モンスター/ナルガクルガ

Last-modified: 2024-04-18 (木) 19:03:43
種族
飛竜種(竜盤目 竜脚亜目 (不明) 前翼脚竜上科 ナルガ科)
別名
迅竜(じんりゅう)
異名
漆黒の影
英語表記
Nargacuga
危険度
MH3G:★4, MHP3・MHX・MHXX:★5, MHRise・MHR:S:★6
登場作品
MHP2G, MHP3, MH3G, MHX, MHXX, MHW:I, MHRise, MHR:S, MHF, MHST, MHXR, MHSP, MH-R, MHST2
アイルー村G, アイルー村DX
狩猟地
樹海, 密林, 旧密林, 旧沼地, 孤島, 水没林, 渓流, モガの森, 古代林, 沼地,
古代樹の森, 陸珊瑚の台地, 導きの地, 大社跡, 翡葉の砦, 獄泉郷,

派生作品

派生作品に関しては下記の記事を参照されたし。
モンスター/ナルガクルガ/派生作品

目次

生態・特徴

鬱蒼と木々が生い茂る樹海や密林などに生息する飛竜の一種。
原始的な骨格構造を残したまま進化した種であり、飛竜として珍しい特徴を多々持つ。
ハンターズギルドに確認される以前より一部の地域ではその存在を知られており、
「ナルガクルガ」という名前も元々確認されていた地域で呼ばれていた名前である。
密林地帯に適応した進化を遂げており、広大な森林や樹海の深部を主なテリトリーとする。
暗がりを好み、特定の巣は持たず、休息を取る際には外敵の目に付きにくく、
万が一見つかったとしても攻撃が届きにくい樹上へ隠れる狡猾な習性を持つ。
常に単独で行動することで知られ、鬱蒼と茂る木々を掻き分けるようにしながら移動する。
食性は肉食で、特にブルファンゴやアプトノスのような中型から大型の獲物を好み、
小振りながら非常に鋭く発達した牙を用いて皮膚や肉を切り裂くようにして食べる。
滑るような動きで獲物に忍び寄り、木の影から躍り出るようにして奇襲を仕掛け、
逃れる獲物を執拗な連続跳躍でもって追い詰めとどめを刺す。
この奇襲は後述する驚くべき瞬発力と巧みな消音飛行から成り立っており、
余程鋭敏な感覚器官を持っていない限り、逃れるのは至難の業。
過去には演習中の騎士団に奇襲を仕掛け、全滅に追い込んだという事件も記録されている。
身体には硬い外殻を持たず、代わりに漆黒の体毛に覆われているのが特徴。
体毛に覆われたしなやかなシルエットは、一見すると「竜」よりも「獣」のそれに近い。
この体毛は鱗の表面が細く管状化したもので、「堅い外殻で攻撃を受け止める」のではなく、
「滑らかかつ硬い体毛で攻撃を受け流す」方向へ向けて、鱗が特殊な進化を遂げた姿であるとされる。
黒毛はテリトリーとする樹海や密林深部の暑気や湿気から身を守る断熱および防水、
そして外敵や獲物から身を隠すための保護色としての機能も果たしており、
ここからも本種の密林への適応進化の痕跡が窺い取れる。
黒毛の主成分はタンパク質の一種であるケラチンで、見た目に反した硬質性はここに由来する。
特筆すべきは飛竜種全体の中でも群を抜く驚異的な俊敏性である。
前述の通り、身体を守るための外殻を持っていないが、それ故に自分の動きを阻害するものが無く、
その柔軟性と強靭な筋力を兼ね備えたしなやかな肉体から生み出される瞬発力は、
陸上での運動能力に長ける牙獣種や牙竜種などにも匹敵、あるいはそれらさえも凌駕し得る領域である。
あまりの速度と機動力から「影でさえついていくことができない」と謳われる事もあるほどであり、
ハンターズギルドから《迅竜》とも呼ばれる所以となっている。
また、相手の死角に入るように動く習性があり、瞬発力を活かして四方八方から襲い掛かる。
助走もなしに、自身の体長の何倍もの距離まで一気に、連続して跳躍を行うことも可能としており、
その跳躍力はモンスター界随一とも評される。
発達した前脚には「刃翼」と呼ばれる折り畳み式の翼を備える。
羽ばたきながら飛行する事は苦手だが、強靭な脚力とバネから生み出される跳躍力によって高度を確保し、
そこから翼を広げて滑空することで長距離を移動する。
刃翼はその呼び名の通り、縁が刃物のように固く鋭いため、
その切れ味を活かして邪魔な木々を切り倒しながら滑空する事もある。
この習性から迅竜の生息域には刃翼に掠められた痕跡である無数の傷を持つ木がよく確認される。
この翼は外敵に対する武器としても有効で、太刀の如く振り抜いて斬りつける攻撃も仕掛ける。
しかし、ナルガクルガ最大にして最強の武器は、体長の半分近くもある長い尻尾である。
これは常に柔軟に動く上に伸縮自在という代物であり、
回転を加えて外敵を薙ぎ払ったり、鞭のように敵を打ち据えるなど多彩な技を持つ。
渾身の一振りは時に大型モンスターの骨を一撃で砕くほどの威力を発揮する。
更に「尾棘」と呼ばれる棘状に発達した鱗が尻尾全体を包むようにびっしりと生えており、
その柔軟性からは想像しがたい強度を持つ。
この尾棘は移動の際に邪魔になるため普段は畳まれているが、
興奮すると一斉に逆立ち、怒髪天を衝くような禍々しい形状の鞭と化す。
また、尾棘は強い遠心力が働くと抜け落ち、矢のように射出される性質を持っており、
迅竜はこれを遠距離の獲物や外敵に対する攻撃手段として用いる場合もある。
また、この長い尾は攻撃の為の武器としてだけでなく、激しい全身運動の際の動作や姿勢の制御にも
使用され、本種の高い運動能力を支えるバランサーの役割も担っている。
暗闇を好むため、特に聴覚が鋭敏に発達しており、ほんの僅かな音にも敏感に反応する。
また、先述の翼を素早く震動させて周囲の樹々や外敵に音波を反響させ、
それを鼓膜で捉えることで複雑な地形や空間を瞬時に把握することができる。
その聴覚で仕掛けられた落とし穴を見破るケースもあるらしく、
爪や翼でネットを引き裂き破壊する、穴が展開された瞬間に跳躍して離脱するなど、
苦もなく対処する様子が確認されており、落とし穴に対する耐性は高いとされている。
一方、発達し過ぎた聴覚は弱点ともなっており、爆音や高周波を受けると大きく仰け反り、
力を溜めている最中であれば、驚きの余り体勢を崩してしまうこともある。
視力については地域や個体によって差が激しいらしく、
非常に発達した個体からそれほど発達していない個体まで存在する模様。
しかしどちらの場合でも強い閃光で目を眩まされると恐慌状態に陥り、ひたすらに暴れ始める傾向がある。
これは本種が森の暗所を好み、強烈な光を嫌う性質が影響しているらしい。
戦闘によって過度のダメージを受けたり、爆音などであからさまに聴覚を刺激されると激昂する。
興奮状態となった迅竜は両目を爛々と輝かせ、同時に目元や耳の模様が充血して真っ赤に染まる。
まるで眼そのものが巨大化したかのようなその変化は一種の擬態であるとも考えられている。
暗所を好み、闇に隠れる生態故に、他の生物はこの擬態で全体像や体長を見誤るだろう。
尻尾を覆う尾棘も一斉に逆立ち、より凶暴で攻撃的な容姿となる。
怒り狂う迅竜は俊敏性や攻撃性も更に増し、
流星のような二筋の赤い眼光を残しながら、より激しく、縦横無尽に動き回る。
ただし、激情の余り敵を仕留めることしか考えなくなってしまうのか、
本来得意としている奇襲戦法や狡猾な立ち回りがやや疎かになり、
普段であれば見破れるはずの落とし穴に嵌ってしまうこともあるという。
気性は他の飛竜ほど荒くはないが、森林地帯に徹底して適合した生態故か、
密林深部の縄張りを守るためであれば外敵との闘争も辞さない凶暴性を露わにする。
侵入者に対しては時折唸り声を上げながら尻尾で地面を叩き鳴らす独特な威嚇行動を取り、
外敵が退かない場合は持ち前の跳躍力でもって森の中を自在に跳び回りながら攻撃を仕掛ける。
樹林に紛れ外敵の目を眩ませる黒毛、林間を高速で移動するために発達した柔軟な躯体、
樹々に反響する音波を捉える聴覚、そして高い跳躍力の全てを活かした戦闘力は苛烈で、
密林にあっては陸の女王たる雌火竜や獰猛極まりない蛮顎竜をも退散させ、
森の生態系の頂点に立つ火竜リオレウスとも互角に争うほどの実力を見せるという。
飛竜種の中でも特異な進化を遂げたナルガクルガの全身は未知の機構の塊であり、
とりわけ堅固で軽く、艶やかで柔軟性を備えた鱗は様々な面で需要が高い。
骨髄は剥ぎ取りに、延髄は加工にそれぞれ特別な技術を必要とし、
迅竜の俊敏性や爆発的な活力の謎を秘めているとも言われているが、詳細は不明である。
また軽く滑らかな鱗や体毛を素材とした武具は闇に紛れる漆黒色となり、
その色合いが可視光を吸収し、獲物の返り血を呑み込むように隠す。
更に切ることに特化した牙や刃翼、そして強度と鋭さを兼ね備えた尾棘を活かした刃は抜群の切れ味を誇り、
対象に「死」を意識させる一瞬すら与えずに仕留める。
その隠密性と殺傷力の高さから暗殺者にも愛用されるなど、黒い噂が絶えない代物も多い。
余談だが、バテュバトム樹海にはナルガクルガの素材を生活や狩猟に取り入れ、
独特な共存共栄関係を築いている先住民族が存在する。
「樹海の民」あるいは「夜の狩人」と呼ばれる彼らの武具は本来は門外不出のものであったが、
ある時、他の文化を持つ近隣の村にその存在が知られ(そのきっかけについては不明)、
続いてそれがハンターズギルドなどにも伝わっていき、
結果としてバテュバトム樹海に対する注目を集めることとなり、
ナルガクルガの正式な発見にも繋がっていったという。

