モンスター/大雪主ウルクスス

Last-modified: 2024-01-24 (水) 00:35:12
種族
牙獣種(尖爪目 堅爪亜目 兎獣下目 クスス科)
二つ名
大雪主(おおゆきぬし)
英語表記
Snowbaron Lagombi
危険度
MHX・MHXX:★5
登場作品
MHX, MHXX
狩猟地
氷海, 雪山, 極圏

目次

生態・特徴

白兎獣ウルクススの中でも強大な実力を持つ個体が、二つ名で呼び分けられた存在。
通常個体よりも黒みがかった体毛と先端が丸みを帯びた耳、
そして通常の個体より一回りも大きな巨体を誇る。
ハンターズギルドからは≪大雪主≫の二つ名を付けられており、
その名に恥じない威圧感を感じさせる風体をしている。
外敵に対して大量の雪を利用した多彩な戦法を駆使するのが最大の特徴。
通常のウルクススも大きな雪玉を作り、それを投げ飛ばして外敵を攻撃する事があるが、
大雪主ウルクススの場合は到底その程度では済まない。
通常個体よりも身体能力、とりわけ膂力が発達しており、より多くの雪を一度に扱う力技を可能としている。
複数の雪玉を同時に投げつけたり、滑走や跳躍の際に雪煙を立ち昇らせて相手の動きを封じたり、
更には自分よりも大きな雪玉を作り出し、それを転がして外敵を轢き潰そうとしたりもする。
時には見上げなければならないほどの特大の雪玉を抱え上げ、獲物へ向けて投げ飛ばすなど、
信じ難い荒業を見せつける事もある。
これらの技はたとえ大雪主にとっては戯れ程度の心持であったとしても
人の身にとっては雪崩に匹敵せんばかりの脅威となり、
集落一つが完全に雪に埋もれてしまうという被害報告さえ聞かれる。
肺活量も通常個体より強靭になっているようで、外敵と思しき相手を確認すると後ろ足で立ち上がり、
大型の飛竜などが発するそれに匹敵するほどの大音量の咆哮で以て威嚇を行う。
また、巨体の割に身のこなしは通常個体と同等かそれ以上であり、突然身を翻して滑走してきたり、
滑走の勢いを利用して円を描くように動きながら後退する「バックスピン」と呼ばれる移動技を体得しているなど、
肉弾戦のバリエーションも通常個体より増えている。
ただし、興奮時以外は突然の爆音や高周波に弱い点は通常個体と変わっていない。
巨大な雪玉を抱え上げた時に爆音や攻撃によって怯ませると、
そのショックで雪玉を取り落とし、自身の脳天にその直撃を受けてしまう事がある。
流石の大雪主ウルクススも雪崩と比較されるほどの雪塊が頭に直撃しては平然としていられず、
しばらくの間はまともに動く事ができずに隙を晒してしまう。
通常個体を遥かに上回る圧倒的な戦闘力から危険度も高く、
ハンターズギルドではこの個体について特別措置を設けており、
ギルドから特別な許可を得なければ狩猟に向かうことは許されない。
なお、病み付きになるような手触りの体毛や通常より深い溝の彫られた腹甲は
通常のウルクススの素材には無い特性を有しているらしく、
その素材から作成された武具には大雪主の魂が宿り、特別な力が付与されるとの噂もある。

