モンスターからの剥ぎ取りに関わるスキル。
一定のスキルポイント以上で「剥ぎ取り鉄人」や「剥ぎ取り名人(剥ぎ取り達人)」が発動する。
目次
概要
- 剥ぎ取りのSPを20集めることで「剥ぎ取り名人」が発動。
全ての剥ぎ取り回数が1回増加し剥ぎ取り中スーパーアーマーになるという、
夢のような効果を持つ。
強力な効果の反面、発動させるのはなかなか難しい。- シリーズによっては「剥ぎ取り達人」というスキル名で、発動SPも15に下がっている。
- 4Gまでの作品ではネコの解体術とも重複するものもあるので、アプトノスを4回剥ぎ取るといった事もできる。
生肉の量産が非常に快適になりそうである。
- MH4には剥ぎ取りマスターなる上位互換スキルが存在する。
効果は前途のSA&回数増加に加え、さらにもう一度剥ぎ取れる可能性があるというもの。
確率については50%前後と思われる。
なお、こちらはネコの解体術とは重複せず、剥ぎ取れる追加回数はプラス2回が限度。
追加で剥ぎ取れる確率に影響しているかは不明。
- 作品によっては剥ぎ取りのSP10で「剥ぎ取り鉄人」という
下位スキルが発動するが、こちらは剥ぎ取り中SAになるだけのスキル。
確かにランゴスタなどの妨害は防げるが…
ネコスキルでも同じ効果のあるスキルが存在するため、発動の難しさを考えるとこれだけを付ける価値は全く無い。
- MHWorldでは「剥ぎ取り鉄人」と「剥ぎ取り名人」の二つに分離された。
前者はタロスコイルβやシーカーグラブαに付与され、
後者はシーカーシリーズ4部位で調査団の導きとして発動する。
だが、どちらも採取用ならともかく狩猟用の物欲装備には厳しい。
後者にしてもネコの解体術とは重複しないので、
スキルが発動できるならそちらで事足りてしまう。
確実に剥ぎ取り回数を増やしたい場合に本スキルを検討すべきだろう。 MHW:IではEXギルドパレスシリーズ、EXギルドワークシリーズ4部位でシリーズスキル「ギルドの見識」が発動。
「調査団の導き」と同様であるが、2部位で幸運も発動する。
なお、マスターランクで「調査団の導き」に相当する「調査団の錬金術」はEXアークロックシリーズ3部位で発動するが、
こちらはスキル内容が"ボマー・極意"となっているので注意。
- MHRiseでも「剥ぎ取り鉄人」と「剥ぎ取り名人」の二つに分離されている。
- 前者はブリゲイドSブーツに付与されている他、皮剥珠で発動させることができる。
アーマーがハイパーアーマーに強化されており、余程のことがなければ妨害されない。
戦闘中に尻尾や小型モンスターから剥ぎ取りたい場合に役立つだろう。
モンスターにどつかれようとブレスを浴びせられようと
意にも介さず剥ぎ取り続けるハンターの姿は実にシュール。
皮剥珠が1スロットなので、気軽に付ける事ができる。 - 後者はVer.2.0で追加された練達の羽根飾り専用となっている。
練達の羽根飾りの入手には闘技大会01~06を全武器種でクリアする必要があり、
最低でも6×5=30回のクリアが必要となる。
また、今作から報酬増加系スキルはクエストの途中からでは
効果が発揮されなくなっているため、クエストクリア直前に装備を変えて
剥ぎ取り回数を増やすという事はできない。
防御力はそれなりにあり、1パーツで発動させることができるので
無理せずとも装備に組み込むことができるだろう。- MR相当の防具は登場しなかったため、
MHR:Sで組み込もうとすると防御力の低下が気になるようになってしまった。
傀異化という、捕獲不可能な上に
剥ぎ取りで確率で追加入手できる素材が紛れ込むコンテンツが登場しているだけに惜しい。
また、傀異錬成でも出現せず、上位防具である練達の羽飾りも錬成未対応である。
- MR相当の防具は登場しなかったため、
- なお、本作の超大型古龍2種撃退時に落としていく本体の欠片には剥ぎ取り名人の効果が発揮されない。
