モンスター/ガムート

Last-modified: 2024-03-09 (土) 09:35:58
種族
牙獣種(長鼻目 頭殻亜目 ガムート科)
別名
巨獣(きょじゅう)
英語表記
Gammoth
危険度
MHX・MHXX:★5
登場作品
MHX, MHXX, MHXR, MH-R, MHST2
狩猟地
雪山, 氷海, , 極圏

目次

生態・特徴

雪山や氷海などの寒冷地を根城とする牙獣種の大型モンスター。
身体の大部分を包む赤と蒼の鮮やかな体毛と頭部を冠のように覆う重厚な甲殻、
反り返るように伸びた豪壮な牙に長大な鼻を有する。
そしてそれら以上に目を見張るのが、超大型モンスターに比肩するほどの圧倒的な巨体であり、
成体ともなれば小柄な個体でもまず全長20mを下回ることはない。
言うまでもなく現在確認されている牙獣種の中では最大の種であり、
その圧倒的な佇まいからハンターズギルドからは《巨獣》とも呼称され、
一部では『不動の山神』の異名でも知られている。
草食性ではあるが、寒冷地という過酷な環境下に棲息しているために縄張り意識が極めて強く、
外敵を発見した場合は巨体を活かした一撃で叩き潰してしまう。
巨体に見合った大食漢であり、群れは作らずに単独で徘徊し、
餌を求めて移動し続けるために単一の縄張りを持たない。
食料が不足すると極端に凶暴化するとされ、食糧難に陥った個体が雪山付近の村に侵入、
木造の家屋を片っ端から破壊して食したという事例もある。
巨体故に動きは鈍重であるが、気性の荒さと一撃で大地を揺るがす破壊力とを併せ持ち、
ひとたび荒れ狂えば誰にも手のつけられない脅威となる
外敵となる生物を発見すると前足で大地を踏み鳴らし、
長大な鼻を大きく振り上げながら大音量の咆哮で以て威嚇を行う。
戦闘の際にはその巨体そのものが恐るべき凶器となり、
片足を振り下ろそうものならそれだけで大規模な振動が発生し、
体躯を生かしたボディプレスや鼻による叩き付けは雪原を隆起させ、外敵を地面もろとも粉砕する。
鼻は非常に器用に動かすことが出来るのみならず、人間サイズの生物はもちろん、
大型飛竜すら易々と抱え上げて投げ飛ばすことができるほどの蛮力を誇り、
周囲を薙ぎ払う、しがみ付いた敵を引き剥がすなど、攻防共に隙の無い強力な武器として機能する。
また、氷の弾丸で相手を狙い撃つ、雪を丸めて作り上げた雪玉を投擲する、
鼻息で吹雪を巻き起こして一帯を吹き飛ばすなど、雪を用いた多彩な攻撃も操り出すことが確認されており、
近距離では巨体を使った豪快な一撃、遠距離では鼻と雪を用いた大規模攻撃と遠近共に隙が無い。
強靭な肺活量で敵を吸い寄せてから攻撃を見舞うこともあり、高い知能を持つと推測されている。
鼻で吸い込んだ雪を吹き付けることで尾や四肢に雪を纏う性質を持っており、
戦闘の際にはこれを自ら破砕することで破片を炸裂させてくることもある。
雪は甲殻を更に補強する防御壁ともなり、自らの意志で何度でも纏い直すことができるが、
脚部の甲殻が損傷すると付着に支障を来すことが確認されている。
これは雪を付着させるメカニズムに脚部の甲殻の独特の形状が関係しているためだと考えられている。
成体のガムートは分厚い体毛や堅牢な甲殻、圧倒的な巨躯から殆どの捕食者を歯牙にも掛けず、
轟竜ティガレックスとも互角に渡り合い、その爪牙をものともしない数少ないモンスターとも称される。
しかし幼体となればそうはいかず、捕食者に狙われることも少なくない。
そのため、幼体の毛皮は真っ白であり、雪山の保護色となっている。
幼体の最大の天敵は前述のティガレックスで、幼体時にティガレックスに植え付けられた恐怖が大きいほど、
成体になった際のティガレックスに対する攻撃性が激しくなるという。
子育て中のガムートは基本的に母と子の二頭だけで生活を送るが、
一時的に草食種のポポの群れに混ざることがある。
その際母親は子供をポポの群れに紛れさせてもらう代わりにポポの群れを外敵から守る役割を買って出る。
群れを守るために外敵と戦う様子は、人には民を守る英雄のような姿に映ることもあるという。
一方、普段は母子だけで生活しているためガムートの親子は大変深い絆で結ばれており、
特に母親は子供を狙う外敵への排撃がとりわけ激しく、どんな肉食動物よりも凶暴で恐ろしい存在となるという。

概要

  • 四天王の中でも圧倒的な存在感を放っており、”不動の山神”のキャッチコピーを持つ。
    • 他のMHXのメインモンスター(四天王)と比較してずば抜けた巨体を誇り、
      牙獣種という竜とは異なる種族に属している。
      他の四天王が古代林、森丘、渓流と比較的安定した気候のフィールドに適応している*1中で、
      ガムートだけは寒冷地という非常に過酷な環境のみに適応しているなど、異色の存在である。
  • 色鮮やかな体毛を持つマンモスのような姿、頭部を覆う分厚い甲殻と物々しい牙、
    そして超大型モンスターにも匹敵するかという並外れた巨体が特徴。
    PV第1弾を視聴した際、その圧倒的な巨体に度肝を抜かれたハンターは多いだろう。
    寒冷地に生息するとされ、MHXにて復活した雪山のほか、氷海にも登場する。
    • 公式動画では「恐らくドボルベルクより巨大」と言われており、
      小嶋P曰く「通常のフィールドに登場するモンスターの中では最大クラス」だという。
      全長こそアグナコトルやラギアクルスよりやや小さいが、これらのモンスターは全体的に華奢なので、
      体積で考えればガムートは超大型モンスターにも匹敵しかねない巨体である。
    • これだけ巨大だとそもそも罠が通用するのか心配になってくるところだが、
      落とし穴、シビレ罠共にちゃんと機能するのでご安心を。
      罠に掛ければ通常では狙いにくい部位が狙えるようになるので疲労時などに積極的に使って行こう。
      ちなみに、落とし穴にかかった時は片方の後ろ足だけが穴に落ちる。
    • また、この巨体故に体の一部がエリアの外にはみ出していることも多く、
      迂闊に乗ろうとしたら頭が場外にあって乗れなかった等という事態が発生する。
      エリアルスタイルでは、特にガムートの頭の位置に気を付けよう。
    • かなり巨大な体躯を持つが、氷海の洞窟にも侵入する。
      天井のツララが刺さらないか心配になるレベルでギリギリのサイズである。
      狭い洞窟でガムートの巨体はいつも以上に脅威となり、
      貫通弾の適正距離を保てないボディプレス攻撃がほぼ全域に波及といった事態も。
      特にガンナーはこのエリアにガムートが入ってくることを嫌がり、
      エリア侵入直後にこやし玉をぶつけるというハンターも存在するほど。
  • 気になるその大きさだが、大多数の個体は20m前半を記録する。
    これまでのシリーズで牙獣種最大のモンスターはラージャンだったが、
    ガムートは金冠サイズのラージャンのおよそ二倍の体躯を誇る。
    流石に大きめの海竜種には劣るが、これはあくまで全長のみである。
    • ちなみに現実世界に生息するアフリカゾウ(オス)は全長およそ6~7m強、体重6~7トンと言われている。
      つまり数値だけで判断するなら、ガムートはアフリカゾウのおよそ3倍という巨体を誇ることになる。
    もう一つ気になる「体高」については正確な数値はまだ不明。
    しかし、公開されたモンスターサイズ早見表(MHX版)を見てみると、
    なんとウカムルバスの背ビレの頂点とガムートの背中の頂点がほぼ同じ高さ
    ウカムルバスのサイズ設定がMHP2Gの頃から変わっていないと仮定した場合、
    ガムートの体高はおよそ14m前後という事になる。
    ウカムルバスは背ビレによって体高が増えていることを考えると、
    実質的にはアカムトルムやウカムルバスすら上回る体高の持ち主である。
  • この巨体ゆえか、連続狩猟などの塔の秘境や闘技場では最初の相手になることが多い。
    しかし乱入するときは、ほかの牙獣種と同様に雪の中から出現する。
    あの巨体が生体ムービーのように雪の中から鳴き声と共に出現するのは一見の価値あり。
    • 確実に見たいのなら集会所★6の「スリルとショックの氷海ツアー」がお勧め。
      フルフルとザボアザギルを狩るとエリア6に出現する。両方の休眠場所とも近い。
      しかも乱入と違って確実に現れるので、不確定な乱入を待たなくてよい。
  • 瀕死になるとか細い唸り声を上げながら移動するようになる。
    また足元がふらついているからか、足音も普段よりリズムがばらつく。
    普通のエリア移動なのか見分けが付きにくい場合は音に注意してみると良いだろう。
  • ガムートの討伐時、当然ながらあの巨体が地に崩れ落ちることとなる。
    その際に震動が発生し、近くに立っているとふらついてしまう。
    討伐後ということで単体クエストではこれと言った害は無いのだが、
    改めてガムートの重量を思い知らされる演出である。
    • その巨体ゆえ、剥ぎ取り回数は4回
      これは牙獣種が2で初登場して以来の快挙である。
    • ちなみに捕獲した場合は、倒れ込みこそするものの震動は発生しない。
      自らの意思で横になっているためだろうか。
  • また、ボディプレスを仕掛ける際には予備動作と共に軸合わせを行うのだが、
    その際になんと上半身を高く持ち上げたまま二足歩行でハンターを追いかけてくる
    重心の関係か意外とスピードが速く、なによりカメラ最大仰角でも頭が写りきらないほどの巨体が
    今にも倒れ込みそうな状態で迫ってくる威圧感は計り知れない。
    その視界占有率はさながら巨戟龍の如しである。
  • 破壊可能部位は頭部と鼻に4本の脚。
    部位数でカウントすると6か所と大型モンスターでは多めの部位数になっている。
    ただし、脚は一箇所壊せば報酬確定でそれ以上は出現しないため、
    実質的には3か所というカウントで見るべきか。
    • 報酬は出ないが、尻尾にも雪が付いており、それを破壊すれば落し物をするという意味では部位破壊可能か。
      それを入れるなら破壊可能部位数は7となる。
      • 雪甲の破壊も部位破壊に計上すると、脚は二段階破壊×4となるので
        頭+鼻+尻尾雪甲+(脚雪甲+脚本体)×4=圧巻の11箇所となる。
        ただし、脚雪甲は「雪甲塊」など目当ての再生部位だが、脚本体は一ヶ所だけ破壊すれば良い。
        むしろ全部位破壊しようとすれば大抵の場合のその前に力尽きてしまうだろう。
    • ブンブン振り回される上、ガムートの高攻撃力技が集中する鼻の部位破壊は初見ではかなりの難易度。
      耐久力はそこまでないので、叩きつけ後の隙や乗りダウン後に集中攻撃して破壊しよう。
      貴重な「巨獣の鼻棘」を貰うにはコレか捕獲報酬を狙うしかないので、破壊する意義は十分ある。

