ネコスキルの一つ。ボウガンや弓のダメージを上げる代わりにブレ幅を増幅する。
概要
- 具体的にはガンナーの攻撃力を1.05倍に強化し、ボウガンと弓のブレが1段階増加する。
ネコの射撃術によく似たネコスキルだが、こちらは弾種を選ばない。
貫通弾、散弾さらには属性弾に至るまで威力強化されるのがメリット。
- MHP2Gまでの作品では、まともに強化したボウガンであればブレの影響が非常に小さかったため、
事実上ほとんど無条件でガンナーを強化する優秀なスキルである。
さらにMHFでは狩人珠スキルに暴れ撃ちがあるので修得さえすれば自由に付けられる上、
こちらはネコのそれと違い攻撃力が1.1倍になる。
上昇率が高い上に常時発動可能なため、装備指定に含まれることも多い。
- 上記の作品の経験者であれば、MH3以降でも同じように使えるスキルだと思っていた人が大半だろう。
そうでなくとも、「1段階増加する」という表現から、ブレのないボウガンには関係ないと思うかもしれない。
そう思ったあなた…大変なことになりますよ…
- どう大変になるかというと、ブレのないボウガンの場合「左右/小」が発生する。
- ブレ左右がどんなに恐ろしいものかというのは使った事がある人なら分かるだろうが、
右に飛ぶか左に飛ぶか分からないと言うような生易しいものではなく、
弾が蛇行して飛んでいく魔球と化す。
しかもその蛇行コースは一定間隔ではなく、右に飛んだり左に飛んだりする。
ブレ無し状態でできていた距離からの狙撃は軒並み不可能と断言して差し支えないだろう。 - これが元からブレ左右/小のあるボウガンで、暴れ撃ちによってブレ左右/大になってしまった日には大変。
その他の性能がどんなに優れた名銃であったとしても、使い物にならない凡銃と化す。
クリティカル距離の位置で撃っても、まともに当たらない。
ブレ左右/大で弾を確実に当てるならば相手の体に銃口をくっ付けて撃たないといけないレベル。
- ブレ左右がどんなに恐ろしいものかというのは使った事がある人なら分かるだろうが、
- このように無視なんてとてもできるようなデメリットではないのだが、
ボウガンの性質によっては無視あるいは逆手に取る事もできなくはない。- ブレは無し・小・大の3段階しか無いため、元々ブレ大だった場合はそれ以上上がらず、
実質的なノーデメリットで使える事になる。 - 元々のブレ幅が右または左の片側ブレのボウガンの場合、
ブレ幅が1段階あがるだけで片側が左右になったりはしない。
片ブレは左右ブレに比べれば魔球みたいな飛び方はせず、
単に照準地点からその方向にズレるだけなのでデメリットは小さい。
デメリットが小さいどころか、片ブレ小の場合はブレる幅が一定せず
ブレ幅を見越した射撃がしづらいと言う難点があるのだが、
大は常に最大幅でブレるために慣れてしまえばそこそこ安定する。
つまり、暴れ撃ちによって片ブレ小を大に増加させることによって
かえって射撃が安定するというメリットもあり得る。
- ブレは無し・小・大の3段階しか無いため、元々ブレ大だった場合はそれ以上上がらず、
- 貫通弾は弾速が速いためブレの影響を受けにくく、
加えて元々特定部位にフルヒットさせることは難しいことから、
ブレ左右/小になってしまうボウガンでもある程度は扱える。
また、属性弾もそこそこの弾速があり、射程が短いため影響を受けにくい。
さらに属性弾は属性会心スキルなしでは会心率が乗らないため威力の強化手段に乏しいことから、
手軽に威力を強化できるこのスキルがデメリットに目を瞑って採用されることもある。
- このブレ幅増加は精密射撃スキルで相殺可能。
小が大になってしまったものを小に戻すのはもとより、
実はブレ無しのボウガンに着いてしまった左右/小を消す事もできる。
一見スキルポイントの無駄のように思えるが、5%アップと言うのは
会心率0%の武器の会心率を20%にするのに期待値で言えば等しい。
そうするには見切りのスキルポイントをそれなりの量必要とする事を考えると、
たったの10ポイント、しかも5スロで発動できるとなればいかに強力かわかるだろう。- ただし、ネコスキルである暴れ撃ちを付けるという前提での話なので、
他の有用なネコスキルを(日替わりで偶然セット発動しない限り)使えないというデメリットがある。
高級お食事券を使わない限り発動が100%ではないというのに加え、
場合によっては「ド根性」や「○属性得意」など、無いと致命的になるネコスキルもあるので