切断した尻尾には問題なく効果が発揮されるため、その点は安心。
- 前者はブリゲイドSブーツに付与されている他、皮剥珠で発動させることができる。
- 物欲スキルとしては他にも激運や捕獲名人などがあるが、
その中でもこのスキルは効果をじかに感じられるため、あると剥ぎ取りの楽しみが倍増する。
貴重な素材が手に入りやすい尻尾の剥ぎ取り回数も増え、火竜の尻尾などを集めるのに最適。
大型モンスター以外にも効果があるというのも地味に嬉しい。- また、小型モンスター、特にブナハブラやオルタロスのような、
特定の手順を踏まないと剥ぎ取りすらままならないモンスターの素材を集める時にも非常に有用。
前述の甲虫種2種の素材は意外なところで要求される上に必要数も多めな事が多々あり、
毒けむり玉を使わないと砕けてしまう関係で1回のクエストで素材を剥ぎ取れるチャンスにも制限がついて回るなど、
素材集めについてはかなり面倒な存在なのだが、このスキルで剥ぎ取り回数を増やす事で、
その貴重な素材の入手回数を大幅に増やすことが可能。これはおいしい。 - 小型相手ならば装備も物欲スキルまみれでかつ防御が多少低くても問題は無いので、
この手の虫素材を集めるだけなら遠慮無く激運なども発動させることができ、
数回虫討伐クエストをこなすだけで十分な量の素材を集められるだろう。
ただし後述するガブラスのように倒してから消滅するまでが短い相手では、
剥ぎ取りをすべて終えられないこともある。
そのため高速収集を発動させるなどの対策が必要。 - 他にはトレジャーハンターでも有用である。
大型モンスターからの剥ぎ取りで得られるポイントを増やすだけではなく、
秘玉といった高ポイントのレアトレジャーの入手確率を上げることができる。
例えば、下記のネコの解体術と併用してグラビモスの尻尾を切断した場合、
本体と尻尾と合わせて最大10回の剥ぎ取りが可能であり、これだけで金冠達成も可能である。
- また、小型モンスター、特にブナハブラやオルタロスのような、
- このスキルと高速収集の併用で「速く、多く」剥ぎ取る様から、
また2つのスキル名「高速剥ぎ取り&採取、剥ぎ取り名人」を繋げた略称が「高剥名人」となることから、
これらが同時に発動する装備は16連打で有名な高橋名人をもじって
高剥名人装備、あるいは高剥装備と呼ばれる。
- ピッケルなどを使用してもモンスターの体からとる場合は全てこのスキルの対象となる。
ドボルベルク戦なら合計3回分増えるためお得。
ジエン・モーラン亜種に至っては背中5か所+口内1か所+本体2か所すべてが対象なので、
元々の剥ぎ取り分含めて28回も剥ぎ取れる。
…問題は剥ぎ取り達人が発動するような物欲装備でジエン亜種を倒すのが困難という部分か。
寄生すればなんとか…いえ何でもありません。- MH3Gには火力との両立が十分可能な装備も存在する。
マイナススキル「不運」の対策さえ怠らなければ、素材集めに重宝する防具として活用できるだろう。
具体的にはただ不運を消す他に、3頭連続や2頭同時、尻尾切断をこなすことで
クエスト報酬の依存率を減らすことでも対策になる。
MH3Gの3頭連続と2頭同時は大抵の場合、
クエスト報酬でレア素材が出る確率は1%なので不運も決して重くはない。
- MH3Gには火力との両立が十分可能な装備も存在する。
- ラオシャンロンやミラボレアスのように剥ぎ取り箇所が多いモンスターの場合、
スキルを発動させても全て剥ぎ取るには時間が足りない場合がある。
また、これら超巨大モンスターとの戦闘では小型モンスターが一切登場しないため、実質死にスキルとなってしまう。
他にもガブラスは死体の消滅時間が非常に早く、2回剥ぎ取ることすら間に合わないことも。
- 剥ぎ取り回数に制限があるのは、土に還る分を残す為であるという設定が初期のノベル版で語られるが、
ゲーム内では狩猟されたモンスターがギルドによって取引されていたり、