概要

  • 白兎獣ウルクススの"二つ名持ちモンスター"。MHXより初登場した。
    • MHXでは発売前時点でやや情報が伏せられており、表立った告知はされなかった。
      そもそもウルクスス自体の登場が発売直前まで伏せられていたため、
      「MHXにウルクスス参戦」の知らせとそう間を置かず、その存在が知られることとなった。
    • 同期かつ同骨格のアオアシラと共に、初となる「中型モンスター特殊個体」の地位を獲得している。
      通常個体は初登場のMHP3以降の全メインシリーズに皆勤しているものの、
      作中での立場は「寒冷地フィールド解禁直後に戦う序盤のモンスター」であることが多く、
      発売後にこの選抜を驚くハンターも見受けられた。
  • 通常個体よりも黒みがかった体毛が特徴。
    背部の毛が伸びて鋭角的なシルエットになっている他、臀部の黒い毛の範囲が広い。
    しかし、そこまで黒いわけではなく、白を基調とした体色は維持されている。
    「大雪主」とはいうものの、通常個体と比べずば抜けて大きい訳でもない。
    他の二つ名持ちモンスターと比べると、外見の変化が乏しい部類に入るだろう。
    • しかし、そこは二つ名持ちモンスター。その実力は通常個体を大きく上回る。
      むしろ見た目の変化が少ない関係で、初見では大技の印象が刷り込まれることになる。
  • 肉質は全体的に硬化しており、いわゆる「のっぺり肉質」になっている。
    もっとも、60台だった弱点部位の肉質が40台に下がった程度であり、
    下位の武器でも「弾かれてまともな戦いにならない」といった事態は起きない。
    通常個体と破壊可能部位に差がないこともあり、狙う部位は通常個体と大差ない。
    • ただし斬肉質と弾肉質に関しては、全身一律45未満であるため、
      弱点特効のスキルがまったく意味をなさない点には注意しよう。
  • 他の二つ名持ちモンスターと違い、特定のクエストをクリアせずとも
    キークエストを進めてハンターランクが2になることで自動的に開放される
    (厳密には下位のウルクススの狩猟が条件なのだが、下位のウルクスス狩猟はキークエストである為)。
    多くのハンターは、紅兜アオアシラかこちらのどちらかが最初に目にする二つ名持ちモンスターとなるだろう。
  • 特殊許可クエストでは全てのレベルにおいて寒いエリアに出現する。
    MHXには雪玉を扱うのに塔に出るヤツもいるが、大雪主は寒冷フィールド限定である。
    このため、連戦する場合は寒冷適応スキルが非常に有効。
    • LV10ではMHXメインモンスターであるガムートとセットで極圏に登場する。
      先にガムートが登場し、時間差で大雪主ウルクススがやってくる。

