システム/渡す

Last-modified: 2023-10-13 (金) 14:17:06

所持しているアイテムをその場で他のハンターに譲ることができるシステム。

目次

概要

  • モンスターハンターというゲームにおいて、狩りに使うアイテムや各種素材は
    基本的に自分で調達するというのが基本であり目的でもある。
    クエストに何を持ち込むかといった準備もまた醍醐味のひとつ。
  • しかし、狩猟にアクシデントはつきものである。
    慣れないモンスター相手に回復薬を使い果たしたり、タフなモンスター相手に弾丸を撃ち尽くしたり、
    昼と夜を間違えて逆のドリンクを持ってきてしまったり、
    果ては砥石や必要な弾まで忘れてしまったといったことまで起こりうるかもしれない。
    • 砥石程度ならクエスト中に採取できる場合もあるが、
      流石に現地調達では弾丸を十分な数入手するのはかなり厳しいものがある。
      普通ならクエストリタイアするなり、LV1通常弾をぺちぺち撃つなりするしかない…。
      しかし、そんな時に頼れるのがこのシステムである

フィールドでの「渡す」

  • アイテムポーチで一部のアイテムをえらび「渡す」を選択!
    すると手を差し出しと同時にその先がピコンピコンと光り
    指定したハンターが選択したアイテムを受け取れる状態になるのだ!
    • 渡せるアイテムでさえあれば渡す側のハンターに特に制約はないが、
      受け取る側のハンターはそのアイテムを入れるポーチのスペースが必要になり、
      そうでなければ当然受け取ることはできない。
      この場合、採取や剥ぎ取りの時と同様「○○はこれ以上持てません」と表示され、
      渡す側のハンターは手を差し出してピコンピコン鳴りながら突っ立ったままになる。
      焦らずポーチを整理して改めて受け取ろう。
    しかし可能なのは「渡す」だけであり、「求める」ことはできない。
    前述のような窮地に立たされても、それに気付いてもらえなければ意味はないのである。
    • デフォルトの定型文に、「ドリンクが必要です」というものがある。
      出発前に暑い・寒いフィールドであることを知らせることができる一方、
      全く同じ文でありながらドリンクを忘れてしまったことも伝えらえる秀逸な定型文といえよう。
      しかしそれ以外の忘れ物などを伝える定型文は一切用意されていないので、
      そういった状況が心配な人は自分であらかじめ設定しておこう。
      • 逆に、不自然に弾かれすぎている人や、火山で体力が減り続けているような人を見つけたら、
        そっと砥石やクーラードリンクを渡してあげると喜ばれるかもしれない。
        特にニャンターの場合、そのためだけに必要のないアイテムまで持ち込む人も多いとか。
  • 「一部」と書いたが、具体的にはレア度3以下のアイテムを渡すことができる。
    ほぼ全てのモンスター素材や採掘素材はレア4以上であるため
    必然的に渡せるアイテムは各種薬や弾薬、調合素材などの消費アイテムに限られるということになる。
    そうでなくば、モンスターを一切狩ることなく装備を作れてしまうので仕方ないだろう。
    • 他のレア度4以上、すなわち渡すことができないアイテムの代表的なものとして、
      鬼人・硬化薬(上位互換のグレート含む)、いにしえの秘薬、生命の(大)粉塵、
      狩技ドリンク、各種爆弾G、LV2状態異常弾、刃薬などが挙げられる。
      全体的に強力なアイテムが該当するようになっているようだ。
      • 変わり種だと、捕獲用麻酔薬およびその調合結果、
        肉焼きセットに黄金ダンゴ、そして何故かブーメランまで該当する。
        そのぐらい渡せても誰も文句は言わないのではなかろうか…。
      一方、双剣や弓にとって極めて重要かつ強力なアイテムである強走薬グレート
      レア度3のためギリギリ渡すことが可能である。
      使い切った際の戦力低下が大きすぎるためだろうか。
  • 利用方法のひとつとして、荷物に比較的余裕のある剣士が弾の調合素材などを持ち込んでおき、
    ガンナーが撃ちきったらこの「渡す」機能でガンナーに渡すことで4倍の数を使用できるという戦法がある。
    特にMHXX以前のタイトルではクエスト中にアイテム補充ができなかったため、この方法がほぼ唯一の
    調合分以上の弾を使用する方法だった。ラオシャンロンなどの膨大な体力を有するモンスターが相手だと、
    持ち込み分では到底足りないことが多いため、撃ち尽くす頃に他ハンターから受け取る事で継戦能力を向上させられる。
    • また、連続狩猟などにサポート役が参加する際、
      通常持ち込める罠の数*1では足りなくなる場合にトラップツールを渡すのが有効になる。
  • ややネタ的な利用方法だが、サポート役の1人がキノコ大好きと広域化を付けておき、
    キノコを食べた際の効果を拡散してもらう前提で全員がキノコを持ち込む→「渡す」で受け渡し、
    アイテム化してもらうという事も可能である。
    上述のように鬼人薬/硬化薬は直接渡すことができないが、
    ニトロダケ/マヒダケのレアリティはそれぞれ2/3のため受け渡し可能。

