- 種族
- 甲虫種(甲虫目 食肉亜目 セルタス科)
- 別名
- 重甲虫(じゅうこうちゅう)
- 英語表記
- Seltas Queen
- 危険度
- MH4・MH4G・MHX・MHXX:★5
- 登場作品
- MH4, MH4G, MHX, MHXX, MHST2
目次
生態・特徴
- 主に森林地帯や高地に生息する甲虫種の大型モンスター。
深碧の外殻を纏った要塞のような姿と、先端に巨大な鋏のような器官(円月尾)を備えた尾が特徴。
確認されている甲虫種の中でもとりわけ巨大な種であり、
その体躯や重量、危険性は並みの大型飛竜をも凌駕する。
甲虫種らしからぬ物々しい風貌から《重甲虫》と呼ばれるほか、
その生態や戦闘能力より「万古の重甲冑」「重量級の女帝」などの異名でも恐れられている。
- 他の甲虫種のように群れを作らず、基本的には単独で行動する。
似ても似つかない外見だが、徹甲虫アルセルタスとは生物学的には同種であり、
ゲネル・セルタスはその雌の個体である。
しかし羽は退化しており、単独では飛行する事ができない。
そのため、基本的には歩行によって移動し、長距離を移動する場合は地下を掘り進む事もある。
多少の高低差や悪路などは物ともせず、地響きを轟かせながら爆進する様はまるで重戦車。
食性はアルセルタスと同様に肉食で、左右に大きく開く大顎で獲物を噛み切るようにして捕食する。
なお、本種は一般的な甲虫種に有効な毒に対しても並のモンスターかそれ以上の耐性を備えており、
特に毒けむり玉程度では全く効果が見込めない。
- 甲冑にも例えられる外殻は徹甲虫のそれより遥かに重厚かつ頑強で、
強度に加えて流線の形状が巧みに衝撃を受け流す性質を持つため極めて堅牢。
胸部の甲殻は機動力を損なわないよう中が空洞に近く、見た目からは想像もつかないほど軽量である。
滑り止めが備わった野太い爪は鋭さよりも耐久性と厚みに長けた形質で、
この剛爪でもって険しい山肌を捉えることで前述の突進を可能としている。
尾部先端の円月尾は中型モンスターを易々と挟み捕らえて締め上げる膂力を持ち、
大鋏で拘束した生物を幾度も地面に叩き付けて屠るという恐ろしい行動も確認されている。
- 外敵と対峙すると、腹部から蒸気のような物を噴き出しつつ相手を威嚇する。
戦闘ではその巨体を丸ごとぶつけるような体当たりや、長大な尾を振り回す攻撃を主体とし、
その巨体に見合った圧倒的なパワーで以て外敵を悉く薙ぎ倒す。
尾の届かない腹部に潜り込もうとする相手には強烈な悪臭を放つガスを噴射して撃退を図るなど
その戦闘力は非常に高く、決して一筋縄では行かない。
特に体内で高圧縮した体液を砲撃の如く3連射する「高圧ブレス」は非常に危険で、
重甲虫の巨体が仰け反るほどの反動からも察せられる通り、直撃すれば昏倒は免れない程の威力を誇る。
甲殻に守られていない口部への攻撃には弱いが、
とりわけ頑丈に発達した前足の爪が顔全体を隠す盾になっており、簡単には攻撃が通せない。
- 尻尾はただ武器として用いるだけでなく、特殊なフェロモンガスを噴出するための器官でもある。
前述の悪臭を放つガスの正体がそのフェロモンであり、重甲虫はこのガスでもって
近場に居るアルセルタスを兵士として呼び寄せ、そのまま使役してしまうという驚くべき行動を見せる。
フェロモンに操られたアルセルタスは女帝たるゲネル・セルタスを守護すべく特殊な反応を示し、
時にはゲネル・セルタスの背中に着地し、さながら合体したかの如き連携を展開することもある。
合体したアルセルタスはゲネル・セルタスの攻撃に合わせて周囲に腐食液を撒き散らしたり、
ゲネル・セルタスを持ち上げたまま飛行するなどして女帝をサポートする。
ゲネル・セルタスもまた背に乗った兵士を有効活用し、徹甲虫の尖角を地面に突き立てさせ、
そのまま地盤を砕き割りながら獲物目がけて猛突するといった大技を繰り出す。
この状態の重甲虫は数少ない弱点である機動力をも克服した難敵と化すため、
狩猟に際しては徹甲虫を足止めしたり、大きく怯ませるなどして両者の連携を崩すことが肝要となる。
- ”兵士”、”女帝”という異名が示す通り、セルタスは雌個体たるゲネル・セルタスが絶対上位に位置する種である。
よって前述の見事な連携とは裏腹に、ゲネル・セルタスにとってアルセルタスは使い捨ての兵卒に過ぎない。
連携において主導権を握っているのは常にゲネル・セルタスであり、
呼び寄せた雄が外敵によって撃破されても意にも介さず、すぐさま新たな雄を召喚して戦闘を続行する。
そればかりか、強敵との戦闘によって疲労した場合は使役していたアルセルタスを自ら叩き殺し、
そのまま捕食して栄養源としてしまうケースさえある。
- 各素材は徹甲虫のそれと比較すると攻撃性より防御性に長ける傾向があり、
武具のフレームなどに加工されるケースが多い。
その強度や性質から加工の難度は非常に高いが、それらを最大限に活かして作成された防具は
飛竜との肉弾戦にも当たり負けしない程の驚くべき耐久力と十分な機動性を兼ね備える。
また上質な外殻には美しい玉虫色の模様が浮かび上がるため、装飾品として価値が高い。
なお、ゲネル・セルタスの体内を循環する「重甲エキス」と呼ばれる体液は、
甲虫種素材の加工に非常に有用として重宝されているが、
一個体から素材として得られる量は少ない上に空気に触れると危険な変質を起こす場合があり、
取り扱いには細心の注意が必要である。
概要
- MH4で登場したモンスター。
亜種については下記の記事を参照されたし。- モンスター/ゲネル・セルタス亜種(砲甲虫、MH4Gより登場)
- MH史上初となる、「大型モンスターに分類される甲虫種モンスター」である。
危険度は★5であり、通常の甲虫種モンスターの中では最も高い。
……どころか、ブラキディオスやグラビモスを始めとした強大な竜たちと同等。
更にMH4の大型モンスターの強さランクでも「強い」に定められており、
ガララアジャラやリオレイアといったモンスターよりも格上であることが明確に示されている。
- 初登場したのは、2013年5月31日に公開されたPV第4弾。
登場ムービーのカットが全編に渡って散りばめられており、第4弾における主役ともいえる破格の待遇で登場した。
内容自体もインパクト抜群で、突如崖の下から現れてハンターと戦闘を繰り広げていたアルセルタスを捕獲し、
尻尾から謎の物質を送り込み、最後はアルセルタスを背中に乗せハンターに向かって威嚇する
……というぶっ飛びすぎた描写で視聴者を驚愕させた。- 当時はゲネル・セルタスとアルセルタスの関係は一切明かされていなかったこともあって、
