モンスター/ヒプノック

Last-modified: 2023-08-18 (金) 05:22:28
種族
鳥竜種(竜盤目 鳥脚亜目 鳥竜下目 ヒプノック科)
別名
眠鳥(みんちょう)
英語表記
Hypnocatrice
登場作品
MHF, MHP2G
狩猟地
樹海, 砂漠, 森丘, 密林, 旧密林

目次

生態・特徴

メゼポルタ地方の開拓が本格的になる前後に発見された大型の鳥竜種。
イャンクックやゲリョスなどとは違い、身体は色鮮やかな羽毛に覆われており、
大型鳥竜種の中でも鳥類に近い外見となっている。
しかし、翼は羽毛ではなく皮膜でできているなど、飛竜としての特徴もしっかりと確認できる。
温暖な気候を好む傾向があり、樹海や砂漠での目撃情報が多い。
近年ではシュレイド地方の森林地帯などでも、稀にではあるが目撃されるようになった。
入り組んだ鋭い嘴に扇のように広がる尾羽、鳥竜種にしては太めの尻尾等、なかなか特徴が多い。
その姿は絶滅種の生物であるボルドルに酷似しており、直属の子孫ではないかと考えられている。
生物を眠らせる効果のある白色のブレスを吐くことから《眠鳥》と呼称される。
このブレスの睡眠効果は、餌として摂取したネムリ草や眠魚の成分によるものである。
その他に小動物や虫、魚に繊維質の植物、
さらには他の大型モンスターの食べ残しや腐肉と、とにかく何でもよく食べる雑食性。
歯は無いため餌は丸呑みし、あらかじめ呑み込んでいた石(胃石)ですり潰して消化しやすくしている。
この胃石は時折交換のために吐き出されるが、時々宝石と見紛うほど美しいものを吐き出す事がある。
基本的には臆病な性格で、ブレスで外敵を眠らせ、その隙に逃走してしまう場合が多い。
しかし、縄張りへの侵入者に対しては鋭い嘴や爪を使った攻撃を仕掛けてくることもある。
ブレスによって眠らされてしまうと、無防備のままに強烈な追撃を受けてしまう危険性があり、
一部では「死に至る眠り」として恐れられている。
怒ると翼を大きく広げ、(咆哮というほどの大音量ではないものの)鋭い声を上げて相手を威嚇する。
外敵に対する戦法は個体によって若干異なるらしく、
橙色が目立つ通常の羽色の個体はブレスを撒き散らしながらの突進をしたりするが、
様々な色で鮮やかになった羽色の個体は連続で跳躍しながらの跳び蹴りを主要な攻撃技としている。
なお、繁殖期になると全身の体毛が蒼色に変わり、行動パターンにも変化が見られる。
形や見た目が非常に美しい素材が多々入手できることで知られている。
中でも色とりどりの尾羽や前述した胃石は、それ単体でも非常に価値の高い代物として珍重される場合も多い。
しかし、その美しさや取引価格に心奪われるあまり、
それらを入手しようとハンターとしての技能や装備を持たない一般の人々が
自力で狩猟を行おうとする場合まであり、時折問題となる。

概要

  • 鳥竜種に属し、主に樹海に生息する。
    変種ではあまり例がないが、下位や上位では砂漠のクエストもそこそこある。
    MHFでは下位・上位・凄腕・G級クエストに登場する。
    • 設定上は「臆病で外敵を眠らせた隙に逃げる」とされているが、ゲーム中ではそんなことは無い。
      縄張りに侵入してきたハンターに対しては積極的に襲いかかってくる。
      しかも臆病どころか比較的怒り易く、怒り状態が解けても1分弱でまた怒ることも珍しくない。
      ヒプノックから見たハンターの危険度はどの程度なのだろうか?…まさかランポス×3以下?
      まぁ彼らは野生動物であるので、時に古龍すら単独で打ち倒すとはいえ、
      ランポス一匹と戦って勝てるかどうか疑わしい普通の一般人と同じ人間であるハンターの危険性を
      正確に判断するのは難しいのかもしれないが。
  • 睡眠ブレスを使用する珍しいタイプのモンスターであるが、
    これは摂取した餌による影響であり、実も蓋もないがババコンガの睡眠ブレスと原理的には大差ない。
    そのためか、睡眠属性への耐久値が意外と低い。
    過去にはこれを利用したハメが開発されたこともある。
    こちらとしては狩猟しやすくて助かるのだが、それでいいのか眠鳥。
    なお、ヒプノック装備は睡眠無効が発動することが多いので、
    体内的には何らかの抗体のようなものが無いわけではないのだろう。
  • 当然というべきか、ヒプノックの素材で作成される武器には睡眠属性値がついている。
    狩猟笛のマドロミオーボワは睡眠属性380が付加し、一部ハメ技において非常に有用、
    大剣のキングナルコレプターは睡眠属性400であり、ソロでの睡眠溜め斬りなどに運用できる。
    また、イベント武器ではあるが、片手剣の「超カラクリヒプノック」も、
    実装当初から睡眠属性武器として猛威を奮い続けてきた。
    現在では唯一G級系統に強化可能な超カラクリヒプノックを除いて、
    それほどピックアップされている訳ではない。
    そもそも彼の武器は強化の途中で色が繁殖期カラーに変わるものが殆どであり、
    原種カラーの武器を狩場で見かけることは昔からほぼ皆無に近かったのである。
  • 弱点属性は火属性と雷属性。
    ただしMHFのオリジナルモンスター全てに言えることだが劇的に通るというほどではない。
    通常個体とG級個体は属性への耐性が共通しているが、変種は弱点部位が異なる。

