モンスター/ティガレックス

Last-modified: 2024-04-09 (火) 15:29:43
種族
飛竜種(竜盤目 竜脚亜目 レックス科)
別名
轟竜(ごうりゅう)
異名
絶対強者
英語表記
Tigrex
危険度
MHP3:★6, MH4・MH4G・MHX・MHXX:★5, MHRise・MHR:S:★7
登場作品
MHP2, MHP2G, MHP3, MH4, MH4G, MHX, MHXX, MHW:I, MHRise, MHR:S, MHF, MHST, MHXR, MH-R, MHST2
アイルー村, アイルー村G, アイルー村DX
狩猟地
砂漠, 雪山, 旧砂漠, 砂原, 凍土, 遺跡平原, 原生林, 氷海, 天空山, 未知の樹海, 地底洞窟, 戦闘街, 古代林, 沼地, 極圏,
古代樹の森, 大蟻塚の荒地, 瘴気の谷, 龍結晶の地, 渡りの凍て地, 導きの地, 寒冷群島, 溶岩洞, 翡葉の砦, 城塞高地, 獄泉郷,
峡谷, 花畑, 極海, タルジュ雪原(MHST)

派生作品

派生作品に関しては下記の記事を参照されたし。
モンスター/ティガレックス/派生作品

目次

編集について

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モンスター/ティガレックス/MHP2~MHXX
モンスター/ティガレックス/MHW:I以降

特徴・生態

原始的な骨格構造を色濃く残したまま進化を遂げた大型の飛竜種。
絶滅種であり飛竜種の始祖と言われる古代生物、ワイバーンレックスに近い存在と考えられている。
黄色の外殻に青い縞模様の体躯と、歩行に適した形状に発達した前脚が外見的特徴で、
飛竜種でありながら飛行を苦手とする反面、陸上での運動能力に徹底的に特化している。
性質は極めて獰猛で、生態系の頂点に立つ飛竜の一種として恐れられる存在であり、
絶対強者」や「大地の暴君」などの異名で知られる。
ティガレックスを象徴する最大の特徴として、大音量の咆哮が挙げられる。
咆哮を以て相手を威嚇する習性は多くの大型飛竜種に共通する生態であるが、
ティガレックスの体内には「大鳴き袋」と呼ばれる特殊な内臓器官があり、
これを利用して暴力的なまでの膨大な音量を誇る咆哮を放つ事を可能としている。
それは最早「音」の常識を超え、
放たれた瞬間に衝撃波のように周辺の物体を破壊してしまうほどの威力を誇り、
屈強なハンターであろうとも、間近で受ければ身に纏う装備ごと吹き飛ばされてしまう。
かなり離れた位置からも耳に届くその咆哮から、ハンターズギルドでは《轟竜》とも呼ぶ。
前脚には飛竜種のそれらしい飛膜こそ存在するものの、
「翼」としては未発達であり、前述したように飛行は苦手としている
(不可能というわけではないが、実行するのは洞窟などの閉所で大きな段差を乗り越える場合などに限られる)。
しかし、強靭な脚力とバネを活かして上空まで一気に跳躍し、飛膜で気流を捉えて滑空する事は可能。
これによって地形を無視して長距離を移動する事も出来る。
主に砂漠や砂原などの乾燥帯に生息するとされるが、特定のテリトリーを定めてその地に定住する事は珍しく、
各地を放浪するように移動しながら獲物を探している。
環境に対する適応力は高く、バルバレギルドが管轄する遺跡平原やチコ村付近の原生林など、
高低差の激しい地域での目撃報告も増えている。
また、新大陸古龍調査団が調査を続けている「新大陸」においても
出現が確認されるようになり、従来以上に警戒されるようになった。
寒冷地域での活動に有利となる肉体的特徴は特に見受けられないが、
それにもかかわらずフラヒヤ山脈の周辺などの寒冷地域での目撃例が比較的多い。
これはティガレックスがポポの肉を好物としており、
そのポポを捕食するために自ら積極的に寒冷地に出向いているためと考えられている。
こうして自らの本能にのみ従って様々な地方に出没するため、
ハンターズギルドの監視を掻い潜って突如として予想外の地域に襲来し、
大きな被害をもたらす事例も多々確認されている。
このような神出鬼没な性質も本種の危険性の一端と言える。
平常時は後脚のみで二足歩行を行う個体が多く確認されているが、
獲物や外敵を発見して臨戦態勢となると、地を掴むように前脚を降ろして四足歩行の体勢となる。
この体勢こそティガレックスが自身の運動能力を存分に発揮できる姿であり、
四脚を駆使した突進の速度は時速50kmを超えるともされる。*1
また、脅威となるのは速度だけではなく、
突進による攻撃を避けられたと判断すれば爪を地面に突き立てて急停止したり、
あるいはその爪を軸に身体を翻して素早く獲物に向き直り追撃を仕掛けるなど、
動体視力や制御力にも目を見張るものがある。
加えて獲物と認識した存在を執拗に追跡する傾向があり、
岩壁などに四肢の爪を突き立て、そのままよじ登ってまで獲物を追い詰めていく場合もある。
捕らえた獲物は力尽くで押さえつけ、鋭い牙を顎ごと叩きつけるように喰らい付く。
余りにも乱暴な捕食行為に、獲物の肉体は骨が砕け血肉が飛散した見るも無残な屍と化す。
その様子は素人の目で見てもティガレックスの仕業と判別できるほどだという。
膂力そのものも優れており、かなりの重量を誇る骨鎚竜ラドバルキンの回転突進を
なんと前脚と顎で正面から受け止め、さらに食らいついて投げ飛ばすなど、
力に任せた型破りな行動を見せることもある。
捕食を目的としない外敵との戦闘においても、本種の凶暴性は遺憾無く発揮される。
鋭い牙や爪は勿論、頑強な甲殻に強靭な尻尾など、全身のいかなる部位も敵に痛打を与える武器となる。
また、獲物の背後を狙う、爪を用いて切り出した岩石や氷塊を投げ付ける、
地形や高低差を利用して飛び掛かるように奇襲を仕掛けるなど、
見た目や凶暴性に反した狩猟や戦闘においての本能的な知性の高さも垣間見える。
興奮がピークに達すると身体の末端部を中心に血管が拡張し、
充血する事で頭部や外殻の一部に波打つ模様のような赤色が浮き上がる。
この状態では血流が増加し、それに伴って外殻も多少は軟化するが、
代わりに全体的な動きは更に加速化し、最早暴走と断言できるほどの危険な存在と化す。
怒りに燃え滾るティガレックスとの遭遇は死を意味するといっても過言ではないとされ、
こうなれば新米ハンターは即刻退避しなければ命の保障は無い。
食料の確保を目的に平然と他のモンスターの縄張りに侵入する場合も多く、
その縄張りの主であるモンスターと激しく交戦する様子がしばしば目撃される。
放浪を繰り返す本種は生態系の頂点に君臨するモンスターと遭遇するケースがとりわけ多く、
リオレウスやディノバルド、オドガロンなどの強大な大型モンスターとの衝突事例も枚挙に暇がない。
ただし、飛行能力に重きを置いた一部の飛竜については
地上での運動能力に長けるティガレックスと激突する事を避けるとされており、
本格的な縄張り争いを繰り広げる様はあまり見られない。
ティガレックス自身も獲物を得て満足すれば長居せずに次の狩場へと向かう場合が多い事から、
嵐が過ぎ去るのを待つように我慢して、安全と生存の確保を選ぶ飛竜も少なくないという。
また、寒冷地域ではポポを積極的に襲うため、
ポポの群れと共に生活を送る巨獣ガムートにとっては幼体の命を脅かす最大の脅威である。
更にティガレックスは個体や状況によっては成体のガムートにまで積極的に襲い掛かる場合もあり、
この事からガムートが明確に自身への脅威として認識する数少ないモンスターでもある。
幼体の頃にティガレックスからの恐怖を強く植え付けられたガムートは、
無事に成長した場合は特にティガレックスに対しての攻撃性が高まるとされている。
全身が武器と言っても過言ではないティガレックスの素材は
武具の生産や強化には最適であり、高額で取引される。
剥ぎ取られた後でもなお威圧感を醸し出す素材は熟練の職人であっても加工が難しいが、
それを乗り越えて作成された装備には見た者の心をも砕こうかという凶悪な迫力と破壊力が宿るという。

概要

  • 誕生秘話によれば、主たるイメージは「*3
    ライオンの要素を持つリオレウスに対抗する存在として創造される過程で、
    天空の王たる火竜とは対照的な、「地上での活動に特化したモンスター」というコンセプトが誕生したという。
    モチーフについては「原始的な飛竜」という設定から恐竜のイメージをダイレクトに盛り込み、
    更に原初の飛竜の一つであるワイバーンレックスの造形をリファイン、
    それらを掛け合わせるような形でデザインされた。
  • ディアブロスやグラビモスなどと同様、飛竜でありながら完全地上特化型のモンスター。
    節足動物にも似た、人によっては強い生理的嫌悪感を抱くであろうモーションで高速で迫ってくる。
    身体全体を用いた攻撃はどれも攻撃範囲が非常に広く、特に突進の当たり判定はほぼ全身に存在する。
    回転攻撃が終わった瞬間近づき、まだ判定の残っている前脚に当たって吹き飛ばされた…
    という苦い経験をしたハンターはかなり多いと思われる。
    はっきり言ってしまえば全身が当たり判定の塊のようなもので、
    特に当たり判定が異様に広かったMHP2G以前は
    ギリギリ接触してないはずの位置でも轢かれるといった事態が多発していた。
    • さすがにモーションとの乖離が大きすぎる事は問題視されたのか、
      後のシリーズでは「鋭い脚爪によるダメージ」等で解釈すれば納得できる程度の当たり判定に収まっている。
    飛竜種としては珍しくブレスを吐かないが、遠くの相手には岩を飛ばすという遠距離攻撃を持ち合わせている。
    • MHP2G以前の作品では、ほとんどの攻撃が龍属性を含んでいた。
      そのため単純に防御力が高い装備であっても龍耐性が低い場合、思いの外大きなダメージを負ってしまう。
      古龍防具、特に龍耐性が著しく低いミラ系を装備している時に攻撃を喰らうと即死することも。
      逆に言えば、防御力が低い装備であっても龍耐性が高ければ意外と耐える事が出来る。
  • 轟竜の別名はその強烈な咆哮から。
    喰らってしまうと硬直してしまうのは従来のモンスターと一緒だが、
    ティガレックスの場合、至近距離にいるハンターは音圧で吹き飛ばされる。
    モンハン史上初の、バインドボイスを直接攻撃として利用するモンスターである。
    • 以前はバインドボイスの判定と、純粋な攻撃としてのダメージ判定の二段構えになっているため、
      至近距離で下手にガードなんてしようものならスタミナがごっそりと持っていかれた。
      特にMHP2G以前では高威力のダメージ判定の後に低威力のバインドボイス判定が続くので、
      ガードしてしまうと殆どの場合その場に踏みとどまってしまう。
      また、MHP2G以前は咆哮の硬直時間そのものもディアブロスやフルフルと同様非常に長かった
      スタミナを大幅に削られた状態or咆哮で硬直させられて動けない中、
      次の攻撃の予備動作に入るティガレックス……状況から考えて嫌な事態しか浮かんでこない…。
    • とはいえダメージ、バインドボイス共に判定は一瞬なので、
      回避性能のスキルが無くても回転回避で避けることは一応可能。
      また身構えてから咆哮を放つモーションが全モンスターの中でも指折りに分かりやすいので、
      回避のタイミングが掴みやすい。
      慣れればそこから反撃や体勢の立て直しなどに応じることが出来、又と無い攻撃チャンスとなる。
    • 実はティガレックスの咆哮は指向性が強く、範囲自体は非常に狭い
      全周囲に影響を与える従来のバインドボイスと異なり、
      言うなれば前方に不可視の音圧ブレスを吐いているようなものであり、
      背面に回れば耳栓なしでも尻尾に攻撃を加えることすらできる。
      前方でもある程度距離を取っていれば影響は受けない。
      ティガレックスが登場する以前のシリーズではリオレウス、フルフル、ディアブロスなど、
      咆哮が広範囲に渡るモンスターばかりだったため、
      轟竜という異名の割に拍子抜けした古参ハンターもいるのではないだろうか。
      怒り状態に移行する時は確定でバックジャンプを行い距離を離すため範囲外になりやすく、
      その印象に拍車をかけている。
  • 怒り状態になると顔や前脚の血管が拡張し、赤く染まる。
    赤くなった部分の肉質は柔らかくなるため、大ダメージを与えるチャンスである。
    しかしただでさえ高い攻撃力とスピードがさらに跳ね上がる(攻撃力1.5倍、俊敏性1.4倍)ため、
    そのまま突っ込むのは非常に危険。
    閃光玉や罠を駆使しつつ、無理しない程度に攻撃を叩き込もう。
    というより、怒ったティガレックスは狂ったように暴れ回るために、野放しにしておくと手の付けようがない。
    凶悪な威力と広範囲を誇る技を非常に矢継ぎ早に繰り出してくるので、
    安易に回避行動を連発しているとやがてスタミナ切れを起こし、
    動けないところに攻撃を喰らってキャンプ送りにされてしまう。
    慣れないうちは閃光玉を調合素材まで持ち込むのがほぼ必須といえる。
    • MHP3以降ではMH3のアイテム耐性の設定が導入されたことにより、閃光ハメが出来なくなった。
  • 一方、壁やマップ内にある岩に向かって突進させると壁に噛みつきしばらく動けず、全くの無防備になる。
    真っ直ぐ突進させないとずれて噛みつかないので、
    ガードがしっかりできるランス・ガンランス以外では狙うのは難しいが、
    うまく噛みつかせた場合は大きなチャンスとなる。
    • MHP3以降では高台・岩の仕様変更などにより、噛みつかせるのが難しくなったが、
      それでも時折岩に噛みついてアガアガもがくティガが見られる。
  • 戦闘時は常時四足歩行だが、MHXXまでの未発覚状態では
    モチーフ元のティラノサウルスよろしく二足歩行でそこら辺をうろつく姿が見れる。
    要はワイバーン骨格の歩行モーションそのまんまと言えば分かりやすいが中々違和感のある光景である。
    というか発覚した後も最初の咆哮までは二足歩行のままじりじり近づいてくる。
    外敵の排除に移る直前のモンスターにあるまじき緊張感のなさである。
    同じことはナルガクルガにも言えるが、
    あちらは発覚後は即座に四足歩行に切り替わるのでティガの異質っぷりが凄まじい。
  • ティガレックスのコンセプトは、辻本プロデューサーが打ち出した
    「Pシリーズはわかりやすさを重視したい」という指針を反映したものであるらしい*4
    「突進してきて食欲旺盛」という性質や、自らの身体能力を活かした暴力的な技など
    わかりやすい怖さをメインに据え、ハンターのライバルとして認識してもらえるようにデザインされたようである。

MHP2(G)