概要

  • 敵をスピードで翻弄しつつ、前脚のブレード状のと伸縮する尻尾で攻撃を仕掛ける。
    視覚、聴覚が発達しており、気づかれずに近づくことは難しい。
    特に視力は抜群で、たとえエリアの端と端くらいに離れていても、視界に入れば即座に見つかるほど。
    それ故に閃光玉・音爆弾どちらも効果を示すが、これらによって刺激を受けると
    激しく暴れまわるタイプなので注意が必要。
    • ちなみに、ナルガクルガのモデルとなったクーガーを初めとする
      ネコ科の動物の視力は人間の10分の1である。
      だからなのかは不明だが、後述のMHP3では視力が逆に低くなっている。
      しかし、MHXのモンスターリストにはナルガクルガの攻略法として
      【鋭敏な視覚と聴覚を利用しろ】と書かれているほど視覚が良いようで、地域差や個体差があるのかもしれない。
      ネコ科の動物は静止しているものへの視力は悪いとされるものの動体視力は優れていると言われており、
      眼が光を集めやすい構造になっているので夜目がきくという。
      夜行性故に夜でもある程度見えるように進化した結果、閃光玉等の急激な明るさの変化に弱いのかもしれない。
      このように視力の良し悪しについても色々な解釈ができるだろう。
  • 怒り状態になると両目赤い残光を引くようになり、本来のスピードが更に高まる。
    また、尻尾の棘状のが逆立ち、攻撃もより強力になる。
    恐ろしい外見となるが、怒り状態の時間そのものは大型モンスターの中でも短め。
    そのため、自信がないうちは回避に専念して怒りが収まるのを待つのも一つの手である。
    • ただ、尻尾の切断に怒り状態であるという条件があるため、
      ある程度は攻撃できるようにしておきたい。
      怒る前にある程度尻尾を斬っておき、怒った直後にすぐさま切断ということも可能。
      傷を付けるのは簡単だが切断には割と高い斬撃蓄積値を要求されるため、
      斬裂弾での切断は容易ではない。
  • 頭部を部位破壊すると左目に大きな切り傷ができて隻眼となる。
    仮に打撃や弾で部位破壊されても切り傷になる。
    片目が潰れたら普通は視界が狭まる上に、立体視ができなくなり相手との距離を計りづらくなるはずだが、
    実際のナルガクルガは一切そんな様子はなく変わらずこちらを攻め立ててくる。
    要は大人の事情隻眼というディスアドバンテージすら補えるほど聴覚が発達しているということだろうか。
    ちなみに、亜種は逆の目に傷ができる。
  • 他のモンスターとは違い、直線的な攻撃を殆ど仕掛ず、
    素早い動きで回り込んだり、弧やジグザグの軌跡を描くような攻撃を仕掛けてくる。
    この辺は馬鹿正直にド直球で繰り出してくるような攻撃が目立つティガレックスとは対極的である。
    基本的に攻撃力こそ低めなものの、牙獣種を超える瞬発力と敏捷性を持つ。
    しかも、一撃必殺クラスの破壊力を誇る上に気絶効果まで有る尻尾叩き付け攻撃、
    通称ビターンを繰り出してくることもある。
    また、通常時に落とし穴を破壊したり木の上に登って待ち伏せるなどの行動を取ることがある。
    • 尻尾の薙ぎ払いや咆哮、飛び掛かり等、攻撃判定が一瞬しかない行動が多く、
      きっちり回避できると攻撃チャンスがかなり増える。
      特に薙ぎ払いと咆哮は回避性能なしでも簡単に避けられる上に相手の硬直が長い。
      • なお、厳密に言うと咆哮以外は判定自体が一瞬なのではなく、
        判定は持続するがその通過が一瞬。
        このため飛び掛かりが終わった後の前脚や薙ぎ払い切った尻尾でも触れると被弾する。
  • 身体に甲殻を持たないため、殆どの部位に対して攻撃が良く通る…と言われているが
    実際は弱点となる頭部以外は弾かれないだけでダメージの通り自体は悪い。
    他は武器種にもよるが首と尻尾がそれなり。
    ティガレックスなどと比べて頭が小さいのでしっかり狙いたい。
    また刃翼と尻尾の先端は非常に硬く、白ゲージでも弾かれるほどである。
    集中して攻撃すれば破壊することもできるがかなり骨が折れ、
    なにより弾かれてしまった時の反撃が怖い。
    どうしても壊したい場合は火や雷などの属性値が高く斬れ味の良い武器を用意するか、
    爆弾やボウガンの拡散弾、ガンランスの砲撃のような固定ダメージを与える手段を利用しよう。
    • ちなみに刃翼と前脚は部位が分かれており、
      内側からの攻撃はほぼ前脚にヒット判定が出てしまう。
  • アイテムの使い方を試されるモンスターである。
    • 上記にもあるが落とし穴は通常時には破壊されてしまい、怒り状態時のみ効果がある。
      寝込みを襲ってもすぐに抜け出してしまい決まらない。
      落とし穴の拘束時間自体は飛竜の中でも比較的長く、決まればかなり有効。
      しかし怒り状態の時のスピードはかなりの物がある上に変則的な動きが多く、
      仕掛けるタイミングを見定める必要がある。
    • シビレ罠にはいつでも掛かるが、効果時間は短い部類に入る。
      時折罠が見えてるのではないかという程の華麗な跳躍や急停止を見せるが、焦ってはいけない。
    • 音爆弾は跳び掛かって来る直前のタメの最中に炸裂させると、
      驚いて体勢を崩し暫く無防備になる。
      落とし物を落とすこともあるが、立ち直った直後はいきなり怒り状態に移行する。
      また、タイミングを外した場合も驚くが、仰け反るに止まり、直後にやはり怒りだす。
      オトモアイルーを連れていく場合は、爆弾の使用頻度を十分確認しておこう。
      • 通常時は爆音に常に反応するが、他の大型モンスターの咆哮にも反応しやはり怒り出す。
        この特性からナルガクルガと別のモンスターの2頭クエストでは、
        最悪の場合開幕早々怒ってしまうことも。
    • 閃光玉を使うと跳び掛かる時のタメが必ず長くなるため、併用するとかなり効果的。
      しかし閃光玉を単体で使うとあらゆる攻撃手段を闇雲に繰り返す。
      とてもではないが近寄れないので、音爆弾との併用か態勢を整える時くらいにしたい。
  • 森に関係したエリアでの戦闘が多い。
    薄暗いエリアが多く、植物の影響もあり視認し辛い体色をしているので見えにくい。
    中でも制作側の悪意しか見えない旧密林での戦闘時は、モーションが非常に見づらいので注意。
  • 非常に動きの素早いモンスターではあるが、隙だらけになる場面も多く存在し、
    動きの緩急が特に大きいモンスターでもある。
    そのため最初のうちは翻弄されやすいが、攻撃をしっかりやり過ごして反撃するという、
    基本的な動き方ができていれば、それほど難しい相手ではない。
    また攻撃の予備動作もわかりやすいものが多いので、そのトリッキーなイメージとは裏腹に、
    相手の動きを見てしっかり反応する能力を養うのにはうってつけのモンスターともいえるだろう。
  • ちなみに、MHXXまでは未発覚状態だと二足歩行(というかワイバーン骨格の立ち方そのまんま)で
    あたりをうろつく様子が確認できる。
    長めの距離を歩くときはちゃんと四足だし、ティガの様に発覚後も二足のまま近づいてくるなんてことはないものの
    中々衝撃的な光景である。ていうか戦闘時のイメージと違いすぎる

MHP3

  • 原点回帰を謳ったMH3では出番がなかったが、ティガレックスと共にMHP3に再び参戦。
    本作では下位から登場し、亜種も初登場している。
  • MHP3ではものすごく動きが変わっており、MHP2Gのように挑んでいると痛い目に遭う。
    特に、新モーションの回転なぎ払いを無駄のないところで使ってくるのが大きい。
    これが振り向きを狙う大剣にとっては致命的で、
    MHP2Gまではナルガキラーだった立場が逆転してしまっている。
    また、当たり判定もMH3仕様でちゃんとしているため、
    MHP2Gのタイミングで避けようとしたら被弾した」といった事例も。
  • MHP2Gと違い閃光中はビターンを乱用しやすいため、閃光玉が更に使い辛くなった。
    拘束手段への抵抗能力もMH3仕様となっている点にも留意が必要である。
  • 更に、近縁種のベリオロスと被るのを回避するためか、
    弱点がからに変更されている*1
    このため、MHP2Gでナルガクルガの狩猟を経験し、P3以降に入っていったプレイヤーや、
    逆にP3以降の作品でモンスターハンターに入り、(主にiOS版の)P2Gに入ったプレイヤーは、
    最大弱点属性武器を選ぶ際に注意する必要がある。
  • 一方でビターンの威力が大幅に低下(攻撃値110→90)し、
    スタンもしなくなり、判定もかなり狭くなった
    判定継続時間も短くなったのでフレーム回避が容易になったが、代わりに、
    P2Gのように斜め右を攻撃するのではなくハンターを正確に狙ってくるため、
    左前足付近に位置取りしているだけでは被弾してしまうことが多い。
  • また、ナルガ系の動きをする飛竜の宿命か疲労状態になると凄く残念なことになる
    そして疲労状態追加の影響で、
    怒り状態時だけでなく、疲労状態になった際にも尻尾が斬れるようになった
    そのため、人によっては『弱体化した』と感じることもあるようだ。
    • ただし、疲労している時間そのものは大型モンスターの中でもやや短め。
      そのため、ナルガが疲労したらもたもたせずに一気に畳み掛けるようにしたいところである。
      ちなみに主な捕食対象はケルビ
    • 「疲れるとかなり弱体化するがスタミナ回復は早い」という性質は
      防具の方にもある程度再現されている。
      それぞれ下位装備は気力回復のプラスポイントが、
      上位装備ではスタミナのマイナスポイントが各部位に付与されている。
  • やはり武器の性能、特にへビィボウガンは良いらしく、オンラインではナルガ部屋も多く見られる。