戦闘能力

  • 二つ名持ちモンスターの中では狩りやすいが、一つ一つの技の規模が凄まじく
    多くのハンターの度肝を抜いた(引っかきについては大差ない)。
  • 通常個体と比べて非常にキレやすい。
    何もしなくても小型モンスターに小突かれただけでキレる様はまるでティガレックス。
    というか瀕死のコイツ並に常時キレる。
    あちらと同様、時間経過で怒り値が溜まっている模様。
    その代わりなのか、怒り時間は途轍もなく短い。熱しやすく冷めやすいモンスターのようだ。
    • 威嚇には咆哮が付加されており、
      爆音を苦手とするウルクススが咆哮してきたことに驚く人もいるだろうが、これはまだ序の口である。
      • 怒り→怒り解除→再怒りのサイクルが短いために、咆哮の頻度もかなり高くなっている。
        耳栓があれば快適に狩猟できるだろう。
    • 通常個体と同じく雪玉を転がしてくるが、
      その大きさが少なくともあのガムートの最小冠以上はあろう大きさである。
      転がしてきた場合は通常個体同様だんだんと巨大化するため、避けるのが難しい。
      ついでに、距離が離れていると雪玉に隠れて突進してくる事もある。
    • 更に大技として超巨大な雪玉を持ち上げ、投げつけてくる
      多くの二つ名持ちモンスターは、通常個体の技強化やモーションの変化、短縮などの強化が多いが、
      この大雪主ウルクススの雪玉投げは完全な新規モーションであり、初見でのインパクトは凄まじい。
      MH4Gにおいて極限状態のラージャンも似たような技を使用してきたが、
      まさか二つ名持ちとはいえウルクススがこのような技を繰り出してくると
      予測したハンターは皆無であろう。
      • 似通った印象のラージャン極限状態の巨大岩投げと比較して、
        こちらはハンターを捕捉する性能が高く、
        さらに掘り出した瞬間の雪玉に当たると雪だるま状態になるなど、
        攻撃としてはより厄介かつ強力な仕様になっている。
        とは言え予備動作が長いため十分に躱す余裕があるという点では大差はない。
        なお、落下中の巨大雪玉はガード強化を付けてもガードは出来ない。
      • 雪玉が地面に着弾すると広範囲に振動判定が発生するが、
        ハンターがふらついている間には大雪主は既に動ける状態にあるので、
        そのまま別の攻撃を重ねられて避け損なう、という事も。
      • 雪玉を投げる動作にも小ダメージ+尻餅の攻撃判定があるが、
        食らっても本命の雪玉は無敵時間でやり過ごせる。
      • この雪玉を持ち上げている最中に何らかの方法で怯ませると*1
        スタンした時と同じようなモーションで長時間隙を晒す。
        おそらく、雪玉が頭にそのまま落ち、脳震盪を起こしたのだろう…
        この行動不能時間は非常に長く、乗りダウンと同じか下手をするとさらに長いほどである。
        集中攻撃のチャンスなので積極的に狙っていきたい。
        雪玉を持っているだけなので閃光は効果があるが、
        左斜め上を向いているため前方に投げても効果は無く、
        正面から見て右寄りの背中側に投げないと当たらないため注意が必要
      • 崖際を向いた状態でこの技を行おうとした場合、
        雪玉が掘り起こされないにもかかわらず持ち上げる動作を行い、
        そのまま無を投げるようなこともなく諦めて次の行動に移る。
  • その他の強化点として、1回転する方の滑走に数字の「9」を書くような軌道が追加された。