このシーンはファンの間で大きな話題を呼び、「一体このモンスターは何者なのか?」
「アルセルタスに何らかの物質を送り込んで洗脳したのでは?」「合体したのでは?」
などの様々な憶測が飛び交った。
その後、同年7月25日発売のファミ通および同日更新の公式サイトにて、
このモンスターがアルセルタスと雌雄の関係にあるゲネル・セルタスというモンスターであること、
アルセルタスを捕獲した際に尻尾から流れ出ていた謎の物質が、
同種を呼び寄せるために分泌されたフェロモンガスであったことなどが明かされ、
映像を見て考察を重ねていたファンたちを唸らせることとなった。
- 当時はゲネル・セルタスとアルセルタスの関係は一切明かされていなかったこともあって、
- 重量級の見た目に違わず、一撃はアルセルタスとは比較にならないほど重く、そして痛い。
鋏を使った叩き付けや巨体を生かしたタックル、長い尻尾を使ったなぎ払い、
圧縮した体液ブレスなど多彩な攻撃を繰り出し、近距離、遠距離ともに隙の無い難敵である。
地面を蹴り立てる派手な予備動作から繰り出される突進はまさに重戦車が如き迫力で、
速度こそ飛竜種のそれには及ばないが、幅広の体躯やホーミング性能も相俟って予想以上の攻撃範囲を持つ。- ちなみに、怒り状態移行時など特定の状況で体から蒸気を噴き出すのだが、
その際に機械が唸るような独特の鳴き声を発する。
しかも音程の違いで数種類ある。
この辺りは下記の通り、ミリタリーモチーフであることが関係していると思われる。
- ちなみに、怒り状態移行時など特定の状況で体から蒸気を噴き出すのだが、
- しかし、ゲネル・セルタスの最も厄介な点はフェロモンガスでアルセルタスを呼び寄せ、
連携して攻撃を繰り出してくるという点。
背中にアルセルタスを乗せ、鋭い角を活かした突進を繰り出して来たり、
突進しながらアルセルタスに腐食液弾をばら撒かせたり、
アルセルタスの介助を得ることで空中を飛行し、そのまま眼下のハンター目掛けて
地面を砕き割るほどの勢いでボディプレスを繰り出したりと、攻撃バリエーションが多彩になる。
時にはアルセルタスを分離させ、息の合ったコンビネーションでこちらを翻弄してくることも。- 合体時のモーションは2種類存在しており、まずフェロモンガスを噴出する動作を行った後、
1回目はアルセルタスを鋏で捕らえて無理矢理合体するモ―ション*1、
2回目以降はゲネル・セルタスが動きを止め、アルセルタスが率先して背に乗っかるモ―ションとなる。
フェロモンガスを噴出する行動が分かりやすいトリガーとなっているので、
ゲネル・セルタスがガスを噴出する行動を確認したら警戒したい。
なお怯みによって合体を阻止することができるが、合体モーション中は閃光玉が完全無効になっている。
- アルセルタスと合体すると、ゲネル・セルタスのペイントアイコンが通常よりも大きな丸になる。
アルセルタスにもペイントしてあると、大小ふたつの丸が重なった二重丸のような状態になる。
ペイントアイコンが重なると観察眼スキルがわかりづらくなるので、サイズをずらしたのだろう。
- 合体時のモーションは2種類存在しており、まずフェロモンガスを噴出する動作を行った後、
- だが、驚くのはまだ早い。
このゲネル・セルタス、スタミナが減少して疲労状態に陥ると、
なんと呼び寄せたアルセルタスを捕食してスタミナ回復を図る。現実世界の恐妻家もびっくりの所業である。
これまで衛兵もかくやというき働きぶりを見せていたアルセルタスを唐突に殺害し、
その死骸を容赦なく貪り食らう姿は、先代夫婦の仲睦まじさにほっこりしていた多くのハンターを愕然とさせた。
一見するとアルセルタスがいなくなるのでかなり有利になるように思えるが、
スタミナを回復される上、食らった死体が消えれば別の個体を再度呼び寄せられてしまうので、
思っているほど余裕はない。- 開発曰く、「まあそんなこと(アルセルタスの服従と献身)を言っても、
所詮、雄は雌の携帯食料でしかないのですが」。
しかし、散々こき使っておきながら用が済んだら喰い殺してハイさようなら、
そして新たな男を呼び寄せるとは、何と血も涙もない雌であろうか。
ヒトからしてみれば、もはや鬼嫁や恐妻という蔑称すら生温いそのやり方は正に鬼畜そのものである。
- なお、その捕食方法は尻尾で捕まえつつ、地面に何度も叩き付けて殺してから喰うというもの。
捕食の方法すら他のモンスターとは次元の違う残虐っぷり。R-18G上等と言わんばかりである。
そのあまりの惨さに初見で言葉を失ったプレイヤーもいたのではないだろうか。
- ちなみに、アルセルタス抹殺中にゲネル・セルタスをひるませることができれば、
アルセルタスは死亡し援護はしばらく得られず、
ゲネル・セルタス自身も捕食によるスタミナ回復に失敗して疲労状態のままという
状況に持ち込むことができ、かなり有利となる。
意図的に行うのはなかなか難しいが、試みる価値は十分にあると言える。
- 開発曰く、「まあそんなこと(アルセルタスの服従と献身)を言っても、
- 初めてゲネル・セルタスにお目にかかるであろう村★5のクエストなど、
アルセルタス一匹の狩猟がサブターゲットに指定されているクエストでは
ゲネル・セルタスが捕食のためにアルセルタスを叩き殺しても達成扱いとなるため、
残虐なシーンに全く見合わない明るいファンファーレが鳴り響くことになる。
もちろん追加報酬として報酬金と素材が手に入るのだが、素直に喜べないのは何故だろう。
- アルセルタスを倒さずにゲネル・セルタスを討伐、
もしくは倒したタイミングで新たなアルセルタスが出現という状況に遭遇する場合があると思うが、
この場合はアルセルタスが全力で剥ぎ取りを邪魔してくる。
システム上仕方ないとはいえ、モンハン健気王の名も与えたい所である。
そのためアルセルタスに何度も妨害をくらい、
結局1分経つまでの間にゲネル・セルタスから剥ぎ取りきれなかったという事態も有り得る。- MHX(X)では死体に判定が残らない仕様となっているため、
討伐したゲネル・セルタスを盾にしてアルセルタスの腐食液をやり過ごす方法が通用しない。
怯ませて墜落させておかない限り延々と剥ぎ取りを邪魔されるので、正直かなり鬱陶しい。
閃光玉の使用も視野に入れよう。
- MHX(X)では死体に判定が残らない仕様となっているため、
- 下位では「重甲エキス」、上位では「濃縮重甲エキス」、
G級では「特濃重甲エキス」が、それぞれ逆鱗・宝玉・天鱗に匹敵するレア素材。
レア度こそ他の素材と同じ4・6・8となっているが、入手確率はいずれも一桁クラス。