集会所での「渡す」

  • ここまで述べたのはクエスト中の「渡す」だが、全く同じことが集会所でも可能である。
    目の前にアイテムボックスがあろうが関係なくポーチからしか渡せず、受け取る側もポーチに空きが必要。
    そんなところまで同じにしてもらわなくてもいいのだが。
    • クエスト中でない以上、渡せないと困るような切実な状況はもちろん起こらないため、
      通常は純粋なプレゼントということになる。
      そう、通常は。
  • では、通常ではないのはどのような状況かと言うと…その前に、このことを述べておく。
    恐らく「渡す」を使用された回数が世界で最も多いアイテムは強走薬グレートであろう。
    …この時点で大体察したハンターも多いだろうが、その状況とはアイテムの増殖
    渡した側がセーブせずに終了し、受け取った側だけがセーブしてしまえば倍になるという仕組みである。
    • 前述の通り、一度に渡せる数はポーチに入る数である5個まで。
      リセットの手間以外にいちいちアイテムボックスを開ける手間もかかるが、
      本来の手段で集めるよりは遥かに高速かつ簡単である。
  • 大抵の消費アイテムは店で購入できたり、農場や交易で量産することが可能だが、
    強走薬グレートに限ってはゲリョスやロアルドロスを乱獲する必要がある。
    他の手段がある作品であっても、最も楽な選択肢でもモンニャン隊が限度。
    なのに弓や双剣を使うたび2個3個平気で消費するため、この増殖を行うハンターも少なくないのである。
    • しかし、仕様通りの挙動ではあるものの、想定通りの挙動とは言い難いことも確か。
      いわゆるDupe*2として扱うハンターも存在するため、
      あまり大っぴらにしない方がトラブルを避けられるかもしれない。
  • なんだかんだと手間がかかるため、従来は強走薬グレートぐらいにしか使用されない手段だったが、
    MHXおよびMHXXではユクモ温泉たまごおよび同効果のアイテムの入手が極めて困難で、
    赤ゲージの即時回復を目的に常用したい場合は、実質的にこの手段を使用するほかないという状況になっている。
    せめて店売りしていれば…
    • 一応モスジャーキーは裂傷状態も直すことができるため、同効果のアイテムの上位互換ではある。

余談

  • もえないゴミ虫の死骸も渡すことができてしまう。
    ハチミツを執拗にねだる野良ハンターにこの手法を試す者も居たとか。
    当然ただのイタズラにしかならないので、冗談の通じる仲間にだけ渡すようにしよう。
    いや、渡す必要は全くないが…。
    • ちなみにいつぞやから相手の画面にアイテム名付きでお知らせが出るようになってしまったので
      変なアイテムを渡す前にバレるようになった。
  • チャチャカヤンバにもアイテムを渡すことができる。
    肉を与えると食べるが、罠肉やコゲ肉は渡さないようにしようッチャ
    そんなことをすれば、勿論怒ってしまうンバ
  • 双剣使いには、この「渡す」に関する秘伝の奥義があるのだとか…。

関連項目

システム/アイテムポーチ
モンハン用語/ハチミツください - 「渡す」機能をめぐった地雷行為


*1 落とし穴1個、シビレ罠1個、調合用のトラップツール2個で合計4個
*2 不正にアイテムを複製する行為のこと