    これにより攻撃後にハンターから大きく遠ざかるので、追撃が難しくなった。
    また、近距離ではガードを捲られやすい。
    更に巻き上がる雪煙には雪だるま状態+氷属性やられ効果がある。
    強化個体なので適当な技に当たって雪だるまから脱しようなどという余裕はない。
    消散剤を必ず持っていくこと。
    ジャンプ攻撃後のでんぐり返りでも同様の雪煙が発生する。
    • 本作では耐雪のスキルが“だるま”に内包されているため不安ならそれを付けるという手もある。
      むしろ、防具の強化具合にもよるが、モーションを見切ってガード・回避できるようになるまでは
      “だるま”が無いとまともに勝負にもならない。
    • 通常個体と同様の軌道も使ってくるが、頻度はかなり低い。
      1クエスト中に一度も見ないということもままあるレベル。
      ちなみに、通常個体の軌道は反時計回り、大雪主の軌道は時計回りなので予備モーションで判別できる。
  • また、雪投げで一度に投げる雪の数が2つになり、それを多用した戦法を取るようになった。
    高LVの個体になると、投げる雪の数が3つになる。
    一方、通常個体でありがちなノーモーション滑走を多用する姿はあまり見せない。
  • ハンターが後ろにいる時に行う尻餅プレスは紅兜と同じく震動が発生するようになった。
    紅兜よりも体が小さいぶん後ずさりする距離が短いためか、横に避けても振動が届いてしまいやすい。
  • 上記のような強化点は多いものの、
    たかが中型モンスターの二つ名と舐めて掛かった下位のハンターをことごとく沈めた
    紅兜アオアシラと違って肉質は良心的でサイズも通常個体より少し大きい程度。
    更に一発が重いあちらと違い、こちらは攻撃力自体も(プレスの直撃でも喰らわない限り)そこまで高くなく、
    どちらかと言えば巨大雪玉やでんぐり返しで雪だるま状態を狙う等搦め手でじわじわと攻めてくるタイプであり、
    二つ名持ちモンスターがどういったものかを優しく教えてくれる存在といえる。
    一方で印象が薄いかと言われるとそうではなく、
    寧ろ初期で戦える二つ名持ちモンスターであり、かつ一つ一つの技のインパクトが凄まじいことから、
    二つ名持ちモンスターの中でも強い存在感を放っている。
    比較的レベルが上がっても狩りやすく装備もなかなか優秀であるため、
    二つ名初挑戦を大雪主にするハンターも多い。
    • ただし属性耐性だけは紅兜同様高く、以外は通らないため、その点は注意が必要
      (もっとも、この肉質傾向は通常個体から引き継いでいるものだが)。
    • 攻撃が弾かれることはあまり無いが、
      斬肉質、弾肉質ともに弱点特効が一切効かない程度には硬いため、スキルを無駄にしないよう注意しよう。
  • 実際に相手取ってみると、
    滑走やスピンを常用して大きく距離を引き離すことが多く、
    遠方に陣取って氷塊飛ばしや雪球転がしを放つという流れがあり、
    接近すれば攻撃範囲の広い上に軌道の読みにくいドリフトや、
    判定の広い転がりで反撃してくるためダメージを受けやすく、
    かつちょっとダメージを与えるとすぐにキレて咆哮でこちらの攻めを中断させてくる。
    更には状態異常の付与された攻撃が非常に多い。
    要するに、「動きが素早くて常に移動しっぱなし」で「能動的に隙を晒すことがなく」、
    「こちらの行動阻害手段が豊富」で、「肉質ものっぺり」と、
    やや好みの分かれる印象を与えるような味付けがなされている。
    • 適当に戦っていると双剣の乱舞やスラアクの振り回しなど長めの技を差し込む隙はほとんど生じない。
      巨大雪球を攻略することでこちらから隙を作っていくタイプのデザインであると言える。