MH3G

  • MH3Gにもティガレックスを差し置いて参戦し、ナンバリングタイトル初登場と相成った。
    本作では再度上位以降の登場となり、亜種はG級にのみ出現するようになっている。
    また、月迅竜ことナルガクルガ希少種が初参陣した。
  • 基本的な動きはMHP3に準じているが、
    尻尾叩き付けで刺さった後の尻尾を引く抜く隙が最短で1回に短縮されることがある
    これは上位でも変わらないので、純粋に隙が少なくなってしまったと言える。
  • G級通常種は「尻尾叩き付けの隙をキャンセルし回転なぎ払いに繋げる」というコンボ攻撃を習得。
    G級の攻撃力の高さゆえ、運悪く両方に被弾してしまうと、最悪の場合キャンプ送りもあり得る。
    また、G級では回転なぎ払いを単発で繰り出した後は身震いをしなくなり、
    全体的に隙が少なくなっている。
    この性質は亜種などにも引き継がれている。
  • この作品ではリオレウス共々、危険度が4に引き下げられている。
    ただそれによって待遇が変わったかといえばそんなことはなく、
    リオレウス同様、ラギアクルスやディアブロスなどといった強力なモンスター達と同じランクに登場する。

MHX

  • 大きな期待が寄せられながらもMH4シリーズでは不参戦となったナルガクルガであったが、
    開発への声が届いたのか、MHXにてシリーズに復帰した
    また、二つ名持ちモンスターである「白疾風ナルガクルガ」も登場している。
    • 情報公開は2015年7月20日に放送されたニコ生のMHX特集。
      特集の目玉として事前情報一切なしで渓流に登場し、
      出演者から驚愕歓喜の声が上がることとなった。
  • 8月に開催された「夏のモンスターハンタークロス体験ツアー」では、
    上級者向けとしてナルガクルガの討伐クエストが実装された。
    東京ゲームショウ2015の試遊及び秋の体験ツアーでは
    ホロロホルルと差し替わる形で中級クエストの相手を務め、
    発売直前に配信された体験版では再び上級クエストの相手を務めた。
  • 今作では渓流は勿論、古代林にも姿を現わす。
    古代林にはよく対を成すティガレックスも出現しており、久々の共演と同時に生息地が一致することとなった。
  • 村クエだと★4というかなり早い段階でナルガクルガが出現するクエストが提示される。
    一部を除いてこの時点でシリーズのメインモンスターの一角と戦えるクエストはこれしかなく、
    体験版に続いて製品版でもナルガクルガが彼等の中のトップバッターに抜擢されている。
    集会所でも下位では★2、上位では★5と他のメインモンスターより早い段階から戦うことができる。
    • 但し登場が早いことが災いし、下位のナルガ装備のレア度は2となっている。
      他の看板モンスターの装備がレア度3であることを考えると少々不遇か*2
  • 本作では動きに殆ど変化がなく、主に戦うことになるマップも段差が調整された場所ばかりなので
    戦闘に関しての不評はまず見受けられない。
    新行動については、本作より登場した白疾風ナルガクルガが担当していると言える。
    一方で、モーションはMHP3と全く同じであり、今作ではハンター側も強化されているため、
    前作で狩り慣れたハンターにとっては簡単に倒せてしまう。
    • 更に本作のナルガクルガはどういうわけか怒り状態が40秒しか続かず
      慣れてない人でもかなり御しやすい。音爆弾でのダウン狙いに失敗したりしても、
      もっと言えば怒り中は逃げ回っているだけでも十分時間に余裕を持って狩猟できるだろう。
  • 一方で、MH4からの乗りにはしっかり対応。
    乗り中の暴れモーションだが、ティガレックスと同じ骨格とはいえ、
    さすがに豪快なあの暴れ方とは別物のモーションである。
    大きさのせいで分かりにくいが、アカムトルムやウカムルバスの暴れモーションに近い。
    最後に一回転するので味方が乗っている時に巻き込まれないように注意。
    • ただし、ナルガクルガは乗りづらいモンスターである。
      ティガレックスと比べて乗り蓄積可能部位が狭く、
      体高も低いのでエリアルスタイルの踏みつけ跳躍で跳び越えてしまうこともあり、
      その上とにかく縦横無尽に跳び回るモンスターなのでエア回避からの一連の攻撃を当てづらい。
      そしてエア回避でのフレーム回避を狙うのは難しく、却って狩猟自体の難易度が上がってしまう。
      エリアルスタイルとの相性は悪いモンスターと言えよう。
      • 因みにナルガシリーズとエリアルの組み合わせは良好。
        一方でブシドーでは噛み合わせが悪い。
        ここでも相性が現れた形か。
  • 集会所上位の単体クエストは依頼をこなさないと解禁されない。
    ナルガ装備で上位を駆け抜けようとした結果、
    迅竜の如く右往左往する羽目になったハンター諸氏もいるのでは無いだろうか。

MHXX

  • MHXXでは、MHXからの変更点としてクエストランクに関係なく
    ナルガクルガ自体の仕様にいくつか手が加えられており、強化が施されている
    • まずは怒り状態の持続時間である。
      前作MHXでのそれは40秒だったが、続くMHXXでは80秒に倍増した
      戦闘能力が上がった状態が長続きするようになったため御しにくくなっている。
      倍増した、とはいうものの前作の40秒という数字は
      他の大型モンスターと比べて短すぎたので妥当な調整といえる。
      しかし、これによって怒り時にしか効果のなかった落とし穴に
      ハメやすくなったという見方もできる。
    • MHXでは飛び掛かりの際に刃翼を畳んでいたが、
      今作では刃翼を広げて切り裂くMH3G以前の仕様に戻った。
      これにより攻撃範囲が広がっており、前作の感覚でいると被弾しやすいので注意が必要である。
    • また、鈍器攻略本で判明したが、Xまでは90だった尻尾ビターンのモーション値が、
      XXでは110というP2Gと同値の攻撃力に増大した。
  • XXのG級では更なる技を獲得しており、
    尻尾叩きつけ後の尻尾引き抜きからもう一度叩きつけを繰り出してくる。
    1回目の叩きつけは亜種のようなフェイントではなく、ディノバルドの叩きつけ同様本気の一撃である。
    回避したと高をくくってその後に強烈な一撃をもらったハンターは多いのではないか。
    2連叩きつけのあとは従来どおり大きな隙を晒すので、慣れれば従来と同じように立ち回れるであろう。
    • ちなみに、白疾風ナルガクルガは(真空波が出るという違いはあるが)本気の尻尾叩きつけ二連続
      MHXから行っており、通常個体への逆輸入ということになる。
    なお、その代わりか3Gでのビターンからの大回転はオミットされた模様。
    ただ、差別化のためか白疾風ナルガクルガはLV1から使ってくる。
  • その他にもタメ飛び掛かりが強化されており、
    フィニッシュまでの間に2回ほど身を翻して飛び掛かりの隙を消してくる。
    非常に素早く動くので視界内に収めるのは困難。
    • 実際はフィニッシュの飛び掛かりまでにステップ爪攻撃を追加している模様。
      今まで直線的だった動きが急に平面となり、回避の難易度はかなり高くなっている。
  • 大回転攻撃も2連続で行うことがあり、MH3GのG級と同様、1回のみだと威嚇行動を挟んでくれない。
    回ったからといって安易に近づくと反撃を食らうため注意。
  • 特に恐ろしいのがノーモーション飛び掛かりの強化。距離が非常に伸びている上、
    前述のとおり刃翼を展開したまま、更に今までの飛び掛かりと同じ全体時間で繰り出すため、
    納刀していようが全力横ダッシュしていようが眼前にいた時点で被弾確定となる。
    まさに予測可能回避不可能。
    一応上位まででも使用してきた攻撃だが、あろうことか速度の上がるG級だと使用頻度が激増する。
    そのため、今までの「フレーム回避ができると攻防に使えて一気に楽に」というレベルから、
    MHFの如く寧ろ「フレーム回避を息を吸うようにできないと嬲り殺される」必須テクニックレベルになったと言える。
    壁際や閉所だと被弾したが最後、体力満タンからBCに送られるまでズタズタにされることもあるため、
    くれぐれも立ち位置には注意し、こっち向いてたら即跳んでくるから回避……くらいの気概でいよう。
  • フレーム回避が難しい、あるいは回避後に確定で反撃を受ける狩猟スタイルを使っていた場合は
    諦めてごり押しするしかない…と考えるのはまだ早い。
    飛び掛りは完全ノーモーションというわけではなく一応前触れ動作が存在し、
    非怒り状態だと死角への回り込みジャンプ→飛び掛かり、
    怒り状態だとジャンプ→飛び掛り→ジャンプ→飛び掛かり→威嚇or尻尾回転……といった具合の
    コンボパーツとして使用してくる。
    つまりノーモーション飛び掛かりの前触れで確定でジャンプをする。
    こちらの後ろに回りこむようにジャンプしてきたら、
    ナルガクルガが元いた場所付近へ斜め前へ納刀ダッシュすれば、
    距離が伸びている筈の飛び掛かりを(状況にもよるが)スタイル問わずギリギリ回避することができ、
    非怒りならそのまま態勢を整え、怒りならそのまま緊急回避を出せば
    追撃飛び掛かりを回避することができる。
    また、位置によっては緊急回避×2もギリギリ間に合う。
    体術を発動させておくと正面付近へも緊急回避が出せ、完全回避をしやすくなるだろう。
  • モーション面での強化はなされたものの、
    相変わらず攻撃判定が短めであるという点は変わっていない。
    どうしても攻撃に被弾してしまう、ハメられてしまう……という場合は
    回避性能の発動なども検討しておこう。
    • ブシドースタイルのジャスト回避との相性は良さそうに思えるが、
      G級個体に関してはそうとも言い切れない。
      G級行動の2連尻尾叩きつけや2連尻尾回転攻撃は
      1回目の方をジャスト回避してしまうと2撃目の対処が難しくなる。
      その点ブシドー双剣やボマー猫であればある程度は改善されるが……
      しかし2連続でやってくるかはナルガクルガの気分次第なので
      みすみす反撃の機会を流してしまうことも。
      また、跳び掛かり攻撃も何度も連続して仕掛けてくるため、
      なにも考えず適当にジャスト回避して反撃に移るとその反撃をつぶされてしまう。
      勿論ジャスト回避のおかげで助かる場面も多いため、ジャスト回避をすべき攻撃か、
      回避後の行動はどうするか、よく判断して挑もう。
  • このようにかなりの強化の施されたG級ナルガクルガだが、
    クエストランクや登場時期などは前回に続き
    危険度★5のモンスターながら危険度★4相当の扱いを受けており、その点では不遇である。
    • 特にG級クエストではナルガクルガが登場するのはG★2だが、
      他の危険度★5のモンスターは全てG★3またはG★4からであり、
      完全に一線引いた格下の扱いである。
      下位・上位ではイャンガルルガとウラガンキンが同ランク帯にいたのに
      その二匹からも見下される形になってしまった。
      極めつけにMHP2のメインモンスターのティガレックスは最高ランクのG★4なのに
      そのG作品のメインモンスターがこの扱いである。
      いったいどこでここまでの差がついてしまったのか。
      • ただ、登場時期が下級ランクのおかげでHR解放前から獰猛化モンスターと戦える
        唯一の危険度★5のモンスターでもある。
  • NS版では光源や影の表現等、明暗に関する調整が入っているのだが、
    ナルガクルガはこの恩恵をモロに受けている。
    これは暗いものの近くにある明るいものはより明るく、
    明るいものの近くにある暗いものはより暗く見えるという、
    肉眼の仕組み的に避けようのない現象による。
    渓流等の開けたマップだとまだマシなのだが、夜の森系マップでは本気で忍者のよう。
    特に携帯機モード・テーブルモードは、
    外部からの光源の影響を受けやすいグレアパネルであることが祟って見失いやすい。
    一応、意識的にターゲットカメラを活用できるようにすれば
    方向だけは瞬時に判別できるのでマシになる。