MHX(X)

  • その巨体を活かしたダイナミックな肉弾攻撃、鼻から冷気を吸い込んで放つ氷属性のブレスを使いこなす。
    牙を地面に突き刺してから振り上げる攻撃や、大きく体を上げる大迫力のボディプレスは
    あまりの衝撃に地面がめくれ上がるほどの威力を誇る。
  • 特徴的な鼻を使った攻撃も豊富で、纏わりつく相手を鼻から息を吹きながら回転することで振り払ったり、
    逆に鼻で吸い込んで相手を引き寄せてから大技をぶちかますといったコンボもこなす。
    ボディプレスで周囲の敵をまとめてぶっ飛ばしたり、大きく振りかぶって鼻を叩きつけたりなど、
    どちらにしても逃げ遅れればシャレにならない大ダメージを受ける。
    しかも距離を離すと結構な頻度で繰り出してくるため、特にヘビィボウガンは間合いの調節にかなり苦労する。
    更には冷気を吸い込み、当たった相手を雪だるま状態にする吹雪を鼻から吐き出す。
    鼻の用途はブレスだけでなく、鼻で巨大な雪玉を放り投げて足元のハンターを狙い撃つこともある。
    また前述のように氷の弾丸を鼻で作り、単発や3連射で遠距離のハンターを狙撃する。
  • 頭部付近で発生する多くの攻撃には盛大な岩盤隆起が付随し、これに接触すると氷属性やられに陥る。
    これらの状態異常でハンターの動きを制限しつつ大技をぶちかますのがガムートの基本戦術であり、
    考えなしに正面から挑むと痛い目に遭うだろう。
    ガムートの狩猟に向かう場合、(慣れていない場合は特に)消散剤とウチケシの実を持ち込んでおいた方がいい。
    • 特に頭を地面に擦り付けるようにして頭突き突進を見舞う攻撃は予備動作も少なく危険。
      頭で巻き上げられた雪煙に当たれば雪だるま、
      本体に当たれば大ダメージ+かちあげと、どちらもシャレにならない。
      しかし回避できれば盛大な隙を晒すため、機動力の高い武器は大技を叩き込むチャンスになる。
      特にソロ狩猟では後足に張り付くのが難しいため、
      敢えて前方中距離に陣取ってこれを誘発するのも一つの手だろう。
  • また、戦闘中に雪面に鼻を突き刺して雪を吸った後それを自分の四肢と尾に散布するという行動を行う。
    勿論…と言ってもいいものか雪など欠片も無い塔の秘境でも平気で地面に鼻を突き刺して雪を散布する。
    この状態の時の四肢は肉質が硬化する他、足を叩きつける攻撃が大幅に強化される
    具体的には叩きつけた時に氷塊が吹き飛んで攻撃範囲が大幅に拡大、被弾すると氷属性やられに陥る。
    更に雪を散布する行動の際に脚元にいた場合は、例によって雪だるま状態にされてしまう。
    この雪纏い行動は怒り状態移行直後の咆哮に続いて行うことが多いが、
    上記の氷塊吹き飛ばしの後におもむろに使いだしたりもする。
    • 雪を纏っている部位を攻撃し続けると次第に剥がれ落ち、最終的に完全に剥がれて落とし物を落とす。
      更に雪の剥がれた箇所に攻撃を加え続けると、甲殻が破壊されてボロボロになる。
      部位破壊報酬が入手できるだけでなくガムートが転倒して大きな隙を曝け出すので
      どうにか相手の猛攻を掻い潜って狙っていきたい。
      なお雪を纏っている間は肉質が硬くなっているが、代わりに火属性に対しては極端に弱くなる模様。
      そのためボウガンの火炎弾を脚に撃ちこむと、面白いように雪を引っぺがすことができる。
      特にライトボウガンの速射を使えば数発で雪を剥がしてしまえるほど。
      脚に付いた雪が無くなれば剣士は大幅に立ち回りやすくなるため、
      ライト使いは積極的に脚を狙うといいだろう。
      ただしダメージが通り過ぎてすぐに倒してしまい、鼻の部位破壊が難しくなるという欠点はあるのだが…。
    • 雪を剥がした状態だと物理は通りやすくなるが今度は逆に火属性がまともに通らなくなる。
      剣士は問題ないが属性弾を主軸に戦う場合、特にライトボウガンは
      これを知らないとソロだと時間が掛かってしまうので注意が必要。
      ちなみにガムート自体は(鼻の部位を除いて)火属性よりも雷属性の方がよく効く。
      物理肉質は近接ならば顔、鼻が非常に柔らかいが弾については
      鼻の45が最大で顔は40と露骨な弱点特効対策が行われている。
    なお、全身に氷雪を纏う生態は、獣竜種にボルボロス亜種という先例が存在している。
    ただし、積雪が全くない環境へ出張した際にも雪を纏う行動に変化はなく、
    更にガムートの場合は纏った雪を攻撃にも用いる点で異なる。
  • 特筆すべき大技は、前脚を大きく持ち上げたままハンターを追跡してから放つボディプレス
    そしてやおら上半身を擡げて繰り出す長大な鼻の叩き付け
    • 前者は震動を伴うのみならず、脚を叩き付けた際に纏った雪が炸裂する場合があり、
      追尾性能も考慮した実質的な攻撃範囲は見た目よりも遥かに広い。
      貫通弾の適正距離にいるガンナーですら、棒立ちならば炸裂した雪が直撃してしまう。
    • 後者の鼻を叩き付ける攻撃はガムートの攻撃の中でもとびぬけて高い攻撃力を持つため、
      生半可な防御力では文字通り一撃で叩き伏せられてしまう。
      更に怒り状態では、一度叩きつけたのち、鼻息を吹きかけて風圧で拘束し
      間髪入れずにもう一度叩きつけるというコンボ技も繰り出す。
      叩き付け後の隙は大きいため、回避できれば大きな攻撃チャンスとなる攻撃だが、
      武器種やスタイルによってはチャンスを生かしきれないこともある。
  • 拘束攻撃は鼻でハンターを捕まえ、地面に叩き付けるもの。
    ゲージの長さこそ並だが、ダメージがかなり大きく、怒っていると致命傷になりかねない。
    崖から落ちても無傷なハンターが大ダメージを負う辺り、その蛮力がうかがえる。
    使用頻度は低いが、こやし玉は持ち込みたい。
  • 以上のように、巨体や雪に囲まれた環境をフルに活かした高威力の攻撃が持ち味であるガムートであるが、
    代表的な攻撃の殆どが上半身に特化しているという弱点が存在する。
    このため後方を陣取るように動けば、ボディプレスや鼻を叩き付ける攻撃などといった
    大技に被弾する機会が激減し、力尽きる危険性が極端に低くなる。
    ただしこの弱点はガムートも理解しており、
    壁やエリア移動口までバックして後方を守ったり(通称「車庫入れ」)、
    鼻での薙ぎ払いで無理矢理後方に振り向いたり、後脚を蹴り上げて後方へ雪の塊を飛ばしたり、
    ハンターが前方にくるように巧みに位置調整をしたりと、
    「後ろは取らせん」と言わんばかりに様々な対策を練ってくる
    また、後方は飽くまで大技が当たりにくいだけで決して安全地帯というわけではない
    寧ろ後方に陣取った場合、巨体で視点が覆い尽くされてしまいガムートのモーションが読みにくくなるため、
    不意の雪玉投擲や足踏みの餌食になる可能性は高くなる。
    特に後方への雪塊飛散が危険なので、後脚に雪が付いている場合は注意しておこう。
    先に後足を破壊し、雪塊飛散を封じてしまうのも手。
    • G級では、この弱点を補うためかボディプレスと見せかけて
      ヒップアタックを繰り出してくることがある
      威力はボディプレス並みに高い上に見た目以上に攻撃範囲も広く、
      上位までのように思考停止で後方に張り付いているとまず逃げ切れずに潰されてしまう。
      対処法としては、ヒップアタックを行う直前は必ず後方を見つつバックするため、
      直立したガムートが後ろに寄る素振りを見せたらすぐさま前方に移動するか、