MHF

変種

  • 後述するが、フォワード.5までは下手な古龍に匹敵するほどの凄まじいタフネスを持つことで知られていた。
    現在では大幅に弱体化されているとは言え、その体力はイャンクック変種の約3倍
    キッチリ弱点を狙っていかないと討伐に時間がかかってしまう。
    • その弱点だが、変種モンスターにしては珍しく足が脆い。
      特に打撃属性では最大の弱点となっている。
      脚が自慢のヒプノックなのになんか変だと思うハンターも少なくないだろうが、
      MHFのヒプノックは原種通常個体なら特段足を活用した攻撃は行わない。
      蹴り技を多用するのは後述する特異個体と希少種である。
      また、ヒプノックはフルフルに負けないほど転びやすい。
      そのため脚を攻撃されてダウンし、無防備な所をたたみかけられることもしばしば。哀れである。
      一方で斬属性の最大弱点は通常狙いにくい背中、弾属性は通常弾でないと有効打を与えにくい頭となっている。
      罠や麻痺も有効に活用していくとよい。属性弱点はあまり変わっていない。

G級

  • MHF-G5.2下の2014年10月1日から解禁された。難易度は★1。
    MHF-G5時点で内部データにG級武具が含まれており、G級進出はその段階で判明していた。
    • かつて変種がとてつもない耐久力でハンターを苦しめ、
      MHP2Gでは村長上位・集会所G級のみという終盤の相手であったが、
      こちらでは一転してドス系やイャンクックと並び鳥竜種最弱クラスとなってしまった。
      相方のアフロ鳥傾雷鳥との兼ね合いがあったにしろ、少し不憫であるかもしれない。
      しかし★1モンスターのイャンクックと比べるととてつもなくタフとなっている。
      また、かつてのハメ狩猟に対する対策か、睡眠耐性が変種の4倍となっており、
      耐性上昇値に至っては変種の18倍と劇的に強化されているため、
      かつて流行った睡眠ハメ完全に不可能である。
      更に脚の肉質も大幅に硬くなっており、G級のシステム上転倒ハメも難しい。
    • 大雑把に言うと柔らかい頭・首・腹と硬いそれ以外の部位という構成で、
      腹は攻撃を当て続けるのは難しい為、頭周りが弱点でそれ以外は大体どこも同じという肉質になっている。
      耐属性は原種と全く変わらないが、全体的な肉質の硬化により相対的に属性が有効な部位も増えている。
  • 新技としてサマーソルトを習得している。
    その場で2回ほど跳ねるのが予備動作で、直後にサマーソルトを行って着地する。
    着地の際は尻餅を付くような格好になり、なぜか周囲に催眠ガスが噴出される。
    ビジュアルやブレスのメカニズム的にの可能性も否定できない
  • 武器は睡眠属性だが、穿龍棍とスラッシュアックスFが新たに登場。他に片手剣、狩猟笛、ハンマーがある。
    いずれも属性値をやや抑えてその分物理に特化した性質になっており、
    Lv50まで強化しきった際のスペックはGR7武器を初めとした強力なG級武器に引けをとらない。
    防具は鼓舞と三界の護りが付与されており、MHF-G5以降のG級防具同様、防具自体の性能も高め。
    ただしGR1防具なのでGX防具に派生しないとそこまで高い耐久性は得られない。
    また、★5モンスター素材となる上竜翼が強化素材に含まれており、
    ★1モンスターが精一杯の状態ではGF防具すら最終強化まで到達できない。
    常時配信のデイリークエスト「楽々強化!特典防具【その2】」で上竜翼を入手できるので、
    すぐに欲しいのなら検討してみてもよいだろう。
  • なお、MHF-Gのプロモーションムービーでは相方と求愛ダンスを比べっこしていると思わしきシーンがあるが、
    ヒプノックとファルノックの2頭同時クエストが実装されるのかは不明。
    ちなみにヒプノックの2頭同時クエストは実装されている。
    • MHF-GにおけるG級クエストの中で、2頭クエストはかなり珍しい。
      他に存在しているのは、部位破壊の無い中型鳥竜の素材救済クエストか、
      つがいの2頭が同時に登場し専用素材が入手できるクエスト、
      元々2頭同時クエストを前提としているモンスターの狩猟クエストくらいで、
      何故ヒプノックだけ2頭クエストが用意されているのかは謎。

特異個体

  • 見た目の変化
    • 眼が黄色
    • トサカが長くなっている
    • 嘴が赤い
    • 全身が淡く赤みを帯びている
    • 爪先が赤い
    全体的に落ち着きがなくなり、希少種のような暴走攻撃や、
    後述するMHP2Gからの逆輸入にアレンジを加えた飛び掛りながら素早く3回蹴りつける攻撃なども用いてくる。
    中でも特徴的な鳴き声を放ちながら求愛ダンスをする攻撃は、
    威力も馬鹿にできないほど高く、求愛ダンス中に足元でスーパーアーマー付の攻撃をしていると、
    たとえ覇種防具や秘伝防具といったHR帯における最強クラスの防具を身に着けていたとしても、
    その威力の高さからあっという間に力尽きてしまう。これは変種のみならず、下位も例外ではない
    • また眠鳥らしい攻撃として、
      霧状に展開した睡眠ブレスを羽ばたきによって広範囲に拡散させるといった行動も。
      上記の蹴りであるが変種ともなると生半可な防具だと剣士でも即死しかねない威力になるので注意が必要。
  • 特異個体の鳥竜種はHC補正を受けてもほとんどが小→大になるだけなので、
    元々SAのある武器種などでは大した問題にならないのだが、
    ヒプノックは元の風圧が大なので龍風圧を放ってくる。
    このため、龍風圧無効以上の保護スキルが無ければかなり苦戦することとなる。

