モンスター/ディスフィロア

Last-modified: 2024-01-26 (金) 11:12:37
種族
古龍種
別名
熾凍龍(しとうりゅう)
登場作品
MHF
狩猟地
最果ての地

目次

生態・特徴

大型探査船が長距離航行の末にたどり着いた、メゼポルタから遥か遠く離れ、
生物が住むことのできる環境ではないと言われていた"最果ての地"で発見された
熾凍龍(しとうりゅう)」と呼ばれる古龍種。
その存在が確認された後、直様伝承等の調査をギルドは行ったが、各地に資料がわずかに残るのみであった。
現在でも調査は難航しており、詳しい生態は分かっていない。
発達した四肢に巨大な翼と、クシャルダオラに代表される大型古龍種に近い骨格、
そのクシャルダオラと同程度の体格を持つ。
背側が白、腹側が赤の二色を基調とした特徴的な体色を有しているが、
この正体は白色の「氷鱗」と赤色の「炎鱗」という特殊な鱗で、
氷鱗に包まれた背中側は凍えるほど冷たく、炎鱗に覆われた腹側は灼熱のように熱い。
鼻先には剣のように伸びた巨大な刀状の角が一本だけあり、
その周囲を取り囲むように数多の角が伸びるという、異様な形状の頭部を持つ。
この角は「氷角」と呼ばれ、周囲に氷塊を発現させる能力を担っているが、
完全に砕けない限り冷気の制御に支障をきたすことはないことが分かっている。
また、胸部には特徴的な青白い突起状の部位が立ち並んでいるほか、
尾は太くしなやかで、背面に無数の氷柱が連なり、先端は白く凍り付いている。
高熱の炎低温の氷という相反する二つのエネルギーを自在に操る能力を持つ。
火炎ブレスを放ったかと思えば周囲に氷柱を発生させる、
口元から炎、尻尾から氷のエネルギーを放出して周囲を吹き飛ばすなど
二つの属性をスムーズかつ巧みに織り交ぜ、灼熱と極氷の波状攻撃で外敵を殲滅する。
時には氷の旋風を撒き散らす熱線を吐いたり、熱風と冷風を入り乱れさせた竜巻を起こすなど、
「熾」と「凍」の二属性を同時に制御することもできるのが熾凍龍たる最大の所以である。
このように灼熱の炎と絶対零度の氷を意のままに制御する異常な能力は、
この龍の体内に存在する"炎を閉じ込めた氷の宝玉"、通称「対玉」によるものだと考えられている。
過剰な手傷を負った場合、口内から炎を漏らすようになり、
鼻先に存在する氷角の形状が変化、更に雄叫びと共に冷気を放出して雲を吹き飛ばす。
この状態では、空から流星状の大火球を降らせると共に
自身の体高すら遥かに凌駕する超巨大な鋭い氷柱を十数本も隆起させる大技を放ち、
天空から炎の流星、大地から氷の槍と、ハンターを跡形もなく殲滅すべく暴れ狂う。
生命維持に支障が出るほどのダメージを受けると属性エネルギーのコントロールが効かなくなるのか、
最終的には能力の暴走によって身体が凍りつき、天を仰ぐ姿で氷像と化す。
至天征伐戦におけるディスフィロア
上述したように自らの属性エネルギーの制御不全によって氷漬けとなり、
完全に動作が停止、絶命したようにも思えるディスフィロアだが、
炎を吹き出してこれを無理やり溶かし、熾凍属性の深淵の力を発揮して蘇る
復活の際には光とともに大規模な炎の竜巻や氷の塔が周囲に荒れ狂うように出現する。
用いる属性エネルギーの影響か、この状態の熾凍龍の体色は大きく変質、
白かった翼は炎で炙ったかのようなに染まり、
紅鱗で覆われていた胴体は燻るような不気味な紫黒色に変じ、
胸部に並ぶ結晶も青から紫へと変色している。
繰り出す攻撃もより苛烈となり、巨大な氷塊を用いて熱線を乱反射させるなど、
炎と氷をフル活用した大技をもってハンターたちに襲いかかる。
ただし、一度復活して限界を超えた力を発揮してしまったディスフィロアにもはや後は無いようで、
このリベンジに敗れた時は本当の意味で"絶命"し、断末魔の叫びとともに地に倒れる。
調査の結果、このような深淵の力を発揮して蘇るほどの強さを持つ個体が出現する際、
決まって最果ての地を覗く月が紅く染まる周期が長くなる現象が確認されている。
このため、ハンターズギルドでは最果ての地の月の様子を注視しており、
紅く染まる周期が長くなるその時に、万が一の事態に備えた調査のために凄腕のハンターを募っている。

概要

  • MHFに登場する、「最果ての地」と呼ばれる場所に生息する古龍種。
    MHF-G2下の9月25日に10体目、そしてMHF-G時代最後のG級ランク専用モンスターとして実装された。
    極征クエスト」及び上位コンテンツの「至天クエスト」「上級至天クエスト」に対応しており、
    唯一の「旧・極限征伐戦関連コンテンツでしか狩猟ができないモンスター
    でもある。
    MHF-Zの紹介ムービーでも、極限征伐戦と至天征伐戦の代表的なモンスターとして取り上げられている。
  • MHF-G2でリファインされる前のG級コンテンツは、
    メインシリーズのようにランク(GR)毎にストーリーが存在しており、
    ディスフィロアはそのストーリーにおける表のラスボスであるシャンティエンを制した後、
    G級ランクの最後の最後に合いまみえるモンスター…早い話が裏ボスとして登場する予定であった。*1
    従って、公式サイトなどにおける当時のキャッチコピーは【真の”G級最強”】であり、
    ディレクターの木本氏によれば、「(ゲーム上の)「強さ」それ自体がコンセプト」であるという。
    この辺りが大きく変わった現在では「ラスボス(裏ボス)」という定義付けはされていないと思われるが、
    上記紹介ムービーではディスフィロアは「フロンティア屈指のモンスター」と表現されている。
  • いわゆる「ドス古龍骨格」のモンスターだが、
    基本姿勢は煌黒龍アルバトリオン同様、直立姿勢である。
    その見た目は大きく異なるが、アルバトリオンの技をベースにした攻撃も行ってくる。
    後に同姿勢のMHFオリジナルモンスターとして帝征龍グァンゾルムが登場したが、
    アルバトリオンとグァンゾルムはサイズが変動しないのに対し、こちらはサイズが変動する。
  • 全身が氷鱗に覆われているディスフィロアだが、とりわけ翼に強い冷気を纏っているのか、
    何か行動を起こすたびに、翼付近から非常に細かい雪片のようなものが舞い落ちる。
    狩猟地である最果ての地は、初めは全体的に暗いフィールドであり、
    身体の大部分が白いディスフィロア自身もなかなかの存在感を放っている。
  • ディスフィロアはMHF-Gの開幕以前から存在を示唆されていた。
    MHF-G発表時点から「かなりヤバイモンスターが最果ての地に登場する」と言及されていたり、
    PVでは9種の新モンスターしか確認されなかったにもかかわらず
    「G級モンスター10体追加」として発表されていた事などが理由である。
    MHF-G2 PVのラストにて初めてその姿が公開されたが、
    それがプレイヤーの予想を遥かに超えた超ド級の大技を行う場面であり、多くの視聴者を驚かせた。
    • 上述したように「裏のラスボス」という当時の立ち位置から、
      名前や別名、詳細については実装段階までほぼ秘匿されており、
      MHF-G2のPVに登場するまではシルエットすら公開されていなかった。
      さらに、普段は定期メンテナンス前日(火曜日)に行われる「期間限定クエスト」の予告更新が、
      このモンスターの登場週では当日のメンテナンス後にようやく更新されるなど、
      実装直前まで公式からの情報開示が制限されていた。
      アルバトリオンを彷彿とさせる基本姿勢などから、いわゆる「禁忌のモンスター」説も一時は流れたが、
      狩猟解禁されてからは普通に名前が出てくるようになり、
      MHF-Zでは上述したように、公式ムービーでもハッキリ名前が示されている。
  • 2014年にエンターブレイン(ファミ通)が行ったアンケート調査により、
    プレイヤー人気ランキング第3位に輝いたモンスターである。
    同意見多数項目にディスフィロアの外見やド派手な攻撃エフェクト、
    これまでのモンスターハンターシリーズとは異質な臨場感を演出する熾凍龍との戦闘BGMが挙げられている。
    好きな理由に最高峰の強さを持つ「至天ディスフィロア」について述べたプレイヤーも多いようで、
    至天クエスト1番手としても衝撃的かつ好印象をユーザーに植え付けていることがよくわかる。
  • G2時点ではモンスターリストが存在していなかったが、G3になってモンスターリストが販売された。
    ディスフィロアもシャンティエンと同じくサイズが記載される。
    あくまでドス古龍と同じ、大型古龍であるためだろう。
    • なお、実際に見て見れば分かると思うが、姿勢の似ているアルバトリオンと比較するとかなり小型で、
      サイズも最大金冠で約20m、最小クラスではなんと13mほどと、
      クシャルダオラ程度の大きさしかない*2(参考までに、アルバトリオンの公式サイズは30m超である)。
      クシャルダオラやテオ・テスカトルよりやや大きく見えるのは、常に直立姿勢で体高が高いためだろう。
      ちなみにグァンゾルムと比較しても、小さい個体のディスフィロアはそれよりやや小さい
      (グァンゾルム自体はサイズ変動しないが、アルバトリオンほどの大きさではない)。