さらにゲネル・セルタスの武具やそれ以外にも使用する機会が多いことから、何かと不足しやすい。- MHXではゲネル・セルタスは上位のみの登場となったことに伴い、
「重甲エキス」がレア度6の上位素材として扱われる。
- MHXではゲネル・セルタスは上位のみの登場となったことに伴い、
MH4
- ゲーム中では「重量級の女帝」という異名で呼ばれているが、
その名に恥じず一撃一撃が非常に重い。
使用頻度が高い通常の突進ですら攻撃値70であり、最大の必殺技たる高圧ブレスは圧巻の90である。
この攻撃値90という数値は、あのグラビームの攻撃値80すら上回る。
下手な防御力では即死することもあるほどであり、
他の新モンスター以上に攻撃を見切るのが重要になってくる。
ゴツい見た目から、ガチンコ物理技ばかりをぶつけてくるかと思ったらそうでもなく、
遠方にいるハンターには高威力・高精度の水弾を放ってきたり、
腹下から悪臭ガスを出してハンター達の体勢を挫くなど、小細工も満遍なく使用してくる。- なお、この悪臭ガスがどうやらフェロモンガスでもあるらしく、
放った後にアルセルタスと合体、更に苛烈な攻撃を仕掛けてくる。
- 悪臭ガスの当たり判定の持続時間は見た目より長く、
ガス放出終了直後に近づくと被弾しやすい。
接近するのはガス放出終了後に一拍おいてからのほうが確実である。
- なお、この悪臭ガスがどうやらフェロモンガスでもあるらしく、
- アルセルタスと合体した後は、唯一の弱点でもあった機動力が大幅に向上、目に見えて隙が少なくなる。
この状態では、アルセルタスを地面に突き刺して、そのまま地面を削るように猛ダッシュをかけるという、
ボルボロスの突進を彷彿とさせる攻撃を放ってくるが、
ゲネル・セルタス自体がかなり横幅のあるモンスターなので納刀ダッシュだけだと場合によっては轢かれる。
さらに厄介なことに、ティガレックスのようにドリフトしながら3ターン突進を仕掛けてくる事もある。
避けにくい上にダメージもバカにならない非常に危険な攻撃である。
これが同ランクの剣士防具でも即死級のダメージを受ける攻撃として多くのハンターに恐れられている。
もちろん、壁際で喰らおうものなら、ダウン中のハンターの上を爆走して起き上がりに再度轢いてくる。
- 防御面もなかなかのもので体力が高い上に、
乗り状態を狙おうにも上に乗っているアルセルタスが邪魔でゲネル自身に乗りづらい。
さらに、アルセルタスが背中に乗っているときは落とし穴も無効になってしまう。
ゲネル・セルタスが落とし穴を踏んだ場合、あろうことかアルセルタスが持ち上げて救出してしまうからである。- このように、ゲネル・セルタスに対するアルセルタスの献身っぷりは敵ながら天晴れといったところだが、
その献身に対するゲネル・セルタスの褒美は前述のとおりあんまりなものである。
- このように、ゲネル・セルタスに対するアルセルタスの献身っぷりは敵ながら天晴れといったところだが、
- その硬軟織り交ぜた戦法と、今までのモンスターからは予備動作も判定も予測できない重い攻撃、
更に厄介な突進や腐食液で妨害してくるアルセルタスがクエスト中に必ずちらついていることから、
ハンターによってはメインモンスターであるゴア・マガラよりも強いという声も数多く聞かれる。
- ただ、ゲネル・セルタスの強さはアルセルタスのサポート込みである部分も大きい。
ゲネル・セルタスの動作自体は遅く、攻撃の予備動作も慣れれば分かりやすいものが多いのだが、
アルセルタスがその隙を絶妙に潰しているからこそ本作屈指の難敵に仕上がっているわけである。
故にサポート役であるアルセルタスをいかに合体させず、
かつ効率よく処理するかがゲネル・セルタスを攻略する上での肝心要となる。- アルセルタス自体は所詮中型でかつ下位ランクに位置するモンスターなので、
分離行動時に集中攻撃を行えばあっけなく始末出来る事も多い。
さらに、今作ではボスモンスターの亡骸は結構長い時間残ったままであり、
それが消えるまではシステム上の制約で次のアルセルタスはやって来ない。
その間に鈍重なゲネル・セルタス側を攻め立てる、と言うのは作戦としてかなり有効である。
また合体されてしまっても、アルセルタスを怯ませれば無理やり分離させる事が可能。
剣士の場合はあらかじめダメージを与えておいてジャンプ攻撃、
ガンナーであれば上に乗っていて目立つアルセルタスだけを
狙撃することで合体の解除は容易であるため状況に応じて活用したい。
尤も、アルセルタス潰しをゲネル・セルタスに邪魔されてなかなかうまく行かなかったり、
潰してもゲネル・セルタス攻めに手間取ってしまうと増援が来てしまい仕切り直しとなるので、
その辺りは自分の実力や戦法と相談の上で決めよう。
なお、闘技場のクエストではアルセルタスの増援が来ないので、
先に無理にでもアルセルタスを潰しておくと非常に戦いやすくなる。
苦手な人は試してみるとよい。
- 未知の樹海における探索でもゲネル・セルタスは登場するが、
ここだと必ずしもアルセルタスとセットではない。
探索出発画面にて最初から表示されている2匹の部分にアルセルタスとセットで並ぶ確率は
他の全く無関係なモンスターがセットになる確率よりも高いので、
パターンとしてアルセルタスとセットになるようにある程度偏らされているのだと思われるが、
無関係なモンスターとの2匹立てになっている事もある。
当然、ゲネル・セルタス自身が3匹目以降の乱入モンスターとして登場する場合は単体で乱入する。
アルセルタスとのセットとして登場するパターンであった、
もしくは他の乱入モンスターに偶然アルセルタスもいた等の理由で、
フィールド上に同時に存在する2匹のモンスターのもう片方がアルセルタスであった場合、
未知の樹海でも通常フィールドと同じ様に連携行動を取る。
しかしそうでなくアルセルタスがいない場合、またはいたが既に倒されてしまった場合、
フェロモンガス噴出等の連携行動を取ろうとはするが何も起こらず、
闘技場と同じくアルセルタスを新たに呼び寄せてまで戦う事はしないようだ。
これは狩猟環境が常に不安定な未知の樹海ゆえの、システム的な制約と思われる。
- アルセルタス自体は所詮中型でかつ下位ランクに位置するモンスターなので、
- 重甲虫の別名に違わず甲殻の部分の肉質はかなり硬いが、甲殻に覆われていない顔や手足の継ぎ目の部分は非常に柔らかく、
ここを集中攻撃するとあっさり怯んでしまう事も多い。
剣士だとピンポイントで甲殻の隙間を狙う事は難しいかも知れないが、
ガンナーだとある程度距離を開けて余裕を持てば、ゲネル・セルタスの正面に陣取ってスコープを覗きながら
