MHWorldにて初登場した、特定の武器種で発生する
強化状態の持続時間を長くするスキル。
レベルは3段階に分かれている。
目次
概要
MHW
- 強化状態の持続時間を延長するスキル。
レベル1で1.1倍、レベル2で1.2倍、レベル3で1.4倍になる。
対象は武器種ごとの強化状態のみであり、力の解放のような時間制限付きスキルの効果時間は延びない。
- 効果がある武器は、太刀、双剣、スラッシュアックス、チャージアックス、操虫棍の5つ。
それぞれ、以下の強化状態に効果がある。- 太刀:オーラの色
- 双剣:鬼人強化状態
- スラッシュアックス:高出力状態
- チャージアックス:盾の属性強化状態、剣の属性強化状態
- 操虫棍:エキス取得による自己強化
- 武器によってその有効性が大きく変わる。
双剣や太刀は攻撃しているだけで状態の維持・延長が可能なため時間を延ばす恩恵は薄いが、
操虫棍などの強化状態を維持し続ける事が難しい武器では有力な選択肢となる。- 双剣の鬼人強化状態は、鬼人化後のスタミナ回復中のオマケのような状態であり、維持し続ける意義が薄いため本スキルを採用する意味は殆ど無い。
- 操虫棍では、強化時間が延びればその分エキスの取り直し回数を減らして攻撃に時間を割ける。
加えてモンスターによっては特定のエキスが取りづらい場合もあり、赤白2色・3色どちらを狙う場合も重宝する。
MHWの操虫棍では印弾、印当てによって猟虫が自動攻撃するのだが、
エキスを取り直すために指示を出すと自動攻撃が解除されるため、
エキス取り直しの手間が減る事は猟虫の自動攻撃や猟虫粉塵にも大きく貢献する。
尚、MHWは全体的に斬れ味維持がしづらいこともあり、
手数の多い操虫棍は後述にもあるゼノ装備で業物と同時運用する人も多い。 - チャージアックスについては、盾の強化は元から十分に長いため、それを更に延ばしても恩恵は薄い。
ただレベル3を発動すれば盾強化の時間が1分以上も追加されるためスキルに余裕があればかなり有用ではある。
剣の強化は通常45秒(SB以降は60秒)とやや心もとない時間だが、レベル3では63秒(SB以降は84秒)とそれなりの時間になる。
心眼効果+ヒットストップ無しのオーバーヒート斬りを多用するプレイスタイルには有用なスキルともいえる。 - スラッシュアックスはビンによっては高出力状態への移行が容易にできるため、
強化状態の時間を延ばすメリットが強い武器と薄い武器があるということになる。
移行しやすい滅龍ビンではあまり相性がよくないが、逆に移行しにくい強撃ビンなどは相性がいいだろう。 - 太刀はもともと気刃大回転斬りですぐオーラの色を回復でき、
追加された鬼人兜割がゲージを消費して大ダメージを与える技のため、
オーラの色を維持する戦い方が主流ではなくなったため有用性は薄い。
- 強化持続のLv上限はさほど高くないが、発動できる時期が遅く、発動出来るパーツも少ない。
このスキルが付いている防具はゼノラージの胴のαとβ、及び足のαのみ。
護石もゼノ・ジーヴァの素材が必要になる為、運よく装飾品を拾わない限りはストーリークリア後しか利用できない。
また、護石はLv2までしか強化できないので護石単体で最大Lvにするのは不可能と微妙に惜しい性能。
装飾品はLv2のスロットなので耳栓などよりマシとは言ってもそれなりに付けられる装備を選び、
何よりレア度が7と高く、結構な強運か試行回数が無いと入手できないかもしれない。
運よく装飾品を引き当て、護石+装飾品で組まない限りは何かしらゼノラージ装備を付けないとLv3にできない。
このため、他の護石のみでLv3に出来るスキルや、ドロップしやすい装飾品に比べれば防具の自由度は低い。
また、腰防具である程度隠せる脚はともかく、胴防具は青白いヒラヒラした羽が背中から生えており
全体のシルエットに関わるため見た目のコーディネートにこだわる人にはイマイチかもしれない。- ゼノ防具は3部位揃えるとシリーズスキルとして業物が発動するため、
胴脚その他1部位で強化持続Lv3+業物で考慮することが多い。 - アップデートで追加されたマムガイラシリーズα・βの腕、
ドラケンシリーズの腰にも付与されている。
マムガイラアームは属性解放、ドラケンコイルには見切りが同時に付与されており、
属性やられ耐性とひるみ軽減が付いたゼノラージシリーズより
攻撃的なスキル編成が可能となっている。
- ゼノ防具は3部位揃えるとシリーズスキルとして業物が発動するため、
- ちなみに装飾品の名称は「昂揚珠」となっている。
気分を高めることで強化状態を延ばすということだろうか。
「持続珠」が出てぬか喜びした人は多いだろう
尚、昂揚珠はレア度が7で出にくいため、ドロップには運を要する。
MHW:I
- MHW:Iでは双剣とスラッシュアックスのみ効果上昇された。