戦闘概要

  • 各クエスト毎に難度が異なる(2017年11月アップデート以後の仕様)極征クエストと、
    更に強力な個体が出現する(上級)至天クエストの両方に登場するディスフィロアだが、
    基本性質自体はどのクエストでも大きな変化はない
    従って極征クエストのディスフィロアを攻略することが、後述の至天クエスト攻略の第一歩である。
  • 上述したようにアルバトリオンと同タイプのモーションをいくつか備えてはいるが、
    回避タイミングや技の性質が異なるものが多く、あくまでベースとなっているだけで、
    実際は完全に別物と考えておいたほうが概ね間違いない。
    • 起点となっているモーションは(現在のものではなく)MH3のものであり、
      振り向いた際にうなずく程度しか頭を下げない、ブレス後の隙がほぼ無いなどの特徴もそのまま引き継いでいる。
      また大きな違いとして、閃光玉は状況問わず一切効かない
      (滞空時間はアルバトリオンと比較してかなり短いため、実際はあまり問題にならないが)。
      なお大ダウン条件と大ダウン時間に関しては、アルバトリオンではなくルコディオラに極めて近い仕様である。
  • ディスフィロアは「熾凍龍」という別名で表わされる通り、
    火(熾)氷(凍)の二属性を自在に操る。
    MHFで複数の属性を操るモンスターとしては、同じく極限征伐戦に登場するシャンティエンが代表的だが、
    あちらの第4形態と同じく、複数の属性を目まぐるしく切り替えながら攻撃を行うタイプのモンスターである。
    ちなみに単純に火属性や氷属性を纏った単発攻撃と、二属性を織り交ぜた攻撃に大別でき、
    後者はとりわけ派手なエフェクトを伴う大規模攻撃が多い。
  • 基本スタイルとしては隙の大きい大技がメインになっており、
    技の見た目はド派手だが、大抵の攻撃をフレーム回避またはガードできるようになっている。
    そのため攻撃こそ熾烈ではあるものの、見切って対処していけば攻撃後の隙をチャンスにすることができる。
    更に、大型モンスターとしては完全に規格外な攻撃規模を誇る技を連発する代わりに、
    古龍にしては珍しく、ハンターを状態異常に陥らせるような特殊な攻撃や、
    咆哮・振動・風圧の影響も極めて少ない(咆哮と風圧を使う局面は一応あることはある)。
    • ただしG級初期のモンスターということもあり、後発の同姿勢モンスターであるグァンゾルムに比べると、
      ハンターが全く手が出せない行動がいくつかあり、追いかけっこにもなりやすい。
      また、ガード威力値が非常に高い攻撃や、ガード不可攻撃もいくつか備えている。
      MHF-Zアップデートで追加された「極ノ型」では全武器種で抜刀ダッシュが可能なため、
      これを用いれば有利に戦闘が進められるだろう。
  • 一方、古龍ということもあって拘束戦法は困難を極める。
    頭ダウン自体が頭を狙える機会に乏しく困難であり、麻痺・スタンは一応することはするが、
    麻痺は耐性値が元から高い(G級モンスターの標準的な数値ではある)割に、
    有効時間はたったの5秒と、MHF-G2時代に実装されたモンスターの中では飛びぬけて短い。
    閃光玉も効かないため、基本的にはディスフィロアとの真っ向勝負が要求される、と言える。
  • 一応、ディスフィロア固有のギミックとして床に発生する氷のまきびしが存在しており、
    これに触れるとごく小さいダメージと共にのけぞりが発生する。
    これを回避することで巧撃纏雷を反応させることができるので、発動させるなら活用したい。
    • ちなみにこの氷のまきびしのせいで、絶対防御態勢スキルのアーマーを解除されやすい。
      MHF-Zでは絶対防御のアーマー解除ペナルティが防御ダウンから攻撃ダウンに変わったため、
      攻撃力がそこまで高くなく、体力も低いため短期決戦が見込め、
      氷のまきびしの使用頻度が高いLv1、Lv200の極征クエストでは相性が良くない。
      Lv1000とLv9999の極征クエストについては、一撃の火力が非常に高くなり、
      まきびしの使用頻度が下がるため、相性は悪くはない。
      至天クエストも同様だが、攻撃力ダウンになることで極征クエストより遥かに短い制限時間が気になるところ。
  • 極征、至天問わずディスフィロア自体の特性として言えることであるが、
    元々極限征伐戦が想定されておらず、
    かつ防御力が重要な要素である事が確立する前の環境で作り込まれていたモンスターであるため、
    後発の征伐戦モンスター、特に防御力がしっかり機能するように調整されている紅龍と比較し、
    全体的に攻撃技の威力が高いものばかりが揃っており、
    MHF-Z以降の環境で評価すると、覇種と同じ「豊富な高威力技を有する」設計となっている。
    攻撃力については、Lv1のクエストではハンターの防御力にプラスの補正が発生するため、
    元気のみなもとなどを併用することで低防御装備でも耐えることはできる。
    しかしあくまで低レベルでの話であり、少しLvが上がるだけでプラス側の補正は無に帰してしまう。
    エントラGF(GXではない)シリーズの防御力で挑んだ場合、Lv1では何とか耐えられるが、
    Lv200以降のクエストでは早くもブレス一発で一撃昇天が頻発したりする。
    ただ、いわゆる「根性殺し」となる攻撃は極征クエストの個体は備えていないため、
    真根性(逆鱗・ブチギレ・腕利き)を保険にして立ち回ることは十分可能。
    特に腕利きは、共に内包される早食いにより体力1からの復帰もスムーズで相性がいい。
    従ってハンターナビをしっかりこなしたエントラGXシリーズLv1であれば、
    最初の目標であるLv1クリア、及び次の目標であるLv200クエストクリアは決して不可能ではないだろう。
    勿論フロガダやラースを鍛えて挑むという手もあるが、いずれにしてもGXシリーズで防御力が活きるのは、
    Lv200のクエストまでと覚えておくとよい。
    • 一応難易度的にはLv1のクエストであればシャンティエン、
      Lv200であれば黒龍や紅龍の方が低めに設計されている。
      ディスフィロアはLv1でもハンターを殺しにかかってくるほど苛烈なモンスターであるため、
      先にそちらをクリアしていくのも手である。
  • 肉質は全体的には堅めで、斬武器は翼と尾、打撃武器は頭>翼・尾、弾は頭>尾>胴体となっている。
    それ以外の部位も一応攻撃が通るには通るが、纏雷などの補填があると尚良い。
    ガンナーは使用する弾やディスフィロアの行動によって戦術を変えていく必要があると言える。
    • 打撃肉質が全体的に平準なので、
      G時代に突出していた穿龍棍のリーチ変化による有効肉質の大幅な拡大はあまり望めない。
      またディスフィロア自体、プレイヤーの手出しができない攻撃手段がそこそこ存在するため、
      コンボゲージの維持も大技を回避して溜めるなど、熟練が必要となる。
      どのスタイルでも相性自体は別に悪くはないが、GG以前のモンスターと言えど、
      実装当時のバランス下でも穿龍棍が他武器種に比べ圧倒的なアドバンテージを有するとまでは言えなかった。
      立ち回り面でディスフィロアに有効な、抜刀ダッシュについては上述した通り。
  • 基本的な弱点属性はディスフィロアが攻撃に使ってこない水、雷、龍の3つ。
    また耐属性の傾向は部位ごとに異なるが、それにはわかりやすい目印がある。
    ディスフィロアは頭部から尻尾にかけて背中側を白色に凍てつく「氷鱗」、
    胸から胴体、また脚を真っ赤な「炎鱗」に覆われているが、
    頭部や翼など、氷鱗を纏う部位にはの属性が通りやすく
    胴体や脚など、炎鱗を纏う部位にはの属性が非常に大きな効果を示しやすい
    ただしこれは大まかな傾向で例外はあり、尻尾のみ火属性が40%もの割合のほか、
    一見して氷鱗を纏っている尻尾だけ龍属性は通らないなど、尻尾だけが特殊である。
    ちなみに火属性は尻尾以外には全く効き目がない。氷属性に至っては全身で効果ゼロである。
  • なお、肉質は後述の「覚醒」時に変化し、
    第2段階以降は数値上は肉質が硬化し、さらに属性に対する抵抗力も高まってしまう。
    属性ダメージは第1段階と比べて半分から3割ほど軽減されてしまうので注意が必要である。
    第二段階では物理肉質が-5されてしまい斬は頭、打は翼と前脚が弱点特効の対象から外れるが、
    弾に関しては狙い撃ちスキルがあればギリギリ上記部位全てで弱点特効スキルが機能する。
    これは至天クエストにおいても第2段階から最後まで常に適用される。
    属性ダメージ軽減はディスフィロアの攻略を考える点で非常に重要な要素である。
    これは2015年以降のMHFモンスター同様、覚醒後も追加ダメージとして機能する程度には属性が効くが、
    メインダメージソースに出来るほど効くわけではないためである。
    低減されるからと属性を一切考慮しないのはもったいないが、かと言って依存もできないため、
    物理と属性のバランスを考え、なおかつ戦法にあった武器チョイスを行う必要がある。
    • 全ての部位で属性が0にならないのは水属性・雷属性・龍属性で、
      特に水属性は覚醒前は胴・両足と低い部位に良く通る。
      だが覚醒後は半減してしまうため、どちらかと言えば複属性の方が相性が良い。
      天翔、雷極、響属性辺りが良相性だが、狙う部位にもよるので柔軟に対応したい。
    • かつては、「水属性は胴・両足と低い部位に良く通る」という点を取って、
      ヘビィボウガンの秘伝防具【大銃仙】に逆鱗と2種類ダブルの属性攻撃強化を発動させ、
      水冷弾を叩き込むのが最速かつ確実な戦法であるとして広く普及していた。
      だが、至天征伐戦でこの戦法が通用しなかったのを契機に、
      覚醒後の属性肉質が広く周知されこの戦法は廃れている。
      ちなみにこの件はガンナーの秘伝防具依存とヘビィボウガンの属性弾に関する考え方に、
      非常に大きな爪痕を残すことになった。
      詳しくは秘伝防具とヘビィボウガンの記事を参照いただきたい。
  • 部位破壊は角、翼、尻尾、爪となっている。
    特に重要なのは翼と尻尾。部位破壊限定素材が設定されているためである。
    ただし翼は高い位置にある上に弾肉質がかなり硬く、一部武器種では破壊が困難である。
    また、ただでさえ狙いにくいのに3600ダメージの蓄積が必要な氷角の破壊は非常に困難。
    仮に壊してもメリットはなく、角破壊専用の素材もないのでわざわざ狙う意味もない。*3
  • 状態異常については基本は上述した通りだが、毒については一応効かないことはない。
    ただしダメージ量も多くはないので、状態異常追撃スキルなどとセットで考えたい。
    爆破属性は割と高いダメージ量設定だが、MHFの爆破属性は全体防御率の影響を受けるため、
    Lvが上がれば上がるほどダメージが見込めなくなっていく。