辿異種

  • MHF-Zより登場した新種。
    以下の辿異クエストで登場する。
ヒプノックの辿異クエスト
受注可能GRクエスト名
GR200極嘴を備えし眠鳥
GR400熟眠の誘い
GR600悪夢の歌
GR800夢歌の嘴
  • 辿異種のモンスターはいずれもが「発達部位」と呼ばれる部位を有しており、ヒプノックの場合は嘴が該当する。
    その嘴は淡く水色を帯び、より巨大化、そして湾曲している。
    また左右で目の色が違い(青とオレンジ)、
    一定条件下ではUNKNOWNやナルガクルガのように残光が走るようになる。
    対峙すればその異様さに圧倒されることだろう。
    また、その発達した嘴と後述の理由から「夢歌の嘴」という異名を持つ。
    • 基本的には樹海で姿を見かけるモンスターだが、
      GR400とGR600は、通常個体があまり姿を見せなかった森丘での狩猟となる。
  • 辿異種ヒプノックは尻尾の破壊も可能となっており、部位破壊を達成すると尻尾に傷がつく。
    ファルノックのように切断はできない。
    発達部位ではないが、こちらを破壊することでも専用の素材を得られる。
  • 辿異種ヒプノックの武器は大剣・片手剣・ハンマー・狩猟笛・ガンランス・スラッシュアックスFの6種が存在。
    その特徴的な嘴…と言うよりヒプノックの頭そのものを大きく前面に押し出したデザインである。
    また、シャボン玉を思わせる透明な装飾も使われており、
    狩猟笛ではこれが常に浮き沈みしている他、
    スラッシュアックスFではこれがそのまま剣モードの刃として利用されている
    例の薬液を使ったシャボン玉なのだろうか。
    そして防具「ヒプノZシリーズ」も例外ではなく、
    女性剣士用以外の頭部位はヒプノックフェイクとでも呼ぶべきシロモノとなっている
    (女性剣士用も、顔が隠れてはいないがちゃんとヒプノックの巨大な嘴があしらわれている)。
    ヒプノックのフェイク装備と言えば例の腰ミノが既に存在しているが、
    こちらは更に、露出度で言っても凄い事になっている
    また、耐睡眠強化の辿異スキルが剣士・ガンナー共に腕部位で発動する。