MHW:I

  • 新大陸が舞台となるMHWorldでは、他のレックス骨格の飛竜共々未参戦となっていたナルガクルガ。
    しかし、2018年12月11日に発表されたMHW:Iのティザー映像にて、
    ナルガクルガのものと思わしき咆哮と物音、2つの紅い眼光が確認された事で登場が有力視され、
    2019年5月10日*3に、同作より参戦を果たすことが正式に発表された
    • 新大陸においてはMHW:Iの頃まで生息が確認されておらず、
      同種の発見は新大陸の環境変化を裏付けている。
      下記の通り、その実力は古代樹の森の"主"であるリオレウスとも渡り合えるほど。
      古代樹の森に棲息している他のモンスターは
      いずれも主たるリオレウスに手も足も出なかったことから、
      本種もまた古代樹の森の生態系における頂点の一角と言えよう。
  • 外観は豊富な漆黒の体毛、硬質で輝く尻尾の棘といった特徴がより判りやすくなっている。
    口周りのビジュアルが変わっており、鋭い歯が減った代わりに犬歯が目立つようになっている。
    刃翼には金属質の光沢が追加され、明るい場所で光を強く反射してエッジが輝く様はまさしく刃物。
    怒り時の眼光の表現はやや控えめになったものの、本作でも継承されている。
    • ビジュアルが強化されたモンスターだけでなく、周辺環境もリアルな映像表現になったことで、
      古代樹の森の陰に溶け込むナルガクルガをゲーム内でも見ることができる。
      夜中や雨天といった条件が揃えば更にステルス度が増すため、
      「暗闇から奇襲する」というナルガクルガの生態をより実感できるようになっている。
    • 見た目だけでなく非戦闘時の生態も哺乳類のそれを彷彿とさせるようになった。
      高台に上り日光浴しつつ欠伸したり、地面を引っ掻いてみたり、
      移動時にいそいそと窮屈な筒状の倒木に潜り込んでみたり…等々。
      元からドスメラルーなどのあだ名を頂戴していたが、ますますネコっぽくなった。
    • また体験版ではシリーズで初めて、
      未発見状態の時点で尾棘を逆立てて移動している姿を見ることができた。
      これはハンター大全など今までに出版された文献での記述では、
      普段は移動の邪魔にならないように尾棘を畳むとされてきたために
      ハンターたちを大いに驚かせた。
      新大陸の個体特有の特徴なのかと話題になったが、
      後に修正されたことで未発見状態時には尾棘を畳むようになった。
  • 演出として、ジャンプによる回り込みの際にハンターの傍を通ると、
    「シャッ!」という風切り音が鳴る。
  • ストーリーでは、主人公が渡りの凍て地でベリオロスを狩猟後、
    突如現れ新大陸方面へ飛び去ったイヴェルカーナを目撃して後を追い、
    古代樹の森で今まで発見されていなかったナルガクルガと遭遇した事で、
    イヴェルカーナの飛来に起因した生態系の乱れを予期。
    以降続々と復活モンスター達が新大陸で目撃され始めるという転換点で登場する。
  • 今作では、火竜リオレウスとの縄張り争いが実装された。
    これまで全くと言っていいほど絡みがなかった初代パッケージモンスターとの直接対決には、
    歴代シリーズを知るプレイヤーからも驚きの声が上がった。
    • まずはリオレウスに動きを先読みされる形で背中への強襲を許し、
      後脚で掴み上げられたうえ、滞空振り回しから地面に叩きつけられる。
      だがそこは迅竜。即座に態勢を立て直すと、
      続けざまに放たれた急降下攻撃を跳躍でもって紙一重で回避
      隙を見せたリオレウスに猛然と飛び掛かって組み伏せ、逆にマウントポジションを奪う。
      そのまま喉元に噛み付き圧倒的優位に立つかに見えたが、
      完全には抑え込めず振り解かれ、最終的に勢いよく蹴り飛ばされて痛み分けとなる。
      • 総じて攻防の中で有利不利が目まぐるしく入れ替わる内容となっており、
        互いが各々の支配領域におけるアドバンテージを活かして攻勢をかけ合う様が見て取れる。
        特に中空から叩きつけられながら素早く体勢を立て直し反撃に転じるという展開は、
        ナルガクルガが誇る圧倒的な運動能力の面目躍如と言えよう。
    • 因みに登場ムービーでリオレウスと縄張り争いを繰り広げるメインモンスターとしては
      他にも雷狼竜ジンオウガが存在する。
    • また、惨爪竜オドガロンとその亜種とも縄張り争いを繰り広げる。
      モーションはティガレックスvsオドガロンのそれと同じであり、
      壮絶なマウントの取り合いとなっている。
  • 戦闘面についても大胆なリニューアルが行われた。
    大きな特色として、ナルガお馴染みのトゲ弾に裂傷属性が付加されている点、
    尻尾を逆立てる習性は怒り状態とは関わらず、威嚇行動で移行する形態変化となった点が挙げられる。
    前者は白疾風、後者は希少種をそれぞれ連想させる変更点である。
    • トゲ弾射出モーションは通常のもの、続けざまに二回行うものとバリエーションがある。
      更にトゲ弾は一定時間地面に突き刺さったままになり、この上を通った場合も裂傷状態に陥る
      さながら「撒菱」をばらまく忍者といったイメージか。
      これらは棘を避けながらアステラジャーキーの持込で対処する手もあるが、
      棘を気にせず動きたいなら空いてるスロットに裂傷耐性を付ける選択肢もある。
    • 刃翼の部位破壊が「前足全体」に変更されている。以前は前足を攻撃してもひるむだけで、
      破壊する為には肉質の硬い刃翼を攻撃しなければならなかった。
      その代わり、前足と刃翼の肉質が同じ硬さとなっている。
      肉質が硬い上に左右両方破壊しないと部位破壊報酬が出ないためかなりハンター泣かせだが、
      一方部位破壊を達成すると大幅に肉質が軟化するようになった。
      耐久値自体は高くないため、クラッチクローでの傷つけなどを活用すると比較的早く壊せる。
      • 過去作では刃翼は「物理に硬いかわりに雷属性がよく通る」*4という部位だったが、
        今作は破壊前の雷肉質が半減以下の15と大幅に渋くなっている。
        破壊後は20になるが、それでもまだ硬い部類である。
    • 尻尾の棘破壊がオミットされ、切断蓄積の1段階のみで尻尾を切り落とす普通の仕様になった。
      それは良いのだが、代わりに切断耐久力がかなり高くなっておりやや斬りづらくなっている。
      後述されているが今作では尻尾から天鱗が出るため、
      傷付けや破壊王スキルなども駆使して斬りにかかる価値はあるだろう。
    • なんと、音爆弾による爆音を受けてもほとんどリアクションを見せないようになった。
      本来ナルガクルガはその鋭い聴力故に爆音によって怯んだり体勢を崩してしまう事があったが、
      未発見時に使っても普通に物音に反応して辺りをキョロキョロするだけで、
      過去シリーズのように怯んで強制的に怒り状態になるような事はなくなってしまった。
      代わりに極稀に行う尻尾を振り回して棘を隆起させる行動中、
      音爆弾によるダウンがとれるようになっている。
      しかしこの行動は非常に珍しい行動な上にダウン時間も短めのため、
      従来のように音爆弾であえて怒り状態に移行させたりダウンをとったりという戦術は
      現実的とは言えなくなってしまった。
      • どうやら今作のナルガクルガは尻尾の棘を飛ばしていくうちに棘の隆起がおさまるようになっており、
        飛ばす為の棘を復活させるべくこの尻尾を振り回す動作を行うようになっているようだ。
        つまり、棘飛ばしをしてきた時に尻尾を見て棘の隆起がおさまっているのを確認出来たならば
        尻尾を振り回す動作をする可能性が高まっているという事でもある。
        素早いナルガクルガを相手にする上で少しでも隙を突きたいならば、
        この尻尾の状態を常に観察して音爆弾を用意しておくという手もあるだろう。
    • 本作では咆哮が【大】になった
      過去作では亜種希少種まで含めて大になったことは一度もなかったため、
      旧作経験済みのハンターが耳栓Lv3装備で防げずに面食らうことも。
      判定は相変わらず一瞬で範囲も広くはなく、
      怒り咆哮前にステップを挟むのも相変わらずと危険度は高くないが、
      スキルで対策したい場合は要注意である。
      ちなみに、ストーリーで同時にクエストが出現するディノバルドも同様である。
  • MHWに登場した牙竜種を連想させるモーションも多数追加されている。
    ハンターの様子を見ながら歩き回る動作はトビカガチを、
    上体を起こす予備動作、飛び掛かりからの尻尾跳ね上げはオドガロンを彷彿とさせる。
    これらの獣らしいしなやかな動きだけでなく、従来の2回まで行う横飛びも交え翻弄してくる。
    • また、左右に振れながら猛進し、3回ほど前方を噛み付きなどで攻撃し、
      最後に180度向きを変える攻撃モーションも存在。
      側面にも攻撃判定があり、狭い通路で繰り出されると回避は困難となる。
      • この攻撃モーションについては、ドスギルオスが非常に似たものを使用してくることから、
        そちらを参考にしていると思われる。
    • 一方、過去作では連続で行う事も多かった刃翼を用いる跳びかかりは単発だけになっている。
      その代わり、挙動がブレードをしっかり当てるよう微調整されており、
      命中精度が上がっているため注意。
      過去作で頻繁に行っていた回り込みからの跳びかかりはあまり行わなくなっている。
    • 離れた相手に対して、大ジャンプで視界から消え、ハンターの後ろをとったあとに
      間髪入れず尻尾叩きつけを行う大技が追加されている。
      かなりガンナー泣かせの技であり、剣士でもうかつに距離を取ると痛い目を見る。
      比較的近距離を維持して立ち回るとよいかもしれない。
    • これまでの作品では、その身軽なイメージに反して、
      あまり高低差に対応したアクションが追加されてこなかった*5ナルガクルガだが、
      今回立体的なワールドの地形にしっかり対応しており、
      高い場所にハンターが居ると、すさまじい跳躍力で一瞬にして追撃してくるようになった。
      フィールドを移動する際も、軽やかな身のこなしで
      高低差を一跳びにするナルガクルガを見ることができる。
  • 前述のように今作ではどこぞの雷狼竜張りに連続攻撃に特化している。
    噛みつきも連続、棘飛ばしも連続、尻尾回転攻撃も連続、
    必殺技のビターンも怒り時は馴染みの2連続に。
    前述のブレード飛び掛かりと左右からの尻尾ビンタ以外は攻撃が2~3回連続で来る…と
    警戒して立ち回るとよい。
    攻撃が終わったとの隙を間違えて攻撃に突っ込まないよう、
    常に行動が終わった後をじっくり観察してから攻撃に移ろう。
    2回来ると警戒して1回で終わり「なんだ攻撃し損ねた!」と思っても、
    本当に2回来た際にやられるよりはマシである。
  • 上述の属性肉質の他、今作では何故か頭部の肉質が弾に対してだけめちゃめちゃ硬くなった。
    唯一の弱点は尻尾の根元側のみであり、ライトボウガンや弓では属性を活用しなければならない。
    機動力が低く属性弾も扱いづらいヘビィボウガンは絶望的に相性が悪く、かなりの工夫が必要になる。
  • 歴戦の個体も登場。白疾風よろしく回り込みを3連続で行うほか、
    跳びかかりの威力がかなり上がっている。
    • アサシンの装衣の強化用イベントクエストでは、歴戦ナルガクルガを相手することになる。
      まさにモンハン界の暗殺者として相応しい抜擢だが、イベントクエストということもあり
      攻撃力がかなり高いため、ナメてかかれば痛い目に遭う。
  • 闘技大会にも登場しているのだが、行動や体力と時間設定が明らかに釣り合っておらず、
    ソロSを狙うとタイムが異常にギリギリと言われている。
    さすがにペア挑戦だとそこまでではないので、
    よっぽどソロにこだわりがあるのでなければマルチに頼るのが精神衛生的にオススメ。
  • 今作では、切断した尻尾からの剥ぎ取りで天鱗が入手できるようになった。
    あんな短い先端に鱗なんてあるのかとか突っ込んではいけない。
  • 陸珊瑚の台地などでは非常に起伏に富んだ段差が存在し、
    獣竜種などは高い段差だと足をかけて無理やりよじ登る。
    オドガロンやキリンですら、あまりにも高い場合は登攀を選ぶ。
    しかし、そのような高さもナルガクルガは余裕で一跳びにする。
    エリア13や15などは、本来ナルガクルガの周回ルートではないが、
    挑発の装衣や怒り状態にして誘導してみるといいだろう。
    なんと、エリア15へと続く雲のかかった段差をも、ナルガクルガは華麗な跳躍で跳び越える。
    さすがは瞬発力に定評のある迅竜といったところか。
  • 今作のナルガクルガは古代樹の森と陸珊瑚の台地(+導きの地)に出没することが確認されているが、
    ナルガクルガの獲物として有名なケルビは意外にも古代樹の森には出現しない
    彼らが生息するのは大蟻塚の荒地と陸珊瑚の台地のみであり、映像から察するに
    古代樹の森の個体は代わりにアプトノスを襲っているようだ。
    彼らからすればいい迷惑である。
  • 6月28日より行われた第二回ベータテストにて、無告知ながらランダムに登場することが確認された。
    ドスジャグラスがターゲットの初級クエストに非ターゲットとして徘徊している可能性がある。
    本来配置されるアンジャナフ・リオレウスのどちらかの枠を潰して登場し、
    リオレウスと鉢合わせた場合は上述の通り縄張り争いを繰り広げることもある。
    また、初遭遇時には受付嬢が専用の台詞を話す。
    • キーとなっているのは依頼文
      「怪しい影を目撃したという情報も…?」という内容が書かれている場合に出現する。

