モンスター/ギギネブラ

Last-modified: 2024-04-16 (火) 07:13:25
種族
飛竜種(竜盤目 竜脚亜目 奇怪竜下目 毒怪竜上科 ネブラ科)
別名
毒怪竜(どくかいりゅう)
英語表記
Gigginox
危険度
MH3・MHP3・MH3G:★4
登場作品
MH3, MHP3, MH3G, MHXR
狩猟地
凍土

目次

生態・特徴

フルフルと同じ祖先から進化した飛竜種の一種。
暗く寒い環境を好み、凍土の洞窟などを主な根城としている。
普段は眠っている時間が非常に長く、他のモンスターよりも一日の活動時間は短い。
しかし敵意や獲物の気配を感じると目覚め、積極的に行動を開始する。
歴戦のハンターでさえ初見では思わず尻込みしてしまうような奇怪な風貌と、
強力な毒を生成して武器として用いる事から《毒怪竜》とも呼ばれる。
その不気味な外見とは裏腹に、飛竜種の中でも高い知能を持ち、危険性は高い。
原始的な飛竜の骨格構造を残したまま進化しており、常時這いずるように移動する。
身体の上面は白いブヨブヨとした皮に覆われているが、下面は赤いひだ状になっている。
このひだは鉤状の細かい毛の集まりで、天井や壁に引っかけることで縦横無尽に移動できる。
身体が白い光沢を放っているように見えるのは、常に体表から分泌されている体液によるもの。
この体液には体温の低下を防ぐ保温効果や移動時に音を立てにくくする役割があると考えられている。
成体のギギネブラはこの体液が乾燥したり雨に流されることを本能的に嫌うため、
そういった心配がない寒冷地を主な根城としている。
絶命したギギネブラは変色したように見えることがあるが、原因はこの体液の分泌が止まるためである。
日光のほとんど届かない洞窟での生活により目は退化しているが、
生物の放つ熱を敏感に察知し、獲物と判断して襲い掛かる。
前述の通り、暗く寒い洞窟に生息し、しかも熱を頼りに獲物を探すため、
暖を取ったり視界を確保するために火をつけていると、ギギネブラに襲われる危険性が高まってしまう。
頭部に対しての攻撃には比較的弱いものの、その頭部とよく似た形状の尻尾を持ち、
遠目からではどちらが頭部なのか見分けが付きにくい。
また、身体を反転させながら跳躍したり、頭部で噛み付くかのように尻尾を振って外敵を攪乱し、
急所への攻撃を防ごうとする。
なお、興奮時には本来の弱点である頭部が硬質化し、
逆に尻尾が軟化するという特異な肉質変化を起こす。
顔や尻尾、そして腹部には不気味な模様が走っているが、これらは体表面に浮き上がった毒腺である。
この毒腺は身体の内部で毛細血管のように繋がっており、
自分の血液を送り込むことで出血性の猛毒を生成、体内を常に循環させている。
その毒性は今日までに確認されている毒を扱うあらゆるモンスターの中でも指折りの強さを持ち、
僅かに吸い込んだだけでも致命傷になりかねない。
更に一定以上の力を付けた個体は生成する毒の濃度も増し、危険性も劇的に増す。
獲物を仕留める際や外敵と交戦する際は、これをブレスやガスとして放出することで攻撃する。
ギギネブラの毒のブレスは基本的には液状であるが、着弾すると同時に気化し、
しばらくの間その場に高濃度の毒ガスを噴出し続ける場合がある。
興奮すると毒腺が膨らんで全身の毒素が強まり、
それによって身体を覆う体液も毒素が混じって黒ずみ、一層不気味な姿になる。
なお、洞窟の暗闇では毒腺が光って見えるが、
この現象については毒を生成する過程で発生する化学反応によるものだとする説と、
毒を使用する生物であることを誇示する警戒色の役割を果たすためであるとする説がある。
食料の乏しい凍土で生活するため、毒で弱らせたモンスターの死体を凍らせて保存する習性を持つ。
口の中には横に一周するように並んだ歯があり、飲み込んだ物を削るようにして食べる。
柔軟な顎は大きく広がり、どれ程大きな物でも食べてしまう。
首もよく伸び、その気になれば逃げ惑う獲物にも襲い掛かって捕食する。
時にはあえて自分の保存食を適当な場所に放置し、腐肉を狙って現れた動物を捕食することもある。
なお、獲物を丸呑みにする姿も確認されているが、これは捕獲を目的としているほか、
獲物の全身に毒を浴びせて仕留めるための行動であるとも言われている。
雌雄同体で単為生殖が可能な生物で、その上無尽蔵に産卵することが出来る
産み付けられた泡状の卵塊からはギィギと呼ばれる幼体が次々に生まれてくるが、
この幼体は生まれたての状態でも十分な活動が可能であり、すぐさま獲物を探し始める。
成体のギギネブラはこのギィギの性質を利用し、外敵との戦闘中に産卵を行うことで、
意図的に幼体に外敵を襲わせるという戦法を用いてくる。
また、稀に一定時間で炸裂する毒ガスの爆弾を産み出す事があり、産卵に見せかけてこの行動を取り、
卵やギィギを狙って動いた外敵を一網打尽にしてしまうという戦法を取る場合もある。
また、より賢い個体は卵塊を自らの背中に産み付けることで外敵が破壊するのを防ごうとするほか、
毒ガスの爆弾を背中に生みつけ、敵の攻撃を牽制しようとすることもある。
不気味な風貌と高い危険性から恐れられているが、
その素材は独特な性質と妙に人を引きつける魅力を秘めているとされ、
特にマニアの間では驚くべき高額で取引されている。
また、強力な毒は薬として有効活用できる可能性があると言われており、積極的な研究が続けられている。