戦闘概要・主な技

  • 一応辿異種ヒプノックはG級特異個体がベースにはなっているのだが、
    尻尾回転が完全にオミットされており、特異個体からも3回蹴りつけなどを使用しなくなっている。
    また、風圧は普通の「風圧【大】」である。
  • 辿異種ヒプノックは、睡眠の更なる強化系である熟睡状態を使いこなす。
    睡眠ブレス等に被弾してしまうと一瞬でその場に倒れてしまい、そのまま長時間眠り続けてしまう。
    これだけならただのウザったい行動に過ぎないのだが、
    辿異種ヒプノックは熟睡状態のハンターが現れると特異な音色で鳴き始める。
    すると熟睡状態のハンター突如悶え苦しみ、体力があっという間に減少していく
    熟睡状態で苦しむハンターの画面にはサイケデリックなエフェクトがかかるという、
    まさに悪夢のような攻撃である。
    公式サイトの表記、及びGR600のクエスト名からこの行動を「悪夢の歌」と仮称して以下記載していく。
  • 悪夢の歌を喰らったハンターは、目覚めることなく無抵抗のまま体力を削り続けられる。
    一応根性札グレートや魂の再燃は有効だが、それで回復しても目覚めない上に
    ヒプノックもハンターを力尽きさせるまで執拗に歌い続ける(正確には一定時間歌うと止まる)。
    また熟睡状態自体が無防備な状況であり、悪夢の歌でなくても何かしらの追撃を受けてしまいやすい。
    従って、熟睡状態に陥ってしまったら味方に援助してもらわない限り無事には済まされないだろう。
    • 熟睡状態、の部分が強調されていることがミソで睡眠状態のハンターには反応しない
      あくまで夢を見るほど深い睡眠であることが歌が機能する条件なのだろうか*1
      そのため、下記の耐睡眠強化対策はかなり大きい効果を発揮する。
    • なお起こし方自体は変わっておらず、キック一発で目が覚める。
      NPCやホルクも熟睡状態のハンターに対して反応し解除行動を取ってくれるため、
      他の辿異種の状態異常に比べれば有情なところも。
      とは言え状況によってはそのまま放置されたり、そもそもNPCが離脱していることもある。
      また、ホルクの「サポート重視」で飛ばされる羽根は、
      MHF-G以降睡眠でふら付いているハンターを狙う設定になっているためか、
      完全に地面に突っ伏したハンターには羽根を外すこともしばしばある(後にある程度解消された)。
      そのため過信は禁物である。
      ちなみに、熟睡状態になったハンター(NPC除く)からはサインが自動発信される。
    • この熟睡状態は、辿異スキル耐睡眠強化」で睡眠無効を強化することで
      通常の睡眠状態にまで軽減が可能。
      完全無効化はできないが悪夢の歌を封じれるため軽減の意義は大きく、
      後述の点からPT全員(NPC除く)がこの対策を施していると
      辿異種ヒプノック戦における狩猟難度を大幅に下げる事にもつながる。
      ハンターナビ報酬で手に入るラースシリーズと耐睡強化カフと組み合わせて運用してもよいだろう。
      ただ防御力はそれなりなので、みなもとがあると安心。
      慣れないうちは元気ドリンコとその調合分の素材をフルで持ち込んでおきたい。
  • 睡眠ガスが全て熟睡効果を有しているのは言うまでもないが、
    更に睡眠ブレスの着弾地点にシャボン玉が生成されるようになっている。
    このシャボン玉は一定時間滞留し続け、しばらくと炸裂して睡眠ガスを撒き散らす。
    攻撃で割ることは可能だが、ハンター自身が触れてしまうともちろん熟睡状態となる。
    ガンナーならばともかく、近接武器でシャボン玉を割る場合は注意。
  • 怒り状態への移行時などに鋭い鳴き声を上げるのがヒプノックの特徴だが、
    辿異種はこの際になんと超咆哮を発する
    頻度としては少ないものの、不意打ちを食らってしまわないよう注意しよう。
    なお、嘴を破壊すると超咆哮を発することができなくなる。
  • ちなみに超咆哮と連続踏み付けの初弾を除くと、
    睡眠ガスも含んだ全ての攻撃でノックバック無しガードが可能である(ガード性能+2発動時)。
    一部の攻撃は内部的に多段ヒット扱いになっているため注意が必要だが、
    反射スキルを発動させている場合、多くの反射エフェクトを飛ばして反撃することができる。
    なお睡眠ガスはガード性能+2がないと眠らされてしまうので、
    ガードをメインにするのであればガード性能+2は必須と言える。
  • 体力は30000あるとはいえ、★4でも全体防御率0.12と極端手前の数値をマーク。
    肉質も20前後とそれ以下の部位が目立ち、防御率も0.02低いエスピナスと比べると優しい…と、
    (下記もされているが)初期4種の中では辿異種入門という評を感じやすい耐久力に落ち着いていると言える。
    とはいえ★4の攻撃倍率が14.30と非常に高いので、攻撃をしっかり回避して立ち回れるのが前提であるが。
    なお、どの武器種も発達部位の頭が最大弱点となっているが、
    大きくなったとは言え、他の辿異種と比べると小さい部位であるのは否めないため、
    しっかり狙っていかないと破壊は難しくなるだろう。
  • なお当時の価値観においては、辿異種ティガレックスに次いで
    「辿異種入門」として比較的適しているのが本種と見られる。
    理由は主に以下の通り。
    • 属性やられ【特大】がないため、耐性値を上げる必要がなく従前の装備がそのまま通用する
      • 低GSRでは耐性値を上げるのが難しく、この点は非常に大きなポイントになろう。
    • 熟睡状態でも「サポート重視」のホルクが残存していれば高確率で救助してくれる
      • 辿異種ヒプノックは範囲技をあまり多く持たないため、ホルクが撤退している状況は多くはない。
        無論これは「サポート重視」の書を得たホルクが居る場合の話であり、
        スムーズに昇格しているとこれを有しておらずNPCも全員が寝ていて助からない…という危険性はあるが。
    • 超咆哮を特定のタイミングにしか使わず、そこから危険な技にも繋げない
    • 根性貫通になるコンボがほぼ皆無
    • 部位破壊箇所が2つしかなく、耐久力も昨今の辿異種に近いため破壊しやすい
    また、新技はいずれも使用後に隙が生じるようになっており、
    ノーモーションの尻尾回転を用いなくなった事もあって通常種より戦いやすくなっている面もある。
    攻撃を対処して、それに生じる隙に反撃して再び攻撃対処…という立ち回りが通じやすい。
    無論これは高難度の辿異種ヒプノックが弱いという訳では決してなく、
    低難度についても油断すればあっさりやられてしまうだろう。
    入門に向いているとはいえ油断は禁物である。
    公式側でもこうした点から辿異種の中では入門編として扱われているのか、
    課金や特典の防具も辿異防具への強化は辿異種ヒプノックの素材を使用する。
    • ちなみに辿異スキルの耐睡眠強化は、近年ではあえて発動させていないという人も珍しくはない。
      先述の通り、パーティー間やホルクなどで救助が見込めるため比較的リスクが小さく、
      耐睡眠強化が辿異スキルとして極めてマイナーであるため、
      睡眠無効と耐睡眠強化を両立させる装備をわざわざ組むのが面倒であるというのが理由である。
    • なお狩煉道ではホルクを初めとした全NPCが付いてこないため、
      救助はプレイヤーハンター同士で行うしかない。
      また魂の再燃効果も無効なため、基本的にPT全員が熟睡すると全員の一乙が確定する
      狩煉道では辿異種イナガミが登場しない(つまり辿異スキルによる対策の優先度が低い)上に、
      狩煉道のMAPは樹海や森丘に比べ広く単に救助と言っても容易ではない*2ことから、
      PT、ソロ共に全滅のリスクがある辿異種となっており、
      特にソロでは極めて危険なモンスターになっている。
      一応辿異種でもフルフルと同等のポイントが得られるようになっており、見返りは大きいが。
  • 主な新技、変化した技は下記の通り。
滑空蹴り
狙ったハンター目がけて飛び上がり、鋭くキックしてくる。
岩盤が割れるほどの破壊力があり、被弾するとダメージは決して小さくない。
また、低空でハンターの周囲を旋回し、熟睡ガスを投下。直後に蹴りつけてくる技も用いる。
熟睡ガスを喰らうと耐睡眠強化があっても少しの間無防備になるため、
蹴りを回避するのが難しくなる。
なお蹴りは多段ヒット判定であり、絶対防御態勢は無効化される。
シャボン玉生成→ボディプレス
巨大なシャボン玉を作り、ボディプレスでそれを割ってくる。
一連の行動は非怒りのガスラバズラのそれに近い。
割られたシャボン玉は周囲に拡散し、小さいシャボン玉となって滞留する。
放置しておくと広範囲で一度に炸裂し、眠らされてしまうことになるだろう。
シャボンを割った後は一定の隙ができる。
嘴突き刺し
羽ばたいて嘴を地面に突き刺してから周囲に睡眠ガスを間欠泉の様に発生させ、
嘴を引き抜くと同時に睡眠ガスを撒き散らす技。
突き刺し時は岩盤が砕け、被弾すると打ち上げられてしまう。
打ち上げられた場合はガスには被弾しない。
隙が非常に大きい技だが予備動作は短いため要警戒である。
なお、嘴を破壊すると引き抜きと同時の睡眠ガスが発生しなくなる。
求愛ダンス
特異個体で最も恐れられた技だが、こちらはダメージが低くなっている。
だが、2度目と4度目のステップ時に熟睡ガスが発生し、迂闊に近寄ると眠らされてしまう。
連続踏み付け
その場で素早く上空へと飛翔し、狙ったハンターの真上から降下の勢いで踏み付ける。
最初の踏み付けに被弾するとハンターは地面に埋まり
ヒプノックはその場で執拗に3度の踏み付けを行う。
ダメージは辿異種ヒプノックの技の中ではかなり低いのだが、
防御力の低い装備や代償スキル発動時などは極めて危険。
ちなみに埋める動作は踏み付けに被弾しないと発生せず、
どのハンターも埋められなかった場合は穴を踏んで埋めるような仕草をして隙を晒す。
なお、地面に埋める行動はガードでは防げないので注意(これが唯一のガード完全無効の技である)。
埋めた後の踏みつけは(埋められていなければ)ガード可能。
3度目の踏み付けは少し範囲が広いため注意。
熟睡ガス投下→滑空蹴り
GR400以降解禁される技。
上述した熟睡ガスで眠らせてから滑空蹴りを仕掛けるという攻撃だが、
こちらは旋回動作を踏まず、直接浮上して熟睡ガスを投下し蹴りを仕掛けてくる。
予備動作が明快だが発生が速く、浮上した瞬間ヒプノックの足元にも熟睡ガスが発生するため、
密着している場合は浮上時の熟睡ガス、投下された熟睡ガス、ヒプノックの蹴りの3つを
素早く対処する必要がある。
また滑空蹴りは多段ヒット判定のため、ジャストガードなどで対応する場合は注意が必要である。
サマーソルトキック→悪夢の歌
GR800のクエストで解禁される大技。
サマーソルトキック自体はG級個体の技そのもの(勿論発生するガスは熟睡)でGR200から使うのだが、
こちらは着地によるガス放出直後に繁殖期のG級行動と同じ溜め動作を行って再びガスを放出し、
間髪入れずに悪夢の歌に派生する
辿異種ヒプノックはどの難度でも熟睡ハンターに対する悪夢の歌の使用タイミングは変わらないのだが、
この技に限っては熟睡ガスの放出直後に歌いだすため、味方の救助を非常に困難にする。
従来のヒプノックや★3までの辿異種では、サマーソルト後の着地時のガスを回避出来れば隙だらけであったため、
これらに慣れているハンターほど引っ掛かりやすい攻撃となっている。
幸い熟睡ガスの範囲は狭いため、欲張って接近しなければ眠らされることはない。
また、サマーソルトキックで吹き飛ばされることで強引に回避するということもできなくはない。
なおこれに関しては熟睡ハンターが誰も居なくても歌い始めるが、
もちろん熟睡状態でなければ苦しむことはない。
  • なお、閃光やられになると突進・ついばみ・パニック走りの3つの行動しか行わなくなる。
    そのため、エリア移動時の閃光玉によるハメは却って逆効果になる可能性がある。