MHRise

経も仏もそっちのけ 墨染めの彼奴(きゃつ)が伸し歩く
縄張りまたぐ曲者に 然 黒疾風
  • PV第五弾にてジンオウガと共に参戦が確定。
    モチーフの一つが忍者であり、和風要素を全面に押し出している今作に雰囲気がマッチしていた事、
    更にカムラの里のキャラクターがナルガシリーズを装備していた事から、登場を予想する・望む声は多かった。
    • 本作で登場するモンスターや環境生物などのほとんどは
      日本各地に伝わる妖怪や怪奇現象を意識していることが明かされているが、
      開発陣によると本作のナルガクルガは化け猫を意識していることが明言されている。
      MHP2Gの頃からヤマネコの生態に近いと言われていたことを考えると納得である。
      また、設定資料集ではナルガクルガの正体を知らない人々は
      彼の事を「獣の霊がこの世に現れたもの」と考えていた、という話が載せられている。
    • 上述のように公式が明言しているにもかかわらず、登場ムービーにおける「経も仏もそっちのけ」「墨染め」などから、
      「袈裟を着た僧侶の妖怪」というイメージを唱える人もいる。
      比較的有名なのは「野寺坊」だが、
      この妖怪はイマイチ何をする妖怪なのかよくわかっていない謎の多い妖怪である。
      他には「鉄鼠」という「袈裟を着た大鼠の妖怪」も知名度がある。ネコと鼠では正反対だが
  • PV内では、専用BGMである「闇に走る赤い残光」そのままに
    赤色の眼光が糸を引くように走る姿を見る事ができる。
    前作アイスボーンではこの表現は控えめなものに収まっていたが、
    今作はモンハンらしい外連味を強調した作品だけあってかなり派手な表現となっている。
  • 今作では久々に下位個体が登場。
    外見上のモデリングこそ新大陸の個体(MHW:I)に近いものの、行動パターンが全体的に
    現大陸の個体(P2G~XX)に近いものになっている。
    サイドステップからの跳びかかりにほぼ溜めがなくなり、間髪入れず跳んでくるようになった。
    新大陸の個体は跳びかかってくるまでに必ず一度溜めを挟むため、これはP2G~XXまでの仕様に近い。
    また、怒り時に特に顕著だが、跳びかかりのスピード自体が新大陸の個体より全体的に増している。
  • 上位では更にバックステップからノーモーションで跳びかかりに派生してくる動きが復活。
    見てからかわすのはほぼ不可能に近く、
    MHW:Iと同じ感覚でバックステップを追っていくと思わぬ反撃を受けることになる。
  • 反面、MHW:Iで頻繁に使用してきた牙竜モーション*6を一切行わなくなった。
    また、尻尾の棘弾に追加されていた裂傷効果も同状態の廃止に伴ってオミットされている。
  • 代名詞とも言うべきビターン関係の行動が大幅に変更されており、
    怒り状態では横に歩くだけと見せかけて突如ビターンを放ってくるというフェイント行動を身につけている。
    キャラのボイスをオンにしていると危険な攻撃が来る警告をしてくれるため、
    慣れないうちはそれに頼るのも一つの手だろう。
    • 上位個体になるとほとんど上記のフェイント行動でしかビターンは行わなくなり、
      怒り状態ではしっかりと2連続でビターンしてくるため、過去作でナルガに慣れているハンターほど注意が必要。
      特に、2連続ビターンの1度目を被弾したあと翔蟲受け身で立て直そうとすると、
      受け身を取ったところに2度目のビターンが飛んでくるため、実質的な翔蟲受け身潰しとなっている。
  • 回転なぎ払いは下位個体でも2連続で行ってくる。
    予備動作が短い、判定が広い、高威力と三拍子揃った攻撃に仕上がっており、使用頻度もそれなり。
    回避行動の無敵時間が短縮された影響か、過去作と同じ感覚ではフレーム回避がしづらい。
    人によっては、予備動作が長く慣れれば避け易いビターンよりも厄介と感じる場合も。
    しっかりと行動を見極めた上で、迅速に範囲外まで退避したい。回避距離のスキルがあるとなお良し。
    従来どおりフレーム回避で避けたい場合は、回避性能を2ほど積むのが良いだろう。
  • 全体的に、MHW:Iよりもトリッキーかつスピーディな調整がされており、特に上位個体の怒り状態では
    迅竜の名にふさわしい高速戦闘を楽しめるだろう。
    • 前脚と刃翼の肉質が再び分離された。
      耐久値自体は低いものの相変わらずかなりの硬さで、青ゲージ以上ないと弾かれる。
      新要素の水やられを浴びせると一時的に大幅に肉質が軟化し、緑ゲージでも十分刃が通るようになる。
      雷属性も再び非常に良く通るようになったため、1回でも軟化させれば破壊まで持ち込める場合も多い。
      刃翼の破壊を狙うなら泥玉コロガシの場所を把握して回収しておくといいだろう。
    • 尻尾の2段階破壊はオミットされたままだが、ダメージ蓄積で装填した棘を剥がすことが出来る。
      棘の再装填モーションを誘発して隙を作れるので積極的に狙いたい。
  • 一方で、弾肉質に関しては前作MHW:Iと同様に非常に硬い。
    あろうことか今作では怒り状態では弱点である尻尾が硬化し、
    なんと怒り時限定では完全に弱点部位が消滅してしまう
    同じく肉質が渋いことで話題のヤツカダキでさえ限定的ではあるが肉質が45以上の部位が存在するのに対して、
    ナルガクルガに関しては全モンスター中怒り時限定で弾肉質の弱点が無くなる唯一のモンスターである
    おまけに前作のクラッチクローの傷付けのように肉質を自発的に軟化させる手段もないのでガンナーに取っては不評である。
    • 代わりとして、雷属性には非常に弱いので電撃弾を使うか、
      若しくは短時間ではあるが水やられを利用して弾肉質の通りをよくするなどの対抗策があるので、
      ガンナー主体の方はよく覚えておくといいだろう。
  • 今作では普通に音爆弾で怯ませることができる。
    • 今作初登場の旋律「高周衝撃波」持ちの狩猟笛で挑むと
      怯みモーションののけぞりで肝心の攻撃が外れる上に強制的に怒り状態になってしまう。
      敢えて怒り状態にするのが目的でなければこの旋律を持った笛は担がない方が無難だろう。
  • 百竜夜行ではハンターや里守を狙う強襲型として登場。
    弾肉質が渋いのでバリスタを使って手早く撃退するのは難しいかもしれない。
    落とし穴を破壊するのでこいつが登場する群れで罠を使う際はシビレ罠を使おう。
    なお、ヌシが呼ぶ個体は怒り状態なのでヌシ戦では落とし穴は有効である。
  • 今作のナルガ武器はあれもそれも一強とも言える性能を持っているため、
    素材を求めてナルガクルガを乱獲するハンターが続出した。
    どころか、Ver2.0.0では痛撃珠の作成に延髄が必要なため、以前にも増して乱獲されることになった。
    それ以外でも、剛刃珠装填珠速納珠といった需要の高いスキルの装飾品にナルガ素材を要求される。

操竜

  • 攻撃に状態異常や属性やられを付与しない物理型。
    操竜時の移動は両前脚と両後脚をバッタバッタと動かして移動する。
    移動速度はそれなりだが機動性に若干難があり、狭い通路の多い水没林などの場合、
    相手モンスターが途中でエリア移動を行ったりすると割と詰む可能性も出てくるので気をつけよう。
    何気に強攻撃が3つ用意されている珍しいモンスターだったりもする。
    • 弱攻撃1(X / ↑+X)は飛びかかり。
      フルフルやティガレックスと同じようなものだが、若干飛距離が短い。
      威力、発生速度共に普通の弱攻撃なので、あくまでダメージ調整用の技。
    • 弱攻撃2(→+X / ↓+X)はその場での噛みつき攻撃。
      飛びかかりよりも射程が極端に短いが、威力はそこそこ高い。
      弱攻撃にしては若干初動が遅め、移動せずに削りたい時に使おう。
    • 強攻撃1(A / ↑+A)はブレード攻撃、Aの追加入力で回転尻尾薙ぎ払いのコンボ。
      出の速さは普通だが、2発とも当てて他のモンスターの大攻撃1発分なので威力に不満あり。
      後述の尻尾叩き付けが優秀すぎるので、そちらをメインに立ち回ろう。
    • 強攻撃2(→+A)は左右にサイドステップ。
      対象モンスターの真横に大きく移動し、そこからの前述のブレード攻撃が始まる。
      始動にサイドステップが入っている点と、回転攻撃への派生がない以外は、上記のA攻撃と変わらない。
      多くのモンスターに対して旋回するメリットは薄く、何も考えずに振るとただのタイムロスになりがち。
      ブレス攻撃はBで回避してもカウンターが発生しないため、華麗な身のこなしで躱しつつ、
      瞬時に反撃するナルガクルガらしい動きは出来るだろう。前回避して尻尾を叩きつける方が効率は良いが
      本来はブレード攻撃からとびかかりに派生する筈なのに、操竜時は弱→強で逆のコンボになる。
      狩場を縦横無尽に飛び回り、黒疾風の迅さを体感するのもいいだろう。
    • 強攻撃3(↓+A)は「ビターン」でおなじみの尻尾叩きつけ。
      威力はそこそこで、叩きつけた瞬間に回避キャンセルが可能でひたすら連発出来るため、
      大技ゲージMAXから3回、4回と続けて当てられる技となっている。
      しかし発生が遅く、相手に先に攻撃されやすいため、
      何も考えずに打とうとすると対象モンスターの攻撃に当たり中断されてしまう。
      さらに、モーション発生前にやや後退する都合上、十分に近づかないと当たらないため、見た目以上に使いづらい。
      相手の攻撃を避けてから打つ、十分に接近する、回避キャンセル後にRを押して攻撃対象へ近付くなど、一工夫が必要。
      ちなみに尻尾攻撃後にYで突進離脱を行うと、頭の向いている方向(モンスターとは逆の位置)へ走り出す。
    • 操竜大技(X+A)はサイドステップからの尻尾叩きつけ2回。
      他のモンスターの大技と違って、技の出始めに攻撃判定が無いので、敵を怯ませる事が出来ない。
      ただし、尻尾の攻撃範囲は広く、まず2発とも外す事は無いので安心されたし。

MHR:S

  • マスターランクにも当然続投。
    MR3から登場とマガイマガドと共に他のメインモンスターより早い段階で登場する。
  • また、奇しくも同じ樹海出身であるエスピナスの登場ムービーにも出演。
    密林の遺跡内でランポス3匹を襲撃していた所、
    吹き飛ばしたランポスを打ち返しながらエスピナスが覚醒し、
    咆哮してナルガクルガに向かって突進するエスピナスを映して画面は暗転。
    「命で贖わねばならない」という語りから、本種の苦難を予感させる締めとなっている。
  • 新モーションとしては、MHW:Iで使用してきた左右に体を振りながらの突進が復活した他、
    2連ビターンに新しいバリエーションが追加された。
    ビターン1発目の後に横に回り込むような形で飛び上がり、角度を90度変えて真横から2発目のビターンを放ってくる。
    飛んでからビターンまでの速度は非常に早いため、特に接近していると見てから回避するのは難しく、
    かといって一方向にガードし続けていると角度が変わって捲られてしまうこともある。
    が、真横からビターンが飛んでくるということは前後方向ががら空きであるということになるため、
    回り込み2発目の予備動作を見たら通常のビターンとは逆に前後方向に回避すれば問題ない。
    回避距離のスキルをLv1でもつけておけばかなり安定して回避できる。
  • MHR:Sではセルレギオス等と共に裂傷状態が復活したのだが、
    MHW:Iで尾棘を使った攻撃についていたはずの裂傷効果は復活しなかった。
    アップデート第1弾で復活を果たしたナルガクルガ希少種が尾棘に毒を持っている事から
    そちらを上位互換として引き立たせる為なのかもしれない。
    或いはナルガクルガ希少種の尾棘を毒プラス裂傷とかいう悪魔的能力にさせない為か
    とは言え撒菱宜しく移動を阻害するトラップとしての役割は健在であり、
    立ち回りの際に注意が必要になる事に変わりない。