      急いで離れるかすればまず食らうことはない。
      ただしボディプレスにもバックで軸合わせしてから前脚を叩き付けるパターンがあるため、
      判断を見誤ってしまうと
      ヒップアタックと思って前に移動したらバックからのボディプレスでした
      という事故に発展しかねないので注意。
      • 当たると氷属性やられ+雪だるまとなる。振動範囲も広め。
      言い方を変えると、後方対策で強化された点はこのヒップアタックぐらいであり、
      やはり後方が手薄であることに変わりはない。
      このヒップアタックと雪での攻撃にさえ注意していれば、G級でも後ろで攻め続けた方が安全である。
  • また、G級行動として上記のヒップアタックの他に雪玉投げの性質も変化している。
    それは、投げ飛ばされた雪玉が複数に分離、破片として現れた氷塊がハンターに向かって落ちてくるというもの。
    この氷塊は対象を正確に狙って飛来するので、動き続けていなければ確実に当たる。
    ただし雪玉も氷塊もガムート本体に当たると砕け散るため、ガムートの近くに寄れば安全になる。
  • 発覚時や怒り移行時に咆哮をするのだが、これが判定時間・拘束時間ともに非常に長い。
    判定はエフェクトが出ている間発生し続け、フレーム回避はどう頑張っても無理。
    他モンスターなら適当に使っても問題ない絶対回避ですら、
    雑にタイミングを計ると無敵時間後に拘束されることもある。
    一方で拘束時間の方は意外と問題にならない。
    ガムートのモーションも相応に長いため、追撃を喰らうことはあまり多くないからである。
    • 実はその体格に似合わず咆哮は【大】ではなく【小】のため、高級でない普通の耳栓で防げる。
      大技や連撃を叩き込む絶好のチャンスとなるので、可能ならぜひ対策をして挑みたい。
  • 甲殻に覆われた頭部はいかにも硬そうだが、
    実際には斬打ともに肉質55を超え、弾も40通るためむしろ弱点と呼べる部位である
    そこから伸びる牙はディアブロスの角よろしく硬いのかと思いきや、
    実は頭と同じ部位として扱われているのでこちらも弱点。そして鼻は頭部を更に上回る弱点。
    つまり前述の通り攻撃が上半身に集中するガムートだが、弱点も体の前方に集中しているのである。
    安全に狩りたいのなら後方から攻めるべきだが、
    攻撃をさばける腕があるのなら正面から立ち向かった方が俄然狩猟タイムを短縮できる。
  • ガードができる武器であれば、正面に張り付いてひたすら鼻を攻撃する戦法が取れる。
    ガムートの前方向での攻撃は威力は高いが隙が大きい動きもあるので、鼻の部位破壊を狙うときはためしてみよう。
    • なお、ガムートが前進してきた場合は要注意。
      脚元まで入り込んでしまうと鼻や前脚での攻撃でめくられてしまい、ガードが機能しなくなる。
  • これまでになかったタイプの骨格と巨体のため、乗られた時の反応も独特。
    まずハンター側は頭頂部にしがみ付き、あの頑丈な頭殻に向かってナイフを突き立てる
    一方のガムートは身体ごと頭を振り乱し、その強度にものを言わせて頭殻や牙を激しく地面に叩き付ける
    ドカンドカンと豪快な音が鳴り響くが、
    ウカムルバスのようにクレバスができたり雪崩が起きたりはしないのでご安心を。
    暴れている時間がなかなか長いので、スタミナには注意しつつ冷静に乗りこなそう。
    • 時々咆哮も行うが、これまた時間が長い。しかしその性質上耳栓があると大きなチャンスになる。
  • 獰猛化個体の場合、特に、鼻先にオーラを纏った場合は要注意。
    鼻払い突進、回転振り回し、雪まとい、雪玉投げ、氷弾などの小技系が
    氷塊粉砕シコ踏みぐらいの大ダメージ+各種状態異常となり、
    当然の如く間髪を入れずにボディプレス系の追撃が圧し掛かって来る。
    通常個体なら圧殺系の追い打ちを喰らっても剣士であれば体力半分ぐらい残る程度は耐えられるが
    (ガンナーの場合も、怒涛の連続攻撃後の威嚇の間に離れて態勢を立て直す程度の微量は残る)、
    獰猛化のオーラ攻撃ともなると次の一撃を喰らえば剣士であっても瀕死の大ダメージになる。
    圧殺プレス系の大技に関してはオーラの有無に関わらず絶対に喰らってはいけない。
    スピードそのものは元が緩慢なので地味にターボ化しても差ほど脅威は無く、冷静に避けられる。
    • 図体に見合うだけの高体力が獰猛化によって更に増大されているので、
      通常個体相手のつもりで普通に戦っていると削り切れずに時間切れになる場合も起こり得る。
      大技やオーラの部位に警戒しつつも積極的に攻め続けなければならない点では、
      継戦力と集中力の持続の面で別の苦労を強いられる。
  • わりと気が付きにくいが、実はガムートは獰猛化によって肉質が大きく軟化するモンスターの一種である。
    と言うのも、軟化する部位は前述で触れた頭部である。
    その肉質はなんと鼻より柔らかい斬撃82・打撃90・弾丸60
    頭部が柔らかい事で知られるリオレイア並の柔らかさに変化する。
    • 高い位置にあるためダウン時以外狙いづらいが、
      エリアルスタイルならばダウンさせずとも集中的に攻撃出来る。
      特に打撃武器であれば乗りとスタンで頭への攻撃チャンスを増やせるため非常に相性がいい。

OPムービー

  • MHXのOPにも出演。
    地響きを轟かせながら雪原をのし歩く堂々たる佇まいは、正しく「巨獣」。
    他のMHXメインモンスター達と同じく旧作メインモンスターとの戦いが描かれるが、
    ガムートに挑むはMHP2の看板モンスター、轟竜ティガレックスである。
    • 巨獣の闊歩による振動で目覚めたティガレックスは、その振動の主に遥か上空から飛び掛かり奇襲を仕掛ける。
      だが、ガムートは怯むどころか逆に長大な鼻でティガレックスを絡め取って投げ飛ばす
      雪原に叩き付けられたティガレックスだが、即座に体勢を立て直し、ガムートと正面から向き合う。
      そして再び飛び掛かるティガレックス、鼻を振り上げ迎え撃つガムート。
      両者が激突する瞬間、画面が暗転して場面が移り変わる…。
    実際に視聴すると分かるが、大型モンスターの巨体と巨体がぶつかり合う、怪獣映画顔負けのド迫力映像である。
    その様子は、正しくティラノサウルスvsマンモスだろう*2
    • とはいえ、雪山のモンスターの中で特に大型であったティガレックスも、
      いざガムートに食らい付けば巨象に襲いかかる肉食獣といった程度のスケールにしか見えない
      ガムートがどれ程巨大であるのかが分かるだろう。
  • かなり不利な体勢から奇襲を受けながら、ダメージを受けるどころか全く動じず
    逆に圧倒的な怪力で以ってティガレックスをブン投げる辺りは、流石『不動の山神』といったところだろう。
    それ故に、そんなガムート相手にも諦めるどころか
    臆する事なく正面から飛び掛かるティガレックスの獰猛性もまた際立っていると言える。
    • なお、現実でのライオンやトラなどの肉食獣は、
      サイや水牛といった自分より体格の大きな獲物を襲う場合、
      獲物の頭に飛びついてそのまま自分の全体重をかけ、
      飛びかかった衝撃と自らの重みで相手の首の骨を折って殺すという。
      今回のオープニングはそのような狩りの風景を髣髴させるシチュエーションだが、
      20m近い飛竜の急降下の衝撃+体重を受けてもビクともしないガムートを見る辺り、
      さすがは現実の猛獣とは次元の違うモンハン世界のモンスターだと言える。