評価

  • MHF初のオリジナルモンスターということであるが、実装当初の評判は最悪に近いものであった。
    その理由は、最大の特徴である睡眠ブレスである。
  • 実装当初は、睡眠ブレスの使用頻度が異常なほど高かった。
    そしてG1以前はMH2と同じ仕様、つまり睡眠を受けるとすぐ眠ってしまうというものである。
    ソロでは一度浴びてしまったが最後、
    さらにブレスを連射されてこちらの動きを完封されてしまう事が多々あった。
    更にダメージもあると言えばもうわかるだろう。
    同じく睡眠を操る狡猾な奴真っ青になるほどの卑怯っぷりである。
    • 設定上はこれで眠らせて逃げ出すというのが彼の基本戦法であるのだが、
      流石にそこまではまずいと判断されたのか、ハンターが眠ったからと言って逃げ出したり、
      強烈な攻撃を仕掛けるわけでもなく、むしろ威嚇してくるだけの事も多い。
      つまり、ただ卑怯で狩りづらいというわけではなく、とにかくウザったいのだ
      キョエエエwwwカァアアッカwwwピェエエエwww
    • MHFはスキルが充実できるから睡眠無効ぐらい…と思われるかもしれないが、
      実装当初はMH2時代と環境的には大差ないため、睡眠無効を簡単に付けられるわけではなかった。
      おまけにコイツの場合、睡眠ブレスにダメージつまり気絶値がある上に、
      一部の睡眠ブレスには風圧まで付与されていることから、
      頑張って睡眠無効を付けたら今度は風圧と気絶に悩まされるという
      どうしようもない状態だったのである。
  • さらに鳥竜種でありながら、初期には下手な古龍クラスのタフさを誇っていた。
    特に変種のタフネスの異常っぷりには定評があった
    (4人で挑むことが大前提のバランス設定を加減の分からない最初期に行い、それをずっと引きずっていた)。
    そのため鳥竜種の癖に恐ろしく時間が掛かる。そこに上記のブレスが加われば…?
    また、鳥竜種ゆえの小さめの体格のせいでSA持ちの武器種とそうでない武器種の共闘がとても面倒くさい。
    物理的に難しいわけではないのだが、お互いにやたらと気を遣う羽目になる。
    現在ほどSA周りの環境は充実していなかったため、この点もかなり問題視された。
  • さらに弱い個体と通常個体での体力差が半端ではなく、運良く弱い個体と当たるとすぐ終わるのに対し、
    通常個体に当たってしまうと恐ろしく時間が掛かってしまう。
    韋駄天杯では弱個体がでるまでリタマラをひたすら続けたというプロハンも少なくない。
    • 金策クエスト「逆襲!ヒプノック」では、
      古龍並みの体力を得た上に2頭討伐というとんでもない悪条件となっている。
      基本的に逆襲シリーズはソロ専用みたいなものなので、この調整は拷問としかいえない。
      そこに上記のブレスが加われば…?
    これらの状況からF界隈ではヒプノック一族を指して糞鳥・アホ鳥という通称が付けられてしまった。
    • そのため、糞鳥ということを間違った方向に神格化させる者もおり、
      そちらの意味で一部では妙な人気を博しているのか、ネ実WikiやMHF本スレなどでは
      ジュウシマツ住職のAAを流用、改変したものが頻繁に張られている。
  • MHFのモンスター人気投票では全19種のモンスター中、
    通常種が1.34%で16位、希少種が1.01%で17位、繁殖期が0.49%で19位であった。
    圧倒的な不人気ぶりを誇り、3種合計してようやく
    1位上のアクラ・ジェビア(15位、2.57%)を追い越せるといった具合である。
    トップに輝いたベルキュロス(21.06%)とは、3種合計しても8倍近い差を付けられている。
    ここまで不人気だと、多少かわいそうな気がしないでもない。
  • なおAIの改善、下位~変種までの耐久力低下、
    そしてプレイヤー側のスキル環境の強化に伴い、現在では各ランクを通して戦いやすくなってはいる。
    ただ上述したあまりのウザさは、ネタとして最後まで残り続けていた。