爪の間を通して顔を狙撃し続ける事も難しくない。
その場合、図体の大きさから有効とされている貫通弾を使うまでも無く、
通常弾で狙撃しているだけで、G級個体ですら怯んでばかりで近づけないと言う事まである。- 爆破属性には異常に弱く、ダメージ値こそ並の100ではあるが、耐性値がとんでもない。
初期値40、上昇値20、上限値440である。
この耐性値は通常のモンスターの半分程度の低さであり、
上昇値・上限値がこれでは、息切れする気配もなく延々と爆破し続けられるレベルである。
そのため脚を無理やり爆破して転倒させ、弱点の頭部をタコ殴りにする戦術が極めて有効。
特に強烈な爆破属性武器を擁する片手剣や操虫棍では、
本来の弱点である火属性武器を担ぐよりも有効な戦術になりうる。
- 爆破属性には異常に弱く、ダメージ値こそ並の100ではあるが、耐性値がとんでもない。
- 甲虫種だがやっぱり狂竜化はする。
多くの直接攻撃に狂竜属性が追加され、また行動速度も0.8倍~1.3倍になり厄介になる…のだが、
元の肉質が硬めだからか、なんと全身の肉質が一律で10%軟化する*3。
元々弱点の頭部に至っては斬撃90%と、最近では滅多に見かけない柔らかさに変貌する。
弾かれることもほとんどなくなり、狂竜化することでかえって戦いやすくなるという話も。
なお、相方のアルセルタスは全身の肉質が-14%と尋常ではない勢いで硬化するので、
こちらを排除するのにはかなり手間取るようになってしまう。要注意。- 理性を失い凶暴化するという触れ込みの狂竜化だが、このセルタス夫婦は片方だけ、
たとえ使い捨ての非情食非常食たるアルセルタスだけが狂竜化しても、
この名状しがたい夫婦のようなものは問題なく連携を披露してくれる。
- 理性を失い凶暴化するという触れ込みの狂竜化だが、このセルタス夫婦は片方だけ、
MH4G
- MH4GのG級個体は、水ブレスのチャージを留保した状態で、
ターゲットに対して小刻みな軸合わせを複数回行い、
射線に捉えるや否や間髪入れず水ブレスを発射してくるようになった。- この攻撃はアルセルタスとの連携行動であり、アルセルタスはというと
ゲネル・セルタスが狙いを定めている間大量の減気液を撒き散らす。
この液に少しでも触れてしまうとスタミナを奪われ、ゲネル・セルタスの水ブレスの回避が困難になってしまう。
なお、従来どおりのその場でチャージし、チャージ完了と同時に発射してくるタイプも使ってくる。
- この攻撃はアルセルタスとの連携行動であり、アルセルタスはというと
- MH4Gでは、G級ゲネル・セルタス単体と戦闘できるクエストは捕獲クエスト「女帝の花道」のみである。
このためセルタスX一式を揃えるのが中々に面倒である。
特濃重甲エキスは亜種からも入手できるのが救いか。- ところでこの依頼、ゲネル・セルタスに乗りたいから捕獲してくれという前代未聞の依頼である。
依頼主である大人気一座の花形役者は次の舞台で
重甲虫の上で踊る虫(つまりアルセルタス)を演じることになったのだが、
ご本人曰く「本物の迫力にかなうもの無し!」ということで、演目のクライマックスには
本物のゲネル・セルタスを登場させ、それに乗りながら花道を渡ろうというのである。
もうどこからツッコめばいいものか分からない。
大人気一座の花形役者とのことなので、次回の公演にもさぞ人が集まることだろうが、
その舞台自体が血の惨劇とならないことを願うばかりである。
そもそもゲネル・セルタスにはライダーであっても乗れないのだが…。
ちなみに、このクエストのサブターゲットはアルセルタスの捕獲である。狂共演でもしたいのだろうか?
ゲネル・セルタスとセットで行動するアルセルタスは滅多に降りてこないし、
いざ弱った旦那の為に罠を仕掛けても嫁が引っ掛かったりとまずうまくいかないだろう。
そもそもG級のゲネルの猛攻を掻い潜って罠を仕掛けるなど危険過ぎである。
なので共演は諦めてもらおう- この
幾分イカれたG級ゲネル捕獲クエスト自体はMHXXでも再登場しているが、
こちらではサブターゲットがアルセルタスの狩猟に変更されている。
ついでにフィールドも密林に変更されたが、XXには普通のG級狩猟クエストが別にあるので、
こちらを回す必要性は薄い。
- この
- なお、二頭クエスト&狂竜化個体でもよければ、「高難度:翠色の狂演者たち」もある。
このクエストはババコンガ亜種とゲネル・セルタスの狩猟クエストだが同時には登場しない*5。
そのため、実質上同時狩猟では無く連続狩猟になっており、
二頭クエゆえの体力低下もあって意外と難易度は低い。
捕獲の見極めが苦手な方にはむしろこちらの方がおすすめかもしれない。
- ところでこの依頼、ゲネル・セルタスに乗りたいから捕獲してくれという前代未聞の依頼である。
- 今作では村ストーリーを進めることで狂竜化を一時的に沈静できる抗竜石が入手できるのだが、
上述の通り、ゲネル・セルタスは狂竜化で肉質が軟化する。
肉質90%の頭部に与えるダメージは凄まじいため、狂竜化を鎮静化させない選択もあり。
MHX
- MHXでも続投。基本的には4の上位個体を踏襲しているが
本体の下に存在する亜空間の範囲が不自然に広がっている。
本作では武器のリーチが全体的に縮小されているため、
亜空間に阻害され頭に攻撃が当たらないことが増えた。嫌がらせか
また、バックからの攻撃の繋ぎに隙が消えていたりと全体的に強化されている。
だが、多くのハンターはアルセルタスの復活時間短縮も相まって、
強いというよりも鬱陶しいことこの上ないという印象を抱くだろう。- 一方で、アルセルタスとの合体時に行う連携ボディプレスに付随していた震動がなくなっている。
- 獰猛化個体も登場。体力と部位耐久値、さらに黒モヤを纏った部位攻撃火力の強化と、
重甲虫の名に恥じぬタフネスとパワーを得た難敵に仕上がっている。
なお、獰猛個体は疲労しないため夫が腹の足しにされる悲劇はおこらない。
…獰猛化した鬼嫁にさらに荒っぽく使役されるが。
- コラボクエストでは強化個体+獰猛化という、コラボ相手に恥じない悪魔じみた個体が登場。
特に新しいモーション等はないものの、高耐久と超火力により、
「貫通弾を通しておけばなんとかなる」と油断したガンナー達を悉く蹴散らしていった。
その割にコラボ装備が格好良い+性能がそこそこ良いということで特にニャンター使いから需要は高く、
ハンターたちの屍がうず高く積みあがっていくこととなる。
- クエストで沼地に登場する事はないが、モンニャン隊においては湿原地帯に出現する事が確認されている。