生態ムービー

  • 雪山でのガムートの生態を描いたムービー。
    • 猛吹雪の雪山を歩く3体のブランゴ
      前を見ると大きなかまくら状の小山に横穴が一つ空いており、吹雪を避けようとブランゴ達はその中に入る。
      空洞の中には長い管のようなものが横たわっていたが、それが動き出すと同時に空洞が激しい振動に見舞われる。
      小山の正体は雪に埋もれていたガムートで、ブランゴ達が入りこんだのはそのガムートの腹の下だったのである。
      たまらず飛び出してきたブランゴ達を見つけたガムートは身体を大きく持ち上げてボディプレスをぶちかまし、
      ブランゴらはその衝撃に吹き飛ばされそうになりながらも必死にガムートの下から逃げ去って行った。
      ガムートはそんなブランゴ達を脇目にゆっくり歩き出した所で終了となる。
    荒々しいモンスター同士の抗争や弱肉強食の光景を描いたディノバルドおよびライゼクスのものとは違い、
    “普段”は大人しいガムートがたまたま近づいてきたブランゴを軽く追い払う程度の内容となっている。
    後の開発陣のインタビューによれば
    「ガムートは自分よりも小さなモンスターについて気にしない、という“王者感”を見せたい」
    と要望したとの事。どうやら雪山の王者はブランゴを潰すつもりはさらさら無いようである。
    • ブランゴが雪に埋もれたガムートを洞窟と勘違いしたのが発端なわけだが、
      そもそもガムートはなぜ自分の体が雪に埋まるまで雪山の只中につっ立っていたのだろうか。
      現実のゾウなどの草食動物も立ったまま寝る習性があるのを考えると、
      おそらく居眠り休眠でもしていたのだろうか?
  • ちなみに、モンハン部にはこれをネタにした4コマ漫画がある。
    気になる人は入部してみよう。

派生作品

MHSP

  • 狩魂02弾「山神と電影」のメインモンスターとして堂々参戦。
    さすがに余談の幼体の状態での戦闘は無理があると判断されたか、デフォルメされた見た目となっている。
    ポポの群れから独り立ちした後なのだろう。
    体毛は成体ガムートのような紺色ではなく白色がかった水色で、
    白い体毛の幼体から紺色の体毛の成体への過程期を意識したものとなっている。
  • 初期狩力は45
    現時点では牙獣種唯一の3段階巨大化するモンスターである。でもすぐラージャンが来るからなあ
    ガムートのタフさはしっかり能力に反映されており、能力傾向は防御に優れる。
  • 能力的には完全上位互換のクシャルダオラ龍風圧の存在が痛い。
    が、幸いな事に「山神と電影」ではクシャどころか他の氷属性使いがザボアザギルしかいない。
    また、他のメインモンスターが★5までトモに出来ないのに対しガムートは唯一★4で入手できる
    下位互換とは言え全体的な能力は高水準である為、手軽に戦力を得たいハンターにはお勧めだろう。
    但しディノバルド(特に燼滅刃)相手だと焼き潰されかねない。相手選びは慎重に。
  • 特殊攻撃は「ギガントスタンピート」。まさかの横文字である。
    発動時に何故かフィールドが氷海に変わり、相手を鼻息で拘束して
    鼻叩きつけ⇒本編を超える連続スタンプ⇒大地諸共に相手を粉砕すると言うえげつないコンボで攻撃する技。
    ちなみにガムートの特殊攻撃はこれ一つである。これは共にメインモンスターを務めるライゼクスと同様。
  • 余談だが、マーベラス陣もガムート登場はかなり苦心した様子。やはりデカすぎるのが最大の問題だったのだろう。
    • 実際、モンスタースキャン画面では明らかにガムートの立ち位置が後方に設定されていたり
      幼体の時点でも攻撃開始時に完全に画面いっぱいでギチギチにはまっていたりしている。
    • そのくせスキャン時は他のモンスター同様上から急速落下してきたり
      しっかり回避(?)モーションも与えられたりしている。お疲れさまである。

MHXR

  • ver.6.3アップデートにて実装された。
    MHX四天王の中では最後に追加されたモンスターとなる。
  • MHXRでは巨大な雪玉を引き抜いて放り投げる攻撃が変化しており、
    放り投げた後にフィールド中へ無数の雪玉が雨あられと降り注ぐようになっている。
    しかも終わり際にはトドメとばかりにそれまでの数倍は大きな雪玉も降ってくる。
    そんな中でもガムートは平常通り行動するため、
    ガムートに注意しつつ雪玉を全てかわし切るのは至難の業。
    対処法は、ガムートの下に潜り込むこと。
    こうすることでガムート自身が雪玉を防ぐ盾となるのである。
    ただし、単に足元へ移動した程度では雪玉の被害を被ってしまう場合も多い。
    踏みつけなどには十分注意を払いつつ、しっかりと足の内側へ潜り込もう。
  • ちなみにMHX四天王の中でもひときわ異彩を放つ武器名に定評のあるガムートだが、
    本作では(今のところは)武器名も他シリーズにおける生産段階のもので落ち着いている。
    ただし武技名では「巨獣【頭刃」「巨獣【爆砲」など、あのネーミングの片鱗を見せている。
    やはり上記の例で言えば、
    「きょじゅう【ズバ】」や「きょじゅう【バホ】」と読むのが正しいのだろうか…。

MHST2

  • MHST2でとして揃って登場。その体格も相変わらずの巨体。
    他の四天王は全員ボスとして登場する中、ガムートだけ省られるという不遇な目にあっている…訳ではない。
    ストーリー序盤から中盤にかけて、ポポの群れの近くでキングモンスターとして寝ているガムートが登場するのだ。
    元々キングモンスターは別格の強さを誇っているが、その中でもガムートは異様に強い
    それもそのはず、ガムートはなんとHP19780・攻撃力288と言う場違いにも程がある性能になっており、
    生半可な状態で挑むと全体攻撃で全滅は免れない。
  • 攻撃パターンは、パワー攻撃を数回の後に雪吸いで雪を纏い、
    その後にアイスランチャー(これもパワー攻撃)を数回の後に
    大技のホワイトスタンプを繰り出すというもの。
    最後のホワイトスタンプが厄介であり、三すくみ属性を持たず、
    絆技などを使っても止める事が出来ない全体攻撃であるため、これを何とか耐える必要がある。
    • パワー攻撃にはシビレ罠が有効なはずであるが、古龍でもないのになぜか一切通用しないマヒにはなるのに。
      あまりに身体が大きくて、ハンターと比べて狩猟知識の劣るライダーでは無理という事だろうか?
  • ホワイトスタンプは雪を多く纏っているほど、
    つまり(雪吸い後の)未破壊部位が多いほど威力が上がるという性質があり、
    全部位が健在だとまさしく即死級の全体攻撃と化すが、
    逆に全部位を破壊できていれば(正確には雪を纏わない胴体は除く)、
    小型モンスターの一撃にさえ劣るほどの威力でしかなくなってしまう。
    パワー攻撃を繰り出しているうちにオトモンを切り替えつつ
    真っ向勝負やダブルアクションで絆ゲージを満タンにしていき(雪吸い後はこれで部位耐久値も削っておく)、
    ホワイトスタンプを繰り出そうとしたら一気に絆技を連打して部位破壊していこう。
    全部位は破壊できなくとも、よほどのレベル差でもなければ十分耐えられる威力には落とせるだろう。
  • あるいは、ライドオン状態の仕様を利用する手もある。
    オトモンにライドオンしている状態で大ダメージを食らった場合、
    ライドオンが解除されつつも必ず体力が1残るので、これならばホワイトスタンプも耐えられる。
  • ライダーとオトモンで同時に回避スキルを使うという手もあるが、
    オトモンの回避スキルはレウスがLv30で習得、
    全体回避スキルはストーリー終盤のサブクエストで習得と、どちらもガムート初登場時には間に合わない。
  • …と、ここまでキングモンスター個体の脅威について述べてきたが
    実はとある条件を満たしていれば低レベルでも容易に討伐が可能となる。
    その条件とは『パーティに同行する共闘キャラクターがいないタイミングである事
    ガムートの攻撃はホワイトスタンプ以外全てパワー属性なのでダブルアクションによる完封が容易であり、
    共闘キャラクターがいなければ真っ向勝負を妨害される恐れもないし、
    共闘キャラのライフ切れで敗北する心配もない。
    ホワイトスタンプは上記したようにライド状態でやり過ごす。
    これを徹底する事で低レベルでも100%勝ててしまうのだ。
    • 共闘キャラクターがいなくなるタイミングは限られており、
      大抵は少しストーリーを進めるとすぐに誰かしらが加入する様になっているため、
      そもそもこの戦法を利用できる機会が非常に少ないのが難点である。
    • なおオトモンの項にあるように、オトモンとしてのガムートは能力のクセが強く
      ガムート素材の武器や防具もこの段階では生産不可能なので、
      伝承の儀で遺伝子を剥がすならともかく、キングモンスター個体を早いタイミングで倒すメリットはほぼ無い。
  • ちなみに宿敵のティガレックスはスピード型のオトモンである。
    ガムートとの対決では心強い味方になり得るだろう。
  • 物語終盤でも凶光化個体が普通に歩いているが、ステータスだけで言えばこの後に出てくるボスよりも遥かに強い
    ただ、あちらと違って搦め手を一切用いず、行動パターンも極めて単純なため、
    部位数個破壊したホワイトスタンプをやり過ごせるだけの耐久があれば負ける要素はない。