MHP2G

  • MHP2Gにも登場。しかしMHFとは外見や攻撃のバリエーションが若干異なる。
    • MHFでは全身の羽が橙色に統一されているが、MHP2Gでは特に尾羽が鮮やかに色付いているのが特徴。
      攻撃面ではMHFの主力だった広範囲へのブレスやパニック走りが見られず、
      代わりに連続で飛び蹴りを繰り出す。
      さらには威嚇や方向転換のモーションにも違いがある。
      また、MHP2Gには繁殖期と希少種は登場しない。
      さらにMHFではクエスト開始時に必ず特定エリアで休眠を取っているが、MHP2Gでは初めから起きている。
  • MHP2Gのヒプノックは、発達した脚で蹴りを繰り出して攻撃するのが得意技。追尾性能が高く、攻撃力も馬鹿にできない。
    最大4回まで繰り出し、3回以上すると必ず威嚇をする。
    実際、ほかの鳥竜種と比べるとその脚は大分太い。しかし肉質はかなり柔らかい。
    鳥竜種の脚は非常に硬いことで有名で、特にG級の傷ありガルルガやゲリョスなどは白ゲージでも弾かれる。
    しかしヒプノックはかなり柔らかい。上述したように確かに変種は足が脆いのだが…。
  • 本作のヒプノ武器は睡眠属性値が意外と低く、あまり眠らせることができなかったりする。
    睡眠武器自体それほど多くないのだが、
    最も睡眠を有効に使える片手剣にはすでにハイガノススパイクという伝家の宝刀がある。
    一方、弓のウィングボウは睡眠ビンを強化できるのでなかなか使える。
    本家のMHFでは最終強化で睡眠属性が裕に350を超えるものが非常に多いものの、
    同じヒプノックでもMHP2Gにおいてこんなに扱いがひどいのは何故であろうか。
  • 武器や防具の性能は微妙なものの、立場としては優遇されていたりする。
    村クエストの方では上位クエストに挑戦するための緊急クエストに、
    集会所ではG級クエストに挑戦するための緊急クエストに狩猟対象として抜擢されているのである。
    MHFからの参戦モンスターの面目躍如といったところか。
    • なお、本種とヴォルガノスはMHFから輸入されたモンスターではない。詳しくは後述。