概要

  • MH3にて初登場した、暗く寒い洞窟を根城とする不気味な飛竜種
    毒怪竜」の異名で知られる。
    亜種については下記の記事を参照されたし。
  • 白くブヨブヨとした不気味な皮膚を持つ奇怪なモンスター。
    両生類を思わせる扁平な外見で、頭部と尻尾が同じ形をしているという他に類を見ない特徴を持つ。
    これは外敵を攪乱するために獲得した性質らしく、バックジャンプと同時に空中で身体を反転させる、
    飛行する時も頭と尻尾をだらりと垂れ、遠目からではどちらが頭か分からないような体勢で飛ぶなど、
    それを意識した行動を見せることが多い。
    • こんなナリだが飛竜種の中でも非常に高い知能を持つとされており、
      頭部と尻尾を誤認させるような行動を取る辺りなどはその証左と言える。
  • MH3のみの仕様として、怒り時に頭、尻尾両方の肉質が柔らかくなる。
  • 所謂レックス型(四足歩行型)の飛竜で、印象としては四つん這いになったフルフル
    アルビノエキスが採取でき、首が伸びる、天井に張り付く、
    弱点も同じく火属性であるなど、共通点は非常に多い。
    使用する属性は違えど、その気味の悪いモーションやビジュアルから、
    フルフルのトラウマが頭をよぎったハンターは多いだろう。
    • なお、生態樹系図ではギギネブラとフルフルは極めて近い位置に存在しており、
      ただ似ているだけというわけではなく、実際に近縁種である
    • ただ、両者が用いる戦法は大きく異なる。
      フルフルが動きは鈍い代わりに、電撃を使った重い一撃を叩きこんでくるパワータイプなのに対して、
      こちらは攻撃力はあまり高くはないが、アグレッシブに動き大量に毒をまき散らして
      じわじわと攻めることが得意なテクニックタイプである。
      強いと言うより見た目的にも戦法的にも嫌なモンスターと言える。
  • 名前の由来はマレーシア語で歯を意味する「ギギ」とラテン語で霧を意味する「ネブラ」が由来。
    後述の通り()はギギネブラの代名詞的攻撃と言える。
  • モーションに関してはティガレックス≧フルフル。
    特に突進飛びかかりのモーションは、ティガレックスやナルガクルガを彷彿とさせる。
    しかしながら、実際に戦ってみるとギギネブラ独自のモーションが大多数を占めており、
    上に挙げた飛竜たちとは全く異なった戦い方を要求されることが分かる。
    それどころか、トリッキーな動きを多用するその実力は飛竜の中でも上位クラスであり、
    フルフルとティガレックスのハイブリッドなどと軽視して挑むと地獄を見ることになる
    • レックス型骨格のモンスターは飛行をそれほど得意としていない種が多いが、
      本種はエリア移動の際などに平然と飛行する(飛行しながら攻撃を行うことはないが)。
      リオレウスなどのように翼を広げて滑空することはせず、
      フルフルのようにずっと羽ばたきながら飛んで行くのだが、飛行速度はフルフルより遥かに速い
      初期位置が洞窟外の三頭連続狩猟クエスト≪高難度≫毒に沈む』なら確認しやすいだろう。
  • 毒ブレス毒ガス毒卵爆弾などあらゆる手段を使って毒を与えようとしてくる。
    加えて体を伸縮させて繰り出す肉弾攻撃は亜空間判定かと錯覚するほどの攻撃範囲を誇り、
    毒をモロに受けて体力を削られ、突然繰り出してくる意味不明な攻撃を立て続けに食らい、
    何が起こったのかも判然としないままあっけなく撃沈されたハンターは数多い。
  • フルフルと同じく目は無いが、フルフルとは異なり、嗅覚ではなく熱を探知して襲ってくる。
    そのせいなのかは分からないが、フルフルと違い戦闘BGMが流れ、対峙中は緊急回避もできる*1
    • 熱に反応するという習性のため、たいまつを灯しているハンターがいると積極的に狙ってくる。
      しかしながら固定されたかがり火に火を点けても反応しないことから、
      ハンターとたいまつの区別がついており、尚且つ餌になるのは
      たいまつではなくたいまつを持っているハンターの方であると分かっているようだ。
      こう考えると、飛竜種の中でもかなり知能が高いという設定も納得できるものがある。
      なお、燃鱗は小型モンスターにのみ影響を及ぼすスキルであるため、
      たとえ発動させていても強い反応を見せることはない。
  • 天井張り付き中に繰り出してくる首伸ばしを食らうと拘束攻撃に入るのだが、
    これが途轍もなくおぞましいものとなっている。
    ハンターの上から口で吸い付く様に覆い被さり、丸呑み同然の体勢で血や体液を吸い取られるのである。
    そして吸われるだけ吸われたら、トドメにドロドロとした毒液や毒ガスを大量に浴びせられる
    その掛け値なしの不気味さと嫌らしさは他の拘束攻撃の比ではなく、
    これを食らって以来ギギネブラに対してトラウマを抱くことになってしまったハンターは後を絶たない。
    • 何より、初登場であるMH3では拘束攻撃を行うモンスターは本種の他には火竜夫妻とイビルジョーのみであり、
      他3種は押さえつけて噛み付くシンプルな動作に対し、こちらは口内に閉じ込めて体液を啜るという
      群を抜いて凄まじい行為が行われているため、相対的により印象に残りやすかったのだろう。
    • しかしそれは逆に言えば口の中にこやし玉を叩き込まれるということでもある。
      どちらがよりおぞましいやら……
  • 凄まじい繁殖能力を持ち、たとえ戦闘中で、しかも敵が目の前で攻撃の姿勢を取っていても産卵する。
    実は一番面倒なのがこの卵の産みつけである。
    卵塊からは絶え間なく幼体であるギィギが生まれ出るため、
    放っておけばおくほどギィギが増えてしまう。厄介なので産みつけられたら速攻で叩き潰そう。
    また、上述した通り卵の代わりに毒爆弾を生み出すこともあり、
    こちらは一定時間経過すると爆発し、毒を撒き散らす。
    なお、卵塊と違いこの毒塊には当たり判定がないため、いくら攻撃しても壊せない
    冷静さを失って卵塊と誤認し、破壊しに走ると強烈なカウンターを食らうことになるため、
