになり、
無駄になるアイテムというものが無くなる。もちろん回復量も増加。
硬直時間も調理が終わった時点で動けるようになったため、食べ終わるまで待つ必要が無くなった。
しかし普通に食べられるようになるというだけなので、げどく草などを調理しても回復はしない。- 余談だが、G級昇格前はどんな物でも肉焼きセットに刺して焼いていたが、
G級昇格後は中華鍋で炒めるようになった。
- 余談だが、G級昇格前はどんな物でも肉焼きセットに刺して焼いていたが、
- ちなみに、料理人を職業とするアイルーの1人に「スパイス」というキャラが登場するが、
彼は「以前モガの村にいたことがある」と発言しており、
このことからさすらいのコックと同一人物である可能性が高いと云われている。
フリーアイルー
- 上記の職業に属していない、名前通りフリーのアイルー。アイルー村Gで登場。
いわゆるプータローやフリーター。
- 冒頭で述べたシーサイドキッチンで職業スキルを上げていく事によって、その職業に就く事ができる。
ただしなれる職業はアイルーによって限られており、すべての職業に就ける訳ではない。
(例えばフリーアイルーのヤオの場合、菜園家か探検家にしかなれない)。
- 各職業に従事していられるアイルーには上限があり、
それにあぶれたアイルーもこのフリーアイルーになってしまう。
そういった場合は元の職業のスキルを上げなおすか、
他の職業スキルを上げて転職するかをプレイヤーが選べる。
コック帽を被った探検家や、釣り竿を持った音楽家を作る事もできる訳である。
また、中には職に就いていたものの、シーサイドキッチンのシステム導入後に、
スキル値が職業に就く値まで到達していないという理由で失業、フリーアイルーとなるアイルーもいる。
まるで社会の縮図のようである。
さらに言えばGメダル持ちアイルーであっても就職人数の上限にはひっかかるため、
スキルアップの実で磐石な地位にいなかった場合はG級フリーアイルーとして温泉前広場にて暇を潰す事になる。
そしてよくあるのが既存の就職済みアイルーの師匠キャラが実力不足で職にあぶれる光景
- 仲良し度が同じでも、職業に就いているアイルーと比べるとステータスは劣る。
当然特殊能力も無いので頭数を揃える目的以外では、なるべくパーティーに組み込まないようにしたい。
無職というだけでこんな面でも冷遇されるとは散々である。
余談
- 本項に説明される「職業」はクエスト時の行動を調整するUIシステム面での話であり、
クエストに同行しない性質上フリーアイルーとされるが、世界観的には職業に就いているアイルーも多い。
例を挙げるとキリが無いが、村長や受付嬢、管理人さんや占い師も立派な職業である。- その性質上、クエストには同行するが指示係としてシステムUIとは別の役割(コマンド選択)を担う主人公は
マイアイルーと言う独自の肩書きを名乗る事になる。
地域振興業を筆頭に農業、漁、炭鉱夫、酪農、プーギーレーサー、クエスト陣頭指揮と誰よりも働いているが
本項に於ける「職業」で当てはめると無職のプーフリーアイルーと言う事になる。
- その性質上、クエストには同行するが指示係としてシステムUIとは別の役割(コマンド選択)を担う主人公は