余談

  • 名前の由来は、恐らくギリシャ神話やクトゥルフ神話に登場する眠りの神「ヒュプノス」から。
    スペリング的にも「Hypnos」と、そのまんまである。
    「ック」の部分は由来があるとすれば、鳥竜種繋がりでイャンク「ック」辺りから来ているのだろう。
    一応神話を元ネタにしたこんなゲームもあったりするが、発売時期的に関係は無いだろう…多分。
  • ヒプノックの素材を使って作られる装備は男女問わず総じて露出の多いものが多い。
    女性用は胸元が大きくはだけていたり下乳が露出していたりと徹底的なまでのセクシー路線で、
    もはや水着にしか見えない。
    • ちなみに、ブースターパックで作成可能なヒプノルータやヒプノリア系の女性用には、
      上述のような見た目に加えて乳揺れギミックがあったことから、一部で物議を醸すこととなった。
      今でもロビー装備などで運用している者は少なくない。
  • 進化種としてファルノックというモンスターが存在する。
    ヒプノックがさらに高い求愛行動を取るために進化した個体であり、更に奇抜な外見となっている。
    • ちなみにこのファルノック、運営チームによると実装理由は
      G級でヒプノックをインスパイアしたモンスターを出したかった」という愛を感じる理由からである。
      そのためヒプノックのG級進出は1年後のMHF-G5.2まで待たなければならなかった。
    • しかしMHF-G1時代にはハンター達の間で奇妙な噂が流れていた。それは、
      最果ての地の古龍を討伐した果てに、ヒプノックが立ちふさがる」…。
      つまりG級のラスボスはヒプノックである、というものである。
      当時「解析で得られた」として「GR(現在の難易度★)は最大で12まである」という情報が流れていた。
      MHF-G1で実装されると予告されていたG級の新モンスターは11体であり、
      GRごとに1体ずつG級の新モンスターを配置しても1体足りない。
      つまり最後のGR12が空席になっており、そこに登場するのがヒプノックであると言われていたのである。
      無論これはガセネタで、実際想定されていたGRは8までであり、
      しかもMHF-G1の時点ではデータ実装すらされていなかったのだが、
      この情報は「解析が元になっている」ということもあるが、何よりも
      MHF運営なら愛して止まないヒプノックをラスボスにしても不思議ではない」という、
      冷静に考えてみれば極めて異常な理由で、
      このガセネタは極めて信憑性の高い情報として扱われ、疑う人も少なかったのである。
    • 他にも、飛竜種のHC素材が手に入ったイベントクエスト「終わりなき襲撃」では
      なぜか鳥竜種の中からヒプノックの素材だけ抜粋されて入手できたり*3
      狩人祭での負け組に配られる防具がヒプノックを模したものだったりと、
      イベントでも他のMHFモンスターより贔屓されているところからも運営のお気に入りっぷりが感じられる。
  • ノベル版では、第3弾最初のメインモンスター且つ初のMHF出身モンスターである。ただしMHP2G仕様。
    やたら強いというヒプノックの噂を聞いたテアンと、
    そのヒプノックの狩猟に挑もうとしていたマディリアがコンビを組むきっかけとなった。
    なお、このヒプノック、実は噂通りのとんでもない強個体というわけではなく、ごく普通の個体であった。
    にもかかわらず、挑んだハンターを悉く返り討ちにしていた。
    何故そんな事態になっていたのかというと…。
  • MHF初の独自モンスターながらMHP2Gにも登場する数少ないモンスターである(もう1体はヴォルガノス)のだが、
    そのヴォルガノス同様、過去にはヒプノックはMHFのオリジナルモンスターとして定義されていないのではないか
    と言われていた事があった。
    最大の理由としてはオリジナルモンスターの紹介ムービーにてエスピナス
    「MHFのオリジナルモンスターである」と言ってしまった事にある。
    エスピナスは順番上、彼らの後に登場しているため、時系列上矛盾が発生することになる。
    • これについては、上記ムービーの公開時点では「MHFオリジナルモンスター」の定義を
      「MHFにしか登場しないモンスター」としていたためであるとのことや、
      エスピナスがビジュアルを飾ったMHFシーズン2.0が、
      「MHFとして独自の道を歩み始めた、最初のアップデート」であるのが理由である事が、
      10周年記念メモリアルブック内で語られている。
      現在ではヒプノックもヴォルガノスも、MHF独自のモンスターとして扱われているようではある。
    • また、カプコン公式のメインシリーズ年表においては、
      ヒプノック(とヴォルガノス)の初登場作品はMHP2Gであるとされている。
      ただし「メインシリーズでの」初登場はMHP2Gであることは紛れも無い事実であり、
      単にそれを示しているだけという見解もある。
      事実、ファミ通のフロンティア通信号外2015などではヴォルガノスやヒプノックを指して
      「MHFで初登場したモンスター」という説明がされている。
    • MHFでのヒプノック実装は2007年7月、MHP2G発売は2008年3月と比較的近い時期にあり、
      ヒプノックとヴォルガノスについてはコンシューマチームとの共同開発だった事が、
      後にMHW:Iの発売前インタビューで明らかにされた。
  • MH4ではヒュプノキャノンが復活している。
    しかしながらヒプノックはおろか素材すら復活せず、武器の説明では存在にすら触れられていない。
  • MHXMHXXでは、
    同じF出身のヴォルガノスがP2G以来となるメインシリーズタイトルでの再登場を果たしたが、
    このヒプノックの方はというと残念ながら同作での復活はならなかった。
    そのため、本種は現状数少ないMH3ベースの新グラフィックで描き直されなかったモンスターの一体となっている。
    理由としては「睡眠属性持ちの鳥竜種」と立ち位置が完璧に被っている新モンスターの存在が囁かれている。
    • また、ヴォルガノスは続くMHWでも何故か続役したが残念ながらやはりヒプノックの復活は叶わなかった。
      MHW:Iでも復活することはなかったが、睡眠属性の使い手としては後輩とも言えるパオウルムー亜種が登場した。
      このように同期であるヴォルガノスとの格差は開く一方である。
      あちらに謎の人気があるためか、あるいはこちらに人気がなさすぎるせいなのか…。
  • さらに、上記の後輩であったエスピナスがMHR:Sに参戦することが大きく発表されたが、
    彼らについては音沙汰なしである。
    特に本種については、後輩の参戦に加えて生息地の1つである密林が同作で復活するということもあり、
    少なからず復活があってもおかしくない状況ではあったのだが…。
    明日はどっちだ…