    ギギネブラが毒爆弾を生み出したら大人しく離れよう。
    • この卵の名称は作品によって異なり、MH3では「ギギネブラの卵」、MH3Gでは「ギギネブラの卵塊」、
      そしてMHP3ではなんと「毒フルフルの卵塊」となっている。
      討伐数(壊した数)が50個や100個の節目になる毎にギルドカードの狩人生活日記のページで確認可能。
      • このことから、MH3シリーズが開発中だった当初は
        ギギネブラは開発者間で通称「毒フルフル」と呼ばれていたのではないか、との説がある。
    • ちなみに、現在の地球上での場合、爬虫類は通常卵塊を産まず硬い殻に包まれた卵を産む。
      ギギネブラは鱗も無いし、飛竜種の中でも両生類に近い原始的なタイプなのかもしれない。
      幼生と成体の姿が違う点も両生類と共通している。
    • 前述もしたが、卵を産む際にも利用するこの尻尾は、
      形や大きさなど、牙を除いたあらゆる部分が頭にそっくりであり、
      一見すると口から白濁した卵塊を吐き出しているように見えなくもない。とことん不気味である。
  • 休眠時はエリア5に移動、壁に張り付いたまま眠る。それもハンターの身長より高い位置で。
    そのため、リーチが短い武器は「スキだらけの相手が目の前にいるにもかかわらず、一切手出しできない」
    という、ハンターとしてはなんとも屈辱的な時間を過ごすことになる。
    • これに対する対策としてか、ギギネブラの狩猟クエストでは
      打上げタル爆弾が支給されることが多いため、
      これを使って叩き起こすことが可能。
      リーチの短い武器を使っている際は回収しておくのが吉である。
      無論、全てのクエストで支給してくれるわけではないし、
      そもそも上位以降は支給品の到達タイミング自体がランダム化してしまうので、
      その場合は自前で持っていくのが望ましい。
      • ちなみに瀕死でエリア移動する際も例外なく天井を這って移動するのだが、
        どういう原理か天井でも足を引きずりながら普通に歩いていく。
        特殊な皮膚を持つとは言え、滑落したりはしないのだろうか…
  • 討伐クエ登場前から「狩猟環境不安定」の凍土クエに頻繁に乱入することで知られ、
    突然現れては不気味な風貌を見せつけ気持ち悪いモーションで暴れまわるという、
    ある意味フルフル以上にタチの悪いトラウマモンスターである。
    トラップめいて読みにくい行動パターンもあり、
    後の作品においても未だにギギネブラを苦手とするハンターは多い。
  • ガンナーにとって地味ながら非常にキツいのが正面方向へ行うジャンプ攻撃。
    出が早い・使用頻度が高い・威力もそれなり・全身が攻撃判定・周囲に風圧発生と非常に高性能な技で、
    近接の場合は背後に回り込まれるだけで済むことが多いのだが、
    ガンナーで適正距離を維持しているとちょうど真上あたりに落ちてくるのでものすごく避けづらい。
    そのまま起き攻めをされてキャンプ送りなんてことも少なくない。
  • 前述のとおり戦い方は総じて嫌らしい。
    毒を帯びた各種範囲攻撃でハンターを寄せ付けないのはもちろんのこと、
    やたら範囲の広い首伸ばし噛みつきで尻もちをつかせ、
    風圧の生じるバク転&飛びのきを頻繁に繰り返して攻撃を巧みにかわし、
    更に高級耳栓でしか防げないバインドボイスを多用してくるなど、
    とにかくこちらにペースを握らせない
    • とりわけその咆哮の頻度たるや、咆哮の強力さで有名なディアブロスが可愛く見えるほど凄まじい。
      拘束時間も長めのため、行動を封じられたところに噛み付きや飛びかかりを繰り出され
      そこから一気にハメ殺されることも少なくない。
      天井に張り付くこともあるが、剣士が一切攻撃できなくなるのは当然のこと、
      ガンナーでも攻撃するのが難しくなってしまう。
    また、AIがそうさせているのか、制作者の本性が表れたのか、
    壁際へ飛ばして広範囲長持続攻撃でハメ殺すという凶悪な戦法も多用する。
    「攻撃できるチャンスが少ない」「ハメ能力が高い」ということで、戦いづらさはMHシリーズでも屈指であろう。
    • またこの関係上、乱入したorされた場合、極めて厄介なモンスターに変貌する
      範囲攻撃でこかされるわ、毒状態にされるわ、風圧で動けなくなるわ、咆哮で足止めされるわで
      もはや他のモンスターと交戦するどころではなくなるので、
      ギギネブラと大型モンスターが同一フィールドに出現した場合はさっさとこやし玉を投げるなり、
      エリチェンするなりしたほうが身のためである。
  • 上記の記述からわかるように、とにかく欲しいスキルが多いモンスターである
    高級耳栓や毒無効は言わずもがな、ハメ防止や跳びかかり後の隙に
    1~2発入れられるようになることから風圧【大】無効も欲しいところ。
    どれもこれも重いスキルでかなりの悩みどころであり、どれを選びどれを捨てるか、
    プレイヤーの選択と判断力が試されるところである。
  • 武具の作成にやたら要求される「不気味な鋭爪」は剥ぎ取り限定。
    同じく需要が高い「おそろしいクチ」も剥ぎ取りが入手しやすいため、MH3では討伐されることが多かった。
    それに対して、捕獲では「不気味な皮」等が出やすく、上記の素材は出ない。
    レア素材の「竜玉」も他のモンスターでも出るため、捕獲するメリットはほぼ皆無である。
    ちなみに、下位では捕獲すると「ブヨブヨした皮」が出ない上、高確率で「アルビノエキス」になる。
    捕獲クエストでは不気味な皮系統が出やすいので行くときはそのことを説明してから行くことが望ましい。
    • MH3では捕獲するメリットがほぼ無いにも拘らず、
      上位に2つある単体クエストのうち1つが捕獲クエストと言う嫌がらせ要素があった。
      報酬金がいくら高いからと言って捕獲クエストの方を何度も周回し、玉砕していったハンターは数知れず。