MHXX

  • G級個体の新モーションはこちらに向かってダッシュしてきたかと思いきや、
    すぐさま軽快にジャンプしつつ、ドロップキックをかましてくるというもの。
    使用後はハンターに当たろうが外れようが
    着地点で仰向けにひっくり返ってバタバタともがき、大きめの隙を晒す。
    これといって派手なエフェクトは発生せず、この新モーションこそ他の二つ名よりかなり地味なものの、
    被弾すると紅兜のジャンププレスのように確定で気絶してしまう。
    かわいい見た目に反して威力は高く、被弾→起き上がり→気絶からの起き攻めを非常に受けてしまいやすい。
    これは蹴りながら跳んでくるのではなく跳んできてから蹴る技なのでブラキディオスの土下座のように
    逆に敵に向かって転がれば勝手に頭上を通過していく。隙が大きいので見流さず攻撃を加えよう。
    また、この攻撃は疲労状態でも特にデメリット無く使用するので中々に油断ならない。
    • ノーモーション滑走や9の字回転で距離が離れた後にブレーキで雪煙が発生していた場合、
      中距離をうろついているとかなりの確率でこのドロップキックを使ってくる。
      ガンナーのクリティカル距離は大体この判定範囲内なので、
      滑走やのの字回転を華麗に避けて、よし反撃だと攻撃ボタンを押してしまうと、
      そこには元気にこちらへ向かって助走を始める大雪主の姿が…なんてことになる可能性が高い。
      気絶確定なので大体そのままネコタクにより運ばれる
      助走のために走り出した後は誘導性が皆無なので、キックを避けてしまえば隙だらけ。
      ただ判定は結構強めで足を避けても尻まで判定がある。抜刀歩きくらいではひっかけられやすい。
    • 上位までは動きっぱなしでプレイヤーが割り込まない限り
      自分から大きな隙を見せようとしなかった大雪主の、数少ない明確なターン制行動と言える。
      わざと距離を離してこの行動を誘い攻撃を仕掛けることが戦術として紹介されることもある。
  • 他にも滑走攻撃のブレーキの直後に雪玉転がしor投げに派生する事もたまにあり、
    G級個体らしく注意点が多くなっているモンスターに仕上がっていると言える。
  • HR上限解放後であれば、ミヅハ真・トヨタマ真一式が有効。
    得られる効果はだるま無効、耳栓小、寒冷適応、高めの氷耐性と、
    まるで大雪主を狩れと言わんばかりに対策技が揃っているため、
    特に剣士は着込んでいくと非常にストレスフリー。
    スロットとお護りを使って耐震を発動させたり、
    ポッケの心を発動させて氷耐性を25にしていくと大雪主の搦手はほとんど無効化できる。
    新規にXXを初めて二つ名攻略をずっと放置していた場合や、
    妨害の多さに我慢がならなくなったら使用してみるのも一考。
  • 特殊許可G5のクエストは、大雪主2頭に怒り喰らうイビルジョーを交えた3頭狩猟となる。
    初めは大雪主が1頭スタンバイしており、体力を一定まで減らすと怒り喰らうイビルジョーが登場する。
    • このクエストの厄介な点は、両者がいずれも
      厄介な拘束系の搦め手属性やられを併せ持つ点である。
    • 大雪主はご存知のようにこれでもかというほどにだるま状態を狙ってくるし、
      イビルジョーは振動(部分的にとはいえ、大雪主も振動を扱ってくる)によりこちらの動きを封じてくる。
      うっかり合流を許した場合、だるまを解除しようともたもたしているうちに
      ブレスが飛んで来るわ食べられるわ、あるいはジョーの振動でふらついている隙に
      ドロップキックやスライディングをかまされるわ…と阿鼻叫喚必至である。
    • また、大雪主(岩飛ばしに関してはジョーも)は氷属性やられ、イビルジョーは龍属性やられを操る。
      氷属性やられを放置しては矢継ぎ早な攻撃をかわすために必要なスタミナが目に見えて底をつきやすくなり、
      特にハンマーや弓などの溜めが必要な武器にとって大きな痛手である。龍属性やられも厄介。
      特に大雪主は頭への打撃攻撃以外では弱点特効が一切機能しないほどの肉質を誇り、
      一方で上半身への火の通りがよい。怒り喰らうイビルジョーも、第一弱点ではないとはいえ
      火含む属性攻撃全般が大きな効果を発揮するため、物理でなく火属性武器を選択するハンターも多いだろう。
      そんなところへ龍属性やられの属性シャットダウンである。
      非常に大きな戦力ダウンとなるため、ウチケシの実の準備には気を付けよう。
      ソロPT問わず、耐震、だるま無効、属性やられ無効など、防御スキルの選択も重要である。
      • だるまと震動を無効化、龍属性を大幅軽減*2、高周波を備え属性強化持ちで自身が火属性偏重という
        正にこのクエストで使えと言わんばかりの性能を持つ狩猟笛も存在する。
        この狩猟笛を担いだハンターが一人いれば氷属性やられ以外の上記対策が全て完了してしまう。
        なお、同旋律を持つ笛は幾つかあるが、自身で属性強化の恩恵を受けられるのはこれ一本だけである。
    • このクエストの舞台は極圏であり罠が置けないのは言うまでもないが、
      イビルジョー対策に用いられる罠肉も罠扱いとなっているので設置する事ができない。
      疲労状態の解除に罠肉を使えないので忍耐の種を尚更忘れないようにしたい所。
    • 実はイビルジョーの索敵範囲はあまり広くないので、
      マップ北側で戦うようにすればけむり玉無しでも気づかれないことがある。
      特にニャンターで挑む際に非常に助かる。
    • 見事大雪主とイビルジョーをどちらも討ち倒すと、最後にラストバッターの大雪主がもう1頭やってくる。
      この2頭目の大雪主は、体力も攻撃力も1頭目より高い補正がかかっている。最後まで油断せずに戦い抜こう。