  • 全盛期。この時代のティガレックスの存在感を一言で表すなら間違いなくコレになるだろう。
    実際にその存在感と強さは多くのハンター達に絶大なインパクトを植え付け、
    今なお衰えぬ記憶(という名のトラウマ)となって残り続けている。
  • 初登場となったMHP2ではパッケージを飾ったうえ、オープニングムービーでも登場。
    キャラクターメイクが終わるとティガレックスがポッケ村に向かうハンターを襲撃するシーンから始まり、
    丹精込めてメイキングしたキャラクターを谷底へ叩き落とすという凶行に打って出る。
  • なんとかポッケ村に辿り着き、まずは簡単なクエストをこなしていく中、
    なんと村長クエスト★1の忍び寄る気配でいきなり出現する。
    今ではすっかり恒例行事であるが、
    「ポポノタンを納品するだけ」という簡単なクエストを受注したと思ったら轟竜と鉢合わせ、
    唖然としている間にその当たり判定と攻撃力の暴力によりあっさりと力尽きてキャンプ送りにされたり、
    またある者は簡素な骨の武器毛皮の鎧で挑みかかるもあっさりと返り討ちに遭ったりした。
    • シリーズの知名度が上がり、爆発的に新規プレイヤーが増えたのが同作である。
      そのため、このクエストからティガレックスをトラウマモンスターの筆頭格に挙げるハンターは多い。
      • 辻本Pも自身のラジオ番組にて「何回やっても威圧感があるんですよねぇ…」と語っていた。
    このあまりにも衝撃的すぎる初対面の後にもキークエ、緊急クエ、大連続狩猟、二頭クエなど
    ティガレックスが出現するクエストは多く、やたらと顔を合わせる事が多い。
    同作におけるライバル的なポジションのモンスターのため、嫌でもトラウマを克服せざるを得ない仕様なのだが、
    慣れていくうちに上述の演出を含めて「良モンスである」とする人も多かった。
    • 続編のMHP2Gでもポッケ村という拠点の状況上、新規プレイヤーはこのクエストを受注することになる。
      同作からMHをやり始めたハンターにも容赦なくトラウマを植え付け、
      主役であるはずのナルガクルガを上回る程の勢いで猛威を振るった。
  • 村長★5昇格への緊急クエスト「絶対強者」で本格的に狩猟対象として登場するわけであるが、
    ある意味地形を味方に付けての登場となる。
    雪山のエリア8で戦うことになるのだが、エリア7側が封鎖されているためエリア6からしか入れず、
    ご存知の通りエリア6から入った場合、エリア8の狭くて戦い辛い場所へと出る。
    中央の広場まで距離があるため、大抵の場合初手突進でそのまま轢かれ理不尽を感じる。
    挙句、ティガレックスのサイズ的に回避等で後ろに回り込むのが難しいという倍プッシュ。
    ティガレックス一頭でほとんど隙間がなくなるような場所で
    全身当たり判定のコイツが暴れ回る訳である。
    為す術無く起き攻めや壁ハメ等でBCへ送り返された人も多いのではないだろうか。
    酷い初見殺しである。
  • MHP2GではG級が追加。
    ティガレックスも強化され、G★3という最上位ランクで満を持して登場する。
    G級では岩飛ばしが強化されており、怒り時になると飛んでくる岩が凄まじい速度になる。
    • ちなみにこの岩は発射直前で既に3つの当たり判定に分かれている。
      それゆえ岩飛ばしを前足と同時にガードすると、一点に集中した4つの判定に襲われ、
      最悪スタミナMAXからでもクラッシュする。
    • ちなみにこの岩飛ばし、腕を動かしてから引き戻し完了までの間、胴体部分にも攻撃判定がずっと出ている。
      双剣で喜び勇んで胴体を殴りに行ったり、咄嗟に前方回避するとまず攻撃で尻餅、
      そのまま噛みつき等でハメにかかってくるので注意。
    • なお、MHP2GではG級の「熱砂の虎」というイベントクエストで、
      これまで出現しなかった旧砂漠にも姿を現すようになっている。
      とはいえこれ以外に特筆すべきこともなく、天鱗が出やすく設定されているわけでもないので、
      プレイヤーからはそこまで注目されているわけではない。
  • 突進の最たる脅威はその追尾性能だが、一度避けても方向転換の後もう一度突っ込んでくる。
    上記で語られた全身判定も相俟って轢き殺される事態が多発し、
    猛然と大口を開けて突っ込まれるビジュアルも相俟って、
    ティガレックスの突進をトラウマ要素の筆頭に挙げるプレイヤーは多い。
    怒り状態になると180°ターンができず精度が甘くなるのだが、方向転換できる回数が2回に増える。
    120°ターンしつつ正三角形を描くようにして旋回し、本命の3回目の突進を当ててくるのである。
    火力とスピードも上昇しているうえ、何処へ行くか予測し辛く慣れるまでは危険。
  • 遠距離だと突進が危険だが、近距離は近距離で噛みつきが厄介。
    何故か二連噛みつきのホーミング性がやたらと高く、
    通常時でも顔を引いたのを見てから動き始めては避けられない。
    怒り時は言わずともがな。
    ガンナーで連射や貫通のクリティカル距離を維持しつつ顔を狙っていると、
    攻撃判定のある前脚引っかかってしまう事がある。
  • また、攻撃倍率が同ランクの他モンスターに比べ若干高い。
    怒り中はガンナー等低防御だとワンミス即死の可能性が非常に高くなるため、
    下記の閃光玉をはじめとした対策は必須。
  • この頃のティガレックスの狩猟は、閃光玉の有無によって難易度の差が非常に激しかった
    ティガレックスは突進や飛びかかりでとにかくエリア中を動き回る上、
    リオレウスの火球やラージャンの気光ブレスに代表される、
    「体のどこかしらが無防備になる技」がほぼ無かったからである*5
    ほぼ全ての攻撃技が全身に攻撃判定のあるティガレックスは、
    「そのままでは付け入る隙の無い相手」として大いに恐れられていた。
    一応OPで閃光玉を投げるシーンがヒントとして入っていたり、支給品に閃光玉が入っているのだが、
    当然閃光玉が有効である事を知らなければ苦戦を強いられる事になる。
    • 全身が当たり判定の塊であった当時は、
      武器種ごとの相性の良し悪しが極端にあらわれるモンスターとしても認知されていた。
      ガードができない近接武器の中でも張り付いていないとダメージを出せない武器は総じて相性が悪く、
      一歩間違えれば大ダメージを受ける恐怖に怯えながらの狩猟を余儀なくされた。
      一方で、不利な中でも大剣、ハンマー、狩猟笛などは振り向きざまに早めに攻撃を出し、
      すぐに向かって左に回避して判定を置き逃げするという方法で割と容易に頭を攻撃することができた。
      ランス・ガンランスはガード性能+1さえつけておけばガード突きで有利に立ち回ることができ、
      ガンナーに至っては閃光玉さえ投げてしまえば適当に撃ちまくっているだけで倒せてしまう(後述)。
    • ティガレックスは範囲と速度にものを言わせて攻撃を繰り出してくるため、
      マトモに攻撃を加えるにはまずティガレックスの動きを封じる必要がある。
      そこで閃光玉を用いるワケだが、この閃光玉使用時の挙動がまた極端。
      目くらまし中のティガレックスはその場から一切動かないといっても過言ではない状態となる。
      一応攻撃を放つこともあるのだが、予備動作の大きい噛みつきか回転攻撃程度。
      さらに他の飛竜に比べるとあからさまに威嚇の頻度が多い上、
      極めつけが体の向きを変えないという有様。
      これにより一撃・手数関係なく、どんな武器でも狙った部位を狙い放題にすることができた。
      特にガンナーの恩恵が大きく、閃光玉さえ用意してしまえば完全にこちらのもの。
      また、怒り状態中に閃光玉を投げた場合も同様で、怒り時間を大幅に削る事ができるうえ、
      怒り中の肉質軟化によるダメージアップも見込める。
      追加で気絶や状態異常にできればさらに怒り時間を削る事ができる…と、その効果は絶大であった。
      こうした事情から、ランス系以外で挑む場合は閃光玉を調合分まで含めて持ち込み、
      動きを封じて狩猟するのがセオリーとなっていた。
    • PTでの狩猟では特にこれが顕著であり、4人で閃光玉を持ち込むと都合20発以上が投げられるため
      終始目くらましで動きを完封したまま狩猟という戦法もあった。
      MHP2Gの大連続狩猟でもティガレックスが登場するものは基本的に高難易度で、
      しかも他のモンスターが閃光玉の効果が高いとはいえない、もしくは閃光玉を使ってしまうと
      かえって暴れまわって厄介になるものが後に控えているという事が多く、
      閃光玉はティガレックスの番までにさっさと使い切って積極的な時短が狙われていた。
    • 特にイベントクエスト「武神闘宴」ではナルガクルガ、ティガレックスと来た後、
      グラビモス亜種、ディアブロス亜種、激昂したラージャンという難敵ばかりが並ぶクエストのうえ、
      体力が通常クエスト並かそれ以上の高さと来ているため、
      到底普通にやっていては制限時間に間に合わない。
      そこで、目眩し中の挙動が素直なナルガクルガとティガレックスを閃光漬けにして速攻で倒し、
      残り3体を倒す時間的な余裕を得るというのが比較的難易度の低い攻略方法とされていた。
  • 同作の訓練所クエストにも登場。使用武器は片手剣、大剣、ランス、狩猟笛、弓である。
    使い勝手が特殊なランスや狩猟笛、弓あたりは難易度が高く、詰んだという人も多かったが、
    実際にはランスは高台を背にしてガードをしておけば勝手に牙が刺さってくれるうえ、
    すぐに武器をしまって採取すれば回復薬グレートやシビレ罠を安全に入手できる。
    前述の通り、どの武器種でも軸をずらしつつ振り向きざまに攻撃判定を置き逃げして回避したり、
    威嚇中や岩投げの直後など確実に安全なタイミングに攻撃するようにすれば被ダメージを大幅に抑えられる。
    大剣と狩猟笛は立ち回りに慣れてきたら振り向きざまに攻撃判定を置き逃げしやすく、
    弓も欲張らずに回避を優先して時間をかけることでクリア可能である。
  • このようにMHP2時代のティガレックスは存在感・実力ともに申し分なかった。
    それ故にMHP3での弱体化にがっかりしたプレイヤーも多い。
    • もっとも、実際はこの頃は現在と比べるとモーションが少なく、次の行動を読みやすかった上、
      密着していても左腕方向に回避するだけでほとんどの攻撃をやり過ごせ、
      また振り向きが隙だらけであったこともあり、
      当時閃光玉なしでも被弾ゼロで討伐できるぐらいに慣れていたハンターにとっては、
      (MHP3はともかく)MH4での新行動が追加されたティガレックスの方が遥かに強いと感じる場合も多い。
      狂竜化個体やギルドクエストの高レベル個体ならばなおさらである。
  • ババコンガと同じく罠肉を活用できる相手だが、あちらと違って怒り状態では肉を食べてくれない。
    そして非常にキレやすいため、結果的に中々食いつかない。
    また、食べている最中に怒りへ移行すると肉を無視してこちらを攻撃しに来る。

MHP3

  • MH3では登場しなかったがMHP3には参戦が決定。
    見た目はリオス夫婦やディアブロスとは違い、あまり変化していない。
    強いて言うなら体や口内の色が濃くなったくらいだろうか。
    また、突進や跳びかかりの着地の際に砂利や小石が飛び散るようになり、演出面の迫力が増した。
  • 多くのハンターから歓迎の声を浴びて登場したMHP3だが、
    ゲーム全体の難易度低下調整の煽りをガッツリ受けてしまっている。
    アイテム耐性によって閃光玉や罠に頼った戦い方が出来なくなったわけだが、
    それを考慮しても少々行き過ぎなのではないかといえるレベルである。
  • まず当たり判定が大幅に修正。
    過去に頻発していた回転攻撃後の前足に被弾、噛み付きが終わったのに口に近づくと吹っ飛ばされる、
    といった事態が殆ど見られなくなった。
  • 両翼の部位破壊の仕様が変更されており、
    MHP2Gまでは一段階目で爪、二段階目で青色の突起(指)が破壊されるが、
    MHP3以降は両方とも纏めて破壊される。
  • 動く凶器と呼ばれていた突進も、
    あの驚異的だった誘導性能が無くなったためかなり避けやすくなっており、
    鬼畜と名高い尻尾の吹き飛ばし判定も消失した。
    おまけに突進のフィニッシュにいきなり急停止して小さく後退するモーションが追加された。
    恐らく、突進をやり過ごしてすぐに体勢を立て直そうとするハンターへのカウンターと考えられるが、
    攻撃後にはいつも通りの軸合わせを行うために危険度は低い。
    動き自体がもっさりして迫力不足なのも相まってファンからは批判が多い。
    • この攻撃が猛威を振るうのはハンターが壁際に追い詰められた時であり、
      運が悪いと突進→急停止→以下ループ、という清々しいまでの壁ハメに陥ってしまい、
      過去作品以上の地獄を経験することになる
      普段は全く怖くないのに特定の状況になると一方的に蹂躙される凶悪攻撃に変貌するのも、
      この技の低評価につながっている。
    • 攻撃判定が大幅に見直されたことにより、
      ティガレックスの左前脚(ハンターから見て右の前脚)で立ち回ることができるようになった。
      突進は必ず左前脚から踏み出すため、ティガレックスの振り向きに合わせて回避することで、
      左前脚がハンターの頭上を通り越してしまうのである。
      これにより、最悪だったガード不可武器との相性が大幅に改善された。
  • また、弾き飛ばしてくる岩もサイズダウンしている。
    今作では地面によって岩が属性を纏うのでそれを考慮していると考えられる。
    飛んでくるスピードはかなり速くなっているが、その分フレーム回避を決めやすい。
  • 更に今作では各種攻撃に含まれていた龍属性が一切無いため、防具の龍耐性値に関わらず、
    同じ防御力の装備なら受けるダメージは同じとなってしまった。
    これはMH3系列の仕様上仕方ないという声が多い。
  • 極めつけに怒り状態時の攻撃力の上昇も、1.5倍だったのが1.3倍に落ちている。
    決して低いというわけではないが、
    怒り時に本領発揮というティガレックスのシンプルな怖さにして魅力が削がれてしまった感が強い。
  • 疲労状態の弱体化も激しく、突進後の方向転換に失敗し、盛大にスッ転ぶ
    この隙はかなり大きく、集中のついてない大剣でも溜め3が入るほど。
    方向転換した時点で当たり判定は消失しているため、積極的に追いかけて大技を決めよう。
    ただし、疲労時に大幅に弱体化するためか、疲労時間そのものは比較的短め。
    • スタミナを回復するべく草食モンスターを捕食するのだが、何故かエリアに着くと確定で威嚇を行う
      そのためペイントボールなどで位置を把握しておけば食事の邪魔に失敗することはほぼなくなる
      これはナルガクルガでも同じ仕様になっている。
      • 尚、この2頭は移動先のエリアで着地した後に威嚇を行うことが多々ある。
        見分け方は簡単であり、捕食を行う時は着地と同時に明らかに普段とは違った滑らかな動作で威嚇を行う。
        スタミナの切れた状態でエリアを変えたら、移動後の動向にも目を配ろう。
  • 追加された新モーションとして、前方に滑り込みながら回転攻撃を行うモーションがある。
    踏み込みの時は食らい判定がないので剣士にはあまり影響がないが、
    ガンナー達にとってはちょうどクリティカル位置で回転攻撃にぶつかる憎いモーションとなっている。
    この攻撃は距離に関係なくかなり多用してくるため、剣士にとってはほぼ隙だらけの攻撃になる。
    MHP3のティガレックスに剣士が推奨されていた理由の一つである。
  • 一方で怒り補正など攻撃倍率自体は大幅に下がったのでわかりにくいものの、
    モーションの攻撃値自体は前作よりも上がっている
    特に咆哮と回転攻撃はどちらも攻撃力40→60と大きく上昇し、
    威力もガード性能+2を付けたランス、ガンランスでさえノックバックしてしまうようになった。
    ガード主体戦法の場合は前作よりやや苦戦するかもしれない。
    逆に過去作品で最高クラスの攻撃力だった2段噛み付き(単体、突進フィニッシュ両方)は
    攻撃力が若干下がっている。
  • 凶暴な性格と荒々しいモーションの数々、
    そしてティガレックス自体がいかにもハンターを捕食してきそうな印象から、
    拘束攻撃を引っさげてくるのではないかと予想したハンターも多かったが、実装されなかった。
    裏を返せば、ハンターを一方的に痛めつけ、肉体的にも精神的にも苦痛な拘束攻撃を敢えて行わず、
    正々堂々と勝負をつけようとするティガレックスの株が更に上がったともいえる。
    それでも、凶暴で貪欲さがシンプルに伝わってくるイメージから、拘束攻撃の追加を望むファンは多い。
    生態ムービーを見る限り、捕まった時点で例の魔物のように一乙確定になってしまうかもしれないが。
  • 時を同じくしてファン待望の亜種が、かの大咆哮を引っさげて登場したこともあって、
    さらに通常種のインパクトが薄れてしまったとも言える。

MH3G

  • 続くMH3Gでは、対となるナルガクルガに希少種まで追加される中、まさかの不参戦
    ギャラリーにMH4のコンセプト映像が収録されており、一応そこでティガレックスの姿を拝むことはできるが、
    やはりゲーム内で狩りたかったという意見は強く、彼の不参戦に落胆したハンターの多さを物語っている。
    • コンセプトムービーのみならず、セブンイレブンでの一番くじや、
      ペットボトルのおまけフィギュアでは、MH3G未登場モンスターの中で唯一ラインナップされており、
      (納期や容量か何かで)参戦させられなかったことに対する申し訳ないという気持ちは
      多少なりともあるのだろう。

MH4

  • 前述の通りMH4のコンセプトムービーに登場し、めでたく復帰。
    それと同時にナンバリング初参戦となった。
    • 更に亜種も復帰したほか、ナルガクルガと入れ替わる形で希少種も登場。
  • ムービーでは起伏に富んだフィールドで、そこら中の岩を壊しながらハンターを執拗に追跡してくる。
    ハンターが高台の上に逃げ込んでも、なんと壁をよじ登って襲ってきた
    しかしその直後、リオレウスの攻撃によって高台が傾き、じたばたと暴れながら崖から転落してしまった。
    ティガレックスの飛行は基本的に強靭な四肢で跳躍してからの滑空というものなので、
    咄嗟に飛ぶ事はできないのである。
    • 今となっては、リオレウスなどと並ぶMHシリーズの広告塔の1体とも言えるティガレックスであるが、
      意外にもリオレウスと直接顔を合わせるのはこの映像が初めてである。
      MHP3のイベントクエスト「狩人の矜持」でリオレウスとティガレックスが闘技場で同時出現するが、
      このクエストが配信された2011年9月16日より3日前の2011年9月13日に
      MH4のコンセプト映像がYouTubeにて公開されている。
      これは、この2頭の生息地が異なることが理由と思われる。
  • 2012年9月20~23日に開催される東京ゲームショウの『モンスターハンター4』試遊版において、
    このティガレックスの討伐クエストが実装された。難易度は上級者向けで、クエスト指定地は遺跡平原。
    モーションは今までの作品とはかなり変わっており、特に突進のバリエーションが増えている。
    背後を取ったハンターの裏をかくように振り向きざまに繰り出してきたり
    ドリフトして再び突進かと思いきやそこから飛び掛かり攻撃に繋げてきたり
    また、回転攻撃などの際に発生する風圧は硬直時間が長くなっている。
    • また、このクエストのティガレックスは“狂竜ウイルスに感染している”。
      当時は狂竜化の詳細やゴア・マガラとの繋がりは不明であり、
      「狂竜化」に陥ったモンスターの代表格的に扱われていた。
    • 2013年2月21日のニンテンドーダイレクトで公開されたPV第3弾では、
      なんと倒されたティガレックスが狂竜ウイルスに感染して復活するという
      ある意味ショッキングな光景が登場した。
  • 今作では村クエストを進めていくと、なんと通常のティガレックス討伐よりも先に、
    旅団★5のキークエストとして狂竜化したティガレックスの狩猟クエストが来る。
    つまりMH3GやMH4からのハンターにとっては初遭遇となるティガレックスとの第一戦は、
    よりによって狂竜化バージョンということである。さすがドSのカプコン
    • 一応、途中から狂竜化する個体なので最初は通常である。
    • 集会場★3には通常ティガレックスの狩猟クエストがあるので、
      そちらで先に通常のティガレックスと戦っている可能性はあるものの、
      これも一種のトラウマクエストと言えるのではなかろうか。

