モンスター/バギィ

Last-modified: 2024-01-30 (火) 10:52:35
種族
鳥竜種(竜盤目 鳥脚亜目 走竜下目 狗竜上科 バギィ科)
別名
眠狗竜(みんくりゅう)
英語表記
Baggi
危険度
MH3・MHP3・MH3G:★2
登場作品
MH3, MHP3, MH3G, MHRise, MHR:S, MHXR, MHST, MHST2
狩猟地
凍土, モガの森, 寒冷群島, (獄泉郷*1, *2)

目次

生態・特徴

寒冷地帯に生息する小型の肉食竜。ジャギィと同じく狗竜上科に分類される。
雪原や氷壁などの背景に溶け込みやすい蒼白色の身体が特徴で、
ジャギィと比べると耳が小さく、背中などには細かな体毛を持つ。
ジャギィやジャギィノスとは違い、雌雄共にジャギィほどの大きさにしかならないが、
群れのリーダーとして君臨する雄個体のみ、場合によっては通常の個体の数倍にまで巨大化する。
生活環境の厳しさ故か、小柄な見た目からは想像がつかないほど強い生命力を持つ。
また、非常に高い知脳を持つ事でも知られており、仲間との巧みな連携を取って獲物を追い込む。
口からは強力な催眠作用を含む特殊な体液を吐き、浴びた者を僅か数秒で昏睡させてしまう。
獲物を発見すると群れで周囲を取り囲み、この体液を一斉に吐きかける事で眠らせ、
抵抗力を失ったところを狙い、そのまま止めを刺して捕食する。
場合によってはポポなどの比較的大柄な体格の獲物でも狙う事もあり、
小さいながらも凶暴性や危険度は決して低くはない。
極寒の環境に鍛えられた鱗や皮は見た目以上に丈夫で、利用価値はなかなか高い。
また、前述した体液を作り出す内臓器官(睡眠袋)は、ある程度力を付けた個体のものであれば、
大型モンスターの素材とほぼ同じ加工を施す事ができる。

概要

  • MH3で初登場の鳥竜種。睡眠液を吐きかけ獲物を眠らせ捕食する。
    どう見てもジャギィの色違いだが、鳴き声がジャギィより低く、体力もそこそこある。
  • ドスバギィが居ない時は積極的に攻撃してくる事は無いが、
    ドスバギィがいると牙が折れていないドドブランゴの周りのブランゴや、
    ドスガレオスと戦っているときのガレオス並に積極的になり、睡眠液を吐きかけてくる。
    もちろん当たれば眠る。鬱陶しいことこの上ないのに処理してもすぐ呼ばれる
    また、ドスバギィが居ない時と比べると、噛み付きや尻尾などによる肉弾攻撃の頻度が明らかに減る。
    つまり、眠らせて仕留めるためなのだろう。
  • なお睡眠ブレスを吐くのは「同じマップに大型モンスターがいる時」のみ。
    ここで気をつけたいのは「同じマップにドスバギィがいる時」ではないことである。
    同じマップにいるのがギギネブラだろうがベリオロスだろうがイビルジョーだろうが
    逃げることなくハンターに向かって容赦なく睡眠ブレスを吐いてくる。そこまでして邪魔したいか
    大型モンスターが同エリア内にいないときの動きはジャギィと同じである。
    バギィと離れていればちょっかいは出されずにすむので、
    防衛のために吐く睡眠ブレスを誘発させないように、オトモは大型一筋の方がオススメ。
    • 獲物を眠らせておいてトドメを強者に譲ることでおこぼれにあずかろうとする、バギィなりの知恵なのかもしれない。
      ハンターにとってはどちらにしろ煩わしいだけなのだが。
  • 睡眠ブレスの厄介さは相当なものなので、隙を見て始末しておくといい。
    ただし、ドスバギィとの戦闘では掃除しても次から次へとドスバギィが呼び寄せてしまうので
    掃除は諦めてネコの不眠術を発動させるほうが精神衛生上よい。
  • ジャギィやフロギィと同様に大型モンスターとの戦闘が始まると離れた場所に退避するのだが、
    バギィはただ離れて吠えるだけではなく、辺りを警戒しつつじわじわと近寄ってくることがある。
    なかなか厄介な行動だがただ近寄ってきてこちらの隙を突いて攻撃してくるだけに留まらず、
    大型モンスターがハンターとかなり近い距離で暴れているなどの近寄るのが危険な状態では
    接近自体を途中で諦めてそそくさと退避することもあるなど、地味に挙動が凝っている。
    離れても近寄ってくるのが鬱陶しいなら、大型モンスターの攻撃に巻き込んだりして倒しておくのもいい。