攻撃技

  • 火属性を纏う攻撃は、本体に付随するタイプのもの多いのが特徴。
    引っ掻きや角振り回しなどには炎のエフェクトが付随し、
    噛み付きと同時に爆発を発生させる攻撃もある。
    この爆発噛み付きは180度反転しながら不意打ちのように放ってくるが、
    このときに振り回される尻尾に大きな判定があり、高レベルや至天クエストでは即死級のダメージを食らうので要注意。
  • 逆に氷属性を纏う攻撃は、本体から放出されるなどしてやや離れた場所に発生する。
    飛び掛かりながら冷気を放出して氷塊を形成、
    更にドリフトで回り込むことで自ら氷塊を砕いて破片を散乱させるもの、
    サマーソルトのような形で後方に飛びのきながら氷塊を左右に撃ち放つものがある。
    • また特殊な例として、ディスフィロアの周囲に複数発生する巨大なつららが挙げられる。
      これは攻撃というよりは当たり判定を持ったエフェクトに近く、
      バックジャンプ強襲や前脚叩きつけなどの一部攻撃に応じ、周囲に無差別に発生する。
      下記の二属性の合わせ技とは異なりコンボ的な要素はないが、範囲が広いので注意。
  • ブレスは火属性のものが多く、前方に炎のブレスを発射するもの、
    クシャルダオラのように滞空しながらホーミング3連するもの、
    ハンターの側面に回り込んで即座に発射するもの、
    テオ・テスカトルのように滞空しながら熱線を薙ぎ払うものが存在する。
    このうち、ハンターの側面に回り込むタイプのものは跳躍時に龍風圧が発生する。
    • 炎ブレスは着弾地点に火柱を噴き上げ、さらにそこから扇状に爆発を3連鎖させる性質を持つ。
      火柱は吹っ飛びこそないもののスリップダメージが発生し、
      そこから別判定の爆発が左右斜めと正面へ別々に連鎖するため、爆発をガードするとまず捲られる
      前方に放つものは鼻の先で着弾することはないため、密着していれば問題ない。
    一方の氷ブレスも存在しないわけではないが、
    単発技はバックジャンプしながら前方に氷ブレスを発射するもののみ。
    • その場で180°反転した後に放つ単発ブレスは特殊な仕様を持ち、
      ディスフィロアからみて右側に反転した場合は炎ブレス、
      左側に反転した場合は氷ブレスとなる。
  • 火属性の攻撃の中でも特に危険なのが、炎を纏った跳躍突進
    覇種テオ・テスカトルが先んじて披露していた飛び掛りと同じモーション*4だが、
    正面一直線上の地面に氷のまきびしをばら撒いてから飛び掛かってくる点が異なる。
    正面に立たなければ回避できるが、氷に引っかかって怯むと逃げ遅れる場合もあり、
    スピードが非常に速い上に即死級のダメージを叩き出すことも相俟ってかなり厄介。
    なお、ガード性能+2があればガードも出来るが、高レベルだとガードしても即死するため避けたほうが無難。
  • 高レベルでは火属性や氷属性を纏った単発攻撃の中でも最大の大技が解放される。
    • 火属性のそれはいわゆる「火球メテオ」。
      首を擡げて頭上に巨大な火球を充填、それをさらなるブレスで爆破・拡散させて周囲に火球をばら撒く
      火球は着弾すると範囲の広い火柱を噴き上げ、スリップダメージが発生する。
      充填中は隙だらけだが、巨大火球を爆散させたのちは火球が降るなか自由に行動してくるため、
      落下してくる火球だけでなく本体にも気を配る必要があるのが非常に厄介。
      なお、火球は三波に分かれており、第一波は正面、第二波は右前方、第三波は右側面に落ちる。
      一つの波から次の波に入るまでに少し合間があるため、それも判断材料にするとよい。
    • 氷属性のそれは、錐揉み上昇しながら風を集めて本体に比肩する大きさの巨大な氷塊を生成、
      更に中空から氷塊に突っ込んで真っ二つに両断する大技。
      両断した氷塊は左右に分かれて豪快に倒壊するため、側面に広い攻撃判定を持つが、
      前後にも小さな氷の破片が飛散するので注意(前方至近距離、後方左側が安置)。
      メテオと異なり攻撃後は大きな隙が生じるため、攻撃するチャンスとなる。
  • 二属性を織り交ぜた攻撃は属性単発技と比較すると少数だが、
    いずれも大規模で強力であったり、意表を突くようなものが多い。
    • 前方に発生させた氷塊を熱線で破壊、前方広範囲に氷霧を発生させて視界不良を引き起こす技や、
      バックジャンプしつつ前方に冷気を放って氷塊を生成したのち、
      氷塊に向けて熱線を発射、その熱線を本体側の4方向に反射させる技などは後者の代表格である。
      また、比較的初期に解禁される攻撃として
      「炎を閉じ込めた、紫色の氷塊を生成し、粉砕する」という攻撃も行う。
      一見、最果ての地の水を凍らせたような攻撃に見えるが、水の有無問わず氷塊は生成され、
      更に粉砕時のそれに接触すると爆炎を浴びながらふっ飛ばされるため、
      この攻撃も、二属性を織り交ぜた攻撃の一種で、後述する竜巻と共に火と氷が融合した攻撃である。
    また、中にはシャンティエンのように火属性氷属性を同時放出するものもあり、
    口元に、尻尾にのエネルギーを溜めつつ飛び上がり、着地と共に前・後方にエネルギーを拡散させる攻撃、
    氷のオーラを展開してから冷気の旋風を伴う熱線を照射する攻撃などが代表的。
    • 熱線は旋風と本体のビームがそれぞれ独立した攻撃判定を持っており、接触したほうの属性ダメージを受ける。
      旋風で拡大した攻撃範囲がとにかく凄まじく、判定自体も長いため、起き攻めされるとまず助からない。
  • 二属性を織り交ぜた攻撃の中でも特に派手なのが、MHF-G2のPVでも披露していた大技である。
    時計回りに低空旋回、飛び上がった地点に氷のまきびしを発生させながら、
    その周囲に向かって火球ブレス十数発に渡ってばら撒く
    そして〆に上空から氷ブレスを打ち出して巨大な氷塊を作り出し、それを砕く勢いでボディプレスを行うというもの。
    ボディプレス後にやや間をあけて、氷攻撃の解説でも触れた巨大つららが発生する。