OPムービー

  • MH4のオープニングムービーはなんとハンターとティガレックスの戦いがメインである。
    急斜面や密林、草原を障害物を粉砕しながら駆け抜ける姿は、非常に恐ろしくも力強い物に仕上がっている。
    (アイルー村Gを除くと)MHP2以来久々の大活躍であり、喜ぶファンもみられる。
  • ただ、折角の活躍シーンのラストではハンター達との戦いで手傷を負った所を
    突如乱入してきたゴア・マガラに踏み潰された挙句、そのまま頚椎をへし折られて撃沈
    当時はティガレックス=「絶対強者」というイメージも強かっただけに、
    この展開に驚いたプレイヤーも多かったようだ。
    一応、ハンターとの戦いでダメージを負ったうえで上空から強襲されて倒されてはいるのだが、
    何分メインモンスター初の(あからさまな)引き立て役であったことから、
    衝撃的な形での退場も含めて色々な意味で話題を呼んだ。
    • 尤も、相手は生態系を超越した「古龍」の幼体たるゴア・マガラであり、
      一般モンスターであるティガレックスよりも上位として扱われるのはある意味当然とも言える。
      このような役回りへの抜擢についても、ティガレックスが生態系上位者として
      君臨するモンスターであるからこそ「強さの裏打ち」たり得るということだろう。
    • 最近はメインモンスターが別のモンスターと戦闘する、といった展開のムービーが増えており、
      こういった演出がしばしば行われている。

戦闘能力

  • 攻撃範囲やAIを中心に全体的に強化された。
    特に回転攻撃は範囲が大幅に広がっており、
    フレーム回避がやり易いことで有名だった怒り咆哮も、判定時間が変更され、
    発生と同時に何も考えずに回転回避を出す程度では余裕で被弾してしまう。
    また発見時、ハンターが武器を出して攻撃を当てようとする(若しくは攻撃を当てる)と、
    通常の咆哮をキャンセルして怒り移行と同様の咆哮を放ってくる
    出会い頭からこの有様である。
    • 因みにこの怒り咆哮の仕様は、今作のオープニングムービーに反映されている
      猟虫を飛ばし、更にジャンプ攻撃を当てようとするも外したハンターに対し、
      ゲーム内同様怒り咆哮をしているのが確認できるだろう。
  • 攻撃技も、今まで以上にアグレッシブ且つ獰猛になった。
    特に、新モーションの振り返り突進を無駄の無いところで使ってくるのが大きい。
    振り向きざまの頭を狙おうとした大剣使いやハンマー使い、
    ティガレックスの突進をガードしてから突進で後を追おうとしたランス使い、
    攻撃終わりに後ろ足を斬り刻もうとした双剣使いや片手剣使いは見事に辛酸を舐めさせられる。
    攻撃判定は振り返ってすぐの出初めの部分と、突進の部分の二つに分かれているのだが、
    殆どのハンターが引っ掛かるであろう出初めの部分は攻撃力が低いのが流石ティガといったところか。
  • 飛び掛かり攻撃は、完全新規のモーション。
    やや後方に下がる長い溜め動作が入った分、これまでの飛び掛かり攻撃よりもリーチが長く、
    着地と同時に短距離を噛みつきながら突進する。
    実際は着地した瞬間に攻撃判定は無くなるので、突進には直撃しても何のダメージもない。
    この攻撃が猛威を振るうのはハンターが段差の上下にいる時。
    その長いリーチを活かして初見ではありえないだろうと言いたくなるような距離を一気に詰めてくる。
    何より動きに非常に躍動感があって格好良い。
    この攻撃、ティガレックスが攻撃の際に段差に入るとほぼ必ず使ってくる。
    つまり、突進の際にUターンをかけた位置が段差だった場合、
    突進→ドリフトして飛び掛かり攻撃というコンボを拝むことが出来る。
    • 高低差に十分対応し、怒り時は2回行うと確定で威嚇するので、
      過去作品での飛び掛かり攻撃はオミットされたかと思いきや
      なんと今までの飛び掛かりも普通に使ってくる
      しかも距離に関係なく繰り出し、確定で例の振り返り突進に繋げてくるため
      最初の飛び掛りに引っ掛かると続け様に突進を喰らってしまう可能性が高い。
      なお、この時の振り返り突進は、確定で急停止に移行する。
      高レベルギルクエの個体でも、狂竜化してもこれは変化しない。
      ただし、MH4のティガレックスはこの急停止の頻度がやたらめったら高く、
      始動となる飛び掛かりもかなりの頻度で繰り出してくるため、
      突進したと思ったらすぐ急停止で止めてしまうという光景を多々見かける。
      急停止後すぐさま別の攻撃に滑らかに繋げてくるわけでもなく、
      大抵の場合はいつもの振り向き軸合わせを行うため、
      結果としてかなり大人しめな行動パターンになってしまっている。
      イャンガルルガは異常なレベルの突進コンボで攻め立ててくるのに
      急停止が本格的に攻撃に活かされる光景を見るのはMHXまでお預けとなる。
  • 細かい変更では、ドリフト直後に突進終了時のモーションを取るようになった。
    基本はいつものスライディングで〆ることが多く、瞬間的には普通の突進より少し速い。
    とはいえ実質的には弱体化したのと同じなので、迂闊に緊急回避してもペナルティは軽いと言える。
    ただし2回ドリフトする3連続突進はこの限りでない。
  • 怒り時の攻撃力が1.3倍なのはMHP3から据え置かれたが、
    今作では更に俊敏性も1.25倍にダウンしてしまっている。
    これは試遊台の頃から一部で報告が上がっていた。
    • 狂竜化すると行動速度の上限が過去作の怒り時と同じ1.4倍になる。
      本作で怒り時のスピードアップが抑えられたのは、恐らく他の多くのモンスター同様に
      「狂竜化することで通常個体より素早くなる(こともある)」という仕様にするためであると思われる。
      これで怒り時の時点で1.4倍のスピードになっていたら、
      狂竜化でそれをも超える補正を掛ける必要が出てきてしまっていた
      (ラオシャンロンを除けば行動速度補正の最高値は基本的に1.4倍である)。
      また、そもそもモーションの変更や新行動の追加などがなされている都合上、
      体感的なスピード感は単純に補正の数値のみで比較できないことにも留意したい。
  • 乗ると転げまわるように激しく暴れる。
    最初に乗った位置から大きく移動してしまう上に暴れている時間も長く、
    場所によっては直ぐさま振り払われたり、無理矢理エリアチェンジさせられたりしてしまう事も。
    ただでさえ激しく動き回るティガレックスだけにダウンは積極的に狙っていきたいが、
    他の飛竜以上に場所や状況については考えて動きたい。
    • リオレウスやリオレイア、グラビモスとは違って、背中の部位破壊は追加されていない。
      そのためティガレックスに対しての乗り状態は、純粋に攻撃チャンスを稼ぐための手段となる。
  • ちなみに壁のよじ登りだが、疲労状態の場合、後一歩の所で力尽き落下してしまう。
    この場合空中で叩き落したのと同じ扱いになる為、落し物をすると同時に地面でしばらくもがく。

高レベルギルドクエスト

  • ギルドクエストLv76以上では反転した後すぐにスライディングに入らず再度突進する
    従来の仕様に戻ってしまうのみならず、なんと怒り時のドリフトが通常時の正確さに変貌する。
    そのため1度避けたからといって油断すると轢き殺される。
    その代わり、攻撃終了後は高確率で威嚇を行うため、実は通常個体よりも攻め入るチャンスが多い。
    これ以降のレベルではシャレにならない攻撃力で暴れまわる事を考えるとなかなかの良調整とも言える。
  • また、本来は狂竜化した時の追加行動であった振り向き岩飛ばしを使用するようにもなっている。
    同じ条件での亜種が、通常では殆ど使用しなかった振り向き突進を行うようになるのに似ている。
    一撃必殺の大咆哮を備えた亜種と、即死技こそ無いものの隙の少ない攻撃で苛烈に襲いかかる通常種で、
    上手く差別化が図られているといえよう。
  • アスキーメディアワークス出版の「モンスターハンター4 ギルドクエスト マニアックス」によれば、
    他にも追加行動として、特定の攻撃の後に通常よりも速い突進を繰り出すようになるとのことだが、
    不具合なのかそのような攻撃パターンは見られない。
    仮に実装されていたとしても、高レベルギルクエでは速度が不安定に上下する狂竜化が確定している関係上、
    劇的なスピードアップを感じることは余り無いかもしれない。
    この行動が明確に見られるのは、MHXの荒鉤爪ティガレックスまで待つことになる。
  • ちなみにLv100での攻撃倍率は10.0(個体差によって変動あり)。
    これはジンオウガやブラキディオスなども同様だが、ティガレックスは各技の攻撃値が低めであるため、
    意外にも最大火力はギルドクエストLv100ではワースト2である。
    その代わり体力は13500とかなり高く、強敵であることは間違いない。

狂竜化個体

  • 狂竜化モンスターの中でも初期の頃から存在が描かれていたティガレックス。
    戦闘力もそんな宣伝に見合った強さであった。
    そして、その強さから村クエ★5のキークエストでは
    多くのプレイヤーを阿鼻叫喚地獄に落とし、
    狂竜化の真の恐ろしさを見せつけたのである。
  • まず行動スピードが不安定であり、
    いきなり狂ったような身軽になったり拍子抜けするほど鈍くなったりする。
    これがティガレックスの攻撃技と見事にマッチしており、
    超高速で頭を後ろに引いてからフレーム回避が不可能な遅さで2段噛み付きを放つ、
    ゆっくりと体を捻ったと思った瞬間に高速で回転攻撃を行ってハンターを吹き飛ばす、
    鈍い突進→超高速でドリフト→再びゆっくりかと思いきや突然怒り時並の速さになって突進
    といった凶悪なモーションに変貌する。
  • 狂竜モンスターに共通してあらぬ方向へ攻撃する事があるが、
    ティガレックスの場合極端に多く、5回連続で行う事がある。
    この仕様がティガレックスの唯一の隙と言っても良い振り向きを見事にカバーしており、
    後述の極限状態による肉質硬化も相まって振り向き際を狙う剣士達を苦しめている。
  • また、狂竜化すると前述の振り返り突進ではなく、振り向きつつ岩飛ばしをしてくることがある。
    頻度は振り返り突進ほどではないものの、「これだけ離れていれば振り向き突進されても余裕だろ」と、
    体勢を立て直すハンター達を見事に打ち崩すモーションである。
    しかも、狂竜化していることで、岩にウイルス属性が宿っている
    狂竜化しないと使わない上頻度が低いがためにこの技に不意打ちされ、
    かつウイルスに感染させられるため地味に厄介である。
    但し存在さえ知っていれば振り向き突進より遥かに危険度の低い技であるため、
    慣れることが一番の対策になるだろう。
  • 狂竜状態でのスピード変化だけでなく、攻撃技そのものも強化されており、
    突進のドリフト回数と、連続で行う飛びかかりの回数が+1される。
    そのため狂竜化したティガレックスは、最大で4回突進を行い、
    飛びかかり攻撃を3回行わないと威嚇をしない。
    文字通り狂ったように暴れまわる様を的確に見切っていかないと反撃は難しいだろう。
  • 前述の高レベルギルドクエストの場合、
    4回の突進全てがハンターを正確に追尾するという悪夢のような仕様となる。
    最初の突進で迂闊に緊急回避なんてしようものなら、轢死するのはほぼ確定と言っても良いだろう。
  • ただ、狂竜化モンスターにはイャンガルルガブラキディオスという最強コンビが君臨しており、
    彼らの圧倒的過ぎる強さの陰に隠れがちなのは否めない(これは他のモンスターにも言えるが)。
    むしろギルドクエストでのティガレックスは(主に右ラーのオトモとして)蔦ハメの募集が多く*6
    その実力を完全には発揮できないまま狩られてしまいがちであるため、
    危険度5の狂竜化モンスターの中では御しやすい相手と認識されている感すらある。
    強豪揃いのMH4(特にギルドクエスト)においては、
    これほどの実力者である狂竜化ティガレックスといえどもあまり目立てないのである。
    • ただし、逆に言ってしまえばこれは蔦ハメ出来るエリアがあるためであり、
      蔦床のないエリアでは一転して凶悪な存在へと変貌する。
      特に起伏のない広々としたエリアだと、突進や飛びかかりで縦横無尽に動き回られ、
      PTでもその突進をはじめとする起き攻め被弾でクエスト失敗に追い込まれることが少なくない。
      くれぐれも油断と慢心無きように。

MH4G

  • 下位から攻撃パターンが強化され、
    ドリフト突進をすぐにフィニッシュに繋げず、そのままハンターに突進する従来の仕様に戻された。
    また、P3から不評だった突進の急停止の頻度が下がった。
    • が、上位とG級では相変わらず旧作品の跳びかかり→突進→急停止の確定コンボを繰り出してくるので、
      人によっては下位個体が一番アグレッシブに動き回っているように見えてしまうことも
      (希少種はこの限りではなく亜種はそもそも旧作品の跳びかかり自体を行わない)。
  • G級ではギルドクエスト強化の高精度ドリフトを引っ提げてきた。
    それに加えて、3連突進に二段ホーミングが追加された。
    具体的には最初の2回はハンターが突進の軌道から逸れるとそれを追尾して無理やり軸合わせを行い、
    〆の3回目はドリフトした直後に突進の出だしの動作で左腕を振り上げ、
    そのままハンターの移動先へ目掛けて突っ込んでくる。まさかの未来予測攻撃である。
    軸そらし目当てのダッシュを行うと、それに合わせて軸合わせをされるため、
    ティガレックスが反転した瞬間に動き回るのは却って危険。
    ギリギリまで引きつけて回避するのが重要となる。
    G級の突進全てがこの二段ホーミングに入れ替わった訳ではなく、通常の突進も織り交ぜてくる。
    つまり確定でないにもかかわらず予備動作の違いが無い。
    よって事前の判別は不可能。
    • 一応、1回目のドリフトの時点でギルクエ強化の高精度ドリフトよりも
      更に精度の高いドリフトを繰り出すという判別点が存在する。
      ドリフトの際にギュイっと急角度で曲がってきたらこれが飛んでくると思ってよいだろう。
    • そして最大の強化点はこの突進を怒り状態でもかましてくるという点である。
      怒り状態なら一旦軸をずらせばいいやなどと、従来通りに考えたハンターを後ろから轢いていくのだ。
      これによって極限個体を倒したあとに追加される闘技大会の難易度が跳ね上がっており、
      分断柵を使えない立体闘技場で2体同時とくれば後は想像がつくだろう。
      同士討ちも含めて通常だろうが怒り状態だろうが
      驚異的な正確さでドリフトしまくる2頭に追いかけ回される羽目になる。
      体力が少ない調整はされているが、ソロだと気が滅入るほどの突進を見せてくれる。
  • ちなみに今作のティガレックスは、ギルドクエストでは蔦エリアに現れなくなった
    ある意味一番の変化かも知れない。
    これにより高レベル個体でも蔦ハメで完封するなんてことは不可能になり、
    しかもレベル136以上からは極限状態になるため、前作ほど楽な相手とは認識されていない。
    極限状態個体についてはこちらを参照のこと。