MHP3

  • 前作のMH3で随分とハンターを苦しめた功績か、
    MHP3では集会浴場のHR2の昇格試験の相手という優遇された役目を任されている。
  • 本作ではかなりのパワーアップを遂げている。
    風圧こそ弱まったものの、毒卵が爆発するまでの時間の短縮、
    前作では適当にばら撒いていただけの天井張り付き毒ブレスの命中精度の向上、
    更には尻尾振り回し攻撃に頭部と尻尾の肉質変化などもあり、前作と同じ感覚で挑むと痛い目を見る。
    また、今作以降天井に卵塊を産みつけなくなった。
    更に、上位の個体は猛毒を使用するので、尚更恐ろしい。
    • 本作以降、怒り状態になると頭部と尻尾の肉質が入れ替わるようになった。
      通常時は頭が柔らかい反面尻尾がかなり硬いが、これが怒り状態になると
      頭が硬くなって代わりに尻尾が非常に柔らかくなる。
      硬化している側は青ゲージで弾かれるほどに硬く、弾かれた隙に手痛い反撃を喰らいかねない。
    • なお、前作MH3の時点ではこの特性は持っておらず、全身通して肉質は柔らかめで
      弾かれとはほぼ無縁なモンスターであった。
      MHP3で肉質が硬くなる方向に変化したモンスターは珍しい。
    • しかし、ガス噴出がボディプレスと違うモーションになったため、
      初見の人が区別しにくいところが改善され、なにより暗闇がなくなってしまった。
      凍土の暗い洞窟がギギネブラの土俵ともいうべきものであるのに、明るくなった洞窟では不気味さがない。
      また、暗闇だと視界が悪いので戦いづらかったのが、これが無くなることで
      実際には色々パワーアップしているのに弱体化しているように感じるから不思議である。
  • ちなみに、MHP3のモンスターにしては珍しく殆どの肉弾攻撃がほぼ全身判定型となっている。
    これはMH3Gでも同様。
  • 素材面に関してはやや温情となり、
    MH3ではやたらと要求されていた不気味な鋭爪(MHP3では毒怪竜の鋭爪)を筆頭とした爪系素材が、
    MHP3以降は捕獲やクエスト報酬でも手に入るようになったため、無理して討伐する必要はなくなった。

MH3G

  • MH3の拡張版たるMH3Gにも出演。本作より、G級個体も登場することとなる。
  • G級では、通常種に背中へ卵塊を産みつけるモーションが追加された。
    背中に産みつけた卵塊からは無数のギィギが飛び出してハンターに飛び掛かってくる。
    ギィギの産まれる卵塊を直接地面に産むことはなく、全て自分の背中に産みつける。
    背中の卵塊を破壊しない限り、半永久的にギィギが湧き出してくるので少々厄介である。
    更に、この卵塊から湧いてきたギィギはギギネブラの背中から即座に直接吸い付いてくるため、
    近接武器はどうしても引き剥がす手間を強いられてしまう。
    気づいたら2~3匹吸い付かれていた、剥がしたと思いきや
    1秒もしない内にまた吸い付かれていたなどという事もザラであり、
    非常に立ち回りにくくなってしまうこと請け合いである。
    特に上位までは張り付いて一方的に攻撃できたランス、ガンランスは
    ガードに成功しても吸い付かれるため、こういった事態に陥りやすい。
    卵塊は胴体部分にダメージを与えて怯ませるか、転倒させることで破壊が可能。
    ギギネブラが背中に卵を産みつけたら早急に対処したいところである。
    G1からという早い登場時期からつい油断してしまうハンターが多く、
    対処法も分からないまま挑んでやられっぱなしになる事態を避けるためにも
    ギィギへの対策は怠らない様にしよう。
    • なお、この背中の卵塊はギギネブラの一種の部位として扱われており、
      部位耐久力も固有に設定されている*2
      通常討伐してしまうとひっくり返って絶命するため、背中の卵塊も破壊されてしまうが、
      落とし穴にはめたまま討伐・捕獲すると破壊されないままになる。
      この場合、卵が健在にもかかわらず、ギィギも卵から出てこなくなる
      捕獲の場合はギィギもついでに眠ってしまったと解釈できるが、
      討伐の場合はギギネブラが死んでしまってもギィギは健在なはずなので、
      よくよく考えれば変な話であるが、これは上記の通り卵塊が部位として扱われるためである。
    • 燃鱗」を発動させるとギィギが寄ってこなくなるので、
      掃除の難しい武器使いは一考の余地あり。
      湧いた時の即吸い付きも無効化できるので、一気に立ち回りやすくなる。
    • なお、卵塊の耐久力は、後述する亜種のものと比較して通常種の方が高い。
      亜種は産みつけた瞬間に大剣の抜刀会心などが決まればすぐに破壊できるが、
      通常種はそれだけでは壊れにくく、攻撃に気を取られると次の攻撃やギィギの餌食になりがちである。
  • MH3Gの上位クエストには、ギギネブラの単体クエストが存在しない。
    ちなみに、上位で単体クエストが存在しないのはギギネブラのみである。
    一応三頭クエストや、最高で10頭まで討伐できるクエストも存在するが、
    ギギネブラに苦手意識を持つハンターは素材集めに苦労するだろう。
    バグ使用に抵抗がないならば例のバグをフル活用するという手もあるが……。
  • ちなみにMH3Gではたいまつが復活しているが暗闇は消えているので、
    持ったまま戦える片手剣ですらヘイト稼ぎとギィギ除け以外の需要がなくなってしまった。
    その他の武器なら尚更である。