オトモン

  • オトモンとしてはパワータイプで「咆哮」と「超岩砕き」のライドアクションを持つ。
    • ガムートの咆哮は持続時間が長いが、これはメリットにもデメリットにもなる。
      メリットとしては、ややバラけた野生モンスターの群れもまとめて怯ませられ、安全に通過できる。
      一方、デメリットとしては移動以外の操作受付までも長くなるため、咆哮後に宝箱を開けようものなら
      開けてる間に先に怯みから復帰した野生モンスターに背中からエンカウント→不意打ちの流れが非常に起きやすい。
    • ライドアクションの「超岩砕き」は、ウルクススやイャンクック等が持つ岩砕きの上位互換技。
      岩を砕くモーションは、前足を大きく振りかぶって叩きつける大動作で迫力満点。
      • 何気に本作では最も早い段階で加入する超岩砕き持ちオトモンとなる。
        通常の大岩だけでなく、色のついた色の岩も破壊できるが、出番が出てくるのはベルガ地方以降。
        一応、この時点でも超岩砕きでないと破壊できない岩があり、裏に宝箱があったりするが、
        スルーして困るようなレアアイテムは無いので無視してもいいだろう。
      • ベルガ地方に入れば、さすがに「超岩砕き」を持つブラキディオス等の加入が狙えるため、
        この超岩砕きだけを目当てに最速加入を目指すべきかは微妙なところ。
  • 能力は耐久特化。ウラガンキンを差し置いてHPは全モンスター単独トップ
    更に回復力は2位、属性防御力も古龍に匹敵するほど高水準(だいたいバサルモス位)となっている。
    その反面、攻撃力・素早さ・会心率が軒並み低く火力面にはほとんど期待できない。
    • 成長タイプがかなり大器晩成型であるため即戦力としての活躍が見込めない。
      ストーリー攻略中のレベル帯だと頼みのHPですら他オトモンより遥かに低い。
      こんな所にまでドスポポ要素を持ち込まれても困る
      加えて攻撃スキルも大味な技が多く、利便性を高めようとすると遺伝頼りになる為、
      時間をかけてじっくり育成してナンボのオトモンになる。
    • キングモンスター個体にペイントボールを使えば、ストーリーの早い段階でオトモンにできるが、
      即戦力になるティガレックスやモノブロス、ジンオウガと違って、育成には手間ががかる。
      上記の特徴から、ストーリー中盤のこの時点で活躍させる事はなかなか難しい。
      • ライドアクションの超岩砕きをこの時点で入手できるのは魅力だが、
        超岩砕きでないと壊せない岩はこの時点ではほぼ出てこないため、無理して仲間にする必要は薄いだろう。
        ストーリー中どうしても氷属性パワータイプのオトモンが欲しいという場合でも、
        少しすればボルボロス亜種が出現する為、ガムートに拘る必要はあまりない。
      • 一応、四天王繋がりかライゼクスの帰巣率アップ条件となっている。
        遭遇するのはだいぶ後であるがライゼクスは強力なオトモンであるため、
        それを見越してガムートをパーティーに入れて育成しておくのも有りか。
  • アクティブスキルは氷まとい遺伝子【大】の「スノーアーマー」、
    タックル遺伝子【大】の「スノーリムーバー」、そして投擲遺伝子【大】の「アイスランチャー」を持つ。
    • スノーアーマーは自身の氷属性攻撃力が小アップし、防御力が中アップする。
      勿論雪を纏った姿になり、上昇する防御力の倍率もバサルモスのカチコチボディと同じ。
    • スノーリムーバーパワータイプの全体氷属性中ダメージ攻撃。
      雪崩の如く相手全体を雪で押し流す技で、接触技扱いのため会心が発生することもある。
    • そしてアイスランチャーパワータイプの単体氷属性大ダメージ攻撃で、
      中確率で2ターンスキル封じ状態にすることがある。
      巨大な氷塊を掘り出して投げつける技で、こちらは遠隔技扱いのため会心が発生しない。
    単体攻撃・全体攻撃・バフと四天王らしく取り揃えた構成になっている。
    苦手なスピード対策もザボアザギル辺りからアイススピアーを伝承すればOK。
    ただやはり火力不足は解決しづらいか。
  • いっそ攻撃面は潔く諦めてバフ・デバフ・回復等サポート特化の文字通り不動の山神にする手もある。
    現状では一番実用性のあるカスタマイズ。
    • 尚、対人戦では規定ターン数経過すると残機の数に関わらず力比べによる勝敗がつくことが判明しており、
      高い耐久力で敵の攻撃を受け切り、連打コントローラーで力比べに勝利する、
      いわゆる害悪型ガムートも出没している模様。
  • オトモンに出来るモンスターの中ではもちろん最大級の大きさを誇る。
    長さではラギアクルスなどに劣るものの、体高や占有面積はグラビモスなどを抑えてトップクラスである。
    ガムートを乗り回すだけでもかなりの爽快感なので、
    使う予定が無いと言う人でも是非とも一度乗ってみるのは如何だろうか。
    非常に大きいため乗り降りがかなり大変そうに見える
  • 絆技はサイレントアバランチ
    雪山にてガムートがその圧倒的な巨体の勢いで前足を叩きつけて岩盤を粉砕サイレントとは?
    岩盤を粉砕した衝撃で雪崩が発生して相手を巻き込むというもの。見た目通り全体攻撃。
    • おそらく技名の由来はSilent+Avalancheということで静かな雪崩という事だろう。全然静かではないが
    • 余談だが、某ハイスピードロボットアクションゲームのシリーズ4作目に、同名の狙撃部隊が登場している。
      彼らは南極に建設された発電施設を防衛しており、機体が雪のように白いカラーリングをしているのが特徴。
      偶然名前が被っただけだろうが、寒冷地帯で雪を纏いながら戦うガムートとの共通点が見られて中々面白い。

武具

  • 公式HPでは、ガムートの素材から作られたと思われる剣士用男性・女性用防具と、
    チャージアックス、操虫棍が掲載されている。
    いずれもガムートの特徴的な毛皮をふんだんに用いた物凄くモフモフした外観が特徴。
    アクセントとして一部には甲殻を用いた装飾があしらわれている。
    詳しくはガムートシリーズ及びガムート武器を参照の事。

