MH4Gに登場する、一部の拘束状態を無効化するスキル。
スキルポイントが10以上で「粘着無効」が発動する。
概要
- MH4で初登場したネルスキュラが射出する糸には、触れた相手を拘束する効果がある。
これを糸拘束状態と言うが、MH4にはこれを防ぐスキルが存在しない。
同じく消散剤で解除できる雪だるまや泥まみれと違い、泥&雪無効でも防げなかったのだ。
- そしてMH4Gにて、ついに登場したスキルがこの粘着無効である。
スキュラXシリーズ、および同じくG級のネルスキュラの素材を使用して作る装飾品で発動させることができる。
装飾品の場合は1スロットにつき2ポイント得られるため発動は容易。
しかし糸拘束状態を用いるモンスターは、他にネルスキュラ亜種しか存在しない。
ネルスキュラの場合、通常種を連戦して素材を集めることができるのであれば亜種もそう苦戦しないはずである。
やはり使い道は薄いのか、と思いつつ発動させてみるとスキルの説明文に気になる点が…。
そう、このスキルで防げるのは糸拘束状態だけではない。糸拘束状態と、重油拘束状態を
無効化するスキル。
それまでに登場したモンスターの中に、こんな謎の拘束を使用してくるものはもちろんいない。
そしてG級のクエストを進めていると火薬がなくなっただの油のようなものが残っていただの、
あからさまにそれっぽい情報を何度も聞くことになる。これではある種のネタバレである。
そして大方の予想通り、G3ランクの緊急クエストにてこのスキルは日の目を見ることとなるのだった。
- この重油拘束状態の正体とは、超大型古龍であるゴグマジオスの体を包む液体である。
ゴグマジオスの体から滴る液体は粘性が強く、触れることでネルスキュラの糸のように拘束されてしまう。
ネルスキュラの場合は元々の攻撃力がそんなに高くなく、糸拘束自体にもダメージアップの効果は無いので
不十分な防具でG級個体に挑んだりしない限りは糸拘束からの即死なんてことはあまり無いのだが、
ゴグマジオスは流石に超大型古龍なだけはあり、作品中でもかなり攻撃力が高い部類にあり、
さらにこの拘束中に炎を持つ攻撃を受けると威力が増加するという性質を持っている。
つまり、重油拘束状態は生死に直結するため、ネルスキュラと比較するとスキルの有用性は高いと言えるだろう。
- 先述の通り効果が似通っており間違えられやすいスキルに雪だるま無効の耐雪スキルがあるが、
「抗粘珠」の装飾品でつくスキルは雪だるま無効の方である。
粘着無効を付けたいなら「抗着珠」を使わなければならない。
- MHXXでネルスキュラが復活した上、新たな糸の使い手として
初の甲虫種ラスボス「アトラル・カ」が登場したが、
耐粘は単独のスキルとしては登場しなかった。
MHXより存在していただるま無効のスキルが糸拘束状態も無効にするようになったため、
だるま無効に粘着無効が統合される形で登場したと言える。
- MHRiseでは妃蜘蛛ヤツカダキが糸拘束状態を扱う新モンスターとして登場したが、
なんとこのスキルは復活せず。
狩猟笛にも防護旋律が存在していないこともあり、当作では糸拘束状態を予防する手段が一切ないという、
MH4時代と同じ状況になってしまった。
Rise系列の糸拘束状態はゴグマジオスよろしく火属性ダメージを高める効果を持っており、
危険度が上がっているだけに耐粘スキルが無いのが非常に惜しいところ。
関連項目
モンスター/ネルスキュラ
モンスター/ゴグマジオス
システム/糸拘束状態
システム/重油拘束状態
アイテム/消散剤
スキル/耐雪