レベル1で1.3倍、レベル2で1.6倍、レベル3で2倍と他のよりもかなり高くなっている。
斧強化状態も追加され、各種強化状態の維持が更に重要となった
スラッシュアックスではかなり重要度が上がったといえる。
が、MHW環境下での双剣はいかに鬼人化状態で立ち回れるかが大事なのでそこまで必要ない気もする。- スラッシュアックスは斧強化状態という新たな強化が登場。
斧のモーションが見直されたこともあり、MHWよりも斧の重要性が増したため
斧強化と高出力の二種類のバフを維持する重要性は高い。
斧強化状態に関してはビンによる格差は特に無いので、
スロットの余裕と装飾品があればどのビンの剣斧を使うにしてもぜひ付けておきたい。
上述の通りスラッシュアックスは効果がアップしているため、
高出力状態、斧強化状態ともに強化持続Lv3で63秒だったものがLv3で90秒と大幅に延長される。
このためスラッシュアックスにおいてはスキルの有無で快適度が大幅に変わってくるだろう。
- チャージアックスは
スラッシュアックスと同じ名前の斧強化状態が登場。
斧強化状態では攻撃性能の上昇と引き換えに、属性解放斬り等のアクションとは別に
時間経過でもビンを消費するようになる。
ビンがなくなると斧強化が切れるのだが、本スキルは自動消費までの時間に効果がある。
ビン自動消費は一本につき12秒間隔と短いので強化持続の恩恵は体感しやすい。
ビンが増減する行動を取ると自動消費のカウントがリセットされるので、
その猶予を伸ばすという意味でも使えるだろう。
また、ビン0本になった瞬間に効果が切れるので超出力解放斬りはもちろんのこと、
属性強化回転斬りを行っても斧強化状態が終了してしまう。
よって強化持続で属性強化状態の効果時間を伸ばすことは斧強化の維持にも繋がるため、
斧強化を主体とするならば有用なスキルといえる。- MHW:Iでは高圧属性斬りのモーション値が下げられてしまい、
DPSの観点からなるべく省きたい行動となったので、
その点でもオーバーヒート斬りメインの戦術をとるのであれば強化持続は出来るだけ付けておきたい。
スラアクだけじゃなくこっちの効果も上げて欲しかった
- MHW:Iでは高圧属性斬りのモーション値が下げられてしまい、
- 操虫棍には、各種スリンガーの弾を用いて発動する「猟虫強化」が追加された。
中でも、フィールドから採取できる弾を使用して発動する「猟虫強化【気】」には
エキスの持続時間を+45秒延ばす効果があり、
強化持続スキルなしでもかなりの長時間エキスを維持することが可能。
ただ、落ちている弾でいいとはいえ猟虫強化【気】がいつでも使えるわけではないことや
多くの武器ではモンスターの落とす弾によって発動する
「猟虫強化【力】」と択一で、かけなおすのもやや手間がいること、
何より猟虫強化【気】と強化持続は重複可能なことから、
エキス持続時間が切れるまでかけなおすことが出来ないトリプルアップの運用では
猟虫強化【気】と強化持続を両方使って長時間持続させる運用も悪くない。- なお、本スキルには猟虫強化そのものの効果時間を延ばす効果は無いので注意。
- スラッシュアックスは斧強化状態という新たな強化が登場。
- 発動防具が限られていた上位までとは違い、
マスターランクではプケプケ亜種、ベリオロス、オドガロン亜種、ディノバルドと
ストーリーを通して使える程度にバリエーションが増えている。
また、ストーリークリア後に狩猟できるジンオウガにも付与されており、ストーリークリア後の攻略にも役立つ。- さらに上位の珠を入手することができるようになったので昂揚珠も幾分拾いやすくなった他、
Lv4スロット用の装飾品に体力や加護と抱き合わせになった昂揚・〇〇珠【4】が複数存在するため、
装飾品を集めやすくなり、装備への組み込みやすさも増している。 - 護石も更に強化できるのだが、そのタイミングは導きの地の歴戦素材を入手できるようになってからなので、
ストーリー攻略にはあまり役に立たない。
強化すれば護石1個で最大Lvまで発動できるので、防具の構成に必要ならば狙ってみてもいいだろう。 - Ver.14.00で登場したアルバトリオンの防具において、なんと一部位でLv3まで発動できるようになった。
α限定ではあるものの、装飾品や護石の枠が空きスキル選択の幅が広がる為、
煌黒龍を降したハンター達に広く採用されている。
- さらに上位の珠を入手することができるようになったので昂揚珠も幾分拾いやすくなった他、
MHRise
- 今作も続投しており、序盤からスキルが付与可能。
レベル1で1.1倍、レベル2で1.2倍、レベル3で1.4倍、
(スラッシュアックスのみ、レベル1で1.3倍、レベル2で1.6倍、レベル3で2倍)
テキストにはないが、双剣とスラッシュアックスの効果上昇も続投している模様。