余談

  • ガムート生誕の切っ掛けは、
    チームのメインプランナーが「マンモス」のモンスターを数年来作ってみたかったらしく、
    それをモチーフに伝説の巨人「サイクロプス」や
    ヘカトンケイル」などのイメージをブレンドし、デザインされたという。
    一つ目のような肩の模様や頭殻、そして、男性用頭装備には上記のデザインが反映されている。
    なお、名前の由来はヒンディー教における神の一人で象の頭を持つガネーシャ(Ganesh)と
    マンモスの1種:マストドンの英語表記の1つである"Mammut"*3を組み合わせたもの。
    • また、脚部の甲殻はゾウガメといった亀類の脚などをモチーフにしており、
      雪のひっかかる部分は逆向きのトゲで表現している。
      中央が大きく尖って二つに分かれたヒヅメの部分は、
      雪国の除雪に使う列車「雪かき車」の先頭部分を意識した形状となっている。
      • ただ、報酬に「とがった爪」が入っていることもあり、
        "ゾウ体形の草食大型牙獣"という独自性と"システムの都合"の板挟みから、
        首を傾げる素材が並ぶこともある。
    • ガムートのモチーフとなったゾウの頭蓋骨の正面には、
      長大な鼻に見合う、それこそ巨大な眼窩にも見える鼻腔が1つ開いている。
      このため、実物のゾウを見たことがなかった古代ギリシャの人々は、
      その頭蓋骨から頭部前面に1つ眼を具えた怖ろしげな巨人
      即ち上記のサイクロプスやヘカトンケイルといった怪物をイメージしたともいう。
      もしかしたら、このような逸話もデザインに反映されたのかもしれない。
    • ちなみに別名の"巨獣"は文字通り「大きな獣」という意味の熟語であり、辞書などにも載っている。
      一般的な熟語がそのままモンスターの別名になるというのは珍しい。
  • 寒冷地に生息する、象をモチーフとしているなどポポとの共通点が多く、
    名前が明らかになっていなかった当初は「ドスポポ」などと呼ばれて親しまれていた。
    実際は上記の通り、ポポとは比較にもならない圧倒的な戦闘力を持っているのだが…。
    なお、初めて顔を合わせることになるクエストもポポ関連のクエストだったりする。
    • とか言っていたら、2016年に開催されたモンハンフェスタにおいて
      このガムートとポポの意外な関係が明らかとなってしまった
      成体のガムートはティガレックスの爪牙を物ともしないとされるほどの実力者だが、
      幼体時は他のモンスターと同じく捕食者が大きな脅威となり得る。
      そのため外敵に見つかりにくいように、幼体の体毛は保護色として白くなっているという。
      それだけでなく、ガムートの幼体は一時的にポポの群れに紛れることがあるとされ、
      ポポ達もそんなガムートの子供を排斥しようとはせず、群れの中に受け入れる。
      その代わり成体のガムートは子供がいる間はポポの群れに付き添い
      この群れに敵が迫ると自らが盾となり結果的に己の子供だけでなくポポの群れも守るのだという。
      • ガムートの幼体がポポの群れに混ざる理由については、
        敵の狙いを分散させ自身の生存率を上げることができるほか、
        成体1頭では対処し切れない可能性のある捕食者による襲撃、
        例えば小型肉食竜の群れによる奇襲などに対して保険を掛けられるためであろう。
        ポポの方は幼体共々ガムートの成体による庇護にあずかれるため、こちらも願ったり叶ったりである。
        ハンターとの戦いで逃げ遅れたポポが、ガムートに踏み潰される事があるというのは内緒。
        まぁゲーム内だけでの現象だろう…たぶん
      • なお、現実世界のアフリカゾウの群れを見れば分かる通り、
        同種の生物で群れを成す方が繁殖的にも有利である*4
        ただし言うまでも無いが、草原地帯に住むゾウと違い
        ガムートが棲むのは植物が少ない寒冷地であり、群れを作れば食糧難に陥るのは必至であろう。
        事実、モンハンフェスタでは『一匹一匹が大食らいなイメージがあるので』として
        群れを作らない理由が明言されている。
  • モンハン部公式Twitterのあるつぶやきによると、
    ゲーム中に登場するガムートは全てであるようだ*5
    • ちなみに、アフリカゾウの場合も群れを率いているのは年配の雌の個体であるが、
      アフリカゾウの雄はとりわけ凶暴で、繁殖期ともなれば雌の群れからも外敵と見なされる程の脅威とされる。
      もしかすると雄のガムートは、ゲーム中の雌のガムート以上に危険な存在なのかもしれない。
  • 前述した通り、モチーフはずばりマンモス
    その中でも有名なケナガマンモスがデザインベースであると思われる。
    実際、雪山をのし歩くガムートのビジュアルは
    完全に「氷河期のマンモス」という一般的なイメージの視覚化である。
    • ただし現在は、当のケナガマンモスが生息していたのは
      乾燥した冷帯(亜寒帯)草原だったという説が根強い。
      ケナガマンモスが絶滅した理由のひとつも、氷河期末期の気候変動によって草原地帯が豪雪地帯に変化し、
      餌場を失ったマンモスたちが雪の中で食糧不足に倒れていったからだと言われている。
      やはり雪原地帯で、ゾウ並みの巨体を支える食料を確保するのは困難だったのだろう。
      それを鑑みると、単独とは言え極寒の雪山や氷海で生きられるガムートの燃費の良さや、
      現実のゾウを遙かに越える彼らの巨躯を支えうる、モンハン世界の寒冷地の豊穣さは凄まじいの一言である。
      ガムートは現地人が作った木造建築を破壊して食べたりもしているようなので、
      その辺りの見境なさも寒冷地で生きていける秘訣なのかもしれない。
  • アフリカゾウの約3倍の全長を誇るガムートであるが、
    この場合体重はおよそ27倍になるため、その重量は100トン以上になる可能性がある。
    栄養価などで上下はするが、アフリカゾウを基準にすると
    少なく見積もっても植物と水を合わせて一日20トン以上の食事を要することに。糞も軽く数トンは出す計算。
    現実世界のゾウも、その旺盛な食欲と個体数の増加によって生息地の植物を食い荒らした結果、
    植生の回復も追いつかず水源も枯渇し、周囲の自然環境を破壊する一因になることがあるという。
    もしや、雪山や氷海に植物が少ないのはこいつらのせいでは…?
    また大型草食獣全般に言えるが、
    大量の植物のみならず水もバキュームカーのように呑みまくる*6ことを考えれば、
    液体の水が乏しい点で氷雪地帯はかなり過酷な環境と言えよう。
    無論、雪や氷を食べている可能性はなくもないが。
    いずれにせよ、モンハン世界の食糧事情は現実とは大分異なるはずなので
    この計算はあくまで目安でしかないが、
    もしガムートがこの調子で群れて幅をきかせていたら、モンハン世界の生態系に甚大な被害を与えていたかもしれない。
  • ポッケ村の村長の言によれば、
    ガムートは雪山において轟竜の爪牙を物ともしない*7数少ないモンスターだという。
    ティガレックスはその運動能力の高さから多くの飛竜が地上での衝突を避けるとされており、
    そのティガレックスと真正面からぶつかりあっても動じないガムートの体格と重量が計り知れる。
    • 成体がティガレックスの攻撃を物ともしないと称される程の実力者であること、
      幼体にとっての最大の脅威は成体のティガレックスであることなどから、
      両者の関係はサバンナにおける捕食動物とアフリカゾウの関係に近いのではと推測する声もある。
      ただ、成体のアフリカゾウは弱った個体でもない限り単体の肉食動物に襲われる事はまずないため、
      OPムービーでのティガレックスの飛び掛かり様を見ると、
      成体同士の関係はやや異なっている可能性がある。
      とはいえ、ガムートはティガレックスを優に超える体格と寒冷地への適応能力*8を有しており、
      両者が一対一で激突すれば少なくとも本種が有利であるのは言うまでもない。
      • なお、ゲーム中に登場するガムートは全て雌個体であるが、
        ガムートの雄個体とティガレックスとの力関係は不明。
    • またアフリカゾウが大型肉食獣に対して圧倒的優勢を誇るのは、
      その個体としての戦闘力の高さに加えて、常に数頭~十数頭の群れを形成するという理由もある。
      もしガムートがアフリカゾウと同じように群れる習性があったのなら、
      ティガレックスをはじめ、単独の大型モンスターでは太刀打ちできない存在と化していた可能性が高い。
      尤もそうなると、ティガレックス以前にハンターが大量のガムートに擂り潰される恐れがあるので、
      開発側としても群れを形成させるのはゲームバランス的にも不可能だったのだろう。
  • ガムートの牙は現実の長鼻類*9のような先端が鋭利に尖ったものではなく、
    ポポのそれと同じく先端がヘラのように広がった形状になっている他、
    現実のゾウやマンモスの牙が上顎から生えているのに対して、ガムートの牙は下顎から生えている。
    また、現実の長鼻類とは異なった形状の爪や突起の生えた鼻、
    体の各部を覆う甲殻や段差の如く極端に隆起した背中、
    体毛に覆われた尾や目視できない程に小さな耳(実際に寒冷地に住んでいたマンモスは耳が小さいが)など、
    やはり現実の長鼻類とは大きく異なった特徴が目立つ。
    しかし、その甲高い咆哮は象そのものである。
    • ちなみに、ゾウといえば「パオーン」という鳴き声で有名だが、あの声は本来怒りや興奮を示す声である。