素材

睡眠袋
ヒプノックの最たる特徴、睡眠ブレスを吐き出すための成分が溜め込まれた内臓器官。
餌として食べたネムリ草や眠魚などの成分を蓄積している。
因みに他のモンスターからは睡眠袋の上位素材として「昏睡袋」と呼ばれる素材が確認されることがあるが、
現在のところその昏睡袋(に相当する素材)がヒプノックから入手できたという報告は無い
ただし、昏睡袋よりも強力とされる「催眠袋」や「爆睡袋」は入手できる。
眠鳥の橙毛
鮮やかな橙色が目立つヒプノックの羽毛。
しなやかかつ強靭な繊維素材で、武具の素材としてだけでなく衣料品の素材として優秀。
その中でも飛び抜けて美しいものは「上橙毛」、更に上質なものは「豪橙毛」、
オシャレにも使われることも多く、幅広い層に人気があるものは「優橙毛」と呼ばれる。
中でも特異個体から剥ぎ取れる
明るく鮮やかな色合いを放ち、柔らかな繊維で素材としての利用価値が高いものを「眠鳥の金赤毛」、
武具に華やかさをプラスし、深みのある橙色をした毛を「眠鳥の銀朱毛」と呼ぶ。
更に強靭かつ特異な個体からは「眠鳥の白金紅毛」が剥ぎ取れる。
滅多に見ることができないほど稀少な超貴重素材であり、価値が高い。
毛と多数の色が書いてあるが、アイコンの色は普通の毛と同じであり、非常に紛らわしい。
辿異種からは「柔橙毛」と呼ばれる、ふさふさで触り心地の良い毛が手に入る。
眠鳥の爪
ヒプノックの脚の爪。鈍く黒光りしている。
非常に硬くて折れにくいのが特徴だが、武器に加工するより武具の装飾として使われることが多い。
より硬く、より鋭く発達したものは「尖爪」、さらに剛強に発達したものは「剛爪」、
特に質が高く危険なまでの鋭さを持つものは「優爪」と呼ばれる。
また、辿異種からも「剛爪」と呼ばれる爪が得られるが、
こちらは岩盤をも容易に砕くほど強靭に発達した爪であり、既存の剛爪とは区別されている。
これ等の爪を活かした飛び蹴りはかなりの威力を誇る。
七色尾羽根
ヒプノックの尾羽根。その名の通り、光の加減で七色に輝いて見える。
その美しい見た目から若いご婦人や貴族からの人気が高く、
そのような人々の歓心を得ようとしてこの尾羽根を狙い、
一般の若い男性がヒプノックに挑みかかるという事件が何度か起こったことがあるらしい。
モンスター用の武装もしていない一般人にとっては1匹のランゴスタでさえも非常に危険な生物。
それに村1つ分の男全員で挑んでもドスランポスやドスジャギィレベルで既に勝ち目が無くなるのだ。
ましてやヒプノックを相手にするなど、ハンターの視点からすれば愚行を通り越して呆れ笑いも出てこない。
しかも1人ではないとは…。
辿異種が尾に持つ「眠鳥の尾羽根」は、毛並、質など、どれをとっても一級のまさに夢のような素材。
その中でも更に上質なものは「眠鳥の金粉尾羽根」と呼ばれ、
ヒプノックが怒ると放出される特殊な粉塵が付着している。
それ故、素材としての見た目も質も最良。
眠鳥のクチバシ
複雑に入り組んだ形状が特徴のヒプノックの嘴。
大型の鳥竜種にしては珍しく、下側から一対の牙のような突起が生えている。
この突起を使って魚を掬い取ったり、繊維質の植物を引き千切ったりして食べる。
ただし咀嚼するための歯や牙は無い。
外敵を攻撃する武器としても成果を上げられそうだが、
そもそも当のヒプノックが臆病な性格のため、滅多に嘴を武器として使うことはない。
また、独特のフォルムが、一部の好事家ハンターに人気がある。
形が良く、硬度も高い上質なものは「眠鳥の牙ハシ」と呼ばれる。
さらに強靭な個体から剥ぎ取られたクチバシは「眠鳥の豪嘴」と呼ばれ、
鳥竜種とは思えない程の鋭さ、強靭さを持っている。
G級ともなると魚を掬い取ったり植物を引き千切るのにもこれくらいのクチバシが必要なのだろうか。
辿異種が持つ異様に発達したクチバシ「極嘴」「極上嘴」「極剛嘴」「極絶嘴」を持つが、
これは長い生存競争の果てに攻撃的な進化を遂げたものであると見られ、
実際にこれを用いて地面を砕いたり睡眠ガスの爆発を起こしたりと行った行動を可能にしている。
極剛嘴はこれを目にした者は、次の瞬間には眠りに落ちていると言われている。
そしてその最上質である極絶嘴はあらゆる職人が加工を夢見る程の逸品である。
眠鳥の胃石
ヒプノックの胃の中に納められている透明な鉱物。体内に取り込んだ砂利が結晶化したもの。
ヒプノックは歯が無いため、餌となるものは全て丸呑みにしている。
そして胃に入ったものはこの胃石で磨り潰され、消化しやすくしている。
時折交換のために吐き出されるが、それがまるで宝石のように美しいため、高額で取引されている。
その中でも純度が高く、形状も美しいものは「眠鳥の稀胃石」と呼ばれ、貴婦人垂涎の一品とされている。
特に「眠る虹」という別名を持ち、胃石の中でも七色の光を放つものを「眠鳥の極胃石」と、
淡い、一定量の光を断続的に放ち、宝石とは異なった美しさを持つものは「眠鳥の晃胃石」と呼ぶ。
存在自体が奇跡と唄われる程の希少なものは「眠鳥の重胃石」と呼ばれており、非常に質量が大きいらしい。
更に、辿異種が持つ妖しく光る胃石は「眠鳥の暗胃石」と呼ばれ、
じっと見つめた日には悪夢を見る…という迷信がある。
眠鳥の唾液
ヒプノックの特殊な唾液腺から分泌される唾液。
粘り気があり、シャボン玉を生成することができる。
激個体とされるヒプノックもシャボン玉の生成が可能だが、
この唾液が手に入るのは辿異種からのみである。
眠鳥のトサカ
ヒプノックの立派なトサカ。
素材としての価値が見出されているトサカを持つのは辿異種個体のみだが、
その辿異種が大変珍しい存在であるため、入手は困難とされている。
眠鳥の鳴管
辿異種ヒプノックが持つ特殊な発声器官。
眠る者はその声にうなされるという。
眠鳥の嘴【特大】
超巨大なヒプノックの嘴。
余りにも巨大過ぎて置き場に困る、マニアックな一品。
エイプリルフールクエストの「ヒプノックキショウ種を追え!」の報酬でヒプノSフェイクの生産素材。

関連項目

モンスター/ヒプノック繁殖期
モンスター/ヒプノック希少種
モンスター/ファルノック - ヒプノックの進化種
防具/ヒプノシリーズ
武器/ヒプノ武器 - ヒプノック素材から作られた武器へのリンクあり
BGM/樹海戦闘BGM - テーマ曲「樹海の眠鳥」などの記述あり


*1 実際睡眠状態と熟睡状態でアイコンが異なり、前者は寝込んでも音爆弾での回復も可能だが後者は出来ない等細かい違いもある
*2 逆に、地形が広いため壁際に追いやられて対処がほぼ不可能な状況でガスに被弾するリスクは低くなり、回避は容易となる
*3 現在の終わりなき襲撃とは報酬内容が異なっており、初期はUNKNOWNのモーション元になっている飛竜種に限定されていた中での登場であった。一応、UNKNOWNのサイドステップが希少種のモーションではあるのだが