狩猟したモンスターを依頼主に引き渡すことが目的の依頼も少なくなかったりする。
いずれにせよ、いかに自らの獲物といえども、ハンターの取り分は限られているのだろう。
剥ぎ取り名人のスキルで剥ぎ取る回数を増やせる…ということは、
モンスターの価値を損なうことなく素材を獲得する技術が上がる、ということだろうか。
MHF
- MHFでは、剥ぎ取りのみ(一応他にも入手できる手段はあるが)で入手できるHC素材により、
剥ぎ取り名人の利用価値は高い。
だが各種スキルが非常に発動させやすく、他のスキルとの両立も容易なことに定評のある
MHFにおいても、このスキルは極めて発動難易度が高い。
同じく報酬UPのスキルである激運などとは比較にならないほど発動が難しい。
まず防具でこのスキルを持っているものは、大よそ手強いモンスターとは戦えないであろう
貧弱な防御力を持つ装備に限られており種類も少ない。
代表例はビストロRシリーズだが、それらを一式装備してもまだ発動させることができない。
入手率の低い各種古龍の宝玉か、肉球のスタンプを使って作る装飾品も併用してようやく発動するのである。
装飾品のみで発動させる場合は、防具の装飾品スロットの限界である15スロを全て使用することになる。
また、他作品にある剥ぎ取り中スーパーアーマー状態になる効果はない
(別のスキルと併用することで剥ぎ取り中の妨害を防ぐことができる)。
- その為、特定の条件を除いて戦闘用スキル・防御力を含めた生存性能との両立は極めて困難であり、
ソロでの採取や尻尾切りマラソン、下位のハードコアモンスターなどで使うことは十分可能だが
PTプレイでは上記の特殊な場合を除き、発動させているだけで寄生扱いされかねない
(というより、何かしら確実に欠けてしまうので致し方ないと言える)。- 上記の特殊な条件の最たる例は「拡散弾」を使った狩猟(通称、拡散祭り)である。
固定ダメージである拡散弾の威力を上げるスキルは殆ど無いので、必要なスキル数を大幅に減らすことができる。
そのため剥ぎ取りスキルとの両立が十分可能になるのである。
また、キャラバンクエの「ミラトリオ」なども、徹甲榴弾超速射で即殺する狩猟が流行っているが
こちらも剛力や保護スキルなどは無くてもいいことから、剥ぎ取りスキルとの両立は容易である。
ただしどちらの場合も、その弾丸すらまともに撃てないようなスキルでの参加はNGとなる。
- 上記の特殊な条件の最たる例は「拡散弾」を使った狩猟(通称、拡散祭り)である。
- MHF-G7でこのスキルを持つ天廊石が登場した。
天廊石で付与したスキルは防具のスキル枠という概念から外れて発動する、
つまり防具のスキルを一切崩さず発動できるため、戦闘用スキルとの両立が可能になり、
同時に戦闘用スキルとの両立が出来る選択肢はこれだけと言える。
天廊石のスキル自体外に見えないというのもあるが、
先にも述べた問題を一切起こさずに剥ぎ取り名人を搭載できるため、
天廊石でのこのスキル発動は問題視されていない。*1HC素材集め等に非常に役立つだろう。
ただ効果が効果なだけか、天廊石の再生か、天廊の番人討伐報酬以外で入手手段は存在しない。
- MHF-G10.1より開催となった歌姫狩衛戦では、
ギルド貢献ポイントを消費して自動発動させられる「歌スキル」の中に剥ぎ取り名人が含まれる。
「祈祷の章」期間中、自サーバーで獲得されている歌玉の総数に応じて「鏗鏗の祈珠」のレベルが上がっていき、
最大のLv3に達することで次週の「戦歌の章」期間中、
祈歌の効果中という手順を踏まえた上で交換が可能となる。
条件さえ満たしていれば誰でも簡単に発動でき、戦闘用スキルとの両立も極めて容易となる。
ただ、祈珠のレベル強化はプレイヤー1人の手では実現させることができず、
場合によっては鏗鏗の祈珠がLv3に達する前に祈祷の章が終わってしまうということも起こりうる。
しかし上限設定は比較的緩く、事実毎回Lv3まで強化することができているため、