      その点ガムートの咆哮は比較的正しい用途で使われている。こんなところもまたゾウらしい。
    • なお、爪の形状が異なるのは前述の通りゾウガメや雪かき車をモチーフとしているためである。
  • ゾウさんと言えば、大人しくて優しいという素敵なイメージが根強いと思われる。
    実際きちんと人に馴れたアジアゾウは温厚で、仮に調教師が暴漢に襲われでもしたら
    雄叫びを上げて駆け寄り追い払うという強い絆と優しい一面を見せることも珍しくない。
    これは人に馴れないアフリカゾウでも同じで、彼らは群れの仲間を何よりも大切にするのだ。
    しかしガムートは単独で生きており、またポポと群れるのも一時の利害関係でしかないためか、
    ゾウが持つ性質から派生する、絆や思いやりの強さと言った側面は現状ほとんど見られない。
    • しかし当然ながらゾウも野生の大型猛獣であるため、人間に都合の良い面ばかりではない。
      例えばアフリカゾウはインドゾウとは異なり気性が荒く、死傷者を出すことも珍しくはない。
      また、ゾウの雄は男性ホルモンの過剰分泌によって極度の興奮状態に陥る期間があり(マスト期と呼ばれる)、
      この時はたとえ普段温厚なインドゾウなどであっても、手がつけられない程に狂暴化する。
      MH世界のガムートやディアブロスロケット生肉然り、
      草食動物=大人しく温和という保証はどこにもないのである。
  • ポポと同じく象モチーフであることから「何故大型の草食種では無いのか」という声も聞かれたが、
    草食種の項や上述のディアブロス、ドボルベルクの例が語る様に、
    草食=草食種(或いは海竜=海竜種)という定義はない*10
    そもそも草食種自体が「危険性の低い草食モンスターの寄せ集め」の様相を呈していることから、
    人類にとって危険極まりない草食モンスターであるガムートは、草食種から外されたと推測できる。
  • ちなみに、ガムートが特定の行動をとった際は吹雪が吹き荒れる演出が発生する
    豪雪地帯は勿論、雪の降っていないエリアや洞窟エリア、闘技場や塔などどこでも発生する
    物理的表現(攻撃による岩盤隆起など)に関する演出はともかく、
    古龍種のように気象や環境に関する演出が取り入れられた牙獣種は珍しい。
    寒冷地のフィールドだと気付きにくいが、雪や氷のないフィールドで確認すると分かりやすい。
    • ただし吹雪が起こるのはガムートの周辺のみであるため、
      “ガムートが巻き上げた雪が風に流れている”という、物理的表現に関する演出の可能性もある。
    • ガムートの能力や威厳が伝わる演出であったのだが、続作であるMHXXでは何故か削除
      視界が悪くなる、もしくは積雪地帯以外でも発生することがおかしいと判断されたからだろうか…?
    • それ以外にも、突進の出始めにSEが追加される、振り向きブレスのエフェクトが変更される、
      スナイプブレスの形状が変わるなど、X→XXの間でエフェクト周りが大きく変更されたモンスターと言える。
  • 人によって強さの評価が極端に分かれるモンスターである。
    というのも、ガムートは前方に比べて後方がかなり手薄である上、動きが鈍重で隙だらけであることから、
    四天王の中では狩りやすい・弱いと評価されることが多いのだが、
    その一方で四天王屈指の体力の多さに加え、前方は高威力の技が多く部位破壊が難しいほか、
    巨体故に攻撃範囲が広く死角が生じやすい点や、
    慣れていないと背後に居ても雪での攻撃に苦しめられる点などから、
    本種をかなりの強敵・苦手なモンスターと評価するハンターも多く、
    武器種やスタイル、戦法など諸々の要素によって得意不得意が分かれやすいモンスターとなっているのだ。
    • 一部のサイトでは「部位破壊を狙うと強敵になる」、
      位置取り次第で最強にも最弱にもなる」などと言われている他、
      スタイルや武器によっては頭部などへの攻撃が困難であり、それ故に強敵という声もある。
    • 銀嶺ガムートの記事にも記載されているが、
      ゲーム雑誌『ニンテンドードリーム』2017年10月号掲載のインタビュー記事によると、
      実はガムートは、開発者側はプレイヤーが鼻の前で立ち回ってほしく、それを念頭に置いて作ったモンスター
      であり、剣士による徹底的な後脚狙いは、開発者側にとって想定外だった事が明かされている
      (一応、あまり上手くないプレイヤーへの抜け穴的攻略法として後脚狙いは想定していたが、
      それが主流となる事は予想できなかったようである)。
      そのため、二つ名では後脚の徹底硬化や部位破壊撤廃などが盛り込まれることとなったようである。
  • 牙は部位的には頭として設定されている。
    そのため牙だけを殴っても頭は破壊できるし頭殻も入手できる。
    ついでに言えば打撃ならばスタンもしっかり取れる。牙が頭殻と一体化しているからだろうか。
    メタ的に言えば、その図体のデカさからリーチの短い武器や乗りが狙えない条件でも
    頭の部位破壊ができるよう意図的に設定されたのかもしれない。
    このため斬撃55・打撃60と頭の肉質は柔らかいためガムートの頭部は近接であれば全て弱点特効が発動する。
    尤も、上で書かれているようにガムートから真正面きって挑むのは難易度が高いが。
  • ハンターとこの毛むくじゃらの巨大な四足の獣が、雄大かつ重厚なBGMで戦う絵面は、
    さながら16体の巨像を相手に飛びついて戦う青年のゲーム
    脳裏によぎるプレイヤーも結構いたとかいないとか。
    実際、乗り攻撃で頭に飛び乗ってナイフでざくざくと刺している様等はかなりそのゲームを思わせる。
    ハンターと巨象…もとい巨獣
  • 2015年12月12日、LINEの任天堂公式アカウントにて、
    キノピオくんがガムートの狩猟に挑戦する実況動画が公開された。
    動画においても巨体から繰り出す大技でハンターを翻弄している。
  • MHXではメインモンスターらしく集会所の上位★6へ上がるための緊急クエストの相手も務める。
    しかし彼女だけでなく相方がおり、その相方とは同じくメインモンスターの泡狐竜タマミツネ
    それも同時狩猟や大連続狩猟ではなく緊急クエストが二つ存在するという珍しい形式になっている。
    勿論両方をクリアしなければ上位★6には上がれない。
    その後も上位★7のキークエストでザボアザギルとの同時狩猟でハンター達に立ちはだかる。
    • ご存知の通り集会所の下位★3へ上るための緊急クエストの相手を電竜ライゼクスが担っており、
      斬竜ディノバルドは村★6に上がるための緊急クエストとなっている。
  • 2016年5月6日に配信されたイベントクエスト「小さくても巨獣」には、
    全長455.21cmという最小金冠確定のガムートが登場する。
    ただ小さいだけでなく、このガムートはある部分でハンター達の話題と笑いを掻っ攫った。
    詳しくは上記リンク先を参照。
  • 「不動の山神」と称され、パワータイプの王道を征くといったデザインのガムートであるが、
    モンハン部で行われたMHXに登場するモンスター人気投票での順位は16位と、四天王の中で最下位であった。
    他の四天王と比較すると良くも悪くも無骨というか華がないので、この結果は致し方ないか。
    • 尤も、歴代看板モンスターやラスボスモンスターなどと同じ土俵での16位という結果は、
      10位帯が看板モンスターや古龍種などが犇めく激戦区であったことも考えるとかなり健闘したほうではある。
  • XXで復活を果たした巨大なモンスターの元祖であり、G3解放への高い壁を勤めるラオシャンロンの
    クエスト『巨大龍の侵攻』に因んだのか、ガムートのG級獰猛化個体のクエスト名は『巨獣の進攻』である。 
  • MHW:Iでは前作にはなかった寒冷地フィールドが登場したことにより、
    ガムートの復活を望む声もあったが、参戦は叶わなかった。
    • 元々、開発者インタビューにおいて「ガムートは登場させない
      ともとれる発言があり、その時点で復活は絶望的ではあった。
      具体的にはガムート自体が非常に大きく、
      エリアルスタイル等の措置のない本作ではシステム的に問題がある事、
      そして何より、既にMHX看板モンスターのディノバルドがいる中でガムートまで登場させてしまうと、
      MHXの要素が多くなってしまうという問題が明言されている。
      尚この問題はMHRiseでも物議をかもしている。
    • その後MHRiseではタマミツネ、MHR:Sではライゼクスが復活したが、
      最終アップデートを迎えても残念ながらガムートの姿はなかった。
      MHXからそれほど作品数を経ているわけではないため、今後の動向についてはまだ未知数であるが、
      ガムートが再び我々の前に現れる日は来るのだろうか…。
      • ガムートの骨格は他の大型には見られない独自のものであるのだが*11
        他のモンスターにモーションを流用できないのがネックとなり、
        開発的に再制作のコスパが悪いという事情があるのかもしれない。
  • MHX発表時点において獰猛化モンスターが発表された際、
    その例として彼女以外の四天王がホームページなどで紹介され、ガムートだけ綺麗に回避していたが、
    MHST2にて凶光化モンスターの発表がなされた際にも何故か彼女の凶光化した姿はなく、
    再び他の四天王が割を食った凶光化モンスターとして紹介されるという謎の措置を受けている。
    「不動の山神」として狂った姿は見せられないとでも言うのだろうか?
    実際には獰猛化ガムートもいるし、凶光化個体も存在するのだが…。