MHX

  • 初期PVにてリオレウスやジンオウガ等と共に堂々と参戦をアピール
    本作には古代林への進出が確認されており、後に公式サイトにて正式に続投が発表された。
    また、ナルガクルガと久々の邂逅に加え、
    そのナルガクルガとともに新要素である二つ名持ちモンスターも登場した。
    • 尚、MH3Gにて邂逅の機会を逃したラギアクルスが陸上戦に対応して
      まさかの復活を果たし、此方との共演も実現したのであった。
      更に、本作では今まで一切現れることのなかった沼地に初上陸しハンターたちを驚かせた。
  • MH4からグラフィックが若干変更され、
    鱗の質感がよりくっきりと見えるようになった。
    頭部周辺、特に口周りを見ると分かりやすいだろう。
  • 動きに関してはMH4(G)とほとんど変わってはいないが、攻撃時のエフェクトがとにかく派手になっている。
    咆哮や岩飛ばし、回転攻撃の際の土煙などを見れば分かりやすい。
  • 振り向き突進は振り向きモーション自体から既に攻撃動作になっており、きっちり上空まで判定が伸びてくる。
    チャンスだと思ってエリアルスタイルで踏み付けジャンプしても、空中で無敵が切れた直後にはたき落とされる。
  • MH4(G)では上位以降のクエストでしか見られなかった旧作モーションの跳びかかりを、
    下位クエストの時点から出してくるようになった。
    この飛びかかりから繋げてくる振り向き突進も、これまでの急停止で〆る一択ではなく、
    ハンターとの位置や距離によってドリフトや二段噛み付きに派生するようになった。
  • 怒り状態になった時のスピードの上昇値がMH4シリーズの1.25倍から1.3倍に強化された。
    数値にして1.04倍という余りに微々たる値であるため、
    余程ティガレックスの動きを見ている人でなければまず気付かないだろう。
  • バグか仕様かは不明だが、氷海のエリア9に来た時限定で、挙動が変化する。
    具体的には飛び掛かり攻撃の頻度があからさまに増え、
    間髪入れずに3連続以上で飛び掛かり、突進からの〆で飛び掛かりと、
    やたらめったら飛び掛かりを連発するようになるのである。
    飛び掛かりはMHP3以前の従来のものではなく、MH4で追加された新モーションの方であるため、
    見ている分には突進を連発する通常時とは違ったアグレッシブさがあり中々カッコいい。
    しかし、とにかく動き回る影響で反撃のチャンスが少なくなってしまうので、
    さっさと狩猟を終わらせてしまいたいならこやし玉で早々にご退室願おう。
  • 地味ながら、飛んできた岩をガードした場合、その場で打ち消されるようになった。
    • また、そのためか闘技場の分断柵に岩が当たった際に、
      MH4Gまではなぜか柵を貫通して反対側まで届いていたが、
      MHXからはぶつかった瞬間に砕け散るように変更された。
  • ゴア・マガラに首をへし折られたり、ガムートにぶん投げられたりと映像面では活躍の機会がないが、
    報酬金額が細かく分けられているMHXでは村、集会所下位、集会所上位の全てにおいてこの2者を上回っている。
    それどころか(別格の存在であるクシャルダオラを除き)
    全メインモンスター中で村ではブラキディオスに次いで2位、
    集会所(下位・上位ともに)ではそのブラキディオスに並んでトップの報酬金額を誇る。
    • 尤も、報酬金額は生態系におけるモンスターのパワーバランスと必ずしも一致する訳ではなく、
      報酬金額に忠実に順位づけすると進化系とも言うべき存在が進化前より下に来るという事例
      (詳細はこちらを参照)も出て来るので、
      報酬金額での優劣は絶対的とは言えない。あくまで参考程度。
  • 亜種の代理なのか、Xではジンオウガ通常種が苦手なフィールドであろう氷海に出現しているのだが、
    (二つ名個体を含む)ティガレックス通常種が亜種の様に地帯火山に現れる事は思いのほか無い。
    ハンター的には支障ないが、火山棲かと言われると微妙なイャンガルルガやセルレギオスに
    地底火山のクエストがある事を思うと少々意外な気がしてくる。
    亜種の耐火性は通常種がマネできない程に発達しているという事だろうか?
    • なおそのジンオウガも地底火山に姿を見せる事は無い。
      やはり火山の環境は勝手が違う様だ。

獰猛化個体

  • 勿論獰猛化した個体も登場。
    折角氷海に飛来したのに、獰猛化した影響で腹が減らなくなったティガレックスの心境は如何に。
    黒い霧は頭と尻尾か両前足に纏い、前者は噛みつきや回転攻撃、後者は突進や岩飛ばしが強化される。
    突進では両前足の黒い霧が両方同時に演出を起こすため、派手さに磨きがかかっている。
  • 多くの獰猛化モンスターは技のスピードが速くなるか遅くなる、
    ブレスや雷球などのサイズが普段よりも巨大化する、といった変化に止まり、
    行動パターン自体は通常個体と変わっていないのだが、
    獰猛化ティガレックスに関しては上記二種に加えて行動パターンまで変化している
    一部の亜種と大差ない位には差別化されているため、通常種とは別物と捉えたほうが良い。
  • 突進からの急停止をキャンセルして振り向き岩飛ばしを行うというコンボが追加。
    本作で追加された荒鉤爪ティガレックス共々、不評だった急停止がついに攻撃の軸として機能するようになった。
    ハンターを背にした状態での急停止は基本的にこれに置き換わると思って差し支えない。
    また、飛び掛かり→突進(振り向き突進)から続けて行った場合に限り、確定で威嚇を行う。
  • 飛び掛かりから二連噛みつきか振り向き岩飛ばしを行うというコンボも追加。
    この飛び掛かりは通常の飛び掛かりより移動距離が短いのが特徴。
    前述した振り向き突進に繋げるコンボとは見分けがつけられるようになっている。
    また、飛び掛かり終了時にティガレックスの後方に居ると、
    通常より移動距離が短いバックジャンプを挟んでから攻撃をしてくる。
  • 他にも一回以上ドリフトを行った突進は、終わった後に確定で威嚇を行うようになっている
    ただ強化されるだけに止まる獰猛化モンスターが多い中、明確な弱体化も伴っているのは非常に珍しい。
  • 霧を纏った攻撃は軒並み低速化するのだが、突進は高速化する。
    特徴的な加速モーションが一瞬で終わり、腕が光るや否や最高速で突っ込んでくる、
    事実上のノーモーション突進化。
    このため両腕に霧が付いている時に振り向き狙いをすると轢かれる可能性がかなり高い。
  • 一般に獰猛化したモンスターは通常個体に比べてすぐに怒り状態になるという傾向があるが、
    何故か獰猛化ティガレックスは通常個体以上に怒り難いという珍しい特徴を持つ。
    大剣やハンマーの溜め攻撃、大技系の狩技を叩き込んでも1発程度では怒り状態にはならない。
    上記のように確定威嚇が追加されたうえ、怒り状態になると肉質が柔らかくなるので、
    そこを付けこまれてすぐに倒されるのを防ぐためなのだろうか。
    • 危険な怒り状態になる頻度が低いので楽になったとも思いきやこれが中々に厄介で、
      「どうせ怒る時はバックジャンプしてくれるからゴリ押ししても安全だろう」
      とタカを括って深追いしすぎると、そのまま平常時の突進に轢かれたり回転攻撃に弾き飛ばされたりする。
      怒り状態ではないとはいえ、獰猛化補正の入った攻撃力はかなりのものなので、
      体力の回復を怠ったりしていると最悪キャンプ送りにされることも。

OPムービー

  • MH4に続き、MHXのオープニングムービーにも登場。通算3度目となるOP出演を飾った
    本作では新旧メインモンスターの大迫力バトルが描かれたOPで先陣を務める。
  • 吹雪の中を悠然と進む巨獣ガムート
    洞窟で眠っていたティガレックスは、その地鳴りの如き足音(とそれで頭部に落ちてきた小石)で目を覚ます。
    遥か上空からガムートに奇襲を仕掛け、顔面に跳び付いて執拗な噛み付き攻撃を繰り出す。
    しかし、全体重に加えて落下速度まで動員したこの奇襲攻撃も
    圧倒的な体格を持つガムートには有効打にはなり得ず、
    鼻により絡め取られたあと、そのまま雪原に叩き付けられてしまう。
    叩き付けられながらも即座に反撃の態勢を取るティガレックスと、
    威圧するかの様に荒々しく鼻を吹き鳴らすガムート。真正面から向かい合う両者。
    フィールド狭しと言わんばかりに激しく突進し、飛び掛るティガレックスに対し、
    無駄な動きなど不要、受けて立つ覇者が如くどっしり構えるガムートが衝突する瞬間、映像が暗転する。
    • 遥か上空からの、それも不意を突かれた攻撃を歯牙にも掛けず、
      どころか襲撃者たるティガレックスを鼻の力だけで地面に叩き付けるという
      「不動の山神」の異名通りの圧倒的パワーを見せつけたガムートのインパクトは相当なものだが、
      怪力に圧倒される描写こそあれ、その後に直様体勢を立て直して再度攻撃を試みる姿を見せるなど、
      ティガレックスもまたMH4とは異なりメインモンスターとしての面目は保ったと言える。
      腹を空かせた状態で苦手な寒冷地にまで出向いて狩りを行うというティガレックスの性質を考えれば、
      目の前に現れた獲物をみすみす放置するという選択肢はあり得ない、という切迫した事情もあるのだろうが。
  • ガムートとティガレックスは生態面でも因縁のあるモンスターである。
    ガムートの幼体はティガレックスから逃れるためにポポの群れに紛れる生態を持ち、
    成体になってからは逆にティガレックスからポポを守るためにポポの群れに付き添うのだという
    (OPのガムートはポポの群れには与していなかったが、MHフェスタ'16のパンフの開発コメントによれば、
    OPのティガレックスvsガムートは、ガムートの幼体時の恐怖体験などが絡んだ因縁のバトルであるとのこと)。
  • ゲーム中でも両者の関係を語った台詞はちらほら見受けられ、
    ガムートについて「ティガレックスと互角に渡り合う」という設定が語られるほか、
    村長からは「轟竜の爪牙を物ともしない数少ないモンスター」という話も聞ける。
    • 爪牙を物ともしないという設定については、小嶋P曰く「ガムートの皮や筋肉は非常に肉厚なために
      ティガレックスの爪牙が内部まで届かず容易にはダメージを与えられない」とのこと。
      実際、OPムービーではティガレックスが自慢の鋭い牙でガムートの頭部に齧り付くも、
      ガムートがそれを意にも介さず反撃に移る一幕が見られる。
      ティガレックスは元々寒冷地に適応した身体はないというハンデも背負っており、
      ムービーの状況下における真っ向勝負ではガムートが優位である可能性も高い。

MHXX

  • G級でメインターゲットとなるクエストは本作のG級の最高ランクであるG★4にしか存在せず、
    乱入もセルレギオスやラージャンといった同ランクのモンスターの単体狩猟にしか登場しないため、
    G級個体に会うのはかなり遅い時期となる。
  • 基本的には4GのG級を踏襲しているため、
    振り向き岩飛ばしと二段軸合わせ突進を行ってくる。
    ただ、二段軸合わせは大分マイルドになっており、
    4G個体のような納刀ダッシュしても避け切れない角度で曲がってくることはなくなった。
    また、公式ガイドブックによれば突進の速度が若干スピードアップしているようだが、
    下位、上位と比べても体感的な差は殆ど感じられない。
  • 獰猛化個体も相変わらずの強敵。
    ただし、G級通常種の二段軸合わせとその場での振り向き岩飛ばしが削除されてしまい、
    要するに上位から順当に攻撃力と体力を上げただけの状態になっている。
    MH4からの飛びかかりも滅多にやってこない上、
    突進からの振り向き岩飛ばしをやたらめったら多用するため、動きが単調になったという意見も見られる。
    モンスターの攻撃がより多彩になったXXのG級ではより目立つ形となっている。
  • 勿論、ドリフト突進を行った後に高確率で威嚇を挟む点もそのまま。
    が、威嚇中に攻撃し放題なのを考慮してなのかG級個体は体力がかなり高くなっており、
    通常個体でも13500、獰猛化に至っては21750とかなりのタフネスを誇る(乱入個体は若干体力が落ちる)。
    ただ、村クエにもG級のティガレックスのクエストがあるので
    そちらを利用すればソロでも素材を集めやすいのが救い。
    獰猛素材は仲間と力を合わせて集めよう。

MHW:I

  • MHWorldでは他の同骨格の飛竜種共々、自身にとってはMH3G以来のリストラとなったティガレックスだったが、
    大型アップデート『アイスボーン』で復活する事が第2弾PVで確定した。
    • 2019年5月10日に行われたスペシャルプログラムにて、
      同じレックス骨格であるナルガクルガのアイスボーン参戦が確定。
      しかも、同日に公開された第1弾PVの最後は
      ティガレックスのものとよく似た咆哮が轟く、という締め方であった。
      辻本Pが「今回の映像の最後に聞こえる鳴き声も、あるモンスターのヒントになっています」と発言し、
      ネット界隈では正式発表前から「ナルガクルガに続きティガレックスも参戦か」と期待されていた。
      更には5月15日に放送されたカプコンTVでは辻本Pが咆哮のジェスチャーを行うというポロリが発生し、
      その時点で殆どの視聴者はほぼ確定だと思ったようだ。
  • E3及びベータでは渡りの凍て地にてティガレックスと戦うクエストが用意された。
    この時点では実際のゲーム本編のクエスト内容とは異なる可能性があった*7ため
    どのような形で登場するかは不明だったが、第3弾PVで渡りの凍て地にて
    アンジャナフ亜種との縄張り争いやハンターとの戦闘の様子が映し出された事で、
    実際に渡りの凍て地に出現する事が確定した。
    • 雪の積もる渡りの凍て地でティガレックスが大暴れする様は、
      ティガレックス初登場にしてメインモンスターを務めていたMHP2の
      雪山で繰り広げられた戦いを彷彿とさせる。
      当時を知るハンター達へのちょっとしたサービス要素なのかもしれない。
  • 他のモンスター同様にモデルデザインが細部までリファインされ、ディテールアップを遂げている。
    • まず目を引く変更点として首が太く、頭は若干小さく、かつ吻部が薄くなり、今までより小顔に見える。
      また眉部分の甲殻がせり出し、肉食恐竜から若干他の飛竜に近づいたスマートな印象を受ける。
    • MHWの表現力の賜物か、眼球が非常につぶらになり、周辺の明るさや光源を反射してリアルに光沢する。
      これまでの凶暴な血走った目付きに慣れたハンターには違和感が強いかもしれない。
    • 翼爪の内側に退化しかけた拇指が追加され、今までは滑らかだった翼の外縁にも甲殻が追加され
      棘々しくなった。
    • これまではさほど目立たなかった甲殻のエッジが強調され、首から背骨、腕に沿って並んでいる
      様子がくっきりした。
    • 全体的にコントラストが控えめになり、体色のオレンジの発色が抑えられ黄色が強くなった。
    • 歩行姿勢が変更され、ナルガクルガやベリオロスのように常時前脚をつけて移動するようになった。
      まあ、前脚が発達しているのにわざわざそれを浮かせて歩いていた過去作がおかしかっただけだが...
    • リオレウスやリオレイアと同様、鳴き声も変更が加えられてより現実の生物に近しい声色に変化。
      加えて各種行動に併せて頻繁に唸り声を発するようになり、
      鳴き声だけで見ても、従来作より「野生の獣」という印象が増している。
      ただし、最大の特徴である咆哮時に鳴り響く「金属音のような甲高い音」は健在である。
  • ゲーム内で初遭遇する際の登場ムービーではラドバルキンと対戦している。
    初めにハンターとティガレックスが向き合うが、エリア外からラドバルキンが颯爽と転がってくる。
    そのままティガレックスに回転攻撃を仕掛けるが、ティガレックスはそれを前脚と顎でもって強引に押さえ込み、
    首元に食らいついて背負い投げのように叩きつけるという迫力の攻撃で打ち負かす。
    更に首元に噛み付き、そのままラドバルキンを絶命させた後
    ハンターの方を向き、交戦状態に入る。
    • なお、このシーンをよく見てみると、ラドバルキンが絶息する直前にティガレックスは
      顎で以てラドバルキンの首を捻るような動作をしている事が分かる。
      この事から推測するに、恐らくラドバルキンの直接の死因は
      首の骨を折られたことによる脊髄の切断だと考えられる。
  • 獲物を求めて各地を放浪しているという設定からか、
    今作では陸珊瑚の台地を除く全ての汎用フィールドに出現する。
    • 火山地帯である龍結晶の地にも登場する。
      通常種が火山地帯フィールドに登場するのは前例がなく、
      ついでに火山地帯で亜種と共演するのもシリーズ初である。
    今作では瘴気の谷で本種と初遭遇することになる。
    ティガレックスと瘴気の谷という意外な取り合わせに驚く声もあったが、
    ティガレックスは元来獲物を求めて広域を移動するモンスターであり、
    これまでの作品でも火山地帯を除く殆どのフィールドに登場している。
    常に死骸が大量に堆積している瘴気の谷は、食料に困らないという意味で
    大喰らいのティガレックスにとってはかなり魅力的な土地と言えるだろう。
    • 上述されている通り、陸珊瑚の台地には姿を現さない。
      獲物になるラフィノスも生息しているし、そもそも瘴気の谷との位置関係を考えると
      出現しないのは不思議と言えば不思議である。
      あえて理由を探すならば、
      基本的に手狭なエリアが多い事から持ち前の突進力が活かしきれず、
      獲物になりうるラフィノスも含めて飛行能力の高い生物が多い環境上、
      大柄で陸上戦主体のティガレックスにとっては住みにくい環境なのかもしれない。
      • 尚代わりと言って良いかは微妙であるが、陸珊瑚の台地にはナルガクルガが姿を現している。
        よって、レックス骨格の飛竜種は今作の汎用フィールド全てに進出は果たせている事となる。
  • 縄張り争いの相手はアンジャナフ亜種、ディノバルド(亜種)、ブラキディオス、リオレウス(亜種)、
    オドガロン(亜種)の8種と、本作に登場するモンスターの中でも非常に多い。
    特定の縄張りを持たずにあちこち徘徊し、
    誰彼構わず攻撃を仕掛ける本種の凶暴さと神出鬼没さが伺い知れるだろう。
    PV等の発売前情報でもオドガロン、アンジャナフ亜種、リオレウス、ブラキディオスとの縄張り争いが
    次々と公開された。
    なお、いずれの相手も生態系の頂点に君臨する実力者であるため、結果は引き分けとなる。
    • 獣竜種との縄張り争いでは、まず獣竜種がタックルで先制攻撃を仕掛けてティガレックスを突き飛ばす。
      その後取っ組み合いとなり転がった末にティガレックスがマウントを取り獣竜種に噛み付くが、
      最終的に獣竜種に蹴り飛ばされ脱出を許すという展開になっている。
      • このうちアンジャナフ(亜種)とディノバルドはどちらも獣脚類をモチーフとしたモンスターであり、
        ティガレックスと彼らが争う姿は異種肉食恐竜同士の闘いを思わせなくもない。
    • リオレウスとの縄張り争いでは、リオレウスに後脚で背中を掴み持ち上げられ、滞空振り回しから
      地面に叩きつけられる。
      しかし即座に態勢を立て直し、続けざまに放たれた急降下攻撃を跳躍でもって紙一重で回避。
      隙を見せたリオレウスに猛然と飛び掛かって組み伏せ、逆にマウントポジションを奪う。
      そのまま喉元に噛み付くも振り解かれ、勢いよく蹴り飛ばされて痛み分けとなる。
      • Twitterの海外向け公式アカウントは、リオレウスの喉元に食らいつくティガレックスの動画とともに
        「The relentless Tigrex bows to no one,
        challenging even the “King of the Skies” Rathalos in #Iceborne.」
        と評したツイートを投稿している。
        和訳すると、
        「アイスボーンにおいて、情け容赦のないティガレックスは誰にも服従せず、"空の王"たるリオレウスにすら挑戦する」
        原文に登場する「bow」には「(主に位が高い者に対する)お辞儀」の意味があり、
        それを「誰も~ない」という意味の不定代名詞「no one」にかけることによって
        「誰にもお辞儀をしない」という文章となり、
        王者であるリオレウスと、それを顧みないティガレックスを意識したワードチョイスだと思われる。
    • オドガロンとの縄張り争いは、俊敏さで翻弄するオドガロンに対し、ティガレックスは
      怪力で組み伏せる形で応戦し、どちらも相手の喉元に喰らい付き痛打を与えようとする迫力満点なもの。
  • 今作では他の大型モンスターと同じエリアにいる場合、
    「エリア移動前と同様のモーションで咆哮し、相手を威嚇する」という特殊行動を頻繁に行う。
    格下のモンスターは咆哮が轟くたびに怯むので、動きを度々制限されることになる。
    • この咆哮はダメージ判定こそないがしっかり耳を塞がされてしまうので、
      他のモンスターに対して放たれた威嚇で行動を妨害され、
      運が悪いとそのままティガレックスの攻撃を受ける可能性がある。
      ティガレックス戦における耳栓スキルの重要性は従来にも増して高まったと言えよう。
  • MHWからモンスターが生態行動状態(未発見状態)の際、
    休憩や睡眠など個性豊かな生態行動を取るようになったが、
    ティガレックスにも休憩モーションが存在する。
    その内容はうつ伏せのまま前脚と後脚を地面に伸ばし、
    ぐでーんとしたままくつろぐというもの。
    絶対強者たるティガレックスが気を抜いてゆったりしている画はなかなか珍しく、
    彼らも生き物なんだと再認識させてくれるだろう。
  • ティガレックスといえば4でBGMがリニューアルされたことも有名だが、今作でもさらに新調された。
    戦闘時のBGMはP3までのものをベースにし、追跡時BGMが4シリーズの旋律を取り入れている豪華仕様である。

