シリーズ/モンスターハンター モバイル

Last-modified: 2024-03-03 (日) 16:37:37
 

話題のハンティングアクションゲーム、
携帯電話向け第二弾。

 

携帯アプリ版モンスターハンターの2作品目。2009年に配信された。

概要

  • 携帯電話故の操作性の悪さは相変わらずだが、前作とは以下のように変わっており、メインシリーズに近くなっている。
    • エンカウント廃止
    • モンスターのHP表示廃止
    • フル画面表示
    • 大剣溜め斬りやボウガン照準合わせなど武器改善
    • 武器追加
      • 太刀、双剣、ガンランス、弓が追加。狩猟笛は追加されていない
    • 防具に装飾品をつけてスキルを付加する要素の追加
    • グラフィック激進化
    • 全体的にモッサリ改善
    • 猫飯あり(アニメーションとBGMあり)
      (以上MHモバイルまとめWikiの引用)
  • 基本的にMHP2の段階を踏襲しているようで、フィールドや登場モンスターにその特徴が色濃く残る。
  • 登場モンスターも大幅に増えており、MHP2世代のモンスターが中心となっている。
    メインシリーズでも登場作品が少ないドスギアノス何気にいる。
    超大型はラオシャンロン、シェンガオレンは残念ながら素材のみの登場となるが、
    アカムトルムは参戦、更にはアプリながら伝説の黒龍までも登場していた模様。
  • 武器も追加されており、前述の通りMHP2を踏襲する。
    但し斬れ味システムに関しては前作iを踏襲しており、砥石は使わない。
    • この都合上か、スキルにおいて斬れ味レベル+1と心眼は登場しているが業物は登場していない。
    斬れ味は「鈍い」「普通」「鋭い」「業物」といったMHiの区分に加え、
    「大業物」「銘刀」「匠」「抜群」といった区分が追加されており
    ゲージシステムではないが種類の数としては全作品で最多といえる。
    順序としては、鈍い→普通→鋭い→抜群→銘刀→業物→大業物→匠の順である模様。
    それぞれがどの色に対応しているかは不明だが、前作MHiやMHP2でのスペックを考慮すると
    鈍い⇒赤&橙、普通⇒黄色、鋭い⇒緑、抜群&銘刀⇒緑~青、業物⇒青、大業物⇒青~白、匠⇒白
    といったように分類されているのではないかと推測される。
    武器スペックもMHP2のそれをほとんど引用しているらしく、
    例えばMHP2での大業物こと角竜鎚カオスレンダーは
    こちらでも攻撃力1196・防御力+10に強化素材やレア度も全く同じである。
    また会心率システムが存在しないのでガルルガ武器が大変残念なことになってしまっている一方、
    前述のカオスレンダーなどMHP2でマイナス会心を持っていた武器は
    マイナス会心がなくなったことで更に強化されている形となる。
    • MHP2といえばあのはきゅんが有名だが、
      会心率システムがなくなったのでその分弱体化したもののそれ以外のスペックは同じである。
      つまり装填数UPなしで溜め3を使えるし、強撃ビンも当然使えるということであり
      流石にMHP2ほど壊れに肩まで漬かってはいないが、両足を突っ込んでいるくらいの強さは健在である。
      勝利と栄光の勇弓も存在しているが、会心率がなくなったためやや立場がよくなった……かもしれない。
      相変わらず強撃ビンは使えないし矢のレベルも負けているのだが……
    • 他にも轟弓【虎髯】は会心-30%の代わりに強撃ビンと毒ビンを使える攻撃力312だったところ、
      会心率がなくなったことで同攻撃力で会心率を持っていたが毒ビンは使えなかった殲滅と破壊の剛弓に対し
      毒ビンが使える分で完全上位互換と化したりもしているなど、別の部分でバランス崩壊が起きたりもしている。
  • 一方で防具やスキル面のシステムはMHi寄りであり、
    防具はシリーズごとに一式装備となるほか、装飾品1つでスキルが発動するようになっている。
    スキル面も根性や強撃ビン追加など一部MHP2Gからのものが追加されている一方、
    会心システムがないので見切り系スキルは存在しない。
    またスロットのシステムも若干異なっており、装飾品には種類ごとに色が定められており、
    各防具ごとに使える装飾品の色が設定されているのでその色に合わせて使う形となる。
    他にも、「防具のスキルが防具のレベルによってグレードアップする」
    というのもMHiから受け継いだシステムである。
  • 他には、モンスターがきちんと鳴き声を出すようになっていたり、フィールドやBGMもMHP2のフィールドと近いもの。
    それどころかクリア後にクエストから即帰還できるシステムがあるなど最近のCSより優れた面すらある。
    グラフィックも当時のガラケーアプリとしては極めてレベルが高く、
    ゲーム自体のボリュームもMHP2のそれを踏襲しておりこちらも当時のアプリとしては最高峰の領域であり、
    操作性こそガラケー相当とはいえ、それ以外の要素はもはやガラケーアプリの領域を超えた代物である。

余談

  • このようにゲーム内容は携帯アプリとしては非常に優れていた本作。
    だが惜しむらくはMHi時代は完全にガラケー中心だったのに対し当時は少しずつスマホの普及が始まりだしており*1
    MHi当時はまだMHPしかなかったのに対し2009年前後はMHP2GにMHP3と
    携帯機でのヒット作が登場する時期と被ってしまっており携帯性も競合されてしまった。
    したがって、この作品がピックアップされる機会は残念ながら多くなく、動画などの資料もごく僅かに留まる。
  • 前作と同じく、対応機種さえあれば現在でもiアプリやEZwebアプリからDLして遊ぶことは一応可能。
    ただし、動作や安全性での不安があるためお勧めはできない。
    どうしても遊びたい人は、大人しく何らかの形で再び遊べる日が来るのを待った方が良いだろう。

関連項目

シリーズ/モンスターハンターi - 前作。
シリーズ/モンスターハンターポータブル 2nd - 多くのデータやシステムはこちらを踏襲している。


*1 2008年に日本向けiPhoneことiPhone3Gが登場、Androidもこの年に開発・発売が始まっている