湿潤なイメージは通ずるし、原生林のモンスターは沼地(湿地帯)にも現れる種も少なくないので不思議では無いが、
となるとこの湿原地帯はギルドの管轄とは別の区域なのだろうか。- 同様にモンニャン隊でのみ見れる例としては、他に砂漠地帯に出てくるガララアジャラがいる。
更に前作MH4Gではケチャワチャ、ネルスキュラ、セルレギオス、ダラ・アマデュラが、
森丘に現れていたので、この程度は何という事は無い*6。
- 同様にモンニャン隊でのみ見れる例としては、他に砂漠地帯に出てくるガララアジャラがいる。
- また、新たに古代林に進出することに成功したが、本作及びMHXXではゲネル・セルタスは遺跡平原に現れなくなった。
アルセルタスは引き続き現れるため、遺跡平原に住むアルセルタスにはしばしの平穏が与えられたといえよう。
アルセルタスの主な死因のもう片方は引き続き現れるため、あまり状況は改善されていないのは内緒。
MHXX
- MHXXも順当に続投。基本的な性質はMH4Gと変わらない。
- G級に違わぬ超火力で、G級生産の剣士防具でさえもいともたやすく削りきるほどのパワーを持っている。
「危ない」と思ったときには既に遅いことも。
ガード性能を付けたガード可能武器やブシドースタイルのジャストアクション等、
緊急回避手段を用意しておくと安心。- 一発一発が大振りで見極めやすい為、ブレイヴの練習に向いているモンスターの一つ。
ただし、攻撃判定が長引くモーションも多い為、イナシで受け止めた先で巻き込まれたりしないように注意。
- 一発一発が大振りで見極めやすい為、ブレイヴの練習に向いているモンスターの一つ。
- 相変わらずガンナーにとってはアルセルタスの妨害が激しい。
G級という事もあって、たかがアルセルタスと侮っているといつの間にか窮地に陥っていることも。
特にG級火力の彼女を相手に防御力低下を受けた日には目も当てられない。忍耐の種は必ず持ち込もう。- ライトボウガンのサポートガンナーやサポート特化の片手剣等、広域化をつけているサポート職がいると、
前線のハンター達は比較的安心して戦える。
平気でG級剣士を即死に追い込む相手なので、出来る対策は用意しておきたいところ。
- ガンナーをメインに据えるなら、耐久力に余裕のある剣士が気を引いておきたい。
捕食行動に敢えて抵抗しない、乗り攻撃時にギリギリまで時間を稼いでからダウンさせる、
狩猟笛を担いで笛を吹きまくる、等々。
貫通弾メインのブレイヴへビィならソロでも十分カモに出来てしまうが
- ライトボウガンのサポートガンナーやサポート特化の片手剣等、広域化をつけているサポート職がいると、
- また、本作では新たに密林へ進出した。
原生林や古代林といい、セルタス種は緑豊かな温暖~熱帯地域を好む傾向もあるのかもしれない。
…密林は周囲を広大な湖に囲まれた立地なのだが、アルセルタスと異なり飛行能力を持たない
ゲネル・セルタスが一体どうやってここまで来たのだろうか。
元から棲息していたのでないなら、恐らく哀れなアルセルタスを酷使して湖を越えた可能性が高いが……。
- 本来はG級のキークエに入ってない為、地味な存在に……なる筈がない。
むしろ殆どのハンターが相手にしないといけない。
と言うのも色々な意味で有名なネセト一式の頭作成に「重甲虫の断月尾」が二つ必須である為。
詳しくは個別記事を見てもらうとして、一式作成が必須となる為完成には嫌でも重甲虫夫妻を制しないといけない。- G級の通常クエスト「重量級の女帝」のサブターゲットが尻尾の破壊である為、こちらの周回の方が簡単かつ早い。
断月尾だけが目当てならぜひ試してみよう。
- G級の通常クエスト「重量級の女帝」のサブターゲットが尻尾の破壊である為、こちらの周回の方が簡単かつ早い。
派生作品
MHSP
- 01弾からの参戦。
甲虫種と言う事もあり、幼体がどのような感じになるかの不安は見られたが
成体から角々しさを取り払った見た目をしている。ぶっちゃけ、結構可愛い
バッタなどの不完全変態昆虫を思わせる。現実世界における甲虫の食肉亜目とは決定的に違うようだ。
武器名は完全変態であるが。
しかしこのゲームでは幼体の定義が曖昧で、スクアギルからさらに成長した個体がザボアザギル幼体だったり
年老いた個体であることが前提の怒り喰らうイビルジョーに幼体が存在するので
この辺は開発陣のみぞ知ると言ったところか。
まあゲネル・セルタス幼体とか言って巨大芋虫を出されても困ると言えば困る
- アルセルタスとは違い3段階成長する。初期狩力は40。
アルセルタスの倍以上の狩力を誇る。どうやらアルセルタスに下剋上は許されないらしい。
- 但し本作は水属性が全体的に不遇。
ゲネル・セルタスも火に弱い為リオレウス相手でこんがり焼かれ易く使いづらい。
02弾ではジンオウガ・ブラキディオスに攻撃が通りやすいので価値が少々上がった。
- ゲネル・セルタスの本領はズバリ武器と防具である。
特に武器・フルスロットルメイスと防具・フルセルタス改シリーズが非常に人気が高い。
- 特殊攻撃は「超高圧ブレス」(Lv1)・「セルタス合体突進」(Lv2)。
ちなみにセルタス合体突進はゲネル・セルタスの属性に合わせて亀裂から水飛沫が飛ぶようになっている。
それがたとえ地底火山であろうと。わけがわからないよ
ひょっとしたら温泉が湧いてるのかもしれない。
MHST2
- ロロスカ地方のボスとして凶光化した個体がアルセルタスと共に登場する。
ちなみにロロスカ地方は雪の降る寒冷地帯である。
本家シリーズでは温暖な森林地帯に住んでいることの多いモンスターだっただけに、
彼らについて知っているプレイヤーは驚くことだろう。逞しい適応力である。
とはいえ、亜種が砂漠に住んでいること、砂漠地帯は夜になると寒冷地以上の極寒の地に変貌することを考えれば、
もしかすると寒さには強い種なのかもしれない。
- アルセルタスとゲネル・セルタスの二体同時に襲い掛かってくるタイプのボスで、
強力なゲネル・セルタスとそれを援護する厄介なアルセルタスという構図は相変わらず。
腐食液でこちらの防御が下がったところに飛んでくる強烈な一撃に注意したい。
すくみ傾向はテクニック→怒り時スピードで、後述の合体状態でパワーになる。- 怒り状態で注意すべきは、1ターンを溜めに費やし
次のターンで放たれるすくみなしの全体攻撃「チャージブレス」。
ダブルアクションなどで防げない割にダメージは強力である為、
絆技での阻止や回避の演奏で避けるなどの対策を講じたい。
- 怒り状態で注意すべきは、1ターンを溜めに費やし
- アルセルタスと合体した状態も再現されており、フォーメンションという技で合体する。
ライドオン!
