- 種族
- 草食種(海竜目 首長竜亜目 エピオス科)
- 別名
- なし
- 英語表記
- Epioth
- 危険度
- MH3・MH3G:★1
- 登場作品
- MH3, MH3G
目次
特徴・生態
- 比較的深い水深の海や大河などに生息する水棲の草食種モンスター。
オールのような形状の四肢や先端がヒレ状に発達した尻尾などが特徴で、
水中のイキツギ藻などを主食としている。
ラギアクルスやアグナコトルなどの海竜種モンスターと共通の祖先を持つが、
その中でも特に水中での活動を重視した進化を遂げた種である。
- 泳ぐ事に適した形状の四肢を駆使して水中を自由に泳ぎ回り、
時々呼吸や日光浴のために水上まで浮上してくる。
しかし、体格の大きさや四肢の形状から陸上での活動は不得手であり、
陸上にまで上がって来る事は滅多に無い。
肉や内臓などは食用になり、中でもキモは貴族にも人気の高級食材として知られる。
しかし、前述したように陸上にはほとんど上がって来ないため、
エピオスの狩猟は水中で行わざるを得ない場合が多い。
- 非常に大人しく臆病な性質で、普段はのんびりとした動きで悠然と泳いでいるが、
大型モンスターと遭遇するなどして身の危険を感じると、
途端にパニックを起こし、水上で呼吸する事さえも忘れてがむしゃらに泳ぎ回り逃げ惑う。
暴れ始めたエピオスは人間の遊泳速度ではとても追いつけないほどの勢いであり、
体格の大きさもあって巻き込まれると怪我をする恐れもあるので要注意。
概要
- MH3で初登場した草食種のモンスター。水棲の草食竜。
非常に大人しいのでこちらから仕掛けなければこの上なく人畜無害。
しかし彼はガーグァに匹敵する程臆病で、
一度パニックに陥ると暴れまわり、これに巻き込まれるとダメージを受けてしまう。
- 個性的な素材は無く、剥ぎ取ってみるとルドロスと同じような素材が手に入る。
このため、その辺を遊泳していても見向きもされず、敢えて狩ろうというハンターも皆無に近い。
- ちゃんと攻撃モーションが存在し、漁獲モリ等でつつくとタックルで反撃してくる。
しかし大抵はハンターに一発殴られただけで死んでしまうので、お目にかかる機会はほとんどない。
- MH3では序盤にエピオスからモンスターのキモを手に入れて納品するクエストがあるのだが、
エリア10には一体のエピオスしか湧いておらず、必要な量が集められない。
そしてエリア11に行くとなんと唐突に現れたラギアクルスに仕留められるという衝撃のムービーが挿入される。
早い話がこのクエスト、この作品のトラウマクエストなのである。
- ルドロスと違い陸にも上がらないので、水中に入れるMH3とMH3Gでしかお目にかかれない。
- MHXでは、
- 過去作よりモスとガウシカが復活
- 個性派の新入り、首鳴竜リモセトスと雲羊鹿ムーファ(+ムーファの幼体であるフェニー)が登場
- アプケロスに初めての固有アイテム「アプケロスのキモ」が与えられる
- 草食種モンスターの素材をベースとした武具が過去作とは比較にならないほど大量に導入
更に言えばMHXではこれまでのシリーズの中で最大となる10種もの草食種モンスターが登場しているが、
水中戦はないのでエピオスだけ欠席という形になってしまった。
……不憫な。
- 時が経ちMHRiseでは生息地の一つである水没林がシームレスマップとなって復活し、
フロギィやルドロス等の水没林仲間も復活する中、やはり未登場となってしまった。
今作にも水中戦は無く、フィールドはMHP3の様な陸上戦仕様なので
登場させようにも水位が足りないということなのだろうが、
ガライーバやジュラトドスの様に背の低い水場でも泳げる様にしたり、
いっそアザラシ等の様に地面を這い回れる様にしてくれてもよかったのに……。
特にガライーバは同期なのに……どこで差がついたのだ……?
結果、MH3Gから数えて9作品連続、年月にして10年以上という
草食種ではぶっちぎりの長期リストラ継続と相成ってしまった。
……不憫な。大丈夫?絶滅してない?
- 水中版アプトノスというべきモンスターなので、ムービー等ではアプトノス同様ひどい目に逢う。
余談
- エピオスでありエビオスではない。
一文字しか違いは無いが、エビオス(EBIOS)はアサヒグループ食品の「ブランド」。
製品としては指定医薬部外品の「エビオス錠」と「エビオス整腸薬」がつとに有名であろう。
しかし名前を間違えられても、そもそも誰にもそのことを指摘されない事が多い。- エピオスウォーターなる製品名の次亜塩素酸水も存在するが、勿論無関係である。
- 名前の由来はギリシャ語で温厚を意味するエーピオス。
- MHWorldでは開発段階でラギアクルスも登場する予定だった事がGDC2018のインタビューで明かされているが、
その際には沼の様なフィールドでラギアクルスが「泳ぐ」アクションを披露していた。
結局ラギアクルスを含めた海竜種自体は登場しなかったものの、
その設定が活かされたジュラトドスや魚類のナマズ改めガライーバも登場しており、
たとえ水中戦が無くとも完全水棲であるエピオスにも登場のチャンスがあったかもしれない。
- 上述の通りメインシリーズはおろか外伝作品ですら復活の機会に恵まれない
不憫なエピオスであるが、
CG映像作品のモンスターハンター:レジェンド・オブ・ザ・ギルドの冒頭で
古龍渡りの調査に向かう撃龍船のそばを泳ぐ様子を見せ、
CG映像作品という形ではあるもののMH3G以来10年以上ぶりの出演を果たしたのだった。
素材
- 生肉
- 小型モンスターから剥ぎ取れる食用の生肉。
体格が大きいため量も多く、エピオス自体は臆病な上に見た目の割に体力もあまり無いため、
入手自体はそこまで難しくはない。
ただし武器を担いだまま水中を自由に泳げるくらいの運動力が無ければ
エピオスから肉を入手する事は難しい。
- 水生獣の皮
- 小型の海竜の外皮。主にルドロスのものを指す場合が多いが、エピオスからもほぼ同質の皮が入手できる。
一部の個体からはより上質な「水生獣の上皮」や「柔軟な厚皮」などが入手できる事もある。
- モンスターのキモ
- 一部のモンスターから剥ぎ取れるキモ。
エピオスのそれは貴族の晩餐会で食される事もある高級食材である。
- 完全なエピオス固有の素材は存在しない。
彼らから入手できるのは上述したアイテム以外では竜骨【小】のみである。
特に理由が無い場合は他のモンスターを狩るという選択肢も取れるため、
エピオスとの遭遇率を間接的に下げており、同時にエピオスの印象の薄さに拍車をかけている。