MHP3において、アカムトルム、ウカムルバス、アルバトリオンの3種を指す言葉。
こう呼ばれるようになったのは、この3頭全てを狩猟するともらえる勲章の名前が
「三界制覇の数珠」であることに由来する。
概要
- この3頭に共通する点は
- 並のハンターでは手を出せないほどの強大な力を持っていること
- 集会所上位最終緊急クエスト「舞うは嵐、奏でるは災禍の調べ」を
クリアした後に戦える隠しモンスターであること - 「神」という単語になんらかの関わりを持つこと
- 過去の作品(MHP2、MHP2G、MH3)でラスボスを務めた事があること
すなわち、「三つの世界(作品)を統べるものを全て狩猟した」という意味合いであろう。
- 由来となった勲章「三界制覇の数珠」には次の三つのマークが描かれている。
- 左上に赤と青の太極図
- 右上に黒の珠
- 中央下に白の勾玉
上から順にアルバトリオン、アカムトルム、ウカムルバスだと類推できる。
アカムトルムとウカムルバスはそれぞれ「黒き神」「白き神」という呼称からだろう。
P2ではアカムトルム討伐後にブラッドオニキス、P2Gではウカムルバス討伐後に崩天の勾玉という勲章が手に入ったが、
それらの勲章とこの勲章の右上と中央下のグラフイックが酷似している。
そして太極図は陰陽思想における概念を表す図である。
森羅万象は陰と陽から成り立っており、陽が極まれば陰に変じ、逆に陰が極まれば陽に変ずる。
そのような流転を永遠に繰り返していく、というのが太極の概念である。
これは地上時(黒赤)と空中時(青白)でまったく別の属性を持ち、
戦闘中に随時変貌していくというアルバトリオンの特徴にも合致している。
- MHP3を全てやりつくしたい! というハンター諸兄にとっては通過地点にすぎない。
称号や勲章のコンプリートを目指すならば、むしろここからが本番といっていい。
他方で、上記三体のモンスターの出現条件から、
「ひとまず全モンスターと遭遇し、かつ最低一体ずつは狩猟できた」という区切りになるのも事実。
三界を制した後も狩場に残るか否かは、プレイヤー次第である。
余談
- MH4Gでアカムトルム、ウカムルバスの参戦が判明した際は、
MHP3で三界に属していたアルバトリオンの参戦を期待するユーザーも一部いたようだが、
結局MH4Gではアルバトリオンは復活しなかった。
そもそも三界は上記の通り「MHP3以前の三作の世界のラスボス」という括りと見られるため、
各モンスター、特に覇竜および崩竜と煌黒龍を関連付ける意味合いは薄いのだろう。- 実際、MHXにおいてはアルバトリオンが復活を遂げたことで
久々に上記の3種の揃い踏みが叶ったが、その全てを狩猟しても特別な称号も勲章も貰えない。
やはり「三界」という括りはMHP3独自のものであったようである。
- 実際、MHXにおいてはアルバトリオンが復活を遂げたことで
- MHX(X)では、アルバトリオンのオトモ防具の生産に覇竜の端材と崩竜の端材が要求される。
ただ、禁忌のモンスターを始めとするラスボス級の古龍種の武具の生産に
覇竜や崩竜の素材を用いる事例自体は珍しいものではないため、
この仕様をもって三界の繋がりが保たれていると言えるかはかなり微妙なところではある。
- MHW:IではイベントクエストM★5「三界主」が配信された。
内容は特殊闘技場で幻獣キリン、鋼龍クシャルダオラ、炎王龍テオ・テスカトルを倒すというもの。
三古龍との連戦になるが、古龍の大宝玉がやや出やすい救済クエストとなっている。
- キリン素材から作られるライトボウガンには「幻獣筒【三界三禍】」の銘を持つものが存在する。
字面だけを見れば「三界の三つの災禍」ということでかなり物々しい印象を受けるが、
素材元を見れば分かる通り「三界制覇の数珠」とはまったく何の関連性も無い。
- MHFには「三界の護り」という名のスキルポイントが存在する。
発動するのは複合スキルの「豪放」。三段階あり、耳栓・風圧・耐震の効果が同時に発動する。
なおこちらの「三界」は、「空、陸、海」を指しているとされる。
関連項目
シリーズ/モンスターハンターポータブル 3rd
モンスター/アカムトルム
モンスター/ウカムルバス
モンスター/アルバトリオン
防具/竜王の隻眼 - 作成に三界の素材を必要とする
ゲーム用語/裏ボス