合体時は通常の頭部・脚・胴に加えて「アルセルタス」という名の部位が追加される。とうとう肉体の一部扱いである
この状態ではアルセルタスの機動力とゲネル・セルタスのパワーを活かした、
本家でもお馴染みの強力なボディプレス「セルタスドライバー」や、
雌雄一対の突進攻撃「セルタススピアー」などを繰り出してくるようになる。
その威力は正面からではこちらが一瞬で蹴散らされてしまう程の凄まじい火力を誇り、
単体攻撃とはいえ真っ向からではとても手に負えるものではなくなってしまう。- 部位としてのアルセルタスを破壊した場合、乗っていたアルセルタスは死亡した扱いになり、
合体も解除されるので、これらの手段等を使用して対処することが必要となってくる。
とはいえ序盤の火力ではアルセルタスを落とす前にこちらが倒れてしまうかもしれない。
アルセルタスへの攻撃以外にも、本家シリーズから引き継がれた解除手段が存在するので、
攻略においてはそちらの方が有効だろうか。
- 因みにアルセルタスを討伐すると「フェロモンガス」という技で再びアルセルタスを召喚する。
このため本家同様、どれだけアルセルタスを殺そうが無限に呼び出されてしまうので、
ゲネル・セルタスを最優先で狙って先に倒してしまおう。
なおメインシリーズのそれとは違い、フェロモンガスにはこちらを悪臭状態にする効果は無い。
- 部位としてのアルセルタスを破壊した場合、乗っていたアルセルタスは死亡した扱いになり、
- サブクエストに登場する強化個体「蠱惑の重甲虫」は行動パターンが大幅に変化しており、
アルセルタスの召喚・合体を一切行わない。
フェロモンガスを使用しないのに「蠱惑」の異名を付けられるとは一体…?
また、怒り時に撃つ「チャージブレス」の威力も大幅に上がっており、
なんと全体に300~400ダメージを与えるとんでもない技になっている。
ロロスカ地方をクリアした程度のレベルでは確実にパーティが全滅してしまう。
3すくみタイプを持たないスキルであるため、なんとしても絆技で確実に阻止したい。- 更に厄介な事に、蠱惑の重甲虫はHPが減るほど怒り状態に移行しやすくなる性質を持っており、
瀕死の状態では通常状態で1ターン経過するだけで怒りに移行してしまう。
当然その分チャージブレスのサイクルも短縮され、最速では5ターン毎に発射されてしまうため、
チャージブレスの連発に絆ゲージが追い付かず敗北という事態も起こり得る。
- どうしても勝てない場合はキングモンスターであるガムートと同様に
共闘パートナーが居ないタイミングで戦う事で大幅に難度が下がる。
毎ターンほぼ確実にダブルアクションを狙えるため、
絆ゲージを大量に溜め込んでおけば終盤の高速チャージブレスにも余裕を持って対応できる。
- 更に厄介な事に、蠱惑の重甲虫はHPが減るほど怒り状態に移行しやすくなる性質を持っており、
- 水属性のブレスを使用し、作成される武器も水属性となっているが、
ゲネル・セルタス自身は通常攻撃の属性も、防御力が高い属性も無属性である。
これは亜種およびアルセルタスと防具も同様。
武具
- 体内に水袋を持ち、強力な水弾攻撃を繰り出してくることを反映してか、
ゲネル・セルタスの武器は水属性を帯びるものが多い。
- 防具はセルタスシリーズという名称で、アルセルタスとゲネル・セルタス双方の素材を用いて作られる。
アルセルタスの素材がキー素材となっている部位もあるため、生産リストには割と早い段階から載るが、
ゲネル・セルタスの登場時期の関係上、一式作成できるのはかなり終盤になってからである。
なお、腰部位のみゲネル・セルタスの素材を必要としないため、
アルセルタスを狩猟できればすぐに作成することが可能となる。
防御力はゲネル・セルタス素材を用いた他部位と同じなので、序盤においてはかなり有用。
- その装備の見た目は一昔前のスーパーロボットとも呼べる風貌で、
胸や背中にウイングっぽいパーツがあったり、やたらとドリルの付いた武器があったり、
ライトボウガンはガトリングだったりとロマン溢れる物となっている。
剣士装備一式+双剣を持って鬼人回避をすれば、腕にドリルを備えたロボットがバーニアで低空飛行しているよう。
ちなみにオトモ用の防具もロボットのような見た目だが、
こちらは背中にゼンマイが付いていそうなブリキのロボットといった風態である。
余談
- 雑誌『ニンテンドードリーム』および書籍「モンスターハンター 発想の法則」に掲載された
藤岡ディレクターによるゲネル・セルタス製作に関するインタビュー記事によると、
ネルスキュラに続く中盤~後半に登場する巨大虫型モンスターを出すというのが原点だったようだ。
サソリのようなデザインとハサミ状の器官をもつというのは初期から決まっていたが、
何か足りないと漠然と思っており、そんな中で「雌の上に雄を乗っける」という絵を見て
「合体」というセルタス種のテーマが出来上がったとのこと。
ちなみに「ただこのとき(初期案)からの、雄の切なさがすごいんですよね(笑)
母体の雌に対する従順なところが、まさに虫っぽいよね」と述べていることから、
雌雄のこの関係も初期から決まっていたようである。さすがカプコン、虫に対しても容赦がない- 候補として挙がったものでは、尻尾の先端から糸を分泌して、
その糸で巨大な骨の塊をハンマー投げの鉄球のごとく振り回すといったものがあったといい、
イラストも掲載されており風貌はハサミムシの尻尾を持つ巨大カマキリのようになっている。
もう一声が欲しいという事で廃案となったそうだが、これが採用された場合、ゲネル・セルタスは
MH3シリーズのハンマー使いであるドボルベルクの継承者になっていた可能性もある。- なお、ゲネル・セルタスとドボルベルクは双方共にパワータイプのモンスターであり、
通常種は山岳地帯、亜種は砂漠地帯に住んでいる。
竜人問屋におけるドボルベルクのG級素材交換の対象がゲネル・セルタスであることから、
開発的には似たようなポジションのモンスターなのだと思われる。
「カマキリのような姿をしている」など
ゲネル・セルタスの原案に通じるような能力を持つ甲虫種が登場した。
一方で「もう一声」に相当する驚愕の生態を披露し、全く別の個性を獲得している。
詳しくはこちらを参照。 - なお、ゲネル・セルタスとドボルベルクは双方共にパワータイプのモンスターであり、
- 候補として挙がったものでは、尻尾の先端から糸を分泌して、
- アルセルタスとゲネル・セルタスにはそれぞれ徹甲虫と重甲虫という別名が付けられていることや、
