スキル/属性耐性

Last-modified: 2023-11-16 (木) 00:21:14

MH3以降に登場するスキル。
SPが10以上でMH3では「逆鱗の護り」、MHP3~MHXXでは「属性やられ無効」が発動する。
効果そのものは全く同じ。
MHWorld以降はレベル制となり、「属性やられ耐性」という名称で登場している。

目次

概要

MH3~MHXX

  • MHP3以降のスキル名通り、全ての属性やられを完全無効化する。
    なお、ここで言う「全て」は、あくまで通常の攻撃属性(火水雷氷龍)のこと。
    そのため、爆破やられや腐食やられ等は対象外である。
  • 属性やられはどれも厄介な効果を持つため、無効化できるのは有用。
    回転回避やウチケシの実で打ち消す手間も省け、その分時間やアイテム枠を節約でき、
    アイテムを使うことによって生じる隙を防ぐことも出来る。
    特にスタミナと属性(ビン効果含む)の重要な双剣や弓、
    回転回避ができず納刀も遅いランス、ガンランスには恩恵が高い。
  • なお、「属性耐性」というSP名だけを見ると勘違いしやすいが、
    このスキルに属性ダメージそのものを減らす効果は一切ない
    • 例えば、一式でこのスキルが発動するMH3GのラギアU/Zシリーズの場合、
      弱点である火属性・龍属性を受けても属性やられを発症することはないが、
      これらの攻撃による被ダメージが増えてしまうことに変わりはない。
    加えて、大抵のモンスターは1つの属性しか使うことがないため、
    全ての属性やられを防げるという効果は単にオーバースペックなだけのことが多い。
    そのため通常の単体狩猟であれば、素直に属性耐性を高めた方が、
    発動が簡単な上にダメージも減らせて一石三鳥という場合が殆どである。
    • ただし、属性耐性を上げるスキルはあくまで加算であり、
      元の耐性が低いと属性やられを無効化することができない。
      食事を属性以外に回したい、もしくは食事の不確実さを嫌うのならこちらの方が楽な場合もある。
  • 単体を相手取る場合は上記のように食事も有効だが、それだけでは対処が難しくこのスキルが大きく生きる場面もある。
    代表例はなんといっても、水以外の全属性を操るアルバトリオン戦だろう。
    他にも、水中でのラギアクルス(雷+水)、アグナコトル亜種(水+氷)、
    異なるモンスターを一度に相手する同時狩猟大連続など。
    これらの状況では防具の耐性や各耐性スキルのみで対処しきるのは難しいため、
    このスキルを発動させておく価値は十分である。
    とはいえ、先述のようにダメ―ジを減らす効果ではないため、あくまで保険としての運用をすべきである。
    このスキルがあるからといって被弾のリスクを上げるムーブはするべきではない。
  • 勿論、火属性やられも無効できる為、根性が発動しても即乙なんていう事にならずにすむ事もある。
    MH4から強力な火の攻撃を得たテオ・テスカトルグラビモスにも非常に有用。