戦闘能力

  • 完全新規シリーズへの参戦にあたり、
    特徴的な攻撃技はおなじみの物を踏襲しつつ、モーション自体は一から作り直されている。
    公式のモンスター紹介動画によれば
    「より生物的になった動きでシリーズ屈指のプレッシャーをかけてくる」とのこと。
  • P3の咆哮歩き、4シリーズの振り向き攻撃と、
    シリーズを重ねるごとに振り向き狙いへの対策を伸ばしてきたティガレックスだが、
    アイスボーンにおいて振り向き狙いは最早現実的ではない。
    驚くなかれ、各攻撃の予備動作と同時に一瞬で軸合わせを行うという仕様になっており、
    それもMH4の振り向き攻撃のようにあからさまな溜め動作ではなく、
    本来のモーションそのままの動きとスピードで180°近くまでカバーする軸合わせを行う。
    「攻撃の度にブラキディオスのターンテーブルのようにくるりとハンターの方に向き直ってくる」
    と表現すれば分かりやすいだろうか。
    • 更に嫌らしいことに、噛み付きや岩飛ばし等の主力行動が
      急所の頭をはじめ上半身を大きく引いてから繰り出すため、
      正面以外から闇雲に頭を狙おうとすると、
      こちらの攻撃は避けられティガの攻撃は被弾という悲惨な結果になりやすい。
    • 振り向き行為を全くやらないのかと言えばそうでもないが、
      時々行ってくる振り向きは這いつくばるような姿勢から後退しつつ一瞬で向きを変える。
      言うなれば獣竜種や海竜種でよく見られた車庫入れに近いものになっているため、
      どの道背後や側面で大技を溜める戦法とは相性が悪い。
    この軸合わせの仕様変更により、
    これまで振り向き→軸の微調整→攻撃という流れが伝統だったティガレックスの行動パターンが、
    初登場から12年目にして遂に抜本的に変更される形となった。
    この基本中の基本とも呼べる行動ルーチンが大胆な変更を加えられたことにより、
    体験版では、これまでと次元の違うスピードの軸合わせや攻撃頻度に戸惑うハンターが続出した。
  • 「攻撃の予備動作と同時に軸合わせ」の仕様に合わせて大きく変更されたモーションもあり、
    代表的なのはティガレックスの十八番でもある突進。
    大きく身を引いて力を溜めた後、ドスジャグラスのように飛びかかってくる。
    こちらも噛みつきや岩飛ばしと同様、身を引く動作に合わせて強い軸合わせを行うため、
    突進が終わって背後を取ったと思ったら、間髪入れずにまた突進が飛んでくることすらある。
    • この突進、MHP2の頃ほどではないものの部分的に亜空間気味になっている。
      突進開始時、最初の飛びかかりで片腕を前に突き出すが、この腕の下に強烈な当たり判定が存在し、
      うっかり過去作のノリで脇の下でやり過ごそうものなら突進と同等のダメージを受けて吹っ飛ばされる。
      前に出していない方の腕の付近は攻撃判定が無いため、そこに逃げ込めば安全だが、
      左右どちらでもやってくる上、事前の判別が不可能なため、瞬時の判断が求められる。
      他にも、突進中の背中の上を、操虫棍のジャンプなどで避けようとすると何故か当たる。
      ...といった具合になっている。
    • 始動以外の部分でも強化され、平常時でも2回以上ドリフトする上、
      怒り状態でもハンター目がけてホーミングしてくるようになった。
      おまけに〆の派生攻撃が多彩になり、最後まで気が抜けない。
    • 隙だらけ且つもっさりした動きで評判の悪かった急停止も続投しているが、
      こちらも超強化が施されており、
      何と突進と同威力の攻撃判定が消えずに残り続けるようになった
      しかも精度の跳ね上がった各種攻撃(大半は岩飛ばし)へノーモーションで繋げてくるため、
      その危険度・キャンセル技としての機能は過去作とは比べ物にならない程高い。
    • 〆の攻撃で最も脅威なのが高速の回転攻撃。
      技の出が非常に早い上に攻撃範囲も広く、おまけに痛い。
      基本的にドリフトを終えてすぐに繰り出してくるため、パターンを掴むのは容易なのが幸いだが、
      回転しながら信じられないほどの距離を滑るように前進するため、
      「これぐらい離れていれば当たらないだろう」という距離でも意外と喰らってしまう。
      範囲の広さ故、分かっていても避けられなかったという事態が多々あるので、
      基本的に突進の〆は常に回転が飛んで来るものと思った方が良い。
      尻尾を切断すると攻撃範囲がやや狭まるので、尻尾を集中狙いするのもアリ。
      • 因みにP3からの追加技だった前方にステップしつつの回転はオミットされたが、
        突進の〆の回転攻撃はこれを彷彿させる高速回転となっている。
  • 岩飛ばしはモーションこそ過去作から変わっておらず数も三方向のままだが、
    MHWの表現力向上の影響をモロに受けており、回避が難しくなっている。
    まず、一方向あたり一個だった岩のグラフィックが大小の礫が入り混じったものに変更された。
    更に横の広がりが過去作より若干狭くなったため、
    初見では岩の数が大幅に増えたように見えること請け合い。
    古代樹の森の水場や大蟻塚の荒地の泥沼地帯では岩が水を纏い、
    渡りの凍て地では氷の塊、龍結晶の溶岩地帯では溶岩弾と、フィールドの属性が岩に反映されるのは健在。
    加えて、今作では瘴気の谷に現れた時は肉の混じった骨を飛ばしてくるようになった。
    • この瘴気岩、攻撃値が通常の岩飛ばしと変わらないくせに*8厄介な瘴気やられの効果を孕んでいるため、
      他の属性の岩より圧倒的に厄介ともっぱらの評判。中には突進の回転攻撃よりも危険と評する人も。
      瘴気の谷のティガレックスは他のフィールドよりもやや強敵とされている。
  • PVでも披露していた前足での薙ぎ払い攻撃だが、
    あれだけ発達した前足なのに攻撃力は低く範囲もそこまで広くない。
    出の早さはそこそこなので、主力技というよりは牽制技として使っているのだろう。
    身を引く予備動作から引っ掻きまでの一連の動きが岩飛ばしに酷似しており、
    岩飛ばしの前肢を直にハンターに当てに来てるようにも見える。
  • 尻尾攻撃も追加されたが、こちらもドスジャグラスの使い回しでそこまで目新しさは感じない。
    ティガレックスで尻尾攻撃と言えばMHFの特異個体が先んじて会得していたが、
    流石にあちらほどの鬼畜判定ではない。攻撃値も低く、喰らってもダメージは低め。
  • 新モーションがどれもパッとしない一方、
    突進の攻撃値は大きく引き上げられており、その値なんと歴代最高の80
    他のモンスターでいう大技クラスの威力がひっきりなしに飛んでくるため、
    とにかく突進にどれだけ対処出来るかが今作のティガレックスの攻略難度を決定付けている。
    やはりティガレックスと言えば突進というイメージなのだろうか。
  • 一方で、突進さえ的確に対処出来るようになれば狩猟難度は一気に下がる。
    突進の他に攻撃値が高いのは岩飛ばしと回転攻撃くらいであり、
    過去作で高威力だった飛びかかりや二段噛みつきは、攻撃値が大きく低下した。
    どれくらいかと言えば、直撃しても突進の半分にも満たないダメージしか喰らわないほど。
    この調整は、
    「攻撃力・判定共に凶悪な突進を主軸に攻めてくるのがティガらしくて良い。」
    「突進に慣れると途端にヌルくなる。」「突進以外の技の危険度が低いので戦闘が単調。」
    と賛否両論。
  • こうした強化・追加要素に対して過去作から弱体化・削られた要素も多い。
    • 例えばティガレックスのもう一つの代名詞であった咆哮は、
      発見時と怒り時にしか使用しなくなってしまった。要するに戦闘中の攻撃としては一切使わない。
      ただし、バインドボイスの効果範囲は大幅に拡大している*9
      せっかく轟竜の異名に恥じない効果範囲を手に入れたのに何とも歯がゆいものである。
      • 咆哮が明確な武器として周知されていただけに違和感の強い変更だが、
        理由として考えられるのはこれまでにも増して咆哮を多用する亜種との差別化だろうか。
    • ワールドの仕様に合わせてか、動きは全体的に鈍い。
      攻撃範囲の広さや軸合わせの正確さに苦戦することはあれど、
      超スピードに追いかけっこを強いられたりハンターが付いていけなくなることは殆ど無い。
      冒頭で述べたように、軸合わせが高速&正確化した影響で攻撃頻度が過去作とは比べ物にならないほど増しているため、
      これでスピードまで過去作準拠だったらもうやっていられなくなるだろう。
    • 噛みつきや岩飛ばしの前足判定も弱体化し、喰らっても微ダメージ+尻もちで済むようになった。
    • はじけクルミやティガ自身が落とすスリンガー貫通弾などで安全に突進を止めることができる。
      ドリフト突進をキャンセルする手段として有用なので、拾っておくと良いだろう。
  • 部位破壊や肉質についても過去作から変更されている。
    • 頭は怯み一回で、それも異常なほどすぐに壊れるようになった。
      双剣や片手剣でも数度殴ればあっさり部位破壊達成、
      破壊王を付けた大剣であれば、溜め斬り1発で壊れてしまうことも珍しくない。
      3~4人プレイ用の耐久値でも、ソロで簡単に壊せてしまうと言えばその壊れやすさが分かるだろうか。
      ただし、怯みやすいのは部位破壊だけであり、部位破壊後はやや怯みにくくなる。
      この理由として、怯みに必要なダメージに対して、部位破壊に必要なダメージが極端に低く設定されている模様。
      • 公式ガイドブックによれば、ティガレックスの頭の怯み値は220。
        頭の破壊は耐久値を2回0にすることで達成と記載されているが、
        実際は一回怯ませれば壊れてしまうため、設定ミスであると考えられる。
        ただ、アップデートでも特に修正されるようなこともなく、
        次回作のRiseでは公式ガイドブックの記載の方が変更されている。
        余談だが、ティガの頭と肉質/怯み値(215)がほぼ同値のイャンガルルガの頭は、
        怯み一回目で耳、二回目でクチバシが壊れる仕様なのだが、
        実際は耳を壊すだけでも、ティガの頭破壊より必要なダメージ量が明らかに多い。
    • 過去作では部位破壊後は狙う意味の薄かった前足と尻尾は肉質が軟らかくなり、頭に次ぐ弱点部位となった。
      ただ、怯み値は両方とも頭とは打って変わって非常に高く、
      部位破壊にはかなり集中して攻撃を加える必要がある。
      前足については、先述したように前足を使った攻撃判定の弱体化が多く、
      部位自体が大きくこちらの攻撃が吸われやすいため、
      クラッチクローによる軟化を狙っていくとダメージ効率が上がる。
    • 逆に過去作で柔らかかった後ろ足と背中は、白ゲージでもヒットストップが出ない程に硬化した。
      そのため、後ろ足を集中攻撃してダウンを奪う戦法は得策ではないと言える。
      代わりに部位破壊後の前足を怯ませると転倒するようになった。
      ティガレックスの前方に立つというリスクは追加されたが、
      前足は肉質が軟らかくただ狙っているだけでもダメージ効率に貢献できる。
    • 過去作にあった怒り時の肉質軟化がオミットされたが、
      部位や使用武器によっては素の状態で過去作の怒り時以上の柔らかさになっているため、
      あまり問題にはならない。
      • 戦闘面ではこちらのプラスになる調整なのだが、
        怒り時の肉質軟化はきちんとした理由ありきのものだったため、
        生態や設定を気にするタイプのプレイヤーにはやや不評な要素である。
    • なお、IB発売当初は前足の部位破壊達成によるリアクションは仰け反りだったが、
      Ver.11.00アップデートでダウンに変更された。
      純粋に動きを止めるチャンスが2回増えているので弱体化したと言える。*10

幻の轟竜???

作品クエストレベルクエスト種別目的地報酬金条件メインターゲット
MHW:IイベントM★3狩猟クエスト闘技場25200z受注・参加:
MR9~
ティガレックスの狩猟
 
料理長
二日酔い覚ましに闘技場の片付けに行ったハンターが、
妙な轟竜の幻を見た、酒を断ち引きこもると言い出した。
んなこた言わずにこの武器でも作ってみようや…。
※報酬で特別な素材排出
 
  • 2020年7月22日より追加されたクエスト。
    一見普通のティガレックス狩猟クエストに見えるが、
    クエスト名から何かを察したハンターならば
    「ああ、やたら小さいのに判定がえげつないティガが出るのか」と
    闘技場に赴いたことだろう。
  • が、闘技場に入ったハンターの視界に入ったのは
    やたらデカい
    いや、あまりにもデカすぎるティガレックスだった。
    • そう、今までの「幻の~」シリーズとは全くの逆を付き、
      本クエストはティガレックス極大個体のクエストだったのである。
      実にそのサイズ、2914.80cm、今作のアルバトリオン並のサイズである。
      依頼文のハンターが幻を見たというのも頷ける。
      捕獲した場合、拠点には運ばれず現地調査になる。場所は闘技場だが
    • その大きさはとんでもなく、ティガレックスが両翼を地面に立てれば
      ハンターがティガレックスの真下にすっぽり収まってしまうほど。
      かの大轟竜を大幅に上回る体格に驚いたハンターも多いことだろう。
    • ちなみに、同日にはイャンガルルガの極小個体
      激昂したラージャンの最小個体確定クエストが配信されている。
  • お察しの通り攻撃範囲もかなり広くなっており、
    ティガレックスお得意の突進は回転回避1回では避けきれないこともザラ。
    突進からの回転攻撃もかなり避けにくくなっている。
    とはいえ、攻撃力や体力の大幅な強化がされている訳では無いので、
    しっかりと装備を組んでいけば案外アッサリと倒せてしまうだろう。
    • 避け辛さを考慮してか攻撃力はかなり抑えられており、通常個体の2/3程度しかない。
      このあたりも元ネタのクエストとは逆になっているようだ。
  • 報酬にはイベント武器作成用のチケットのほか
    入手しづらい高級お食事券や携帯食料、さらには強走薬が確率で手に入る。