ゲネル・セルタスが公式で「まさに戦車のよう」と比喩されていることから、
アルセルタスは徹甲弾、ゲネル・セルタスは重戦車がモデルではないかと考えるプレイヤーもいた。
そして、後にゲーム雑誌『ニンテンドードリーム』2015年4月号掲載の藤岡Dへのインタビュー、
および裏MH4G新登場モンスターの設定解説におけるセルタス種亜種の説明において、
やはり戦車をモチーフとしたモンスターであったことが正式に明かされた。
確かに合体状態のアルセルタスは戦車の砲塔のようでもあるし、ゲネル・セルタスの背中に乗せられたアルセルタスが、
さながら砲台のごとく腐食液を乱射する技も見られる。
あとアルセルタスが砲弾のように使い捨てであることも共通点か。- ゲネル・セルタスは怒り状態に移行すると、まるで機関車のような独特の唸り声を上げ
(バインドボイスではない)、さらに威嚇する際に下腹部から蒸気のようなものを噴出させる。
また、尻尾攻撃でこちらに狙いを定める際にガキョン!ガキョン!!という効果音を聞くことができたりと
行動の一つ一つが建築重機も斯くやと思える程の轟音を放ち
大規模な工事現場の様な機械的なSEが随所で響き渡る。
こうなると、最早虫ではなく巨大なロボットのようにすら思えてくる。- 実際、セルタス種から作られる防具の見た目は、メカ装備を好むハンターから人気が高い。
オトモに関してはわざとらしいぐらい典型的なロボットそのものの見た目になる。
- 実際、セルタス種から作られる防具の見た目は、メカ装備を好むハンターから人気が高い。
- 上記のような軍事的モチーフからして、名前の「ゲネル」は将軍などを意味する
General(発音はジェネラルに近いが)のもじりだろうか。
絶対的な命令系統で兵卒のアルセルタスを招集、コントロールする様はまさに「将軍」である。 - アルセルタスを思うがままに使役する姿は
オクラ某戦国武将モデルのキャラクターの言葉を借りて表現するなら、
「兵(アルセルタス)など所詮捨て駒よ!」とゲネル・セルタスが言っているようにも見えるとも言われている。
しかも体色も同じであり、脚部の形状がオクラのようにも見えなくもない。
- ゲネル・セルタスは怒り状態に移行すると、まるで機関車のような独特の唸り声を上げ
- 早送りだと気が付き難いが、モンニャン隊で対峙するゲネル・セルタスを良く見ると、
上にアルセルタスが乗っている。
また、モンニャン隊で初めてゲネル・セルタスの撃退に成功すると、
「モンニャン隊 女帝の冒険旗」という勲章を獲得できる。
他に撃退で勲章を貰える条件は「古龍を初めて撃退」、「シャガルマガラを撃退」、
「ダラ・アマデュラを撃退」のみであり、さらっと超優遇されている。
夫の方は不遇にも程があるレベルの扱いの酷さだというのに
生態について
- ゲネル・セルタスがアルセルタスを食料として利用していることは既に述べたとおりだが、
現実に存在するカマキリやコガネグモなどは、交尾した後(酷いときは真っ最中)に雌が雄を捕食してしまうことがある。
この現象を学術的には「性的共食い」と呼ばれ、狭いケージなどでこれらの番を飼っており、
尚且つ餌不足などが祟るとこういった事態が頻繁に起こる。
セルタス種にしろ現実にしろ一見すると非情や残酷に見えるかもしれないが、
雄と雌の繁殖における利益が異なる(性的対立)ために生じることが明らかになっている。
詳しくは性的対立で調べて頂きたいが、平たく言えば雄は異なる雌と交尾すればするほど得をするのに対し、
雌は逆に交尾すればするほど損をするという利害関係にあるために、雄はより多くの雌に気に入られるような形質を進化させ、
雌はより上質な雄を交尾相手に選ぼうとする、という理論であり、
2000年代から進化生物学の分野で一番ホットな話題となっている。- 性的共食いにおいては、「産卵のエネルギー補給のため手近な場所にいる雄を食べる、
または同じ餌を巡る競合相手でもある雄を食べる事で、今後餌を獲得できる機会を増やす」(性的共食いの量的利益仮説)、
「雄を食べると繁殖能力が向上するため食べる」(性的共食いの質的利益仮説)、
「雌が交尾相手を認識できないので、間違えて食べる」(誤認仮説)など、
これまで様々な仮説が提唱されており、現在でも性的対立の観点から研究者の注目を集めている。
性的共食いにおいては、雄側も捕食されると将来の交尾機会が永遠に失われるので、
雄は交尾相手の雌を慎重に選んだり、広い野生下なら交尾後は普通に逃げ切る雄もいる。
一方他の雄との競争力が低い虚弱な雄は、最終手段として、敢えて雌にその身を捧げる。
長時間生きながら喰われつつ交尾することで他の雄の介入を防ぎつつ、雌により多くの精子を送り込み、
自分の子供が生まれてくる割合を増やすためであると考えられている。
- その点では呼び出して道具にした上、ガッチリ捕まえておいていよいよ危険になれば非常食にするセルタス種では、
下記の通り雌の個体数が少ないため、雄が交尾後に新たな交尾相手を探索しようとすればするほど、
探索中に捕食されたり、雌をめぐる熾烈な雄間闘争に巻き込まれるリスクが増大すると予想できる。
そのためアルセルタスは武器にされようが食われようが、
最初に出会った雌との交尾に最大限投資することで繁殖の成功を得ている可能性がある。
- 性的共食いにおいては、「産卵のエネルギー補給のため手近な場所にいる雄を食べる、
- セルタス種の場合、飛行能力の有無に係る生息域の広さの違いもあるだろうが
雄のアルセルタスの発見が多いのに対し、雌のゲネル・セルタスの発見例がかなり少ないことから、
元より雄(アルセルタス)が多数派で、雌(ゲネル・セルタス)の数が少ない生物種なのだと思われる。- 多くの生物において、性比は1:1に保たれている。
その理由とは至極簡単で、雄に性比が偏っている(=雄の方が個体数が多い)集団を仮定した場合、
遺伝的に雌を多く産む個体はより多くの自分の孫を得ることができるので、
雌を多く産む形質が集団内に瞬く間に拡散し、集団内の雌の比率が増加する。
集団内の性比が1:1に近づくにつれて、雌を多く産む形質の有利性が弱まるので性比は1:1で維持される。
これは雌に性比が偏っている場合であっても同じである(フィッシャーの原理)。- しかしながら性比が偏るケースは植物でも動物でも報告されており、
「何故性比が偏るのか」という疑問は環境や遺伝などさまざまな観点から研究されている。
特にセルタス種のように雄と雌で形態が大きく異なる種においては、産む子の性別に対する親の投資に差が生じる。
さらに、天候や餌の入手可能性など成育時の環境条件による制約が更なるコストとなり、