MHXR

  • MH3Gを最後に長らく出番は無かったが、登場モンスターがMH3GをベースとしているMHXRには堂々の出演。
    範囲が広く拘束時間の長い咆哮、持ち前のトリッキーな動きなどは相変わらずで、
    場合によってはSランククリアを狙う場合の大きな障害ともなり得る。
  • もちろんギィギの卵塊も産むが、何気にMHXRにおけるギィギはこの卵塊からしか登場しない
    ちょっぴりレアなモンスターだったりする。
  • 装備収集クエストに登場する個体は他シリーズにおけるG級個体準拠のモーションをとるため、
    ギギネブラの場合は背中への卵塊産みつけを使用する。
    頻繁にギィギが飛び出してくるため、
    スーパーアーマー効果を持つアクションが少ない武器種は怯みによってコンボが中断されてしまうことも。
  • 凶暴個体も存在し、こちらもG級モーションを使用する。
    超凶暴状態ともなると範囲の広い首や尻尾の振り回し攻撃さえも即死級ダメージとなるため、
    凶暴状態となった段階で即座にスタンをとってしまおう。
    • ちなみに凶暴状態・超凶暴状態は(システム上の)怒り状態とはまた異なるものであるため、
      凶暴個体のギギネブラは常時体色が白いままであり、
      頭部と尻尾の肉質も変化しない(凶暴化するにつれて全身が硬化してはいくが)。

ギギネブラ劇毒種

  • 本作には、特殊種として「ギギネブラ劇毒種」が存在する。別名「凶怪竜」。
    体躯が通常種及び亜種よりも一回り巨大であり、
    その見た目はもはや「毒々しい」などというレベルを超越した非常に不気味なもの。
    常に赤黒い毒のオーラを纏っており、若干黄色がかった体色に青いまだら模様が入っている。
    体色までティガレックスそっくりになってしまった。
    怒ると黄色がかった部分がピンク色に変化する。ただし、体の裏側は意外にも真っ白。
  • 毒が強化されていることはもちろん、水属性まで扱うようになっており、
    尻尾振り回しなどに水属性が付与されているほか、おなじみの毒ガスモーションで広範囲に水を撒く技も持つ。
    ずぶ濡れ状態では全てのスキルが無効化され、スキルによる毒耐性では劇毒状態を防御できなくなる為、
    他のスキルの為にもずぶ濡れ耐性100%は発動させていきたい。
    その他にも、自身の背中に劇毒爆弾を乗せるといったテクニカルな行動が多い。
    基本的な動きは通常種・亜種と同じだが厄介な要素も多く、苦戦は必至だろう。
  • 武器はネブラ武器のカラーリングをオレンジ色に青いまだら模様の色に変えた物であり、属性は水属性。
    一部の武器の武技は、自身のステータスを一定時間大幅に上昇させるが、
    ギギネブラ劇毒種が持つ異常に強力な毒の影響なのか、同時に自身を毒状態にさせてしまうリスクがある。
    防具の「ネブラドシリーズ」は、装備すると毒煙が全身を覆うギミックが付いており、一段不気味さを増している。
  • 第17回十六人討伐戦より、災凶ギギネブラ劇毒種と呼ばれる個体が登場。
    十六人討伐戦に特殊種が登場するのはこれが初となる。
    ただでさえ通常個体以上の体躯を誇っていたギギネブラ劇毒種が、
    十六人討伐戦に登場するモンスターの定石通り更なる巨大化を遂げている。
    災凶が持つ固有技は「劇毒汚染」と「タイダルウェーブ」。
    固有技とは言っても、両者とも既存の技を強化したものに過ぎないが、
    元が元だけに大きな脅威となる。
    • 劇毒汚染は、背中に劇毒爆弾を乗せる技の強化版。
      ダメージと攻撃範囲が格段に強化されている。
    • タイダルウェーブは水流攻撃の強化版。
      こちらもダメージと攻撃範囲が強化されており、
      範囲内にいると避けることは不可能、それでいてずぶ濡れ状態に陥らされる

ギギネブラヨーガ種

  • 上記のギギネブラ劇毒種に続き、
    ストリートファイターV」とのコラボに際して「ギギネブラヨーガ種」が登場。
    元となったキャラクターは、ヨーガ(ヨガ)の達人「ダルシム」。
    彼は体の関節を自在に外して手足を伸ばすことが可能であり、
    その点で同じような性質を持つギギネブラにスポットライトが当たったものと思われる。
    また、背にはドクロの模様が浮かんでいたり、ターバンを巻き髭を生やしているなど、
    外見にも「V」以降のダルシムとの共通点が見られる。
    さらに怒り状態になると体が紫色に変色し、模様も変化する。
    ギギネブラヨーガ種の属性は火属性だが、コラボ第三弾では土属性に変化している。
  • これまでに登場した特殊種とは異なり、姿だけではなく、
    攻撃や行動も大きく異なった物となっている。
    毒ガスや毒卵爆弾は使用しないが、毒ブレスがヨガファイアー炎ブレスに変化している。
    動きは遅めだが着弾後はしばらく炎が燃え盛り、触れるとダメージと共に火傷状態に陥ってしまう。
    この火炎弾は、公式サイトでは「導き照らす焔」と言及されている。
    さらに驚くべき点として、元ネタのダルシムと同じく
    テレポートを使用し、ハンターの近くに瞬間移動するという、とてもトリッキーな能力を持つ。
    これは、必ずしもハンターの近くに限らず、
    ハンターから遠く離れた場所へテレポートする事もあるので油断は禁物。
    マルチプレイ時は、ランダムでハンター一人の近くにテレポートする事もあるので、とても手強い。
    なお、テレポートを使用するタイミングは、滑空した瞬間である。
  • プロローグによれば、ヨーガの秘術を研究・習得しようとしていたようだ。
    • ちなみにストリートファイターVとの初回コラボ期間中、
      当のダルシムは誕生日(11月22日)を迎えた。
      狙ってコラボを実施したのだろうか。