暴れ撃ち前提の装備を使えるのは状況が限られる事に注意。
- ただし、ネコスキルである暴れ撃ちを付けるという前提での話なので、
- 当然だが通常弾しか使わない場合はネコの射撃術の方がいい。
デメリットも無く、強化倍率も高い。
- MHXにおけるエリアルスタイルならば
ほとんどブレの効果を受けないほどの至近距離から連発するのが主な戦法となるので、このスキルとの相性も良い。
- 弓には、武器自体のパラメータとしてはブレの概念がないものの、このスキルの影響はきちんと受ける。
試しにこのスキルを発動させた状態で連射矢を射ってみると、それぞれの矢がバラけて飛んでいく。
クリ距離までならまだ影響も少ないし、なるべく全ての矢がクリ距離で弱点に当たるように撃つのが
連射矢のセオリーなので、普段以上に弱点部位の中心位置を狙うように心がけよう。- MHXから登場した重射矢だと、暴れ撃ちが発動していても全くブレない。
ブレる前に矢が消えているのか、元々ブレない仕様なのかは不明だが、
重射しか使えない弓でもグレーアウトしないので効果が無いわけではない模様。
- MHXから登場した重射矢だと、暴れ撃ちが発動していても全くブレない。
- MHXXではほぼ同じ時間、ほぼ同じ位置座標に複数のダメージが発生すると
2回目以降のダメージが消える可能性のある現象が確認されている。バグも参照のこと。
(バグか意図的な仕様かは公式発表がないため不明なので便宜的にこの項目では現象として扱う)
この現象で一番割りを食うのが前述の通り一箇所に複数の矢を叩き込む連射弓であり、
実際にこの現象に気付いたのが某掲示板の弓スレで
連射矢のダメージが下がっているような感触があったので検証した結果である。
公式のアナウンスもないので修正される可能性もわからないが、
この猫スキルで矢の着弾をバラけさせることで実質的にダメージの消失を回避してダメージ期待値を上げることができる。
デメリットがダメージ消失現象のおかげでメリットに転じる珍しい例である。
- MHWorldではブレの仕様が発射時の銃身の跳ね上がりに変更されたが、
暴れ撃ちはその仕様変更にも適応して続投しており、より強く跳ね上がるようになってしまう。
従来が「弾の暴れ」ならこちらはさしずめ「銃の暴れ」といった所か
- MHRiseでは発動方法の関係で「おだんご暴れ撃ち」と言う名称に。
内容としては効果適用武器がボウガンだけになり、弓には効果がなくなった。
また、射撃術の仕様変更により、通常弾ボウガンでもスキル単体での期待値はこちらが上回るようになった。
今作では、ブレ抑制スキルがLv.1スロットで付けられるようになったため、
従来通りの片ブレでの運用に加え、元々がブレ左右大以外のすべてのボウガンでデメリットを無視しやすくなった。
- MHR:Sでは跳び竹串を使用することによっておだんごスキルのレベルを変化させることができるようになり、
おだんご暴れ撃ちもLv1~Lv4と細分化されるようになった。
レベル1…威力5%上昇、ブレ2段階増加
レベル2…威力5%上昇、ブレ1段階増加
レベル3…威力7.5%上昇、ブレ2段階増加
レベル4…威力7.5%上昇、ブレ1段階増加
従来の、跳び竹串を使わないものはレベル2に相当する。- ブレさえ対処すれば弾種を選ばず強化できるのでガンナーからは非常に人気のある食事スキルだが、
おだんご券を使っても発動率が90%にしかならないのが悩みどころ。 - 跳び竹串を使った場合はレベルによって発動率が変動し、
おだんご券の使用時にLv1では100%、Lv4では70%の発動率となる。
Lv1でも威力面ではLv2と同等であるため、ブレへの対処を行った上で
確実に発動させられるようにするのも一つの運用法である。 - また、ブレ抑制Lv3が追加されており、スキルの説明文は2段階軽減(と適正距離の拡大)のみだが、
Lv3を発動させるとブレ大のボウガンでもLv2/4の暴れ撃ちによるブレを打ち消せるようになっている。
Lv1/3の場合超過してブレが発生するが、これも理論上は新スキルのチューンアップLv2を発動させ、
オプションパーツを何も装備しないことで発生するブレ抑制+1の効果で打ち消すことが可能である、
ただしこちらはスキルの発動難易度とパーツの制限が厳しいのが難点。
- ブレさえ対処すれば弾種を選ばず強化できるのでガンナーからは非常に人気のある食事スキルだが、