結果として特定の性別の子ばかり産む親が有利になるのではないかと予想されている。
- しかしながら性比が偏るケースは植物でも動物でも報告されており、
- セルタス種がどのようなライフサイクルを送るのかは不明だが、
ゲネル・セルタスの生息地ではリオス種やティガレックス、ジンオウガなど、
生息場所や餌資源を巡る競争相手となる強力な大型モンスターが多数生息している場合が多い。
アルセルタスは空を飛べるので生存に不都合な地域では飛んで移動すれば良いが、
空を飛べず鈍重な体躯を持つゲネル・セルタスは移動が困難であることは想像に難くない。
以上のことから、性別で選択圧が大きく異なっているため、セルタス種では雄に偏った性比となっている…のかもしれない。
- 多くの生物において、性比は1:1に保たれている。
- ちなみに過去の夫婦たちは、雌雄間の明確な上下関係は薄かった、
あるいは雌の方が格下に見られることが多かったが、本種は明らかな女性上位である。
これが本当の肉食系女子というやつか…
このため、アルセルタスが「軽量級の兵士」と呼ばれることもあるのに対し、
ゲネル・セルタスは「重量級の女帝」と呼ばれることもある。- なお、ゲネル・セルタスを50頭狩猟すると恐妻の称号がもらえる。
- アルセルタスを呼び出して洗脳するフェロモンの種類について、
上述のインタビューに「雄は本能が高まり、アドレナリン全開になって使役されてしまうんです」
と解説があるため、恐らくプライマーフェロモン(受容した個体の内分泌系に影響を与えるもの)であると見られる。
アルセルタスの中央脳の前大脳(感覚情報の高次処理に携わると考えられている領域)を刺激し、
雌に対する極度の興奮状態にすることで洗脳しているようだ。
- 見た目のモデルとなった虫であるが、尻尾はハサミムシを思わせ、
全体のシルエット、悪臭を放出する点などはカメムシに近くなっている。
アルセルタスのモデルのひとつと思われるツノゼミもカメムシと同じく
「半翅目(はんしもく)」の昆虫であり、カメムシがモデルのひとつである可能性は高いといえる。- 因みにセルタス種の生物学的分類は甲虫目・食肉亜目となっており、
現実世界ではオサムシやゲンゴロウが属するグループである。
架空の目に分類されるランゴスタやカンタロスなどと違い、
ケルビやブルファンゴのように現実世界の生物の名称が使われている。
- 因みにセルタス種の生物学的分類は甲虫目・食肉亜目となっており、
素材
- 重甲虫の甲殻
- ゲネル・セルタスの外殻。
オスであるアルセルタスのそれに比べ、大型で分厚く強度がある。
特に前脚部分の甲殻は弱点である頭部を護るためか、とりわけ強固である*7。
要塞とも形容されるより強靭な個体が持つ堅い外殻は「堅殻」と呼ばれる。
特に厚い甲殻は「重殻」と呼ばれる。玉虫色の模様が美しい物は、装飾品として重宝される。
近年確認されるようになった獰猛化個体からはやや黒ずみ強度を増した甲殻が入手でき、
こちらは「獰猛化重甲虫殻」と呼ばれ、他の甲殻とはまた別に区別して扱われる。
- 重甲虫の胸殻
- ゲネル・セルタスの胸部にある外殻。
一番巨大な体部分で、中が空洞に近く、軽い。
より質がいいものは「堅胸殻」と呼ばれる。アルセルタスが乗っても滑りにくい質感だという。
特に厚いものは「重胸殻」と呼ばれ、ガス孔が近いためか形容し難い臭いがするようだ。
- 重甲虫の爪
- ゲネル・セルタスの爪。
攻撃用というより移動用であり、足場の悪い場所ではこの爪を利用して接地性を高める。
また、地中を掘り進む時にも使われる。
強靭な個体が持つものは「鋭爪」と呼ばれる。外側は滑り止めの効果がある。
さらに強力な個体が持つものは「剛爪」と呼ばれる。
鋭さはないが耐久性が高く、頑丈な武具作りに活用される。
- 重甲虫の大顎
- ゲネル・セルタスの顎にあたる部分の甲殻。
ブレスを発射する機構に関係する重要な部位らしい。
特に大型で上質なものは「重顎」と呼ばれる。捕食対象を易々と噛みちぎる。
- 重甲虫の円月尾
- ゲネル・セルタスの尻尾(厳密には腹部の延長した個所)の先端にある円形の鋏部分。
近づく者をなぎ払う防御用の部位らしく、戦闘中もこれを用いて薙ぎ払い攻撃を繰り出す。
また、アルセルタスを使役したり捕食する際はアルセルタスを掴むのにも用いる。
特に大きなものは「断月尾」と呼ばれ、アルセルタスをも持ち上げる膂力は人の身では耐えられない。
- 重甲エキス
- ゲネル・セルタスの体に循環するエキス。
何かが混ざり、空気に触れると酸性になり危険。
更に濃度の濃い「濃縮重甲エキス」も存在し、濃度が上がり、酸性化した時は非常に危険らしい。
異常分泌されたものは「特濃重甲エキス」と呼ばれ、甲虫種の素材の加工に活用されるらしい。
なお、ゲネル・セルタスから得られる素材の中でも非常に貴重な部類に入り、
素材として使えるほどのものは滅多に入手できないという。
通常種と亜種とで性質に違いは無く、一括して扱われる。- 逆鱗レベルのレア素材なのに、なぜかレア度が他の素材と変わらない。
このため、初見でたまたま手に入れたプレイヤーが後で重甲エキス目当てに狩りを始めた時、
初めてこの素材がレアだと気付くのである。
MHXにおいては本種が上位のみの登場となるため、普通の「重甲エキス」がレア度6の上位素材として扱われ、
入手確率もMH4(G)に比べ上がっている。 - MHXXでは「特濃重甲エキス」が再登場したので、中間の「濃縮~」が飛ばされる形となった。
- 逆鱗レベルのレア素材なのに、なぜかレア度が他の素材と変わらない。
- 水袋
- セルタス科のモンスターが持つ、大量の水を蓄えておく事ができる内臓器官。
外敵との戦闘では大気中から取り込んだ水を蓄積していき、
充分に溜め込まれた時には口から砲弾の如き高圧の水ブレスとして吐き出す。
特性はロアルドロスなどから入手できる水袋と酷似しており、同様の素材として利用できる。
貯水量などによって価値は変動し、素材としての用途も異なる。
亜種からも同様の素材が入手可能で、しかもとりわけ上質。
関連項目
モンスター/ゲネル・セルタス亜種
モンスター/アルセルタス - 非常食雄個体。
武器/セルタス武器
防具/セルタスシリーズ
BGM/天空山戦闘BGM - ゲネル・セルタスのテーマ「万古の重甲冑」
モンスター/ナルハタタヒメ - 産卵期に雄個体を捕食した雌仲間*8。鬼嫁っぽいのも共通する。
モンスター/クイーンランゴスタ - 本種と同じく、数少ない甲虫種のボスモンスター。