MHWorld以降

  • MHWorldにも続投したが、名前が属性やられ耐性となり、
    Lv1で効果時間を30%軽減、Lv2で60%、Lv3で無効化するようになった。
    スロ1で付けることができ、解除までに必要な転がり回数を少なくできるが、軽減率がLv2でも60%と中途半端。
    おまけで付いてくるならともかく、狙って発動させるならLv3まで発動させたい。
  • 各○耐性系のスキルも続投しているが、あちらもスロットレベルが1で、スキルレベルは3段階。
    MHXXまでと比べると、装飾品や護石で付ける際の負担は同等となった。*1
    しかし、耐性を+20まで上げればやられは無効化できること、
    ○耐性スキルのレベル3は防御力も上がることなどからそちらをつけた方がいいとなりがちで、相変わらず影が薄い。
    複数の属性を放ってくる敵がほぼいないことも向かい風となっている。
    防具側の都合でスキル込みでも耐性を20以上確保できない場合なら、
    一応出番はある…かもしれない。素直に装備を変えろって?
  • MHW:Iでは効果が上昇し、Lv1で50%、Lv2で75%となった。
    新スキルの災禍転福を生かす場合など、低レベルでの運用もかなり現実的なものに。
    また、追加されたモンスターのほとんどは頻繁に属性やられとなる攻撃を使用し、
    中でもネロミェールは雷属性やられと水属性やられを扱うこともあり、活躍の場を増やしたと言える。
    サイズ4の装飾品にはこのスキルが含まれているものがあることや、
    各種構成で人気の龍紋シリーズにも付いていることから、
    本スキルの発動しやすさ及び使用率は歴代作品の中でもトップクラスに高い。
    • MR序盤から様々な属性やられに晒される為、頻繁に装備を更新しない攻略中は都度各属性耐性を高めるよりも
      こちらを採用するのも有用となっている。
    • 更に、全属性を操る禁忌のモンスターが復活したことで、
      文字通り全ての属性やられに対処しなければいけない(放置したままで勝てるようなモンスターではない)事態になり、
      このモンスターと戦う際の必須スキルの一つになってしまった。
  • MHRiseでもMHW:Iと同じ効果で続投。ただし装飾品がLv2にサイズアップしてしまった。
    有用なスキルではあるのだが、数ある強力な火力スキルと競合しており、正直なところ優先順位はかなり低い。
    防具でもレイアシリーズおよびブリケイドシリーズにしか付与されておらず、またもや影の薄いスキルであった。
  • MHR:Sでも仕様に変更はない。相変わらず目立たない存在ではある。
    が、メルゼシリーズやダマスクXシリーズ等の実用レベルの装備に付与されている例があり、目にする機会はやや増えたか。
    付けば嬉しいスキルだが、上述の災禍転福も復活した一方で、これの発動を目当てにする場合はおだんご免疫術*2の方が手軽。
    またスキル自由度の向上で耐性スキルを最大まで積んだり、各耐性のおだんごを最大レベルで食べるなど、
    属性ダメージそのものを軽減する方向が主流となっているため、属性やられだけを打ち消すこちらは更に影が薄い。
    一応スロットLv4で+2の装飾品も登場した。現状でLv4の装飾品には直接的な火力スキルが少ないため、
    他の部位でLv1が発動済であれば、候補に挙がることもあるだろう。
    • Ver.14では赫耀・暦シリーズのスキルとして龍気変換が実装された。
      これは疾替えの書【朱】時全ての属性値を0にして減少した属性値に応じて武器の属性攻撃値に変換されるというもので、
      これを利用しようとすると、属性耐性スキルでは属性やられへの対策が出来なくなる
      属性やられが心配なモンスターを相手取る場合は、属性やられだけを打ち消すこのスキルの出番となる。
      おだんご免疫術での解決も良いが、そちらは属性耐性おだんごにして龍気変換の火力を更に盛る方向にも使えるので、
      立ち回りを快適にするためにも空いたスロット穴にこのスキルを入れておく価値はあるだろう。

余談

  • 属性やられが導入されている作品のうち、MHP3だけは
    防具の耐性値だけでは属性やられを無効化することはできず、
    各属性に対応する耐性スキルを発動させておく必要があった。
    そのため同作に限っては、ある種複合スキルのような側面もある。
  • MH3では鱗全てが天に逆立つアルバトリオンの防具、エスカドラシリーズの専用スキルであった。
    • 一部作品において、いわゆるドス古龍から作られた装備には○○の護りと銘打たれたスキルが付属する。
      「逆鱗の護り」という当時の名称は、そこに倣いアルバトリオンから名付けられたものだろう。
  • 狩猟笛の旋律にも「属性やられ無効*3」があり、スキルと同等の効果を発揮する。
    耐性値が変動しないのも同様だが、この旋律を持つ笛は全耐性強化の旋律も吹けるため、
    逐一演奏する必要はあるものの、属性ダメージ軽減ができないという難点を克服している。
    MHRiseではシステム変更によって耐性値強化旋律が削除されてしまったが、
    Ver.10.0.2アップデートにて上記旋律が全耐性+10の効果も内包するようになった。

関連項目

システム/属性
システム/属性やられ
システム/複合スキル
スキル/○耐性 - 属性ダメージそのものを減らすスキル
スキル/ネコの○属性得意 - 同上。ただし真価は他の効果にある
スキル/龍気


*1 かつての属性耐性が3スロ×2+1スロ×2で8スロスキルであった一方、○耐性は【小】で止めるなら5スロ、【大】まで伸ばして8スロであった(しかも1スロ×8なので付けやすさは全く異なる)。護石につくポイントも、○耐性側は上位時点で最高13もつく一方、属性耐性側はG級で得られる護石でようやく7まで。
*2 飛び竹串にして中段にしておくと回避一回で属性やられを解除できる
*3 MHWorld以降は「属性やられ無効」の名称