余談

  • 幼体はギィギだが、成体はギギネブラである。
    ギィギネブラではなく
    ギギネブラ
  • 生態の項でも述べた通りギギネブラは体液が乾燥したり雨に流されたりするのを嫌う事から
    近縁種のフルフルの代表的な生息地である沼地と良く似た湿地帯でありながら
    雨が降りしきり水没した地形の多い水没林での生息は確認されていない。
    もっともコレは相方のフルフルも出演先の水没林へ同様に進出していないのだが…。
  • 幼体であるギィギは各地に生息しているが、ギギネブラが確認されているのは凍土のみである。
    もしかしたら渡りをする習性でもあるのかもしれない。
    研究者の中には、餌を求めて各地を転々としているのではと考えて研究している者もいる。
    これらの研究者はそのうち突然変異を起こして
    寒冷地以外でも普通に活動するギギネブラが誕生する可能性を提唱している。
    これがもし現実になったら、孤島でも砂原でもギギネブラと戦う羽目になるのだろうか?
  • 人それぞれ感覚に違いがあるとは思うが、本能的恐怖心を煽る醜悪な風貌をしている。
    登場ムービーや咆哮、そして攻撃の数々はどれも不気味極まるものであり、
    「本気でフルフルが可愛く見える」と語るハンターすら出る始末。
    しかし、フルフルにも熱狂的(?)ファンが出来たのだから、
    きっとギギネブラにもヘビーなファンが出来る
    …かもしれない。
    また、一方で一見おぞましく見える腹部を魚(特に多いのが鮭)の切り身に見える」などという意見も。
    そう見ると途端に美味しそうに見え……るかは、やはり人それぞれである。
    • ただ、上述の通り戦闘に関しては知略とすら言える知能の高さを発揮しており、
      場合によってはある種のインテリジェンスすらも感じるハンターもいるとかいないとか。
      見た目こそアレだが、その野生生物らしからぬ合理的な戦闘スタイルに魅力を感じる人もいない訳ではない。
    • なお、アイシャは幼体であるギィギをプニプニしててかわいいと評している。
      さらに肝心のギギネブラについては、
      「ギギネブラは凍らせた獲物を細かい歯で削り取って食べるそうですね
      つまりシャーベット好きってことです。意外なところで私と共通点が!」
      と評価している。
      それどころか友人のソフィアとの合言葉が「ギッギネッブラ!ギッギネッブラ!」
      だったと、本人(本竜?)の与り知らぬところで相当気に入られていたらしい。
      これらを「どこかおかしい」と感じたあなたは間違っていないので安心して欲しい。
    • 因みに、空中にいる時に怯ませると、他の飛竜種同様に体をじたばたさせて転落する。
      閃光玉が効かないため滅多に見られないが、
      こんなナリだが飛竜種なのだということがよくわかる光景である。
  • ごくごく稀に、ギギネブラがエリアの境目の見えない壁にくっつくことがある。
    エリアの境目にはモンスターを止めるための見えない壁がもともとあり、
    それにくっつくのだが違和感を感じたのか次の瞬間には飛び掛かって来る。
    ハンターからすれば突然浮いたギギネブラが突然飛び掛かって来るのだから恐怖だ。
    • さらにさらに、連続狩猟等ではエリア5の、エリア3側出口のハンターが侵入できない場所へ降りてくるのだが、
      ごく稀にそこで飛び上がると、上の方の天井にくっつき、見えなくなる。そしてやっぱり急に飛び掛かって来る。
  • 転倒の仕様が特殊であり、脚部へのダメージの他、頭部や胴体の部位破壊時にも転倒する。
    加えて転倒時のモーションも当時のモンスターとしては唯一無二の特殊なもので、
    その場でひっくり返ってバタバタと暴れる。キモイ
    その上絶命時にもひっくり返って息絶えるなど、何かとひっくり返ることの多いモンスターである。
    これほどモーションが専用に作り込まれているモンスターは珍しく、制作者には案外愛されていたのかもしれない。
    また、転倒時及び絶命時のモーションは、後に登場する両生種のものとかなり似ている。
  • 後述のように再登場の機会がなかなかやってこない一方で、あの翼を広げてのしかかると言う、
    非常に特徴的なボディプレスのモーションが、MHWで初登場したバゼルギウスに受け継がれていたりする。
    見た目以上に攻撃範囲が広いと言う特徴まで共通している。
  • 現実のハンターたちからの認識は、フルフルが♂のソレと認識されているように、
    ギギネブラは♀のソレとの認識が多数である。
    エイリアンの幼体みたいな十字架要素は無いが
  • ノベル版では第五弾にて登場。ついにフルフルが出なくなったと思えば今度はお前か。
    ある意味ジリスにとってのトラウマであり、最大の敵であった。
    しかし、それ以上の強敵が後に控えているなど、主人公達が知る筈も無く…