傀異化

  • 発売時点で傀異化した個体が実装されている。
    傀異化ランクは当時(Ver.10)の最高ランクだったEX★4。
    マガイマガドと共にVer.10時点で傀異化個体が存在する数少ないメインモンスターの一体であった。
    キュリアに取り付かれ暴走状態になっている傀異化個体だが、
    本種の場合体色がドス黒い赤に染まり凶悪さを感じられる見た目になっている。
    傀異化素材は「傀異化した牙」。
  • Ver.10時点での最高難度ランクだっただけあって戦闘能力の向上は著しく、
    半端な防御力ではビターン一発でキャンプ送りにされてしまうだろう。
    また、傀異化した個体の特徴として傀異凶化に連動して怒り状態に移行するため、
    基本的には怒り状態での戦闘を余儀なくされることも、火力の高さを引き立てている。
    そして傀異核が出現する部位が頭以外物理肉質が硬く、
    無策で狙っても簡単には破壊できず、体力の大幅増加も相まって狩猟が長引きがち。
  • 一方、属性弱点は変更されていないので雷属性に凄く弱いという特徴は変わらない。
    傀異核が出現する部位もほぼ全て雷がガッツリ通るので、
    攻撃力だけでなく雷属性を重視したビルドで挑むことで狩猟時間を大幅に短縮できるだろう。
    また、動き自体は据え置きなのでフレーム回避やGP・カウンターによる攻撃対処が行いやすく、
    傀異化した(鋭・重)牙を効率よく手に入れられる相手として、
    或いは高ランクの傀異化モンスターの練習相手としてうってつけという声が多い様子。
    • というか他の「傀異化した牙」担当が
      強烈な技と鬼火やられを持つマガイマガド
      隙のなさを解消するため手早く部位破壊を行いたいのに傀異化の仕様として部位破壊耐久値が上がっているベリオロス
      複数の属性と広範囲攻撃の厄介なガランゴルムであり、
      同ランクの「傀異化した爪」担当も軒並みヤバい連中だらけである事から、
      相対的にナルガクルガが傀異化との相性も悪くなくストレートな強さで練習/高速周回しやすいというのもあるだろう。
    • 強力な雷武器はEX★4の素材で最終強化に至る場合が殆どだが、
      タイミング的にその前に挑むであろう百竜ノ淵源は傀異化素材を必要とせず、
      どの武器種も驚天動地の雷属性値を有しているため本種の攻略にうってつけである。

登場ムービー

  • メインシリーズではこれまで7作品に登場しているが、
    MHXまでの作品においてはそれぞれ異なる登場ムービーが用意されていた。
    これは、前登場作品における登場ムービーの舞台となっていたフィールドがリストラされていたり、
    大幅な仕様変更が加わっていたためである。
    MHX→MHXXでは舞台である渓流に変化が無かったため、当然登場ムービーも変更無しとなった。
MHP2G
昼間の樹海で樹上からケルビに襲い掛かって仕留めるという内容。
因みにこのムービー、ティガレックスの登場ムービーと構成がよく似ている。
MHP3
ムービーの舞台が水没林へと変更された。
しかし、木陰からケルビに襲い掛かって仕留めるという流れであることに変わりはなかった。
BGMとしてテーマ曲のワンフレーズが流れる。
MH3G
やはり水没林での村クエストの初回受注時にムービーが挿入されるが、
MHP3の登場ムービーでケルビを襲っていたエリアが水没しているため、
登場エリアおよびムービーの内容が三度変更された。
なお、今回はこちらに対し臨戦態勢を取るというシーンの為、ケルビを仕留めていない。
口内の色で潜んでいるのがバレバレだったり、咆哮直前の飛び掛かりの着地で180°回転している等、
何かとツッコミ所の多いムービーだったりもする
  • ちなみにこのムービーのナルガは攻撃に移るまで
    凄まじいスピードで、しかも連続して飛び回る
    もしこのモーションが実戦で取り入れられようものなら、
    確実に希少種などよりも目やカメラで追うのが困難になるだろう。
MHX・MHXX
今回は舞台が渓流に移された。
ナルガクルガのドアップと同時に、SEと共に「迅竜 ナルガクルガ」のテロップが踊るという内容。
MHXの全ての登場ムービーに言えることだが、
インパクトはあるが少々味気ない内容なのが残念な所か。
MHW:I
古代樹の森に調査にやってきた主人公と受付嬢を樹上から強襲する形で登場。
その後、乱入してきた古代樹の主、リオレウスと激しい縄張り争いを繰り広げる。
飛行能力を駆使し、空から攻めるリオレウス。レウスのブレスを横っ飛びで回避し、
空中のリオレウスにすら躍りかかるナルガクルガ。
戦いは空中戦に移行し、樹間を跳びまわり翻弄するナルガクルガと、
それを追うリオレウスという形で、画面からフェードアウトする。
空の王たるリオレウス相手に、一歩も引かず空中戦を挑むナルガクルガの動きは必見。
本種の瞬発力と跳躍力の凄まじさがうかがえる迫力あるムービーである。
  • このシーンに登場するアプトノスの死骸は、
    いくつもの尾棘が刺さっているものの捕食した痕は見られない。
    狡猾と評されるほど知能の高いナルガクルガが、比較的楽に仕留められそうなアプトノスを、
    同じ古代樹エリアの上位肉食獣であるリオレウスやアンジャナフを呼び寄せかねない状況で
    そのまま放置するというのは、不可解な行動である。
    仕留めた獲物をいざ食べようとした所で、それまで感じたことの無い人間の気配を鋭く察知し、
    様子を見るため気配を消して樹上に潜んだという可能性もある。
    が、あのリオレウスとも正面勝負で渡り合う実力を持つ頂点捕食者級のモンスターが、
    人間サイズの大きさの生物、それもたった二体相手に取る行動としては、
    いささか過剰反応に過ぎるようにも思える。
    ひょっとしたら、ハンターの狩猟をどこかで目撃し、
    人間という生物が侮れない存在であると学習していたのかもしれない。
MHRise
大社跡内の縄張りをのし歩くナルガクルガ。しかし目の前を曲者が横切った為に怒り状態に突入、
眼を赤く光らせ目にも止まらぬ動きで距離を縮め、威嚇の咆哮をした後に襲いかかる……と言うところで終わる。
本作特有の琵琶の音とおどろおどろしい語りも勿論入っており、なかなかカッコいい。
今作では狙われたイズチが咄嗟にステップで初撃を躱してみせたため、珍しく獲物が仕留められるシーンは映っていない。
同骨格のベリオロスがオサイズチをムービー内で仕留めている事を考えると少し不思議である。

余談

  • 著書『モンスターハンター 発想の法則 メインモンスター誕生秘話』によると、
    「MHP2Gのメインモンスターはティガレックスの骨格を再び使いつつも、
    直線的なティガレックスとは逆の変化球なモンスターを作ってみる」というアイデアが草案だったらしい。
    ただ「忍者のような動き、尻尾を使った攻撃」などイメージは早期に決まったものの、
    MHP2からP2Gまでの1年という短い開発期間ゆえに見切り発進となったというのもあり、
    どのようにプレイヤーを遊ばせるかという事で
    色々と難産なところが多かったモンスターであったようだ。
    • 2021年3月9日に行われた生放送によると、メインモンスターの中でも3Dモデルの制作期間が短く、
      わずか4ヶ月で作られたらしい。
    • この巻いたスケジュールのしわ寄せは他の所にも来ており、
      MHP2Gのオープニングでは、樹海の闇からナルガクルガが咆哮と共に飛び出してくるというシーンで〆られるが、
      実はこのムービーの制作次点ではナルガクルガのモデルが完成していなかったため、