    • これはあろうことかムービー直後の開幕行動*5となっており、
      何も知らずに突っ立っていると開幕4乙もあり得る初見殺し攻撃である。
      その後の戦闘中も使用してくるが、その際は派手なバックジャンプから旋回を開始する。
    • 旋回しながら外側に向けてブレスをばら撒く関係上、安置は内周となる。
      火球ブレスを吐き終わると、今度は真下に向けて氷ブレスを打ち込むため、
      旋回の内周→外周へと回避するとよい。
      なお、火球ブレスは爆発するのみで火柱を引き起こすことはない(=攻撃範囲が狭い)ため、
      外周でブレスを回避してしまってもいい。
  • 特に熱線などに顕著だが、エフェクトが激しすぎるために視界不良に陥る場合がままある。
    数少ない攻撃チャンスを無駄にしないためにも、モーションは一通り頭に入れておくのが望ましい。

覚醒

  • 残り体力がちょうど半分(至天征伐戦はそれより早い)を下回るとディスフィロアが激昂。
    雄叫びをあげて冷気を放出、最果ての地を厚く覆っていた暗雲を一掃する
    • 雲が吹き飛んだことで最果ての地の本来の空模様が明らかになるのだが、
      その色はグラデーションのかかった紫檀色であり、遠方には流星群が確認できるようになる*6
      これまで見たこともない空模様に巨大な月、反対側に太陽、幻想的な流星群という画は、
      もはや宇宙のどこかにある別の惑星で戦っているような雰囲気である。
  • そして覚醒時の開幕行動がとにかく熾烈
    MHF-G2のPVのラストを飾ったまさしくあの技
    滞空後、地面から自身の体高の2倍はあろうかという超巨大な氷柱を無数に隆起
    一拍置いてからブレスのように巨大な火柱を上げる火球を降り注がせ
    追撃とばかりにもう一度ハンターの足元および周辺に巨大氷柱を発生させるもので、
    天空からは炎、大地からは氷を用いて、フィールド全域に凄まじい規模の波状攻撃をお見舞いする。
    • 一度目の大氷柱はランダムだが、
      火球および2回目の大氷柱はハンターの真上(真下)にピンポイントで発生する
      ランスの範囲ガードも有効だが、4人が一か所に集まって1人で匿ってしまうと、
      ピンポイントで降り注ぐ火球と大地から突き出す大氷柱が全て同じ場所に集中する関係で
      範囲ガードのオーラを悉く打ち破られてしまい、パーティーが一気に壊滅する可能性がある。
      そのため、味方のランス使いが展開した範囲ガード内へ退避する場合は、
      可能な限り回避の自信がない人を優先させた方が良いだろう。
    • 画面がエフェクトで覆い尽くされることも珍しくない大技であるため混乱しがちだが、
      攻撃は氷柱→ピンポイント火球&(一瞬遅れて)ピンポイント氷柱、という順で発生する。
      氷柱は地面氷結から発生まで約3秒の間が存在し、火球は着地点が光るため、
      流れを把握すれば通常移動のみで無傷でやり過ごすことが可能
    また、この技は以降も繰り出すことがあり、
    その際は雪と炎を放ちながら威風堂々と闊歩する予備動作を行う。
    • 上述したレベル330以降に解放される大量の大火球を雨のように降り注がせるブレス攻撃があるためか、
      よくこの技における火球の雨もブレスと言われがちだが、
      上空に舞い上がった後のディスフィロアをよく見てみると、
      上空で何も吐いておらず、吠え叫んでいるので「ブレス」ではない。
  • シャンティエンと同じく、極征クエストのLV500からこれまで用いなかった最後の大技を解放。
    翼を用いて前方へ灼熱の竜巻を2つ放出、さらに立ち上がって後方へ冷気の竜巻を2つ放つ。
    この2つはディスフィロアを中心として円を描く軌道を取って進み、
    氷の竜巻が遅れて放たれる関係でディスフィロア側面後方でこの2つの竜巻は合体
    炎と氷が合わさった巨大へと変貌し、
    左側の竜巻は9の字を一筆で描くような軌道(右側はそれを鏡にした軌道)を取り、後方で消滅する。
    • 軌道の関係上、途中でこの熾凍竜巻はディスフィロア側面に最接近し、
      そして最接近する頃に攻撃モーションは終わり、ディスフィロアはフリーとなる。
      ガンナー武器の場合、危険なのは言うまでもなく最初に放ってくる炎や氷の竜巻であるが、
      近接武器の場合は2つが混ざり合った大竜巻が急接近してきたときが最も危険。
      また、上記の通り側面に接近した頃にはフリーなので、その後のディスフィロアの行動にも気をつけたい。
    • なお、この竜巻融合はアルガノスやゴルガノスが連携の大技で先んじて披露した技である。
      そちらとの違いはディスフィロア自身が単独で引き起こしていることか。
  • ディレクターの木本氏が念押ししたとおり、討伐時の演出が非常に凝っている。
    足元の大部分と翼の一部が氷漬けになり、翼を広げて天を見上げる姿勢で文字通りの「立ち往生」を遂げる
    凍り付く寸前に僅かな炎と大量の冷気が放出される演出があるため、
    制御しきれなくなった属性エネルギーが暴走した結果だと思われるが、初見のインパクトは絶大である。
    よ~く見てみると氷漬けになっても胴体辺りの青色の線が動いている。まだ生きているという証拠なのだろうか。
    • なお、立ち往生と同時に雲が再び空を覆い、流星群が見えなくなるほか、空の色も元に戻る。
  • ちなみにディスフィロアも演出の関係上、シャンティエンと同じく討伐時にエリア中央へ移動している。
    ただしシャンティエンとは違い明確に移動しているモーションが無いため、
    戦っている位置によっては瞬間移動したように見えなくもない。
    • なお、シャンティエンは落下後にカメラが切り替わってからクエストクリアBGMが流れるのに対し、
      ディスフィロアはムービーが始まった瞬間からBGMが流れ始める。
      そのため、剥ぎ取りが可能な時間はその分(15秒ほど)短くなる。
      「気短の護符を持ち込んではいるが剥ぎ取れるだけ剥ぎ取りたい」といった場合は注意。