参戦失敗

  • MH4とMH4Gでは登場しないため、フルフルとギギネブラの共演は実現しなかった。
    しかも、同期である他のMH3系列出身の大型モンスター達は、竜人問屋で素材のみの登場しているのに対して、
    ギギネブラは唯一、素材さえも登場していない。そのため防具はおろか、武器さえも作成不可能。
    他に登場しないのは中型モンスターのドスバギィやドスフロギィがいるが…やはりキャラ被りを避けるためだろうか?
    一応、MH4Gでは発掘装備でネブラXシリーズが追加されたが、それでも素材交換は実現しなかった。
    • ただし、アイルー装備作成用の端材は手に入るので、ネブラネコ装備は製作可能。
      アンヘルネコと並べてやれば、まさに天使と悪魔、或いは堕天使となる。
      それをハンターでやらせてくれれば…
  • 続くMHXでもフルフルは続投したが、ギギネブラは登場しなかった。
    それどころかオトモ装備もリストラされてしまっている。
    そして、その続編のMHXXでも復活せず。
    3シリーズの大型モンスターの中では、水中戦の要素を持つモンスター、
    鳥竜種、特殊フィールドで戦うジエン・モーランを除けば唯一復活出来なかったモンスターとなってしまった。
    • ホームグラウンドともいえる凍土は今回も未登場だったが、
      「寒冷地かつ天井のあるフィールド」としては前作から引き続き氷海が続投している他、
      今作ではMHP2G以降欠場が続いていた沼地が復活。
      雰囲気的にはまさにぴったりのフィールドが登場したにもかかわらず、ギギネブラの復活はなかった。
      MHXXにて遂に両者登場し夢の共演を果たした主任コンビに比べてこちらは随分不遇である。
      やはりビジュアル面の問題か……
  • MH3同様原点回帰しつつシリーズの再構築を図られたMHW(:I)では
    MH3で登場した多くの同期が参戦を果たすものの
    こちらも海竜種クルペッコ共々参戦を逃してしまった。
    • プロトタイプ版ではMH3を彷彿とさせる暗闇表現の導入も検討されていたものの
      プレイの快適性との兼ね合いから実装を断念した旨も語られていたが、
      ギギネブラ及びフルフルは元より洞窟の暗闇から獲物を奇襲する生態、及びそれを反映した戦闘能力を持っており
      暗闇へと姿を消したり、見た目が同じ頭と尻尾が暗闇で余計違いが見分け辛くなる…といった
      本種ならではの駆け引きが再現出来なくなったのも本作でのリストラに影響したかもしれない。
    同プロトタイプ版の解説にて徳田D氏が「洞窟内の暗闇は好きな表現なのでいつかまた再挑戦したい」、とも語っており
    暗闇表現の復活次第ではギギネブラ(やフルフル)も再び戻って来る可能性も十分有り得るかもしれない。
    暗闇表現がよりストレスフリーな仕様になるかも含めて、将来に於ける本種の復活に期待したい所である。
  • MHRiseでは天井のある洞窟エリアが存在する寒冷地である寒冷群島が登場したが、
    やはりと言うべきかギギネブラの復活は無かった。
    今作でもフルフルは登場し、のっぺらぼう・ろくろ首という妖怪のモチーフを貰い受け、
    なんと奇怪竜というギギネブラも属する下目の名前から取られた別名まで携えて復活した。
    復活枠を毎回フルフルに奪われている気がする
    • 今作では砂原・水没林と言ったMH3ベースのフィールドが復活しており、
      同じく凍土組のドスバギィがMH3G以来の復活を果たしていたり、
      MH3の代表種族でもある海竜種もフィーチャーされている為
      MH3ベースのモンスターには追い風が吹いていると言っても過言では無かったのだが、
      アップデートを経ても登場することは無く、無念の未登場となってしまった。
    • G級相当作品であるMHR:Sでは和モチーフではなく西洋の妖怪がテーマになっているのではないかと囁かれる中、
      武具から読み取れるように吸血鬼の要素を持つ本種の参戦は再び希望を持ち始めたからに見えたのだが、
      なんとメインモンスターであるメル・ゼナがあからさまに吸血鬼モチーフであり、
      初っ端から強烈な逆風に晒されてしまった上、
      メル・ゼナが従えるキュリアの口の形状が本種そっくりという始末。
      そしてやはり製品版発売となっても本種の姿はどこにもなく、今作も残念ながら未登場を貫く事になってしまった。
  • MHSTシリーズの方でもフルフルが亜種含めて出続けている一方で、ギギネブラの方は未登場が続いている。
    フルフルに関してはボス個体がいたり、MHST2でかなりの強敵となったりなど、
    なかなかに印象の強いモンスターとして活躍が続いているのだが……。
    • ギギネブラの場合は卵やそこから生まれ出てくるギィギの存在もあって、
      タマゴを巣から持ち帰ることがプレイの肝になっているMHSTシリーズでは描写がしづらいからと言う可能性もある。
      ただ、もう既にMHSTシリーズでは牙獣種がタマゴから生まれたり、
      バサルモスとグラビモスが別種として扱われたりしているため、その程度は今更な問題な気もするが…。
  • MHFにはサービス後期から遷悠種としてメインシリーズの一部モンスターが進出してきていたため、
    ギギネブラに関してもその形での登場に期待する声が上がっていたのだが、
    残念ながらそれは叶わずにMHFのサービスは終了してしまうこととなった。
  • 国内ではフルフル人気に押されがちなギギネブラではあるが
    その一方で英語圏では本種の人気も高いらしく、「フルフルよりギギネブラも復活させて欲しい」という意見も見られる程である。

武具・素材について

  • 元が元だけあってギギネブラから得られる素材は不気味で恐ろしげなものばかり。
    素材名にも「不気味な」「おぞましい」などおどろおどろしい形容(動)詞が付加されることが多い。
  • 更にそんな素材から生み出される武具も個性的な外見の逸品ばかり。
    武具の説明文まで徹底的に不気味だが、属性値が高くなかなか優秀な武器が多い。
    防具のネブラシリーズは一式揃えて装備すると、まるで吸血鬼か闇の血族かという外見になる。
    しかし、MH3GのG級防具では、男性用は牧師や神父を、女性用は修道女を連想させるようなデザインとなり、
    上位までとは大きく印象が異なった外見となる。
    発動するスキルも優秀で、プレイヤーからは見た目・性能共に高評価を得ている。
    また、ギギネブラ劇毒種素材の防具は「ネブラドシリーズ」という。
    名前の由来は「ネブラ」+「ブラッド(blood、)」、あるいはドラキュラの元ネタとなった「ブラド3世」だろうか。
  • 武具に関しては下記のリンク先も参照。