      目の赤い残光でどうにか誤魔化したという衝撃的な制作秘話が存在する。
      • とは言え、よく見ればティガ骨格であることはわかり、耳や刃翼のような反射も見られるため、
        大まかなデザインは既に固まっていたと思われる。細部の調整ができていなかったという事だろう。
  • 上記の『発想の法則』によると、ナルガクルガというネーミングの由来は「ナーガ + クーガー」。
    ナーガはインド神話や仏教に登場する龍蛇の姿を持つ種族の総称であり、
    クーガーは「山ライオン」とも言われる大型ネコ科動物・ピューマの英語での呼び方の一つである。
    「竜のようでも獣のようでもあるモンスター」というニュアンスで名づけられたようだ。
    • ナルガクルガの威嚇モーションには尻尾を叩き付けるシーンが見られるが、
      実は現実のネコも不機嫌な時は尻尾を大きくパタパタ、時には地面に叩き付ける
  • テーマBGMは「闇に走る赤い残光」。怒り状態のナルガクルガそのもののタイトルである。
    ナルガクルガのスピード感を存分に表現したこの曲もまた非常に人気が高い。
  • 初登場したMHP2Gでは主な狩猟地が樹海だったこともあり、
    鬱蒼としたジャングルに潜む熱帯系のモンスターというイメージが強かったナルガクルガであるが、
    MHP3以降の作品では、むしろ樹海とは掛け離れた気候である渓流(や孤島)に姿を見せる事が多い。
    とりわけMHのフィールドでは珍しく『和』のイメージを醸し出す渓流でのナルガクルガは、
    その黒い体色、俊敏な身のこなし、刀のような刃翼での近接攻撃、
    飛苦無の如き尾棘を用いた遠距離攻撃などが正にモチーフである忍者を連想させ、
    見事に渓流の『和』のイメージとマッチしている
    更に専用BGMである闇に走る赤い残光も、
    渓流ではナルガクルガの忍者のようなイメージを引き立てており、
    現在ではむしろ渓流、『和』のイメージが強いプレイヤーも多いとか。
    • 一応熱帯林のイメージでも、「ゲリラ」や「原住民」のように、
      「森の中から不意打ちを食らわせる戦闘民族」は存在するため、
      ナルガクルガのイメージから大きくかけ離れているとは言えない。
      ベースのデザインが忍者なのは間違いないが、
      その辺りのハイブリッドな要素も含まれているのかもしれない。
  • ノベル版では第三弾にて登場。
    お家芸のビターンで地響きと共に地面を叩き割るなど、
    ゲームでは再現出来なかった真の実力を存分に発揮した。
    また、「近年確認された新種の飛竜種」であるがために情報が錯綜しており、
    主人公一行はどのアイテムがどれだけ有効なのか、
    決定的な確信を得られないまま狩猟に挑む事となる。
    (インターネットなどの便利な手段が存在しない)MH世界での情報の入手が如何に難しいか、
    そして何より「正確な情報」の重要性を再認識させられるストーリーである。
    また、第五弾では亜種も登場している。
  • MH4(G)ではまさかのリストラ。竜人問屋で素材だけの登場である。
    一応、旅団の看板娘の台詞の中でその存在は語られてはいるのだが、
    MH3Gでティガレックスを差し置いて希少種まで登場した代償を支払わされたのだろうか。
    • なお、MH4Gでは素材交換に希少種素材が追加されているが、
      残念ながら亜種素材の入手はできない。
    その後、MH4のシステムを引き継ぐMHXに復活参戦
    飛びかかって攻めるナルガクルガVS高台やエア回避を駆使して飛びかかるハンター、という図式が誕生した。
  • 2023年6月7日放送のモンスターハンターライズ:サンブレイク スペシャルプログラム Finalでは、
    ライズのモンスター狩猟数ランキングで2位となったことが発表された。
    MHRiseの項にあるように、装備面が際立って優秀であったことが主な理由であろうか。
  • 最早お馴染みとなったターゲットカメラの実装によって、
    ナルガクルガの機敏な動きもかなり捕捉しやすくなったと言える。
    特にナルガクルガは「動き続ける」よりも「素早く動いて接近・制止する」傾向が強いため、
    ターゲットカメラで動きさえ捕捉してしまえば、回避からの反撃もし易いので相性がいい。
    このように狩猟の難易度が相対的に低下したため、「モンスターハンター 発想の法則」によれば、
    トリッキーな動きで惑わす効果が薄れたことで、弱体化したと感じたプレイヤーもいたとのこと。
    ナルガクルガ希少種で飛び回ると姿をくらます特性が取り入られたのはこの対策故なのだろうか。
  • モンスターハンター展にて放映された
    「祝10周年!歴代人気モンスター集まるニャー!」というムービーでは、
    ジンオウガと相対する形で登場する。
    Pシリーズの看板が雄叫びを上げ合うシーンはアツい。
  • あまり知られていないが、ナルガクルガの公式サイズは2003cmとされている*7
    これはジンオウガの1.4倍近い全長であり、歴代メインモンスターでもかなり大きい部類と言える。
    尤も、この全長は伸縮する尻尾を限界まで引き伸ばした状態を計測したと思われる数字であり、
    ムービー内での背景で測ると尻尾込みで精々1600cm前後といったところ。
    更に体格自体はそこまで大きいというわけではない。
    むしろ姿勢の影響もあって他の大型モンスターと比較するとやや小柄であると捉えられることもある。
  • 一部のハンターにはあろうことかリスのように見えるらしく、かわいいかわいいと大評判。
    また、ドスメラルーと呼ばれることもある。
    pixivでは、「にゃるがくるが」というタグまで用意されており、
    それで検索すると可愛らしくデフォルメされたナルガクルガのイラストを多数見ることができる。
  • 芸能界でもトップクラスのモンハン好き芸人として知られる次長課長・井上聡氏の、
    最もお気に入りのモンスターがこのナルガクルガである。
    2012年3月に発行された特別雑誌『モンハンぴあ』で名前を挙げ、
    カプコンTVではサプライズとして復活したナルガクルガの狩猟をいち早くプレイするなど、
    開発からもそのように捉えられているフシがあるようだ。
  • 海上自衛隊の潜水艦に、ナルガクルガの別名と同じ読みの名前を持つ潜水艦「じんりゅう」が存在する。
    ただし、漢字で書くと「仁龍」となる。
  • モンハンシリーズの20周年を記念し、
    メインシリーズに登場した大型モンスター全229種を対象に行われた「モンスター総選挙」では、
    第7位という高順位にランクイン。
    人気ある後輩モンスターたちにも引かず、昔からの大人気を示す結果となったと言えるだろう。
    • かつて日本のみで行われたMHXでの人気投票では第3位だったが、
      やはり日本からの人気は衰えていないようで、
      日本のみの集計ではやはり変わらず第3位にランクインしている。
      また、当時トップ3であった和風の雰囲気を持つメインモンスター仲間の
      ジンオウガ、タマミツネらも高順位を記録している。
    • なお順位の発表のあったスペシャル番組では、ナルガクルガの誕生秘話にも触れられている。
      以前からかなり短い期間で製作された事が明かされていたが、
      やはり「即作られた」「検証なんて出来なかった」「なんかもう早いティガレックス作ろう」
      という発言も飛び出すほど慌ただしい製作状況だったようだ。
      企画から製作、完成に至るまで迅いとはさすがは迅竜と言うべきか。