超特殊許可クエスト

  • 超特殊許可クエストでは攻撃力は低い方で、即死の危険があるのは上のドロップキックや
    ヒップドロップくらいだが武器含めフルネセト程度防御力があればそれらでも即死はしなくなるので
    ソロでも十分攻略可能な難易度に収まっている。
    また、G級行動の雪玉投げの直後にドロップキックに繋げてくる。破片で視界が悪くなっているので
    雪玉をかわしても注意を切らさないように。超特殊全般に言えることだが深追いは禁物である。
    強いて言うなら、不意のノーモーション滑走で轢死するガンナーは相性が悪いだろう。
  • しかし、行動がそこまで苛烈でない分を補うためか、異常なほど体力が多い。
    ディノバルドアグナコトルといった、最強クラスの火属性モンスターの武器を装備した4人PTで
    寄ってたかってタコ殴りにしても10分を超えることもザラ、と言えばそのタフネスが理解出来るだろうか。
    下記のようにだるま状態は厄介であるが、
    攻撃力自体はフル強化の防具であれば、他の超特殊許可クエストのように即死が頻発するほどではないため、
    変に対策するよりは単純に火力は高めたほうがいいだろう。
    弱点特効は打撃系統の攻撃で頭のみに効果がある。が、超特殊許可クエストは最大金冠固定なので
    狙おうにも狙いづらい。素直に弱点特効は切って別のスキルを選択すべきである。
  • あの手この手を使ってハンターを雪だるまにしてくる上に、追撃で飛んでくる攻撃はどれも超威力。
    ゆえに消散剤が無くなった時の危険度はベリオロスザボアザギルの比ではない。
    攻撃だけでなくその余波にも雪だるま効果が付与されているためよほど大雪主に慣れていない限り
    だるま無効スキルの発動は、特に近接ならば優先順位がかなり高くなっている。
    生存しやすいだけでなくアイテムを使う手間をそのまま反撃に回せるので、狩猟時間の短縮にも役立つ。
    加えて、音爆弾や閃光玉を持ち込むアイテムスペースの余裕も確保できる。
  • この体力を削るチャンスを作れる弱点もある。
    前述の通り、雪玉持ち上げの時に怯ませると非常に大きなスキができることである。
    特に閃光玉は怒り・非怒り問わず怯ませられるので、調合分まで持ち込みたいところだが
    大雪主から見て左側(狙われているハンター視点で右側)に顔があるので投げる方向は間違えないように。

武具

  • 防具「大雪主シリーズ」は通常個体のものと異なり、黒を中心としたシックな色合いになっている。
    男性用は頭防具がシルクハットのような帽子、胴が燕尾服風の衣装に変わり、腰には兎の頭を模したステッキが付くなど、
    西洋の正装のような出立ちになる。
    女性装備は頭部と脚部のデザインが変更されており、
    通常個体の防具のような「白い兎の垂れ耳風フード・脚を完全に防具が覆う」ではなく、
    「ウサギの耳を模したパーツが上方に伸びる黒い帽子・脚装備はショートパンツとブーツ」といったものになる。
    • 文面では伝わりづらいが、デザインを一目見てもらえば真っ先に思い浮かぶのは
      ずばり「不思議の国のアリス」であろう。
      開発チーム曰く、女性用装備は「あざとさ全開」とのこと。いいぞもっとやれ
    • 通常のウルクシリーズとは別方面での可愛さ・メルヘンさがあり、
      そのデザインに一目惚れしたプレイヤー達からイラストも多く描かれるなど、見た目的な人気は非常に高いと言える。
  • 性能面ではエリアルスタイル向けのスキルが発動する特徴がある。
    見た目も相まってピョンピョン跳ねるバッタウサギのように感じられる。
    そして寒さ無効のスキルは発動しなくなっている。
  • オトモの武器・防具も勿論完備し大雪主ネコシリーズが追加。
    こちらはうさ耳にシルクハットとモノクルを着け、懐中時計を背負っているなど
    不思議の国の白うさぎを強く意識したデザインとなっている。
    「大雪主Sネコステッキ」はブーメラン特化の性能で、攻撃力が146に氷属性値32、斬れ味は青とかなり強力。
    • MHXXでは「大雪主Xネコステッキ」、そして「大雪主XXネコステッキ」が登場。
      XネコステッキはSネコステッキと大差ない性能だが、
      XXネコステッキのブーメラン性能は攻撃力180に氷属性値50、斬れ味は白と素晴らしい性能を誇る。
      …のだが何故かここに来て今まで無かった会心率-15%がついてくる。