装飾品(昂揚珠)もあるが、本作で需要の高いLv2スロットを使う上にHR7まで生産が解禁されない。
入手難度自体はそこまで極端に高い訳でもないのが救いか。- 鉄蟲糸技にも自己強化を伴うものがいくつかあるが、残念ながらいずれもこのスキルの対象外となっている。
- 今作におけるこのスキルの価値は操虫棍では部分的に変化し、他ではそれほど変化していない。
- 操虫棍は、2色取りが可能な猟虫を採用していれば価値が下がる。
2色取りならエキス採取はそれほど手間にならず、スキル無しでもそこまでのストレスを感じなくなった為。
他の虫だとMHWorld同様なるべく欲しいスキルとなるが、
MHWorldの時と比べて特定の色のエキスが取り辛いモンスターも減った為、以前ほどの重要度ではない。 - チャージアックスの斧強化状態は、斧モードを維持する限り永続になったために直接的な影響はなくなったが、
属性強化状態の延長によって剣モードへの変形頻度を減らすことができ、間接的に斧強化状態の持続に繋がっている。 - スラッシュアックスは、高出力状態がテコ入れされて実質強化されたことで、
剣・斧モードどちらを主体にするかは問わず本スキルの重要性も上昇はしている。
元々覚醒の早いビン(滅龍・毒・減気・強属性)であればそこまででもないのだが、
変形斬りを絡めるコンボは覚醒ゲージが剣攻撃オンリーに比べやや溜まりにくく、
相性の良いジュラSメイルに強化持続2が含まれるので3までとは行かずとも発動させている剣斧使いは多いだろう。
また強撃ビンは覚醒速度が更に遅くなるように調整されたため、
強化持続3は半ば前提として考えられている節がある。
ちなみに、斧強化状態に対しては効果が無くなっている。
- 操虫棍は、2色取りが可能な猟虫を採用していれば価値が下がる。
MHR:S
- MHR:Sでは4スロット装飾品の昂揚珠IIが登場。
これを持ってしても装飾品1個で付与できる強化持続はLv2止まりであるが、
数少ない立ち回り強化系Lv2スロットスキルのLv4版なので、
防具構成次第ではスロ数を圧縮して他の火力・立ち回り系のLv2スキルを追加できるだろう。
ただし作れるようになるのがMR50ととても遅い。- チャージアックスは斧モードにおいて人気スキルと化している。
即妙の構えが登場し、終始斧モードで戦う戦術が可能となったのだが……
なんと盾強化の持続に必要不可欠な「カウンターフルチャージ」との入れ替え先である。
疾替えによって即妙の構えとカウンターフルチャージを使い分けるだけでも十分手間なのだが、
疾替えの書を2つとも即妙の構えにしてしまうと、盾強化が切れる度に剣モードに戻ってビンを溜め、
盾強化を行い、また斧強化モードに戻る……といった面倒な儀式をしなければならない。
よって、上記の行程を減らす事が出来るこのスキルが脚光を浴びる事となった。 - 操虫棍はダブルアップ・トリプルアップ延長目的で活用できる。
ただし、共闘型猟虫のMR版にトリプルアップ延長が可能となる猟虫が登場した為、
入れ替え技や猟虫選びの選択肢にもよっては、本スキルが無くとも維持が容易になっている。 - スラッシュアックスも属性充填カウンターの登場により高出力化の時間延長が出来るようになった。
無論、本スキルは属性充填カウンターで延長した時間にも適用される。
……とはいえ、ひたすらカウンター行動を成功させ続けるのは相手や状況に左右されやすいため、
Lv3までは必要なくなったものの、結局Lv1~2は付けているという剣斧使いが多い模様。
無論、属性充填カウンターを使用せずスラッシュチャージャーを扱うスタイルであれば優先度は上がる。
現状はプレイスタイルに強く影響を受けるスキルになったというところか。- スラアク使いにとって重視される呪いのフードことオロミドS頭のMR版である、
オロミドXヘルムは元のスキルとスロ数はそのままに強化持続1が追加されている。完全に狙っている。 - ゼクスコイルはなんと1部位にも拘らず強化持続を+3も備えており、一発で強化持続Lv3を発動可能。
- スラアク使いにとって重視される呪いのフードことオロミドS頭のMR版である、
スロットを拡張してそこに珠を突っ込んで発動する方が容易いかもしれない。 - チャージアックスは斧モードにおいて人気スキルと化している。
余談
- MHWの初期バージョンから効果は上記の通りだったのだが、
Ver3.00より前のスキル説明文では、レベル3の効果が1.3倍と表記されていた。
その後、不具合の修正の一覧には載っていなかったがVer3.00のアップデートにてこっそり修正され、
実際の効果と同じ、現在のスキル説明文になった。
関連項目
スキル/笛 - 狩猟笛の旋律の持続時間を延長するスキル。
スキル/効果持続 - アイテムによる強化の持続時間を延長するスキル。