至天征伐戦

  • 至天クエスト『紅月廻り甦る魂鎖の熾火』と
    上級至天クエスト『熾凍の果て』として登場。
    後述するがこの"廻り甦る"という表現は一つのキーポイントとなっている。
    上級至天クエストは2017年11月アップデートで追加された。
  • 難易度表記上はLv9999ディスフィロアである。
    正確には専用の個体が用意されており、体力や基礎的な攻撃倍率に変化はないものの、
    全体防御率は理論上のLv9999時よりも僅かに低い0.1
    上級至天個体に至っては極み個体に匹敵する0.04に至っており、更に体力も高くなっている。
  • 後発であるUNKNOWNと違い、ディスフィロアは元となっている極限征伐戦にも登場しているため、
    征伐戦の「LVによる防御力減算システム」は至天征伐戦でも適用されている。
    Lv9999がベース、ということから想像も容易いことだが、
    氷のまきびし、滞空からの着地時のダメージなどの例外を除けば、
    たとえ辿異防具で固めていようが何をどう食らっても絶対に即死ダメージとなる
    • ちなみにシステム上使用不可能であるが、
      元気のみなもと効果があったとしても問答無用で即死ダメージである。
    基本設計はディスフィロアと同様なので、
    最低でも全モーションが解禁されるLv500のディスフィロアを攻略できる腕は必須である。
    勿論、真根性など即死を防ぐスキルも搭載したい。
    なおこの関係上、不退スキルを使用しているときは攻撃に接触=文字通り「死」であると言ってよい
    • 裏を返せば至天征伐戦での追加モーション以外は、
      極征クエストLV1000及びLv9999のクエストと全く同じであるため、
      既存モーションに関しては今まで極限征伐戦で得た対処法が通用するということでもある。
      また、上級至天クエストについても至天クエストと動きの変化はない。
  • また、全体防御率0.1という壮絶なタフネスと、制限時間20分という制約、
    更に極征支援効果や狩人応援コースの攻撃力上昇効果が全て無効化されることから、
    腕も勿論だがハンターの装備も重要となる。
    PTで挑む場合はともかく、ソロで挑戦する場合は生半可な装備・腕では制限時間が厳しい。
    PTでも、攻め手や武器・スキルが甘いと時間がかかり、当然その分やられて3オチ失敗になる危険性は高まる。
  • MHF公式ツイートによると、8月21日午後4時時点までのクリア率は約20%前後であったという。
    流石にユーザー側も慣れたのか、5日後の26日には47%まで上昇したようだが、
    開始当初は復活時の初見殺しや追加モーションによって多くのベテランハンターを屠っていたようである。
    • その後解禁された至天UNKNOWNも至天ディスフィロアに負けず劣らずの強さを発揮している。
      どちらが手強いかはプレイヤーによるところも大きいが、
      現在ではディスフィロアの方がキツいという声が多いようだ。
      その理由としてUNKNOWN側と違って最初から激しく動き回ること*7
      全体防御率が最初から0.1でダメージが通りづらいことなどが挙げられている*8
  • 上級至天クエストでは制限時間が10分しかない。
    これは無双襲撃戦などの「極み個体」の高難度クエストと全く同じ設定であり、
    動きの違いなどはあれど、極み個体に勝るとも劣らない超高難度のクエストとなっている。
    とはいえ極み個体がそうであるように、このクエストを完全ソロでクリアしている猛者もまた存在する。
    体力、全体防御率が厳しい程にはなっているが、幸い、肉質は変わっておらず、
    加えてディスフィロアの「一撃一撃が重いが、隙も大きい」性質は一切変わっていないため、
    非火事場PTでも、ディスフィロアの行動に十分対応できるメンバー達で揃えば討伐は決して困難な事ではない。
  • 一方ソロ、特に剣士の場合では間違いなくMHFのモンスターの中でも最高峰の難度となるだろう。
    覚醒後の開幕行動などを筆頭に所謂時間稼ぎをしてくる攻撃が多く、時間切れになりやすい。
    特にディスフィロアの攻撃自体が位置避け可能な物が多いため、
    巧流や巧撃などのスキルを十分に発揮する事が厳しいのである。
    極め付けに超越秘儀や秘伝開眼奥義などが使用不可であるため、
    ハンターの火力上昇を狙うことが極めて難しい。
  • 開始時のムービーなどは通常のディスフィロアと同様である。
    第1段階では使用するモーションも同様であり、この時点で劇的な変化を遂げているわけではない。
  • 第2形態への突入時もこれまでと変わらないムービーである。
    ただし、覚醒タイミングは極征クエストよりも早い。
    故に属性・物理肉質硬化のタイミングも極征クエストより早いということである。
  • そして第2形態からは至天クエストでの新技を解放するようになる。その新技は2つ存在する。
    • 1つ目は炎を噴出してから周囲に氷の竜巻を無数に並べる技。
      炎を纏わせた前足を持ち上げた後地面に叩きつけて周囲に氷の竜巻を発生させ、
      これがディスフィロアの周りを高速で周回したのち、
      さらに遠方に同じく円を描くように氷の竜巻と炎の竜巻が交互に出現する。
      張り付いている近接武器にとって脅威となるのは最初の炎攻撃であり、
      これを回避すればそのあと咆哮しているディスフィロアに猛攻を仕掛けられる。
    • 2つ目は自身の周囲にバリアのように薄い氷壁状の防御壁を展開したのち、
      小さな太陽のような煌々と光を放つ炎の塊を爆発させ、エリアのほとんどを一瞬で焼き尽くしてしまう攻撃。
      その実態はガルバダオラの必殺技同様の超高速スリップダメージであり、
      氷の防御壁を展開するのはどうやら自身にもその影響が及ばないようにするためのようで、
      ハンターもその安全域に入ることでやり過ごすことができる。
    • 戦場は大型探査船より広い最果ての地であるため、
      離れた場所で繰り出されると避けようがない場合も少なくない
      その一方、性質自体はガルバダオラのそれと比べると若干控えめで、
      根性札グレートと魂の再燃は有効である。
      更にスリップの速度自体も他のモンスターの類似の技と比べると若干遅いため、
      味方が生命の粉塵を連発する事で救出できる。
      ガルバダオラのように食らったらBC行き確定というわけではない辺りは良心的。