素材

  • 初登場作品であるMHP2Gでは下位個体がおらず、基本の鱗素材は上鱗と厚鱗のみの登場。牙に関しても同じ形。
    骨髄も同作時点では未登場で、上位レア素材としては延髄の方のみ登場している。
    その一方で、黒毛と刃翼は上位素材が基本形のものであり、「上黒毛」「鋭刃翼」は存在していない。
    下位個体が実装されたMHP3以降にようやく素材の設定は下記の形となった。
迅竜の瞳
ナルガクルガから剥ぎ取られた眼。特産品ランクは★6。
武具の素材として加工する事は出来ず、モガの村の希少特産品として扱われる。
死してもなお鋭い眼光を残しており、大きな防犯効果があるという。
迅竜の鱗
黒毛の下に隠れているナルガクルガの鱗。硬い材質で、防具によく使われる。
それなりの硬さを持つにもかかわらず、非常に軽く滑らかとなっている。
硬度と軽さを両立した上質なものは「上鱗」、
軽さをそのままにより分厚く発達したものは「厚鱗」と呼ばれる。
通常種、亜種、希少種、二つ名個体のそれぞれで用途が異なり、別物として扱われる。
  • 獰猛化した個体からは通常種のモノより全体的に黒ずんでみえる、
    「獰猛化迅竜鱗」と呼ばれる特殊な鱗が入手出来る。
迅竜の黒毛
ナルガクルガの体毛。硬い材質で、防具によく使われる。
鱗が特殊な進化を遂げた姿で、暗闇に溶け込む漆黒をしている。
非常に滑らかで、動きを阻害しないとともに、敵の攻撃を受け流す防御の役割も果たしている。
より黒さを増した上質なものは「上黒毛」、より艶やかで張りのあるものは「豪黒毛」と呼ばれる。
通常種、亜種、希少種、二つ名個体のそれぞれで性質が異なり、別物として扱われる。
迅竜の尻尾
伸縮自在のナルガクルガの尻尾。強靭な材質で防具によく使われる。
振り回したり叩きつけたりする事でナルガクルガの強力な武器となり、
武具にもその性質が利用される。
より屈強な個体のものは「靭尾」と呼ばれる。
通常種・亜種・希少種で素材の価値と名称に変化はなく、一括して扱われる。
迅竜の牙
ナルガクルガの牙。鋭い材質で、武器によく使われる。
噛み砕く事より切り裂く事に特化している。
一本一本は小振りだが、鋸のように立ち並ぶ事でその切断力をさらに高めている。
より鋭く発達したものは「鋭牙」、それ以上に鋭く太く発達したものは「重牙」と呼ばれる。
通常種、亜種、希少種のそれぞれで用途が異なり、別物として扱われる。
迅竜の尾棘(びきょく)
ナルガクルガの尻尾に生えた棘状の鱗。汎用性が高く、幅広い用途に使われる。
非常に鋭く、興奮すると逆立って更に殺傷力が増す。
尾を振り回すことで撒き散らし、飛び道具としても用いる。
重さと鋭さを兼ね備えた最上質なものは「重尾棘」と呼ばれる。
通常種、亜種、希少種のそれぞれで用途が異なり、別物として扱われる。
迅竜の刃翼
ブレード状に発達した翼。鋭い材質で、武器によく使われる。
本来は邪魔な木々を払う山刀のようなものだが、対象を容易く寸断する強力な武器ともなる。
より鋭く発達したものは「鋭刃翼」、それ以上に鋭さと硬度を増したものは「剛刃翼」と呼ばれ、
亜種・希少種のものはまた別の素材として扱われる。
導きの地に生息する個体からは「暗殺者の刃翼」が入手できる。
その中でも歴戦の個体のものは「歴戦の刃翼」と呼ばれる。
迅竜の骨髄
ナルガクルガから得られる骨髄。剥ぎ取るには高度な技術が必要。
ナルガクルガの俊敏性の秘密があると噂されている。
迅竜の延髄」という素材も存在する。
こちらはなぜか触れただけで身を切り裂かれたような苦痛を味わい、加工は困難を極めるという。
そんなものを難なく剥ぎ取るハンターとサクッと加工できる武具屋は一体...
迅竜の天鱗
極めて強靭な個体からごく稀に入手できる特殊な鱗。
通常種・亜種・希少種共通の素材で、特に通常種と亜種から入手できる素材の中では、
最も希少性の高い素材である。

関連項目

モンスター/ナルガクルガ/派生作品
モンスター/ナルガクルガ亜種
モンスター/ナルガクルガ希少種
モンスター/白疾風ナルガクルガ
武器/ナルガ武器 - ナルガクルガの素材を用いた各武器へのリンクあり。
防具/ナルガシリーズ
BGM/ナルガクルガ戦闘BGM - ナルガクルガのテーマ曲「闇に走る赤い残光」についての記述あり。
アクション/ビターン
クエスト/○○の隠密部隊 - 通常種の三頭連続狩猟クエスト
モンスター/ベリオロス ‐ 近縁種。MH3時代、モーションが同じ飛びかかり攻撃を使用していた。
モンスター/ティガレックス - ゲーム内では様々な所でナルガクルガと対をなしている。
ゲーム用語/ソニック - 初登場時から現在に至るまでナルガクルガの狩猟数によって得られる称号が「ソニック」。MHRiseのソニックコラボクエストではターゲットに抜擢された。


*1 もっとも、最大の弱点が変更になっただけで火も十分に通る
*2 Sシリーズでも同じくレア度は5、他のメインモンスターの防具は6である。
*3 同日にはカプコン公式によるスペシャルプログラムの他に、SIEによるPS4新作ソフト発表プログラム「State of Play」も配信されており、そちらで先にMHW:Iの情報が公開されていた。
*4 過去作では35
*5 MHX(X)では高低差の多いMH4(G)フィールドに登場していなかった
*6 オドガロンの噛みつき→尻尾薙ぎ払いつつ後退・ドスギルオスの複数回噛みつきつつ前進
*7 ハンター大全、上述の10周年記念ムービー共にこの数値であり、歴とした公式設定である