余談

  • 雪山におけるウルクススの初期エリアはエリア8だが、
    氷海では変更されており大雪主の初期エリアはエリア7になっている(通常個体はエリア2)。
    特定のフィールドでのみ初期エリアが変更になっているのは、
    同じく下位から挑める音爆弾の有効な二つ名持ちモンスター「矛砕」と同様である。
    • その煽りを受けたのか、狩猟依頼5ではザボアザギルの初期エリアが6に変更されている。
      恐らく二頭とも同じエリアスタートでは支障が出るため変更されたものと思われるが、
      上記の通り大雪主の初期エリアが変更されているので、ザボアザギルが無駄に移動した形になっている。
      お互い遠慮していたのだろうか
  • 特殊許可名物・無限イノシシだが、大雪主の場合は塔や極圏ではなく雪山なため分断が可能。
    こやし玉を投げつつ最終的に一頭狩ればよいため、あまり印象に残らない内容になっている。
  • 黒炎王紫毒姫金雷公青電主の四体は「色+属性+称号」で二つ名が構成されているが、
    大雪主は色ではなく「大」の字があてがわれており、少々格落ちっぽくなっている。
    まあ元が中型モンスターなので仕方ないだろう。
  • 「Snowbaron」は直訳すると「雪男爵」。
    やはりと言うか、「lord」や「king」や「queen」に比べると控えめである。
  • MHRiseで発生する現象・百竜夜行を束ねるモンスターを「ヌシモンスター」と呼んでいるが、
    もしウルクススのヌシが現れた場合はだだ被りな名称になってしまう。オオユキヌシ・ウルクスス

素材

大雪主の毛
ウルクススの体毛。ふさふさとした手触りで、とても柔らかい。
大雪主と呼ばれる個体の体毛は、通常個体の体毛とは区別されて扱われており、
フカフカな毛質でいつまででも撫でていたいと思わせるほどの抜群の手触りを誇る。
より硬くゴワゴワしているものは「大雪主の剛毛」と呼ばれ、
その質感でありながらなぜか病み付きになる手触りらしい。
中でも特別に硬いものは「大雪主の豪剛毛」と呼ばれ、
針金のような毛質ながらも絶妙なチクチク感が心地いいのだとか。
ここまでくると病みつきという喩えよりもホンモノの病気と言えなくもない
大雪主の腹甲
ウルクススの腹部を覆う甲殻。
複数の溝が走っており、氷上を自在に滑れる秘密はこの溝にあると云われている。
大雪主と呼ばれる個体の腹甲は「大雪主の腹甲」という名称で区別されて扱われており、
通常の個体よりも溝が深いのが特徴。
より溝が深く形の良いものは「大雪主の堅腹甲」と呼ばれ、
芸術の域と呼ばれるほどに形が良い最上質のものは「大雪主の重腹甲」と呼ばれる。

関連項目

モンスター/ウルクスス
モンスター/銀嶺ガムート - 氷海, 雪山, 極圏のみ・氷属性・牙獣種・二つ名持ち、と共通点の多いモンスター。
武器/ウルク武器
防具/ウルクシリーズ - 大雪主シリーズの記述あり。
システム/二つ名持ちモンスター
システム/特殊許可クエスト


*1 非怒り時は音爆弾でも可
*2 同時に龍属性やられ無効