復活

  • 第2形態に突入してさらにダメージを与え続けると、
    おなじみのあのクリア時の討伐を演出するムービーが流れる。
    しかし、いつもと違い、クエストクリア時のBGMがなく、凍り付く熾凍龍が軋む音を除けばまさに無音
    それもそのはず、凍り付いたはずのディスフィロアは、
    今まで見せなかった『熾凍属性』の深淵の力を発揮し、数秒後にそれを破って"蘇る"のである
    ディスフィロアの周囲には巨大な2つの炎の竜巻が発生、左右には巨大な氷塊が出現する。
    氷塊は即座に倒壊、一方の炎の竜巻は周囲を巡った後にディスフィロアの下に集まり、
    それを吸収したディスフィロアがエネルギーを放出しながら天高く叫んで形態変化が完了する。
    • 一度倒してから復活、というのは極限征伐戦で言えば黒龍ミラボレアスを彷彿とさせるが、
      最後っ屁という印象も強いあっちとは異なり、こちらはまごうことなき復活と言った印象。
      イメージとしては幻の冥雷竜や覇種ドラギュロスが近いだろうか。
    • 氷漬けになって仁王立ち状態になるまでのムービーなどの演出は、
      通常のディスフィロアと全く同じパターンである。
      また、全モーションが解放されるLV500の換算体力は約10万、
      至天個体の体力半分までの換算体力は約11万である。
      よってこの復活は、これまで氷漬けになったところで終わっていたあの続きと見ることもできる。
    • なおディスフィロアの叫びは超高級耳栓スキルが無いと防げないバインドボイスとなっている。
  • この状態のディスフィロアはこれまでとはまた異なる姿に変貌しており、
    白かった翼は高熱で焦げ付いたかのような橙色
    特徴的な胸の突起や腹部の赤い鱗も不気味な紫に染まっている
    その変貌ぶりやその後の荒れ狂い様から、暴走している、
    あるいは命をかけて完全に制御下に置いたようにも見える。
    • 翼や突起の色が変化するのは、ディスフィロアが炎の竜巻のエネルギーを吸収するタイミングである。
      そのため、あの炙ったような翼の色は、実際に焦げ付いた結果である可能性が高い。
    • なお、かつてはこの形態に突入すると白い光の影が消滅するという不具合があり、
      飛び上がって周囲円状に氷の壁を生成し、
      その後熱線で焼き溶かす攻撃の安置が掴みづらくなる等の副次的作用があった。
      現在では修正済みで、光の影は健在となっている。
  • この復活後の形態からはBGMにも新たな曲が適用される。
    第2形態時のBGM『紅月の熾凍』がアレンジされたものであり、
    主旋律がなくなり、クワイヤ(コーラス)だけを最大限に強調させるように構成されたBGMである。
    なお、ループ部分では通常の『紅月の熾凍』の楽曲に、混ざるように切り替わる。
  • この形態では氷技の一部が炎を同時に纏う、いわゆる「熾凍属性」の技に変化している。
    具体的には、開幕攻撃の使用後や飛び掛り後の狙撃時などに出現する氷柱炎が付随している
    これはMHF-G5.1プレビューサイトのスクリーンショットのものと一致している。
    また、動作自体もやや高速化されるため、従来の回避タイミングでは上手く避けられないことも。
    • 覇種テオ・テスカトルと同様、一部攻撃動作は以前と変わらない速度で行うため、
      全ての攻撃が高速化しているわけではない。
      通常時と第1覚醒後で速度が違う攻撃は全て速くなっている、と見ても良いだろう。
  • 復活状態での追加技も存在する。
    溜め動作の後炎ブレスを放ち、着弾して炎上するそれを壁のような形に変えて周囲に配置させたかと思うと、
    直後に氷の竜巻も発生させ、それらを回転させて攻撃する技や、
    ディスフィロアの周囲に氷の塊を降らせる攻撃、
    そして必殺技として、三角形の頂点を描くようにして超巨大な氷塊を3つ出現させ、
    そのうち正面の氷塊に突撃して粉砕、その大量の破片を周囲にはじけ飛ばし、
    更に残った2つの氷塊に連続で熱線ブレスを放ち、それを屈折させてくる攻撃がある。
    一発ならまだしも連続で多方向からビームが飛んでくるので回避は容易ではない。
    挙句の果てに熱線で破壊された氷塊まで巨大な破片を周囲へばらまくという凶悪ぶり。
    当たり前だが、何を食らっても即死ダメージなのがこの技に限って適用されないわけがない。
    攻撃が長時間続くので、慣れないうちは起き攻めされることもあるだろう。
  • この強敵を討ち果たすと、ディスフィロアが最果ての地へひれ伏す
    仁王立ちになって氷漬けになるのではなく、ドス古龍のように地面に倒れ伏すのである。
    熾凍属性を全開放したのなら再び氷漬けになってもおかしくなさそうではあるが、
    暴走したことで全てのエネルギーを使い切ってしまった、
    あるいは命がけの完全制御で暴走しなかったためだろうか。
    ともあれ、これでディスフィロアとは完全に決着が付くことになる。
  • ちなみに至天クエストと上級至天クエストではG級武具の限界突破素材を入手することはできず、
    現在の仕様ではLv9999の極征クエストと得られるモンスター素材に大きな差異はない。
    ただ、強力なシジルを作れる可能性のあるアイテムは得られる。
    上級至天クエストでは至天クエストよりも強力なシジルを作れる可能性のあるアイテムが得られる。
    あくまで可能性であり、確定で強力な性能が発現するわけではないが、
    武器スロットをシジルに回すプレイヤーにとっては、挑戦する動機にはなるだろう。
    • 至天征伐戦個体が発揮する熾凍属性の力を見て、
      「こいつの素材を使えばディス武器がもっと強くなるのでは?」と考える人もいるかもしれない。
      しかしそうしてしまうとコイツを倒せる人と倒せない人の落差が生まれてしまう*9し、
      世界観的に見ても、その力を発揮したディスフィロアの痛々しい姿を見る限り、
      その力を人が手にしたとしても、制御下に置くことはできず暴走する可能性が高い。
  • なお、至天征伐戦のディスフィロアの討伐に成功すると、称号『二律背反(にりつはいはん)』が獲得できる。
    二律背反とは矛盾する二つの命題が、いずれも成り立ってしまう状態を指す。
    ディスフィロアで例えるならば、正命題として「冷気と熱気は打ち消しあってしまう」、
    反対命題として(熾凍龍がそうであるように)「冷気と熱気は打ち消しあわず放てる」。
    もちろん現実世界でこの例えは使えないが、要するにはこのようなことである。
    よく誤解されるが一般にいう「矛盾」とはやや違うので言葉の意味を取り違えないように注意。
    • ちなみに50体討伐すると「熾凍を征し者」の称号が獲得できる。
      単に熾凍龍との戦いを征した者、と捉えてもいいし、
      熾凍(しとう)を「死闘」に読み替えて捉えてもしっくり来やすい。
      奇遇にもこちらはさらなる脅威との対峙、あちらはもう後が無いため正に死闘である。