MHRise

轟然 大音声(だいおんじょう) ()げる弱者に ()強者
寒山 殺気充溢 恐るべし 原始の梟雄
  • PV3にて登場が確定し、操竜システムのお披露目役を務めた。
    • PV3内では突進でアケノシルムを転倒させたり、
      ベリオロスのブレスを回避して投石攻撃を浴びせるなどの大活躍を見せる。
    • PV4では何の因果か操竜状態のラージャンと対峙。
      得意の突進を繰り出すも流石に相手が悪く、気光ブレスを受けて怯んでしまう。
  • 今作の登場モンスターは続投・復活組もあわせて何かしらの妖怪と絡められることが多いが、
    そういったイメージと一見無縁にも思えるティガレックスも実は例外ではないようで、
    TGS2021における放送にて、ティガレックスの咆哮が「山彦」に喩えられていることが一瀬Dの口から語られている。
    ちょっと無理があるのはご愛嬌
    • 「山彦」に似た妖怪として、「ヤマオラビ」や「オラビソウケ」*11という妖怪がいる。
      山に入るとどこからともなく「ヤイヤイ!」という大声がするという怪異だが、その声に反応してはいけない。
      返事を返したならば、ヤマオラビ相手の勝ち目がない叫び対決がはじまり、その人間はいずれ死んでしまう。
      この妖怪に出会った場合、割れ鐘をたたくことで追い返すことができる。
      • あるいは、どこからともなく叫び声が聞こえ、
        どんどん大きくなって最終的に山を揺るがすほどの大音量になる「オラビ」という現象があったそうで、
        それは古狸のしわざであるとされた。
  • クエストランクは里クエでは★6、集会所上位では★7と、MHXシリーズ以来の終盤登場となった。
    危険度は★7で、マガイマガド、ディアブロスやオロミドロ、ゴシャハギなどと同じ。
    • ちなみに、これまで同じ危険度だったジンオウガやリオレウスが今作では危険度★6に定められており、
      結果的に過去の歴代メインモンスター組では頭一つ抜けた格好になった。
      その凶暴性や運動能力、そして獲物を求めて広範囲に出没する神出鬼没の生態が加味されているのだろうか。
  • 出現フィールドは寒冷群島、砂原、溶岩洞。
    それぞれが過酷な環境であり、本作でも適応力の高さを窺い知ることができる。
    意外なことに、比較的穏やかな気候であると目される大社跡には棲息が確認されていない。
    砂原での登場はMHP3以来であり、今作で11年ぶりの砂原への進出となった。
    • これに伴い、何かと対になるナルガクルガとは
      通常フィールドで直接相対する機会がなくなっている。対は何処…
      登場フィールドが見事に真逆になっているため、もしかしたら意図的な設定なのかもしれない。
      なお共演が一切ないかと言えばそんなことはなく、集会所★7では闘技場での同時狩猟が存在する*12
      更に、下記の百竜夜行では同じ群れに加わっていることもある。
  • 従来の縄張り争いに加えて新たにリオレイア、アンジャナフとも縄張り争いを展開するが、
    モーションはそれぞれ対リオレウス、前作の対アンジャナフ亜種の流用で、結果は互角となっている。
  • 戦闘モーションについては概ねMHW:Iを踏襲しているが、
    マスターランクではないこともあってか全体的にマイルドになっている。
    • 前作で強さの要を担っていた突進が調整され、腹下~腕の真下の攻撃判定が緩くなったことで
      MHXX以前の突進の様に、踏み込みの脚に潜り込めば簡単にやり過ごせるようになった。
      突進そのものも急停止の頻度が大幅に増え、停止中に残っていた突進の残り判定も消失している。
      また突進してくる頻度も減少し、突進前の後退も短くなっている。
    • 突進派生の一つとして素早くかつ広範囲で凶悪なモーションだった〆の回転攻撃については
      事前に一時停止かと思うほどゆったりしたステップを挟む上に前進する距離も短縮され、
      被弾する危険性が以前よりも大幅に低下している。
      また、前作では回転攻撃のモーション終了とともに即座に次の行動に移っていたが、
      今作では麻痺などの解除モーションと同じ動きで隙を見せるようになっている。
      ドリフトを交えたティガレックスの突進は全モンスターの攻撃モーションの中でもかなり長時間に渡る物だが、
      回転攻撃が来ることを前提に大きく距離を取る必要があり反撃のチャンスが短かった前作とはうってかわって、
      この回転への派生を見切れば長い攻撃時間に見合うチャンスとすることができるようになった。
      • 時々だが、突進後にUターンせずいきなり回転攻撃に繋げてくることもある。こちらも攻撃後は隙を見せる。
    • MHXX以前に存在した二連続飛びかかり攻撃→確定威嚇のパターンが復活した。
      間の振り向きがMHW:Iの即座にくるりと振り向く軸合わせに置き換わっているため手数は劇的に短縮されているが、
      攻撃後に確定威嚇が入るため回避できれば大きなチャンスとなる。
      突進の〆に飛びかかる攻撃は据え置きだが、こちらも攻撃後に確定で威嚇を行うようになった。
      飛び掛かりに派生するパターンは二段ドリフトを行った場合のみで、
      更にハンターとの距離が大きく離れていると使用率が跳ね上がるため、
      こちらの位置どりでティガレックスの行動をある程度コントロールできるようになっている。
    • モーションの調整ではないが、岩飛ばしの岩の外見がMHW:Iで見られた大小の岩の混合物ではなく、
      一方向につき一個というXX以前と同じものに変更された。
      グラフィック面での負担を考慮した変更と考えられるが、結果として視認性はかなり改善されている。
    • 殆ど注目されていないが、前足での引っ掻き攻撃もオミットされている 。
    総じてMHW:Iで理不尽気味だった部分の大半を修正され、
    威嚇や隙の頻度も増えたことで格段に戦いやすくなったことには好評の声が多いが
    ただ、全体的な動きのキレや前作において手強さの大部分を担っていた突進の性能を大幅に調整されたことで、
    今作では緊張感や張り合いが薄まったという指摘も見られる。
    リオレウスやジンオウガで見られた高威力の新規モーション、
    ディアブロスやナルガクルガのような既存モーションのアレンジといった埋め合わせが無いのも一因だろう。
    とはいえ、全体的に攻撃力は高めなため突進や噛み付きの連続攻撃には注意するべきではある。
    特に、飛び掛かりの攻撃値はMHW:Iから大きく上昇し(45→80)、被弾すると突進以上の大ダメージを受ける。
    リターンが大きい攻撃とはいえ、油断して直撃すると目も当てられないので注意。
    • Uターン無しの回転攻撃の追加や突進のスピードが低下した事から、
      前作の動きに慣れたハンターからは逆に回避のタイミングが合わず攻撃が避け難いと言った声もある。
      さらに行動速度が下がった影響か、突進の出だしの精度が上がっており、抜刀移動だけだと引っかかりやすい。
      MHW:Iと異なり、近距離だと回復薬を飲みながら避けることも出来なくなっている。
      またゆっくり軸合わせをするためかUターン突進のホーミング性能も上がっており、かなり正確に狙ってくる。
  • その他の変更点として、発見時や怒り移行時にバックジャンプをせずにその場で怒り咆哮を放つようになった。
    咆哮の頻度も前作に比べると増加しており、戦闘開始時と怒り移行時以外も偶に咆哮するようになった。
    ただし、効果範囲は広かったMHW:Iから一転、歴代でもトップクラスに狭くなり硬直時間も短くなっている。
    自慢の咆哮をせっかく攻撃に活かすようになったと思ったらこれである。
  • 肉質については物理・属性ともにアイスボーンから変化していない。
    怒り状態による肉質軟化の復活を期待していたハンターには残念。
    不自然すぎるほど簡単に部位破壊できる頭部の脆さも相変わらず。
    • 公式ガイドブックによれば、今作のモンスターの部位は怯みを起こすのに必要な「耐久値」と
      部位破壊に必要な「破壊値」に分かれており、これを上回るダメージを与えることで部位破壊達成となる。
      大抵のモンスターは破壊値が耐久値の2倍前後の数値に設定されているのだが、
      ティガレックスの頭は両方とも280になっているため一回怯ませた時点であっさり壊れてしまう。
      MHW:IBとは異なり、攻略本の誤記は訂正されたようだ。
      一方、Riseの公式設定資料集には「轟竜の頭殻は、その咆哮の衝撃に耐えられるよう頑丈に出来ている。」
      との記述があり、今度は世界観設定とゲーム内設定とで矛盾が発生してしまっている。
    • 余談だが、同じく頭が最大弱点のリオレウスは耐久値290、ナルガクルガは300で破壊値は両方ともその2倍。
      そこそこのダメージを叩き込まないと壊れないため、ティガレックスほど脆く感じることは無いだろう。
      タマミツネの頭に至っては一段階目の破壊は怯み値と同じく270で達成できるが
      二段階目を達成するには810、実に怯み値3回分ものダメージを与える必要がある。
      あんなに透き通ったヒレのどこにそんな強度が
  • 今作ではモンスターが大技を放つ際にハンターの警戒ボイスが入るが、
    ティガレックスの場合は咆哮が該当する。
    威力的には大技と呼ぶには少々物足りないが、主力技である突進の度に警戒する訳にもいかないので、
    使用頻度や「咆哮でダメージを受ける」というインパクトを考えれば妥当なところか。
    • この警戒は怒り移行時の咆哮にも適用される。そのため考えようによっては
      怒り状態そのものがティガレックスの大技である」という捉え方もできなくはないか。
    • なおこの咆哮はシリーズを通してフレーム回避の練習台として親しまれてきたが、
      通常回避の無敵時間が短縮されたこと、咆哮の攻撃判定時間がやや長いことから
      本作では回避性能なしでのフレーム回避はややシビアなものとなっている。
      一方、予備動作が長く分かりやすい、攻撃判定が一瞬、攻撃後の隙も長くすぐさま動かない
      といった要素が多くの武器種で追加された無敵技やカウンター技に見事に噛み合っており、
      それらの練習台としてはやはり適している。
  • 今作では多くの武器種がジャンプによる上方向への回避を会得している。
    これにより、ティガレックスの突進を左右ではなく飛び上がって避け、
    あまつさえカウンター攻撃を仕掛けるという対ティガ新戦法が生み出されることになった。
    • 特に、ライトボウガンの扇回跳躍はティガレックスを余裕で飛び越せる上、
      起爆竜弾の接着を狙うチャンスにもなる。
      ティガレックスの突進といえば、ライトボウガンをもってしても納刀が間に合わない天敵とも言える技だった。
      ここにきて新戦法による下克上が成立されたのは、狩猟技術の進化の賜物とも言える。
    とはいえ、猛然と突進してくる巨体を相手にタイミングを十分に計る必要があり、
    翔蟲のストックの管理に失敗すれば真正面から激突される羽目になるので、決してお手軽回避方法とは言えない。
    ジャンプ回避は選択肢としては有用であるため、
    新たに得た技を無駄にしないよう、より状況判断を意識するべし。
  • 百竜夜行では強襲型として登場する。
    得意の突進で広範囲を巻き込みながら侵攻してくるため、目を離した次の瞬間には轢かれていることも。
    翡葉の砦は地上エリアが狭く、破壊・射撃型よりは撃破優先度が低くなりがちなこともこれに拍車をかける。
    一方で移動が直線的であり、頭の位置も大きくはブレないため、徹甲榴弾での狙撃は楽な部類。
    物理・弾肉質ともに比較的柔らかいこともあり、集中して対処すれば御しやすい。
  • Ver2.0で実装されたバゼルギウスの登場ムービーにゲスト出演を果たした。
    内容は砂原でティガレックスと小競り合いをするジャギィとジャギィノスの群れに、
    全く無関係な筈のバゼルギウスが上空から爆鱗を落としながら乱入してくるという迷惑千万なもの。
    中盤ではジャギィとともにバゼルギウスの無差別爆撃に翻弄されるものの、
    ラストの急降下爆撃を食らうシーンではさすがにラドバルキンのように抑え込むことはできず
    大きく怯みながらもダウンすることなく踏ん張り、
    降り立ったバゼルギウス相手にも怯むことなく威嚇を返す。
    単なる引き立て役に終わらず、往年のメインモンスターとしての株を保ったと言えよう。
  • 2021年7月16日に配信されたイベントクエスト、「称号・ゴウケツの心」は、
    最小金冠確定のティガレックスとこれまた最大金冠確定ディアブロス同時に狩猟できる
    相変わらず頻繁に横槍を入れてくるので鬱陶しいが、基本は分断柵で一対一に持ち込めばいい。
    また、操竜はどちらも優秀な部類で体力も複数狩猟クエ基準なので突進離脱は少々勿体ない。
    双方ありったけのダメージを与えておきたい所。

操竜

  • メインシリーズでも、遂に絶対強者を操る事が出来るようになった。
    しかし操竜時のクセが強く、比較するとダメージを稼ぐにはお手軽とはいえない。
    全体的に攻撃速度が遅く、突進技に無敵判定がついていない為、敵の攻撃と相打ちすれば潰される。
    そのため強引に強攻撃ばかりを繰り出せば、敵との相打ちで時間を削られ、すぐに操竜終了してしまう。
    弱攻撃の発生速度は優秀だが、威力が低いのでこればかり撃っていてもダメージは稼げない。
    一方で強攻撃は、2種類とも威力が高くはあるのだが発生がかなり遅く、当てにくい挙動を持つ。
    回避(受け流し)で敵を怯ませてから強攻撃を当てたいところだが、ティガレックスは"回避距離が短い"という
    他のモンスターには無いデメリットを背負っているので、遠距離から岩飛ばしで削りつつゲージを溜め、
    敵の隙を見つけたら↑弱攻撃からのコンボを差し込む、上級者向けのテクニカルな立ち回りが必要となる。
    • 弱攻撃1(X / ↑+X)は飛びかかり。
      発生速度、射程共に優秀だが威力が低い。
      下弱攻撃の岩飛ばしの方が発生が早く、射程も長いのでそちらを活用しよう。
    • 弱攻撃2(→+X / ↓+X)は3way岩飛ばし。
      飛び道具として便利な上に近距離では3ヒットの散弾としても利用可能、
      さらに地形によって飛ばす岩が変化する。アンジャナフディアブロスと違い、
      飛ばした岩に属性変化が乗る為、水場で撃てば水やられにできる。
      下弱攻撃→翔蟲キャンセル→ダッシュで離れる、を繰り返せば引き撃ち戦法で戦える。
      絶対強者に有るまじき戦法だが勝てばよかろうなのだ。
    • 強攻撃1(A / ↑+A)は突進、追加入力で咆哮という夢の得意技コンボ。
      過去シリーズからの鉄板コンボを放つことが出来るが、技のクセが強い。
      突進は一定距離を必ず進み、咆哮は突進が終了した位置から動かず放つ。
      つまり近距離で突進を出すと相手を通り過ぎてしまい、絶対に当たらない位置で吠える行動になってしまう。
      追加入力で振り向き再突進ができれば、良いのだが…。
      突進の終わり際に敵に当たる程の遠距離で使うか、敵が壁を背にしていれば一応咆哮も当たる。
      ただし威力は弱攻撃よりやや強い程度しかないので、無理に吠える必要はない。
    • 強攻撃2(→+A / ↓+A)はその場でのスピン攻撃→咆哮。
      ティガレックスの最大威力単発技。突進とは逆にリーチの短い定点攻撃。
      発生はそれなりに遅く、攻撃範囲も狭いが威力がとにかく高く、
      前回避→スピン→前回避→スピン……といったコンボで高いダメージが稼げる。
      また、突進と同じようにAの追加入力で咆哮を出す事が出来る。
      突進後と違い確実に当たるので、翔蟲ゲージが無い時に追加ダメージを与えたい時にどうぞ。
    • 操竜大技(X+A)は突進→スピン→咆哮、という強攻撃3連発。
      スピンの段階で降りられるので、ハンターがモンスターに攻撃している間に
      ティガレックスが咆哮でもう一度ダウンを取ってくれることも。
      ただし、場合によっては最初の突進に何故かダメージ判定が発生しないことがあるので、
      その場合はダメージ源で大きく劣ってしまうことがあり得る。

MHR:S

  • 続編となるサンブレイクでも勿論続投。
    5月10日に配信されたスペシャルプログラム動画にて、
    MHW:Iにも無かった新モーションとして旋回攻撃を披露しており、
    本作ディレクターの鈴木佳剛氏によって直々に解説された。
  • ゲーム内で会えるのはMR★4最終盤とかなり遅く、今作では二つの緊急クエストを制した後ようやく挑めるようになる。
    過去作同様に一般モンスターでは最後の方での登場である。
  • 新フィールドの城塞高地にも姿を現す。
    一方、復活した密林にはXX以前と同様出現しないため、
    マスターランクでもナルガクルガと通常フィールドで遭遇することはない。
  • 旋回攻撃の詳細は、片腕を振り上げて飛びかかるように叩きつけ、反転しながら着地するというもの。
    荒鉤爪の攻撃にも似ており、お察しの通り威力も非常に高い。
    直撃すれば飛び掛かり以上の大ダメージを受け、半端な防御力では一撃で力尽きることもある。
    攻撃後の隙は大きめだが、怒り時は時折反転後即座に岩飛ばしまたは回転攻撃に移行してくるため、
    反転時にできる隙を狙う場合は派生に注意する必要があるだろう。
    この『時折』というのが中々に厄介で、
    旋回攻撃をカウンターで受け止めると派生コンボをしてきたり、
    派生コンボを恐れて回避やガードで様子見した時に限って何も派生しなかったりする。
    • ちなみにハンターとの距離に合わせてややホーミングしてくるものの、
      当たり判定は見た目通り前脚に集中しており、股下をくぐるように回避することは可能となっている。
  • 二段ドリフトの〆に岩飛ばしを行うパターンが追加された。
    動きはMHXの獰猛化が頻繁にやっていた突進からの反転岩飛ばしに近い。
    ただしこちらは頻度が少ない所謂レア行動で、一度もやらずに狩猟が終わってしまうことも。
    この派生の厄介な所は、上位でも行っていた飛びかかり派生と繰り出してくる状況が同じであること。
    どちらも2回目のドリフトを行った時にハンターとの距離が大きく離れていると使用率が上がるのだが、
    確定威嚇という大きなリターンがある飛びかかりに対し、
    こちらは予備動作から後隙まで通常の岩飛ばしと何ら変わらず、獰猛化の反転岩飛ばしのような隙も見せない。
    そもそも滅多にやってこない上に出されたところで危険度も低いため、
    基本的に飛びかかりが来るものと思って立ち回っていれば問題ないだろう。
  • 追加されたのは旋回攻撃と上記の変更くらいであり、
    突進からの回転コンボや連続飛びかかり後の確定威嚇といった隙はそのまま残されているので、
    基本的にはRiseと変わらない感覚で立ち回れる。
  • とはいえ、MR★4はモンスターの攻撃力が更に増加するため、
    上位防具を着続けるのはこれまでに輪をかけて厳しいバランスになっている。
    ティガレックスも例外ではなく、同じ無属性のディアブロス共々、1発1発の威力は凄まじい。
    苦戦するようならMR防具への切り替えを進めた方が良いだろう。
  • タマミツネ希少種の登場ムービーにもゲスト出演。
    この個体は獄泉郷で眠っている焔狐竜に不意打ちを仕掛けようとするが、
    逆に狩られて焼かれてしまう結末を辿ることとなっている。
    • 地味に、ティガレックスも獄泉郷に進出している描写がなされている。
      当初は同フィールドで狩猟するクエストは存在していなかったものの、
      Ver.15以降は傀異討究クエストにおいて下記の傀異化、場合によっては
      通常の個体も登場するようになっている。