少なくとも今のところはこの心配はしなくてもよいと言える。- なお、交換レートは歌スキル中でも断トツで高い1000GP。
次点の激励+2や激運ですら500GPとこの半分である。
歌姫狩衛戦はギルド貢献ポイントを多く稼げるイベントではあるが、
何度も発動させるようだとさすがに厳しいので、ここぞという時に使っていきたい。
- なお、交換レートは歌スキル中でも断トツで高い1000GP。
類似効果
- 剥ぎ取り回数を増やす効果は他にも存在しており、これらは併用すればその分だけ回数が増える。
また、ネコスキルには剥ぎ取り鉄人と同じ効果のものもある。
ネコの解体の鉄人
- MHW:I以前の作品に登場していたネコスキル。
MHRiseでは対応するおだんごスキルは未登場。
- 効果は、剥ぎ取り中にひるみと尻もちを無効化する、というもの。
早い話が、「剥ぎ取り鉄人」と同じ効果。
大型モンスターの狩猟の際にわざわざ貴重なネコスキルの枠を消費してまで発動させるようなものではなく、
どちらかと言えば後述の解体術を発動させようとして間違えてこちらにしてしまった、と言う話が多い、
ある種の罠のような存在に扱われている不遇なネコスキルである。- ただ、装備で剥ぎ取り鉄人を発動させるよりは気楽に付けられるため、多少なりとも出番はあるかもしれない。
また、小型モンスターの素材を集めたいときであれば比較的活用しやすいだろう。
- ただ、装備で剥ぎ取り鉄人を発動させるよりは気楽に付けられるため、多少なりとも出番はあるかもしれない。
ネコの解体術
- ネコスキルの一種。
剥ぎ取り対象ごとにランダム発動し、【小】なら4分の1、【大】なら2分の1の確率で剥ぎ取り回数が増える。
同時に発動した場合は個別判定なので、都合62.5%で剥ぎ取り回数が増えるが、2回分増えることは無い。
上述した通りMH4Gまでは剥ぎ取りスキルと重複したが、MHX以降は重複しなくなっている。
- MHRiseでは本作の仕様上「おだんご解体術」と言う名称に変更された。
撃退したイブシマキヒコ、ナルハタタヒメが残していく欠片は、やはり効果対象外である。
剥ぎ取りの極意
- MHFに登場する消費アイテム。
主にハンターライフコース及びエクストラコースを継続払いにしている場合、
特典として超激運の御守りと共に配布される。
またはHLコースクーポンをイベントコードに変換して得られる。
ポーチに入れておくとクエスト開始時に1個消費し、そのクエスト中は全ての剥ぎ取り回数が1回増える。
が、この効果で増えた分の剥ぎ取りではレア素材の入手率が下がるためスキルの完全な互換にはならない。
上述したHC素材に関しては、HC素材の仕様上機能するという見方が一般的。
また、確率自体は高いが尻尾からしか剥ぎ取れないような尻尾素材などの収集にはかえって効果的ではある。
ついでにUNKNOWN(ミ・ル含む)戦やキャラバンクエストでは効果がない。
狩人応援コース
- MHFに登場する課金コース。HC素材の抽選確率2倍と剥ぎ取り回数+1の絶大な効果を持つ。
実質的な剥ぎ取り名人の上位互換といえる。なお剥ぎ取りスキルと重複する。
お値段は3日で3000円とかなり高いが、コース登場から1年ほどは、
HC素材集めやG級モンスターの狩猟の効率化などのためにこのコースに課金するものが後を絶たなかった。
ブーストタイム
- MHFに存在するタイムボーナス。一定条件を満たすと発動する効果の中に剥ぎ取り回数+1がある。
詳細は上記リンクを参照。
報酬ブースト
- MHF-G2で追加された要素。
各種報酬のUP効果の中に「剥ぎ取り回数が無条件で1回増える」というものがある。
当初は非G級ハンターの救済要素だったが、G10以降は常設のボーナスとしては廃止され、
イベントやキャンペーンとしてG級含む全ハンターにも開放される要素となっている。
詳細は上記リンクを参照。