武具

  • 武具はディスフィロアの炎鱗や氷鱗をふんだんに用いた重厚なデザインとなっている。
    ディスフィロアの武器は現在、太刀、狩猟笛、ランス、ガンランス、穿龍棍、弓の6種が存在する。
    いずれも火・氷・龍の複属性熾凍属性」を有するのが特徴。
    ランスと穿龍棍以外はG2という初期に実装された武器だが、
    太刀とガンランスはGR800以降、Lv50で更に派生強化することが可能。
    そしてもう一つの特徴として、「武器名モ説明文モ全テ漢字ト片仮名ノミデ構成」されている。
    防具はディスシリーズ
    MHFでは初めて刀匠を備える防具として登場した。
    こちらの説明文は無難なものとなっている。
  • ちなみに至天征伐戦ディスフィロアの専用素材は一切存在しないため、
    至天征伐戦ディスフィロアの武具も存在しない。
  • 厳密にはモンスター素材の武具ではないが、
    アニバーサリー2015の特典防具としてディスフィロアモチーフの装備が登場している。
    通常タイプのディナトシリーズ、至天征伐戦カラーのドゥケシリーズ、
    オリジナルカラーのグラヌシリーズがある。
    また、武器は極長リーチの太刀、ハンマー、弓があり、こちらも熾凍属性を有するのだが、
    例によってこちらも「武器名モ説明文モ全テ漢字ト片仮名ノミデ構成」されている。
  • ちなみに他の極征古龍の防具には、自身を象徴するスキルが付与されているのだが
    ディスフィロアのみ、それに相当するスキルが存在していない。
    刀匠扇射スキルは当初ディスフィロア防具にしか付与されておらず
    これがディスフィロア防具の専用スキルと言っても良い状態であった。
    G3以降このスキルを持つ防具が登場し始めており、
    GGではアクラ・ジェビアとリオレウス希少種の防具にこのスキルが付与されたため、
    「ディスフィロア防具には彼を象徴する専用スキルは付与されていない」と見たほうがよいだろう。

余談

  • ディスフィロアは火属性と氷属性を操るモンスターであるが、
    ゲーム上の演出などを見る限りではどちらかといえば氷属性の力が強いようである。
    • 実際、体表を覆う2種類の鱗では、白い「氷鱗」が覆う面積の方が圧倒的に広く、
      翼、尻尾、角も色や形状からして明らかに氷属性を体現しているほか、
      火属性は尻尾のみではあるが大きな効果を示す一方で、氷属性はどの部位であろうと全く効果を示さない。
      また、火球を降らせながら氷柱を大量発生させるという超大技についても、
      火球数発に対して超巨大な氷柱が十数回と、明らかに氷柱のほうが数、規模ともに上回っている。
      • これに関しては、火属性は自身の身を脅かす程の膨大な氷属性エネルギーを抑制する役割を担うものという解釈もできる。
        力尽きた際に身体が凍結するのも、復活時に炎の竜巻を纏って身体を焦げ付かせているのも、この説を補強する材料となる。
  • 武器に発現する複属性「熾凍属性」の割合は火属性80%+氷属性80%+龍属性40%となっているが、
    こちらは火属性と氷属性の素材をバランスよく投入した結果、と解釈すべきか。
    • ちなみにMHF-Z 10周年記念アップデートで新たに登場する灼零龍エルゼリオンを身に纏うが、
      こちらは文字通りの意味で火と氷が半々といった見た目になっている。
      また、ディスフィロア登場当時にはまだMHFには無かった属性やられを使いこなす点や、
      その武器に内包される「灼零属性」が、龍属性が含まれない代わりに火・氷共に125%となっている点も異なる。
  • 『週刊ファミ通』1545号では、本種の誕生の経緯とデザイン秘話が語られている。
    「シークレットな存在*10だったので、これまでとは異なる雰囲気を目指してデザインした」とされ、
    そこに「宇宙にいるような雰囲気のフィールドや、二属性を交えた攻撃」といった
    要素を盛り込んだことで、現在の仕様となったようである。
    • 色々な意味で印象に残るラストの演出については、
      「自分の氷や炎を爆発させて朽ちていく」というイメージで実現したものとのこと。
      「能力の暴走」というユーザーからの推測は当たらずも遠からずといったところだったようだ。
  • 10周年記念メモリアルブックおよび上記のファミ通記事などにおいて
    「最果ての地は宇宙がモデルで、ディスフィロアはそこにいる存在」がコンセプトと語られており、
    古龍として自然現象のモチーフは「(宇宙空間における)極端な温度変化」だとみられる。
    宇宙空間(真空)では熱源の有無によって大きな温度変化が発生するとされており
    (例として、身近な存在である月では、昼夜(日向と日陰)で280度もの寒暖差が存在する*11)、
    フィールドの雰囲気と合わせて納得のいくモチーフではある。
  • ケルト・ローマ神話における冥界の神の名前に「ディス」というものが存在する。
    日本人にとっては「ハーデス」「プルート」と呼ばれる存在とほぼ同じである。
    「最果ての地」という地名からも連想でき、これがモチーフである可能性もある。
    また、頭防具に見られる馬面や牛面は、地獄の獄卒がモデルだと考えられる。
  • 普段はムービーくらいでしか行わないため気付き難いが、なかなか迫力のある咆哮を行う。
    後脚で立ちながらの咆哮の直後、倒れ込むと同時にエリア全域へと冷気を放つというもの。
  • 過去にはイベントで『極炎瞬氷、最果ての宴』という、
    (当時の)極限征伐戦システムのないG級クエストが配信されていたことがあった。
    こちらは極限征伐戦ではないため、極征クエストで言えばレベル1の時点での動きで固定、
    極限征伐戦固有システムが存在しないこと以外は正規の極限征伐戦側との差異は無い。
    ただし、これは極征クエストの特徴の1つである、上述した低レベル時の防御力補正が一切無いことでもあり、
    G★7の防御力減算補正(クエスト中、無条件に防御力マイナス900)によって
    それ以下の数値の防具では防御力は完全に「1」しかない状態になってしまうので元気のみなもとも通用しない。
    全体防御率も0.45固定で、LV1時のようにすぐ討伐は出来ないので注意が必要である
    (なお、極限征伐戦LV1時の全体防御率は約0.6となっている)。
  • 上述したようにいわゆるMHF-Gの初期のラスボスとされていたこともあって、
    実装直前まで名前や生態は伏せられていたのだが、
    モンスターアイコンのデータ自体はMHF-G1時代から確認されており、
    その時代からMHF-G追加新モンスターの内未発表モンスターが
    「翼を携えた紅白色の四足歩行モンスター」であることを知る人は少なくなかった。
    また、G2の中間アップデートでデータが追加されそこからディスフィロア登場まで1週間の空きがあったため、
    その間に名前やBGM、動きの一部を知ってしまった人も居るようだ。
  • 当時はG級システムのバランスやG級モンスターの仕様そのものに苦言を呈する人が多かった時代であり、
    直前のフォワード.5アップデートで実装された覇種のような手応えやインパクトが、
    G級モンスターには乏しいという意見も決して少なくはなかった。
    そんな中登場したディスフィロアはとても強いという、
    覇種モンスターを彷彿とさせるような仕上がりになっていたため、
    ディスフィロアは「覇種に匹敵、もしくはそれを完全に超える存在」と多くのプレイヤーが認識するようになった。
    その後「GG最凶」と称された極限征伐戦紅龍の登場などもあって、
    強さに陰りが見られるようになったとも指摘されるようになったが、至天征伐戦で見事にその印象を覆し、
    幾多の強豪モンスターが登場する現在でも、屈指の手強さを持つという認識に変わりはない。
    • なお、フロンティア通信などのムック本(MHFにおける事実上の攻略本)などには
      シャンティエンと違いモンスターの詳細情報や攻略方法が掲載されていなかった。
      MHF-G6時点のフロンティア通信でも数行の特徴と、
      至天征伐戦の概説で「熾凍大竜巻」などの一部の大技が予備知識として少し解説されている程度である
      (ディスフィロアというモンスター自体が他のモンスターのように専用ページを割かれたことはない)。
      公式サイトなどで大々的に公開されていながら、
      攻略本などでは露出が少ない、という稀有なモンスターである。
    • ちなみに極限征伐戦は初期のバランスに大きな問題があり
      (要はハンターの装備水準に対してモンスターが圧倒的に強すぎた)、
      ディスフィロアの評にも影響があるのではと警戒する声もあったが、
      初回登場時は既にG★7が解禁されて防具関係も充実しており、
      このころからG級防具も少しずつだがG1時代より普及を見せていたことや、
      さらに事前に「シャンティエンをも超えるかもしれない強さ」であることが示唆されていたことから、
      強さ設定に関しては割と妥当であると認識された。
  • 実装当時の極征クエストは「プレイヤーの限界を試す」という性質があり、
    現在とは異なりLv1からLv9999まで、クリアするごとにLvが上がるという仕様で、
    そのLvも1週間ごとにリセットされていた。
    そんな中、このレベルに自力で到達した者が出現したのが第12回極限征伐戦のディスフィロア配信時である
    (ランキングシステムにより外からでも上位100名までの状況は自由に閲覧可能)。
    Lv9999を討伐するというのも当時の装備環境で言えば凄まじいの一言だが、
    Lv1~9999まで、推定900回近くのクエストを僅か1週間でクリアしたというのは壮絶としかいいようがない。
  • MHWorldにおいては屍套龍(しとうりゅう)ヴァルハザクという、
    ディスフィロアと全く同じ読み方の別名を持つモンスターが登場した。
    もちろん見ての通り漢字自体は全くの別物だが、
    口頭でしとうりゅうと言うと混乱が起きる可能性は無くもないだろう。
  • 現実世界には「ペルティエ素子(ペルチェ素子)」という電子部品があり、
    電流を流すと板の片面が発熱して高温になり逆に反対の面は吸熱して低温になるという効果を持ち、
    主に冷蔵庫やエアコンの冷却装置として用いられている。
    腹部が灼熱背部が極寒というディスフィロアの特徴が浮かぶが、
    これがモチーフの一つとなったかは不明である。
  • MHFがサービスを終了することが決定され、
    その間に「MHFの歴史を振り返る」事をテーマとしたシリーズクエストが配信されたのだが、
    本種は数多く存在するMHFオリジナルモンスター達を抑え、
    そのシリーズクエストの大トリを務めるという偉業を果たした。
    • この際にはミズキから「(ゲーム内世界にて)『極限征伐戦』が生まれた理由」についても語られ、
      曰く、一時期はギルド内でも最強の古龍種と恐れられており、
      故に極めて優秀な狩人にのみ討伐を解禁するという名目で極限征伐戦という枠組みが設けられたのだという。