傀異化

  • Ver.11では傀異化した個体も登場。対応素材は傀異化した凶骨。
    傀異核は普段狙う部位に配置されるため、尻尾がやや当てづらいことを除けば破壊は難しくない。
    例によって攻撃力は尋常ではなく高いが、肉質が柔らかいこともあってタフネスはそこまででもない。
    • ティガレックス以外に傀異化した凶骨が手に入るモンスターは、オロミドロ亜種とルナガロンが該当する。
      ルナガロンはとにかく動き回るために的を捉えにくく、吹っ飛び判定の無い攻撃が多いためカウンター反撃にも不向き。
      肉質も硬めなので、攻撃を当てるのに慣れていないと傀異バーストを発動させてしまいやすい。
      オロミドロ亜種は隙が大きい攻撃を多数持つ上に水属性に極端に弱く、長大な体を持つため、
      貫通水冷弾特化ボウガンを使った周回としてメジャーな存在。
      一方で攻撃範囲が広い上にホーミング性の強い攻撃もあり、連続コンボも持ち合わせているため、
      慣れないうちは一方的に蹂躙されやすく、苦手意識を抱くハンターも少なくない。
      そんな中、ティガレックスは攻撃力こそ高いものの、攻撃がシンプルで意地悪なコンボや多段ヒット、時間差攻撃は無く、
      攻撃前後の隙も明快でハンターの反撃を読んでいるかのようにあちこち跳び回ることもない為、
      ルナガロンやオロミドロ亜種に慣れないハンターから利用されることも多い。
  • 肉弾攻撃が多いためか殆どの攻撃で劫血やられを受けるので、
    被ダメージの相殺はしやすいが、一撃一撃が重いモンスターの傀異化した個体である。
    攻撃に躍起になり過ぎて追撃を受け、そのままやられてしまわないように立ち回りたいところ。
    • 傀異化した個体は一定条件を満たすと傀異バーストという大技を使ってくるが、
      本種は咆哮モーションでバーストを放つ仕様となっている。
      前述の通りハンターの警戒ボイスは咆哮で発せられるため、咆哮かと思ったら傀異バーストを撃たれた、
      あるいはその逆だった、といった事態が往々にして起こりうる。
      厄介なのが咆哮と傀異バーストで攻撃タイミングが異なる点であり、
      咆哮だと早とちりしてカウンター技を構えると、一拍遅れて飛んできたバーストが直撃、
      最悪の場合はそこからの気絶中にさらなる追撃を受けてしまう。
      前兆を見逃さないよう注視し、判断を見誤らないようにしたい。
  • ディアブロス乱獲の副産物による凶角集めが有名になり過ぎたせいで気づかれにくいが、
    実はティガレックスも部位破壊してすぐのクエスト帰還で凶骨系素材が大変効率よく稼げる
    その原因は例によって余りにも破壊耐久値が低すぎる頭にある。
    頭の破壊に必要なダメージの基準値が280しかなく、
    高レベルの討究クエストでもせいぜい5000~6000ダメージも叩き込めば壊せてしまう。
    • 通常、一段階で部位破壊達成となる部位は、破壊耐久値が600前後に設定されていることが多い。
      300程度なのはジンオウガの角のような二段階破壊が存在する部位の一段階目であり、
      そのような部位は大抵の場合、
      「二段階目まで完全に破壊しないと報酬が貰えない+二段階目の破壊耐久値が一段階目より大幅に高い」
      となっていることがほとんど。
      大型モンスターの中でも群を抜いて壊れやすく、尚且つ一段階で破壊完了するティガレックスの頭は、
      部位破壊報酬を手に入れる条件が異常なほどに簡単なのである。
  • 戦闘開幕時に必ずその場で咆哮を放つ上、咆哮のモーション自体が大ぶりで隙が大きいため、
    カウンター系の大技や鉄蟲糸技を簡単にヒットさせることが出来る。
    モンスターの攻撃を受けることでダメージに上乗せできる技なら尚の事よし。破壊王があれば更に捗る。
    ラセンザンや威糸呵成の構えで強化した真溜め斬りなど、
    一点の威力に特化したアクションであれば文字通り一撃で部位破壊が完了してしまうことも。
    フィールドや装備を最適化すれば邂逅から部位破壊、帰還まで2,3分を切る。
    装備・装飾品の作成や傀異錬成で凶骨が数個だけ必要な場合は、ティガレックスで部位破壊マラソンを繰り返すと良いだろう。

余談

  • 原始的な凶暴性を前面に押し出したおっかないデザインだが、
    怯んだ際に上げる悲鳴や疲労時・眠っているときの様子は結構かわいい。
    スタミナが切れたときに突進に失敗して盛大に転ぶ姿は見ていると何か面白い。
    MHP3以降では目をつぶって眠るようになったが、この様子が特に微笑ましく
    (いびきも「すぴーすぴー」といった感じで実に愛らしい)いつもの恐ろしさを感じさせない。
    • 公式CGや、カード・生態図鑑などに描かれたイラスト、
      武器や防具のデザインや説明文からはひたすらに恐ろしさや力強さが伝わってくる。
      かと思えばスピンオフ作品のアイルー村やアンソロジーコミックでは可愛らしい姿で描かれることもあり、
      野生味溢れる力強さの中にも親しみやすさを感じる存在でもある。 
  • 尻尾の切断、頭部と爪の部位破壊が存在することはよく知られているが、
    実はも破壊できることは意外と知られていない。
    前足を爪破壊後に攻撃していると発生し、翼の一番外側、とんがってる部分がへし折れる感じで壊れる。
    ついでに麻痺や罠、ダウン、スタン中でなければ同時にダウンする。
    また、これ以降は前足のひるみでもダウンするようになり、回転攻撃のリーチもやや短くなる。
    その代わりといっては難だが報酬は発生せず、ここまで壊さなければ爪が出ないかと言えばそうでもない。
    当時としては珍しい報酬目的でなく戦略的な部位破壊である。
    MHP3以降では爪の部位破壊と同時にこのとんがった部分も一緒に壊れるようになった。
  • ノベル版では第四弾にて登場。
    ギルドの監視を掻い潜って雪山に襲来。ポッケ村専属のハンター(ミモリの父親)に重傷を負わせる。
    その後、(一悶着あってから)ライガ達が緊急的に出撃するのだが、
    そこで待っていたのは何者かと戦って傷を負い、通常以上に狂暴化したティガレックスだった。
    ライガを抑え込み、自分の弱点であるはずの雷属性を宿したフルミナントソードに喰らい付くなど、
    ゲーム中以上の暴れん坊ぶりを発揮している。
    また、第六弾でも再び登場。しかもノベル版では初の狂竜化個体である。
    獲物に襲い掛かる…と思いきやあさっての方向に突進していくなど、
    狂竜化個体らしい不安定な動きと凶悪な戦闘力をいかんなく発揮し、カイト達を苦しめた。
  • 近年では見た目のカッコ良さや派手な攻撃モーションなど、
    華のあるモンスターが増えたことでやや押され気味な印象もあるが、
    モンスターハンターを取り扱った書籍では何気に扱いが良い。
    • 2012年3月にMH3Gの発売を記念して発行された特集雑誌『モンハンぴあ』には、
      タレント、ミュージシャン、お笑い芸人などの著名人に、
      モンハンに対する思いやお気に入りのモンスターを取材したコーナーが存在するのだが、
      インタビューを受けた19人の中で、
      ティガレックスをお気に入りのモンスターとして挙げた有名人は4人とトップだった
      (2位はナルガクルガで3人)。
    • 2015年8月12日にシリーズ10周年を記念して発行された
      モンスターハンター Visual & Memorial Archiveshttpsでは、
      ファミ通の編集者やライターの、モンスターハンターに対するエッセイやコラムが綴られている。
      特にモンスターの紹介には、無印からMH4Gまでの全てのモンスターにスポットが当てられているのだが、
      ティガレックスは最初の見開き2ページで大きく通常種、次の見開きで亜種と希少種という、
      計4ページも使ったページ配分で紹介されていた。
      同じような構図のモンスターはゴア・マガラのみ(1枚目に通常種、2枚目に渾沌に呻くゴア・マガラ)であり、
      人気ランキング常連のジンオウガやナルガクルガ、
      モンハンの顔を務めるリオレウスでさえも見開き1つ分で紹介されている。
      それを考慮するとかなり力の入ったアプローチと言えるだろう。
  • シリーズ20周年を記念して行われた「モンスター総選挙」では、第23位を獲得。
    リオレウスと同様、惜しくもトップ20位圏内にこそ届かなかったが、に花を持たせつつも、
    モンハンシリーズ大ヒットの立役者となったMHP2のメインモンスターとしての意地と貫禄を見せつけた形となった。
    派手なビジュアルや形態変化といった外面のインパクトに頼らず、
    フィジカルの強さと獰猛なキャラクターという分かりやすくシンプルな魅力で
    高順位を獲得した様はまさしく燻し銀の活躍と言えよう。
    亜種や特殊個体のいるモンスターは票が分散しやすくなるという課題があり、
    実際ティガレックスも亜種、希少種、二つ名持ちとこのパターンに当て嵌まる中、十分な健闘を果たしたと言える。
  • モンスターハンター・ザ・リアル 2014において、USJにてティガレックス(通常種)の等身大像がお披露目された。
    等身大像はレウス・レイア希少種夫婦、テオ・テスカトルに続き4例目。
    ハンターに癒えぬトラウマを植えつけたかの突進を再現したポージングであり、
    鬼気迫る様子のティガレックスに圧倒されることであろう。
    • その翌年の2015年版では、USJとのコラボクエストの対戦相手に抜擢されている。
      ティガレックスのモチーフがティラノサウルスであることを考えると、
      USJのアトラクションの1つである「ジュラシック・パーク・ザ・ライド」に因んだものだろうか。
  • リオレウス程ではないが歴代シリーズでのオープニングムービーに登場する回数が多い。
    自身が看板を務めたMHP2は勿論、MH4とMHXのOPにもゲスト出演しており、
    (扱いはともかく)登場回数自体はリオレウスに次ぐ多さである。
  • その凶暴性や概要でも述べた「直球馬鹿」的なキャラ設定、シリーズファンからの認知度などからか、
    噛ませ犬、あるいは引き立て役的な扱いを受けることが比較的多い。
    • 最も有名かつ代表的な例はMH4のOPムービー。
      前半こそ遺跡平原を駆けまわり大暴れするものの、
      終盤に差し掛かるやメインモンスターに頚椎をへし折られてあっさりと退場という
      これ以上ないほどの噛ませ犬ムーブを食らってしまった。
      ハンターとの戦いでスタミナを消費し、爆弾を喰らい、
      さらに不意打ちを受けたとなってはあまりにも状況が悪かったとも言える。
    • MH4のコンセプトムービーではハンターを追いかけ回すも、
      中盤でリオレウスに足場を崩されて退場する…という、どことなくOPムービーの流れを彷彿とさせる活躍となっている。
    • こういった扱いは他メディアにおいても行われており、
      布施龍太氏の短編漫画集「モンスターハンターEPISODE」では
      ハンターとの交戦中に突如現れたラージャンに向かっていき、ワンパンで崖の下に落とされるというシーンがある。
      また、アニメ版モンスターハンターストーリーズでは、第2話からいきなり登場して暴れ出すが、
      主人公のリュートとレウスとの絆技を食らい気絶して捕獲され、第3話では元の生息域まで誘導される。
      しかしその途中で様子のおかしいナルガクルガの気配に気づいて引き返そうとし、
      その後のハンターとの戦闘で、尻尾を切断される等攻撃を受けて瀕死となり、最後は討伐された。
      一応フォローしとくと、その後の話では主人公のリュートのオトモン(討伐された個体とは別の個体)として
      イャンガルルガ戦で大活躍したり、そしてまた別の個体が大ボスとしてリュート達の前に立ちはだかるなど、
      決して扱いが悪いものばかりではないし、登場回数だけならかなり多い。
  • 『モンスターハンターストーリーズ』に於いては、コンセプトムービーでもクローズアップされ
    鬱蒼と木々が覆う森の中を主人公とナビルーがモンスターの卵を抱えて疾走する、
    その背後から大口を開けて執拗に追い迫って来る、……と言うMH4シリーズを彷彿とさせる展開。
    森の開けた先に見えた光に飛び込むと、そこに広がるは砂漠の崖っぷち。
    あわや、ティガレックスが喰い付かんばかりに襲って来た所を主人公は崖に向かってダイビングジャンプ。
    ……と、そこにオトモンのリオレウスが颯爽と上空から飛来、落下する主人公と卵を救出する。
    奇しくも、此方でもリオレウスの引き立て役にティガレックスが一役を買うと言う役目を担っている。
    • このMHST紹介ムービーは『MHXX』ルームサービスのギャラリーにもオマケとして収録されている。
  • 意外にも、シリーズを通して登場ランクの乱高下が激しいモンスターである。
    看板モンスターやラスボスが登場作品と続編で厚遇されるケースはしばしば見られるが
    (同じくMHP2出身のアカムトルムなどが好例)、登場からかなりの数の作品を経て
    なおも登場ランクの上下が見られるメイン・ボス級モンスターはかなり珍しい。
    • 初登場作品にして看板でもあったMHP2から続くポータブルシリーズでは、
      狩猟クエストは一貫して下位・上位・G級といったランクの中で最上位に存在していた。
    • 一作品ぶりの復活を果たしたMH4(G)ではそういった傾向はなくなり、
      一般的な大型モンスター相当のクエストランクに登場するようになった。
      4シリーズにおいて最上位ランクに登場するモンスターは
      古龍・希少種・古龍級生物といった最強クラスのモンスターのクエストあるいは
      大連続狩猟クエストのみと定められており、それに倣った待遇であろう。
    • 続くMHXでも概ね同じような待遇が継承されていたが、
      MHXXでは突如として集会場においてG級最上位ランクに登場している。
      同じ集会場でも上位までの段階では(★7ではなく)★6に登場しており、
      G級追加作品で再び最上位ランクに戻った形である。
    • ワールド仕様で復活したMHW:Iでは、やはり通常の大型モンスターとして一般的なランクで登場。
      当作では主クラスの通常種がM★3、その亜種モンスターと特殊個体がM★4、
      古龍種と古龍級生物がM★5~M★6と区分されており、本種はM★3で登場する。
    • だがMHRiseでは往年のポータブルシリーズを彷彿とさせる待遇に逆戻りし、
      なんと里クエスト、集会場クエストともに最上位ランク(★6ないし★7)のクエストに登場する。
      ただし同作ではゴシャハギを始めとした通常の大型モンスターも同ランクに登場し、
      通常モンスターの二頭クエストなどもチラホラ存在するため違和感はない。
    共通点と言えるかは不明だが、高ランクに登場する作品(ポータブルシリーズ、MHX系列、MHRise)は
    いずれも一瀬泰範氏を始めとしたポータブルシリーズのチームが開発を担当している。
    『モンスターハンター 発想の法則』のインタビューでは、印象に残ったモンスターとして
    Pシリーズ初のオリジナル看板モンスター*13であるティガレックスの名が挙げられており、
    スタッフとして思い入れのあるモンスターであることは間違いないだろう。
  • ティガレックスの咆哮は、危険すぎるため武器には利用できないという特徴がある。
    ブラキディオスの粘菌でさえ武器に利用出来ると考えると、ティガレックスの咆哮の危険性が如何程のものか窺い知れよう。
    ムービーにおいて他のモンスターに咆哮を浴びせるシーンはないものの、
    もし至近距離で放つことがあれば生物の平衡感覚を担っている前庭(ぜんてい)を破壊することは間違いない。
    蝸牛や蝸牛管は鍛えることが出来ないため、どんなモンスターにも効果はあるはずだが、
    今のところティガレックスの咆哮で平衡感覚を失うといった描写は見られない*14
    今後そのような描写がムービー等で見られるかどうか、気になるところである。