MHR(:S)

  • MH3Gからおよそ10年ぶりに、MHRiseにて復活。
    この作品では親玉と同じく「眠狗竜」の別名が与えられた。
  • 今作も親玉のドスバギィと共に寒冷地である寒冷群島にて姿を見せる。
    なお本格的な参戦が判明したのはPV3であったが、
    PV2にてフルフルの咆哮と共に電撃をくらうバギィが一瞬写るというチラ見せがあった。
    MH3Gからの復活だけあってグラフィックの向上も素晴らしく、
    鱗や尾の体毛も精密に描写されている他、トサカ周辺が厳つくなっており、
    親玉の登場ムービーで語られた「青白い鬼」の様相が現れているようにも見える。
  • なお、寒冷群島には後輩の鳥竜種であるイズチも姿を表す。
    また肉食小型モンスターにはガブラスやスクアギルも棲息しているため、
    寒冷群島はニッチが被っている小型モンスター達の縄張り争いが激しそうである。
  • サンブレイクにおいても登場しているが、
    マスター級素材が手に入る様になった事以外は大きな変化は無い。
    しかし、人によっては精気琥珀目当てで傀異化ドスバギィを周回する場合も有るであろうが、
    その際には一応取り巻きのバギィに横槍を入れられない様にすると良いか。
    睡眠耐性やひるみを無効にするスキルが有れば殆ど気にならないだろう。
    • MRで行けるようになった城塞高地にも寒冷地が存在するものの、そちらへの進出は見られない。

MHST

  • MHSTにて先輩のギアノスや後輩のフロギィ、マッカォを差し置いて久々に復活を飾った。
    親玉であるドスバギィと一緒に、セリオン山などをうろついている。例によってオトモン不可。
    やはり小型鳥竜種の常かスピード攻撃ばかりだが、三すくみに影響しない睡眠液も吐いての妨害も行なう。
    他のモンスターと一緒に出てきた際には非常に危険なため、早めに討伐しておきたいところ。
    • MHRiseでは親玉と同じ「眠狗竜」の別名が与えられたが、本作においては別名が付いていない。
      これはMHST2でも同様。

MHST2

  • 続くMHST2にも登場。
    親玉のドスバギィと一緒にロロスカ地方の雪原地域などをうろつく。前作と比べて登場がかなり早くなった。
    相変わらずスピード攻撃メインだが、本作での仕様変更に伴い睡眠液もスピード系の特技になったため、
    相性のいいテクニック攻撃を使えば睡眠液で眠らせられる心配は無くなった。ただし若干のダメージが入るように。

余談

素材

バギィの鱗
バギィから剥ぎ取った青白い鱗。氷原では保護色となり、二重の意味で身を守る。
バギィは基本的には辺境に生息しており、しかも凶暴性や生命力も高いため、
ジャギィの鱗などと比べると希少性が高い。
上質なものは「バギィの上鱗」と呼ばれ、より強力な武具の製作に利用される。
バギィの皮
バギィの鱗の下に隠れている皮。なめらかな手触りが特徴。
凍土の過酷な環境にも耐えられる丈夫な皮で、利用価値は高い。
こちらもジャギィやフロギィの皮に比べると多少価値が高い。
睡眠袋
強力な催眠性の体液を生み出すバギィの内臓器官。
このような内臓器官系の素材は中型及び大型モンスターから得られる場合が多いが、
上位以上のバギィからはこの睡眠袋を直接剥ぎ取って入手する事ができる。

関連項目

モンスター/ドスバギィ
モンスター/ジャギィ


*1 ドスバギィに伴う形で登場
*2 ドスバギィに伴う形で登場