素材

巨獣の毛
ガムートの体毛。耐久性、防寒性、衝撃吸収性に富んだ優秀な素材。
主に黒っぽい部分がこう呼ばれるようだ。
上質な物は「剛毛」と呼ばれ、抜きんでた耐久性を持ちながら衝撃吸収性を損なっていない。
最高級な物は「豪剛毛」と呼ばれ、堅牢な耐久性としなやかな柔軟性を併せ持つ。
  • 獰猛化個体から手に入る黒ずんだ「獰猛化巨獣毛」は、
    アイコンから察するにこちらが変質したモノの様である。
巨獣の甲殻
ガムートの脚の甲殻。脚を集中攻撃していると、手に入ることがある。
雪を付着させるための独特の構造があるとされ、ここを破壊されると雪を纏うことができなくなってしまう。
また、その構造の仕組みが武具のカナメとしても用いられているという。
厳選された上質な物は「堅殻」と呼ばれ、武具でも特に重要な箇所に用いられる。
職人も息をのむほどの強度と衝撃吸収率を誇る物は「重殻」と呼ばれる。
巨獣の牙
ポポの物にも似た平べったい牙。
丈夫な割に加工がしやすく、素材として珍重されている。
より頑丈な物は「堅牙」と呼ばれ、加工難易度は上がったが様々な形状に切り出せる優秀な素材。
目を見張るほどたくましい物は「重牙」と呼ばれ、如何なる物をも打ち壊すほど頑強。
巨獣の鼻棘
ガムートの鼻先に生えた棘。踏み固められた地面に穴をあけるほど硬く鋭い。
極めて強靭な個体から入手できるものは「剛鼻棘」と呼ばれ、岩肌に穴を穿つほどに鋭く硬い。
なお、名前からは想像も付かないかもしれないが、鼻の部位破壊と捕獲以外ではほぼ入手不可能なレア素材。
その割にはまとまった数が要求される辺り、ラギアクルスの海竜の角などに似たポジションの素材である。
そう言えば、前にもこんなことが有りましたよね…
  • ポッケ村のハンター宅の屋根の素材としても使用されているらしく、
    雪降しの際に踏み抜いてしまった屋根の修理に必要な素材の一つとなっている。
  • XXでは調査の報酬として纏まった数が手に入る事があり入手難度が下った。
巨獣の赤毛
首の後ろから背中、腰にかけて生えているたてがみ状の赤い毛。
単なる毛に比べると、一本一本が太く硬い質感。
品質による区別は特にない。
雪甲塊
ガムートの脚にこびりついた雪の塊。
単なる雪玉に見えて、その実ガムートの脚から分泌される成分でかなりの硬度を持つ。
ガムートの脚を攻撃して雪を剥がすと、落し物として拾えることもある。
より上質で巨大な物は「雪甲大塊」と呼ばれる。通常の物より非常に硬く、溶けにくい。
極めて強靭な個体から入手できる「雪甲巨塊」は、想像を絶する強度を誇る。
  • ガムート固有の素材でありながら、
    凍結袋のように各種氷属性の武器を強化していくと高確率で要求される、
    地味に数が足りなくなりがちな素材である。
    落とし物は積極的に回収しておくようにしたい。
  • 村★9「ガムートの強さは世界一」の依頼文によると、これを食べればガムートのように力強くなれるらしいが、
    どういった理屈でそれほどまでの力を持てるようになるのか大いに疑問である。
    おおよそゲン担ぎの一種だろうが
    そもそもそれ以前に超人的な力を持つハンターが並の人間には扱えない大業物で幾度もの攻撃を加えて
    ようやく剥がれ落ちるといった硬さの雪をどのようにして食べるのだろうか……。
    氷を使った料理といえばかき氷が思いつくが、こんなものを削ろうとしたら刃の方が粉砕されるだろう。
    で、これを削れる機械を作るためにまたクエストを依頼してくると
巨獣の頭殻
ガムートの頭部の特徴的な形状をした甲殻。
加工は難しいが、その強度は折り紙付き。
一応下位のレア素材という扱いで、入手するとギルドカードにもその旨が記される。
ただ、どう考えても前述の鼻棘の方が入手難易度は高いので、
あまりレア素材として認知されていない悲しい素材。
巨獣の氷玉
ガムートの体内で精製される玉石。
氷の透明度と宝玉の輝きが氷玉の名の由来。
ちなみに、メインシリーズで玉石系の素材を入手できる牙獣種はガムートが初である
(シリーズ全体を見るとMHFのオルガロンがいる)。
  • 玉石アイコンの素材としてはラージャンの闘魂も登場している。
巨獣の天殻
極めて強靭な個体からごく稀に入手できる、幻ともいえる甲殻。
武具に用いれば、地を統べ、天を掴むといわれる。
巨獣の骨
ガムートの骨。
MHXRで追加された固有素材。
巨獣の氷結玉
ガムートが持つ玉石。
MHXRで追加された固有素材。

関連項目

システム/氷属性 - 四天王の一体としてガムートが担当する属性。
モンスター/銀嶺ガムート
武器/ガムート武器 - ガムート素材を用いた武器のリンクあり。
防具/ガムートシリーズ
BGM/ガムート戦闘BGM
シリーズ/モンスターハンタークロス - メインモンスターの一体。
シリーズ/モンスターハンターダブルクロス - 上の前作から引き続きメインモンスターの一体として扱われている。
モンハン用語/メインモンスター
ゲーム用語/四天王

モンスター関連

モンスター/ディノバルド - MHX四天王の一角。
モンスター/ライゼクス - 同上。
モンスター/タマミツネ - 同上。
モンスター/ポポ - 同じく象をモチーフとしたモンスター。ガムートとは共生関係にある
モンスター/ティガレックス - 幼体の天敵。
モンスター/ボルボロス亜種 - 体に雪塊を纏う習性があるというのが共通
モンスター/ケチャワチャ - 目玉模様のある牙獣種。特徴的な鼻から放出する点も共通。こちらは粘液(水属性)。
モンスター/ゴシャハギ - 寒冷地に生息する牙獣種。武器の性能やネーミングに似た所があるなど何かと共通点が見られる。

クエスト関連

クエスト/忍び寄る気配 - ガムートと初遭遇するクエスト。
クエスト/宿命の四天王 - 四天王が揃い踏みするクエスト。
クエスト/四天王の凱歌 - 四天王揃い踏みROUND 2。
クエスト/ダブルクロス - 四天王+双璧の片割れが登場するクエスト。
クエスト/四天王と暴喰の王 - 四天王+スペシャルゲストが登場するクエスト。
クエスト/小さくても巨獣 - ガムートの極小個体が登場するクエスト。


*1 ただしディノバルドは灼熱の環境である地底火山や旧砂漠にも出現することが確認されている
*2 現実世界のティラノサウルスとマンモスとは大分体格差が異なる。対比的に言えば体格差はむしろ真逆
*3 同じ綴りでマンモス全体を表すドイツ語も存在するが、マンムートに近い読みをする地域が多く、読み方としては前記の英語の方が近い
*4 当のアフリカゾウは繁殖期になると数百頭、最大で千頭近い巨大な群れを成す事もあるという
*5 「ニンテンドードリーム」2016年4月号のインタビューページによれば(雌である理由は)「デザイナーが、そう言ってたんですよ。」との事
*6 アフリカゾウは成獣だと一日200リットルの水を要求するので、単純計算でも6000リットル弱は飲み干すことになる
*7 小嶋P曰く「ガムートの皮が肉厚過ぎて、ティガレックスでも簡単にはダメージを与えられない」という意味合いとのこと
*8 本来、ティガレックスはイビルジョーやアビオルグのように各地を放浪しながら獲物を探す肉食モンスターであり、寒冷地に特化しているわけではない
*9 ゾウ、マンモスなどの仲間の総称
*10 ちなみに、ガーグァはエピオスと対極の仕様を受けており、ポジションは草食種そのものであるにもかかわらず、血縁通りの鳥竜種に属している(恐らくそもそもの食性が、植物のみならず雷光虫なども食べる雑食であることが理由だと思われる
*11 完全新規で作られたのではと推測する者もいるが、ポポなどの小型モンスターのものを流用・改造した可能性もある。どちらにせよガムートの骨格の由来に関して公式で確固たる情報は見当たらない、というのが現状である。