生態・設定等

  • 頭部の形状や縞模様、虎と付くことが多い武器銘からも推測は出来るだろうが、
    書籍『モンスターハンター 発想の法則』によると名前の由来は
    「タイガー(虎) + ティラノサウルス・レックス(およびワイバーンレックス)」から。
    なぜ虎をイメージした名称やイメージ付けがなされたのかというと、
    同著書によるとこれはリオレウスがライオンをイメージした命名やキャラ付けであったことから、
    (リオレウスという名称は、ギリシャ語で「ライオン + 王」を意味する「リオ + バジレウス」が由来)
    対比として虎が選ばれた為である。
    • また、意図したものかは語られていないが、
      レックスはラテン語で「王」を意味する単語でもあるので、
      それぞれライオン+王と虎+王を意味する名前でちょうど対になっている。
  • ハンター大全3にはリオレウス、ティガレックス、ラギアクルスの爪の大きさ比べとその説明が載っている。
    リオレウスのそれは鋭く湾曲する形で発達しており、攻撃のみならず把持にも用いられる。
    ティガレックスのそれは獲物の狩猟に特化した野太く力強い形をしており、
    中型飛竜種としては最大級とされるサイズを誇る。
    ラギアクルスのそれは鰭状に進化する過程の巨大な杭のような形状で、
    長さとしてはティガレックスのそれを凌駕する。
    狩猟方法や生息域の違いによる三者三様の進化が見て取れる、興味深い資料である。
    • 当時は前脚で相手を殴りつけるような技は存在していなかったが、
      MHP2のOPのラストではそれらしき攻撃を繰り出していた。
      またMHP2のプロモーション映像では、岩飛ばしのモーションを画面目前に繰り出される所で
      OPと同様にタイトルの爪痕が出現する演出となっており、
      MHP3の登場ムービーでも捉えたアプトノスを爪でとどめを刺す様子を、岩飛ばしのモーションで再現している。
    • 近年ではその爪にもスポットライトが当たりつつあり、
      通常個体以上に爪を発達させた特殊個体も登場している。
      MHXでは、前脚の鉤爪が発達した二つ名持ちモンスター、荒鉤爪ティガレックスが登場。
      新モーションは鉤爪で引き裂くというより前脚を叩き付けるといったほうが正しいが、
      前脚を積極的に使ってくることから通常種とはまた違ったインパクトがある。
      また、MHFに登場する、本種の辿異種個体は前脚と爪が異常発達しており、
      二つ名持ちと同様、前脚の腕力と爪がフィーチャーされている。
      前脚の腕力と爪を活かした新技が追加されていることはもちろん、
      鋭い爪から発される真空波でハンターを引き裂き、出血やられに陥らせるなどの要素もある。
    • そしてアイスボーンでのティガレックスの復活と共に、遂に通常種にも前脚を使った攻撃が追加された。
      鉤爪で周囲を地面ごと引っ掻くというもので、張り付くハンターを振り払う小技といったところ。
      ちなみにベリオロスも同様の攻撃を扱って来る。
    • MHRiseでは鉤爪引っ掻き攻撃が廃止されてしまったものの、
      MHR:SではG級技(マスターランク技)として前脚をふんだんに使った鉤爪攻撃を習得している。
      こちらもネコパンチというよりはお手だが
  • 雪山での狩猟に苦戦したハンターは数知れず、
    MHP2のパッケージや宣伝CGの影響からティガレックスの住処は雪山と考えている人も多いが、
    ティガレックスはもともと砂漠をはじめ乾燥帯に生息しているモンスターであり、
    雪山に限らず寒冷地に適した進化は遂げていない。
    ではなぜ雪山や凍土や氷海に飛来するのかと言うと、それはティガレックスの好物がポポの肉だからである。
    あの忘れられない味を思うと寒さを堪えてでも食べたいと思い、
    寒い雪山や凍土や氷海に暑い砂漠地帯からわざわざ飛んでくるようだ。
    ただし、ティガレックス自身はシリーズを通して氷属性にそれなりの耐性を備えていることから、
    低温に対してかなり我慢強い方なのかもしれない*15
    よりによってそんなときに狩猟のクエストを張ったギルドと、
    ポポを食べてさっさと砂漠に帰りたいと思ってる矢先、自身の命を狙うハンターに出くわしたティガレックス
    何とも皮肉な話である。
    • MH4での生息地は主に遺跡平原、氷海、原生林。
      氷海にはポポのために出張してきていると考えていいだろうが、
      では遺跡平原と原生林のどちらがティガレックスの寝床か、というと難しい所である。
      本来のティガレックスの生息域は高温乾燥地帯である砂漠・砂原だが、
      原生林はその植生からすると高温ではあっても多湿の環境である。
      遺跡平原の気候について明言はされていないが、少なくとも砂漠のような過酷な気候ではない。
      どちらにせよ、旧来のティガレックスとは好む環境が若干異なるようである。
      • なお、遺跡平原はバルバレなどとの位置の関係上、大砂漠と隣接する形で存在している。
        大砂漠の中にちゃんとした地面があるかは不明だが、もしかしたらこの大砂漠のどこかに
        ティガレックス達の住処が存在しているのかもしれない。
        遺跡平原へは、食料を求めて遠出してきているという可能性も考えられる。
    • なお、砂漠に生息しているはずのティガレックスがいつ、どのようにして
      寒冷な気候に生息しているポポの味を覚えたのかについてだが、
      これに関して、藤岡Dは『発想の法則』にて
      「食糧不足の時に種自体が遠征を重ね、その過程で寒冷地に立ち寄った結果じゃないですか?」
      と冗談交じりに語っている。
      MH4の「我らの団」では施設を牽引する目的でアプトノスの代わりにポポが使われているが、
      ファンの間では砂漠で商隊を牽引していたポポを襲ったのではないか、という憶測も立っている。
    • 「ポポ食べたさに苦手な寒冷地に赴く」という生態を互いに離れた3つの地方で共有していることから、
      藤岡Dの語っていたことも単なる冗談ではないかもしれない。
    • その後、MHXではポポもただ蹂躙されているわけではなく、
      同じ草食動物であるガムートと共生関係を築いてティガレックスから身を守っていたり、
      ガムートも幼体の最大の天敵がティガレックスとされているなど、
      「寒冷地の生態系にティガレックスがちゃんと組み込まれている
      =生態系に組み込まれているくらいの頻度でティガレックスは寒冷地へと赴く習性がある」
      事が明らかとなっている。藤岡Dの話も現実味を帯びたと言えるだろう。
  • ティガレックスの繰り出すあのドタバタと走り回る動きは、
    実在のオオトカゲの動きを参考にしたものらしい。
    実際、よく観察してみるとティガレックスは体を左右にくねらせながら走行しているが、
    これは現実世界の爬虫類に見られる走り方と共通する。
    さらに、オオトカゲの中でも最大の種であるコモドオオトカゲは、
    自分より体格の大きな鹿などにも積極的に襲い掛かるほか、
    極少数ながら人間を襲撃したという事例も報告されているらしい。
    正に凶暴なティガレックスそのものである。
  • 「もはや武器と見まごうほど」と形容されるナルガクルガを筆頭に、
    言う所の「ティガ骨格」のモンスターは尻尾が発達している事が多いが、
    当のティガレックスは余り発達しておらず、尻尾に主軸を置いた攻撃も存在しない*16
    前脚と顎をメインウェポンとして定めているのがよく解る。

素材

轟竜の鱗
ティガレックスから剥ぎ取られた鱗。分厚くて頑丈である。汎用性が高く、幅広い用途に使われる。
上質なものは「上鱗」と呼ばれ、何枚か重ね合わせれば鋼を上回る強度を得る。
更に強靭な個体から剥ぎ取れる鱗は「厚鱗」と呼ばれ、灼熱地帯の砂漠にも、
極寒地帯の雪山や凍土にも耐えうるために、とても分厚く頑丈にできている。
それほどの個体と遭遇すること自体が難しく、狩猟も危険且つ困難を極めるため、
希少価値が高く、取引価格も非常に高い。
また、それほどの個体の中の更にごく一部に「轟竜の天鱗」と呼ばれる特殊な鱗を持つ個体が存在する。
なお、天鱗は通常種・亜種・希少種のいずれからも入手が可能である。
「荒鉤爪」と呼ばれる屈強な個体の鱗は青黒く硬質化しており、別の素材として扱われる。
轟竜の甲殻
ティガレックスの甲殻。硬い材質で、防具によく使われる。
衝撃を跳ね返す、驚くほどの頑強さを持つ。
ティガレックスの凶暴さを物語るかのようにエッジは鋭く尖っている。
上質なものは「堅殻」、更に強度を増したものは「重殻」と呼ばれる。
「荒鉤爪」と呼ばれる屈強な個体の甲殻は別物として扱われ、
青く太い血管が脈動している様子が見て取れるらしい。
轟竜の尻尾
ティガレックスの強靭な尻尾。強靭な材質で防具によく使われる。
身体ごと回転する事で周囲を薙ぎ倒す武器としても用いる。
その威力と強靭さは加工を施すことによって頑強な武具へと生まれ変わる。
特に上質なものは「轟竜の靭尾」と呼ばれる。
強靭さと堅さを増した靭尾はより強力な武具となるが、その分加工には高い技術を要する。
通常種・亜種・二つ名個体で質や名称に違いはなく、一括して扱われるが、
希少種のもののみ別物として扱われる。*17
尚、MHRiseにはよろず料理で多数の尻尾を焼いて貰えるが、
本種の尻尾は食材として取り扱われていない。本種は特に有毒ではないものの、
硬すぎて食べられないのだろうか。
轟竜の牙
非常に鋭く発達したティガレックスの牙。尖った材質で武器によく使われる。
獲物の頑丈な外殻も容易く引き裂き噛み砕く威力を持つ。
その恐怖の牙は誰が見ても震えを止めることが出来ないという。
上質なものは「鋭牙」、さらに強力な個体から取れるものは「重牙」と呼ばれる。
轟竜の爪
鋭く尖った爪。鋭い材質で、武器によく使われる。
数多くいる飛竜種の爪の中でも最大級の大きさを誇り、
牙と並ぶティガレックスの最も強力な武器の一つでもある。
殆どの飛竜種の前肢には翼爪が生えているのに対し、
四肢が発達したティガレックスの爪は翼爪とはかけ離れた形状をしている。
引き裂いた獲物の数だけ鋭さを増すと言われ、捕食者に相応しい凶悪な切れ味を持ち、
岩をバターのように切り裂くという。
長い年月を経てより鋭さに磨きがかかった上質なものは「尖爪」、
幾多の獲物の血と肉によって鍛え上げられた最上質なものは「剛爪」と呼ぶ。
「荒鉤爪」と呼ばれる個体は爪が非常に青く野太く発達していることから区別される。
轟竜の頭殻
ティガレックスの頭部。ゲーム中の説明文を読む限り、頭部の甲殻ではなく頭部そのものらしい。
剥ぎ取った後もまだ生きているかのような威圧感を持つ恐ろしい素材。
個体の強さや通常種・亜種に関わらず入手可能な素材で(ただし希少種からは入手不可)、
質によって取引価格が変わるような素材ではないが、素材として扱えるほど良質な状態での入手は困難。
他の素材にも言えることだが、この頭を更に解体して別の素材(例えば轟竜のアギトなど)を
入手したりすることは出来ない。
  • ちなみに頭は下位素材でアギトは上位素材である。
    何故頭全体より顎だけの方が上なのだろうか。
    アギトの「素材として使えるほど状態の良い物は珍しく、滅多に手に入らない」ということから考えると、
    頭は状態の良し悪しにそこまで関係なく使えるから、ということなのかもしれない。
    だが上にもある通り、頭は「素材として扱えるほど良質な状態での入手は困難」である。
    滅多に手に入らない>入手は困難ということだろうか。
轟竜のアギト
一本一本が充分な殺傷力を持つ鋭牙が幾つも立ち並んだ、ティガレックスの顎。
MHP3以降、素材としての価値が見出された。
ティガレックスの最大にして最強の武器であり、獲物を骨ごと一撃で噛み砕く程の力を持つ。
その見事な威容は見たものに恐怖を植えつける。
突進の際はこの顎を大きく開いた状態で猛然と直進する。
しかしその勢いのまま壁に激突すると、突進力と牙の鋭さが仇となり深々と突き刺さってしまう。
素材として使えるほど状態の良い物は珍しく、滅多に手に入らない。
通常種・亜種・希少種で質や名称に違いはなく、一括して扱われるが、
導きの地に生息する個体のものは「強者のアギト」、
その中でも歴戦の個体のものは「歴戦のアギト」と呼ばれ、区別される。
  • 「アギト」とは動物のアゴを意味する古語で、「顎(あご)」の漢字だけでもアギトと読めるが、
    アゴの読みと区別する場合は「顎門」と書く。
    大剣のアギトも名称の由来は同様である。
  • なお、創作作品でアゴとは無関係にアギトという単語が使われることがあるが、
    そちらはラテン語で「私は動かす」を意味する"Agito"を由来するものである。
    「覚醒」「挑戦」などを意味した言葉として用いられやすい。
轟竜の大鳴き袋
ティガレックスから極めて稀に入手できるという特異な内臓器官。
ティガレックスの肺、気道、声帯、横隔膜などの呼吸器官を取り纏めた部位の総称で、
通常は討伐されるとすぐに壊死し始めてしまうため、
長寿で知られる竜人族でさえ完全な状態の大鳴き袋は滅多に見ることは出来ないという。
ポッケ村の農場の貯蔵庫の氷壁を砕くのに必要な特性を全て備えた希有な物質。
鳥竜種のモンスターの持つ鳴き袋に似ているが、ここから放たれる音量は桁外れに大きい。
すさまじい威力の音圧を発生させ、分厚い氷壁をも一発で打ち砕く。
竜人族でも二度はお目に掛かることはないと言われるほど希少な素材だが、加工屋などの手には余るらしい。
その余りに強すぎる威力のために音爆弾の素材としては使えず、武具に加工することも出来ない規格外の素材。
アイテムとしての登場は無いが、MHP2(G)のストーリー上にて重要な役割を持つ。

関連項目

モンスター/ティガレックス亜種
モンスター/ティガレックス希少種
モンスター/荒鉤爪ティガレックス
モンスター/ティガレックス/派生作品
武器/ティガ武器 - ティガレックス素材を用いた各種武器へのリンクあり。
防具/レックスシリーズ
BGM/ティガレックス戦闘BGM - ティガレックスのテーマ曲「牙を剥く轟竜」についての記述あり。
武器/真・轟断剣

モンスター関連

モンスター/ポポ - ティガレックスの好物。ティガレックスと最初に遭遇するのもポポ絡みのクエストである。
モンスター/ガムート - 因縁関係にあるモンスター。
モンスター/ナルガクルガ - ゲーム内では様々な所でティガレックスと対をなしている。
モンスター/イビルジョー - 設定においてポジション、活動範囲や行動原理などが似通ってる。

クエスト関連

クエスト/忍び寄る気配 - ポッケ村のトラウマクエスト
クエスト/絶対強者 - トラウマを乗り越えるクエスト
クエスト/異常震域 - 言わずと知れた2頭狩猟クエスト
クエスト/ティガレックス3頭討伐 - 屈指の超難関クエスト
クエスト/マガジン 暴虐の轟竜 - 通称「マガティガ


*1 ハンター大全より。現実世界で言えば、本気で走る猪に匹敵する速さである。
*2 なおこれは"ティラノサウルス属(ティランノサウルス属)のレックス種(レクス種)"という種小名であり、ティラノ=レックスではない(知名度はともかく)。実際にオスニエリア・レックスと名付けられた小型草食恐竜もいる。
*3 『メインモンスター 発想の法則』より。
*4 『モンスターハンター 発想の法則』より。
*5 強いて言うなら噛み付き(単発・二連共通で)の時の後ろ足と尻尾ぐらい。
*6 通常種・亜種ともにその発掘装備のグループの中では唯一蔦ハメが可能であるため(当該グループ内の他のモンスターはツタやられにならない、または蔦エリアに現れないモンスターしかいない)。しかも何故かツタやられの拘束時間が7秒と、他モンスターよりも長い。ちなみにイャンガルルガも同様に7秒だが、諸々の事情で募集自体少ない傾向にある。
*7 MHWのベータテストにてネルギガンテが大蟻塚の荒地に登場したものの、本編では大蟻塚の荒地でのクエストが存在しなかったという先例がある。
*8 他の属性岩は属性威力に割かれるため岩自体の攻撃値は大きく落ちる。
*9 リオレウスやディアブロスとほぼ同等の範囲を誇る
*10 この変更に関しては理由が全く見当たらないわけではなく、他のレックス骨格モンスターが前脚破壊でダウンする仕様なのでそちらに合わせたとも考えられる。
*11 「オラビ」は叫びの意
*12 厳密にはトビカガチ→ナルガクルガ→ティガレックスが順次登場。ナルガクルガを先に狩猟した場合は同時狩猟にはならない
*13 MHPの看板モンスターはリオレウスであった。
*14 ゲーム中にハンターが咆哮を受けても耳を塞ぐかダメージで吹っ飛ぶかの2択のみ。モンスターが受けた場合は単純にダメージを受けて怯む。ティガレックスが捕食行動時の場合、咆哮を受けた小型モンスターは即死してしまう
*15 ただし気温としての寒さ耐性と、属性としての氷属性耐性は完全な相関があるわけではなく、「氷属性に弱いが寒冷地にいる」のが間違っているわけではない
*16 セルレギオスの尻尾も一見するとそれほどでも無いが、尻尾を振るって器用に後方へ刃鱗を飛ばす攻撃もあるため、ティガレックスよりは発達しているといえる
*17 また、MHSTでは亜種固有の素材として「黒轟竜の尻尾(上尾)」が存在する。