素材

アルビノエキス
奇怪竜下目に属する飛竜(フルフルやギギネブラ、そしてその亜種)から採れる特殊なエキス。
詳細はリンク先を参照。
毒怪竜の皮
ギギネブラの腹の皮。MH3の頃はフルフルの皮と同様、「ブヨブヨした皮」と呼ばれていた。
表面に微細な毛状の鱗が生えており、それで壁や天井を自由に這い回る。
その鱗のお陰で防具の裏地素材には最適である
(尤も、ネブラシリーズにその設定が反映されているわけではない)。
ただ上記にもある通り、この毛は鉤状である。しかし裏地に最適…
ハンターの皮膚にとっては最適という事なのかもしれない。ハンターの皮膚は岩並という事か。
そりゃあ常日頃から硬化薬がぶ飲みしてりゃ当然かもしれない。
上質な「毒怪竜の上皮」は一度触ると忘れられない、何とも言えない絶妙な肌触りであるらしい。
最上質の「毒怪竜の厚皮」は、汗と臭いを分解し、洗わずとも快適さを保つという、超便利な代物である。
MHXRに登場する凶暴個体の物は「凶皮」と呼ばれ、
2頭クエストに登場する個体からは「双皮」が入手できる。
不気味な皮
ギギネブラの背中の皮。色は変化しなくなっているが、マニアの需要は高い。
より上質なものは「不気味な上皮」、最上質のものは「おぞましい厚皮」と呼ばれる。
「おぞましい厚皮」は魅惑的な不気味さを持ち、マニアが失神する程の代物である。
ちなみに体色が変化するのは皮によるものではないらしく、通常種も亜種も同じ素材として扱われる。
剥ぎ取りでは入手率がかなり低く、捕獲でも剥ぎ取りよりマシ、という困った素材でもある。
そのため入手は基本報酬頼りになりがちで、出ない時はとことん出ない。
そのくせ皮素材だからか要求数は全体的に多め。特に防具一式を揃えるとなると苦労する。
毒怪竜の爪
ギギネブラの爪で、剥ぎ取りが難しい。一部では呪術などに使われるとの噂がある。
より上質なものは「毒怪竜の鋭爪」、最上質なものは「毒怪竜の剛爪」と呼ばれる。
剛爪は、不気味さ極まり、逆に美しいとすら感じてしまうらしい。人を発狂させる程不気味なのだろうか。
なお、MH3の頃は「不気味な爪」→「不気味な鋭爪」と呼ばれていた。
当時は入手難度の高さで有名で、「剥ぎ取りが難しい」と言う割に捕獲報酬では出なかった。
MHXRに登場する凶暴個体の物は「凶爪」と呼ばれ、
2頭クエストに登場する個体からは「双爪」が入手できる。
おそろしいクチ
ギギネブラの特徴的な口。短い牙がやすり状に生えており、凍った獲物を削って食べる。
凍土という、死体がすぐ凍ってしまう土地ならではの進化と言えるだろう。
最上質なものは「悪夢のクチ」と呼ばれる。一度見ただけで悪夢にうなされそうな程おぞましいらしい。
立ち位置的には一応ギギネブラのレア素材という扱いだが、剥ぎ取りの他に基本報酬でも出る上、
頭部の部位破壊報酬でもそこそこの確率で手に入る。
上位版が存在しないこともあり、入手難易度はそう高くはない。
G級の悪夢のクチも三頭連続狩猟クエストという救済クエストが存在する。
それを見越してか、レア素材にもかかわらず複数要求されることも多いのだが…。
それよりも不思議なのは低確率ながら落とし物で出現することである。
しかも落とし物の出現条件はの部位破壊である。一体どんな構造をしているんだ
毒袋
ギギネブラが自分で作り出した毒を溜めておくための内臓器官。
近年では後述する不気味な毒腺に素材としての用途が確立されたため、
ギギネブラの毒袋が素材として流通するケースはかなり減った。
不気味な毒腺
MHP3から登場した素材で、ギギネブラの毒腺。
暗闇で怪しい光を放つ。より上質なものは「不気味な猛毒腺」と呼ばれる。
剥ぎ取った後も暫くクネクネウネウネ動き続ける…というのはまだ良いのだが、
最上質な「おぞましい毒腺」は、剥ぎ取った後も永遠に動き続ける。正直不気味なんてレベルじゃない。
呪術に使われると噂される爪よりもよっぽど呪術向きなのではないだろうか。
剥ぎ取りでの入手確率はかなり低いが、捕獲では一転しかなりの高確率で入手が可能。
当然各部位の部位破壊報酬でも入手できる。
ちなみに電撃を使用する亜種からは当然入手できないが、
対応する亜種専用素材が存在しないという珍しい特徴がある。
亜種から入手できるのは電撃袋
  • 本体から離れても動き続けると言えばトカゲの尻尾が思い浮かぶが、
    あちらは外敵によって窮地に陥ったときに敵の注意を引き付ける為に動いている。
    しかし、ギギネブラに毒腺を切り離して敵の注意を引き付けるような事をする必要はなさそうだが…。
    また、血液による酸素の供給が無いためいずれ停止してしまい、永遠に動き続ける事はない。
    そうなるとやはりおぞましい毒腺が何故永遠に動き続けるのかが不思議である。
毒怪竜の骨
ギギネブラの骨。
MHXRで追加された固有素材。凶暴個体の物は「凶骨」と呼ばれる。
2頭クエストに登場する個体からは「双骨」が入手できる。
毒怪竜の氷結玉
ギギネブラが持つ玉石。
MHXRで追加された固有素材。凶暴個体の物は「凶氷結玉」と呼ばれる。
2頭クエストに登場する個体からは「双氷結玉」が入手できる。
凶怪竜の皮
ギギネブラ劇毒種の腹の皮。
凶怪竜の骨
ギギネブラ劇毒種の骨。
凶怪竜の爪
ギギネブラ劇毒種の爪。
凶怪竜の水冷玉
ギギネブラ劇毒種が持つ玉石。

関連項目

モンスター/ギギネブラ亜種 - 雷を操る突然変異個体
モンスター/ギィギ - 幼体
武器/ネブラ武器 - ギギネブラ素材を用いた各武器へのリンクあり。
防具/ネブラシリーズ
クエスト/ネギま!・凍る世界の吸血鬼
モンスター/フルフル - ギギネブラの近縁種。
登場人物/研究熱心な医師 - ギギネブラの毒を研究対象としている依頼主。
登場人物/アイシャ - 友人との合言葉にしている人物
登場人物/ソフィア - 同上


*1 MH4以降はフルフルと対峙する時も発覚状態になり緊急回避が出来るようになった
*2 ちなみに通常の卵塊はそれ自体が単独のモンスターのような扱いである。