素材

熾凍龍の炎鱗
ディスフィロアの腹側を覆っている高温の鱗。
鱗の周囲の温度は灼熱のように熱くなっており、近寄ることは困難。
熾凍龍の氷鱗
ディスフィロアの頭部から背部までを護っている低温の鱗。
鱗の周囲の温度は凍えるほど低く、容易には近寄れない。
熾凍龍の氷角
熾凍龍の極氷の角。
冷気を制御している器官の1つのようで、特に氷塊の発現を司るが、
完全に砕けない限り冷気の制御に支障をきたすことはない模様。
自身の敵となる対象がいる際、周囲広範囲に巨大な氷塊を発現させ、
徹底的に残滅しようと試みる。
また、ディスフィロア自身が激昂すると、
それによって発生する強い冷気の影響か、角が氷を纏い、形状が変化する。
角はかなり部位破壊しにくいため、剥ぎ取りや基本報酬が主たる入手方法である。
熾凍龍の炎爪
灼熱を宿したディスフィロアの爪。
引き裂くものは全て溶かしてしまう究極の爪で、
地面を思いっきり殴った時は岩盤を引き裂き、さらに爆発も引き起こす。
熾凍龍の翼
ディスフィロアの翼。
翼膜に無数の傷跡が残るが羽ばたきはいまだ衰えない。
普段、高い位置にあるためランス等一部の武器種でしかまともに攻撃できないうえ、
めったに頭を下ろさないことから近接武器は頭怯みの転倒やスタンを狙いにくく、
仮に転倒してもディスフィロアは即座に立ち直ってしまうことから破壊が困難。
破壊に成功したとしても12%というわずかな確率で、
至天征伐戦を除けばクエスト報酬にも一切出ないという鬼畜仕様。
G級モンスターの部位破壊素材でも特に入手が困難という理由からか、
防具には一切要求されず、G級武器も最終レベルのLv50以外では要求されない。
熾凍龍の尻尾
ディスフィロアの尻尾。
太くしなやかで、背面には無数の氷柱が連なっている。
熾凍龍の対玉
灼熱の炎、絶対零度の氷。
相反するこの二つの能力を制御しているとされるディスフィロアの玉石。
氷の中に炎が揺らめいている。

関連項目

防具/ディスシリーズ
武器/ディス武器
フィールド/最果ての地
BGM/ディスフィロア戦闘BGM
システム/極限征伐戦
モンスター/シャンティエン - G2アップデートの「表向きのラスボス」。
モンスター/グァンゾルム - 共通する基本姿勢やモーションを持つ。
モンスター/エルゼリオン - 同じく火と氷の2属性を操る古龍。別名もやや似ている。
モンスター/ヴァルハザク - 漢字は異なるが、同じ読み方の別名を持つ。

モンスター/アルバトリオン - 本種の基本姿勢、コンセプトの元ともいえる「禁忌の黒龍」。本種と同様、複数の属性を複合させる事が可能*12な他、火、水、雷、氷、龍全ての属性を行使できる唯一無二の存在。


*1 両者が当時のMHF-Gにおける「ラスボス」であることはディレクターの木本氏が公言している。ただし、明確にラスボスとして扱われるシャンティエンに対し、ディスフィロアのそれはラスボスと言うよりは「裏ボス」に近いものである。
*2 MHFのクシャルダオラは最大金冠で20m、最小金冠で13m程度。
*3 「熾凍龍の氷角」の解説文には角で能力を制御している旨が確かに書かれているが、角が一部でも残っていればいいのか破壊しても能力を封印することはできない。
*4 ディスフィロアのクオリティアップの為に覇種テオ・テスカトルの技を流用したものである可能性が高い。
*5 というかムービー中に予備動作に入り、そのまま戦闘が始まる。
*6 至天征伐戦で行動が停止した際にも降り続いているため、単純に地球外からの流星群であると思われる。
*7 UNKNOWNは形態変化で動きが激しくなっていくモンスターであり、序盤は動きが鈍く対応しやすい。
*8 こちらについてもUNKNOWNは最初は0.34と高く、最後の第8段階でも約0.18と極端にキツい数値ではない。ただしベース体力・オーラ咆哮による余剰ダメージ回復を考えると、ディスフィロアと比べて明確に耐久力が低い設計であるとは断言できかねるが。
*9 この問題の解が、無双襲撃戦の「極み個体」関連クエストと見られる。
*10 ディスフィロアがG級コンテンツの裏ボス的なポジションと設定されていたことを指すものと思われる。
*11 月面の昼(日向)の温度が110℃という灼熱状態なのに対し、夜になると-170℃まで急激に冷え込む。
*12 火炎放射や落雷などの一部属性攻撃に龍属性の雷が混ざっている他、氷塊に落雷を当てる事で龍属性の爆発を起こす事が可能。最大技「エスカトンジャッジメント」の際は雷と龍、火か氷の3つの属性エネルギーが同時に放出される